JPH0465577B2 - - Google Patents
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- JPH0465577B2 JPH0465577B2 JP62222382A JP22238287A JPH0465577B2 JP H0465577 B2 JPH0465577 B2 JP H0465577B2 JP 62222382 A JP62222382 A JP 62222382A JP 22238287 A JP22238287 A JP 22238287A JP H0465577 B2 JPH0465577 B2 JP H0465577B2
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- Japan
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- signal
- station
- transmission
- time
- circuit
- Prior art date
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 59
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 5
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 4
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Communication Control (AREA)
- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、通信システムに関し、更に詳しく
は、否定応答(NAK)の方式を改良した通信シ
ステムに関する。
は、否定応答(NAK)の方式を改良した通信シ
ステムに関する。
複数の局が共通の伝送ラインで結ばれた通信シ
ステムでは、伝送の誤りをチエツクするために、
ビツト・フレームに垂直パリテイビツトを設けた
り、データ・フレームに水平パリテイ検査コード
を設けたりして送信している。そして、受信側で
これらをチエツクして、正しければ肯定応答
(ACK)を返送し、誤つておれば否定応答
(NAK)を返送して再送を促すわけである。
ステムでは、伝送の誤りをチエツクするために、
ビツト・フレームに垂直パリテイビツトを設けた
り、データ・フレームに水平パリテイ検査コード
を設けたりして送信している。そして、受信側で
これらをチエツクして、正しければ肯定応答
(ACK)を返送し、誤つておれば否定応答
(NAK)を返送して再送を促すわけである。
かかる応答は、一般に伝送制御コードとして規
定されており、例えばJIS規格では肯定応答
(ACK)は「06H」、否定応答(NAK)は
「15H」と定められている。
定されており、例えばJIS規格では肯定応答
(ACK)は「06H」、否定応答(NAK)は
「15H」と定められている。
上記の如き応答方式では、否定応答を返送する
のにも通常のプロトコルに従わればならない。
のにも通常のプロトコルに従わればならない。
このため、受信側でエラーを検出しても直ちに
否定応答を返送できず、迅速性、柔軟性に欠け、
無駄な伝送時間を費やす問題点がある。
否定応答を返送できず、迅速性、柔軟性に欠け、
無駄な伝送時間を費やす問題点がある。
従つて、本発明の目的とするところは、否定応
答を直ちに返送することが出来る通信システムを
提供することにある。
答を直ちに返送することが出来る通信システムを
提供することにある。
本発明の通信システムは、複数の局が共通の伝
送ラインで結ばれ、伝送ラインに「1」を送出す
る局と「0」を送出する局とが同時に存在すると
きには「0」がライン信号となる通信システムに
おいて、否定応答(NAK)としてビツト・フレ
ーム長以上連続する「0」信号を出力する否定応
答出力手段を少なくとも1つの局に設けたことを
構成上の特徴とするものである。
送ラインで結ばれ、伝送ラインに「1」を送出す
る局と「0」を送出する局とが同時に存在すると
きには「0」がライン信号となる通信システムに
おいて、否定応答(NAK)としてビツト・フレ
ーム長以上連続する「0」信号を出力する否定応
答出力手段を少なくとも1つの局に設けたことを
構成上の特徴とするものである。
否定応答として伝送ラインに「0」を出力する
と、他の送信局が伝送ラインに「1」を送出して
