JPH046729A - 電界放出素子およびその製造方法 - Google Patents

電界放出素子およびその製造方法

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JPH046729A
JPH046729A JP2109203A JP10920390A JPH046729A JP H046729 A JPH046729 A JP H046729A JP 2109203 A JP2109203 A JP 2109203A JP 10920390 A JP10920390 A JP 10920390A JP H046729 A JPH046729 A JP H046729A
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JP
Japan
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spindle
shaped
gate electrode
projection
field emission
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JP2109203A
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Inventor
Hiroshi Komatsu
博志 小松
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は発光型表示装置、プリンタヘッド、多極電子装
置などに利用される電子源のうち、電界効果による電子
放出が可能な電界放出素子およびその製造方法に関する
[従来の技術] 従来の電界放出素子は、スピンド(C,A、  5pi
ndt)らがジャーナル・オブ・アブライド・フィジッ
クス(J、  A、  P)、vol、47、No、1
2(1976)に発表したものが知られている。これは
第4図に示すようにシリコン基板1の表面に絶縁層2と
ゲート電極3を積層し、絶縁層とゲート電極を開口した
のち、この開口をマスクとしてシリコン基板上にモリブ
デンなどの金属をスパッタ法などにより堆積させる自己
整合化技術によって、電子を電界放出する鐘状突起4を
形成した電界放出素子である。
[発明が解決しようとする課題] しかし前述した従来技術による電界放出素子は、以下に
述べるいくつかの問題点をもつ。すなわち、■ 特に大
きな平面基板上に一面にわたって鐘状突起を形成する場
合、スパッタあるいは蒸着などの方法では線源からみた
基板に仰角が生じ、基板の中心付近と周辺付近で鐘状突
起の錘軸の基板面に対する角度が異なり、この結果電子
放出の電圧あるいは電流密度に分布が生じてしまう。
■ また、ゲート電極の開口のためのエツチングにおい
て開口径にばらつきが生じ、この結果、鐘状突起の先端
とゲート電極との距M1がばらつき、放出電界のしきい
値がばらついてしまう。
などの問題点があった。
そこで本発明は上述した従来技術の問題点を克服するた
めのもので、その目的とするところは、大面積基板上に
均一で歩留まり高く形成でき、鐘状突起とゲート電極を
サブミクロンの距離で正確に制御できる電界放出素子お
よびその製造方法を提供するところにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の電界放出素子は、平面基板と、該平面基板表面
に形成された鐘状突起と、前記平面基板表面に形成され
た絶縁層と、該絶縁層表面に形成され前記鐘状突起の先
端で開口されたゲート電極と、を有する電界放出素子に
おいて、前記ゲート電極は前記錘状突起上部において前
記鐘状突起と錘軸を同じくする踵状電極部を有すること
を特徴とする。
また、前記鐘状突起は円錐型あるいは角錘型あるいは角
が丸まった準角錘型の構造を有することを特徴とする。
本発明の電界放出素子の製造方法は、平面基板表面に鐘
状突起を形成する工程と、前記鐘状突起を含む前記平面
基板表面に絶縁層およびゲート電極層を積層して形成す
る工程と、前記ゲート電極層表面にレジスト層を形成す
る工程と、前記レジスト層を表面より均一にエツチング
除去する工程と、前記煙状突起部においてレジスト面に
露出した前言己ゲート電極層をエツチング除去する工程
と、前記煙状突起部に露出した前記絶縁層をエツチング
除去する工程を含むことを特徴とする。
また、前記レジストおよびゲート電極層をドライエツチ
ングすることを特徴とする。
[実施例] 本発明の電界放出素子およびその製造方法を実施例に従
いさらに詳述する。
〈実施例1〉 第1図(a)および(b)は、本発明の第1の実施例を
説明するためのもので、円錐型の鐘状突起をもつ電界放
出素子の概略平面図およびA−A′線に沿った概略断面
図をそれぞれ示している。
この電界放出素子は、単結晶のシリコン基板1の表面に
円錐型の鐘状突起4をもち、煙状突起部を除くシリコン
基板表面に二酸化シリコン薄膜よりなる絶縁層2をもち
、絶縁層2の表面にモリブデン(MO)金属薄膜よりな
るゲート電極3をもつ構造である。ゲート電極3は煙状
