JPS6128471B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6128471B2
JPS6128471B2 JP15509980A JP15509980A JPS6128471B2 JP S6128471 B2 JPS6128471 B2 JP S6128471B2 JP 15509980 A JP15509980 A JP 15509980A JP 15509980 A JP15509980 A JP 15509980A JP S6128471 B2 JPS6128471 B2 JP S6128471B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
base
valve
axis
stem
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15509980A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5783355A (en
Inventor
Ei Uirimusen Baanaadosu
Jii Paanhamu Rei
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INJIINYASU DEBAISHIZU Ltd
Original Assignee
INJIINYASU DEBAISHIZU Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by INJIINYASU DEBAISHIZU Ltd filed Critical INJIINYASU DEBAISHIZU Ltd
Priority to JP15509980A priority Critical patent/JPS5783355A/ja
Publication of JPS5783355A publication Critical patent/JPS5783355A/ja
Publication of JPS6128471B2 publication Critical patent/JPS6128471B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、バルブ研削装置に関し、詳細にはセ
ンターレス研削法を用いたバルブ研削装置に関す
る。
センターレス研削方法は、これまで自動車業界
で使用されるようなバルブの研削に使用されてき
たがこれらの従来の使用には、本発明により克服
しようとする種々の欠点があつた。
本願に関連する従来技術として次のものがあ
る。
米国特許第1533133号(1925年4月14日登録) 米国特許第1452508号(1923年4月14日登録) 従来技術の欠点は、設計に柔軟性がないことお
よび以下述べるようなある固有の問題点に関連し
ている。
すなわち、従来においては、バルブとベースロ
ーラとの接触が直線状となり、面状の接触が得ら
れず、良好な支持が達成できない。ローラが金属
製であるので、金属粉や金属片がバルブシヤフト
とローラとの間に入り込み、バルブの中心のずれ
を生じ易く、ローラ組立体による支持のためにコ
スト高になり、またバルブ面と砥石との間の圧力
の調整が困難である。
従つて、本発明によれば、互いに軸芯が平行に
なるよう並置された2つのベースローラと、 ローラの周速が等速となるようベースローラを
同一方向に確動するための駆動手段と、 ベースローラの軸を含む平面に平行な平面上に
軸があるようベースローラ上に中心を有する自由
回転制御ローラと、 ベースローラに対して制御ローラを選択的に上
下動し、かつ制御ローラの角度を上記平行平面内
で選択的に変化させ軸がベースローラ軸に平行な
中心点の両側に対して制御ローラを傾斜させる手
段と、 バルブのステムのある部分がベースローラと接
触したときバルブステムの他の部分を支持し、バ
ルブのステムがベースローラ軸と平行に延長させ
るようベースローラから離間して設けられた支持
手段と、 研削ホイールとこれを駆動する手段と、 支持手段からベースローラへの方向(後方向)
へ最大限バルブを移動させる停止手段とから成る
バルブ研削装置が得られる。
以下添附図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明するが、図中の同一番号は同一部品を示
す。
まず第1図を参照すると、本図はバルブ研削装
置10を示し、この装置は主フレーム12とサブ
フレーム14とから成つている。主フレーム12
に対して従来の研削ホイール16が取付けられ、
このホイール16は電動モータ(図示せず)によ
り高速で回転される。研削ホイール16は、第1
図に示すようにハウジング17で被われている
