JPH046757Y2 - - Google Patents

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JPH046757Y2
JPH046757Y2 JP1987178687U JP17868787U JPH046757Y2 JP H046757 Y2 JPH046757 Y2 JP H046757Y2 JP 1987178687 U JP1987178687 U JP 1987178687U JP 17868787 U JP17868787 U JP 17868787U JP H046757 Y2 JPH046757 Y2 JP H046757Y2
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deodorizer
sheet
microorganisms
deodorizing sheet
upper lid
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、防臭器にかかり、詳しくは例えば冷
蔵庫、自動車等その他の家庭内の悪臭を分解・消
化する防臭器に関する。
(背景技術およびその問題点) 従来、この種の防臭器としては、例えば一部に
通気孔を有する容器内に活性炭等の脱臭剤を収納
したものが広く知られている。
このような従来の防臭器では、脱臭剤が粒、ま
たは粉末であるため、通気性のシート状の袋内に
充填し、この袋を容器内に収納しているので、容
器の容積が大きくなり、冷蔵庫等の狭い場所に置
くことが難しい上、その冷蔵庫等の有効容積が減
少して使用上不便であるとともに、活性炭等の脱
臭剤は、化学あるいは物理吸着によつて悪臭成分
を除去しているため、吸着が活性炭等の粒、粉末
表面で飽和すると、脱臭効果が消滅するという問
題点を有している。
(考案の目的) 本考案は上記の点に鑑みて提案されたもので、
その目的とするところは、悪臭を完全に分解・消
化することができるとともに、薄肉状にコンパク
ト化することができる防臭器を提供するにある。
すなわち、本考案に係る防臭器は、細溝開口部
を有する上蓋と、この上蓋の収納部に中間板を介
して微生物を含浸させた防臭シートを挿入し、そ
の上から下蓋板を嵌合するように構成し、上記の
目的を達成するものである。
(実施例) 以下、図面に沿つて本考案を説明する。
第1図乃至第3図は、本考案の一実施例を示す
図である。
図中、1は細溝開口部を有する上蓋、2は微生
物を含浸させた防臭シート、3は中間板、4は下
蓋板である。この上蓋1は、第1図および第2図
に示すように、略矩形形状を呈し、その表面に複
数の細溝開口部5が並行に穿設され、裏面に収納
部6の内壁面が形成されている。この収納部6
は、第2図に示すように、両端側に4つの凹状の
溝部7が並設けられ、この各溝部7の底部に細溝
開口部5がそれぞれ設けられ、中央部には幅広溝
部8が形成されてこの幅広溝部8の両側にも細溝
開口部5が穿設されている。そして、上蓋1の外
枠9と溝部7間の凸部10との間に段部が形成さ
れて、防臭シート2、中間板3および下蓋板4が
嵌合されるになつている。
この防臭器の組み立ては、第1図に示したよう
に、中間板3の内面に接着剤等を介して張り付け
上蓋1の収納部6内に嵌め込んで、その上から側
面に接着剤を塗布した下蓋板4を嵌合して固着さ
れる。
このように組み立てされた防臭器は、第3図に
示すように、全体の厚みが薄くなり、かつ溝部7
および幅広溝部8と防臭シート2との間に隙間が
形成され、防臭シート2の微生物が呼吸をするこ
とができるようになつている。
この防臭シート2は布、真珠岩等その他の多孔
質材料からなるシートに悪臭成分を分解・消化す
る微生物を含浸させたものである。この微生物と
しては、一般の土壌菌をもとに共生できる好気性
菌だけを選んで混合培養法で増殖させ混合菌体と
その対外酵素を適当に混合したものである。この
混合菌体としては、緑毛菌、針状菌などの500種
以上のものの混合菌集団である。500種以上の混
合菌集団は、それぞれの特長によつて多くの謙気
性菌や有害物質を分解・消化し、悪臭を無くして
清潔なものにすることができる。
シートとしては、布たとえば綿のような含浸性
の優れたものがよく、特に真珠岩(或いはパーラ
イトと称呼する)からなるものが好ましい。この
真珠岩は、多数の球状や渦巻状の割れ目があるた
め、砕くと容易に微粉末にすることができる。含
浸した防臭シート2は、たとえば真珠岩の微粉末
に上記微生物を混合して増殖しせた後、この混合
物に粘結剤等を混合してペースト状にして、シー
トに引き延ばして乾燥すれば得ることができる。
このような防臭シート2は、第4図に示すよう
に、悪臭成分と微生物との接触面積を大きくする
ために表面が凹凸状になるようエンボス加工が施
されている。この防臭シートを所定の寸法に切断
して防臭器に使用される。
以上、本考案を防臭器に限つて説明したが、こ
れに限定されるものではなく、たとえば腐敗防止
用、殺菌用等の用途に応用することも可能である
ことは勿論である。
また、防臭器の下蓋板4を、プラスチツク等の
樹脂から成形する際に粉末状の永久磁石を溶融状
の樹脂に混入させて射出成形法等で成形して、防
臭器を組み立てれば、冷蔵庫、自動車の磁性を有
する内壁に着脱自在に装着することが可能にな
る。
(考案の効果) 以上のように、本考案に係る防臭器によれば、
要するに細溝開口部を有する上蓋と、この上蓋の
収納部に中間板を介して微生物を含浸させた防臭
シートを挿入し、その上から下蓋板を嵌合するよ
うに構成したので、悪臭を完全に分解・消化する
ことができるとともに、薄肉状にコンパクト化す
ることができ、省スペース化を図ることができ、
狭い空間部分であつても容易にセツトすることが
できる。
また、組立が簡単であり、かつ防臭シート2と
上蓋1との間に隙間が形成されるようになつてい
るため、微生物が容易に呼吸することができ、微
生物の育成を促進し、長期にわたつて使用し得る
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す組立展開斜視
図、第2図は本考案に係る防臭器の上蓋を示す底
面図、第3図は本考案に係る防臭器の全体斜視
図、第4図は本考案に係る防臭器に用いる防臭シ
ートの平面図である。 1……上蓋、2……防臭シート、3……中間
板、4……下蓋板、5……細溝開口部、6……収
納部、7……溝部、8……幅広溝部、9……外
枠、10……凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 細溝開口部5を有する上蓋1の裏面に、多孔質
    質シートに悪臭成分を分解・消化させる微生物を
    含浸させてなる防臭シート2を収納する収納部6
    が形成され、この収納部6の内壁面には前記防臭
    シート2との間に隙間を形成すべく凹状の溝部
    7、これより幅広の溝部8が形成され、これら溝
    部7,8に前記細溝開口部5が穿設され、かつ前
    記上蓋1の裏面側に下蓋板4を取付けてなること
    を特徴とした防臭器。
JP1987178687U 1987-11-24 1987-11-24 Expired JPH046757Y2 (ja)

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JP1987178687U JPH046757Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24

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JPH0182045U JPH0182045U (ja) 1989-06-01
JPH046757Y2 true JPH046757Y2 (ja) 1992-02-24

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6128471B2 (ja) * 1980-11-04 1986-06-30 Injiinyasu Debaishizu Ltd
JPS62221354A (ja) * 1986-03-24 1987-09-29 鹿島建設株式会社 消臭方法及び消臭具

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6128471B2 (ja) * 1980-11-04 1986-06-30 Injiinyasu Debaishizu Ltd
JPS62221354A (ja) * 1986-03-24 1987-09-29 鹿島建設株式会社 消臭方法及び消臭具

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JPH0182045U (ja) 1989-06-01

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