JPH0465628A - 移動速度検出装置 - Google Patents

移動速度検出装置

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JPH0465628A
JPH0465628A JP17704690A JP17704690A JPH0465628A JP H0465628 A JPH0465628 A JP H0465628A JP 17704690 A JP17704690 A JP 17704690A JP 17704690 A JP17704690 A JP 17704690A JP H0465628 A JPH0465628 A JP H0465628A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、たとえば被写体の移動速度検出装置、さら
に詳しくは、焦点検出出力にもとづいて撮影レンズを合
焦位置に駆動するカメラの自動焦点撮影装置などに応用
され、前記撮影レンズの光軸方向への被写体移動にとも
なう焦点ずれを防くために被写体の移動速度を検出する
被写体の移動速度検出装置に関する。
[従来の技術] 従来、撮影レンズの光軸方向に移動する被写体を撮影し
ようとした場合、そのレリーズタイムラグ中の被写体移
動にともなって焦点ずれか発生するという欠点かあった
そこで、この焦点ずれを防ぐものとして、たとえば特開
昭63−159817号公報に、第ルリーズ信号に応答
して測距動作を複数回行い、露光開始時の被写体の位置
を予測して撮影レンズを駆動するようにしたものか開示
されている。また、カメラ以外の分野では、たとえば特
開昭62−232571号公報に示されるように、赤外
線を被測定物に投射し、その反射信号にもとづいて被測
定物の移動速度を検出する方法が提案されている。
こ二て、上記した特開昭63−159817号公報を例
に、従来の速度検出装置について説明する。
第8図において、1は被写体であり、2〜4はそれぞれ
測距装置を構成する測距用光学系、発光素子駆動回路、
距離演算回路である。
すなわち、測距用光学系2に含まれる赤外発光ダイオ−
)”(IRED)2aが発光素子駆動回路3によりドラ
イブされると、IRED2aからの光か投光用レンズ2
bを介して被写体1に投光される。この被写体1に投光
された光はそこで反射された後、受光レンズ2Cによっ
て集光され、光位置検出素子(PSD)2d上に結像さ
れる。すると、PSD2dからは、上記反射信号光の入
射位置に応した信号電流11,12がaカされる。
そして、この信号電流I、、I2を距離演算回路4によ
って処理することにより、被写体1まての距離か求めら
れる。
速度検出装置では、タイミング回路5にしたかって上述
のことき測距動作か所定の時間間隔て縁り返えされる。
そして、それぞれの測距結果を距離データ記憶回路6に
記憶した後、所定時間内に被写体1かどれだけ位置を変
位させたかを計算することにより、その移動速度か検出
される。
なお、二の速度検出装置は、速度変化をも判定するため
に、次数判定回路7aと1次関数決定回路7bと2次関
数決定回路7cとからなる専用の関数決定回路7を具備
するとともに、撮影時点(露光開始時)における被写体
距離を予測するだめの距離予測演算回路8、およびそれ
らを制御する制御回路9などを含むものであった。
[発明か解決しようとする課題] 上記した従来の速度検出装置においては、測距時間が無
視てきるほど小さく、しかも測距結果にまった1く誤差
かない場合には有効であった。
しかしながら、実際には、これらを考慮しなければなら
す、また以下のような欠点かあった。すなわち、距離デ
ータからその被写体1の運動速度の関数の次数を厳密に
求めるためには複雑な回路を必要とし、高価となる。ま
た、ワンデツプマイコン(たとえば、CPU)などを用
いてソフト上の演算を行うようにした場合には、その演
算時間か無視てきす、自動車のような高速度で移動する
物体の速度を検出することか不可能となる。
このような理由から、速度検出装置において求められる
のは、測距誤差か極めて小さく、しがち高速度にて測距
動作か可能な測距装置である。ところか、電子回路には
