JPH0464730A - ビスカスカップリング - Google Patents
ビスカスカップリングInfo
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- JPH0464730A JPH0464730A JP17543590A JP17543590A JPH0464730A JP H0464730 A JPH0464730 A JP H0464730A JP 17543590 A JP17543590 A JP 17543590A JP 17543590 A JP17543590 A JP 17543590A JP H0464730 A JPH0464730 A JP H0464730A
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- hub
- way clutch
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- transmission
- viscous coupling
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D35/00—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
- F16D35/005—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with multiple lamellae
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
この発明は、粘性流体を介してトルク伝達するビスカス
カップリングに関する。
カップリングに関する。
一般に、例えば四輪駆動(4WD)車の前後両車軸間の
動力伝達装置としてビスカスカップリングを使用する際
には、出力軸から入力軸へのトルク伝達を阻止すること
によって制動時における前後輪間の制動力の干渉を防止
するためにワンウェイクラッチが用いられている。とこ
ろが、従来ではビスカスカンブリングとワンウェイクラ
ッチとが軸方向に並んで設けられているので、このよう
な動力伝達装置では軸方向長さが大きくなってしまうと
いう欠点を有していた。
動力伝達装置としてビスカスカップリングを使用する際
には、出力軸から入力軸へのトルク伝達を阻止すること
によって制動時における前後輪間の制動力の干渉を防止
するためにワンウェイクラッチが用いられている。とこ
ろが、従来ではビスカスカンブリングとワンウェイクラ
ッチとが軸方向に並んで設けられているので、このよう
な動力伝達装置では軸方向長さが大きくなってしまうと
いう欠点を有していた。
そこで、特開昭62−1.18126号公報に記載され
ている「動力伝達装置t+では、ビスカスカップリング
(粘性継手)のハブ内に挿入した人、出力軸の一方と該
ハブとの間にワンウェイクラッチを介設することにより
、軸方向長さを短縮してコンパクト化を図っている。そ
して、この装置を4WD車の前輪と後輪との間に配置す
れば制動時に前輪がロックしてもロンフカを遮断してこ
のロンフカにより後輪がロンジすることを防止でき、ア
ンチロンクブレーキシステム(ABS)の正常な機能を
保護することができる。
ている「動力伝達装置t+では、ビスカスカップリング
(粘性継手)のハブ内に挿入した人、出力軸の一方と該
ハブとの間にワンウェイクラッチを介設することにより
、軸方向長さを短縮してコンパクト化を図っている。そ
して、この装置を4WD車の前輪と後輪との間に配置す
れば制動時に前輪がロックしてもロンフカを遮断してこ
のロンフカにより後輪がロンジすることを防止でき、ア
ンチロンクブレーキシステム(ABS)の正常な機能を
保護することができる。
(発明が解決しようとする課題〕
ところが、このようにワンウェイクラッチがビスカスカ
ップリングのハブと軸の間に配置される構成では、ワン
ウェイクラッチの径が小さくならざるを得ないからトル
ク伝達容量が不充分であって、大トルクを伝達できない
という問題がある。
ップリングのハブと軸の間に配置される構成では、ワン
ウェイクラッチの径が小さくならざるを得ないからトル
