JPH046426A - 光波形測定装置 - Google Patents
光波形測定装置Info
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- JPH046426A JPH046426A JP10786790A JP10786790A JPH046426A JP H046426 A JPH046426 A JP H046426A JP 10786790 A JP10786790 A JP 10786790A JP 10786790 A JP10786790 A JP 10786790A JP H046426 A JPH046426 A JP H046426A
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Landscapes
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は被測定媒体に超短パルス光を照射し、この照射
によって被測定媒体から発する光の強度波形を測定する
光波形測定装置に関するものである。
によって被測定媒体から発する光の強度波形を測定する
光波形測定装置に関するものである。
この種の光波形測定装置は被測定媒体の蛍光波形などを
測定するために用いられるものであり、大きく3つの構
成要素に分けることができる。すなわち、被測定光の光
強度波形を測定開始信号に同期して測定する光波形測定
手段と、被測定媒体に照射される励起光である超短パル
ス光の一部を分岐する手段と、分岐した超短パルス光を
入射して電気信号に変換し測定開始信号として出力する
光検出器の3つの構成要素からなる。そして、光波形測
定手段には、ストリークカメラを利用するもの、時間相
関光子計数法を利用するもの、サンプリング型光波形観
測装置を利用するもの等がある。
測定するために用いられるものであり、大きく3つの構
成要素に分けることができる。すなわち、被測定光の光
強度波形を測定開始信号に同期して測定する光波形測定
手段と、被測定媒体に照射される励起光である超短パル
ス光の一部を分岐する手段と、分岐した超短パルス光を
入射して電気信号に変換し測定開始信号として出力する
光検出器の3つの構成要素からなる。そして、光波形測
定手段には、ストリークカメラを利用するもの、時間相
関光子計数法を利用するもの、サンプリング型光波形観
測装置を利用するもの等がある。
ところで、光検出器か出力する測定開始信号のタイミン
グは、入射する超短パルス光の強度に左右される。この
ことを、第11図を用いて説明する。同図(a)は励起
光である超短パルスレーザ光の波形を示し、同図(b)
は光検出器がこの超短パルスレーザ光を受光して出力す
る測定開始信号の波形を示す。光検出器には一般にピン
フォトダイオードやアバランシェフォトダイオードなど
が用いられており、その応答速度は数10ps以上であ
り、超短パルスレーザ光のパルス幅(数ps以下)に比
べて遅い。そのため、同図の実線で示すように測定開始
信号は立ち上がり時間の遅れTを生ずる。そして、問題
なのはこの遅れが超短パルスレーザ光のパワー変動によ
って変化することである。超短パルスレーザ光のパワー
が同図(a)の破線で示すようにΔPだけ弱くなると、
光検出器が出力する測定開始信号は同図(b)の破線の
ように立ち上がり時間がΔtだけ遅れる。
グは、入射する超短パルス光の強度に左右される。この
ことを、第11図を用いて説明する。同図(a)は励起
光である超短パルスレーザ光の波形を示し、同図(b)
は光検出器がこの超短パルスレーザ光を受光して出力す
る測定開始信号の波形を示す。光検出器には一般にピン
フォトダイオードやアバランシェフォトダイオードなど
が用いられており、その応答速度は数10ps以上であ
り、超短パルスレーザ光のパルス幅(数ps以下)に比
べて遅い。そのため、同図の実線で示すように測定開始
信号は立ち上がり時間の遅れTを生ずる。そして、問題
なのはこの遅れが超短パルスレーザ光のパワー変動によ
って変化することである。超短パルスレーザ光のパワー
が同図(a)の破線で示すようにΔPだけ弱くなると、
光検出器が出力する測定開始信号は同図(b)の破線の
ように立ち上がり時間がΔtだけ遅れる。
つまり、超短パルスレーザ光のパワー変動が測定開始信
号の時間変動となって現れる。
号の時間変動となって現れる。
一方、被測定光は通常は極めて微弱な光であるため複数
