JPH0466810A - 被写体の移動速度検出装置 - Google Patents

被写体の移動速度検出装置

Info

Publication number
JPH0466810A
JPH0466810A JP17861190A JP17861190A JPH0466810A JP H0466810 A JPH0466810 A JP H0466810A JP 17861190 A JP17861190 A JP 17861190A JP 17861190 A JP17861190 A JP 17861190A JP H0466810 A JPH0466810 A JP H0466810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
circuit
integration
speed
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17861190A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Nonaka
修 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP17861190A priority Critical patent/JPH0466810A/ja
Priority to US07/720,738 priority patent/US5136148A/en
Publication of JPH0466810A publication Critical patent/JPH0466810A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、たとえば被写体の移動速度検出装置、さら
に詳しくは、焦点検出出力にもとづいて撮影レンズを合
焦位置に駆動するカメラの自動焦点撮影装置などに応用
され、前記撮影レンズの光軸方向への被写体移動にとも
なう焦点すれを防ぐために被写体の移動速度を検出する
被写体の移動速度検出装置に関する。
[従来の技術] 従来、撮影レンズの光軸方向に移動する被写体を撮影し
ようとした場合、そのレリーズタイムラグ中の被写体移
動にともなって焦点ずれか発生するという欠点があった
そこで、この焦点ずれを防ぐものとして、たとえば特開
昭63−159817号公報に、第ルリーズ信号に応答
して測距動作を複数回行い、露光開始時の被写体の位置
を予測して撮影レンズを駆動するようにしたものが開示
されている。また、カメラ以外の分野では、たとえば特
開昭62−232571号公報に示されるように、赤外
線を被測定物に投射し、その反射信号にもとづいて被測
定物の移動速度を検出する方法が提案されている。
ここで、上記した特開昭63−159817号公報を例
に、従来の速度検出装置について説明する。
第7図において、1は被写体であり、2〜4はそれぞれ
測距装置を構成する測距用光学系、発光素子駆動回路、
距離演算回路である。
すなわち、測距用光学系2に含まれる赤外発光ダイオー
ド(IRED)2aか発光素子駆動回路3によりドライ
ブされると、IRED2aからの光か投光用レンズ2b
を介して被写体1に投光される。この被写体1に投光さ
れた光はそこで反射された後、受光レンズ2cによって
集光され、光位置検出素子(PSD)2d上に結像され
る。すると、PSD2dからは、上記反射信号光の入射
位置に応じた信号電流1.、I2か出力される。
そして、この信号電流II、I2を距離演算回路4によ
って処理することにより、被写体1までの距離が求めら
れる。
速度検出装置では、タイミング回路5にしたがって上述
のごとき測距動作が所定の時間間隔で繰り返えされる。
そして、それぞれの測距結果を距離データ記憶回路6に
記憶した後、所定時間内に被写体1かどれだけ位置を変
位させたかを計算することにより、その移動速度か検出
される。
なお、この速度検出装置は、速度変化をも判定するため
に、次数判定回路7aと1次関数決定回路7bと2次関
数決定回路7cとからなる専用の関数決定回路7を具備
するとともに、撮影時点(露光開始時)における被写体
距離を予測するための距離予測演算回路8、およびそれ
らを制御する制御回路9などを含むものであった。
[発明が解決しようとする課題] 上記した従来の速度検出装置においては、測距時間が無
視できるほど小さく、しかも測距結果にまったく誤差か
ない場合には有効であった。
しかしながら、実際には、これらを考慮しなければなら
ず、また以下のような欠点かあった。すなわち、距離デ
ータからその被写体1の運動速度の関数の次数を厳密に
求めるためには複雑な回路を必要とし、高価となる。ま
た、ワンチップマイコン(たとえば、CPU)などを用