が、バルブ20を研削する操作部18はハウジン
グ17に被われていない。
次に第2〜5図を参照してサブフレームについ
て詳細に説明する。
第5図は、2つのベースローラ22を示すが、
これらローラ22は軸を平行にした状態で並置さ
れており、かつ摩擦接触しないよう配置されてい
る。駆動装置23は、ベースローラ22の周速を
等速とするためこれらベースローラ22を同一方
向に確動するよう設けられている。図示した実施
例では2つのローラ22の径を等しくし、これら
ローラ22を2本の平行シヤフト24に取付け、
ベルト26と駆動ピニオン27とシヤフト24上
にそれぞれ取付けられた2つの同じ形状の被動ピ
ニオン29から成るベルト式駆動機構によつてロ
ーラ22の周速を等速にしている。駆動ピニオン
は、電動モータ30と従来タイプの減速機32を
介して低速ではあるが一定速度で回転される。
しかしながら、ベースローラの径が違つても被
動ピニオン29の径を調節すれば、ベースローラ
22の周速を等速とできることは明らかである。
第5図に示すようにバルブ33にはステム34
を設け、このステム34を2つのベースローラ2
2によつて構成されるV字溝に載置することがで
きる。
バルブのステム34をベースローラ22の表面
を摩擦接触させるためにベースローラ22の上方
に中心をとつた自由回転制御ローラ36が設けら
れ、この制御ローラ36の軸はベースローラ軸を
含む平面に平行な平面上にある。図示した実施例
ではベースローラ22の軸とシヤフト24の軸
は、同じであり、ほとんど水平であるのでこれら
軸を通過する平面も水平である。自由回転制御ロ
ーラ36も平行面上に軸を有しているが、第5図
の状態では制御ローラ36の軸はベースローラ2
2の軸とは平行でない。この制御ローラ36は、
以下簡単に述べる機構と連動しベースローラ66
に対し上下動できかつ垂直線のまわりを回転でき
る。このため制御ローラ軸の角度は平行平面内で
変えることができるので、制御ローラ36はベー
スローラ22の軸に平行な制御ローラ軸の中心点
の両側面に対して傾斜できる。
ベースローラ22の下方(第5図の右側)に
は、支持手段37が位置し、バルブのステム34
の一部がベースローラ22と接触するときバルブ
ステム34の他の部分を支持する。この支持手段
はバルブのステム34がベースローラ軸に平行に
延長するように位置している。更に詳細に述べる
と、この支持手段37は、第5図に示すように2
つの弓状部材38と39とから成り、V字状の溝
41を構成する。この溝41の側面43および4
4は、それぞれのベースローラ22と同じ曲率を
有している。支持手段37は、更に溝41の頂点
上方に支持され上下動できるようになつているホ
ールドダウン部材46を含む。バルブのステム3
4が溝41内に支持されているときこのステム3
4にこのホールドダウン部材46を押圧するため
の手段が設けられている。
停止手段48は、バルブのステムを支持手段3
7からベースローラ22の方向へ最大限移動でき
るように設けられている。上記方向を以下後方向
(第5図では左側方向)とする。
この停止手段48は、第5図に示すようにサブ
フレーム14に対して固定された固定シヤフト5
0と、この固定シヤフト上で摺動できるバレル5
2と、バレル52をシヤフト50上の任意の位置
へロツクする手段を構成するネジ切りしたロツク
ング部材53とから形成されている。詳細には、
ネジ式ロツキング部材53はルーレツトのついた
ヘツド54とネジ切りしたシヤンク55を有し、
シヤンク55をバレル52の軸に直角にこの壁を
貫通するネジ孔へネジ込めば、ネジ切りしたシヤ
ンク55はシヤフト50を強く締めることができ
る。
バレル52は、2つの停止部材すなわちベース
ローラ22にバルブステム34が支持され、後方
に移動するとステム34と接触するようになつた
部材58を有し、バレル52に固定された永久停
止部材57と、この永久停止部材57の前方に位
置し、バレル52に対して枢着された一時停止部
材60を支持する。一時停止部材60は、この部
材60がバルブのステム34と接触できる介在点
(破線で示す)と、バルブのステム34が一時停
止部材60をバイバスして永久停止部材57と接
触する取外し点(第5図中実線で示す) 永久停止部材57は、第5図に示すように外形
がほぼ長方形であるが、一時停止部材60は若干
細長く、重い方の部分がバルブのステム34との
接触点方向へ延長し、軽い方の部分は後方向へ延
長している。軽い方の部分は、手で押すと一時停
止部材60の作動接点部を上昇できる押圧レバー
62を含む。停止部材60が第5図の破線部の位
置にあれば、上記レバー62の押圧により一時停
止部材60はバルブステム34の後端部と接触す
るはずである。
次に第1,2および3図を参照すると、制御ロ
ーラ36を選択的に上下動しかつローラ36の軸
の角度を変える制御手段は、頂部に端板65をボ