回の測定を行ってM算する必要がある。
回の測定を行ってM算する必要がある。
したかって、測定開始信号のタイミングに変動があると
、その変動分だけ時間分解能を悪化させることになる。
、その変動分だけ時間分解能を悪化させることになる。
かかる問題に対して、超短パルスレーザ光のパワーを安
定させるという方法が考えられる。しかし、そのために
用いられるレーザスタビライザ装置は一般に応答か遅く
、比較的遅いレーザの揺らぎ(ドリフト)などには効果
を発揮するが、早い周期のパワー変動や繰り返し周波数
の低いレーザ(エキシマレーザや窒素レーザなど)に対
してはあまり有効ではない。
定させるという方法が考えられる。しかし、そのために
用いられるレーザスタビライザ装置は一般に応答か遅く
、比較的遅いレーザの揺らぎ(ドリフト)などには効果
を発揮するが、早い周期のパワー変動や繰り返し周波数
の低いレーザ(エキシマレーザや窒素レーザなど)に対
してはあまり有効ではない。
本発明の課題は、このような問題点を解消することにあ
る。
る。
上記課題を解決するために本発明の光波形測定装置は、
測定開始信号生成手段として、入射する超短パルス光の
強度に屈折率が依存する非線形光学媒質と、この非線形
光学媒質から出射された超短パルス光の照射領域を制限
する手段と、この制限手段を通り抜けた超短パルス光を
検出して電気信号に変換し前記測定開始信号として出力
する光検出手段とを有するものを用いている。
測定開始信号生成手段として、入射する超短パルス光の
強度に屈折率が依存する非線形光学媒質と、この非線形
光学媒質から出射された超短パルス光の照射領域を制限
する手段と、この制限手段を通り抜けた超短パルス光を
検出して電気信号に変換し前記測定開始信号として出力
する光検出手段とを有するものを用いている。
非線形光学媒質に入射される超短パルス光の強度が高ま
ると、自己発散により光が拡がる。そのため、制限手段
によって遮蔽される割合が高まり、制限手段を透過する
光の強度は変化しない。光検出手段への入射光強度が安
定すると、その検出信号である測定開始信号の立ち上が
り時間が安定する。したがって、超短パルス光で励起さ
れた被測定光の発生タイミングに対する光波形測定手段
の動作タイミングが安定する。
ると、自己発散により光が拡がる。そのため、制限手段
によって遮蔽される割合が高まり、制限手段を透過する
光の強度は変化しない。光検出手段への入射光強度が安
定すると、その検出信号である測定開始信号の立ち上が
り時間が安定する。したがって、超短パルス光で励起さ
れた被測定光の発生タイミングに対する光波形測定手段
の動作タイミングが安定する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。レ
ーザ装置1は、パルス幅が数ps以下の超短ハルスレー
ザ光2を出力する。超短パルスレーザ光2はミラー3で
反射され、光分岐手段であるハーフミラ−4において透
過光と反射光に分岐される。ハーフミラ−4を透過した
超短パルスレーザ光2は被測定媒体5を照射し、ハーフ
ミラ−4で反射された超短パルスレーザ光2は測定開始
信号生成手段8に入射される。測定開始信号生成手段8
は非線形光学媒質9、アパーチャー10および光検出器
11で構成されており、超短パルスレーザ光2の受光に
より測定開始信号を信号線12に出力する。被測定媒体
5は超短パルスレーザ光2の照射を受けると蛍光を発す
る。その蛍光はミラー6で反射されて被測定光13とし
て光波上測定手段であるストリークカメラ7に入射され
る。
ーザ装置1は、パルス幅が数ps以下の超短ハルスレー
ザ光2を出力する。超短パルスレーザ光2はミラー3で
反射され、光分岐手段であるハーフミラ−4において透
過光と反射光に分岐される。ハーフミラ−4を透過した
超短パルスレーザ光2は被測定媒体5を照射し、ハーフ
ミラ−4で反射された超短パルスレーザ光2は測定開始
信号生成手段8に入射される。測定開始信号生成手段8
は非線形光学媒質9、アパーチャー10および光検出器
11で構成されており、超短パルスレーザ光2の受光に
より測定開始信号を信号線12に出力する。被測定媒体
5は超短パルスレーザ光2の照射を受けると蛍光を発す
る。その蛍光はミラー6で反射されて被測定光13とし
て光波上測定手段であるストリークカメラ7に入射され
る。
第2図はストリークカメラ7の構造を示すものであり、