突起部において鐘状突起4と錘軸8を同じくする踵状電
極部6をもち、鐘状突起4の錘先端5の上部に電極間ロ
アを有する。
シリコン基板1は(100)面方位をもち、キャリア濃
度は約I X 1015cm−’である。ただし低抵抗
化のためにシリコン基板全体もしくは錘状突起付近に不
純物をI X I QI9c m−’程度ドーピングし
たものを用いてもよい。鐘状突起4はシリコン基板1を
エツチングして作製され、その高さは約8000A、断
面の頂角は約90°である。
絶縁層2は膜厚が雌状突起の高さより小さいほうが好ま
しく、約6000Aであり、直流の絶縁破壊耐圧が6x
lO6MV/cm以上と大きいものが望ましい。ゲート
電極3のうち、煙状電極部6は雌状突起4の壁面に平行
に形成されている。本発明の電界放出素子においては、
電子放出のゲートしきい値電圧を均一にするために、錘
先端5と煙状電極部6の距離が一定になるよう、錘先端
5より煙状電極部6にひかれた垂線が煙状電極部6を横
切るように、煙状電極部6の電極間ロアの位置を選ぶこ
とが重要である。本実施例では錘先端5と煙状電極部6
の距離は5000Aである。煙状電極部6とゲート電極
3は厚さ3000AのMO薄膜によって一体的に形成さ
れている。
本実施例において作製された電界放出素子は、約1xl
O−”Torrの真空下で動作させたとき、ゲート電圧
が40Vにおいてカソード電流は3゜μAであった。ま
た3インチシリコン基板上でのカソード電流のばらつき
は10%以下であった。
〈実施例2〉 第2図(a)および(b)は、本発明の第2の実施例を
説明するためのもので、角錐型の雌状突起をもつ電界放
出素子の概略平面図およびB−B″線に沿った概略断面
図をそれぞれ示している。
この電界放出素子の構成は、実施例1で示した円錐型の
雌状突起をもつ電界放出素子とほぼ同様である。すなわ
ち本実施例の電界放出素子はシリコン基板1の表面に形
成した角錐型の雌状突起4゜と、雌状突起4゛を除くシ
リコン基板1の表面に形成した絶縁層2と、絶縁層2の
表面に形成した煙状電極部6′をもつゲート電極3より
構成される。角錐型の雌状突起4″はシリコン基板1の
表面を異方性エツチングすることによって作製される。
錘先端5を通る離軸8°は煙状電極部6゛の離軸と同一
である。
本実施例においても実施例1で述べたように、電子放出
のゲートしきい値電圧を均一にするために、錘先端5と
煙状電極部6′の距離が一定になるよう、錘先端5より
煙状電極部6′にひがれた垂線が煙状電極部6°を横切
るように煙状電極部6”の電極間ロアの位置を選ぶこと
が重要である。
なお、角錐型の雌状突起を作製するときに、角錐の角が
丸みを帯びた準角錐型の雌状突起が作製される場合があ
るが、本発明の電界放出素子は、このような準角錐型の
雌状突起であっても十分に適用できるものである。
〈実施例3〉 第3図(a)〜(f)は実施例1で述べた円錐型の雌状
突起をもつ電界放出素子の製造方法を説明するもので、
ポイントとなる製造工程終了後のシリコン基板の概略断
面図を示したものである。
実施例2で説明した角錐型の雌状突起をもつ電界放出素
子についても同様の製造工程で作製される。
第3図に基き電界放出素子の製造工程を説明する。まず
、直径3インチ、厚さ400μmのn型シリコン基板1
の表面にKOH系エツチング液を用いたシリコンの異方
性エツチングによって雌状突起4を形成する(第3図(
a))。エツチングマスクには常圧CVD法によって堆
積した二酸化シリコン薄膜を0.5μm口に加工したも
のを用い、異方性エツチング液の組成としてKOH: 
 IPA:  H2O= 1:  2:  8 (wt
比)を用い、液温度を30℃とした。約40分のエツチ
ングによって、高さ8000A、頂角90″のほぼ円錐
型の雌状突起が作製される。つぎに、雌状突起を含むシ
リコン基板1の表面全体に、高周波スパッタ法によって
二酸化シリコン薄膜よりなる絶縁層2およびMO薄膜よ
りなるゲート電極3を連続的に堆積する(同図(b))
。絶縁層2の膜厚は約6000人であるが、雌状突起4
の斜面ではやや薄く約5000人である。これはスパッ
タ粒子がシリコン基板面に垂直な方向性をもっためであ
る。
ゲート電極3の膜厚は約3000Aである。つぎに、ゲ
ート電極3の表面にフォトレジスト薄膜9をスピンコー
ド法によって塗布し形成する(同図(C))。フォトレ
ジスト薄膜は塗布時に粘性が低いため、突起の上部では
膜厚が薄くなる性質がある。したがってフォトレジスト
薄膜9の膜厚は煙状突起4の上部では約340OA、平
面部では約10000人となる。つぎに、フォトレジス
ト薄膜9およびゲート電極3をドライエツチングし、煙
状突起4の上部の絶縁層2を露出させる(同図(d))
。ドライエツチング装置にはマイクロ波プラズマエツチ
ング装置を用い、エツチングガスとしてCF a702
の混合ガスを用いる。エツチングのはじめは、02ガス
°によってフォトレジスト薄膜9が表面より均一にアッ
シングされていく。
約3400人のフォトレジスト薄膜9がエツチングされ
たところで、錘状突起4上部のMo薄膜よりなるゲート
電極3が表面に現われる。表面に現われたMo薄膜はC