ルト(図示せず)止めされた案内シリンダ64を
含む。案内シリンダ64は、ベースローラ22の
上方に中心があり、その軸は垂直すなわちベース
ローラ22の軸を含む平面(実施例では水平であ
る)に直角である。ピストン67は案内シリンダ
64内で摺動自在であり、このピストン67は制
御ローラ36を支持している。案内シリンダ64
は下端ブロツク68と螺合し、ブロツク68は従
来のボールベアリング70が支持された2つの下
方に延長するアーム69を有し、ベアリングは回
転自在にシヤフト72を支持し、シヤフト72は
ブツシング74を通して制御ローラ36を支持す
る。制御ローラ36を支持するピストン67は、
案内シリンダ64内で垂直方向へ往復動できかつ
案内シリンダ64内で軸まわりにある程度回転で
きる。
レバー76は、ピストン67の軸に垂直に延長
しかつピストン67の壁に螺合されている。レバ
ー76は、シリンダ64の開口77を貫通し、ピ
ストンから突出している。開口77は、レバー7
6の径より大きな幅を有しかつレバー76の径よ
り長い距離だけ下方へ延長している。実際は、開
口77は、大体長方形であるが、正確に述べるな
ら隅に丸みを設けた、シリンダ64面の長方形で
ある。開口77は、レバー76よりも幅が広いの
で、シリンダ64内でピストン67を若干回転移
動できる。また開口77は、レバー76の径より
垂直方向に長いのでシリンダ67内でピストン6
7を垂直に移動することが可能である。
ピストン67は、コイルスプリング79によつ
て最上点へ弾性的に押上げられている。コイルス
プリング79の下端は、下端ブロツク68内の溝
81の中のシヤフト80に固定されている。スプ
リング79の上端は、端板65に対して固定され
たシヤフト83のまわりに係止されている。同心
状の下方延長管状部84は、端板65と一体的で
あり、ピストン67の内径より小径の上方部分と
ピストン67の内孔86内に遊嵌しかつ摺動自在
に収容された下方部分85とを有する。下方部分
85と内孔86の間にはOリング式のシール手段
87が設けてありシールを完全にしている。
端板65は、プラグ88をネジ込む中心ネジ切
り孔86を有する。プラグ88と端板65との間
はOリング部材90によりシールされる。プラグ
88の中心にはネジ切りした開口91が設けられ
従来のコネクタ92を収容しているが、このコネ
クタ92を通して管状部84(ここにはスプリン
グ79が位置する)内の空間へ高圧空気を送るこ
とができる。こうして管状部84内の空気圧が増
加するとスプリング79の押圧力に打ち勝つてピ
ストン67は下端ブロツク68と制御ローラ36
と共に下方へ下げられる。
スプリング79もシヤフト80と83を適当に
整合させることにより案内シリンダ64に対して
ピストン67へトルクを与えることができる。実
際は、このトルク張力は、制御ローラ36がバル
ブのステム34を停止部材48に向つて逆方向へ
移動させるような方向へできるだけピストン67
を回転させるようになつている。オペレータがバ
ルブのステムをサブフレームから前方へ押圧した
いとき又は前方向又は後方向へ押さないで均一に
進行させない場合には、レバー76の位置に対応
する位置へ調節するだけでよい。バルブのステム
を均一に進行させるにはレバー76を開口77の
中間点へ置き、制御ローラ36の軸をベースロー
ラ22の軸と平行にする。バルブのステム34を
把持装置よりも前方へ押圧するには、レバー76
を開口77と逆の側へ移動させ、制御ローラ36
の角度をスプリング79によつて生じるトルクで
得られる場合と逆にする。
第2図には、溝41に対してホールドダウン部
材46を上下動する手段が示してある。この手段
とは、空気シリンダおよび空気供給ライン94で
あつていずれも従来と同じ構造である。
第4図について若干述べると、詳細に示した支
持手段37は、溝41を構成するように部材38
および39を支持するフレーム部材95を含んで
いる。フレーム部材95は、ベースローラ22に
対して異なる前方位置や後方位置へ固定できるよ
う従来のあり継ぎ固定装置99を設けたベース9
7を有する。詳細には、サブフレームは、あり形
台103を有するベース部材を含み、フレーム部
材95のベース部分97は、あり形台103に嵌
合する溝を構成している。あり形台103と溝と
の間にはくさび部材104が設けられ、ネジ部材
106によつて左右方向(図からみて)へ押圧さ
れる。本構造は、旋盤のような最新型の工作機械
のものと同じであるのでこれ以上詳しく述べな
い。
フレーム部材95の頂部には、水平板105が
位置し、これに空気シリンダ93の下端が固定さ
れている。
サブフレーム14は、主フレーム12に取付け
られているが、種々の方法で主フレーム12から
取外すことができることは、第1,2,6,7お
よび8図から明らかであろう。
又サブフレーム14は、弓状スライド108の
