JPH0468225A - 温水暖房器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は温水を利用して暖房する温水暖房器の改良に関
するものである。

従来の技術 従来の温水暖房器は第２図に示すように、加熱用熱交換
器３′の出口に温度センサー９′を設け、このセンサー
９′により加熱器出口の温水温度が一定温度（例えば８
０℃）となるようガス比例弁１２′で制御するものであ
った。（特公昭６４−６１８号公報）発明が解決しよう
とする課題 上記のものは温水マット１１′　を加熱用熱交換器３′
の吐出側と直結してあり、温水マット１１′の入口には
温度センサー９′で制御する温度、例えば８０℃の温水
が流入するものであり、敷込式の温水マット（最適な流
入温水温度は５５℃〜６０℃といわれる）を使用した場
合には暑過ぎるため不快感を感じるものであった。又、
そのため設定温度を８０℃から５５℃〜６０℃に下げる
と、温水マット１１’は快適な温度になるが、逆に室内
機４の温風温度が下がり、冷風感を感じるという問題が
あった。

その他、この図に示す構成であると、バイパス管１８′
が密閉タンク５′の入口側に接続しであるため密閉タン
ク５′を通過する温水流量がバイパス管１８′分だけ増
加し、第４図に示すごとく吐出流速の増加による気泡２
１′　を吸込みやすく、エアーロックの原因ともなって
いた。その他、密閉タンク５内への温水温度はバイパス
管１８′からの高温の温水が流入するため密閉タンク５
′壁面の温度（Ｔ）が上昇し、ここからの放熱損失（Ｑ
）が多くなるという欠点があった。

課題を解決するための手段 本発明は上記の課題を解決するためになされたものであ
り、具体的には燃焼用バーナによって温水を加熱する加
熱用熱交換器と、室内機の放熱用熱交換器と、室内の熱
交換器を並列に室外機内で接続されたバイパス管とで形
成される温水流路中の低温側配管に循環用のポンプを介
装して温水を循環させる密閉回路において、前記循環ポ
ンプの吐出側を分岐させ、一方を加熱用熱交換器の流入
側へ、他方を温水マットの人口側へ接続し、又温水マッ
トの出口側と室内機からの低温側とを結び、循環ポンプ
の戻り側に気液分離、兼、高・低圧保護弁を持つ密閉タ
ンクを設けたものであり、またバイパス管の一方を加熱
用熱交換器の出口に接続し、バイパス管の他方を密閉タ
ンクとポンプの間に接続したものである。

作用 従って本発明によると室内機側へは加熱用熱交換器で加
熱器出口温度センサーと制御装置により常に８０℃に加
熱された温水が送られ、室内側では高温風が得られる。

又温水マット側へは室内機で放熱した温水と、温水マッ
トの戻り温水と、バイパス管からの高温の温水が混合し
、バイパス管の流量を変えることにより５０〜７０℃前
後まで自由に変えられる温水がポンプで加圧され、温水
マット入口に送られるものであり、温水マットの温度を
好み通りに変えられ、かつ室内温風も快適な温度での暖
房をすることができるものである。又、バイパス管から
の高温の温水を密閉タンクを通過させない構成とするこ
とにより、密閉タンクへの温水温度上昇を防げ、放熱損
失も少なくてすむ。又密閉タンクでの流量もバイパス流
量分下げることができ、流速が遅い分気泡の吸込みも少
なくなる。

実施例 以下本発明による温水暖房器の一実施例を図面中の第１
図により説明する。本実施例の特徴は、温水マットへ温
水を供給するのに密閉回路の低温！ 側に設けたポンプ６の吸込側参加熱用熱交換器３の出口
間に分岐１５を設け、バイパス管１８を選択することに
よりお好みの低温側の温水を供給する構成としたところ
にある。又バイパス管１８の吐出口を密閉タンクの出口
側に設けたことにある。

図において、３は温水を加熱するフィン付木管および側
壁木管からなる加熱用熱交換器で、この温水出口は温度
センサー９を設けた温水配管１３と接続され、さらに延
長用配管で室内機４の入口と接続しである。室内機４内
には放熱用熱交換器７寺接続してあり、他端は延長配管
を介して室外機２３内に戻り、低温側の配管１４と接続
され、圧力調整および気液分離の働きをする密閉タンク
５と接続しである。この密閉タンク５の出口は循環用ポ
ンプ６と接続しである。前記ポンプ６と加熱用熱交換器
の間に分岐１５があり、ポンプ６の吐出側からは一方が
加熱用熱交換器３の出口側と接続され。

他方はマット１１への延長配管を介して温水マット１１
の入口と接続しである。温水マット１１の出口は延長配
管を介して室外機２３の低温側の配管１４と接続しであ
る。またバイパス管１８は室外機２３内の加熱用熱交換
器３の出口側の高温用の配管１３と、温水戻りの低温用
配管１５を接続しである密閉タンク５の吐出側とポンプ
の間に連結しである。（バイパス流量の異なるバイパス
管と交換可能にしてもよい。） 以下、上記構成における作用について説明する。

