JPH0467943A - 断熱性複合パネル - Google Patents

断熱性複合パネル

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JPH0467943A
JPH0467943A JP2180488A JP18048890A JPH0467943A JP H0467943 A JPH0467943 A JP H0467943A JP 2180488 A JP2180488 A JP 2180488A JP 18048890 A JP18048890 A JP 18048890A JP H0467943 A JPH0467943 A JP H0467943A
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Japan
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thermosetting resin
composite panel
wire mesh
resin
face
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JP2180488A
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Tetsuji Takahashi
高橋 鐡司
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MACRO BOARD KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、断熱性複合パネルに関する。更に詳しく言え
ば、本発明は、軽水槽や大型薬品槽、隔壁材やコンテナ
ーパネル、外壁材や内壁材等の建築材料等として種々の
分野に有用な金属製金網を芯材・補強材とする断熱性複
合パネルに関するものである。ここに得られた断熱性複
合パネルは、金属製金網によって補強されているため、
機械的強度に優れ、しかも耐水性に優れていると言った
特徴ある性質を有している。また、金属製金網の素材と
して、電気伝導度の高い銀や銅やアルミニウムなどを用
いて製造した断熱性複合パネルは、遮蔽材や静電気防止
用建材パネル等として特に有用である。
〔従来の技術〕
従来、貯水槽や車載用コンテナーやサイロ等断熱性の壁
材は、合板を芯材とする熱硬化性樹脂複合パネノペ更に
具体的に言えば不飽和ポリエステル樹脂複合パネルで外
壁、または、および、内壁を作ったのちに、その壁材〔
面〕の裏面、或いは、外壁と内壁との間に断熱材料、例
えば、硬質ウレタンフオーム等の有機質発泡体の断熱層
を適当な方法で形成させる方法で製造・構成してきた。
しかし、合板を芯材とする不飽和ポリエステル樹脂複合
パネルには、3つの大きな問題点・欠点がある。
その第一は、耐水性に劣ることである。車載用コンテナ
ーやサイロ等のパネルとして使用すると、降雨による水
濡れや結露、および、或いは、高い湿度によって芯材で
ある合板の接着剤が経時的に劣化し、合板を構成してい
る単板が剥離して芯材としての強度を失い、構造材料と
しての機能を失ってしまうことである。特に、車載用コ
ンテナーやサイロの出入口付近等のように、反復して振
動や応力歪みのかかる部位・用途では、施工技術と日常
の徹底した管理を行っても、複合パネルの経時的劣化を
防止することができないことが、既に明らかにされてい
る。
第二の問題点は、複合パネルの単位重量が大きく、取り
扱い難く、車載用コンテナー用に使用すると、車両重量
が重たくなり、省エネルギー化の社会的要請に対応する
ことができないことである。芯材である合板の厚さを薄
くすると複合パネルの重量は軽くなるが、ネジレや歪み
が大きくなり平滑な複合パネルを得ることができない。