上に取付けられており、このスライドは揺動リン
ク110の頂部に取付けられているが、この点に
ついて以下詳細に説明する。
サブフレーム14のベース板101は、第4図
の99に示すようなキー止めと同じように弓状ス
ライド108に対してあり継ぎされる。弓状スラ
イド108は、弓状あり形台を構成し、このあり
形台はベース板101の下面の整合用弓状あり溝
に収容される。ねじ部材114で制御されるくさ
び112は、ベース板101を弓状スライド10
8の任意の点へロツクすることができる。弓状ス
ライド108の表面115には目盛が刻印されて
おり、針117は目盛り中の特定点を示すので、
サブフレーム14を特定のセツト点から移動させ
ても再度正しくセツト点へ戻すことができる。サ
ブフレーム14を弓状スライド108に沿つて移
動させると、サブフレーム14は、バルブヘツド
がサブフレーム14内に収容保持されている時の
バルブヘツド位置に近い理論上の点のまわりを回
転する。サブフレーム14を弓状スライド108
に対して調節すると、バルブのシール面の研削角
を5゜〜47゜の間で変えることができる。
揺動リンク110は、ベースのハウジング11
9の上面に設けられたスロツトの長手方向へ揺動
する。スロツト118は、研削ホイール16の回
転面に対して平行に延長する。従つて、揺動リン
ク110が研削ホイール16に対して前後方向へ
移動すると、サブフレーム14全体も研削ホイー
ル16の前後方向へ移動する。リンク110がホ
イール16から離間しているときは研削ホイール
16に触れることなくサブフレーム内のバルブを
容易に取外して交換できる。
作業者が同じ長さの同一形状のバルブを連続し
て研削するには、サブフレーム14を研削ホイー
ル16から離してからバルブを交換し、次に研削
ホイール16に対してサブフレーム14を作動位
置へ戻せば、常にサブフレーム14を同じ点へ戻
すことができるので時間が節約できて有利であ
る。しかしながらバルブの長さが異なつていて
も、サブフレーム14が内側の点(すなわち、揺
動リンク110が研削ホイール16にできるだけ
近くなるよう内側へ移動している点)に達してい
ればサブフレーム14の位置を研削ホイール16
に対して短時間のうちに調節できるという利点が
ある。このような機構により、以下第6、又は8
図を参照して説明するように反復性と調節容易性
を兼備することができる。
揺動リンク110の下端は、第6図に示すよう
にシヤフト120に固定され、シヤフト120
は、ベースハウジング119の内側に固定された
2枚の対抗する補助板121内で回転するよう軸
支されている。シヤフト120にはリンク123
が固定されている。このリンク123は揺動リン
ク110から離間し、シヤフト120の上方に離
間する交差部材124を介して揺動リンク110
に固定されている。
交差部材124の上方で架橋シヤフト125お
よび126はベアリングを含むベアリングハウジ
ング128を支持し、このベアリングは、回転で
きるがハンドル131を右端に取付けたシヤフト
130を長手方向へ移動させることはできない。
架橋シヤフト125および126は、ベアリン
グハウジング128を架橋シヤフトの共通軸のま
わりに回転させる。
シヤフト130の左端には雄ネジが切つてあ
り、補強板121内に軸支された回転シヤフト1
38上に支持されたトラニオン136と係合する
複合係止体135と係合する。シヤフト130の
左端は、トラニオン136の中心孔を貫通する
が、中心孔の内径はネジの外径よりも大きいの
で、シヤフト130とトラニオン136とは係合
しない。
次に複合係止体135、トラニオン136の作
動についてより詳細に説明するので第7図を参照
のこと。
第7図において複合係止体135は、前方部材
140および後方部材141から成り、両部材共
外形が円筒状でかつシヤフト130と螺合する。
後方部材141は、後面に中心軸に対して対称の
2つの溝143を有し、トラニオン136は前方
に突出する2つの整合突起147を有する。この
突起147は、シヤフト130が後方(第7図で
は左側)へ移動した際溝143と係合するので、
シヤフト130の最後部位置とこれに対応する弓
状スライドの最後部位置を決める。
シヤフト130が最後部位置にあつて、突起1
47が溝143と係合すると、複合停止体135
の回転が上記係合により阻止される。又ハンドル
131によるシヤフト130の回転により、シヤ
フト130はトラニオン136に対して前後へ移
動されるので、ベアリングハウジング123、揺
動リンク110、弓状スライド108、サブフレ
ーム14の位置を段階的に調節できる。
シヤフト130がトラニオン136から離間し
て前方向(第7図では右方向)へ移動する際は後
方部材141には回転を阻止する力は加わらな
く、シヤフト130を回転すれば複合停止体13
