JPH0466567A - グルタチオン誘導体およびこれを有効成分とする医薬 - Google Patents

グルタチオン誘導体およびこれを有効成分とする医薬

Info

Publication number
JPH0466567A
JPH0466567A JP2172399A JP17239990A JPH0466567A JP H0466567 A JPH0466567 A JP H0466567A JP 2172399 A JP2172399 A JP 2172399A JP 17239990 A JP17239990 A JP 17239990A JP H0466567 A JPH0466567 A JP H0466567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
type
formula
expressed
glutathione
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2172399A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Soda
健次 左右田
Nobuyoshi Ezaki
信芳 江崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2172399A priority Critical patent/JPH0466567A/ja
Publication of JPH0466567A publication Critical patent/JPH0466567A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、グルタチオンペルオキシダーゼ様活性を有す
る新規グルタチオン誘導体、その塩およびこれを有効成
分とする医薬に関する。
(従来の技術) グルタチオンペルオキシダーゼ(以下GPOと略称する
)は、噴孔動物で唯−知られているセレン含有酵素で、
生体内で活性酸素種の代謝失活に関与する物質の一つと
じて知られている。
生体にとって、酸素はエネルギー産生1伐謝等生命の維
持に必要不可欠であるが、エネルギー産生系での反応、
酵素反応、紫外線や放射線等による反応により酸素アニ
オンラジカル、過酸化イオン、ヒドロキシラジカル等の
いわゆる活性酸素種となる。活性酸素種は、酸素添加酵
素。
白血球の殺菌作用等の発現に有用である反面。
生体膜のリン脂質、アラキドン酸等の過酸化を促進し、
過酸化脂質を形成する。この過酸化脂質は、活性酸素種
と同様に、アルコキシラジカルやとドロキシラジカルを
発生させ、生体膜(細胞膜)を攻撃して膜障害を惹起し
、また9種々の有用酵素類の失活を招く[代謝、第15
巻、10号、 1978年、特集活性酸素]。
GPOは、グルタチオンによって上述の過酸化物が分解
され、失活化する生体反応に関与する生体物質であるが
、何らかの理由によりこの酵素の減少をきたしたり、あ
るいは先天的にこの酵素を欠損している患者が認められ
る。活性酸素の防御機構に欠損を生じた場合、過酸化が
連鎖反応的に進行し9種々重大な生体障害が惹起する。
これらの障害の代表的なものとして血小板凝集による各
種疾病、炎症、肝障害、動脈硬化、溶血、老化乃至老人
性痴呆症、網膜症、或種薬物による心及び肺障害、虚血
性血管疾患等が挙げられている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者等は、GPOと同様、セレンを構成4分とする
グルタチオン誘導体を合成し、夫々の立体異性体につい
て生理活性作用を調べたところ、いずれの異性体につい
てもGPOに認められるのと同様の作用を認め9本発明
を完成した。
すなわち2本発明は5式 %式% で示されるグルタチオン誘導体のDD−型、 DL型、
LD−型およびLL−型立体異性体またはこれらの立体
異性体の二量体(以下、これらをグルタチオンと総称ス
る) もしくはそれらの塩である。
本発明のグルタチオン誘導体(T)(以下5eGSHと
略記することがある。)の立体異性体またはこれらの二
量体(■)(以下5eGSSGと略記することがある。
)もしくはこれらの塩(′!、ペグチド合成法の一つで
ある各種保護基、カノグリング試薬などを駆使して行う
カンプリング法、C端活性化法、N端活性化法などの液
相法を用いて合成することは勿論可能であるが、簡便に
生産及び精製ができる固相法[Merrifield 
(J、 Am+ Chem+Soc、、 85.218
5. (1963)によって初めて紹介され。
その後改良が加えられている方法コを適用して合成する
のが有利である。同相法によってペプチドを合成するに
当っては、すぐれたペプチド自動合成機、たとえばアプ
ライド・バイオシステムズ社のペプチド合成機430A
が市販されており、この装置の標準的運転でプログラム
に従って行えばよい。なお5本発明化合物の製造法とし
て現在市販の装置の適用のみに限定されるべきでないこ
とはいうまでもない。これらのペプチド合成機による合
成は、ラセミ化を伴うことが少なく、原料アミノ酸の立
体配置が維持された目的化合物を得ることができる。