この複合パネルのネジレや歪みは、不飽和ポリエステル
樹脂と芯材である合板との熱膨張係数の差によって生じ
る。従って、加圧下に加熱して熱硬化させる熱硬化性樹
脂を使用する限り、本質的に解決する方法はなく、現実
的には、芯材として使用する合板の強度を増す、換言す
れば、厚さを厚くする以外に防止する方法はない。高速
道路網の整備と共に、生鮮食料品等の長距離輸送が行わ
ぢるようになった。生鮮食料品等の長距離輸送が可能に
なった他の理由の1つとして、車載用コンテナーの保冷
化、冷凍化が挙げられる。最近になって、より一層の輸
送合理化、換言すれば、燃費改善のために車載用コンテ
ナーの軽量化が要求されるようになった。
第三の問題点は、最近の国際的な地球環境保護に関する
国際的な世論の高まりによって、近い将来に、芯材とし
ての合板を安価に確保することが極めてが困難になるも
のと予測されることである。従来、我が国は、ラワンな
どの熱帯広葉樹を、合板原料として安価に、極めて大量
に輸入して消費してきた。最近になって、このままでは
、近い将来には熱帯樹林の木材資源が枯渇して荒れ地と
なり、その結果、地球環境・気象条件が大きく変化して
、人類の生存すら危うくする可能性があるとの警告がな
されるようになった。この緑の地球を人類共有の財産と
して保存しつつ、この豊かな国を子孫に伝えるた島に、
早急に、木材資源を使用しない合板に代わる複合パネル
を開発して、木材資源の消費量の大幅な削減を企って森
林資源の保存を計らなければならないと言った人類共通
の重大な課題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発胡は、従来技術の有する前記問題点を解決して、木
材資源を原料とする合板を使用することなく、実質的に
ネジレや歪みのない、軽量で任意の断熱性能を有する、
強度と耐水性に優れた、二次加工の容易な熱硬化性樹脂
複合断熱パネルを提供しようとするものである。
本発明者は、合板を芯材とする不飽和ポリエステル樹脂
複合パネルの保有している優れた性質を損なうことなく
、その欠点を改良・改善することを目的として種々の実
験検討を行った結果、金属製金網5の片面に、補強材、
および、または、無機充填材を含んでいてもよい熱硬化
性樹脂の層3が、他の面に硬質ウレタンフオーム6が接
合して積層されている断熱性複合パネル〔第1図参照〕
によって一挙に解決することができるとの知見を得て、
更に鋭意検討を行い本発明を完成させた。
〔課題を解決するた約の手段〕
本発明は、金属製金網の片面に、補強材、および、また
は、無機充填材を含んでいてもよい熱硬化性樹脂の層が
、他の面に硬質ウレタンフオームが接合して積層されて
いる断熱性複合パネルにある。
本発明において、熱硬化性樹脂とは、補強材、および、
または、無機充填材を含んでいてもよい不飽和ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、および、メ
ラミン樹脂等を主成分とする増粘可能な樹脂組成物で、
熱を加えることによって、更に具体的に言えば、室温以
上の温度に昇温することによって硬化して硬化樹脂とな
るものを意味する。また、金属製金網とは、白金線、金
線、鎖線、各種ステンレス線、ニッケル線、モネルメタ
ル線、銅線、真鍮線、青銅線、アルミニウム線、アルミ
ニウム合金!、鋼線、鉄線、亜鉛引鉄線、ハステロイ線
、および、チタン線の単線、または、撚線を、平織、綾
織、杉綾縁、ダブル杉綾織、特殊綾織、トリプル織、す
だれ状トリプル織、畳縁、むしろ織、トンキャップ等の
方法で織った織金網、および、亀甲金網、夏型金網、ク
リンプ金網、並びに、打抜金網板のことを意味する。な
お、金網の縦線と横線との接点が、はんだ付、銀鑞付、
ガス溶接等の適宜の方法で縦加工されたものであっても
良い。更にまた、熱硬化性樹脂との密着性を改善するた