ク伝達容量が不充分であって、大トルクを伝達できない
という問題がある。
そこで、本発明の目的は上記課題を解消することにあり
、トルク伝達容量が大きいワンウェイクラッチIl能を
備えたコンパクトなビスカスカップリングを提供するも
のである。
、トルク伝達容量が大きいワンウェイクラッチIl能を
備えたコンパクトなビスカスカップリングを提供するも
のである。
本発明の上記目的は、相対回転自在に配置された第1及
び第2の伝達部材と、粘性流体が封入された作動室と、
第1の伝達部材と係合された第1のプレート組と、該第
1のプレート組と前記作動室内で交互に配置されると共
に第2の伝達部材と係合された第2のプレート組とを有
するビスカスカップリングであって、前記第1及び第2
のプレート組の少なくとも一方が各々の伝達部材に対し
て一方向にだけ非回転的に係合されていることを特徴と
するビスカスカップリングにより達成される。
び第2の伝達部材と、粘性流体が封入された作動室と、
第1の伝達部材と係合された第1のプレート組と、該第
1のプレート組と前記作動室内で交互に配置されると共
に第2の伝達部材と係合された第2のプレート組とを有
するビスカスカップリングであって、前記第1及び第2
のプレート組の少なくとも一方が各々の伝達部材に対し
て一方向にだけ非回転的に係合されていることを特徴と
するビスカスカップリングにより達成される。
ワンウェイクラッチ機能を有する保合手段が伝達部材と
プレート組との間に配置されたので、それだけ該ワンウ
ェイクラッチの回転トルク伝達部の径が大径となり、ト
ルク伝達容量を大きくすることができる。
プレート組との間に配置されたので、それだけ該ワンウ
ェイクラッチの回転トルク伝達部の径が大径となり、ト
ルク伝達容量を大きくすることができる。
以下、添付の第1図、第2図及び第5図に基づいて本発
明の第1実施態様を詳細に説明する。
明の第1実施態様を詳細に説明する。
先ず、第5図により本発明の実施態様を用いた4WD車
の動力系の構成を説明する。この動力系は、エンジン1
、トランスミッション3、フロントデフ5(前輪側のデ
ファレンシャル装置)、前車軸7,9、左右の前輪IL
13 、方向変換歯車組15を含むトランスファ17、
本実myIMmのビスカスカップリング19、プロペラ
シャフト21、リヤデフ23(後輪側のデファレンシャ
ル装置)、後車軸25゜27、左右の後輪29.31な
どから構成されている。
の動力系の構成を説明する。この動力系は、エンジン1
、トランスミッション3、フロントデフ5(前輪側のデ
ファレンシャル装置)、前車軸7,9、左右の前輪IL
13 、方向変換歯車組15を含むトランスファ17、
本実myIMmのビスカスカップリング19、プロペラ
シャフト21、リヤデフ23(後輪側のデファレンシャ
ル装置)、後車軸25゜27、左右の後輪29.31な
どから構成されている。
次に、第1図と第2図によりビスカスカップリング19
の構成を説明する。ハウジング33(第1の伝達部材)
とハブ35(第2の伝達部材)は相対回転自在に配置さ
れている。ハウジング33は一体のスプライン37によ
りトランスファ17の出力軸39に連結され、エンジン
1からの駆動力により回転駆動される。ハブ35はスプ
ライン41によりプロペラシャフト21例の連結軸43
に連結されている。
の構成を説明する。ハウジング33(第1の伝達部材)
とハブ35(第2の伝達部材)は相対回転自在に配置さ
れている。ハウジング33は一体のスプライン37によ
りトランスファ17の出力軸39に連結され、エンジン
1からの駆動力により回転駆動される。ハブ35はスプ
ライン41によりプロペラシャフト21例の連結軸43
に連結されている。
ハウジング33とハブ35の間には作動室45が形成さ
れ、この作動室45には高粘度のシリコンオイル(粘性
流体)が封入されている。更に、ハウジング33とハブ
35の間にはXリング47.49 (断面がX字状の
シール)とバックアップリング51.53が配置され作
動室45を液密に保っている。
れ、この作動室45には高粘度のシリコンオイル(粘性
流体)が封入されている。更に、ハウジング33とハブ
35の間にはXリング47.49 (断面がX字状の
シール)とバックアップリング51.53が配置され作