合成されたペプチドは、さらに精製度を高めるため9分
取用逆相高性能液体クロマトグラフィーなどによって精
製するのが有利である。なお、ペプチド自動合成機の最
終生成物としては。
−船釣にトリフルオロ酢酸塩として単離されるが、イオ
ンクロマトグラフィーなどにより種々の塩として単離す
ることができる。合成ペプチドの純度、安定性を維持す
るためには、凍結乾燥するのが好適である。なお、こう
して得られたグルタチオン誘導体(Dの各立体異性体は
容易に酸化されて二量体(n)を与える。
本発明のグルタチオン誘導体を製造する別の方法として
、このペプチドをコードするDNAを用いて遺伝子工学
的手法により行うことも可能である。
(発明の効果) 本発明医薬の有効成分は、生体内で活性酸素の産生を抑
制するので、活性酸素の産生に起因する種々の疾患の予
防および治療剤として有用である。
活性酸素は、主として脂質を過酸化脂質に変えることに
より細胞(膜)を変性、破壊するとともに細胞中で行わ
れている生命活動を阻害する。上述の疾患は、細胞の生
命活動の阻害に起因して発生するものである。本発明の
医薬は、これらの疾患の治療や予防に有用である。
また、活性酸素は9発癌過程のプロモーションによるガ
ン細胞の増殖、イニシェーションにおける発癌物質のフ
リーラジカル化に関与していると言われており、活性酸
素の産生を抑制することにより、癌の発生、増殖が抑え
られると考えられる。
本発明化合物は、活性酸素産生抑制作用を有するため、
癌の発生、増殖を抑制しうる。本発明の化合物は、経口
的あるは非経口的に投与される。
投与量は年令2体重、症状、投与方法により異るが、た
とえばグルタチオンのLD異性体の場合通常成人1日当
り、経口投与で10mg〜2000rrIg。
好ましくは1100rn〜1000mgの範囲で、1回
判から数回に分けて投与される。また、非経口投与では
1日1mg〜1000111gの範囲で1回から数回に
分けて静脈内投与される。
経口投与のための製剤としては2錠剤、散剤。
顆粒剤等の固形製剤および乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シ
ロップ剤、エリキシル剤等の液体製剤が利用できる。こ
れらの経口投与製剤は9通常の製剤化の手法により調製
することができる。すなわち。
固形製剤の場合は、佐薬としてコーンスターチ。
マンニトール、ブドウ糖、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、微結晶セルロース、デンプン、ポリビニルピロリド
ン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等の賦形剤、た
とえばマグネシウムステアレートのような潤滑剤、その
他崩壊剤、安定剤、溶解補助剤等が適宜配合される。ま
た、液体製剤の場合は、たとえば精製水、エタノール等
の希釈剤に適宜湿潤剤、懸濁剤のような補助剤、甘味剤
風味剤、芳香剤、防腐剤を配合したものが用いられる。
つぎに、非経口投与のための注射剤としては。
無菌の水性または非水性の溶解剤、懸濁剤、乳濁剤が用
いられる。これらは2例えば注射用蒸留水またはプロピ
レングリコール等の非水溶液を用℃・て調製される。非
経口投与製剤は、凍結乾燥製剤の如き投与時溶解形の製
剤とすることもできる。
(実験例および実施例) つぎに、実験例および実施例を挙げて9本発明をさらに
説明する。
実験例 1 (活性酸素の消去作用) GSH 5−8G グルタチオン(GSH)は9本発明の化合物の存在下で
活性酸素種である過酸化水素を還元して。
酸化型グルタチオン(GS−8G)になる。G5−8G
レダクターゼにより還元される過程で、酸化還元補酵素
NADPHは、 NADPに変換するので、この実験系
でNADPHの減少量及び減少速度を測定することによ
り9本発明化合物の活性酸素の消去作用の指標とする。
測定法 (試 薬) 凍結乾燥した5eGSSGを超純水(比抵抗1メガオー
ム・m以上)に溶解し、  5mg/latの溶液を調
製する。同様に下記の溶液を超純水にて調製する。
1還元型グルタチオン(10mM)(輿入製)2リン酸
カリウム緩衝液(0,1M ) PH7,03NADP
H(1,6mM)(輿入製)4アジ化ナトリウム(10
mM) 5過酸化水素水(4mM) グルタチオンレダクターゼはベーリンガーマンハイム社
製の酵母由来の製品(約24単位/ml)をそのまま使
用した。
各溶液は25℃の恒温室に置き、温度平衡まで待つ。
(操 作) ミクロキュベツト(50μを以上で測定可能、最大20
0μを収容、島津製作所製)に還元型グルタチオン溶液
10μt、ついでリン酸カリウム緩衝液50μt。
NADPH溶液10μ乙、グルタチオンレダクターゼ1
0μl。
アジ化ナトリウム溶液10μ2を加え、最後に過酸化水
素水を5μを加えた後、ノ(ラフイルムで封をして混合
する。約3秒間混合後、直ちに、島津製作所製の分光光
度計UV−260にて340 nmの吸光度変化を測定
する。
すべての操作は25°Cの恒温室にて行う。
約1分間自記記録計に340nmの吸光度の時間変化を
記録させた後、  5eGSSGを5μを加えて、上述
のようによく混合する。
ただちに分光光度計にて3401m、の吸光度の時間変