いてもこれに優先する。そして、「0」の続く時
間はビツト・フレーム長以上であるから、通常の
コードと明らかに区別することが出来る。
と、他の送信局が伝送ラインに「1」を送出して
いてもこれに優先する。そして、「0」の続く時
間はビツト・フレーム長以上であるから、通常の
コードと明らかに区別することが出来る。
従つて、他の送信局の伝送終了を持つことなく
直ちに否定応答を返送できることとなり、迅速
性、柔軟性が向上する。
直ちに否定応答を返送できることとなり、迅速
性、柔軟性が向上する。
また、複数の受信局が重複して否定応答を出力
してもよいから、応答アルゴリズムが簡単にな
る。
してもよいから、応答アルゴリズムが簡単にな
る。
以下、図に示す実施例に基づいて本発明を更に
詳しく説明する。ここに第1図は本発明の一実施
例の通信システムの一つの局の要部ブロツク図、
第2図及び第3図は第1図に示す通信システムの
優先順位処理の作動を説明するためのタイムチヤ
ート、第4図及び第5図は第1図に示す通信シス
テムの否定応答処理の作動を説明するためのタイ
ムチヤートである。なお、図に示す実施例により
本発明が限定されるものではない。
詳しく説明する。ここに第1図は本発明の一実施
例の通信システムの一つの局の要部ブロツク図、
第2図及び第3図は第1図に示す通信システムの
優先順位処理の作動を説明するためのタイムチヤ
ート、第4図及び第5図は第1図に示す通信シス
テムの否定応答処理の作動を説明するためのタイ
ムチヤートである。なお、図に示す実施例により
本発明が限定されるものではない。
第1図に示す通信システム1では、複数の局が
共通の伝送ライン2で結ばれている。20はその
一つの局を示している。
共通の伝送ライン2で結ばれている。20はその
一つの局を示している。
通信方式は、調歩同期式NRZ通信方式であり、
伝送ライン2に「1」を送出する局と「0」を送
出する局とが同時に存在するときには「0」がラ
イン信号となる。
伝送ライン2に「1」を送出する局と「0」を送
出する局とが同時に存在するときには「0」がラ
イン信号となる。
伝送ライン2からラインレシーバ3で取り込ま
れたライン信号Rxは、CPU4に入力される。ま
た、アンド回路8およびエクスクルーシブオア回
路18に入力される。また、アイドル信号カウン
タ9のクリア入力信号となる。
れたライン信号Rxは、CPU4に入力される。ま
た、アンド回路8およびエクスクルーシブオア回
路18に入力される。また、アイドル信号カウン
タ9のクリア入力信号となる。
CPU4の送信信号Uxは、ノツト回路5及びア
ンド回路6を経て、オア回路19に入力される。
ンド回路6を経て、オア回路19に入力される。
CPU4の否定応答信号NAKは、オア回路19
に入力される。
に入力される。
オア回路19の出力は、ラインドライバ7に与
えられ、ラインドライバ7は送出信号Txを伝送
ライン2へ送出する。
えられ、ラインドライバ7は送出信号Txを伝送
ライン2へ送出する。
アンド回路8の出力信号は、ビツト時間カウン
タ13のクリア入力端子に接続されている。
タ13のクリア入力端子に接続されている。
そこで、受信信号Rxの立下がりエツジによつ
て両カウンタ9,13がクリアされる。
て両カウンタ9,13がクリアされる。
アイドル信号カウンタ9がクリアされると、ア
イドル信号Ix=「0」となり、そのアイドル信号
Ixはノツト回路10を介してアンド回路11に入
力されているので、そのアンド回路11を通つて
クロツク信号がアイドル信号カウンタ9に入力さ
れ、カウントを開始する。そして、例えばビツ
ト・フレーム長よりも少し長いアイドル時間τw後
にカウントアツプしてアイドル信号Ix=「1」と
なる。
イドル信号Ix=「0」となり、そのアイドル信号
Ixはノツト回路10を介してアンド回路11に入
力されているので、そのアンド回路11を通つて
クロツク信号がアイドル信号カウンタ9に入力さ
れ、カウントを開始する。そして、例えばビツ
ト・フレーム長よりも少し長いアイドル時間τw後
にカウントアツプしてアイドル信号Ix=「1」と
なる。
アイドル信号Ix=「1」となると、アンド回路
11でクロツク信号がカツトされ、アイドル信号
カウンタ9はホールド状態となる。また、カウン
ト中はアンド回路8でカツトされていた受信信号
Rxがビツト時間カウンタ13に入力可能となる。
11でクロツク信号がカツトされ、アイドル信号
カウンタ9はホールド状態となる。また、カウン
ト中はアンド回路8でカツトされていた受信信号