めに、金網の金属表面を適当な化合物、例えば、有機シ
ラン化合物やエポキシ樹脂等で処理したものであっても
良い。更にまた、硬質ウレタンフオームとは、一般に市
販されている板状の硬質ウレタンフオーム、および、あ
るいは、硬質ポリウレタン樹脂原液を注型・注入法、或
いは、吹き付け法によって発泡させて得られる硬質ウレ
タンフオームのことを意味する。
本発明の実施態様には、大別して3つの態様がある。そ
の1は、一般に市販されている板状の硬質ウレタンフオ
ームを、熱硬化性樹脂複合パネルの金属性金網の面に接
着して積層させる方法である。その2は、熱硬化性樹脂
複合パネルを、型枠に取り付けて、または、取り付ける
ことなく、該熱硬化性樹脂複合パネルの金属性金網の面
に市販の硬質ポリウレタン樹脂原液を吹き着けてボリウ
レタ・ン樹脂フオーム層を形成させる方法である。その
3は、1枚、または、2枚の熱硬化性樹脂複合パネル1
を、注型型に取り付けて、該熱硬化性樹脂複合パネル1
の金属性金網5の面に市販の硬質ポリウレタン樹脂原液
を注入して発泡させて硬質ポリウレタンフォーム層6を
形成させる方法である。本発明を実施するとき、上記の
実施態様の何れでも実施できるが、その1の方法には接
着材の選択と耐久性に問題点があり、また、その2の方
法には均一な厚さの硬質ポリウレタンフォーム層を形成
させることが難しい。−船釣に言って、その3の方法で
実施するのが好ましい。
ここに熱硬化性樹脂複合パネルとは、金属性金網の片面
に補強材、および、または、無機充填材を含んでいても
よい熱硬化性樹脂の層が接合して形成されている熱硬化
性樹脂複合パネルのことを意味する。本熱硬化性樹脂複
合パネルは、下面金属板11の上に載置したゴム状物質
のシート12の上に金属製金網5を載置し、その上に繊
維布4を載置して、或いは、載置することなく、熱成形
可能な熱硬化性樹脂3を積層し、更に、表面材2を載置
して、或いは、載置することなく、上面鏡面板13を載
置して熱プレス成形する方法で製造することができる〔
第3図参照、特願平2−141259号〕。表面材2と
して繊維布の替わりに金属箔、金属薄板などを載置して
硬化させると、−挙に金属張り複合パネルが得られる。
また、必要に応じて、繊維布や金属箔等の上に、或いは
、繊維布や金属箔等の替わりに離型材としてポリテトラ
フルオルエチレン等の弗素樹脂のフィルムやシート等を
載置して熱成形操作を行っても良い。
熱硬化性樹脂は、特殊な樹脂である必要はなく、通常一
般に市販されている不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ
樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等の中から所望に
よって適宜に選んで、そのまま、或いは、2種類以上の
樹脂を配合して用いれば良く、取り扱い易さの点で不飽
和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、
特に不飽和ポリエステル樹脂を主成分とするものが好ま
しい。これらの樹脂は、単独で硬化させたものでも良い
が、補強材として、ガラス繊維や炭素繊維、ボロン繊維
、アルミナ繊維、チラノ繊維、炭化珪素繊維、ロックウ
ーノベスチール繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維、ポ
リエステル繊維、アクリル繊維、ポリプロピレン繊維な
どの織布、不織布、ロービングクロス、チョツプドスト
ランド、チョツプドストランドマット、サーフェイスマ
ット等を、更に、無機質充填剤として、酸化チタン、酸
化鉄、アルミナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硅酸カルシウム、水酸
化アルミニウム、クレー、カオリン、マイカ、タルク、