いてソフト上の演算を行うようにした場合には、その演
算時間が無視できず、自動車のような高速度で移動する
物体の速度を検出することが不可能となる。
このような理由から、速度検出装置において求められる
のは、測距誤差が極めて小さく、しかも高速度にて測距
動作か可能な測距装置である。ところが、電子回路には
必ずノイズが存在し、簡単には理想的な測距装置を作成
することができない。
これに対し、本願出願人により、積分によるノイズ相殺
効果によって高精度のオートフォーカスを実現する提案
(たとえば、特開昭63−132110号公報参照)が
すでになされている。
しかし、この提案のように、IREDを何度も発光させ
る測距方式では、やはりタイムラグが長くなるため、速
度検出装置には適さないものであった。
第8図は、従来の測距方式を採用した一般的な速度検出
動作を示すものである。
すなわち、1回の測距動作たけでは精度の確保が困難な
場合、複数回の測距動作を行うことにより、測距結果に
ランダムにのってくるノイズ成分を相殺することができ
る。ところが、第8図に示すように、(イ)のタイミン
グにて複数回(ここでは、たとえば4回)の測距動作を
行うと、それだけでタイムラグを生してしまう。その上
、4回の測距動作の間に被写体距離も変化するため、動
体の測距に有効な方法とは言い難い。
また、(ロ)のタイミングにて前述の4回の測距結果か
ら正確な測距結果を求める距離演算動作の際にも、それ
なりのタイムラグを生じる。
(ロ)のタイミングに続いて、(イ)のタイミングと同
様の(ハ)のタイミングにて4回の測距動作を行い、(
ニ)のタイミングにてその結果から正確な測距結果を求
める距離演算動作を行った後、それら2回の演算結果か
ら被写体の移動速度を求めようとすると、さらに速度演
算動作のための(ホ)のタイミングが必要となり、非常
に長い速度検出時間を要することになる。
また、動体を測距しているため、測距中の動体変化によ
って何度も測距を繰り返す利点が失われることにもなる
したがって、高精度で、しがちタイムラグを短くして測
距を行い、被写体の速度検出を従来と同様の考え方で行
うには大きな困難が予想された。
さらには、(イ)のタイミングまたは(ハ)のタイミン
グにおいて、たまたま蛍光灯の再点弧ノイズのようなも
のが入り、データに誤差がのった場合、上記した速度検
出の方式では、2回の測距結果のうちの1つが意味をな
さなくなるため、速度演算時の誤差が大きくなる。しが
ち、ノイズによってデータが乱されたことを検知するす
べがないため、たとえばカメラの動体測距に応用した場
合には、撮影された写真の出来上がりを見るまでは正し
く速度演算がなされながったということを知ることかで
きなかった。
本来、アクティブ方式のオートフォーカスの場合、ノイ
ズの混入にかかわらず、遠距離での十分な精度による測
距ができないため、正しい速度演算かなされないことが
ある。
したがって、このような場合には、やみくもに不確実な
速度演算を行うよりも、むしろ速度演算を行わすに警告
を発するとか、高精度にて確実に測距可能な近距離に被
写体が近付くまで速度演算を行わないほうが親切な設計
といえる。
また、あまりにも速すぎて、結局、撮影不可能な動体に
対しても同様のことがいえる。
さらにまた、測距フレームの中に確実に被写体が入って
いない状態で速度検出を始めた場合、測距フレーム中に
被写体か入ったとたんに」り距結果か■出力から有限距
離出力に変化する。すると、この場合の被写体速度は■
となるため、正しい速度検出がなされない可能性かあっ
た。
この発明は、上記した測距装置には必ず測距誤差力あり
、正しい速度検出を行うのか難しいという点に鑑みなさ
れたもので、高精度で、かつ高速に被写体の移動速度を
検出することかでき、より使い易く、しかも速度検出の
失敗がない被写体の移動速度検出装置を提供することを
目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明の被写体の移動
速度検出装置にあっては、被写体に投光する投光手段と
、この投光手段の投光による上記被写体からの反射光を
受光し、上記被写体距離に依存した値を出力する測距手
段と、上記投光手段の投光を所定の時間間隔にて複数回
繰り返させる投光制御手段と、上記投光手段の投光にも
とづく上記測距手段の出力を積分する積分手段と、この
積分手段の出力から上記被写体の上記投光手段の光軸方
向に対する移動速度を演算する速度演算手段と、上記測
距手段もしくは上記積分手段の出力の異常を判定する判
定手段と、この判定手段の判定結果に応して上記積分手
段の出力を初期化する初期化手段とから構成されている
[作 用] この発明は、上記した手段により、測距結果にのってく
るランダムノイズを簡単に低減することかできるととも