Rxがビツト時間カウンタ13に入力可能となる。
アイドル信号Ixは、CPU4に入力される。ま
た、マスクフラグ17のリセツト入力となり、そ
の立上りエツジでマスクフラグ17をリセツトす
る。
た、マスクフラグ17のリセツト入力となり、そ
の立上りエツジでマスクフラグ17をリセツトす
る。
さて、アンド回路8の出力信号の立下がりエツ
ジが、ワンシヨツト回路12に入力されると、時
間τs後にパルスを出力する。
ジが、ワンシヨツト回路12に入力されると、時
間τs後にパルスを出力する。
また、アンド回路8の出力信号の立下がりエツ
ジでクリアされたビツト時間カウンタ13は、ア
ンド回路11を通じて与えられるクロツクでカウ
ントを開始し、1ビツト時間τ毎にパルスを出力
する。そのパルスは、ワンシヨツト回路14に入
力され、ワンシヨツト回路14は入力されるパル
スの立上がりから時間τc後にパルスを出力する。
ジでクリアされたビツト時間カウンタ13は、ア
ンド回路11を通じて与えられるクロツクでカウ
ントを開始し、1ビツト時間τ毎にパルスを出力
する。そのパルスは、ワンシヨツト回路14に入
力され、ワンシヨツト回路14は入力されるパル
スの立上がりから時間τc後にパルスを出力する。
ワンシヨツト回路12及び14の出力パルスは
オア回路15を介して比較タイミング信号Cxと
なり、Dフリツプフロツプ16のクロツク入力と
なる。
オア回路15を介して比較タイミング信号Cxと
なり、Dフリツプフロツプ16のクロツク入力と
なる。
一方、受信信号Rxと、CPU4の送信信号Uxと
はエクスクルーシブオア回路18に入力され、そ
の出力信号たる比較信号Dxは前記Dフリツプフ
ロツプ16のD入力となる。
はエクスクルーシブオア回路18に入力され、そ
の出力信号たる比較信号Dxは前記Dフリツプフ
ロツプ16のD入力となる。
そこで、Dフリツプフロツプ16は、比較タイ
ミング信号Cxの立上がりエツジで比較信号Dxを
読み込む。
ミング信号Cxの立上がりエツジで比較信号Dxを
読み込む。
Dフリツプフロツプ16の否定側出力は、RS
フリツプフロツプからなるマスクフラグ17のセ
ツト入力となる。リセツト入力にはアイドル信号
Ixが入力される。
フリツプフロツプからなるマスクフラグ17のセ
ツト入力となる。リセツト入力にはアイドル信号
Ixが入力される。
マスクフラグ17は、セツト入力への立下がり
エツジでセツトされ、リセツト入力への立ち上が
りエツジでリセツトされる。その否定側出力は、
CPU4に入力されると共に、マスク信号Mxとし
て前記アンド回路6に入力される。
エツジでセツトされ、リセツト入力への立ち上が
りエツジでリセツトされる。その否定側出力は、
CPU4に入力されると共に、マスク信号Mxとし
て前記アンド回路6に入力される。
CPU4は、送信に際しては、アイドル信号Ix=
「1」をチエツクして伝送ライン2が使用されて
いないことを確認し、送信信号Uxを出力する。
そして、送信信号Uxを出力した後でマスク信号
Mxをチエツクし、マスクされていないければ送
信が完了したと判断し、マスクされておれば送信
が中止されたと判断し、再送信を行う。
「1」をチエツクして伝送ライン2が使用されて
いないことを確認し、送信信号Uxを出力する。
そして、送信信号Uxを出力した後でマスク信号
Mxをチエツクし、マスクされていないければ送
信が完了したと判断し、マスクされておれば送信
が中止されたと判断し、再送信を行う。
さて、この通信システム1では、スタートビツ
トの次の数ビツトを送信の優先順位決定のための
優先順位コードとし、優先順位の高い局が送信を
継続し、優先順位の低い局が送信を中止する方式
を採用している。即ち、自己の送信信号とライン
信号とを比較し、自己が「1」を送信しているの
にライン信号が「0」であるときには送信を中止
するように各局を構成すると共に、各局に優先順
位コードを割り当て、スタートビツトの後に優先
順位コードを送信するようにしている。そうする
と、2以上の局が同時に送信を開始したときに、
割り当てられた優先順位コードに「0」の続くも
のが送信を継続し、「1」が現れたものが送信を
中止することとなり、混乱が防止される。
トの次の数ビツトを送信の優先順位決定のための
優先順位コードとし、優先順位の高い局が送信を
継続し、優先順位の低い局が送信を中止する方式
を採用している。即ち、自己の送信信号とライン
信号とを比較し、自己が「1」を送信しているの
にライン信号が「0」であるときには送信を中止
するように各局を構成すると共に、各局に優先順