珪藻土、ゼオライト、白土、カーボンブラック、銀粉、
銅粉、銅合金粉、ニッケル粉、鉄粉等を適宜に配合して
硬化させたものが好ましい。これらの配合材は、熱硬化
性樹脂の補強材、および、或いは、充填材・フィラーと
して硬化樹脂の物性値の改善と特殊機能の付与、並びに
、熱成形可能な熱硬化性樹脂の流動性の制御、換言すれ
ば、熱硬化性樹脂の金属製金網を介しての滲み出し量の
制御に極めて有効である。更に、得られた熱硬化性樹脂
複合パネルの外観・意匠の設計に極約て有効な作用効果
を有しており、必要欠くべからざる成分であると言って
も過言ではない。また、更に、必要に応じて、ポリ酢酸
ビニルやスチレンブタジェンゴム、ニトリルゴム、シリ
コンゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリメチルメタアクリレート、ポリカプロラクトン
、或いは、飽和ポリエステル樹脂等の高分子化合物を低
収縮剤として配合したものでも良い。
本発明を実施する方法、即ち、実施態様を、熱硬化性樹
脂として典型的な不飽和ポリエステル樹脂複合パネルを
使用して、バッチ式注入法で、−挙に2枚の、或いは、
硬質ポリウレタン層の両面に不飽和ポリエステル樹脂複
合パネルが積層されている断熱性複合パネルを製造する
場合の作業手順を例示すると、次のようである〔第1図
、第2図、第4図参照〕。即ち、硬質ポリウレタン注型
用型の左右の側面板9.10に不飽和ポリエステル樹脂
複合パネル1の表面材2が接するように取り付けたのち
、金属製金網5の面が相対するように注型用型箱を組立
て、次いで、硬質ポリウレタン樹脂原液を上蓋に設けた
注入口〔第4図では省略されている〕から注入して静置
することによって実施できる。ここに得られたサンドイ
ッチ状の目的物を注型用型箱から取り出して、所定の寸
法に裁断すると本発明の目的とする断熱性複合パネルが
得られる。
本発明の目的とする断熱性複合パネルは、実質的に合板
を芯材とする熱硬化性樹脂複合パネルを使用して構成し
た断熱構造と同等乃至、それ以上の機械的強度を有して
おり、極めて軽量で、しかも耐水性にも優れている。
本発明の断熱性複合パネルは、森林資源の保存、即ち、
地球環境の保護と言う社会的要請に対応しつつ、大量に
、しかも安価に提供することのできる合板に替わる新し
い断熱性複合パネルである。
以下、本発明を実施例、および、比較例によってその実
施態様と効果等を具体的に、かつ詳細に説明するが、以
下の例は、具体的に説明するためのものであって、本発
明の実施態様や発明の範囲を限定するものとしては意図
されていない。
〔以下空白〕
〔実 施 例〕 実施例1 常法に従って、市販の加圧成形用不飽和ポリエステル樹
脂〔日本ユピカ■製、ユピカ7506 ]1100重量
部以下 部と略記する〕、低収縮剤〔日本ユビカ■製、
ユピカA−02) 45部、炭酸カルシウム170部、
ステアリン酸5部、酸化マグネシウム5部、および、過
酸化ベンゾイル〔日本油脂■製、ナイパーFF:] 1
部を配合して調整した樹脂ペーストをガラス繊維〔1イ
ンチカットのチョツプドストランド382部に含浸させ
たのち、25℃の恒温室に入れて2日間熟成、増粘させ
て硝子繊維含量450g/m2の成形材料SMC〔樹脂
ペースト含量1789g/m2]を得た。ここに得られ
た成形材料SMCを、おおよそ、幅32cm。
長さ93cmの大きさに裁断して、以下の複合パネルの
製造に供した。
予め、温度100℃に昇温させておいた単段式ホットプ
レスの下面熱盤14の上に、ステンレス鋼板製の下面金
属板(縦4QcmS横1100C、厚さ2mm) 11
を乗せた。
次いで、下面金属板11の上に、同じ大きさのネオプレ
ン製スキン付スポンジマット12を乗せたのち、その上
に亜鉛メツキ鉄線製甲丸線平織金網(線径0.32mm
、10メツシユ、幅32cm、長さ93cm)5を乗せ