に、測距結果またはその積分結果が速度検出にとって適
当と判断されない場合には上記積分結果をリセットする
ことによって誤った速度検出が行われるのを防止するこ
とが可能となるため、失敗のない速度検出を容易に実現
し得るものである。
[実施例] 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は、この発明にががる被写体の移動速度検出装置
の概略構成を示すものである。
すなわち、CPUI 1はこの装置全体の制御を司るも
のであり、このCPUIIには、ドライバ13、距離演
算回路(AF回路)14、および積分回路15などが接
続されている。また、距離演算回路14と積分回路15
との間には、上記CPUI 1によりそのオン(閉成)
/オフ(開成)が制御されるスイッチSWI、SW2と
、このスイッチSW2に直列接続された信号反転回路1
6とか並列に設けられている。
さらに、この被写体の移動速度検出装置は、上記距離演
算回路14の出力(距離情報)もしくCハ積分回路15
の出力(速度情報)が後の速度検出に適したものである
か否かを判定する判定回路17、および適したものでな
いと判定された場合に警告を発する警告回路]8とを備
えて構成されている。
ドライバ13は、測距用光学系12に含まれる赤外発光
ダイオード(IRED)12aを駆動するものであり、
CPUI 1の制御によりI RED12aを同一の時
間間隔て複数回発光せしめるようになっている。
測距用光学系12は、上記IRED12aと、このIR
ED12aからの光(赤外光信号)を被写体10に向け
て投光する投光用レンズ12bと、上記被写体10から
の反射光を集光する受光レンズ12cと、この受光レン
ズ12(て集光された反射信号光の入射位置に応した信
号電流工。
I2を発生する光位置検出素子(PSD)12dとから
構成されている。
距離演算回路14は、上記IRED12aの発光にもと
づ<PSD12dの出力信号、つまりCPUI 1の制
御にしたかって定常光成分より信号光成分を抜き出して
これをアナログ的に演算することにより、被写体10ま
での距離gを求めるものである。
積分回路15は、上記距離演算回路14における測距結
果を順次積分するものである。この積分回路15では、
CPUI 1の制御によってスイッチSWIかオンされ
ると上記測距結果を正積分し、スイッチS W 2がオ
ンされると負積分する、つまり信号反転回路16を介し
て供給される上記測距結果を正積分するようになってい
る。
判定回路17は、遠距離判定、つまり上記距離演算回路
14における測距結果(距離情報)があまりにも遠くて
速度演算にむいていない場合や、高速判定、つまり上記
積分回路]5における積分結果(速度情報)か極端に速
かったり、ノイズ混入の可能性か考えられる場合に、そ
れらを判定し、前述の積分回路15における積分動作を
リセ・ソトするための指示を出力するようになっている
。また、上記リセット時には、警告回路18に警告を発
せさせるべく指示を出力するようになっている。
CP U 1.1は、ドライバ13や距離演算回路14
の駆動タイミングを制御するとともに、上記積分回路1
5の出力V。UTにもとづいて被写体10の光軸方向に
対する移動速度を算出するものである。
また、CPUIIては、積分回路15での積分タイミン
グ(スイッチSWI、SW2の切り換え)を制御するよ
うになっている。すなわち、CPU11は、ドライバ1
3を介してIRED12aを発光させる場合、その都度
、スイッチS W 1. 。
SW2の開成/閉成を制御するようになっている。
第2図は、上記積分回路15における積分の効果を示す
ものである。
ここでは、縦軸が被写体距離(ρ)、横軸が時間(1)
であり、直線(N(t))は被写体10か等速度で運動
する場合のΩ対tの関係を示している。
この実施例の場合、実際には、スイッチ5WISW2と
を交互にオン/オフさせることによって正積分もしくは
負積分を1つの積分回路15て行うが、ここでは理解を
容易なものとするために、まず、最初の3回の測距結果
は1つの積分回路で、次の3回の測距結果はもう1つの
積分回路で積分する場合について説明する。
第2図(a)においては、時間0.t、2t。
3t、4t、5tにおける各測距結果をそれぞれD I
 、I) 2 、I3、I4、I9、I6として表し、
測距結果に誤差かない場合を例に示している。
この場合の測距結果ρ1、I2、I3についての積分結
果は、右上り斜線部S1の面積となり、測距結果114
、I9、I6についての積分結果は、右上り斜線部S2
の面積となる。
このときの面積S、と面積S2との差(積分出力の差)
を取ると、面積S1上に右下がり斜線部S、で示す面積
が求められる。この面積S3が速度情報となる。
すなわち、図に示す如く、たとえばρ、−12、D 2