位コードを割り当て、スタートビツトの後に優先
順位コードを送信するようにしている。そうする
と、2以上の局が同時に送信を開始したときに、
割り当てられた優先順位コードに「0」の続くも
のが送信を継続し、「1」が現れたものが送信を
中止することとなり、混乱が防止される。
ところが、各局が送信を開始する時刻のずれ時
間δがあり、また伝送ラインにおける伝送遅延時
間dがあるために、優先順位コードの対応するビ
ツト相互を適正に比較するためのタイミングが難
しい。
間δがあり、また伝送ラインにおける伝送遅延時
間dがあるために、優先順位コードの対応するビ
ツト相互を適正に比較するためのタイミングが難
しい。
そこで、まず、このタイミングを適正に得て優
先順位を誤りなく決定するための作動を第2図お
よび第3図を参照して説明する。但し、説明の都
合上、A局とB局の2つの局のみ想定し、A局の
信号には添字aを付け、B局の信号には添字bを
付けて区別している。
先順位を誤りなく決定するための作動を第2図お
よび第3図を参照して説明する。但し、説明の都
合上、A局とB局の2つの局のみ想定し、A局の
信号には添字aを付け、B局の信号には添字bを
付けて区別している。
第2図において、A局は時刻t0に送信を開始
し、B局はそれより時間δ1だけ遅れた時刻t1に送
信を開始したものとする。但し、δ1<dとする。
し、B局はそれより時間δ1だけ遅れた時刻t1に送
信を開始したものとする。但し、δ1<dとする。
A局の送出信号Taは時刻t0より伝送遅延時間d
だけ遅れた信号Ta′となり、B局に届く。一方、
B局の送出信号Tbは時刻t1より伝送遅延時間dだ
け遅れた信号Tb′となりA局に届く。
だけ遅れた信号Ta′となり、B局に届く。一方、
B局の送出信号Tbは時刻t1より伝送遅延時間dだ
け遅れた信号Tb′となりA局に届く。
A局の受信信号Raは、自局の送出信号TaとB
局からの信号Tb′の積信号となる。一方、B局に
おける受信信号Rbは、自局の送出信号TbとA局
からの信号Ta′の積信号となる。
局からの信号Tb′の積信号となる。一方、B局に
おける受信信号Rbは、自局の送出信号TbとA局
からの信号Ta′の積信号となる。
A局における比較タイミング信号Caは、受信
信号Raのスタートビツトに対応する立下がりエ
ツジから時間τs後の第1のパルスと、前記立下が
りエツジから時間τ+τc後の第2のパルスと、前
のパルスから時間τ毎の第3以後のパルスであ
る。
信号Raのスタートビツトに対応する立下がりエ
ツジから時間τs後の第1のパルスと、前記立下が
りエツジから時間τ+τc後の第2のパルスと、前
のパルスから時間τ毎の第3以後のパルスであ
る。
ここで、次の関係が成立している。
τs+2d<τc<τ
具体例を挙げれば、d=1μs,τ=10μs,τs=
2.5μs、τc=7.5μsである。
2.5μs、τc=7.5μsである。
同様にB局でも、受信信号Rbのスタートビツ
トの立下がりエツジから時間τs後に第1のパル
ス、時間τ+τc後に第2のパルス、前のパルスか
ら時間τ毎に第3以後のパルスがある比較タイミ
ング信号Cbを発生している。
トの立下がりエツジから時間τs後に第1のパル
ス、時間τ+τc後に第2のパルス、前のパルスか
ら時間τ毎に第3以後のパルスがある比較タイミ
ング信号Cbを発生している。
比較タイミング信号Ca,Cbの第1のパルスで
比較されるのはスタートビツト相互である。即
ち、この第1のパルスまでに送信を開始している
ものは以下のビツト比較による優先順位の判定対
象となるが、これまでに送信を開始していないも
のはもはや対象とならない。従つて、時間τsを大
きくすればビツト比較による優先順位判断の対象
が広がり、時間τsを小さくすれば対象が少なくな
つて最先に送信を開始したものが優位になる方式
に近づくこととなる。
比較されるのはスタートビツト相互である。即
ち、この第1のパルスまでに送信を開始している
ものは以下のビツト比較による優先順位の判定対
象となるが、これまでに送信を開始していないも
のはもはや対象とならない。従つて、時間τsを大
きくすればビツト比較による優先順位判断の対象
が広がり、時間τsを小さくすれば対象が少なくな
つて最先に送信を開始したものが優位になる方式
に近づくこととなる。
比較タイミング信号Ca,Cbの第2のパルス以
下は、優先順位コードの対応ビツトを適正に比較
するタイミングを得るものである。自局から見た
とき、相手局は自局の送信開始時刻よりも時間τs
+dだけ遅れて送信を開始することができ(後述
するように、遅れて送信を開始することができる
最大時間はτs+dである。)、その相手局の送出信
号が自局に到達するのに伝送遅延時間dを要する
から、時間τs+2dだけ対応ビツトが時間的にずれ
る可能性がある。従つて、τs+2d<τcの関係が成
立すべきなのである。
下は、優先順位コードの対応ビツトを適正に比較
するタイミングを得るものである。自局から見た
とき、相手局は自局の送信開始時刻よりも時間τs
+dだけ遅れて送信を開始することができ(後述
するように、遅れて送信を開始することができる
最大時間はτs+dである。)、その相手局の送出信
号が自局に到達するのに伝送遅延時間dを要する
から、時間τs+2dだけ対応ビツトが時間的にずれ
る可能性がある。従つて、τs+2d<τcの関係が成
立すべきなのである。
さて、上記A局とB局の関係に戻ると、各局の
比較タイミング信号Ca,Cbの第1のパルスの時
点ではスタートビツト相互の比較がなされ、優劣
はない。そこで両局とも送信信号Ua,Ubの送出
を継続する。
比較タイミング信号Ca,Cbの第1のパルスの時
点ではスタートビツト相互の比較がなされ、優劣
はない。そこで両局とも送信信号Ua,Ubの送出
を継続する。
第2のパルスのタイミングでは、A局の比較信
号Da=「1」で不一致を示している。このため、
マスク信号Maが出力され、送信信号Uaの送出が
アンド回路6によつて中止される。一方、B局で
は、比較信号Db=「0」で一致しているから、送
信信号Ubの送出が継続される。
号Da=「1」で不一致を示している。このため、
マスク信号Maが出力され、送信信号Uaの送出が
アンド回路6によつて中止される。一方、B局で
は、比較信号Db=「0」で一致しているから、送
信信号Ubの送出が継続される。
かくして、A局とB局の関係では、第0ビツト
a0,b0の比較によつて優先順位が決定される。送
出を中止したA局は、B局からの信号Tb′の送出
終了後にアイドル信号Ia=「1」となつたことを
確認し、再送信を行うことになる。
a0,b0の比較によつて優先順位が決定される。送
出を中止したA局は、B局からの信号Tb′の送出
終了後にアイドル信号Ia=「1」となつたことを
確認し、再送信を行うことになる。
上記説明では、A局とB局の送信開始のずれ時
間δ<dの場合を想定していたが、d≦δ<τs+
dの場合も同様である。
間δ<dの場合を想定していたが、d≦δ<τs+
dの場合も同様である。
しかし、τs+d≦δの場合は、第3図のように
なる。即ち、第3図は、A局の送信開始時刻t0か
ら時間δ2だけ遅れた時刻t2にB局が送信を開始し
た場合であるが、τs+d<δ2であるから、B局に
おける比較タイミング信号Cbの第1のパルスに
よつてマスク信号Mbが発生し、送信信号Ubの送
出が中止されてしまう。従つて、ビツト比較によ
る優先順位の判断対象となることができず、B局
はA局の送信終了後に送信を行う必要がある。
なる。即ち、第3図は、A局の送信開始時刻t0か
ら時間δ2だけ遅れた時刻t2にB局が送信を開始し
た場合であるが、τs+d<δ2であるから、B局に
おける比較タイミング信号Cbの第1のパルスに
よつてマスク信号Mbが発生し、送信信号Ubの送
出が中止されてしまう。従つて、ビツト比較によ
る優先順位の判断対象となることができず、B局
はA局の送信終了後に送信を行う必要がある。
さて次に、第4図および第5図を参照し、否定
応答処理の作動を説明する。
応答処理の作動を説明する。
第4図は、A局が受信局となつたときのA局に
おける各部の信号を示している。
おける各部の信号を示している。
即ち、送出信号Taは、送信していないから
「1」のままである。受信信号Raは、他の局から
送られてきたビツト・フレームBFの列であり、
これらのビツト・フレームBFの列によつてデー
タ・フレームDFが構成され、データ・フレーム
DFの最後は水平パリテイ検査コードである。ア
イドル信号Iaは、受信信号Raの立ち下がりと同時
に立ち下がる。マスク信号Maは、送信信号Uaと
受信信号Raの不一致の検出により立ち下がる。
「1」のままである。受信信号Raは、他の局から
送られてきたビツト・フレームBFの列であり、
これらのビツト・フレームBFの列によつてデー
タ・フレームDFが構成され、データ・フレーム
DFの最後は水平パリテイ検査コードである。ア
イドル信号Iaは、受信信号Raの立ち下がりと同時
に立ち下がる。マスク信号Maは、送信信号Uaと
受信信号Raの不一致の検出により立ち下がる。
受信が正しく行われれば、アイドル信号Iaは、
データ・フレームDFの終了後に第4図に破線で
示すように立ち上がる。マスク信号Maは、アイ
ドル信号Iaの立ち上がりと同時に立ち上がる。そ
して、CPU4は、肯定応答(ACK)コードを出
力する。
データ・フレームDFの終了後に第4図に破線で
示すように立ち上がる。マスク信号Maは、アイ
ドル信号Iaの立ち上がりと同時に立ち上がる。そ
して、CPU4は、肯定応答(ACK)コードを出
力する。
ところが、検査コードによつて誤りが発見され
ると、CPU4は、否定応答(NAK)をオア回路
19に出力する。この否定応答(NAK)は、ビ
ツト・フレーム長以上連続する「0」の信号であ
つて、コードではない。そして、「0」信号だか
ら「1」信号に優先して伝送ライン2に送出され
る。このため、否定応答(NAK)がそのまま受
信信号Raとなり、送信信号Uaと一致しないこと
から、アイドル信号Ia及びマスク信号Maが第4
図に示す実線のように延長され、送信を禁止す
る。
ると、CPU4は、否定応答(NAK)をオア回路
19に出力する。この否定応答(NAK)は、ビ
ツト・フレーム長以上連続する「0」の信号であ
つて、コードではない。そして、「0」信号だか
ら「1」信号に優先して伝送ライン2に送出され
る。このため、否定応答(NAK)がそのまま受
信信号Raとなり、送信信号Uaと一致しないこと
から、アイドル信号Ia及びマスク信号Maが第4
図に示す実線のように延長され、送信を禁止す
る。
次に第5図は、A局が受信局でB局が送信局で
あり、データ・フレームDFの途中に検査コード
が入れてある場合を示している。このようにデー
タ・フレームDFの途中に検査コードを入れても、
本発明の方式では否定応答(NAK)を任意に送
出することが出来るので意義がある。即ち、A局
が検査コードによつて誤りを検出すると、直ちに
否定応答(NAK)を送出する。その否定応答
(NAK)は「0」信号であるから、他局が「1」
信号を送出していても、それに優先して伝送ライ
ン2に送出される。そして、否定応答信号NAK
による「0」は、ビツト・フレーム長よりも長い
ため、他の送信局は、少なくともその局がストツ
プビツトの「1」を送出する時にマスク信号を発
生し、送出を中止する。
あり、データ・フレームDFの途中に検査コード
が入れてある場合を示している。このようにデー
タ・フレームDFの途中に検査コードを入れても、
本発明の方式では否定応答(NAK)を任意に送
出することが出来るので意義がある。即ち、A局
が検査コードによつて誤りを検出すると、直ちに
否定応答(NAK)を送出する。その否定応答
(NAK)は「0」信号であるから、他局が「1」
信号を送出していても、それに優先して伝送ライ
ン2に送出される。そして、否定応答信号NAK
による「0」は、ビツト・フレーム長よりも長い
ため、他の送信局は、少なくともその局がストツ
プビツトの「1」を送出する時にマスク信号を発
生し、送出を中止する。
かくして、A局の否定応答(NAK)により、
B局は送信を中止する。従つて、無駄な送信の継
続が防止され、第5図に示すように直ちに再送信
を行うことが出来るよようになる。従つて、シス
テムの迅速性、柔軟性が向上する。
B局は送信を中止する。従つて、無駄な送信の継
続が防止され、第5図に示すように直ちに再送信
を行うことが出来るよようになる。従つて、シス
テムの迅速性、柔軟性が向上する。
本発明によれば、複数の局が共通の伝送ライン
で結ばれ、伝送ラインに「1」を送出する局と
「0」を送出する局とが同時に存在するときには
「0」がライン信号となる通信システムにおいて、
否定応答(NAK)としてビツト・フレーム長以
上連続する「0」信号を出力する否定応答出力手
段を少なくとも1つの局に設けたことを特徴とす
る通信システムが提供され、これにより否定応答
を直ちに返送できるから、無駄な伝送時間を費や
すことが防止され、システムの迅速性、柔軟性を
向上することが出来る。
で結ばれ、伝送ラインに「1」を送出する局と
「0」を送出する局とが同時に存在するときには
「0」がライン信号となる通信システムにおいて、
否定応答(NAK)としてビツト・フレーム長以
上連続する「0」信号を出力する否定応答出力手
段を少なくとも1つの局に設けたことを特徴とす
る通信システムが提供され、これにより否定応答
を直ちに返送できるから、無駄な伝送時間を費や
すことが防止され、システムの迅速性、柔軟性を
向上することが出来る。
第1図は本発明の一実施例の通信システムの一
