JPH0464415A - 金属管継手の内面処理方法 - Google Patents

金属管継手の内面処理方法

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JPH0464415A
JPH0464415A JP17928590A JP17928590A JPH0464415A JP H0464415 A JPH0464415 A JP H0464415A JP 17928590 A JP17928590 A JP 17928590A JP 17928590 A JP17928590 A JP 17928590A JP H0464415 A JPH0464415 A JP H0464415A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、銅、ステンレス、鋳鉄等から成る金属管継
手の内面処理方法に関する。
〔従来の技術] この種の管継手においては、内面の腐食を防止する目的
で、耐食性のある合成樹脂によってライニングすること
が行なわれている。
しかしながら、金属と合成樹脂は密着性が低いため、通
常のライニング、例えば継手の内面に射出成型によって
合成樹脂層を形成したものは、継手の内面と合成樹脂層
が接合していないため剥離が生し、剥離部分から水等が
侵入して腐食を防ローする効果があまりない。
〔発明の課題] そこで、この発明の課題は、金属管継手の内面に強固に
接合した耐食性合成樹脂層を形成することである。
〔課題の解決手段〕
上記の課題を解決するため、この発明においては、金属
管継手の内面に酸化被膜を形成し、この酸化被膜上にエ
ポキシ系樹脂を塗布して焼結したプライマー層を形成し
、さらにこのプライマー層に親和性のよい官能基を有す
るポリマーを塗布して再熱処理した後冷却してポリマー
層を形成し、冷却した管継手の内部のみを加熱して前記
ポリマー層を流動化させ、この状態で射出成型を行なっ
て管継手内面にライニング層を形成したのである。
〔作用] まず、プライマー層と金属管継手内面との密着性を良好
にするため、管継手内面に酸化被膜を形成し、次いで親
和性を有するポリマーを塗布して熱処理を行なうとプラ
イマー層に強固に接合されたポリマー層が形成される。
そして管継手全体を冷却した後、ポリマー層のみ流動化
させて射出成形すると、射出成形された樹脂は内外両面
から冷却されるため、ポリマー層に強固に接合されると
共に、結晶化によるひずみの少ない強靭なライニング層
が形成される。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例について述べる。
まず、金属管継手とは、銅、ステンレス、鋳鉄などの金
属から成る管継手であって、エルボ−継手、十字継手、
T継手、Y継手、ヘンド継手、返し継手などの管と管を
接続するのに用いる一切の継手類を言う。
このような金属管継手の内面に付着した油類、塵埃など
を単に洗浄するか、または必要に応してサンドブラスト
、ショットピーニング等の機械的処理或は酸性溶液に浸
漬する等の化学的処理を施した後洗浄し、適当な時間例
えば10分間程度空気中に設置して、内面↓二酸化被膜
を形成する。第1図は、エルボ−継手1の内面に酸化被
膜2を形成した状態を示す。
次に、上記酸化被膜2の上面にエポキシ系樹脂、例えば
エピコート(シェル石油社製)20重量%とエボメート
(シェル石油社製)10重量%をトルエン70重量%に
溶解させた溶液を前記酸化被膜2上に塗布してこのエル
ボ−継手1を加熱炉中に投入し、例えば180〜200
”Cに加熱して焼付はプライマー層3を形成する。これ
は、いわゆるアンカーコート層となるものである。
そして冷却後、さらに親和性の良好なポリマー例えば接
着性ポリオレフィン(商品名アトマー三井石油化学工業
社)を塗布し、80〜160°C程度に加熱し、ポリマ
ー層4をプライマー層3と接合させた後、冷却する。こ
の冷却は、重要な意味を持つが、その理由は後述する。
このようにして、プライマー処理、ポリマー処理が終了
し、冷却されたエルボ−継手1は、第2回に示すような
加熱装置10に装着され、ポリマー層4のみ急速に溶融
される。
上記加熱装置10は、中空密閉本体11と、その」二面