その動作を含めて説明する。被測定光13はスリット2
1に入射し、レンズ22を介して入射光のスリット像を
ストリーク管29の光電面23に結像する。充電面23
では入射光が電子に変換される。光電面23から出た電
子はメツシュ状電極24で加速され、偏向場を通過した
後、蛍光面26に射突して再び光学像、すなわち、スト
リーク像に変換される。偏向場には一対の偏向電極25
a、25bかあり、偏向場に入る電子と同期した高速・
高圧の掃引電圧か印加される。この掃引電圧は端子28
に入力される測定開始信号によってトリガされる掃引電
圧発生器27により与えられる。この結果、光電面23
から何時電子が出たかによって、その偏向角、すなわち
、蛍光面26上の位置が決まり、入射光の時間軸tが蛍
光面26上の縦軸yに変換されることとなる。ストリー
ク像の強度は入射光の強度に比例したものとなる。
その動作を含めて説明する。被測定光13はスリット2
1に入射し、レンズ22を介して入射光のスリット像を
ストリーク管29の光電面23に結像する。充電面23
では入射光が電子に変換される。光電面23から出た電
子はメツシュ状電極24で加速され、偏向場を通過した
後、蛍光面26に射突して再び光学像、すなわち、スト
リーク像に変換される。偏向場には一対の偏向電極25
a、25bかあり、偏向場に入る電子と同期した高速・
高圧の掃引電圧か印加される。この掃引電圧は端子28
に入力される測定開始信号によってトリガされる掃引電
圧発生器27により与えられる。この結果、光電面23
から何時電子が出たかによって、その偏向角、すなわち
、蛍光面26上の位置が決まり、入射光の時間軸tが蛍
光面26上の縦軸yに変換されることとなる。ストリー
ク像の強度は入射光の強度に比例したものとなる。
第3図は測定開始信号生成手段8の詳しい構成を示した
ものである。すなわち、非線形光学媒質9の前後にレン
ズ31および32が設けられている。非線形光学媒質9
は自己発散効果を持ち光の強度が強くなると内部にて光
が発散する性質を持っており、本実施例ではGaAsが
採用されている。ここで、自己発散効果について第10
図を用いて簡単に説明する。非線形屈折率をもった媒質
中を光が伝搬するとき、その空間的強度分布に著しい変
化がおきる。非線形屈折率Δnはその光の強度Eの関数
Δn (IE (r、t)I2)であるため、光の位相
の進み方は場所の関数となる。等位相面に垂直な方向が
光の進路であるから、八〇−〇の場合には、同図(a)
に示すように光はほぼ直進するか、Δn>Qの場合には
、同図(b)に示すように集束する。これを自己集束(
self−rocusing)という。また逆に、Δn
<0の場合には同図(c)に示すように光は発散する。
ものである。すなわち、非線形光学媒質9の前後にレン
ズ31および32が設けられている。非線形光学媒質9
は自己発散効果を持ち光の強度が強くなると内部にて光
が発散する性質を持っており、本実施例ではGaAsが
採用されている。ここで、自己発散効果について第10
図を用いて簡単に説明する。非線形屈折率をもった媒質
中を光が伝搬するとき、その空間的強度分布に著しい変
化がおきる。非線形屈折率Δnはその光の強度Eの関数
Δn (IE (r、t)I2)であるため、光の位相
の進み方は場所の関数となる。等位相面に垂直な方向が
光の進路であるから、八〇−〇の場合には、同図(a)
に示すように光はほぼ直進するか、Δn>Qの場合には
、同図(b)に示すように集束する。これを自己集束(
self−rocusing)という。また逆に、Δn
<0の場合には同図(c)に示すように光は発散する。
これを自己発散(self−derocusing )
という。測定開始信号生成手段8はこの自己発散の性質
を利用して測定開始信号の遅延時間を安定させるもので
ある。
という。測定開始信号生成手段8はこの自己発散の性質
を利用して測定開始信号の遅延時間を安定させるもので
ある。
測定開始信号生成手段8に入射した超短パルスレーザ光
2はレンズ31で非線形光学媒質9に集光される。非線
形光学媒質9では入射光強度か強くなると自己発散によ
りその透過光は破線で示すように拡がる。これによって
、光の一部がアパーチャー]0によって制限され、光検
出器11に入射されなくなる。結果として超短パルスレ
ーザ光2の強度か強くなっても光検出器1]に入射され
る光の強度はほとんど変化しない。第4図はレンズ31
