JPH046802Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH046802Y2
JPH046802Y2 JP17341486U JP17341486U JPH046802Y2 JP H046802 Y2 JPH046802 Y2 JP H046802Y2 JP 17341486 U JP17341486 U JP 17341486U JP 17341486 U JP17341486 U JP 17341486U JP H046802 Y2 JPH046802 Y2 JP H046802Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
filter
liquid
cylindrical
filtration device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17341486U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6377607U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17341486U priority Critical patent/JPH046802Y2/ja
Publication of JPS6377607U publication Critical patent/JPS6377607U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH046802Y2 publication Critical patent/JPH046802Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、液体内の夾雑物を除去する濾過装置
に関する。
(従来の技術) 例えば、電子写真複写機に用いられる感光体ド
ラムは、円筒状の基体に、感光性物質が含有され
た塗布液を塗布して、外周面に感光層を形成する
ことにより製造されている。円筒状基体に塗布さ
れる塗布液は、例えば、調合タンク内にて調合さ
れた後、調整タンクに移送されて、該調整タンク
内にて温度および粘度を調整される。該調整タン
ク内の塗布液は、供給タンク内へ移送され、該供
給タンクから円筒状基体へ該塗布液を塗布する塗
工機に送給される。
感光体ドラムの感光層上には、静電潜像が形成
され、該静電潜像がトナー現象されることにより
複写画像が形成される。感光層を形成する塗布液
中に夾雑物が混入していると、該夾雑物が感光層
に付着し、複写画像を形成する際の障害となる。
このため、感光液をタンクから移送する際に、該
塗布液を濾過装置にて濾過して、夾雑物を除去し
なければならない。
従来、濾過装置に用いられるフイルタは、板状
をしており、例えばタンクの底面に、このような
板状のフイルタを配設し、該タンク内へ塗布液を
投入して、塗布液をフイルタに通過させて夾雑物
を除去していた。しかし、板状のフイルタでは、
濾過面積が小さいためにタンクに多量の塗布液を
投入したり、塗布液に圧力を加えることにより、
塗布液をフイルタに強制的に通過させれば、すぐ
にフイルタに目詰まりが生じる。このため、フイ
ルタの濾過処理能力を増加させるためには、広い
面積を有するフイルタを用いなければならない。
しかしながら、フイルタの面積を広くすると、濾
過装置自体が大きくなる。濾過装置が大きくなる
と設置面積が大きくなり、プラント設計上の障害
となる。
このため、小形の濾過装置の処理能力を増加さ
せるために、近時、第2図に示すように、円筒状
のフイルタ80を、その軸心が鉛直となるように
タンク90内に配設した濾過装置が採用されてい
る。該濾過装置では、円筒状フイルタの外側に、
濾過すべき塗布液を投入し、該感光液に加圧空気
等にて圧力を加えて、円筒状のフイルタを通過さ
せており、円筒状フイルタ80を通過した塗布液
は円筒状フイルタ80の内周側部分から取り出さ
れる。
通常、感光物質を含有する塗布液の濾過には、
3〜10μm程度の目びらきのフイルタが用いられ
ており、このような濾過装置では、円筒状フイル
タ80とタンク90との間に位置する濾過すべき
塗布液に加圧空気等にて圧力を加えなければ、塗
布液はフイルタ80を通過しない。このため、濾
過作業の最終段階において、円筒状フイルタ80
の外周側に位置する塗布液の液面が、フイルタ上
端面より下方になると、加圧空気は、塗布液の上
面より上方のフイルタ部分を通過し、塗布液には
圧力が加わらなくなる。その結果、タンク内には
濾過されない塗布液が残留してしまう。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記従来の問題点を解決するもので
あり、その目的は、コンパクトであり、かつ濾過
すべき液体がタンク内に残留するおそれのない濾
過装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の濾過装置は、濾過すべき液体が投入さ
れるタンクと、該タンク内に軸心が略鉛直となる
ように、配設され上端面および下端面が該タンク
とは液密になつている円筒状のフイルタと、該フ
イルタとは所定の間隙を有して外嵌されており、
外周面とタンク内周面との間に投入される液体を
該間隙内へ導入すべく下端面がタンク底面と所定
の間隙を有して配設された円筒状の邪魔板と、を
具備してなり、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
(実施例) 以下に本考案の実施例について説明する。
本考案の濾過装置は、第1図に示すように、液
体が投入される例えば円筒状のタンク10と、軸
心が略鉛直となるように、該タンク10とは同心
状に配設された円筒状のフイルタ20とを有す
る。
フイルタ20の下端面は、タンク10の底面1
1にパツキン12を介して液密に取付けられてお
り、上端面はタンク10の上部開口を覆う蓋体1
3にパツキン14を介して液密に取付けられてい
る。
蓋体13には、円筒状のフイルタ20とは所定
の間隙31を有して該フイルタ20に同心状に外
嵌する円筒状の邪魔板30の上端面が取付けられ
ている。該邪魔板30の下端面は、タンク10の
底面11とは所定の間隙32を有している。
タンク10の蓋体13には、円筒状の邪魔板3
0の外周面とタンク10の内周面との間へ、濾過
すべき液体を加圧しつつ送給するための導入管1
5が配設されている。タンク10の底面11に
は、フイルタ20の内周部分に連通する導出管1
6が配設されており、フイルタ20の内周側部分
に侵入する濾過された液体が、該導出管16より
タンク10外へ導出される。
タンク10内には、攪拌筒40が配設されてい
る。該攪拌筒40は、タンク10とは同心状の円
