JPH0467883B2 - - Google Patents

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JPH0467883B2
JPH0467883B2 JP28386585A JP28386585A JPH0467883B2 JP H0467883 B2 JPH0467883 B2 JP H0467883B2 JP 28386585 A JP28386585 A JP 28386585A JP 28386585 A JP28386585 A JP 28386585A JP H0467883 B2 JPH0467883 B2 JP H0467883B2
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JP
Japan
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conductor
output
conductors
angle
rotation angle
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JP28386585A
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JPS62142203A (ja
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Susumu Fukushima
Akio Takamura
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Ono Sokki Co Ltd
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Ono Sokki Co Ltd
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、静電容量変化を利用した角度の検出
器に係り、例えばロボツトアームの関節部分の回
動角度の検出、工作機テーブルの回動角度検出な
ど種々の角度検出にい供される。
従来の技術 この種のものには、特開昭49−5061号「回転角
トランスデユーサ」として開示されたものがあ
る。これは、第8図に示すように、円板状の導体
を4分割し、それらを放射方向にわずかにずらし
て相互間に間隙gをもたせた状態で固定した4個
の固定導体A1〜A4と、その固定導体の一つと同
様形状の扇形に形成され、前記固定導体A1〜A4
と対向しつつそれらと同心の円上の回動するよう
に支承された可動導体Bと、前記固定導体A1
A4に相互に90度ずつ位相のずれた大きさe1〜e4
三角波を供給する発振器からなる。
以上のものにおいては、可動導体Bの回動に伴
なつてそれと対向する隣合つた位置の固定導体の
対向面積が増減することになる。いま、図示のよ
うに可動導体Bが左上の固定導体A1と完全に重
合した状態を基準位置、すなわち角度θ=0と
し、可動導体Bが固定導体A2側に左回りする場
合においては、回動角度θの増加とともに導体
A1の対向面積が減少し、導体A2の対向面積が増
加し、θ=90゜の状態では導体A2のみとの重合状
態となる。続いて、θが90゜を越えて増加すると、
導体A2の対向面積が減少し、導体A3の対向面積
が増加する。以下、同様にして隣合う導体の一方
の対向面積が減少して他方が増加することによ
り、結局、隣合う固定導体A1とA2、A2とA3、A3
とA4、A4とA1の各導体対ごとに、各導体と可動
導体間の静電容量が回動角度の増加とともに減、
増する。
この結果、可動導体Bに発生する出力Vは、回
動角度範囲0≦θ≦π/2において次のようにな
る。
V=(2/π)θ(e2−e1)+e1 (1) 同様にして、π/2≦θ≦πの範囲では、可動
導体Bが固定導体A2,A3と対向するので、可動
導体Bの出力Vは、前記(1)式のe1をe2e2をe3に置
き換えた式により表わされ、以下の角度範囲での
出力も同様に表わされる。第9図は、0≦θ≦
π/2間におけるその出力Vの波形であり、回動
角度θと直接対応してその位相φが変化する。同
様にπ/2≦θ≦πの範囲では、それに対応して
位相の変化範囲はπ/2≦φ≦πとなり、以下同
様となる。したがつて、この出力Vの位相φから
角度θが求められることになる。
また、上記は角度θを位相φに変換した場合で
あるが、前記固定導体A1,A2に供給する交流信
号を180度位相差とすると、前記(1)式のe1を−e、
e2をeとしたことになり、その出力V′は次のよう
に振幅に対応することになる。
V=(4θ/π−1)e (2) 但し、この場合、隣合う固定導体対に対して
は、相互に180度位相差の交流波が供給されるの
で出力Vは出力V′のように単調に変化とはなら
ず可動導体Bが90度回動するごとに増減を繰返
す。このため、360度間にわたつて単調増加する
出力とするには、可動導体がどの固定導体と対向
しているかを判別し、それに応じて出力を補正す
ることが必要となる。
発明が解決しようとする問題点 ところで、上記角度検出器において、(1)式また
は(2)式が成立する前提は固定導体A1〜A4の各間
の間隙gが0の場合である。しかし、実際には固
定導体間にはある程度の間隙が必要である。そう
すると、可動導体の回動角θが固定導体のそれと
対向面積の関係は非直線的となり、結局、このま