への入射光強度と光検出器11に向けての出射光強度と
の関係を明らかにするだめの実験結果を示すものであり
、・印でプロットしたものはアパーチャー10を設けな
かった場合、ム印でプロットしたものはアパーチャー1
0を設けた場合である。この図かられかるように、アパ
ーチャー10か設けられている本実施例では、入射光強
度にかかわらず出射光強度か常にほぼ一定の値(108
μJ)となる。したがって、信号線12に出力される測
定開始信号の遅延時間は常に安定した値となる。
2はレンズ31で非線形光学媒質9に集光される。非線
形光学媒質9では入射光強度か強くなると自己発散によ
りその透過光は破線で示すように拡がる。これによって
、光の一部がアパーチャー]0によって制限され、光検
出器11に入射されなくなる。結果として超短パルスレ
ーザ光2の強度か強くなっても光検出器1]に入射され
る光の強度はほとんど変化しない。第4図はレンズ31
への入射光強度と光検出器11に向けての出射光強度と
の関係を明らかにするだめの実験結果を示すものであり
、・印でプロットしたものはアパーチャー10を設けな
かった場合、ム印でプロットしたものはアパーチャー1
0を設けた場合である。この図かられかるように、アパ
ーチャー10か設けられている本実施例では、入射光強
度にかかわらず出射光強度か常にほぼ一定の値(108
μJ)となる。したがって、信号線12に出力される測
定開始信号の遅延時間は常に安定した値となる。
このように、測定開始信号生成手段8からストリークカ
メラ7に与えられる測定開始信号のタイミングは、超短
パルスレーザ光2の強度変化の影響を受けない。そのた
め、極めて安定した波形測定ができる。
メラ7に与えられる測定開始信号のタイミングは、超短
パルスレーザ光2の強度変化の影響を受けない。そのた
め、極めて安定した波形測定ができる。
第5図は光波上測定手段としてストリークカメラ7に代
えて時間相関計数装置51を用いた第2の実施例を示す
ものである。この実施例において、時間相関計数装置5
1以外は上述の第1実施例と同しである。時間相関計数
装置51は光検出器52、時間電圧変換器(Ti11e
to AIIplitudeConverter:T
A C) 5 B、マルチチャンネルアナライザ(M
CA)54およびフィルタ55て構成されている。この
装置では、被測定媒体5に超短パルスレーザ光2を照射
し、この照射により被測定媒体5から放出される光子を
光検出器52で検出し、超短パルスレーザ光2を照射し
てから被測定媒体5からの光子を検出するまでの時間を
TAC53で計測する。1回の超短パルスレーザ光2の
照射に対し、1個程度の光子が検出されるようにフィル
タ55によって調整されており、この時間計測を多数回
繰り返して得られた多数のデータをMCA34でヒスト
グラム表示することにより、被測定媒体5からの光波形
を得るものである。光検出器52は1個の光子を検出で
きる能力をもつ必要があるため、光電子増倍管やマイク
ロチャンネルプレート付きフォトマルチプライヤ(MC
P−PMT)などが用いられる。
えて時間相関計数装置51を用いた第2の実施例を示す
ものである。この実施例において、時間相関計数装置5
1以外は上述の第1実施例と同しである。時間相関計数
装置51は光検出器52、時間電圧変換器(Ti11e
to AIIplitudeConverter:T
A C) 5 B、マルチチャンネルアナライザ(M
CA)54およびフィルタ55て構成されている。この
装置では、被測定媒体5に超短パルスレーザ光2を照射
し、この照射により被測定媒体5から放出される光子を
光検出器52で検出し、超短パルスレーザ光2を照射し
てから被測定媒体5からの光子を検出するまでの時間を
TAC53で計測する。1回の超短パルスレーザ光2の
照射に対し、1個程度の光子が検出されるようにフィル
タ55によって調整されており、この時間計測を多数回
繰り返して得られた多数のデータをMCA34でヒスト
グラム表示することにより、被測定媒体5からの光波形
を得るものである。光検出器52は1個の光子を検出で
きる能力をもつ必要があるため、光電子増倍管やマイク
ロチャンネルプレート付きフォトマルチプライヤ(MC
P−PMT)などが用いられる。
TAC5Bは、スタート信号である測定開始信号が入力
されてから光検出器52からのストップ信号が入力され
るまでの時間を電圧値として出力するものであり、その
時間か短いと電圧値が低く、長いと電圧値が高くなる。