化を記録する。
(結 果) LL−8eGSSGについては5n′]g/mlの濃度
の溶液を5μt、 3μtおよび1μl加えて測定した
LD−8eGSSGの同濃度溶液を5μL加えたときに
反応速度が高すぎて適正な測定が出来なかったので0.
5 mg/rn lに超純水で希釈し、それを5μl、
3μl、及び1μL加えて反応速度を測定した。
DL−8eGSSGについても0−5mg/mlの溶液
を5μl、 3μl及び1μを加えて測定した。
DD−8eGSSGは1 mg/rnlの溶液を5μl
、 3μl及び1μl加えて測定した。
3μtの5eGSSGをくわえる時は2μtの、また、
1μtの5eGSSGを加える時は4μlの超純水を加
えて合計容量を100μtになるようにした。
測定はすべて、上述のように、まず、  5eGSSG
以外のすべての試薬を含む反応液につし・て340nm
の吸光度時間変化を測定しておき、そこに5eGSSG
を加えて再び340nmの吸光度時間変化を測定し。
両者の差をもって真の反応速度とした。
典型的な例としてLL−8eGSSG (smg/ml
)を3μを用いて行った実験結果を添付する。(第1図
)SeGSSGの各ジアステレオマーの触媒するグルタ
チオンペルオキシダーゼ反応速度は5eGSSGの量に
比例する。(第2図) それぞれの反応速度をまとめると表1のようになる。
表  1 25℃における反応速度を示す 製剤調製例(処方例) 実施例 1 錠剤 LL−8eGSSG                
    30 mg乳  剤            
        150mg結晶状セルロース    
     50mgカルシウムカルボキシメチルセルロ
ース   7mgステアリン酸マグネシウム     
3mg上記の成分を混合しそして通常の装置を用いて通
常の方法で錠剤に圧縮する。所望ならば9錠剤を通常の
コーティングで被覆してよ(・0実施例 2 錠剤 LL−8eGSSG            50 m
g微結晶状セルロース       150■クチナ(
Cutina ) HR15mgヒドロキシプロピルメ
チルセルロースフタレート  201r1g実施例 3
カプセル LL−8eGSSG            30 n
’1g乳  剤                  
  102 [11g結晶状セルロース       
  56mgコロイド状シリカ          2
■上記成分を混合しそして通常通りに顆粒化しそて硬質
ゼラチンカプセル中に充填スる。
実施例 4 カプセル LL−8eGSSG            50 m
g。
メ   ル  り                 
        5mgエアロシン200      
    1Orl1gを混合し、顆粒化しそして硬質ゼ
ラチンカプセル中に充填する。
グルタセレノン製造例 実施例 1 つぎに9本発明の化合物の固相法による合成例を詳述す
る。なお9本合成法で使用した原料の調製法を後述する
グルタセレノンとそのジアステレオマーは、アプライド
バイオシステムス430Aペプチド合成機を用℃・9表
2に示した条件で合成した。合成は。
N−tert−Boc Gly OH2Pam樹脂1g
(樹脂1g当り0.5 mmol )を用いて始められ
た。ブトキシカルボニル(Boc)基は、N末端保護に
用いられ、側鎖の保護は、 Glu (OBzl)、 
Se Cys (Bzl) (但し、Bzl&まベンジ
ル基を意味する)であった。カンプリング反応は、保護
されたアミノ酸2.0 mmolを用〜・て行われた。
生成したペプチド樹脂(約07g)は、0.1%トリフ
ルオロメタンスルホン酸のトリフルオロ酢酸溶液(この
溶液中には、008%チオアニンールおよび0.04%
1.2−エタンジチオールを含む)を用いて、25°C
30分間処理した。反応混合物から樹脂を分離したのち
、水15mtを加え、エチルエーテル20m+tで洗浄
した。
水層は0℃に冷却し、0℃に冷却した10規定苛性ソー
ダ水溶液を用いてp H2,0に調節した。得られた溶
液は、  Dawex 50 (Na” )を充填した
2×11cmカラムに流した。カラムを水で洗浄し、1
規定アンモニア水で溶出した。最初に流出する2又は3
両分(薄層クロマトグラフィーにより、グルタセレノン
を含むことを確認)を集め、凍結乾燥した。
得られたペプチドを150°G、1時間で6N塩酸(1
%フェノールを含む)によって加水分解した後、アミノ
酸分析によって同定した。分析によって得られた残基の
値を第3表に示す。
第3表 (値はmole /mole ) こうして得られた5eGSSGの各立体異性体は。
CDスペクトルにより確認した(第3図参照)。
表  2 DMF ニジメチルホルムアミド DIEA : N、N−ンイソプpビルエチルアミン原
料の調製法 り一β−クロロアラニンは、 Walsh等の方法(J
Biol、 Chem、、 246.6855−686
6、1971 )によりL−セリンから合成した。
ジンジウム ジセレニドは、 Kalaymanおよび
Gri−ffinの方法(J、 Am、 Chem、 
Soc、、 195.197−199.1973)によ
り合成した。
L−セレノシスチンは、ジンジウム ジセレニドとL−