−11、D 3−10、ρ4−9、g5−8、p6=7
と、単位時間tの間に被写体10が1つずつ近付いてい
るとすると、面積S1および面積S2は、それぞれ S、−10+11+12−33        ・・・
(1)S2−7+8+9−24 ・・・(2) となる。したがって、面積S、は、 S、  −3,−32−9 ・・・(3) となる。
この結果より、面積Sl、S2の積分の開始タイミング
の差は3tであり、積分回数がそれぞれ3回であること
により、速度■は、 v = S s  / 3 t X 3−9 / 9 
 t −1/ t −(4)として求めることかできる
第2図(b)は、時間0、t、2t、3t、4t、5t
における各測距結果g 1、g 2、g ′3、ρ−4
、Jl’−s、1l−6にランダムノイズがのった場合
を例に示している。
この場合、積分によるノイズ相殺効果により、S−3”
”S−+   S−2→S3−9   ・・・(5)と
なるため、上記(4)式と同様に、単位時間tあたりの
位置は1つたけ変化するという速度検出が、各測距結果
の不正確さにもかかわらす可能となる。
次に、基本的には、第2図を参照して説明した2つの積
分出力の差による測距方式と同し考え方で、より高精度
の速度検出を可能とする本発明の動作について説明する
特に、I REDの光を被写体に投光して測距を行うよ
うな、いわゆるアクティブ方式のAFの場合、被写体が
遠距離にあるほどS/N比か劣化して精度か悪くなる。
このため、第2図で示したように、積分動作を各測距結
果g1.Ω2 + fl 3の遠距離側をワンセットと
して行ったときと、各測距結果(14,It6.Ilb
の近距離側をワンセットとして行ったときとでは、2つ
の積分結果に精度の差か大きく現れてくる。
そこで、本発明においては、たとえば1回目の測距結果
g1については正方向の積分出力となるように積分°回
路15に導き、2回目の測距結果p2については負方向
の積分出力が得られるよう、その信号を反転して積分回
路15に導き、3回目の測距結果g3については再び正
方向の積分出力となるように・・・ というふうに測距
動作のたびに積分回路15における積分の方向を切り換
えて積分動作を行うようにしている。このように、奇数
回目の測距結果はたとえば正方向に積分し、偶数回目の
測距結果は逆に負方向に積分することにより、最終的に
は速度情報にもとづいた信号を得ることができる。
また、積分の方向を切り換えることにより、第2図を参
照して説明した場合のように、面積S1゜S2の2つの
積分結果を別の積分回路を用意して記憶する必要かなく
、1つの積分回路により上記(4)式と同様の演算か可
能となる。
第3図は、本発明にかかる測距動作と積分動作とのタイ
ミングを具体的に示すものである。
すなわち、測距動作ごとに、積分回路15による正方向
の積分動作と負方向の積分動作とが図示のようなタイミ
ングで繰り返されるようになっている。この結果、図に
示すように、偶数回目の積分動作が終了した時点におい
ては、積分出力VoUTとして、速度情報にもとづいた
信号が出力されることになる。
ここで、上記した第2図の例にならって、この速度演算
動作について示すと、速度Vは、=(N+   12+
43 D4+F5−ρ6)/を一1/l ・・ (6) となり、上記(4)式と同じ結果が得られる。
また、この方式によれば、従来の速度検出装置(第8図
参照)と比しても距離を算出する過程が不要となるため
、同じ時間で速度検出を行う場合において、より多くの
積分によるノイズ相殺効果か期待できる。また、1回の
測距動作ごとの被写体位置の変化をもはじめから考慮し
ているため、はるかに高精度の速度検出か可能となる。
以上、説明した積分動作を第1図を参照して具体的に示
す。
すなわち、CPUIIによりドライバ13を介してIR
ED12aか発光されると、その都度、スイッチSWI
、SW2のオン/オフが制御され、距離演算回路14の
演算出力が積分回路15に供給される。このとき、偶数
回目の発光に対する測距結果は、奇数回目の発光に対す
る測距結果とは逆方向の積分動作が行われるよう、信号
反転回路16を介して上記積分回路15に入力される。
このような構成により、1つの積分回路]5による正/
逆方向の積分動作か実現されている。
次に、この発明の一実施例についてさらに説明する。
第4図は、上記測距用光学系12の構成の詳細を示すも
のである。
この測距用光学系12は、公知の一点用測距装置を構成
するものであり、被写体10にAF用光を投光する、い
わゆるアクティブ方式となって(、)る。
今、IRED12aか発光されると、その光はAF用光
となって投光用レンズ12bを介して被写体10に投光
される。すると、このAF用先は被写体10によって反
射され、受光レンズ12Cを介して集光されることによ