電源をいれると制御装置１７に温度センサー９からの信
号が送られ、バーナ１により加熱された加熱用熱交換器
３での温水が循環ポンプ６により室内の熱交換器７へ送
られる。この時温度センサー９により温水温度は８０℃
になるように制御装置１７によりガス比例弁１２を制御
する。この８０℃の温水は室内の放熱用熱交換器７およ
び送風機８により温風に熱交換し、室内を暖房する。こ
の放熱用熱交換器７で放熱した温度の低い温水は低温側
の延長配管を通り、室外機２３の低温側配管１４、密閉
タンク５、循環ポンプ６へと戻る。又、加熱用熱交換器
３からの８０℃の温水は高温側配管１３から分岐し、一
部はバイパス管１８を通り、密閉タンク５から吐出した
低温側循環水と混合する。又、温水マット１１側への温
水は循環ポンプ６の出口から分岐し、一方が加熱用熱交
換器３へ、他方は温水マット１１側へ流れる。そして温
水マット１１で放熱した低温の温水は室外機２３の低温
側の配管１４に戻り、ここで室外機４からの低温温水と
混合し、密閉タンク５を通りここでバイパス管１８から
の高温側温水と混合し循環ポンプ６へ戻っていく。

従って、前記温水マット１１への温水流入温度は密閉タ
ンク５からの温水、すなわち低温側の室内熱交換器から
の温水および温水マット１１からの低温の温水とバイパ
ス管１８からの高温の温水の温度により左右され、前記
高温のバイパス管１８の流量を変えることにより例えば
第３図に示すバイパス管Ａ、Ｂ、Ｃのごとく温水マット
への温水温度を調節することができるものである。又、
温水マットのみ使用の場合は、室内機４の停止信号によ
り加熱器出口の温度センサー９により温水温度を８０℃
〜５５℃と制御装置１７により変更することができるも
のである。又高温側の温水はバイパス管１８により密閉
タンク５の入口側よりも出口側に設けることにより密閉
タンク５を通過する流量を少なくでき、密閉タンク５の
吐出部の流速を遅くできるため、気泡の吸込によるポン
プのエアーロックを防止できるものである。その他密閉
タンク５へは高温側の温水をバイパス管１８で送ること
もなく、湯温上昇による放熱損失も少なくてすむもので
ある。

発明の詳細 な説明したように本発明によれば、高温水と低温水の両
方を同時に供給することができる。すなわち上記したよ
うにバイパス管１８の流量をバイパス管Ａ、Ｂ−Ｃと交
換することにより温水マット１８への流入温度を約５５
℃〜８０℃の間で変更することができ、従来の床暖使用
時の熱すぎるという課題を解消し、適温で床暖房が可能
となり快適性が向上する。又高温側の温水をバイパス管
１８で密閉タンク５の出口側に流すことにより密閉タン
ク５の温度上昇もなく放熱損失を少なくでき、又密閉タ
ンク５へはバイパス流量を流さない構成であり密閉タン
ク５内の流速上昇もなく気泡の吸込によるポンプのエア
ーロックも起こりにくいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の温水暖房装置の全体構成図
、第２図は従来の温水暖房器の構成図、第３図は本発明
と従来品の温水マット流入温度特性を示す特性図、第４
図は従来の密閉タンク内の気泡の吸込現象を示した図、
第５図、第６図は従来と本発明の放熱損失ならびに気泡
の吸込性能を示した図である。 ３・・・加熱用熱交換器、４・・・室内機、５・・・密
閉タンク、 ７・・・放熱用熱交換器、 １１・・・温水マット、 １３・・・高温側配管、 １５・・・分岐、 １８・・・バイパス管、 ２３・・・室外機。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、燃焼用バーナ（１）によって温水を加熱する加
   熱用熱交換器（３）と、室内機（４）の放熱用熱交換器
   （７）と、室内の熱交換器（７）を並列に室外機（４）
   内で接続されたバイパス管（１８）とで形成される温水
   流路中の低温側配管（１４）に循環ポンプ（６）を介装
   して温水を循環させる温水暖房器の密閉回路において、
   前記循環ポンプ（６）の吐出側（１５）を分岐させ、一
   方を加熱用熱交換器（３）の流入側へ、他方を温水マッ
   ト（１１）の入口側へ接続し、又温水マット（１１）の
   出口側と室内機（４）の低温側（１４）とを結び、循環
   ポンプ（６）の戻り側に気液分離、兼、高・低圧保護弁
   を持つ密閉タンク（５）を設けたことを特徴とする温水
   暖房器。
2. （２）、請求項第１項記載のものにおいて、バイパス管
   １８の一方を加熱用熱交換器３の出口に接続し、バイパ
   ス管１８の他方を密閉タンク５とポンプ６の間に接続し
   たことを特徴とする温水暖房器。