必すノイズか存在し、簡単には理想的な測距装置を作成
することかできない。
これに対し、本願出願人により、積分によるノイズ相殺
効果によって高精度のオートフォーカスを実現する提案
(たとえば、特開昭63132110号公報参照)かす
でになされている。
しかし、この提案のように、I REDを何度も発光さ
せる測距方式では、やはりタイムラグが長くなるため、
速度検出装置には適さないものであった。
第9図は、従来の測距方式を採用した一般的な速度検出
動作を示すものである。
すなわち、1回の測距動作たけでは精度の確保か困難な
場合、複数回の測距動作を行うことにより、測距結果に
ランダムにのってくるノイズ成分を相殺することかでき
る。ところが、第7図に示すように、(イ)のタイミン
グにて複数回(ここでは、たとえば4回)の測距動作を
行うと、それたけてタイムラグを生じてしまう。その上
、4回の測距動作の間に被写体距離も変化するため、動
体の測距に有効な方法とは言い難い。
また、(ロ)のタイミングにて前述の4回の測距結果か
ら正確な測距結果を求める距離演算動作の際にも、それ
なりのタイムラグを生しる。
(ロ)のタイミングに続いて、(イ)のタイミングと同
様の(ハ)のタイミングにて4回の測距動作を行い、(
ニ)のタイミングにてその結果がら正確な測距結果を求
める距離演算動作を行った後、それら2回の演算結果か
ら被写体の移動速度を求めようとすると、さらに速度演
算動作のための(ホ)のタイミングか必要となり、非常
に長い速度検出時間を要することになる。
また、動体を測距しているため、測距中の動体変化によ
って何度も測距を繰り返す利点が失われることにもなる
したかって、高精度で、しかもタイムラグを短くして測
距を行い、被写体の速度検出を従来と同様の考え方で行
うには大きな困難が予想された。
また、被写体が同じ速度で移動している場合、従来の速
度検出装置では、カメラの自動焦点撮影装置に応用した
際に次のような問題点があった。
第10図に示すように、一般の撮影レンズでは、被写体
距離pとレンズの焦点距離fL、およびフィルムとレン
ズ間の距離(繰り出し量)Kとの間に、 K 1−fL’ つまり、 K−fL   ・1/1 の関係が成り立つ。
したがって、同一のシャッタータイムラグの間に1m移
動する被写体の場合、それが3mから2mに移動する場
合と、2mから1mに移動する場合とでは、近距離はど
ピンボケのひどさは大きくなる。このため、近距離にあ
る被写体に対して、遠距離と同様に同じタイムラグで速
度検出をしていると、動体予測による繰り出し補正量が
大きくなりす−ぎて誤差が大きくなったり、極端な場合
には露光が始まるタイミングにおいて被写体がカメラの
位置を通り過ぎてしまい、結局、撮影が失敗に終わると
いう可能性があった。
また、IREDを発光させて測距を行う、いわゆるアク
ティブ方式の場合、測距動作の間隔、つまりI RED
の発光間隔をつめると、I REDが駆動電流によって
加熱され、光量の低下または破壊されるという問題があ
り、簡単には、速度検出のための測距動作の間隔を短く
することは不可能であった。
この発明は、測距装置には必ず測距誤差とタイムラグと
かあり、また測距結果の読み出しや演算にも時間がかか
るという欠点、および同一速度にて移動する被写体の場
合、遠距離にあるよりも近距離にある場合のほうがタイ
ムラグの影響が出やずいという点に鑑みなされたもので
、高精度で、かつ高速に被写体の移動速度を検出するこ
とかでき、しかも比較的に簡易な構成で実現し得るとと
もに、近距離にある被写体を測距する場合において問題
となるタイムラグの影響を軽減することが可能な被写体
の移動速度検出装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明の被写体の移動
速度検出装置にあっては、被写体に向けて繰り返し投光
する投光手段と、この投光手段の投光による上記被写体
からの反射光を受光し、上記被写体距離に依存した値を
出力する測距手段と、この測距手段の初期の出力にもと
づいて上記投光手段の投光間隔もしくは投光回数を可変
する投光可変制御手段と、上記測距手段の出力を積分す
る積分手段と、この積分手段の出力にもとづいて上記被