5も回転する。当起147が溝143と係合して
いる時に複合停止体135の2つの部材141と
140が共に回転することを保証するためにこれ
ら部材141および140内の整合する孔に設け
た2つのコイル式圧縮スプリング149により部
材141および140はスプリングで押圧されて
離間するようになつている。
スプリング149から90゜離れたところには、
圧縮コイルスプリング149を入れた孔よりも小
径の孔が設けてありこの中に案内ピン151が入
れてある。従つて、コイルスプリング149の作
用によつて、各々の部材140および141が互
いに離間するので、各部材とシヤフト130の螺
合が維持される。この螺合状態の維持により複合
停止体135とシヤフトの摩擦が強まるので、シ
ヤフト130が回転すれば停止体135も回転す
ることになる。
上述のような構成により、ベアリングハウジン
グ128およびシヤフト130が前方へ移動する
ことにより揺動リンク110が前方向(第6図で
は時計回わり方向)へ揺動するときに、ハンドル
に物がぶつかつたり、又はハンドルの位置が変わ
つてもシヤフト130上の複合停止体135の長
手方向の位置は変わらない。このため揺動リンク
110が最内端点(第6図の反時計方向)へ戻る
ときは最内端点が得られる。
揺動リンク110および弓状スライド108を
研削ホイール16から離間(第6図図の時計回わ
り方向)させるために中心軸153に枢着された
3つのリンクからなるYリンクが設けられてい
る。3つのリンクは、下方リンク154と、後部
上方リンク155、前方上方リンク156から成
る。下方リンク154は上部にフオーク158を
有し、この間をシヤフト160が通つている。上
方リンク155および156の内端はシヤフト1
60に枢着されている。
下方リンク154は、ほぼ下方の枢着点162
へ延長する。枢着点では、リンク154はレバー
163の一端へ接続され、このレバー163の他
端にはフツトペダル164が設けられている。レ
バー163は、ベースハウジング119に設けら
れた垂直方向に延びるスロツト165を通つて外
方へ突出しており、その中間点においてブラケツ
ト167に枢着されている。ブラケツト167
は、ベースハウジング119の底部壁に固定され
た部材168に固定されている。
これよりフツトペダル164に下方向の圧力が
加わると、下方リンク154が上方へ移動し、上
方リンク155および156の下端に上方向への
圧力がかかる。
第6図に示すように後部上方リンク155の上
方後端部はシヤフト138に枢着されており、こ
のシヤフト138は補強板121に固定されてい
るので後部上方リンク155の上方枢着端は移動
できない。
他の上方リンク156の上方前端は、架橋シヤ
フト126に枢着されているので、リンク110
および121が下端部のまわりを回転すれば架橋
シヤフト126も前後へ移動できる。
従つて、フツトペダル164に下方向の圧力が
加えられると、シヤフト160が上昇し、このた
め上方リンク155と156とのなす角度が増大
し、前部上方リンク156の上部前端が右方向に
移動される。このため揺動リンク110は第6図
に示すように時計回わり方向へ回転するので、弓
状スライド108とサブフレーム14は研削ホイ
ール16から離間される。
上記装置は、幾つかの工夫によりかなりの柔軟
性と操作性を得ていることは明らかであろう。一
つは、従来装置の制御ローラと異なる制御ローラ
36を水平面内で選択的に旋回して、バルブステ
ム34に加わる長手方向の力を調節しかつ必要な
場合には逆方向に加えることができるようにした
点である。第2図は米国特許第1452508号に述べ
られている従来技術では、上方弓状ローラのみを
駆動してバルブステム34との駆動接点(これは
理論上直線である)を一つにしているが、本装置
では3つのローラのうちの2つのローラ(ベース
ローラ22)を駆動しているので、バルブステム
34に対する摩擦保持力が増加する。ローラはす
べての強靭でかつ多少弾力性のある材料、例えば
ナイロンから構成するのが好ましく、このような
材料から作ることにより金属ローラで得られるよ
うな理論上直線の接触と異なり面状の接触が得ら
れる。ローラを金属性でなくて弾性体にしたこと
によつて得られる他の利点は、金属粉又は金属片
がシヤフトと非弾性金属ローラの間に入り込みバ
ルブシヤフトの中心がずれてしまうことがなくな
ることにある。弾性ローラは、金属粉を吸収する
よう作動する。
他の利点は、ローラ組立体の前方の支持手段3
7にある。すなわちこの支持手段は、実際にロー
ラを設けなくてもベースローラ22の面のように
作動する。当然この支持手段37の位置に自由回
転ローラを設けてもよいが、このようなローラの
シヤフト等を設けるとコストが高くつくが、この
支持手段によりコストが低減されている。更に支
持体の回転を防止することにより、金属粉と金属