りPSD12d上に像となって結ばれる。
この場合、反射光の入射位置Xは、三角測距の原理によ
り、次式で示されるように、被写体距離gの関数として
表される。
ここで、Sは投光用レンズ12bと受光レンズ12cと
の主点間距M(基線長)であり、fは受光レンズ12c
の焦点距離で、この位置にPSD12dは配置されるよ
うになっている。
PSD12dからは、入射位置Xの関数である2つの電
流信号1.、I2か出力される。全信号光電流をIpo
とし、PSD12dの長さをtとすると、次式のように
gを表すことができる。
・・・(10) ここで、aは、IRED12aの発光中心と投光用レン
ズ12bの主点とを結んだ線と平行な線を受光レンズ1
2cの主点から延ばしたときに、PSD12dとクロス
する点からPSD12dのIRED12a側の端までの
長さである。
第5図は、PSD12dの出力信号1.、I2より、積
分回路15にて距離情報を積分するための具体的な回路
構成を示すものである。
第5図において、21.22はIRED12aの発光に
対応して発生したPSD12dの出力信号1.、I2を
低入力インピーダンスで吸い取ってそれを増幅するプリ
アンプであり、23.24はその増幅された電流1.、
I2のみを圧縮するための圧縮ダイオードである。
2526はバッファであり、圧縮ダイオード23.24
での圧縮電圧を、NPNトランジスタ27.23および
電流源29よりなる差動演算回路30に導くためのもの
である。
ここで、差動演算回路30の動作を図中の記号を用いて
説明すると、 ・・・(15) という関係式が成り立つ。なお、Isはトランジスタ2
7.28およびダイオード23.24の逆方向飽和電流
であり、VTはサーマルボルテージである。
また、電流1aと電流Ibとは、 I a 十l b = I o+         ”
’(13)という関係から、上記(11)   (12
)、(13)式より、 なり、被写体距離Ωの逆数に比例する信号電流Iaが得
られる。
また、図中の31は電流源であり、この電流源31によ
り流される電流1cは、 Ic −10,+Id       ・=(16)の関
係を有する。このため、圧縮ダイオード32に流れる電
流lxは、 lx−!a−1c という関係が成り立つ。
したがって、上記(10)式および(14)式より、 ・・・(17) となる。
一方、圧縮ダイオード33には電流源34により電流I
dが流されており、圧縮ダイオード32゜33の圧縮電
圧はおのおのバッファ35,36t−介して前述の差動
演算回路30と同形式の回路37にそれぞれ入力される
したがって、このNPN )ランジスタ39゜40およ
び電流源41よりなる差動演算回路37の出力電流If
iは、今度は、圧縮ダイオード3233が電源側基準で
電圧を発生していることに留意すると、 となる。このため、上記(17)式より、電流1.17
は、 囚  Ω ・・・(19) となり、被写体距離gに比例した電流信号として得られ
る。
すなイつち、IRED12aの発光か行われるたびにタ
イミング信号によってスイッチSWIまたはSW2かオ
ンされることにより、その被写体距離Ωに依存する電流
IΩか積分回路15の積分用コンデンサ45で積分され
る。
前述したように、スイッチSWI、SW2は、IRED
12aの発光に同期して順次切り換えられ、IRED1
2aの奇数回目の発光時にはたとえばスイッチSWIか
オン、スイッチSW2がオフとされ、また偶数回目の発
光時にはたとえばスイッチSW2がオン、スイッチSW
Iがオフとされ、さらにIRED12aの非発光時には
スイッチSWI、SW2か共にオフとなるよう構成され
ている。また、積分用コンデンサ45は、IRED12
aの発光に先立ってリセット回路46の働きにより初期
状態にリセットされるようになっている。このため、I
RED12aの発光が開始されると、IRED12aの
奇数回目の発光では、スイッチSWIの閉成によって上
記被写体距離gに依存する信号電流1gが積分用コンテ
ンサ45に流し込まれる。これにより、前述の第3図に
示す如く、出力端子47の出力は十方向に変化される。
一方、IRED12aの偶数回目の発光では、スイッチ
SW2か閉成され、これにより上記被写体距離pに依存
する信号電流Iρが、PNPトランジスタ48,49か
らなるカレントミラー回路50の働きによって積分用コ
ンデンサ45より流し出される。すると、今度は、前述
の第3図に示す如く、出力端子47の出力は一方向に変
化される。なお、この場合、スイッチSWI、SW2の
オン/オフによって信号電流■ρの流れる方向を変える
ことにより、上記カレントミラー回路50が第1図の信
号反転回路16として機能するようになっている。
さて、上記第2図により、被写体位置Ω (1)は、速