動室45を液密に保っている。
第1図(ロ)に拡大して示したように、作動室45の内
部ではアウタープレート55とインナープレート57と
が交互に配置されている。アウタープレート55はハウ
ジング33内周との間に設けられたスプライン保合手段
59により軸方向移動自在にスプライン連結されており
、各アウタープレート55の間にはスペーサリング61
が配置されている。
部ではアウタープレート55とインナープレート57と
が交互に配置されている。アウタープレート55はハウ
ジング33内周との間に設けられたスプライン保合手段
59により軸方向移動自在にスプライン連結されており
、各アウタープレート55の間にはスペーサリング61
が配置されている。
第2図に示すように、各インナープレート57の内周に
は、外周縁からの距離が周方向に沿って減少する傾斜面
を有する切り欠き部63が等間隔に形成されている。そ
して、この切り欠き部63とハブ35の外周面とで構成
された開口には各インナープレート57の切り欠き部6
3を軸線方向に貫通するローラ65が配置されており、
所謂ワンウェイクラッチ67が構成されている。尚、ロ
ーラ65の端面とハウジング33との間にはワッシャ6
9.69が配設されている。
は、外周縁からの距離が周方向に沿って減少する傾斜面
を有する切り欠き部63が等間隔に形成されている。そ
して、この切り欠き部63とハブ35の外周面とで構成
された開口には各インナープレート57の切り欠き部6
3を軸線方向に貫通するローラ65が配置されており、
所謂ワンウェイクラッチ67が構成されている。尚、ロ
ーラ65の端面とハウジング33との間にはワッシャ6
9.69が配設されている。
即ち、第2図(b)に示すように、インナープレート5
7とハブ35が矢印71.71の方向に相対回転すると
、ローラ65は切り欠き部63の狭い箇所73まで転動
し、インナープレート57とハブ35とを連動させる。
7とハブ35が矢印71.71の方向に相対回転すると
、ローラ65は切り欠き部63の狭い箇所73まで転動
し、インナープレート57とハブ35とを連動させる。
又、第2図(a)に示すように、インナープレート57
とハブ35が矢印75.75の方向に相対回転すると、
ローラ65は切り欠き部63の広い箇所77まで転動し
、インナープレート57とハブ35の連動を解除する。
とハブ35が矢印75.75の方向に相対回転すると、
ローラ65は切り欠き部63の広い箇所77まで転動し
、インナープレート57とハブ35の連動を解除する。
そこで、エンジン1からの駆動力により回転駆動される
ハウジング33の回転がシリコンオイルの剪断抵抗によ
りアウタープレート55からインナープレート57に伝
達され、このインナープレート57がハブ35に対して
ワンウェイクラッチ67のトルク伝達方向に相対回転す
ると、駆動力が後輪29.31側へ伝達される。また、
インナープレート57がハブ35に対してワンウェイク
ラッチ67のトルク伝達方向と反対方向に相対回転する
と、駆動力が遮断されて後輪側へトルクが伝達されない
。
ハウジング33の回転がシリコンオイルの剪断抵抗によ
りアウタープレート55からインナープレート57に伝
達され、このインナープレート57がハブ35に対して
ワンウェイクラッチ67のトルク伝達方向に相対回転す
ると、駆動力が後輪29.31側へ伝達される。また、
インナープレート57がハブ35に対してワンウェイク
ラッチ67のトルク伝達方向と反対方向に相対回転する
と、駆動力が遮断されて後輪側へトルクが伝達されない
。
そして、後輪側に駆動トルクが伝達される場合は、ビス
カスカップリングのトルク伝達特性に基づいて、アウタ
ープレート55とインナープレート57の間(前後両車
軸間)の相対運動に伴う回転数差が大きいほど伝達トル
クが太き(、回転数差が小さいほど伝達トルクが小さく
なる。又、ワンウェイクラッチ67はハブ35の外周側
に構成されているから、それだけ該ワンウェイクラッチ
67の回転トルク伝達部の径が大径となりトルク伝達容
量を大きくすることができるので、後輪側に大きな駆動
力を伝達できる。
カスカップリングのトルク伝達特性に基づいて、アウタ
ープレート55とインナープレート57の間(前後両車
軸間)の相対運動に伴う回転数差が大きいほど伝達トル