片がバルブのシヤフトと支持体との間に進入する
ことは不可能となる。このような金属粉は、シヤ
フトと固定支持体との間の接点をふき取るだけで
除去できる。支持手段37の部材38と39の側
面43および44をローラ22の表面と整合させ
ることにより種々の径のバルブのステムを研削で
きかつステムの軸がシヤフト24に対して多少上
下にずれていてもベースローラ22のシヤフト2
4に正しく平行となる。
更に別の利点は、バルブ面と砥石との間の圧力
に応じたスピードで砥石がバルブを研削できる点
にある。この圧力は、制御ローラ36の角度およ
びローラ36にかかる垂直圧力を制御する空気圧
により決まる。実際は、バルブのステムを後方に
押圧する力は、空気圧の調節により主として調節
される。その理由は空気圧はバルブの寸法とバル
ブ面の面積に対応したレベルにセツトできるから
である。制御ローラ36は通常はバルブステムの
後方への移動に対応した完全に角度をなした点に
揺動されるはずである。本発明の実施例では、バ
ルブ34が挿入される時には一時停止体60は最
初作動位置(第5図の破線)にある。このステム
の挿入は、スプリング79を入れた中間キヤビテ
イに空気圧がかかつていないため制御ローラ36
がスプリング76によつて上方へ上がつていると
き行なわれる。次に制御ローラ36を下げ、装置
のスイツチを入れる。ベースローラ22が回転す
ると、バルブのステム34の後端が一時停止体6
0に当接するまでステム34は徐々に後方へと引
寄せられる。この時弓状スライドは最も内側の位
置にあり、バルブの面は研削ホイール16の外側
縁170に隣接するが接触させない。バルブのス
テム34が一時停止体60に接触すると、レバー
62を手で押して一時停止体60をバルブのステ
ム34から外す。制御ローラ36が角度をなした
状態でベース部材22を連続的に回転すると、バ
ルブステム34は更に後方へ移動し、永久停止体
57と接触する。しかしながら、接触前に研削す
べきバルブ面(第2図の172)は、研削ホイー
ル16の研削面と接触し、研削が開始される。バ
ルブの面から材料が除去されると、バルブは全体
に後方へと徐々に移動し、永久停止体57と接触
する。この接触が生じると面172は平らにかつ
完全に研削される。
面172を研摩するには、レバー76を中間点
へ移動し、制御ローラ36の軸をベースローラ2
2の軸と平行にすれば、バルブは研削ホイール1
6から浮き、面172を研摩できる。この研摩法
は、バルブのステムが永久停止体57に当接する
前に行うとができる。逆にバルブのステムが永久
停止体57に接触し、ステムが後方へ移動できな
くても、バルブ面を研削ホイール16から浮か
し、研摩をすることができる。
次の研削を行うためにバルブを交換するには、
まずレバー76を上述のように反時計方向一つぱ
いに(第3図に示す位置とは逆にある開口77側
へ)移動すると、バルブの面16は研削ホイール
16の研削面170から離間する。このときに、
フツトペダル164を足で踏み下方へ押圧する
と、サブフレーム14全体は研削ホイール16か
ら外方へ揺動するので、作業者はバルブを交換で
きる。この交換は、コイルスプリング79の入つ
たチヤンバ内の空気圧を切り、同時に空気シリン
ダ93内の空気圧を除去することによつて行なわ
れる。この操作により、ホールドダウン部材46
と制御ローラ36は上方へ移動できるので、作業
者はバルブを取上げ、前方へ移動させて外し、次
のバルブを置けばよい。
次のバルブを置く前に作業者は一時停止体60
を第5図の破線位置へ下げれば、新しい次のバル
ブは、研削ホイールに対して研削点へ引寄せられ
ることはない。新しいバルブがベースローラ22
の上へ載ると、作業者は空気圧装置を作動させ
て、制御ローラ36およびホールドダウン手段4
6を下げバルブを固定する。ベースローラ22が
回転すると、新しいバルブは一時停止体60に向
つて後方へ徐々に移動し、最後に接触する。この
状態で(又はバルブのステム34と一時停止体6
0が接触する前に)作業者は、フツトペダル16
4上の圧力を除去すればサブフレームを研削ホイ
ールへ向けて内側へ移動できる。サブフレームと
これに支持されたバルブが最も内側の点へ移動す
ると、作業者はレバー62を下げて一時停止体6
0を外せば、バルブは固定停止体57へ向つて後
方へと徐々に引寄せられる。固定停止体と接触す
る前にバルブ面の研削が始まる。
第6図に示すようにベースハウジング119と
下方リンク154上の中間点の間に従来と同じ構
造の緩衝部品175が設けてあるが、これによつ
てサブフレーム14が最外点および最内点へ衝突
することが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、バルブ研削装置全体の斜視図、第2
図は、バルブを固定し、制御し回転するサブフレ
