JPH0468393B2 - - Google Patents

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JPH0468393B2
JPH0468393B2 JP61196970A JP19697086A JPH0468393B2 JP H0468393 B2 JPH0468393 B2 JP H0468393B2 JP 61196970 A JP61196970 A JP 61196970A JP 19697086 A JP19697086 A JP 19697086A JP H0468393 B2 JPH0468393 B2 JP H0468393B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
flexible
conductive
wire
anode
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61196970A
Other languages
English (en)
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JPS6353280A (ja
Inventor
Masashi Hosonuma
Isao Sawamoto
Takayuki Shimamune
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
De Nora Permelec Ltd
Original Assignee
Permelec Electrode Ltd
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Application filed by Permelec Electrode Ltd filed Critical Permelec Electrode Ltd
Priority to JP61196970A priority Critical patent/JPS6353280A/ja
Publication of JPS6353280A publication Critical patent/JPS6353280A/ja
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  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電気防食や排水処理あるいは各種電
解等に使用する可撓性電極に関する。
(従来技術及びその問題点) 橋脚等の土中に埋設された金属部材やコンクリ
ートの鉄筋や鉄骨部分等の防食のためには、従来
から橋脚やコンクリートの表面又は内部に、例え
ば板状、メツシユ状並びに筒状等の形状を有する
電極を陽極として設置し、上述の金属部材等を陰
極として接続し通電している。該電極を防食用と
して所要箇所に設置するためには、該電極とそれ
に通電するための導線を別々に製造し、更にその
両者を現場で接続し設置しなければならないとい
う煩雑さがあり、更に該電気防食用電極は防食す
べき部材に近接して設置することが望ましいが、
従来の防食用電極は上述した通りの形状を有し可
撓性がないため、所望の形状に変更することがで
きない、つまり(a)電極と導線を別々に製造するた
め両者を接続して防食用電極とする作業を現場で
行わなければならず、接続部等にトラブルが発生
し易い、(b)電極形状が固定されているため防食す
べき部材の形状に応じて電極の形状を変更するこ
とができない、という欠点がある。
(発明の目的) 本発明は、上記従来技術の欠点、つまり電極の
可撓性がなく、かつ電極と導線との接続部にトラ
ブルが発生し易いことを解消するために、予め電
極と導線が接続された可撓性電極を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、長さ方向に複数箇所で切開した絶縁
性被覆が形成された可撓性の導線の前記切開部
と、該導線の周囲に離間して存在しその上に貴金
属及び/又はその酸化物を含む電極活性物質を被
覆した被覆形成性金属から成る網状円筒形の可撓
性電極部材を、その両側をドーナツ状の1対の絶
縁性シール材でシールしたドーナツ状の導電性接
続体により接続したことを特徴とする可撓性電極
であり、電極全体を可撓性としたことを最大の特
徴とする。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明に使用する導線は、多数の小径の銅やア
ルミニウム線等を束ねた芯線の周囲に合成樹脂等
の絶縁性材料から成る被覆が形成された通常の導
線を制限なく使用することができるが、前記絶縁
性材料は可撓性とし導線全体が任意の形状に変形
できるようにする。該導線は土中及びコンクリー
ト中等で使用されるので前記被覆は耐食性である
ことが好ましく、必要に応じて該被覆は二重又は
それ以上とすることができる。該導線の長さ方向
の所要箇所には好ましくはほぼ等間隔に切開部を
形成し、該部分において芯線を被覆する絶縁材料
を円周方向に全て除去する。
次いで該切開部に前記芯線と後述する電極部材
とを接続する導電性接続体を当設する。該導電性
接続体はドーナツ状の形状とし前記円周方向に全
て絶縁性材料が除去された芯線の周囲に当接させ
る。この導電性接続体は合成樹脂等の絶縁性シー
ル材でシールして該導電性接続体を通る電流の漏
れが生じないようにする。なお、該導電性接続体
とシール材は可撓性であつても可撓性でなくとも
よく、外圧に対抗するためには可撓性でないこと
が好ましい。又導電性及び耐食性の点から該導電
性接続体は、チタン、ニオブ、タンタル、ジルコ
ニウム、ハフニウム等の被膜形成性金属又はそれ
らの合金であることが望ましい。
該複数の導電性接続体の先端部間には、電極部
材が架け渡されて該先端部間を接続し、導線中を
流れる電流が前記導電性接続体を通つて該電極部
材に給電されるか、該電極部材内の電流が前記導
電性接続体を通つて前記導線内へ導かれる。この
接続は、導電性接続体と電極部材とを電気的に接
続するものであれば、溶接、固着、圧接等のいず
れの接続手段でもよい。該電極部材は電極に可撓
性を与えるため可撓性であることが必要で、その
形状は網状円箇形とする。該電極部材はチタン、
ニオブ及びタンタル等の被膜形成性金属から成
り、該部材上には少なくとも例えば白金、イリジ
ウム、パラジウム、ロジウム、ルテニウム等の貴
金属及び/又はこれらの酸化物を含み、他の金属
や合金、固溶体等を含んでいてもよい電極活性物
質が被覆されている。
このような構成から成る本発明の電極は、電気
防食用陽極の他、例えば排水処理用陽極及び陰
極、更に各種電解における陽極及び陰極として、