筒状をして外周面がタンク10内周面に対向した
本体部41と、該本体部41内周面に、その先端
が軸心に向くように植設された多数の攪拌棒4
2,42,…とを有する。本体部41は磁性体に
て構成され、該タンク10内にて回転可能に配設
されている。各攪拌棒42の先端は邪魔板30の
外周面には当接しないようになつている。
該攪拌筒40は、タンク10外に配設された攪
拌筒駆動手段50にて回転駆動される。該攪拌筒
駆動手段50は、タンク10の底面11の下方に
回転可能に配設された環状ラツク51と、該環状
ラツク51に噛合するピニオンギヤ52を有す
る。環状ラツク51の内周面には環状の磁石体5
3が配設されている。該磁石体53はタンク10
内の攪拌筒41の下端面に、タンク10の底面1
1を挟んで対向している。ピニオンギヤ52は、
モータ54の出力軸に外嵌固着されている。従つ
て、モータ54が回転駆動されると、モータ54
の回転はピニオンギヤ52を介して環状ラツク5
1に伝達され、環状ラツク51の回転と共に回転
する磁石体53の磁力によりタンク10内の攪拌
筒40は該磁石体53に追従して回転される。
このような構成の濾過装置は、次のように動作
する。タンク10内へは、導入管15から、濾過
すべき液体が、例えば加圧空気にて加圧されつつ
投入される。投入された液体はタンク10内周面
と円筒状の邪魔板30外周面との間から、邪魔板
30の下端面とタンク10の底面11との間隙3
2内を通つて、邪魔板30内周面とフイルタ20
外周面との間隙31内へ導入される。
このとき、攪拌筒回転駆動手段50のモータ5
4が回転駆動され、環状ラツク51の回転に伴つ
て、攪拌筒40が回転される。そして攪拌筒40
の回転により、攪拌棒42は、タンク10内周面
と邪魔板30外周面との間の液体を攪拌し、液体
中の夾雑物の沈澱を防止する。
邪魔板30とフイルタ20との間隙31内へ導
入された液体は、加圧空気等の加圧により、フイ
ルタ20内へ圧入され、該フイルタ20を通過す
る。液体がフイルタ20を通過する間に液体中の
夾雑物はフイルタ20にて除去され、濾過された
液体のみがフイルタ20の内周側部分へ侵入す
る。濾過された液体は、導出管16にてタンク1
0外へ導出される。
(考案の効果) 本考案の濾過装置は、このように、タンク内に
配設された邪魔板の下端から円筒状フイルタ内に
液体が浸入するため、濾過作業の最終段階におい
て、液体を加圧する加圧空気等がフイルタ内へ直
接侵入せず、タンク内に液体が残留するおそれが
なく、さらにはコンパクトな濾過装置が提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の濾過装置の一例を示す断面
図、第2図は従来の濾過装置の断面図である。 10……タンク、20……フイルタ、30……
邪魔板、40……攪拌筒、50……攪拌筒回転手
段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 濾過すべき液体が投入されるタンクと、該タン
    ク内に軸心が略鉛直となるように、配設され上端
    面および下端面が該タンクとは液密になつている
    円筒状のフイルタと、 該フイルタとは所定の間隙を有して外嵌されて
    おり、外周面とタンク内周面との間に投入される
    液体を該間隙内へ導入すべく下端面がタンク底面
    と所定の間隙を有して配設された円筒状の邪魔板
    と、 を有する濾過装置。
JP17341486U 1986-11-12 1986-11-12 Expired JPH046802Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17341486U JPH046802Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17341486U JPH046802Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6377607U JPS6377607U (ja) 1988-05-23
JPH046802Y2 true JPH046802Y2 (ja) 1992-02-25

Family

ID=31110852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17341486U Expired JPH046802Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH046802Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6377607U (ja) 1988-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI87536B (fi) Sjaelvrensande filtreringsanordning
US4585553A (en) Apparatus for the removal of solid particles from printing ink or other liquids
JPS6126063A (ja) 複写機
JPH046802Y2 (ja)
EP0860401A1 (en) Processing waste washout liquid containing photopolymer from printing plate manufacture
JPH0729004B2 (ja) 止め弁付フイルタ装置
CN107443871A (zh) 凹版印刷机油墨循环利用系统
JPS6015362B2 (ja) 濾過装置
JPH0442842Y2 (ja)
CN215516871U (zh) 显影水及废液处理系统
GB2142839A (en) Pressure reactor
JPS6242732Y2 (ja)
ATE210485T1 (de) Verfahren und vorrichtung zum filtrieren eines fluids
JP2834240B2 (ja) 自動逆洗濾過機
JPS6251122B2 (ja)
JPH068603Y2 (ja) 画像形成装置
JPH0217605Y2 (ja)
JP2600779Y2 (ja) 固形物付着防止型凝集混和槽
JPH0134644B2 (ja)
JPH07136425A (ja) 液体清浄装置
RU2009697C1 (ru) Фильтр для очистки жидкостей
JPH06332335A (ja) 離型剤補給装置
JP3010015U (ja) スラッジの堆積防止を行ったマグネチックセパレータ
KR100532610B1 (ko) 튜브부재의 슬러지 방지장치 및 그것을 갖는 화상형성장치
JPH0353229Y2 (ja)