ームの縦断面図、第3図は第2図の3−3線に沿
つた断面図、第4図は第2図の4−4線に沿つた
断面図、第5図は第2図に示すサブフレーム中の
各種ローラ、駆動装置および関連部品を示す略
図、第6図は内部機構を示す第1図の組立体の底
部の一部破断図、第7図は第6図の7−7線に沿
つた断面図、第8図は第7図の8−8線に沿つた
断面図である。図中、 12……主フレーム、14……サブフレーム、
16……研削ホイール、22……ベースローラ、
23……駆動手段、30……駆動手段、34……
バルブステム、36……自由回転制御ローラ、3
7……支持手段、48……停止手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いに軸芯が平行となるよう並置された2つ
    のベースローラと、 ローラの周速が等速となるようベースローラを
    同一方向に確動するための駆動手段と、 ベースローラの軸を含む平面に平行な平面上に
    軸があるようベースローラ上に中心を有する自由
    回転制御ローラと、 ベースローラに対して制御ローラを選択的に上
    下動し、かつ制御ローラの角度を上記平行平面内
    で選択的に変化させ軸がベースローラ軸に平行な
    中心点の両側に対して制御ローラを傾斜させる制
    御手段と、 バルブのステムのある部分がベースローラと接
    触したときバルブステムの他の部分を支持し、バ
    ルブのステムがベースローラ軸と平行に延長させ
    るようベースローラから離間して設けられた支持
    手段と、 研削ホイールとこれを駆動する手段と、 支持手段からベースローラへの方向(後方向)
    へ最大限バルブを移動させる停止手段とから成る
    バルブ研削装置。 2 ベースローラが同一径を有しかつバルブのス
    テムを摩擦により保持できる表面を有し、ベース
    ローラが同一速度で回転し、ベースローラ軸を含
    む平面が略水平である特許請求の範囲第1項記載
    の装置。 3 制御手段が、ベースローラ軸を含む平面に対
    して軸が直角となつているベースローラ上に位置
    する案内シリンダと、 案内シリンダ内で摺動自在で上記制御ローラを
    支持するピストンと、 ピストンに取付けられており、シリンダの開口
    を貫通して突出し制御ローラ軸の角度を変える上
    記制御手段の一部であるレバーと、 ピストンを常にベースローラから離間させるよ
    う押圧する弾性手段と、 上記弾性手段の押圧力に抗してピストンをベー
    スローラに向けて押圧するよう選択的に作動する
    流体圧手段とから成る特許請求の範囲第1項また
    は第2項いずれか記載の装置。 4 支持手段が各々のベースローラと同じ曲率の
    側面を有するV字溝を構成する手段を有し、上記
    支持手段が更に上記溝の先端の上方に支持され往
    復動するホールドダウン部材とこのホールドダウ
    ン手段を溝内に支持されたバルブのステムに対し
    て下方へ押圧する手段とを有する特許請求の範囲
    第1項記載の装置。 5 ホールドダウン部材を下方へ押圧する手段が
    空気作動シリンダを有する特許請求の範囲第4項
    記載の装置。 6 停止手段がベースローラ軸に平行に延長する
    固定シヤフト上で摺動自在なバレルと、このバレ
    ル上に設けられバレルをシヤフトの所定位置へロ
    ツクする手段と、バルブのステムが上記ベースロ
    ーラ上に支持されて後方へ移動するときバルブの
    ステムと接触できる部分を有しバレルに固定され
    た永久停止部材と、永久停止部材の前方に設けら
    れ、バレルに対して枢着された一時停止部材とか
    ら成り、一時停止部材はこの部材がバルブのステ
    ムと接触する介在点とバルブのステムがこの一時
    停止部材をバイパスして永久停止部材に接触する
    取外し点との間を選択的に枢動でき、かつこの一
    時停止部材は介在点へ向けて押圧され取外し点へ
    向けて手で移動できる特許請求の範囲第1項記載
    の装置。
JP15509980A 1980-11-04 1980-11-04 Grinding attachment for valve Granted JPS5783355A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15509980A JPS5783355A (en) 1980-11-04 1980-11-04 Grinding attachment for valve

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15509980A JPS5783355A (en) 1980-11-04 1980-11-04 Grinding attachment for valve