クが太き(、回転数差が小さいほど伝達トルクが小さく
なる。又、ワンウェイクラッチ67はハブ35の外周側
に構成されているから、それだけ該ワンウェイクラッチ
67の回転トルク伝達部の径が大径となりトルク伝達容
量を大きくすることができるので、後輪側に大きな駆動
力を伝達できる。
次に、ビスカスカップリング19の機能を第5図の車両
の動力性能に即して説明する。尚、ワンウェイクラッチ
67は車両の前進走行時に駆動力が伝達可能に配置され
ている。
の動力性能に即して説明する。尚、ワンウェイクラッチ
67は車両の前進走行時に駆動力が伝達可能に配置され
ている。
エンジン1の回転はトランスミンション3を介してフロ
ントデフ5に伝達され、左右の前輪IL13に分割出力
される。又、トランスファ17、ビスカスカップリング
19、プロペラシャフト21を介してリヤデフ23に伝
達され、左右の後輪29.31に分割出力される。
ントデフ5に伝達され、左右の前輪IL13に分割出力
される。又、トランスファ17、ビスカスカップリング
19、プロペラシャフト21を介してリヤデフ23に伝
達され、左右の後輪29.31に分割出力される。
良路走行時のように前後両車軸間の相対運動に伴う回転
数差が小さい状態では、ビスカスカップリング19に回
転数差が吸収され後輪29.31側へはほとんど駆動力
が伝達されない。従って、車両は前輪駆動の2WD状態
となっており、燃費が向上すると共に車庫入れやUター
ン等のような低速急旋回に際してもタイトコーナーブレ
ーキング現象が発生することはない。
数差が小さい状態では、ビスカスカップリング19に回
転数差が吸収され後輪29.31側へはほとんど駆動力
が伝達されない。従って、車両は前輪駆動の2WD状態
となっており、燃費が向上すると共に車庫入れやUター
ン等のような低速急旋回に際してもタイトコーナーブレ
ーキング現象が発生することはない。
そして、悪路などで前輪11.13が空転し前後両車軸
間に回転数差が生じ、ハウジング330回転とハブ35
の回転との間の回転数差が大きい状態では、上記ビスカ
スカップリング19のトルク伝達特性により、駆動力は
トランスファ17、ビスカスカップリング19、プロペ
ラシャフト21からリヤデフ23を介して左右の後輪2
9.31に分割出力され、車両は4WD状態になるので
、高い走破性が得られる。
間に回転数差が生じ、ハウジング330回転とハブ35
の回転との間の回転数差が大きい状態では、上記ビスカ
スカップリング19のトルク伝達特性により、駆動力は
トランスファ17、ビスカスカップリング19、プロペ
ラシャフト21からリヤデフ23を介して左右の後輪2
9.31に分割出力され、車両は4WD状態になるので
、高い走破性が得られる。
更に、上記実施態様においては、インナープレート57
がハブ35に対してワンウェイクラッチ67を介して係
合されている。そこで、例えば制動時のように前輪がロ
ックして後輪が前輪よりも高速で回転する方向にハウジ
ング33の回転とハブ35の回転との間に回転数差が生
じた際には、インナープレート57がハブ35に対して
図中の矢印75方向に相対回転するので、回転数差には
関係なく、前輪側と後輪側との駆動力伝達が自動的に遮
断されて後輪側は切離し状態のままとなる。従って、制
動時における前後輪間の制動力の干渉が防止され、前輪
ロックが後輪ロックを誘発することがなく、アンチスキ
ンドブレーキシステム(ABS)の正常な機能が保護さ
れる。
がハブ35に対してワンウェイクラッチ67を介して係
合されている。そこで、例えば制動時のように前輪がロ
ックして後輪が前輪よりも高速で回転する方向にハウジ
ング33の回転とハブ35の回転との間に回転数差が生
じた際には、インナープレート57がハブ35に対して
図中の矢印75方向に相対回転するので、回転数差には
関係なく、前輪側と後輪側との駆動力伝達が自動的に遮
断されて後輪側は切離し状態のままとなる。従って、制
動時における前後輪間の制動力の干渉が防止され、前輪
ロックが後輪ロックを誘発することがなく、アンチスキ
ンドブレーキシステム(ABS)の正常な機能が保護さ
れる。
次に、第3図により本発明の第2実施態様に基づくビス
カスカップリング79の構成を説明する。
カスカップリング79の構成を説明する。
以下、上記第1実施態様と同一の部材には同一の番号を
付して引用しながら第1実施態様との相異点を説明する
。尚、本第2実施態様のビスカスカップリング79は第
5図の車両において上記第1実施態様のビスカスカップ
リング19と同し位置に配置されている。
付して引用しながら第1実施態様との相異点を説明する
。尚、本第2実施態様のビスカスカップリング79は第
5図の車両において上記第1実施態様のビスカスカップ
リング19と同し位置に配置されている。
第3図(alに示すように、ハブ81はハウジング33
の内側に相対回転自在に配置され、これらの間には高粘
度のシリコンオイルが封入された作動室83が形成され
ている。
の内側に相対回転自在に配置され、これらの間には高粘
度のシリコンオイルが封入された作動室83が形成され
ている。
第3図(blに拡大して示したように、作動室83の内
部におけるハブ81の前端側にはインナープレト85が
スプライン係合されており、その後端側にはワンウェイ
クラッチ87を介してインナープレートト57が係合さ
れている。各インナープレート85.57はそれぞれア
ウタープレート55と交互に配置され、インナープレー
ト85はアウタープレート55と第1のプレート群89
を構成し、インナープレート57はアウタープレート5
5と第2のプレート群91を構成している。ワンウェイ
クラッチ87を構成するローラ93の後方側端面とハウ
ジング33の間にはワッシャ69が配置され、ローラ9
3の前方側端面ばハブ81に配置された止め輪95によ
り規制されている。
部におけるハブ81の前端側にはインナープレト85が
スプライン係合されており、その後端側にはワンウェイ
クラッチ87を介してインナープレートト57が係合さ
れている。各インナープレート85.57はそれぞれア
ウタープレート55と交互に配置され、インナープレー
ト85はアウタープレート55と第1のプレート群89
を構成し、インナープレート57はアウタープレート5
5と第2のプレート群91を構成している。ワンウェイ
クラッチ87を構成するローラ93の後方側端面とハウ
ジング33の間にはワッシャ69が配置され、ローラ9
3の前方側端面ばハブ81に配置された止め輪95によ
り規制されている。
従って、ハウジング33とハブ81がワンウェイクラッ
チ87のトルク伝達方向に相対回転する際には第1と第
2のプレート群89.91の両方により大きな駆動力が
伝達される。又、ハウジング33とハフ81がワンウェ
イクラッチ87のトルク伝達方向と反対方向に相対回転
する際には、第1のプレート群89のみによって駆動力
が伝達されるので、伝達トルクが小さくなる。
チ87のトルク伝達方向に相対回転する際には第1と第
2のプレート群89.91の両方により大きな駆動力が
伝達される。又、ハウジング33とハフ81がワンウェ
イクラッチ87のトルク伝達方向と反対方向に相対回転
する際には、第1のプレート群89のみによって駆動力
が伝達されるので、伝達トルクが小さくなる。
第5図の車両では、ビスカスカップリング79のワンウ
ェイクラッチ87は車両の前進走行時にトルク伝達可能
に配置されている。そこで、第1のプレート群89を介
して伝達される駆動力により、車両は後進時も4WD走
行が可能である。
ェイクラッチ87は車両の前進走行時にトルク伝達可能
に配置されている。そこで、第1のプレート群89を介
して伝達される駆動力により、車両は後進時も4WD走
行が可能である。
次に、第4図に示す本発明の第3実施態様によれば、ハ
ブ99の外周面には、回転軸線からの距離が周方向に沿
って減少する傾斜面を有し、且つ軸線方向に亘って延び
る溝97が等間隔に形成されている。そして、各々の溝
97内の軸線方向に配置されたローラ101が、ハブ9
9とインナープレーNO3との間に介在し、これらを係
合させることによりワンウェイクラッチ105を構成し
ている。
ブ99の外周面には、回転軸線からの距離が周方向に沿
って減少する傾斜面を有し、且つ軸線方向に亘って延び
る溝97が等間隔に形成されている。そして、各々の溝
97内の軸線方向に配置されたローラ101が、ハブ9
9とインナープレーNO3との間に介在し、これらを係
合させることによりワンウェイクラッチ105を構成し
ている。
即ち、第4図(b)のように、ハブ99とインナーブレ
ー目03が矢印109の方向に相対回転すると、ローラ
101 はハブ99とインナープレート103とを連動
させる。又、第4図(a)に示すように、ハブ99とイ
ンナープレート103が矢印107の方向に相対回転す
ると、ローラ101 はハブ99とインナープレート]
03との連動を解除する。
ー目03が矢印109の方向に相対回転すると、ローラ
101 はハブ99とインナープレート103とを連動
させる。又、第4図(a)に示すように、ハブ99とイ
ンナープレート103が矢印107の方向に相対回転す
ると、ローラ101 はハブ99とインナープレート]
03との連動を解除する。
尚、上記の如きワンウェイクラッチ機能を有する保合手
段は、ハウジングとアウタープレートとの間に設けても
良い。この場合は、ワンウェイクラッチの回転トルク伝
達部の径が更に大径となり、トルク伝達容量が増す。又
、ワンウェイクラッチ機能を有する保合手段としては、
スプラグ式やつめ車代等の他のワンウェイフランチ形式
に基づく構成のものでも良い。
段は、ハウジングとアウタープレートとの間に設けても
良い。この場合は、ワンウェイクラッチの回転トルク伝
達部の径が更に大径となり、トルク伝達容量が増す。又
、ワンウェイクラッチ機能を有する保合手段としては、
スプラグ式やつめ車代等の他のワンウェイフランチ形式
に基づく構成のものでも良い。
この発明のビスカスカップリングは、第1及び第2のプ
レート組の少なくとも一方が各々の伝達部材に対して一
方向にだけ非回転的に係合された構成を有している。
レート組の少なくとも一方が各々の伝達部材に対して一
方向にだけ非回転的に係合された構成を有している。
即ち、相対回転の方向によってトルク伝達特性を変える
ことができる所謂ワンウェイクラッチ機能を存する保合
手段が、伝達部材とプレート組との間に配置されたので
、該ワンウェイクラッチの回転トルク伝達部の径を大き
くすることができ、該ビスカスカップリングのトルク伝
達容量を大きくすることができる。
ことができる所謂ワンウェイクラッチ機能を存する保合
手段が、伝達部材とプレート組との間に配置されたので
、該ワンウェイクラッチの回転トルク伝達部の径を大き
くすることができ、該ビスカスカップリングのトルク伝
達容量を大きくすることができる。
従って、トルク伝達容量が大きいワンウェイクラッチ機
能を備えたコンパクトなビスカスカップリングを提供す
ることができた。
能を備えたコンパクトなビスカスカップリングを提供す
ることができた。
第1図と第2図は第1実施態様の側面図に係り、第1図
(b)は同図(a)の要部拡大図、第2図(a)及び第
2図(b)は互いに異なった状態を示すこの実施態様の
要部正面図、第3図(a)は第2実施態様の断面図、第
3図(b)は同図(a)の要部拡大図、第4図(a)及
び第4図の)は互いに異なった状態を示す第2実施態様
の要部正面図、第5図は各実施態様を用いた車両の動力
系を示すスケルトン機構図である。 (図中の符号) 1・・・エンジン 3・・・トランスミッショ
ン5・・・フロントデフ 7.9・・・前車軸11
.13 前輪 工5 方向変換歯車組17
・・・トランスファ 】9・・・ビスカスカップリ
ング21・・・プロペラシャフト 23・・・リヤデフ
25.27 後車軸 29.31・・・後輪3
3・・・ハうジング(第1の伝達部材)35.81.9
9・・・ハブ(第2の伝達部材)37.41 ・・・ス
プライン 39・・・出力軸43・・・連結軸
45・・・作動室47.49・・・Xリング 51 、53・・・バックアップリング55・・・アウ
タープレート(第1のプレート)57・・・インナープ
レート(第2のプレート)59・・・スプライン停台手
段 61・・・スペーサリング 63・・・切り欠き部6
5・・・ローラ 67.87.105・・・ワンウェイクラッチ69・・
・ワッシャ 73・・・狭い箇所77・・・広
い箇所 79・・・ビスカスカンプリング 83・・・作動室 85・・・インナープレ
ート89・・・第1のプレート群 91・・・第2のプ
レート群93・・・ローラ 95・・・止め
輪97・・・溝 101 ・・・ロー
フ103・・・インナープレート。 (ほか3名) 第 図(a) bb
(b)は同図(a)の要部拡大図、第2図(a)及び第
2図(b)は互いに異なった状態を示すこの実施態様の
要部正面図、第3図(a)は第2実施態様の断面図、第
3図(b)は同図(a)の要部拡大図、第4図(a)及
び第4図の)は互いに異なった状態を示す第2実施態様
の要部正面図、第5図は各実施態様を用いた車両の動力
系を示すスケルトン機構図である。 (図中の符号) 1・・・エンジン 3・・・トランスミッショ
ン5・・・フロントデフ 7.9・・・前車軸11
.13 前輪 工5 方向変換歯車組17
・・・トランスファ 】9・・・ビスカスカップリ
ング21・・・プロペラシャフト 23・・・リヤデフ
25.27 後車軸 29.31・・・後輪3
3・・・ハうジング(第1の伝達部材)35.81.9
9・・・ハブ(第2の伝達部材)37.41 ・・・ス
プライン 39・・・出力軸43・・・連結軸
45・・・作動室47.49・・・Xリング 51 、53・・・バックアップリング55・・・アウ
タープレート(第1のプレート)57・・・インナープ
レート(第2のプレート)59・・・スプライン停台手
段 61・・・スペーサリング 63・・・切り欠き部6
5・・・ローラ 67.87.105・・・ワンウェイクラッチ69・・
・ワッシャ 73・・・狭い箇所77・・・広
い箇所 79・・・ビスカスカンプリング 83・・・作動室 85・・・インナープレ
ート89・・・第1のプレート群 91・・・第2のプ
レート群93・・・ローラ 95・・・止め
輪97・・・溝 101 ・・・ロー
フ103・・・インナープレート。 (ほか3名) 第 図(a) bb
Claims (1)
- 相対回転自在に配置された第1及び第2の伝達部材と
、粘性流体が封入された作動室と、第1の伝達部材と係
合された第1のプレート組と、該第1のプレート組と前
記作動室内で交互に配置されると共に第2の伝達部材と
係合された第2のプレート組とを有するビスカスカップ
リングであって、前記第1及び第2のプレート組の少な
くとも一方が各々の伝達部材に対して一方向にだけ非回
転的に係合されていることを特徴とするビスカスカップ
リング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17543590A JPH0464730A (ja) | 1990-07-04 | 1990-07-04 | ビスカスカップリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17543590A JPH0464730A (ja) | 1990-07-04 | 1990-07-04 | ビスカスカップリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0464730A true JPH0464730A (ja) | 1992-02-28 |
Family
ID=15996047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17543590A Pending JPH0464730A (ja) | 1990-07-04 | 1990-07-04 | ビスカスカップリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0464730A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6327727B2 (ja) * | 1983-03-07 | 1988-06-06 | Intaanashonaru Bijinesu Mashiinzu Corp |
-
1990
- 1990-07-04 JP JP17543590A patent/JPH0464730A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6327727B2 (ja) * | 1983-03-07 | 1988-06-06 | Intaanashonaru Bijinesu Mashiinzu Corp |
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