までは低い検出精度しか実現されない。これを改
善するには、出力の非直線特性をリニアライザを
介して補償させればよいが、それによる精度向上
にも限界あり、装置も複雑化する。
また、角度を振幅変化に変換する場合は、前記
のように角度が90度ずつ変化するごとに出力Vが
増減することにより、どの象現における角度かの
判別が必要となる。
問題点を解決するための手段 上記問題点を検討するのに、非直線関係となる
主原因は可動導体と対向する間隙gの面積が回動
角度に応じて変化してしまうことである。そこ
で、いま、観点を変えて一定幅の帯状体を考え、
その幅の間に長手方向に仕切を入れ、その帯状体
に対してそれと同じ幅の矩形体を対向させてみる
と、その矩形体と対向する仕切の面積は、帯状体
のどの位置でも同じとなる。そして、この仕切を
帯状体の長手方向と平行ではなく、ある傾きをも
たせると、前記の矩形体と対向する仕切の上側と
下側の幅は長手方向に対して変化することにな
る。とすると、この帯状体により円筒を形成し、
その内部で矩形体を有するロータを回動させるよ
うにすれば、ロータの回動角に応じて矩形体と対
向する仕切の上、下の幅の割合が連続的に変化さ
せられることになる。しかも、その変化の割合
は、仕切をどのような関数に選ぶかにより任意に
認定可能なものであり、いま、仕切の関数を回動
角に対して直線的に変化する関数に選べば、その
仕切の上下の幅の変化はロータの回動角に対応す
ることになる。
本発明は、上記検討結果に基づいて創案された
ものであり、誘電体円筒内に同心、かつ回動自在
に支承されたロータの回動角度検出器であり、前
記誘電体円筒の周面には角度θに対して幅を所定
関数f(θ)、a−f(θ)[但し、aは一定値]に
より変化させた第1、第2の導体、または前記第
1、第2の導体に併せて角度θに対して一定幅の
第3の導体を形成し、その第1、第2の導体は90
度位相差の三角波発振部、または180度位相差の
交流発振部と結線し、ロータの周面には前記第
1、第2の導体、または第1〜第3の導体の全て
と幅方向が対向すると共に、角度方向長さが適宜
の一定長にされた矩形体の第4の導体を形成し、
前記第3または第4の導体の出力を検出するよう
にしたものである。
しかして、上記第3の導体を形成したものにお
いては、ロータに形成した第4の導体、あるいは
上記第3の導体のいずれにも出力が生じるように
したものである。
作 用 以上のものにおいて、誘導体円筒に形成された
第1、第2の導体の幅の和をa、ロータに形成さ
れた第4の導体の円周方向長さに対応した角度を
αとおくと、第1、第2の各導体と第4の導体間
の回動角θにおける静電容量C1,C2は、それぞ
れの対向面積に比例し、次のように一方が増加
し、他方が減少する。
C2∝∫〓〓-〓f(θ)dθ C1∝∫〓〓-〓{a−f(θ)}dθ (3) ところで、第4の導体に生じる出力V′は、周
知の如く V′=e2c2+e1c1/c1+c2 (4) である。そうすると、前記の第1、第2の導体の
幅を円周方向に対して直線的に増減、すなわち、
前記のf(θ)が比例係数をkとおいて、 f(θ)=kθ (5) により形成した場合には、第4の導体の出力
V′は次のようになる。
V′=h/a(θ−α/2)(e2−e1)+e(6) したがつて、第1、第2の導体に90度位相差の
三角波を供給すると、前記(6)式の出力V′の位相
はロータの回動角θに対応して変わるものとな
る。
以上は、第4の導体の出力を取出す場合である
が、前記のように全周にわたり一定幅の第3の導
体を第1、第2の導体に併せて形成した場合は、
第3、第4の導体の対向面積が第4の導体の回動
角によらず常に一定となり、結局、第3、第4の
導体間の静電容量は常に一定となるので第3の導
体に第4の導体出力に対応した出力を生じさせら
れることになり、静止の第3の導体からの出力取
出しが行なえる。
また、以上は、第1、第2の導体に90度位相差
の三角波を供給する場合であるが、180度位相差
の交流波を供給した場合には、その出力Vは、 V={1−(h/a)(2θ−d)}e (7) となり、θに対応して振幅が変化することにな
る。しかして、上記いずれのものも、回動角に対
して取出された出力の情報は単調に変化すること
になり、全周にわたり連続的な角度の検出を行な
えることになる。
尚、以上の説明においては、出力の位相、ある
いは振幅と角度との関係を直線的関係とした場合
であるが、第1、第2の導体の幅変化の関数f
(θ)を適当に選ぶことにより出力の位相、ある
いは振幅と角度の関係を所定の曲線関係とするこ
とができ、それを例えば、秤のレバー支点軸の回
動角と重量の関係のような非直線特性に合わせて
重量に正比例した出力を得るようにしてもよい。
実施例 第1図は、角度を出力の振幅変化に変換するよ
うにしたものの実施例である。10は円筒状電極
体であり、第2図に示すように誘電体よりなる円
筒ケース14の外周面に第4図に展開して示すよ
うな第1、第2の導体11,12すなわち円周方
向に対してその幅が直線的に同量だけ減、増する
導体11,12を、幅方向に一定微小間隙を隔て
て形成してなる。その円筒ケース14の内部挿入
されたのが第3図に示すロータ状の第2の電極体
20であり、そのロータ部21の外周面と円筒ケ
ース14の内周面とが接触させられ、ロータ部2
1の右端に突設された検出軸22が円筒ケース1
4の外方に突出している。ロータ部21の外周面