つの局の要部ブロツク図、第2図及び第3図は第
1図に示す通信システムの優先順位処理の作動を
説明するためのタイムチヤート、第4図及び第5
図は第1図に示す通信システムの否定応答処理の
作動を説明するためのタイムタヤートである。 符号の説明、1…通信システム、2…伝送ライ
ン、3…ラインレシーバ、4…CPU、6…アン
ド回路、7…ラインドライバ、9…アイドル信号
カウンタ、12…ワンシヨツト回路、13…ビツ
ト時間カウンタ、14…ワンシヨツト回路、17
…マスクフラグ、18…エクスクルーシブオア回
路、19…オア回路、Ux…送信信号、Tx…送出
信号、Rx…受信信号、Ix…アイドル信号、Cx…比
較タイミング信号、Dx…比較信号、Mx…マスク
信号、ACK…肯定応答、NAK…否定応答。
つの局の要部ブロツク図、第2図及び第3図は第
1図に示す通信システムの優先順位処理の作動を
説明するためのタイムチヤート、第4図及び第5
図は第1図に示す通信システムの否定応答処理の
作動を説明するためのタイムタヤートである。 符号の説明、1…通信システム、2…伝送ライ
ン、3…ラインレシーバ、4…CPU、6…アン
ド回路、7…ラインドライバ、9…アイドル信号
カウンタ、12…ワンシヨツト回路、13…ビツ
ト時間カウンタ、14…ワンシヨツト回路、17
…マスクフラグ、18…エクスクルーシブオア回
路、19…オア回路、Ux…送信信号、Tx…送出
信号、Rx…受信信号、Ix…アイドル信号、Cx…比
較タイミング信号、Dx…比較信号、Mx…マスク
信号、ACK…肯定応答、NAK…否定応答。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数の局が共通の伝送ラインで結ばれ、伝送
ラインに「1」を送出する局と「0」を送出する
局とが同時に存在するときには「0」がライン信
号となる通信システムにおいて、 否定応答(NAK)としてビツト・フレーム長
以上連続する「0」信号を出力する否定応答出力
手段を少なくとも1つの局に設けたことを特徴と
する通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62222382A JPS6465955A (en) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | Communication system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62222382A JPS6465955A (en) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | Communication system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6465955A JPS6465955A (en) | 1989-03-13 |
JPH0465577B2 true JPH0465577B2 (ja) | 1992-10-20 |
Family
ID=16781479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62222382A Granted JPS6465955A (en) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | Communication system |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6465955A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004090372A1 (ja) * | 1996-06-06 | 2004-10-21 | Yukata Mizutani | 液封入式防振マウント |
JP4842086B2 (ja) * | 2006-10-20 | 2011-12-21 | 東海ゴム工業株式会社 | 流体封入式防振装置 |
-
1987
- 1987-09-04 JP JP62222382A patent/JPS6465955A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6465955A (en) | 1989-03-13 |
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