β−クロロアラニンとからChocat等の方法(An
al、 Biochem、、 148.485−489
.1985)に憔じて。
以下の通り合成した。L−β−クロロアラニン(4,2
g、 34mmol)を水55m7に溶かした溶液を1
0規定苛性ソーダ水でpH9に調節し、この溶液に窒素
気流中で1.OMジソジウム ジセレニド溶液78m1
を2時間かけて滴下した。反応は、共栓性の10100
O三頚フラスコを用(・、37°Cでかきまぜながら行
った。反応終了後(36時間)、6規定塩酸を徐々に加
えてpH2に調節し、  0.39 g (5,6mm
ol)のヒドロキシルアミンを加えてセレン原素を還元
してセレン化水素とした。溶液に窒素ガスを1時間はげ
しく通し、排出ガスは酢酸鉛の飽和溶液に2回通してセ
レン化水素を捕獲した。得られた黒色けん懸液を濾過し
、黄色のし一セレノシスチン溶液を得た。次いで、10
規定苛性ソーダでpH6,0〜6.5に調節した。4℃
で1夜放置し、黄色結晶状のセレノシスチンを得た。(
収率68%)。
元素分析値(C6HI3 N204 Se2として)C
(%)   H(%)  N(%) 実測値  21,50  3,48  8.48理論値
  21.55  3.59  8.38Se−ベンジ
ル−し−セレノシスティン&’i、L−セレノシスチン
を水素化はう素還元して得られたセレノシスティンとベ
ンジルクロライドとからEr1cksohおよびMer
rifieldの方法(J、 Am、 Chem−So
e。
95、3757−3763.1973)の変法により得
られた。
トリエチルアミン(58mZ、 410mmol)を窒
素ガスで置換した1、000m7の共栓付三頚フラスコ
中のエタノール水溶液(1: 1. v/v ) 20
On+Zに加え、溶液を20分間かきまぜた。次いで、
L−セレノシスチン(2,84g 、 8.5 mmo
l )を溶液中にとかし、水素化ホウ素ナトリウム(2
g、 53mmol)を徐々に加えた。1時間後、ベン
ジルクロライド(3,0g、 24mmol )を加え
、混合物を油浴中40°Cで14時間かきまぜた。沈澱
する白色結晶を集め、水およびエタノールで良く洗った
(収率94%)。
Se−ベンジル−N −t −Boc−L−セレノシス
ティンは、  Se−ベンジル−し−セレノシスティン
とS −t−Boc −4,6−シメチルー2−チオピ
リミジン(ベプチドインスチチーート社)とがらNag
a−sawa等の方法(Bull、 Chem、 So
c、 Japan、 46 、12691272、19
73)の変法により合成した。
Se−ベンジル−し−セレノシスティン(4,3g 。
17 mmol )およびトリエチルアミン(15ml
、  108mmol )を水11.3 ml中に加え
た。得られた溶液にS−t −Boc −4,6−シメ
チルー2−チオ−ピリミジン(4,81g、 20mm
ol)をジオキサン9.3 rnlに溶かした溶液を加
え1反応液を室温で65時間かきまぜた。反応終了後9
反応液中に水50mZを加えた。
5分後に溶液は混濁し、未反応のカーボネートは酢酸エ
チル50m1で2回抽出した。次いで水層をO′Cに冷
却し、0°Cに冷却した5%硫酸水素カリウム水溶液を
加えてpH2,3に調節すると袖状の沈澱が析出した。
沈澱物を酢酸エチル川Om1.で1回および酢酸エチル
50m1で2回抽出し、酢酸エチル層を4°Cで無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。
酢酸エチルを減圧除去した。得られた固体を酢酸エチル
3 mlにとかし9石油エーテル1 mlを加えた。
溶媒を再び減圧除去し、残留物を4°Cで24時間冷却
した。得られた固体を栓枠し9石油エーテル40m1中
で1時間遺留した。クリーム色の微粉末結晶が得られた
(収率90%)。
元素分析値(C10)(2204NSeとして)C(%
)   H(%) N(%) 実測値  50,48  5,88  4.20理論値
  50,28  5.91  3.91ルタチオンベ
ルオキシダーゼ活性を比較した結果を示す。
第3図は、グルタセレノンの各異性体のCDスペクトル
を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるグルタチオン誘導体のDD−型、DL−型、
    LL−型およびLD−型立体異性体またはこれらの立体
    異性体の二量体 2、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるグルタチオン誘導体のDD−型、DL−型、
    LL−型およびLD−型立体異性体またはこれらの立体
    異性体の二量体を有効成分として含有する活性酸素産生
    抑制剤
JP2172399A 1990-06-29 1990-06-29 グルタチオン誘導体およびこれを有効成分とする医薬 Pending JPH0466567A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2172399A JPH0466567A (ja) 1990-06-29 1990-06-29 グルタチオン誘導体およびこれを有効成分とする医薬