写体の上記投光手段の光軸方向に対する移動速度を演算
する速度演算手段とから構成されている。
[作用コ この発明は、上記した手段により、複数回の測距動作に
かかる積分出力から被写体の移動速度を求める場合に被
写体距離に応じて測距動作の間隔もしくは回数を可変で
きるようになるため、ノイズに強く、かつ短い時間での
処理が可能となるとともに、精度の低下をまねくことな
くタイムラグを短縮し得るものである。
[実施例] 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は、この発明にかかる被写体の移動速度検出装置
の概略構成を示すものである。
すなわち、CPU11はこの装置全体の制御を司るもの
であり、このCPUI 1には、タイミング回路13、
距離演算回路(AF回路)14、および減算回路15が
接続されている。また、距離演算回路14と減算回路1
5との間には、スイッチsw1.sw2および第1.第
2の積分回路16.17がそれぞれ並列に接続されてい
る。
タイミング回路13は、CPUI 1の制御のもとに、
上記距離演算回路14、スイッチSWI。
SW2、およびドライバ18を動作せしめるものである
ドライバ18は、上記タイミング回路13からの指示に
したかって、測距用光学系12に含まれる赤外発光ダイ
オード(IRED)12aを駆動するものである。
測距用光学系12は、上記IRED12aと、このIR
ED12aからの光(赤外光信号)を被写体10に向け
て投光する投光用レンズ12bと、上記被写体10から
の゛反射光を集光する受光レンズ12cと、この受光レ
ンズ12cで集光された反射信号光の入射位置に応じた
信号電流Il+I2を発生する光位置検出素子(PSD
)12dとから構成されている。
距離演算回路14は、上記IRED12aの発光にもと
づ< PSDユ2dの出力信号、つまりタイミング回路
13からの指示にしたがって定常光成分より信号光成分
を抜き出してこれをアナログ的に演算することにより、
被写体10まての距離gを求めるものである。
第1の積分回路16は、上記タイミング回路13からの
指示によってスイッチSWIかオシ(閉成)されること
により供給される、上記距離演算回路14における測距
結果を順次積分するものである。
第2の積分回路17は、上記タイミング回路13からの
指示によってスイッチSW2かオシ(閉成)されること
により供給される、上記距離演算回路14における測距
結果を順次積分するものである。
減算回路15は、上記第1.第2の積分回路16.17
よりそれぞれ供給される積分出力の差を求めるものであ
る。
CPUI 1は、上記減算回路15の出力にもとづいて
、被写体10の光軸方向に対する移動速度を見出するも
のである。
また、CPUIIは、距離演算回路14より供給される
最初の距離演算出力(測距結果)にもとづいて、上記タ
イミング回路13に対し、測距動作の間隔もしくは回数
の設定を行うようになっている。すなわち、CPUI 
1は、被写体1oまての距離Ωに応じて、IRED12
aの発光間隔または発光回数を可変させるとともに、そ
の発光動作に同期させて、第1.第2の積分回路161
7ての積分タイミング(スイッチ5WISW2の切り換
え)を制御するようになっている。
ここで、本発明による、測距動作の間隔もしくは回数を
可変する考え方について説明する。
まず、測距動作においては、その間隔を十分にとらない
と、前述のように、I REDの加熱によって信号光の
光量が減少される。
一般に、アクティブ方式の測距装置の場合、投光する光
量と、回路ノイズまたは外光ノイズの影響とにより、被
写体が遠距離にあるほど、精度の劣化が大きくなる。こ
れに対し、近距離の場合については、投光する信号光量
は遠距離の場合はど必要としないため、多少の光量低下
は問題とならない。逆に、測距動作の間隔を短くするこ
とは、前述のタイムラグ対策としては有効である。そこ
で、近距離の場合にあっては光量よりもタイムラグを重
視する、つまり61距動作の間隔を短くして速度検出を
行おうとするものである。
一方、測距動作の回数を増加させることは、前述したよ
うに、遠距離にある被写体に対するS/−N比の劣化の
防止につながる。すなわち、測距動作の間隔の場合と同