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5783355A JPS5783355A (en) 1982-05-25
JPS6128471B2 true JPS6128471B2 (ja) 1986-06-30

Family

ID=15598598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15509980A Granted JPS5783355A (en) 1980-11-04 1980-11-04 Grinding attachment for valve

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5783355A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH046757Y2 (ja) * 1987-11-24 1992-02-24

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6427847A (en) * 1987-02-27 1989-01-30 Toyoda Machine Works Ltd Multiple string work main shaft grinding machine for grinding tapered surface

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH046757Y2 (ja) * 1987-11-24 1992-02-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5783355A (en) 1982-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001341039A (ja) クランプ装置
JPH04201155A (ja) 工作機械主軸のバランス装置
EP0456590A1 (fr) Dispositif de rectification de la tête d'une soupape, notamment d'un moteur à combustion interne
GB2202791A (en) Guiding and preventing vibration of bandsaw blade
CA1114171A (en) Centreless valve grinding
JPS6128471B2 (ja)
EP0471730B1 (en) Grinding apparatus
US4534133A (en) Machine for superfinishing annular workpieces
US2731863A (en) Hand supportable clamp and bench
US4428160A (en) Centerless valve grinding
US6551178B1 (en) Reamer with adjustable expansion/contraction, and bore finishing machine comprising the same
US4000583A (en) Belt-type abrader with means to compensate for tool wear
US4583271A (en) Method and apparatus for burnishing splines and gears using synchronously rotated gears
JP2607415B2 (ja) ドリル刃先研削機
FR2862248A1 (fr) Dispositif de polissage de la surface d'un bloc de materiau
US4862644A (en) Optical lapping machine
JP6780402B2 (ja) 研削加工機
KR200229938Y1 (ko) 절삭용 바이트의 자동 연마 장치
EP0186432A2 (en) Drill cutting edge grinder
US4228621A (en) Valve surfacing machine with variable speed chuck
JPH0451961Y2 (ja)
JP2598089B2 (ja) 眼鏡レンズ周縁部面取装置
JPS6384836A (ja) 切削工具駆動装置
US4174592A (en) Lapidary device
JP2510022Y2 (ja) ディスク研磨機のワ―ククランプ装置