JPH0465029A

JPH0465029A - スペーサ型光ファイバケーブル

Info

Publication number: JPH0465029A
Application number: JP2175897A
Authority: JP
Inventors: Kohei Urata; 浦田　公平
Original assignee: Hitachi Cable Ltd
Current assignee: Hitachi Cable Ltd
Priority date: 1990-07-03
Filing date: 1990-07-03
Publication date: 1992-03-02
Anticipated expiration: 2011-06-19
Also published as: JP2508372B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、低融点合金線を用いた異常温度検知線入り
ケーブルに関する。

［従来の技術〕光エネルギー伝送用の光ケーブルまたは電カケープル内
での発生する熱により、ケーブルが断線すると火災の発
生等の危険な状態になるので、ケーブル内の熱を検知す
るため、従来、ケーブル本体に熱電対を挿入する方法等
が考えられている。

［発明が解決しようとする問題点］熱電対をケーブルに挿入する場合、熱電対はセンサ一部
分近傍しか温度検知できないため、ケーブルの長手方向
に温度検知するためには、多数本の熱電対およびリード
線を必要とした。しかるに、熱電対およびリード線は外
径が太いため、ケーブル内への収容が難しく、特に多数
本の熱電対、リード線の場合は顕著であった。さらに、
熱電対を長平方向に一定間隔にケーブルに挿入しなけれ
ばならないので、ケーブルの製造が難しい欠点があった
。

この発明は、このような点に鑑みてなされたもので、ケ
ーブル内の小スペースに収容でき、かつケーブル長手方
向に異常温度の検出できる検知線入りケーブルを提供す
ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］温度検知線として、所定温度で溶断する低融点合金を用
いる。

［作　　用］検知線は線条であるので、温度検知はケーブル長手方向
に一様に可能となり、かつ線条であるのでケーブル内に
かさばらず収納される。

［実　施　例］（１）第１の実施例第１図に基づいて、この発明の第１実施例を説明する。

この実施例はスペーサ型光ファイバケーブルに温度検知
線（錫、鉛の半田合金線）を挿入した例である６第１図は、光フアイバケーブルの断面を表わし、光ファ
イバ２を収容するスペーサ３の空溝にプラスチックで被
覆された低融点合金１．’ｉｔ　１を収容している。こ
の低融点合金線１は、外径的１ｍｍであり、プラスチッ
ク被覆を施した後でも約２ｍｍ程度であるので、スペー
サ３の溝内に十分に収納することができる。

なお、この第１図において、６はテンションメンバ、４
は押え巻きテープ、５はシースである。

（２）第２の実施例第２図に基づいて、ユニット型光ファイバケーブルに温
度検知線を挿入した実施例を説明する。

この実施例では、光フアイバユニット７を介在チューブ
９と共に被覆付テンションメンバ８のまわりに撚り合わ
せ、介在チューブ９内に低融点合金線１を収容する。

なお、上記第１．第２の実施例において、低融点合金線
１は外気等の温度上昇により所定温度（例えば８０℃）
に達すると、スペーサ溝内または介在チューブ９内で溶
融して破断する。

また、低融点合金線ｌのケーブル端末にリレー回路等を
設けることにより、破断時に警報を発するようにするこ
とができる。

（３）第３の実施例前記第１．第２の実施例では低融点合金線は単一の融点
のものを用いたが、融点温度が異なる低融点合金線を複
数本（例えば８０°Ｃ，１００°Ｃ１１２０’Ｃ等）収
納することにより、外気温が何度位まで上昇したかを検
知できるようにすることもできる。

（４）第４の実施例低融点合金線１はスペーサ溝内、介在チューブ９内で所
定温度で溶融するが、場合によっては溶融しても破断に
至らないことも考えられる。そのため、確実に破断する
ように、スペーサ溝形状、介在チューブ９の形状に工夫
をすることが考えられる。

第３図（Ａ）は、この観点から、スペーサ３の溝部に一
定間隔で突起１０を設けた実施例を示す。

また、第３図（Ａ）におけるＢ−Ｂ線からみたスペーサ
３の長平方向断面図を第３図（Ｂ）に示す。同図におい
て、よ（示されているように、低融点合金線１はスペー
サ３の突起１０の上に保持されている。

また、スペーサ３の溝部に第４図に示すように、スペー
サと別体に、突起付シート１１をスペーサ３（第３図参
照）の溝下部に敷（こともできる。

この突起付シートの変形例を第６図および第７図に示す
。即ち、第６図のものでは円柱状の突起を設けた突起付
シート１３であり、第７図に示すものは山形状に折り曲
げて形成したシート１４である。

次に、第５図に示す実施例は、介在チューブ９もしくは
低融点合金Ｉ！１の被覆をチューブ形状とし、一定間隔
で保持し、バロン型１２としたものを示す。

このバロン型の変形例を第８図および第９図に示す。即
ち、第８図のものは検知線ｌにディスク型支持部材１５
を一定間隔を空けて取付けたものである。また、第９図
のものは組型支持部材１６を検知線１に螺旋状に巻きつ
けて構成される。

これらは、いずれもスペーサの溝に挿入でき、かつ、確
実に検知線の溶断を確実なものとすることが可能となる
。

［発明の効果］異常温度検知線として低融点合金線を用いることにより
、ケーブル空スペースに異常温度検知線を挿入すること
ができ、ケーブル外径を大きくすることなく、温度検知
が可能となる。

また、低融点合金線自体が検知機能を持っているため、
ケーブル長手方向に一様に検知可能となった。

さらに、スペーサ形では溝部に突起を付け（あるいは突
起シートを挿入する）、チューブ形では一定間隔で低融
点合金線を保持するバロン型チューブを用いることによ
り、破断が確実に起るようにできる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は、この発明の温度検知線入りケーブル
の実施例を示す断面図、第３図（Ａ）、（Ｂ）は、スペーサ形ケーブルにこの発
明を適用した実施例を示す断面図、第４図、第５図、第
６図、第７図、第８図および第９図は、上記第３図のス
ペーサ突起の変形例を示す斜視図である。１　・・・２　・・・３・・・４　・・・５　・・・６・・・７　・・・８　・・９　・・・１０・・・１１、１１２　・・・１５、１低融点合金線光ファイバスペーサ押えテープシーステンションメンバ光フアイバユニット被覆付テンションメンバ介在チューブスペーサ突起３．１４・・・突起付ジードパロン型チューブ６・・・支持部材第１図（Ａ）第３図（Ｂ）第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ケーブル内空隙に低融点合金線を挿入したことを
特徴とする異常温度検知線入りケーブル。
（２）前記低融点合金線を異なる融点を有する複数の低
融点合金線としたことを特徴とする請求項１記載の異常
温度検知線入りケーブル。
（３）前記低融点合金線をケーブル内のスペーサに溝を
設け、溝部の長手方向に一定間隔で突起を設けることに
より支持することを特徴とする請求項１記載の異常温度
検知線入りケーブル。
（４）前記突起をスペーサと別体としたことを特徴とす
る請求項３記載の異常温度検知線入りケーブル。
（５）前記低融点合金線に介在チューブまたは被覆を設
け、この介在チューブまたは被覆をバロン形としたこと
を特徴とする請求項１記載の異常温度検知線入りケーブ
ル。