度Vより、 II’  (t )  =  v−t 十、Q 1  
     ・・・(20)となる。
また、上記(19)、(20)式より、電流IΩは、 1 Ω −A  −g (t) −A  (ff  l−V  −t)        
  −(21)として現わせる。たたし、Aは定数。
したがって、積分用コンデンサ45の容量をCとすると
、前述の方式により速度■を求めるための論理計算式は
次のようになる。
上記出力端子47には、Vrefを基準として正積分と
負積分とが交互に繰り返されたその積算値が出力される
が、理解を容易とするために、まず正方向の積分、つま
り正積分の積算電圧値をVOUTIとして求めると、 V 0LITI となる。たたし、Tは各積分時間t a −t eの和
また、負方向の積分、つまり負積分の積算電圧値を■。
LIT2として求めると、その積分時間Cマ電圧V 0
LIT□と同様にTてあり、また電圧V。ull(二文
1してΔtたけタイミングをずらした形となって(する
ことから、 0uT2 = 1 凡ご′1Ω・dt −[、p+(T+Δt ) −−(T+Δt)2j)+
   Δ t 十−Δ t 2 コ       ・・
 (23)として表現できる。
これにより、上記出力端子47に+1上記電圧値V 0
LIT□と電圧値V 0IJT2との差が出力されるこ
ととなり、その積分電圧V。0丁は、 V OUT  ”” V 0IJTI  V 0LIT
28 ・■・Δt−T    ・・・(24)となる。
したがって、この結果により、速度Vは、となる。たた
し、Dは定数。
以上のように、最終的に出力端子47に現れる速度情報
としての積分出力V OUTにより、速度Vは簡単に求
めることができる。
このように、偶数回目の測距動作の後は、必ず、速度情
報としての積分結果か出力端子47に現わ゛れる。した
かって、このタイミングで、出力端子47に現れる電圧
V。UTから速度か大きすぎるか否かを判定することに
より、前述の高速判定が行われる。
すなわち、電圧V。Ulは判定回路17に送られ、コン
パレータ51の正側端子に入力される。コンパレータ5
1の負側端子には、高速判定のための基準電圧Vref
vが供給されている。この場合、上記(24)式に示す
通り、速度Vが同じ場合でも積分時間Tが長くなるほど
電圧V。U□は大きくなる。このため、積分時間Tが長
くなるにつれ、基準電圧Vrefvを大きくしてやる必
要がある。
コンパレータ51の出力は、タイミング回路を構成する
ゲート回路52の入力端の一方に送られる。このゲート
回路52の入力端の他方には、タイミング信号T I 
M vが供給されるようになっている。しかして、偶数
回目の測距動作が終了したタイミングでゲート回路52
が開かれることにより、コンパレータ51の出力(H/
L)に応じた出力(L/H)がNOR回路53に出力さ
れるようになっている。
一方、1回の積分動作ごとに抵抗38を流れる電流IN
2を判定することにより、前述の遠距離判定が行われる
。この場合、抵抗38に流れる電流Ig2は、 IN  2−1o2  I#−Ioz   A”N  
 ”’(26)の関係を満たし、あまりにも被写体10
までの距離が遠い場合には小さくなるよ・うに設定され
ている。したがって、遠距離判定の場合には、この電流
IN2の大きさを判定するようになっている。
すなわち、電流11)2による抵抗38の電圧降下の大
小に応じた電圧VL2か判定回路17に送られ、コンパ
レータ54の正側端子に入力される。
コンパレータ54の負側端子には、遠距離判定のための
基準電圧Vrefρが供給されている。
コンパレータ54の出力は、タイミング回路を構成する
ゲート回路55の入力端の一方に送られる。このゲート
回路55の入力端の他方には、タイミング信号TIMΩ
か供給されるようになっている。しかして、1回ごとの
測距動作が終了したタイミングでゲート回路55か開か
れることにより、コンパレータ54の出力(H/L信号
)に応した出力(L/H信号)がNOR回路53に出力
されるようになっている。
上記ゲート回路52.55のいずれか一方からし信号が
発生されると、NOR回路53より積分用コンデンサ4
5を初期化するためのリセット指示信号が出力される、
つまり電圧V 0117か高速基準電圧Vrefvより
も大きくなってコンパレータ51から高速判定によるH
信号が出力された場合、もしくは入力電圧VL2が遠距
離基準電圧Vrefpよりも大きくなってコンパレータ
54から遠距離判定によるH信号が出力されると、この
出力にもとづくゲート回路52.55からのし信号がH
信号に変化されてリセット回路46に出力されるように
なっている。また、このH信号は警告回路18にも送ら
れ、これにより警告回路18による警告動作が行われる
ようになっている。