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2172399A JPH0466567A (ja) 1990-06-29 1990-06-29 グルタチオン誘導体およびこれを有効成分とする医薬

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0466567A true JPH0466567A (ja) 1992-03-02

Family

ID=15941224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2172399A Pending JPH0466567A (ja) 1990-06-29 1990-06-29 グルタチオン誘導体およびこれを有効成分とする医薬

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0466567A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0750911A1 (en) * 1995-06-07 1997-01-02 Life Science Labs, Inc. Composition to reduce cancer incidence and extend lifespan
CN107998979A (zh) * 2017-12-15 2018-05-08 江南大学 一种含硒非离子界面乳化剂及其制备方法和应用

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0750911A1 (en) * 1995-06-07 1997-01-02 Life Science Labs, Inc. Composition to reduce cancer incidence and extend lifespan
CN107998979A (zh) * 2017-12-15 2018-05-08 江南大学 一种含硒非离子界面乳化剂及其制备方法和应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102112486B (zh) 丙型肝炎病毒抑制剂
Posner et al. Peroxovanadium compounds. A new class of potent phosphotyrosine phosphatase inhibitors which are insulin mimetics.
Scozzafava et al. Carbonic anhydrase inhibitors. A general approach for the preparation of water-soluble sulfonamides incorporating polyamino− polycarboxylate tails and of their metal complexes possessing long-lasting, topical intraocular pressure-lowering properties
US5990083A (en) Multicatalytic protease inhibitors
JPH02138A (ja) L‐ドーパ誘導体
US5550262A (en) Multicatalytic protease inhibitors
US20200262869A1 (en) Peptide antibiotic complexes and methods of use thereof
CN108017555B (zh) 一种β-羟基丁酰-氨基酸化合物及制备方法和应用
JPH06501681A (ja) レトロウイルス・プロテアーゼの阻害剤
JPH01143897A (ja) チアゾリジン誘導体
JP3457687B2 (ja) 白内障治療用薬剤
JPH02777A (ja) 新規化合物、その製法及びそれを含む医薬組成物
JPH05301826A (ja) プロリルエンドペプチダーゼ阻害剤
JPH0466567A (ja) グルタチオン誘導体およびこれを有効成分とする医薬
WO2016143699A1 (ja) ジピリンホウ素錯体及びこれを含有する医薬
JPH0832704B2 (ja) プロリルエンドペプチダーゼ阻害剤
JPS63264525A (ja) ピペラジン誘導体を含有する活性酸素産生抑制ならびに活性酸素除去作用を有する医薬組成物
US3870792A (en) Certain dihydrophthalizines for treating hemorrhage and thrombosis
JP3110075B2 (ja) アンギオテンシン変換酵素阻害剤含有組成物の製造方法
JPH0670023B2 (ja) チアゾリジン誘導体
US2939817A (en) Method of treating diseases associated with plasmin activity
US3840662A (en) Method of treating atherosclerosis using 4-hydroxymethyl-1-keto-1,2-dihydrophthalazine or acid salts thereof
JPS61172821A (ja) 医療用途を有する新規なヘミン錯化合物を製造する方法
JPH10114798A (ja) ペプチド誘導体及び抗真菌剤
JP2006347940A (ja) βアミロイド生成抑制剤