の一部には、矩形状の微小な凹部が形成され、そ
の凹部に第4の導体24が形成され、導体24の
左端はロータ部21の左端面に形成された導体膜
25と結合され、導体膜25の中心(ロータ部2
1の左端面の中心)には、出力取出線23が結線
されている。そして、ロータ部21を円筒ケース
14内に挿入した状態で、円筒ケース14の両端
にはそれぞれ中央に検出軸22、出力取出線23
の挿通孔を有する蓋15,16が固定され、ロー
タ部21の抜出を防止している。40は180度位
相差の交流波を発振する交流発振部であり、その
正弦波発振器41と変成器42を介して形成され
る180度位相差e、−eの交流波の出力端は前記第
1、第2の導体11,12とそれぞれ結線されて
いる。
第6図は、前記第1図のものの等価回路図であ
り、第1、第2の導体11,12と第4の導体に
よりそれぞれ形成されたコンデンサ51,52の
一端と正弦波発振器41の180度位相差の大きさ
e、−eの交流波の出力端とが結線され、両コン
デンサ51,52の結合端を出力端53とした回
路構成となる。
以上のものにおいては、ロータ状の第2の電極
体20の回動に応じてコンデンサ51,52の静
電容量C1,C2が同量ずつ増減し、それに応じて
出力端53から取出される出力Vは、前記(7)式に
示すように回動角θに比例して振幅が変化するも
のとなる。
以上は、第1、第2の導体11,12に180度
位相差の交流波を供給した場合であるが、90度位
相差の三角波e1,e2を供給した場合には、その出
力V′は前記(6)式に示すように回動角θに比例し
て位相が変化することになる。
また、上記実施例は、円筒ケース14の外周面
に第1、第2の導体11,12を形成した場合で
あるが、第5図に展開して示すように、第1、第
2の導体に併せて円周方向に対してその幅が一定
の第3の導体を形成し、出力の取出しを前記ロー
タ部21と結線された出力取出線23の代わり
に、静止状態にある第3の導体13から行なうよ
うにしてもよい。すなわち、第7図は、その場合
の等価回路を示したものであり、前記第6図のも
のに対しさらに第3、第4の導体13,24によ
り形成される一定静電容量C0のコンデンサ54
を介して出力の取出しを行なうものとなり、結
局、前記第6図と同様の出力が取出されることに
なる。
発明の効果 以上のとおりであり、本発明は、円筒の周面に
回動角度に対して幅が所定の関数f(θ)、a−f
(θ)、[但し、aは一定値]により変化させた第
1、第2の導体を形成し、それとロータに形成し
た矩形状の導体とを対向させるようにしたもので
あり、前記関数f(θ)をkθ(但し、kは一定)
とおくことにより略全周にわたつて連続的に角度
に対して正比例する出力が得られ、検出出力の処
理が容易となる。また、前記第1、第2の導体の
幅を変化させる関数f(θ)を所定の非直線関数
に選ぶことにより被検出現象と角度の間に非直線
関係があるものにおいても、その関係を簡単に補
償することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す一部に回路記号
を含む正面図、第2,3図は第1図のものの電極
体10,20のそれぞれ斜視図、第4,5図は本
発明の第1および第2の実施例の第1、第2の導
体の展開図、第6,7図は本発明の第1、第2実
施例の等価回路図、第8図は従来技術の側面図、
第9図は第8図のものの出力波形図である。 10,20:電極体、11,12,13,1
4:導体、14:円筒ケース、21:ロータ部、
40:交流発振部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 誘電体円筒内に同心、かつ回動自在に支承さ
    れたロータの回動角度検出器であり、前記誘電体
    円筒の周面には角度θに対して幅を所定関数f
    (θ),a−f(θ)[但し、aは一定値]により変
    化させた第1、第2の導体、または前記第1、第
    2の導体に併せて角度θに対して一定幅の第3の
    導体を形成し、その第1、第2の導体は90度位相
    差の三角波発振部、または180度位相差の交流発
    振部と結線し、ロータの周面には前記第1、第2
    の導体、または第1〜第3の導体の全てと幅方向
    で対向すると共に、円周方向長さが適宜の一定長
    にされた矩形状の第4の導体を形成し、前記第3
    または第4の導体の出力を検出するところの静電
    容量式角度検出器。
JP28386585A 1985-12-17 1985-12-17 静電容量式角度検出器 Granted JPS62142203A (ja)

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JPS62142203A JPS62142203A (ja) 1987-06-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5001577B2 (ja) * 2006-05-15 2012-08-15 本田技研工業株式会社 位置検出装置

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JPS62142203A (ja) 1987-06-25

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