F−ガスによってエツチングされ、同時にフォトレジス
ト薄膜9もエツチングが進行していく。CF a / 
02比を適当に選ぶことによってMo薄膜とフォトレジ
スト薄膜のエツチング速度を同等にすることが可能であ
り、エツチング時間を適度に設定することで、第3図(
d)のような断面のエツチング形状を得ることが可能で
ある。本実施例では、CF 4 / 02 = 30 
/ 20Oとし、23分間のドライエツチングを行った
このときゲート電極3の電極間ロアの直径は約5000
Aであった。つぎに、HF系エツチング液によって開口
部の絶縁層2をエツチング除去し、煙状突起4を露出さ
せる(同図(e))。HF系エツチング液は二酸化シリ
コン薄膜が溶け、M。
薄膜やシリコン基板が溶けないものを選ぶ。 例えばH
Fバッファエツチング液などが好ましい。最後にフォト
レジスト薄膜9を剥離液によって除去する(同図(f)
)。
本実施例による電界放出素子の製造方法においては、錘
先端5とゲート電極の錘状電極部6との距離は、煙状突
起4の斜面に形成された絶縁層2の膜厚によって決定さ
れる。したがって、絶縁層2の膜厚の均一性をよく制御
すれば、ゲートしきい値電圧の均一な電界放出素子が得
られることになる。また前述のように、シリコン基板の
平面部に比べ煙状突起の斜面部では絶縁層2の膜厚が薄
くなるため、絶縁層2の絶縁破壊電界強度以下で十分お
おきな電界を錘先端5に印加することが可能である。
なお煙状突起4の突起部分に仕事関数のちいさいBaO
のような誘電体薄膜を形成するとゲートしきい値電圧を
低下できる。
以上の三つの実施例において平面基板にシリコン基板を
用いたが、本発明はこれにとられれることなく、他の結
晶性基板やガラス基板などの絶縁性基板を利用すること
も可能である。またゲート電極や絶縁膜についても同様
である。
[発明の効果] 本発明の電界放出素子およびその製造方法はつぎに列記
する発明の効果を有する。
■錘状突起とゲート電極の距離が絶縁層の膜厚によって
よく制御されるため再現性がよく、距離を短くできるた
め、より低しきい値化が可能である。
■大面積にわたって均一な特性が得られる。
■製造方法が比較的簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は、本発明の第1の実施例を
説明するためのもので、円錐型の睡状突起をもつ電界放
出素子の概略平面図およびA−A′線に沿った概略断面
図をそれぞれ示している。 第2図(a)および(b)は、本発明の第2の実施例を
説明するためのもので、角錐型の煙状突起をもつ電界放
出素子の概略平面図およびE−B′線に沿った概略断面
図をそれぞれ示している。 第3図(a)〜(f)は実施例1で述べた円錐型の煙状
突起をもつ電界放出素子の製造方法を説明するもので、
ポイントとなる製造工程終了後のシリコン基板の概略断
面図を示したものである。 第4図は従来例を示す#報国である。 1・・・シリコン基板 2・・・絶縁層 3・・・ゲート電極 4.4′ ・・・煙状突起 5・・・錘先端 6.6゛ ・・・錘状電極部 電極開口 8. 8′ 離軸 ・フォ トレリス ト薄膜 以上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平面基板と、該平面基板表面に形成された錘状突
    起と、前記平面基板表面に形成された絶縁層と、該絶縁
    層表面に形成され前記錘状突起の先端で開口されたゲー
    ト電極と、を有する電界放出素子において、前記ゲート
    電極は前記錘状突起上部において前記錘状突起と錘軸を
    同じくする錘状電極部を有することを特徴とする電界放
    出素子。
  2. (2)前記錘状突起は円錐型あるいは角錘型あるいは角
    が丸まった準角錘型の構造を有することを特徴とする請
    求項1に記載の電界放出素子。
  3. (3)平面基板表面に錘状突起を形成する工程と、前記
    錘状突起を含む前記平面基板表面に絶縁層およびゲート
    電極層を積層して形成する工程と、前記ゲート電極層表
    面にレジスト層を形成する工程と、前記レジスト層を表
    面より均一にエッチング除去する工程と、前記錘状突起
    部においてレジスト面に露出した前記ゲート電極層をエ
    ッチング除去する工程と、前記錘状突起部に露出した前
    記絶縁層をエッチング除去する工程を含むことを特徴と
    する電界放出素子の製造方法。
  4. (4)前記レジストおよびゲート電極層をドライエッチ
    ングすることを特徴とする請求項3に記載の電界放出素
    子の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0831308A (ja) * 1994-07-12 1996-02-02 Nec Corp 電界放出冷陰極の製造方法
KR100275524B1 (ko) * 1997-08-13 2000-12-15 정선종 실리사이드 공정을 이용한 전계방출소자 제조방법

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