電極が可撓性であることが要求される分野で広く
使用することができる。例えばコンクリート防食
用としてコンクリート内に埋設する場合には、本
発明の可撓性電極を鉄筋や鉄骨の形状に応じて変
形させて該鉄筋や鉄骨に近接させて配設する。そ
の後該鉄筋や鉄骨の周囲にコンクリートを打設し
てコンクリート建造物とする。そして該可撓性電
極である陽極から電流を通電すると、防食すべき
鉄筋や鉄骨内に電流が通じて防食が行われる。こ
れにより設置する場所の状況を問わず、陽極と陰
極が可能な限り近接して位置して両極間の抵抗が
小さくなるため印加する電圧も減少し省エネルギ
ー化が可能になる。更に導線と電極部材が一体化
しかつ規格化できるため、工場で大量生産するこ
とができ、ほとんど接続部に問題が生ずることが
なくなる。
(実施例) 以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて
電気防食用の陽極としてより詳細に説明するが、
該実施例は本発明を限定するものではなく、例え
ば本発明の可撓性電極は他の用途における陽極、
あるいは電気防食用陰極又は他の用途における陰
極として使用することも可能である。
第1図は、本発明に係わる可撓性電極の一実施
例を示す縦断正面図、第2図は、第1図の−
線拡大縦断面図である。
多数の小径の銅線等を束ねた芯線1の周囲には
合成樹脂等の可撓性の絶縁性材料から成る被覆2
が形成され、該芯線1と被覆2により可撓性の導
線3が構成されている。該導線3の前記被覆2は
長さ方向に等間隔に円周方向に全て除去されて、
前記導線3に複数の切開部4が形成されている。
該それぞれの切開部4には、その左右両側が合成
樹脂等の絶縁性シール材5で挟持されたドーナツ
状の導電性接続体6の基端部が接続し、該複数の
導電性接続体6のそれぞれの先端間には、筒状か
つ網状の電極部材7が架け渡されて該先端部に接
続し、前記導電性接続体6により導線3と電極部
材7とが接続されている。
このような構成から成る本実施例の可撓性電極
は、例えば電気防食用の陽極としてコンクリート
中の鉄筋や鉄骨に近接させかつ形状を該鉄筋や鉄
骨に応じて変形させて埋設することができ、該電
極の導線3に通電すると電流が導線3から導電性
接続体6を通つて電極部材7に達し、該電極部材
7から例えばコンクリートの鉄筋や鉄骨の表面に
向かつてコンクリート中を流れ、前記鉄筋等の防
食を達成することができる。
(発明の効果) 本発明は、少なくとも導電性接続体により接続
された導線と電極部材を可撓性材料で形成し電極
全体に可撓性を付与し任意形状に変形することを
可能にしているため、設置する場所の状況にかか
わらず、対極の形状等に応じて最適な配置とし、
これにより陽極と陰極が可能な限り近接して位置
し両極間の抵抗が小さくなるため印加する電圧も
減少し省エネルギー化が可能になる。更に導線と
電極部材が一体化しかつ規格化できるため、工場
で接続部に問題が生ずることのないよう大量生産
することができるとともに、通常の電線と同じ要
領で取り扱うことができるため、現場での作業効
率が大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係わる可撓性電極の一実施
例を示す縦断正面図、第2図は、第1図の−
線拡大縦断面図である。 1……芯線、2……被覆、3……導線、4……
切開部、5……シール材、6……導電性接続体、
7……電極部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 長さ方向に複数箇所で切開した絶縁性被覆が
    形成された可撓性の導線の前記切開部と、該導線
    の周囲に離間して存在しその上に貴金属及び/又
    はその酸化物を含む電極活性物質を被覆した被覆
    形成性金属から成る網状円筒形の可撓性電極部材
    を、その両側をドーナツ状の1対の絶縁性シール
    材でシールしたドーナツ状の導電性接続体により
    接続したことを特徴とする可撓性電極。 2 導線が銅製である特許請求の範囲第1項に記
    載の可撓性電極。 3 電気防食用陽極である特許請求の範囲第1項
    又は第2項に記載の可撓性電極。
JP61196970A 1986-08-22 1986-08-22 可撓性電極 Granted JPS6353280A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61196970A JPS6353280A (ja) 1986-08-22 1986-08-22 可撓性電極

Applications Claiming Priority (1)

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JP61196970A JPS6353280A (ja) 1986-08-22 1986-08-22 可撓性電極

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6353280A JPS6353280A (ja) 1988-03-07
JPH0468393B2 true JPH0468393B2 (ja) 1992-11-02

Family

ID=16366674

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61196970A Granted JPS6353280A (ja) 1986-08-22 1986-08-22 可撓性電極

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006265695A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Osaka Gas Co Ltd 電気防食用電極体及びその設置方法
ITMI20051738A1 (it) * 2005-09-20 2007-03-21 De Nora Elettrodi S P A Anodo discreto per la protezione catodica del calcestruzzo armato

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5838512A (ja) * 1981-08-31 1983-03-07 株式会社タチエス シ−トのクツシヨン体

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JPS6353280A (ja) 1988-03-07

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