に設けられた筒状の係止凸部12から成る。
この係止凸部12は、多数の熱風吹出し孔13を有し、
また凸部12の内部には、赤外線ヒータ(図示せず)が
組込まれ、管路14から中空本体11内に供給された圧
縮空気は、熱風となって前記吹出し孔13から吹出すよ
うになっている。
上記の係止凸部12に、図示のごとくエルボ−継手1の
一方の腕を嵌め合せると、熱風がポリマ層4に吹き付け
られ、この熱風の温度を適当に制御することによって、
ポリマー層4のみを2速に流動化させる。このとき、エ
ルボ−継手1の本体はできるだけ昇温しないように留意
する。
ポリマー層4が流動化したエルボ−継手1は、直ちに射
出成型型に組込まれ、熱可塑性合成樹脂、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブテンなどのポリオレフ
ィンが射出成型され、ライニング層5(第3図)が形成
される。前記のようにポリマー層4は流動化しているた
めライニング層5と強固に接合される。
射出成型を行なった後、自然冷却してもよいが、冷風に
よって特に継手の内面を強制冷却するのが好ましい。こ
のとき、前述のように、継手1の本体は加熱されておら
ずまた、内面からも冷却すると、樹脂層5は、内外面か
ら冷却されて結晶化があまり進行せずに固化し、応力ひ
ずみが発生し難く、分子配向も乱れないため強靭になる
上記の効果を確かめるため、鋳鉄製エルボ−を用いて次
のような実験を行なった。
まず、エルボ−の内面に酸化被膜を形成し、エピコート
20重量%とエピコート20重量%をトルエン70重量
%に溶解したものを酸化被膜面に塗布して、加熱炉に投
入し、190°Cで30分間加熱した後、自然冷却して
プライマー層を形成した。
上記プライマー層の上に、さらにアトマーを塗布し、1
90°Cで30分間加熱した後、自然冷却してポリマー
層を形成した。
このエルボ−を第2図の装置に装着し、200°Cの熱
風で外側の鋳鉄部分に熱が及ばないように1〜3分間加
熱して、ポリマー層を流動化させ、直ちにポリブテンを
ポリマー層上に射出成型した後、成型機から取り出して
5〜8°Cの冷風をエルボ−の内面に10秒間吹き付け
た。
このエルボ−を10日間放置した後、半割りにして18
0°/cm巾の剥離試験を行なったところ、1000k
gでも剥離しなかった。
一方、同様のエルボ−を用いて、エルボ−の表面温度を
50°Cとしポリブテンを射出成型し、成型機から取り
出して10日間放置した後、半割りにしたものは、ポリ
ブテン層がエルボ−の内面から簡単に界面剥離した。
〔効果] この発明によれば、以上のように、管継手の内面に酸化
被膜、プライマー層、ポリマー層を形成した後、ライニ
ング層となる樹脂を射出成型するようにしたので、ライ
ニング層が強固に管継手内面に固着され、またプライマ
ー層、ポリマー層を形成した後冷却し、ポリマー層のの
を流動化してライニング層となる樹脂を射出成型したの
で、この樹脂は内外両面から冷却されて結晶化によるひ
ずみが生し難く強靭性が向上するなどの優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はエルボ−継手の縦断面図、第2図は管継手の加
熱装置を示す斜視図、第3図はエルボ−継手にライニン
グを施した状態を示す縦断面図である。 1・・・・・・エルボ−継手、  2・・・・・・酸化
被膜、3・・・・・・プライマー層、   4・・・・
・・ポリマー層、10・・・・・・加熱装置、 12・・・・・・係止凸部、 14・・・・・・管路。 5・・・・・・ライニング層、 11・・・・・・中空密閉本体、 13・・・・・・吹出し孔、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属管継手の内面に酸化被膜を形成し、この酸化
    被膜上にプライマー層を形成し、このプライマー層と親
    和性のよい樹脂から成るポリマー層を形成し、冷却した
    状態の管継手の内面のみを加熱してポリマー層を流動化
    させ、この状態で射出成型してライニング層を形成する
    ことから成る金属管継手の内面処理方法。
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