様の理由から、近距離にある被写体に対しては十分なS
/N比が得られていることになり、測距動作を何度も繰
り返して精度を上げる必要はない。したかって、近距離
の場合には、測距動作の回数の増加によるS/N比の向
上上りも、タイムラグの短縮を重視することか可能とな
る。そこで、近距離の場合にあっては、測距動作の回数
を減らして速度検出を行おうとするものである。
以上のような考え方により、タイミング回路13に設定
される時間間隔もしくは回数にしたかって、IRED1
2aか複数回発光されるようにしている。そして、その
発光のたびに、被写体距Mllの算出およびその積分出
力か求められることにより、近距離の被写体に対して、
より効果のある速度検出が可能となる。
第2図は、上記第1.第2の積分回路16゜17におけ
る積分結果の一例を示すものである。
ここでは、縦軸が被写体距離(g)、横軸が時間(1)
であり、直線(N(t))は被写体10が等速度で運動
する場合のg対tの関係を示している。なお、この図に
おけるtの時間幅を最初の被写体距離g1に応じて変化
させるのが本発明の測距動作の間隔を可変することであ
り、また6回として示している測距動作を最初の被写体
距離ρ1に応じて変化させるのが本発明の測距動作の回
数を可変することである。
この実施例の場合、実際には、スイッチSWI。
SW2とを交互にオンさせることによって積分動作を行
うか、ここでは理解を容易なものとするために、まず、
最初の3回の測距結果は第1の積分回路16で、次の3
回の測距結果は第2の積分回路17で積分する場合につ
いて説明する。
第2図(a)においては、時間0、t、2t。
3t、4t、5tにおける各測距結果をそれぞれgl、
I2、I3、R4、I5、gつとして表し、測距結果に
誤差がない場合を例に示している。
この場合の測距結果glS92、I13についての積分
結果は、右上り斜線部S1の面積となり、測距結果11
4、Is、fl−についての積分結果は、右上り斜線部
S2の面積となる。
このときの面積S1と面積S2との差(積分出力の差)
を取ると、面積S1上に右下がり斜線部S、で示す面積
が求められる。この面積S、が速度情報となる。
すなわち、図に示す如く、たとえば1.−12.12−
11.1) 3−10、I4−9、J?s −8,16
−7と、単位時間tの間に被写体10が1つずつ近付い
ているとすると、面積S1および面積S2は、それぞれ S + −10+11 + 12−33    ・・・
(1)s2−7+8+9−24         ・・
・ (2)となる。したがって、面積S、は、 S、  −8,−52−9・・・ (3)となる。
この結果より、面積S、、S2の積分の開始タイミング
の差は3tであり、積分回数かそれぞれ3回であること
により、速度Vは、 v −33/ 3 t X 3 = 9 / 9 t 
= 1 / t・・・ (4) として求めることができる。
第2図(b)は、時間0、t、2t、3t。
4t、5tにおける各測距結果1” l 、D ’ 2
.1 ’ 3、I) ’ 4 、Ω 5 % ’I ’
 6にランダムノイズがのった場合を例に示している。
この場合、積分によるノイズ相殺効果により、面積3+
 、は、 S ’ 311!18’ r −8’ 2→5319 
 ・・・(5)となるため、上記(4)式と同様に、単
位時間tあたりの位置は1つだけ変化するという速度検
出が、各測距結果の不正確さにもかかわらず可能となる
次に、基本的には、第2図を参照して説明した2つの積
分出力の差による測距方式と同じ考え方で、より高精度
の速度検出を可能とする本発明の動作について説明する
特に、I REDの光を被写体に投光して測距を行うよ
うな、いわゆるアクティブ方式のAFの場合、被写体が
遠距離にあるほどS/N比が劣化して精−度が悪くなる
。このため、第2図で示したように、積分動作をI+、
I2.Dsの遠距離側をワンセットとして行ったときと
、fl 4 * ’D % +Nbの近距離側をワンセ
ットとして行ったときとでは、2つの積分結果に精度の
差が大きく現れてく  る 。
そこで、本発明においては、1回目の測距結果I11に
ついては第1の積分回路16で、2回目の測距結果f!