なお、NOR回路53からのH信号をCPU11で判定
することにより、警告回路18における警告動作を制御
するようにしても良い。
第6図は、上記した構成におけるリセット動作を示すも
のである。
すなわち、2回目の測距動作において、たとえば入力電
圧VL2が遠距離基準電圧Vref(lよりモ大キくな
ってコンパレータ54よりH信号が出力されたとする。
すると、ゲート回路55よりL信号が出力され、これに
応じてNOR回路53からはH信号が出力される。した
がって、リセット回路46が積分用コンデンサ45を初
期化すべく動作されることにより、積分回路15の出力
V 0LITはリセットされる。そして、このリセット
動作に応じて、警告回路18により警告動作が行われる
同様にして、たとえば6回目の測距結果に被写体10の
過速が認められる場合、電圧V。uTか高速基準電圧V
refvよりも大きくなってコンパレータ51よりH信
号が出力される。すると、ゲート回路52よりL信号か
出力され、これに応じてNOR回路53からはH信号が
出力される。したかって、リセット回路46か積分用コ
ンデンサ45を初期化すべく動作されることにより、積
分回路15の出力V OUTはリセットされる。そして
、このリセット動作に応じて、警告回路18により警告
動作が行われる。
上記したように、測距結果にのってくるランダムノイズ
を簡単に低減することができるとともに、測距結果また
はその積分結果が速度検出にとって適当と判断されない
場合には上記積分結果をリセツトすることによって誤っ
た速度検出が防止されるようにしている。
すなわち、測距動作と積分動作とを繰り返すことにより
、ノイズに強く、高精度な速度検出を可能とするととも
に、その距離情報が極端に遠い結果を出力したり、求め
た速度情報が極端に速い結果を出力した場合には、速度
検出にとって適当でないと判断して積分動作をリセット
するようにしている。これにより、誤った速度検出が行
われるのを防止することか可能となる。したがって、リ
セット後には適切と判断されたデータのみを用いての速
度検出が行われることになるため、失敗のない速度検出
が簡単な構成により容易に実現できるものである。
また、上記リセット動作を警告するための手段が設けら
れているため、たとえば本発明をカメラなどに適用した
場合には、リセット動作が続いたときにいつまでもシャ
ッタか切れなくなったり、ンヤッタチャンスを逃す恐れ
がある場合にそれを警告することかでき、非常に使い易
いものとすることかできる。
なお、上記実施例においては、複数回の測距動作にかか
る出力を交互に正積分または負積分した、その積分出力
から被写体の移動速度を求める場合を例に説明したか、
これに限定されるものではな0゜ また、距離情報から遠距離判定を行うようにしたか、こ
れに限らず、たとえば速度情報の大きさから遠距離判定
を行うことも可能である。
さらに、コンパレータとしては、ゲート回路のし信号の
出力を明確にするために、出力をラッチできるタイプの
ものを用いるようにしても良い。
その他、この発明の要旨を変えない範囲において、種々
変形実施可能なことは勿論である。
[発明の効果] 以上、詳述したようにこの発明によれば、測距結果にの
ってくるランダムノイズの低減と極端な出力結果を用い
ての速度検出を防止できるようになるため、高精度で、
かつ高速に被写体の移動速度を検出することができ、よ
り使い易く、しかも速度検出の失敗かない被写体の移動
速度検出装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はこの発明の一実施例を示すもので
、第1図は被写体の移動速度検出装置の構成を概略的に
示すブロック図、第2図は積分動作の概要を説明するた
めに示す図、第3図は積分動作の一例を説明するために
示すタイミングチャート、第4図は測距用光学系の詳細
を示す構成図、第5図は距離情報を積分するための具体
的な回路構成例を示す図、第6図はリセット動作を説明
するために示すタイミングチャートであり、第7図およ
び第8図はいずれも従来技術とその問題点を説明するた
めに示すもので、第7図は速度検出装置のブロック図、
第8図はタイミングチャートである。 10・・・被写体、11・・・CPU、12・・・測距
用光学系、12 a−I RE D 、 12 d−P
 S D 。 13・・・ドライバ、14・・・距離演算回路、15・
・・積分回路、16・・・信号反転回路、17・・・判
定回路、18・・・警告回路、23,24,32.33
・・圧縮ダイオード、29.31.34.41・・・電
流源、30.37・・・差動演算回路、45・・・積分
用コンデンサ、46・・・リセット回路、50・・・カ
レントミラー回路、51.54・・コンパレータ、52