されてから光検出器52からのストップ信号が入力され
るまでの時間を電圧値として出力するものであり、その
時間か短いと電圧値が低く、長いと電圧値が高くなる。
MCA34はTAC53の出力電圧とその頻度を記憶し
、横軸を電圧値、縦軸を頻度として表示する。光検出器
52で検出される光子は被測定光13の強度が強いとこ
ろではその検出確率が高く、弱いところでは低くなる。
、横軸を電圧値、縦軸を頻度として表示する。光検出器
52で検出される光子は被測定光13の強度が強いとこ
ろではその検出確率が高く、弱いところでは低くなる。
つまり、被測定光13の光波形は光子の飛来確率分布と
一致する。したがって、MCA34から得られる光子の
飛来確率分布を被測定光13の光波形としてとらえるこ
とができる。
一致する。したがって、MCA34から得られる光子の
飛来確率分布を被測定光13の光波形としてとらえるこ
とができる。
この装置においても、超短パルスレーザ光2が照射され
た時刻を検出するために、すなわち、測定開始信号を得
るために超短パルスレーザ光2をハーフミラ−4で分岐
して測定開始信号生成手段8に入射させている。そして
、第1の実施例と同様に測定開始信号生成手段8から出
力される測定開始信号のタイミングは極めて安定してい
るため、誤差のないヒストグラム表示が可能である。
た時刻を検出するために、すなわち、測定開始信号を得
るために超短パルスレーザ光2をハーフミラ−4で分岐
して測定開始信号生成手段8に入射させている。そして
、第1の実施例と同様に測定開始信号生成手段8から出
力される測定開始信号のタイミングは極めて安定してい
るため、誤差のないヒストグラム表示が可能である。
第6図はさらに別の光波形測定手段であるサンプリング
型光波形観測装置61を示すものであり、この装置を第
1実施例のストリークカメラ7と置き換えることも可能
である。光ファイバ62を通ってきた被測定光13をレ
ンズ63でサンプリングストリーク管64の光電面65
に集光する。被測定光13は光電面65で光の強度に応
した光電子に変換され、放出される。放出された光電子
は加速電極66で加速され、サンプリングスリット板6
7に向かう。加速電極66とサンプリングスリット板6
7の間には2対の偏向電極68.69があり、光電子が
通過する際に水平と垂直の高速掃引電圧が掃引電圧印加
手段70から印加される。
型光波形観測装置61を示すものであり、この装置を第
1実施例のストリークカメラ7と置き換えることも可能
である。光ファイバ62を通ってきた被測定光13をレ
ンズ63でサンプリングストリーク管64の光電面65
に集光する。被測定光13は光電面65で光の強度に応
した光電子に変換され、放出される。放出された光電子
は加速電極66で加速され、サンプリングスリット板6
7に向かう。加速電極66とサンプリングスリット板6
7の間には2対の偏向電極68.69があり、光電子が
通過する際に水平と垂直の高速掃引電圧が掃引電圧印加
手段70から印加される。
偏向電極68には主掃引電圧が印加され、偏向電極69
にはブランキング掃引電圧が印加される。
にはブランキング掃引電圧が印加される。
印加のタイミングは測定開始信号生成手段8からの測定
開始信号の入力タイミングが基準となる。
開始信号の入力タイミングが基準となる。
これにより光電子はサンプリングスリット板67上で第
7図に示す軌跡の偏向を受ける。第7図において符号7
5.76および77はそれぞれ主掃引、ブランキング掃
引およびスリットを示す。なお、このとき光電子は図示
省略した集束電極により細いビーム状に集束される。サ
ンプリングスリット板67には微小スリット77があり
、高速掃引によりこの微小スリット77を通過した一部
の光電子が傾向面71に当たって発光し、その光を光電
子増倍管72により電気信号として出力する。
7図に示す軌跡の偏向を受ける。第7図において符号7
5.76および77はそれぞれ主掃引、ブランキング掃
引およびスリットを示す。なお、このとき光電子は図示
省略した集束電極により細いビーム状に集束される。サ
ンプリングスリット板67には微小スリット77があり
、高速掃引によりこの微小スリット77を通過した一部
の光電子が傾向面71に当たって発光し、その光を光電
子増倍管72により電気信号として出力する。
その電気信号はアンプ73で増幅され、図示省略した装
置によりデジタル化され記憶・処理される。