2については第2の積分回路17で、3回目の測距結果
g3については再び第1の積分回路16でというように
、測距動作のたびに第1゜第2の積分回路16.17を
切り換えて積分動作を行うようにしている。このように
、奇数回目の測距結果は第1の積分回路16で積分し、
偶数回目の測距結果は第2の積分回路17で積分するこ
とにより、2つの積分結果の誤差のバランスを取ること
ができる。
第3図は、本発明にがかる測距動作と積分動作とのタイ
ミングを具体的に示すものである。
すなわち、測距動作ごとに、第1の積分回路16による
積分動作1と第2の積分回路17による積分動作2とが
図示のようなタイミングで繰り返されるようになってい
る。この場合、従来の速度検出装置(第9図参照)と比
しても距離を算出する過程が不要となるため、同じ時間
で速度検出を行う場合において、より多くの積分による
ノイズ相殺効果が期待できる。また、1回の測距動作ご
との被写体位置の変化をもはじめから考慮しているため
、はるかに高精度の速度検出か可能となる。
この積分動作1,2は、前述のように、IRED12a
が発光されるごとにスイッチSWI、SW2の開成/閉
成がタイミング回路13によって制御され、距離演算回
路14からの測距結果か順に各積分回路16.17に供
給ごれることにより行われる。
一連の測距動作か終了されると、第1.第2の積分回路
16.17からの積分出力の差か減算回路15にて求め
られ、前記第2図を参照して説明した面積S3に相当す
る速度情報か算出される。
この場合の速度情報(面積S3)を、上記(5)式にな
らって求めると、 S3 = (+2+lO+8)−(Il+ 9+7)=
3  ・・・(6)となる。このとき、上記(4)式の
場合とは異なり、各積分回路16.17の積分タイミン
グの差はtとなるが、積分回数は同様に3回ずつなので
、最終的に求められる速度■は、 v −53/ t X 3 = 1 / t     
  −(7)となる。したがって、上記(7)式は上記
(4)と同じになり、第2図を参照して説明した場合と
同様な結果が得られる。
第4図は、上記測距用光学系12の構成の詳細を示すも
のである。
この測距用光学系12は、公知の一点用測距装置を構成
するものであり、被写体10にAF用光を投光する、い
わゆるアクティブ方式となっている。
今、IRED12aが発光されると、その光はAF用光
となって投光用レンズ12bを介して被写体10に投光
される。すると、このAF用先は被写体10によって反
射され、受光レンズ12cを介して集光されることによ
りPSD12d上に像となって結ばれる。
この場合、反射光の入射位置Xは、三角測距の原理によ
り、次式で示されるように、被写体距離pの関数として
表される。
ここで、Sは投光用レンズ12bと受光レンズ12cと
の主点間距離(基線長)であり、fは受光レンズ12c
の焦点距離で、この位置にPSD12dは配置されるよ
うになっている。
PSDI2dからは、入射位置Xの関数である2つの電
流信号1.、I2が出力される。全信号光電流をIpo
とし、PSD12dの長さをtpとすると、次式のよう
にΩを表すことができる。
・・・(11) ここて、aは、IRED12aの発光中心と投光用レン
ズ]2bの主点とを結んだ線と平行な線を受光レンズ1
2Cの主点から延ばしたときに、PsD12dとクロス
する点からPSD12dのIRED12a側の端までの
長さである。
第5図は、PSD12dの出力信号1.、I2より、積
分回路1.6.17にて距離情報を積分するための具体
的な回路構成を示すものである。
第5図において、21.22はtRED12aの発光に
対応して発生したPSDI2dの出力信号i、I2を低
入力インピーダンスで吸い取ってそれを増幅するプリア
ンプであり、23.24はその増幅された電流1.、I
2のみを圧縮するための圧縮ダイオードである。
25.26はバッファであり、圧縮ダイオード23.2
4での圧縮電圧を、NPNトランジスタ27.28およ
び電流源29よりなる差動演算回路30に導くためのも
のである。
ここで、差動演算回路30の動作を図中の記号を用いて
説明すると、 Ia+Ib−1ot という関係から、上記(12) (14)式より、 ・・・(14) という関係が成り立つ。
したがって、上記(11)式および(15)式より、 ・・・(12) ・・・(13) という関係式が成り立つ。なお、Isはトランジスタ2
7.28およびダイオード23.24の逆方向飽和電流
であり、7丁はサーマルボルテージである。
また、電流1aと電流1bとは、 となり、被写体距離Iの逆数に比例する信号電流Iaが
得られる。
また、図中の31は電流源であり、この電流源31によ
り流される電流Icは、 の関係を有する。このため、圧縮ダイオード32に流れ
る電流lxは、 と、6゜                °”(18
)一方、圧縮ダイオード33には電流源34により電流
1dか流されており、圧縮ダイオード32゜33の圧縮
電圧はおのおのバッファ35.36を介して前述の差動