゜55・・ゲート回路、53・・・NOR回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 被写体に投光する投光手段と、 この投光手段の投光による上記被写体からの反射光を受
    光し、上記被写体距離に依存した値を出力する測距手段
    と、 上記投光手段の投光を所定の時間間隔にて複数回繰り返
    させる投光制御手段と、 上記投光手段の投光にもとづく上記測距手段の出力を積
    分する積分手段と、 この積分手段の出力から上記被写体の上記投光手段の光
    軸方向に対する移動速度を演算する速度演算手段と、 上記測距手段もしくは上記積分手段の出力の異常を判定
    する判定手段と、 この判定手段の判定結果に応じて上記積分手段の出力を
    初期化する初期化手段と を具備したことを特徴とする被写体の移動速度検出装置
JP17861190A 1990-07-04 1990-07-06 被写体の移動速度検出装置 Pending JPH0466810A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17861190A JPH0466810A (ja) 1990-07-06 1990-07-06 被写体の移動速度検出装置
US07/720,738 US5136148A (en) 1990-07-04 1991-06-25 Speed detection apparatus for camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17861190A JPH0466810A (ja) 1990-07-06 1990-07-06 被写体の移動速度検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0466810A true JPH0466810A (ja) 1992-03-03

Family

ID=16051478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17861190A Pending JPH0466810A (ja) 1990-07-04 1990-07-06 被写体の移動速度検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0466810A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5294802A (en) * 1991-11-25 1994-03-15 Olympus Optical Co., Ltd. Digitally active distance measurement apparatus for camera or the like

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5294802A (en) * 1991-11-25 1994-03-15 Olympus Optical Co., Ltd. Digitally active distance measurement apparatus for camera or the like

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0380290B2 (ja)
JPS6237327B2 (ja)
JPH0466810A (ja) 被写体の移動速度検出装置
JPH04136829A (ja) 動体測距装置
JPH06317741A (ja) 測距装置
US5264893A (en) Auto focus camera
JPH06137861A (ja) カメラ用測距装置
JP3077998B2 (ja) 移動速度検出装置
JPH0465629A (ja) 被写体の移動速度検出装置
JPS581109A (ja) 自動焦点検出制御装置
JP2638607B2 (ja) 測距装置
JP3142960B2 (ja) 測距装置
JP2912682B2 (ja) 被写体の移動速度検出装置
JPH0466811A (ja) 動体測距装置
JP3140454B2 (ja) 動体測距装置
JP3140491B2 (ja) 自動合焦装置
JP3023213B2 (ja) 測距装置
JPH04360113A (ja) 自動合焦カメラ
JP3050949B2 (ja) 自動合焦カメラ
JPH04225308A (ja) 動体測距装置および動体測距方法
JPH04359214A (ja) カメラの測距装置
JP3194755B2 (ja) 測距装置
JP3115883B2 (ja) オートズーム機能を有するカメラ
JPH0147764B2 (ja)
JP3233435B2 (ja) 測距装置