置によりデジタル化され記憶・処理される。
ソシて、この操作を複数回繰り返して行い、そのサンプ
リングのタイミングを順次ずらして観Iノすることによ
り、被測定光13の原波形を求める。
リングのタイミングを順次ずらして観Iノすることによ
り、被測定光13の原波形を求める。
第8図はサンプリングにより波形を求める原理を示すも
のである。観測波形は図示省略したブラウン管に表示さ
れる。
のである。観測波形は図示省略したブラウン管に表示さ
れる。
第9図に示す実施例は、第1図に示す第1実施例の変形
であり、被測定光13の出力タイミングとストリークカ
メラ7に入力する測定開始信号との間の遅延量を調整す
るために、光デイレイ手段91および遅延回路92を設
けたものである。なお、この変形例は第5図に示す第2
の実施例や第6図のサンプリング型光波形観測装置61
を用いた第3の実施例にも適用できる。
であり、被測定光13の出力タイミングとストリークカ
メラ7に入力する測定開始信号との間の遅延量を調整す
るために、光デイレイ手段91および遅延回路92を設
けたものである。なお、この変形例は第5図に示す第2
の実施例や第6図のサンプリング型光波形観測装置61
を用いた第3の実施例にも適用できる。
上述の実施例では、測定開始信号生成手段8内の非線形
光学媒質9としてGaAsを用いているかこれに限定さ
れるものではなく、例えばS L sZ n S e
%ポリジアセチレンcpo+ydiacety+ene
>などを用いることができる。
光学媒質9としてGaAsを用いているかこれに限定さ
れるものではなく、例えばS L sZ n S e
%ポリジアセチレンcpo+ydiacety+ene
>などを用いることができる。
以上説明したように、本発明の光波形測定装置によれば
、被測定媒体に対する励起光(超短パルス光)の強度に
変動があっても、光波形測定手段の動作にトリガを与え
る測定開始信号のタイミングは常に安定している。した
がって、高時間分解能をもつ光波形の測定を行うことが
できる。
、被測定媒体に対する励起光(超短パルス光)の強度に
変動があっても、光波形測定手段の動作にトリガを与え
る測定開始信号のタイミングは常に安定している。した
がって、高時間分解能をもつ光波形の測定を行うことが
できる。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
ストリークカメラの構造を示す斜視図、第3図は測定開
始信号生成手段8の詳しい構造を示す図、第4図は測定
開始信号生成手段8における入射光強度と出射光強度の
関係を示す図、第5図は本発明の第2の実施例を示すプ
ロ・ツク図、第6図は本発明のさらに別の実施例の光波
形測定手段として用いられるサンプリング型光波形観測
装置、第7図はサンプリング型光波形観測装置61にお
ける掃引動作を示す図、第8図はサンプリング型光波形
観測装置61の動作説明図、第9図は本発明のさらに別
の実施例を示すブロック図、第10図は非線形光学媒質
9における光の伝搬を説明する図、第11図は従来の測
定開始信号生成手段の動作を示す波形図である。 1・・・レーザ装置、2・・・超短パルスレーザ光、4
・・・ハーフミラ−5・・・被測定媒体、7・・・スト
リークカメラ、8・・・測定開始信号生成手段、9・・
・非線形光学媒質、10・・・アパーチャー 11・・
・光検出器、51・・・時間相関計数装置、61・・・
サンプリング型光波形観測装置。 、−△ ストリークカメラ 第2図 第1の芙り値例 第 1 図 須り定開文台信号汗」皮+段 嬉3図 入射光と出射光との関係 第4図 リンブリング型光波形観測装置 第 6ヌ 第7図 サンプリングの原理 第8図 第2の大塵例 第5図 (a) (b) 非線形光学媒質の性質 第10図
ストリークカメラの構造を示す斜視図、第3図は測定開
始信号生成手段8の詳しい構造を示す図、第4図は測定
開始信号生成手段8における入射光強度と出射光強度の
関係を示す図、第5図は本発明の第2の実施例を示すプ
ロ・ツク図、第6図は本発明のさらに別の実施例の光波
形測定手段として用いられるサンプリング型光波形観測
装置、第7図はサンプリング型光波形観測装置61にお
ける掃引動作を示す図、第8図はサンプリング型光波形
観測装置61の動作説明図、第9図は本発明のさらに別
の実施例を示すブロック図、第10図は非線形光学媒質
9における光の伝搬を説明する図、第11図は従来の測