演算口vFI30と同形式の回路37.38にそれぞれ
入力される。
したがって、このNPN)ランジスタ39゜40および
電流源41よりなる差動演算回路37の出力電流19は
、今度は、圧縮ダイオード32゜33が電源側基準で電
圧を発生していることに留意すると、 となる。このため、上記(18)式より、電流11は、 CI ・・・(20) となり、被写体距離pに比例した電流信号として得られ
る。
すなわち、差動演算回路37は第1のタイミングにおけ
る被写体距離gに応じた電流信号を積分回路16に供給
するための回路(SWI)であり、IRED12aの奇
数回目の発光が行われるたびにタイミング回路13から
のタイミング信号によって電流源41がオンされること
により、その被写体距離gに依存する電流II?が積分
回路16の積分用コンデンサ45て積分される。
積分用コンデンサ45は、IRED12aの発光に先立
ってリセット回路46によりリセットされるようになっ
ている。このため、一連の測距動作を終了した後の出力
端子47には、上記(6)式を例にとれば、r12+1
0+8Jに相当する信号が現われる。
一方、NPN )ランジスタ42,43および電流源4
4よりなる差動演算回路38は、第2のタイミングにお
ける被写体距離pに応じた電流信号を積分回路17に供
給するための回路(SW2)であり、IRED12aの
偶数回目の発光が行われるたびにタイミング回路13か
らのタイミング信号によって電流源44がオンされるこ
とにより、その被写体距離pに依存する電流Iρ2か積
分回路17の積分用コンデンサ48で積分される。
このときの電流IR2は、上記(20)式と同様に、 という、被写体距離pに依存する関係を満たす。
積分用コンデンサ48は、同様に、I RED12aの
発光に先立ってリセット回路49によりリセットされる
ようになっている。このため、連の測距動作を終了した
後の出力端子50には、上記(6)式を例にとれば、r
l l+9+7J−に相当する信号が現われる。
このようにして、上記第3図に示したような複数回の測
距動作の終了後、減算回路15にて、上記出力端子47
.50に現われる電圧信号の差から上記(6)式におけ
る速度情報S、々(求められる。なお、速度情報S3の
算出は、各積分出力をA/D変換してディジタル的にC
PU11て行うようにしても良いし、オペアンプなどで
構成されるアナログ減算回路で行うようにしても良い。
そして、この速度情報S3にもとづいてたとえばCPU
IIによるソフト上の処理、つまり上記(7)式に示し
たような演算により、被写体10の移動速度Vが算出さ
れる。
すなわち、上記出力端子47.50に現われる電圧信号
をそれぞれV。Ll’TI+  VOLIT2とすると
、被写体位置ρ (1)は、第2図を参照して説明した
速度Vにより、 1)  (t) −v−t 十Q 、・−(22)とな
る。
また、上記(20)   (21)式は、それぞれIj
7−A−g (t)−A (1+  v−t)・・・(
23)112 =A−p(t) −A C1l +  
v−t)・・(24〉 として現わせる。ただし、Aは定数。
したかって、積分用コンデンサ45の容量をCとすると
、電圧信号V。U□1は、 ・・・(25) となる。ただし、Tは積分時間。
一方、電圧信号V。、T□は、電圧信号■。U□1に対
してΔtだけタイミングをずらし、時間Tたけ積分を行
った結果であることから、 Ω1 Δを十−Δt2] ・・・(26) となる。
これにより、電圧信号VOUTl+ V01JT2の差
ΔVOLI□は、 ΔV OUT = V 01JT2  V 0LIT+
一シΔtT−j 、t+ −vΔt2−ΩIT+−VT
2)=−−・ V ・ Δ t−T         
 ・・ (27)AVoo” xC=D ・AVour
 −(28)、’、     y  w  − A −Δ t−T となる。たたし、Dは定数。
以上のように、2つの積分出力V。LITl、  vo
u工。
の差ΔVou工より、速度Vは簡単に求めることかでき
る。
次に、測距動作の間隔もしくは回数を可変する場合の動
作について説明する。
第6図は、近距離の被写体に対して測距動作の間隔を短
縮するためのもので、最初の測距結果g1により、以降
の測距動作のタイミングを決定するステップを有してい
る。
すなわち、最初の測距結果g1により、測距動作の間隔
t2は、 t2swjo −1,・1/p1    ・・・(29
)の関係にしたがって決定される。この場合、被写体距
離pが短い程、間隔t2は小さくなる。
なお、IRED12aの加熱による破壊が考えられる場
合には、この間隔t2に応じてIRED12aの駆動電
流を小さくするパワーコントロール回路を別に設けるこ
とにより解決できる。
第7図は、測距動作の回数を少なくして近距離の被写体
に対するタイムラグを小さくするためのもので、最初の
測距結果11により、測距動作の回数が決定される。
一般に、アクティブ方式の測距装置の場合、そのS/N
比は、被写体距離をgとすると、S/N−1/I2  
       ・・・(30)で現わすことができる。
また、ノイズ相殺効果は、測距動作の回数nに対し、 S/N■J「             ・・・(31
)となる。
したがって、最初の測距結果11に応じて測距動作の回
数nを jlxno−p  +  2−(32)と設定すること
により、各距離でのS/N比を等しくすることができる
なお、上記(31)、(32)式などの演算は、たと衣
ばCPUI 1において行われるようになっている。
また、これらの結果を加味して、上記(28)式に示し
た速度検出演算式のDの値が変更されることになる。
上記したように、複数回の測距動作にかかる積分出力か
ら被写体の移動速度を求める場合に、被写体距離に応じ
て測距動作の間隔もしくは回数を可変できるようにして
いる。
すなわち、最初の測距結果に応じて測距動作の間隔もし
くは回数を可変し、その測距結果を積分することにより
得られる第1および第2の積分出力の差から被写体の移
動速度を求めるようにしている。これにより、ノイズに
強く、かつ短い時間での処理が可能となるとともに、特
に近距離の被写体測距において問題となるタイムラグの
影響を軽減できるようになる。したがって、高精度で、
かつ高速での速度検出が簡単な構成により実現できるも
のである。
また、本発明をカメラの自動焦点撮影装置に応用した場
合には、ピンボケをおこしに<<、極めて使いやすい装
置とすることができる。
なお、上記実施例においては、第1.第2の積分回路に
おのおのリセット回路を設けるようにしたが、これに限
らず、たとえば2つの積分回路で1つのリセット回路を
共有するようにしても良い。
また、2つの積分回路の出力の差から速度情報を求める
ものに限らず、たとえば1つの積分回路の出力から速度
情報を求めるように構成されたものにも適用可能である
さらに、最初(1回目)の測距結果にもとづいてI R
EDの投光間隔または投光回数を可変するようにしたが
、これに限らず、たとえば初期の複数回の測距結果にも
とづいて可変するようにしても良い。
その他、この発明の要旨を変えない範囲において、種々
変形実施可能なことは勿論である。
[発明の効果] 以上、詳述したようにこの発明によれば、ノイズに強く
、かつ短い時間での処理が可能となるとともに、特に近
距離の被写体測距におけるタイムラグを短縮できるよう
になるため、高精度で、かつ高速に被写体の移動速度を
検出することができ、しかも比較的に簡易な構成で実現
し得るとともに、近距離にある被写体を測距する場合に
おいて問題となるタイムラグの影響を軽減することが可
能な被写体の移動速度検出装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図はこの発明の一実施例を示すもので
、第1図は被写体の移動速度検出装置の構成を概略的に
示すブロック図、第2図は積分動作の概要を説明するた
めに示す図、第3図11動作を説明するために示すタイ
ミ7ングチャート、第4図は測距用光学系の詳細を示す
構成図、第5図は距離情報を積分するための具体的な回
路構成例を示す図、第6図は測距動作の間隔を可変する
場合の動作を説明するために示すフローチャート、第7
図は測距動作の回数を可変する場合の動作を説明するた
めに示すフローチャートであり、第8図ないし第10図
はいずれも従来技術とその問題点を説明するために示す
もので、第8図は速度検出装置のブロック図、第9図は
タイミングチャート、第10図は一般的な撮影レンズの
被写体距離とレンズ繰り出し量との関係を示す図である
。 10・・・被写体、11−・・CPU、12・・・測距
用光学系、12a−IRED、12d=・PSD、13
・・・タイミング回路、14・・・距離演算回路、15
・・・減算回路、16・・・第1の積分回路、17・・
・第2の積分回路、18・・・ドライバ、23,24 
32゜33・・・圧縮ダイオード、29,31,34,
41゜44・・・電流源、30,37.38・・・差動
演算回路、45.48・・積分用コンデンサ、46.4
9・・・リセット回路。 出願人代理人 弁理士 坪井 淳 (a) (b) 第2図 第1図 第6図 ♀1 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 被写体に向けて繰り返し投光する投光手段と、この投光
    手段の投光による上記被写体からの反射光を受光し、上
    記被写体距離に依存した値を出力する測距手段と、 この測距手段の初期の出力にもとづいて上記投光手段の
    投光間隔もしくは投光回数を可変する投光可変制御手段
    と、 上記測距手段の出力を積分する積分手段と、この積分手
    段の出力にもとづいて上記被写体の上記投光手段の光軸
    方向に対する移動速度を演算する速度演算手段と を具備したことを特徴とする被写体の移動速度検出装置
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