た。次いで、金網5の上に不織布〔幅32cm、長さ9
3cm、旭化成工業■製、エルタスE1040) 4を
1枚乗せたのち、成形材料SMC3を積み重ねた。引き
続いて、手早く、成形材料SMC3の上に表面材として
不織布〔幅32cm、長さ93cm、旭化成工業■製、
エルタスE1012] 2を1枚乗せたのち、上面鏡面
板13を乗せて積層作業を終えた〔第3図参照〕。
直ちにホットプレスの熱盤を閉じて加熱・昇温を開始し
、圧力0.5kg/cm2に5分間保ったのち、圧力5
kg/cm2に昇圧して25分間保って圧縮成形操作を
終えた。ホットプレスの熱盤を開いて圧縮成形物を取り
出して目的とする不飽和ポリエステル樹脂複合パネルを
得た。
ここに得られた不飽和ポリエステル樹脂複合パネルは、
樹脂層表面が平滑で、しかも半光沢の温か味のある艶消
し状であった。
ここに得られた不飽和ポリエステル樹脂複合パネル〔3
枚〕を幅120mm、長さ350mmの大きさに裁断し
て試験用試料とした。ここに得た試験用試料を2枚ずつ
硬質ポリウレタン注型用金型〔側面板80幅25mm、
側面板9.10の長さ350mm、側面板の高さ150
mm〕の左右の側面板9.10に取り付けた〔第4図参
照〕。
次いで、常法〔バッチ式注入法〕に従って、硬質ポリウ
レタン樹脂原液〔東洋ゴム工業■製、ソフランR190
g−30、P成分33部、R成分41部〕を十分に混合
して、硬質ポリウレタン注型用金型の注入口より注入し
て90分間静置した。注型用金型を解体して試料を取り
出し、硬質ポリウレタン樹脂フオーム層の厚さが約22
mmのサンドイッチ状の試料〔厚さ25mm、6個、第
2図参照〕を得た。
ここに得られたサンドイッチ状の試料の中から無作為に
3個を選び、ダイヤモンドカッターを使用して幅50m
m、長さ3oommの大きさに正確に裁断して曲げ試験
用試料〔6個〕を作成した。
ここに得た曲げ試験用試料をテンシロン試験機〔■オリ
エンチック製、IITM−5型〕に、支点間距離200
mmにて取り付けて曲げ試験〔試験速度10mm/mi
n〕を行こない曲げ強度0.73kg/cm”〜0.7
9kg/cm” C数平均値0.76kg/cm2、芯
材の数平均密度0.0498/cm3)なる結果を得た
次いで、残りのサンドイッチ状試料〔3個〕の中から無
作為に2個を選び、ダイヤモンドカッターを使用して縦
30mm、 fi 40 mmの大きさに正確に裁断し
て試験用試料を得た。ここに得た試験用試料の中から、
無作為に10個を抜き取り、常法に従って、その不飽和
ポリエステル樹脂層の両面に接着剤〔東亜合成化学■製
、ボンドアルファ$202)を用いてテンシロン引張試
験機用の引張合具を接着して引張接着強さ試験用試料を
作成した。
ここに得た引張接着強さ試験用試料を、テンシロン試験
機〔銖オリエンチック製、IJTM 5 ff1Dに取
り付けて、常法に従って引張接着強さ試験〔試験速度1
0 mm/min〕を行ったところ、荷重50、5kg
〜50.7kg (数平均荷重50.5kg)でウレタ
ンフオームの構造破壊が起こった。しかし、不飽和ポリ
エステル樹脂層と金網、および、ウレタンフオームと金
網との接着面には、特に異常は認められず、接着性は極
とて良好であった。
次いで、残りの引張接着強さ試験用試料の中から無作為
に5個を抜き取り、日本農林規格〔−類合板〕煮沸試験
法に従って煮沸試験を実施した。即ち、試験片を沸騰水
中に4時間浸漬したのち、60±3℃の温度で20時間
乾燥させて、更に沸騰水中に4時間浸漬したのち、室温
の水中に浸漬して室温にまで冷却して1回の煮沸試験操
作を終えた。この煮沸試験操作を2回繰り返したのち、
試験片を水中から取り出して、濡れたまま外観を観察し
たところ、何らの異常も認杓られなかった。次いで、そ
の不飽和ポリエステル樹脂層の両面に接着剤〔東亜合成
化学■製、ボンドアルファ$202)を用いてテンシロ
ン引張試験機用の引張合具を接着し、常法に従って引張
接着強さ試験を行ったところ、数平均荷重50.4kg
でウレタンフオームの構造破壊が起こり、煮沸試験操作
による接着性の劣化は認必られなかった。
実施例2 実施例1において、亜鉛メツキ鉄線製甲丸線平織金網5
の替わりに亀甲金網(JIS G 3554、呼称網目
13、ピッチ13.8mm、線径0.55mm)を使用
した以外は、全て実施例1と同様に処理・操作して、断
熱性複合パネルを得た。
次いで、実施例1と全く同様にして試験用試料を作製し
、実施例1と全く同様にして試験を行い実施例1と同じ
結果を得た。
実施例3 常法に従って、市販のフェノールノボラック型エポキシ
樹脂〔油化シェルエポキシQ@製、商品名エピコート1
54:] 101、ヘキザヒドロ無水フクル酸85部、
ベンジルジメチルアミン1.5部を均一に混合して無溶
剤ワニスを調整した。
ここに得られた無溶剤ワニスを、常法に従ってガラスク
ロス〔鐘紡■、KS181/A−4100]に含浸させ
て成形材料〔樹脂含有量43.2%〕を得た。
ここに得た成形材料を、おおよそ、幅32cm、長さ9
3cmの大きさに裁断して、以下の複合パネルの製造に
供した。
予め、温度150℃に昇温させておいた単段式ホットプ
レスの下面熱盤14の上に、ステンレス鋼板製の下面鏡
面板(幅40cm、長さ100CII+、厚さ2mm)
11を乗せた。
次いで、下面鏡面板11の上に、同じ大きさのネオプレ
ン製スキン付スポンジマット12を乗せたのち、その上
に亜鉛メツキ鉄線製甲丸線平織金網(線径0.32mm
、 10メツシユ、幅32cm、長さ93cm) 5を
乗せた。次いで、金網5の上に不織布〔幅32cm、長
さ93cm、旭化成工業■製、エルタスE1040) 
4を1枚乗せたのち、成形材料3を4枚積み重ねた。引
き続いて、手早く、成形材料3の上に表面材として銅張
積層板用銅箔〔幅32cm、長さ93cff 2を乗せ
て、最後に上面鏡面板13を積載して積層作業を終えた
〔第3図参照〕。
直ちにホットプレスの熱板を閉じて加熱・昇温を開始し
、圧力Q、 5kg/cm2に5分間保ったのち、圧力
3.5kg/cm2に昇圧して60分間保って圧縮成形
操作を終えた。ホットプレスの熱板を開いて圧縮成形物
を取り出して目的とするフェノールノボラック型エポキ
シ樹脂複合パネルを得た。
次いで、実施例1と全く同様にして曲げ試験用試料を作
製し、実施例1と全く同様にして曲げ試験を行い実施例
1と同じ結果を得た。
実施例4 実施例3において、フェノールノボラック型エポキシ樹
脂成形材料の替わりに、市販のフェノール樹脂SMC[
式日薬品工業側製、ブロミネ−) XXZ−8100E
を使用して、表面材としての銅張積層板用銅箔を使用す
ることなく、昇圧後の成形圧力を5kg/cm2に選ん
だ以外は、全て実絶倒3と同様に処理・操作してフェノ
ール樹脂複合パネルを得た。
次いで、実施例1と全く同様にして試験用試料を作製し
、実施例1と全く同様にして曲げ試験を行い実質的に実
施例1と同じ結果を得た。
実施例5 実施例1において、硬質ポリウレタン注型用金型〔幅2
5mm、長さ350mm、高さ150mm1を変更〔幅
51mm 、長さ350mm、高さ150m+t+〕し
た以外は、全て実施例1と同様に処理・操作して、サン
ドイッチ状の断熱性複合パネルを得た。
ここに得たサンドイッチ状の断熱性複合パネルの硬質ポ
リウレタンフォーム層を糸状パントン−を用いて裁断し
て硬質ウレタンフオーム層の片面にのみ不飽和ポリエス
テル樹脂複合パネルが接合して積層されている断熱性複
合パネル〔厚さ25mm、硬質ウレタンフオーム層厚さ
約23mm、2枚、第1図参照〕を得た。
比較例1 実施例1の方法において、不織布4を使用することなく
、亜鉛メツキ鉄線製甲丸線平織金網の替わりに厚さ3.
9mmの構造用合板〔単板構成0、8/2.310.8
+r+m〕を使用した以外は全て実施例1と同様に処理
・操作して合板を芯材とするサンドイッチ状の不飽和ポ
リエステル樹脂断熱性複合パネルを得た。
次いで、実施例1と全く同様にして試験用試料を作成し
、実施例1と全く同様にして試験を行った。曲げ試験、
および、接着性試験では、実施例1と実質的に同じ結果
が得られたが、煮沸試験では、合板層の接着面の剥離が
起こって合板を構成している単板がばらばらになり、煮
沸後の引張試験を実施することができなかった。
しかし、合板〔表層単板〕と硬質ウレタンフオーム層と
の接着面には、特に異常は認められず、接着性は極めて
良好であった。
〔発明の効果〕
本発明による断熱性複合パネルは、熱硬化性樹脂層の芯
材として合板ではなく金属性金網を使用しているた約、
軽量で、しかも、熱硬化性樹脂層、および、硬質ウレタ
ンフオーム層が金属性金網に、或いは、および、熱硬化
性樹脂層と硬質ウレタンフオーム層とが金属性金網を介
して、極めて強固に積層・接着しており、しかも、極め
て耐水性に優れているため、木材に替わる新しい耐水性
の建築材料やコンテナーパネノベ電気部材や遮蔽材等と
して有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図、および、第2図は、本発明の目的とする断熱性
複合パネルの構造・構成を模式的に示す概念図〔斜視図
〕である。 第3図は、本発明の目的とする断熱性複合パネルを構成
する熱硬化性樹脂の層が金属性金網の片面にのみ形成さ
れている複合パネルの横断面〔構造構成〕と、その製造
方法〔態様〕の例を模式的に示す概念図である。 第4図は、本発明の方法〔硬質ウレタンフオーム層の形
成工程〕の実施態様の例を模式的に示す概念図である。 1・・・複合パネル 2・・・表面材 3・・・熱硬化性樹脂プリプレグ 4・・・繊維布 5・・・金属製金網 6・・・硬質ウレタンフオーム 7・・・硬質ウレタンフオーム注型用金型の底板8・・
・硬質ウレタンフオーム注型用金型の奥側面板 9・・・硬質ウレタンフオーム注型用金型の左側面板 10・・・硬質ウレタンフオーム注型用金型の右側面板 11・・・下面金属板〔兼:積層作業台〕12・・・ゴ
ム状物質のシート 13・・・上面鏡面板 14・・・下面熱盤〔ホットプレスの熱盤〕15・・・
上面熱盤〔ホットプレスの熱盤〕特許出願人 マクロボ
ード株式会社 代理人 弁理士 小 堀 貞 文 手 続 補 正 書 (自発) 平成2年10月 許 庁 長 官 殿 事件の表示 平成2年特許願第180488号・ 発明の名称 断熱住複合パネル 補正をする者 事件との関係   特許出願人 住所(〒100)東京都千代田区神田司町二丁目17番
6号名称    マクロボード株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)金属製金網の片面に、補強材、および、または、無
    機充填材を含んでいてもよい熱硬化性樹脂の層が、他の
    面に硬質ウレタンフォームが接合して積層されているこ
    とを特徴とする断熱性複合パネル。 2)硬質ウレタンフォーム層の両面に、補強材、および
    、または、無機充填材を含んでいてもよい熱硬化性樹脂
    の層が金属製金網の片面のみに形成されている複合パネ
    ルが、硬質ウレタンフォーム層と金属製金網とが接する
    ように接合して積層されていることを特徴とする断熱性
    複合パネル。 3)熱硬化性樹脂が不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ
    樹脂、または、フェノール樹脂を主成分とする樹脂組成
    物である特許請求の範囲第1項記載の断熱性複合パネル
    。 4)金属製金網の片面に、補強材、および、または、無
    機充填材を含んでいてもよい熱硬化性樹脂の層が接合し
    て積層されている熱硬化性樹脂複合パネルの金属製金網
    の面に、吹き付け法、或いは、注入法によって硬質ウレ
    タンフォーム層を形成させることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項、または、および、第2項記載の断熱性複
    合パネルの製造方法。
JP2180488A 1990-07-10 1990-07-10 断熱性複合パネル Pending JPH0467943A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289651A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Victor Kogyo Kk 高強度高機能樹脂成形品およびその製造方法
CN106988499A (zh) * 2017-05-23 2017-07-28 河北天森建工集团有限公司 一种建筑用保温板

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