定開始信号生成手段の動作を示す波形図である。 1・・・レーザ装置、2・・・超短パルスレーザ光、4
・・・ハーフミラ−5・・・被測定媒体、7・・・スト
リークカメラ、8・・・測定開始信号生成手段、9・・
・非線形光学媒質、10・・・アパーチャー 11・・
・光検出器、51・・・時間相関計数装置、61・・・
サンプリング型光波形観測装置。 、−△ ストリークカメラ 第2図 第1の芙り値例 第 1 図 須り定開文台信号汗」皮+段 嬉3図 入射光と出射光との関係 第4図 リンブリング型光波形観測装置 第 6ヌ 第7図 サンプリングの原理 第8図 第2の大塵例 第5図 (a) (b) 非線形光学媒質の性質 第10図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、測定開始信号を入力する毎に所定の動作を実行して
超短パルス光で照射された被測定媒体から発せられる被
測定光の光強度波形を測定する光波形測定手段と、前記
被測定媒体に照射される前記超短パルス光の一部を分岐
する手段と、この分岐手段により分岐された超短パルス
光に基づいて測定開始信号を生成し出力する手段とを備
え、前記測定開始信号生成手段は 入射する前記超短パルス光の強度に屈折率が依存する非
線形光学媒質と、この非線形光学媒質から出射された超
短パルス光の照射領域を制限する手段と、この制限手段
を通り抜けた超短パルス光を検出して電気信号に変換し
前記測定開始信号として出力する光検出手段と を有することを特徴とする光波形測定装置。 2、非線形光学媒質は非線形屈折率Δn<0を示し自己
発散効果を示すものであることを特徴とする請求項1に
記載の光波形測定装置。 3、光波形測定手段はストリークカメラであることを特
徴とする請求項1または2のいずれかに記載の光波形測
定装置。 4、光波形測定手段は時間相関光子計数装置であること
を特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の光波
形測定装置。 5、光波形測定手段はサンプリング型光波形観測装置で
あることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記
載の光波形測定装置。 6、非線形光学媒質はGaAs、Si、ZnSeまたは
ポリジアセチレンであることを特徴とする請求項1から
5のいずれかに記載の光波形測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10786790A JPH0663870B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 光波形測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10786790A JPH0663870B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 光波形測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH046426A true JPH046426A (ja) | 1992-01-10 |
JPH0663870B2 JPH0663870B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=14470092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10786790A Expired - Fee Related JPH0663870B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 光波形測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0663870B2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-24 JP JP10786790A patent/JPH0663870B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0663870B2 (ja) | 1994-08-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |