JPH0463511B2 - - Google Patents

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JPH0463511B2
JPH0463511B2 JP58090955A JP9095583A JPH0463511B2 JP H0463511 B2 JPH0463511 B2 JP H0463511B2 JP 58090955 A JP58090955 A JP 58090955A JP 9095583 A JP9095583 A JP 9095583A JP H0463511 B2 JPH0463511 B2 JP H0463511B2
Authority
JP
Japan
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layer
connection part
center
brazing
connection
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58090955A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59215687A (ja
Inventor
Tatsuo Niimura
Tamihiko Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP9095583A priority Critical patent/JPS59215687A/ja
Publication of JPS59215687A publication Critical patent/JPS59215687A/ja
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、電力ケーブル導体接続方法の改良に
関するものである。 電力ケーブルの導体接続方法としては、大別し
て2種類の方法があり、導体に銅スリーブを差し
込み圧縮する第1図に示す方法と、導体素線を銅
ろう、銀ろう等のろう材を使用して接続する第2
図及び第3図に示す方法とがある。 第1図において、1は導体、2は銅スリーブで
あり、第1図の方法によると、ケーブルにねじれ
や過大な張力が加わつた場合には抜ける恐れがあ
る。 第2図に示す方法は、複数本の素線を各層毎に
ろう接続部3によつて接続し層間で滑りができる
ように接続する方法であるが、接続部の左右が遮
断されず、海底ケーブルの導体に適用した場合に
は導体内の走水を遮断できない問題がある。 第3図に示す方法は、各層を一括してろう接続
部3によつて接続する方法であり、接続部の左右
は遮断できるが、1回のろう付量が多くなるため
必然的に加熱時間が長くなり、接続部近傍の導体
素線が熱劣化して破断荷重が低下し、また、多量
のろう接続部3によつて導体素線間が完全に分断
される格好となるため、ろう材に銅ろうを使用す
ると該銅ろうが割合に多くの不純物を含んでいる
ことに起因して局部的に電気抵抗が増加する欠点
がある。 本発明は、上記の状況に鑑みてなされたもので
あり、接続部の両側を遮断することができ而もろ
う付による機械的強度の低下及び電気抵抗の増加
を招くことがない、優れた電力ケーブル導体接続
方法を提供することに目的がある。 即ち、本発明の電力ケーブル導体接続方法は、
第4図に示した如く、多数本の素線を多層に撚つ
た撚線導体1に対して、中心部の素線を中心層a
に、中間部の素線を第2層bに、外部の素線を第
3層cにそれぞれ設定し、中心層の素線を中心層
ろう接続部3aによつて接続し、次に第2層にお
いて、中心層ろう接続部から一方の側にずらした
位置に第2層ろう接続部3bを設定して、中心層
ろう接続部から第2層ろう接続部に至る中心層素
線の長手表面にろう材を流し込んでろう材流し込
み接続部4を形成し、その後に第2層ろう接続部
において接続し、続いて第3層において、中心層
ろう接続部及び第2層ろう接続部からさらに一方
の側にずらした位置に第3層ろう接続部3cを設
定して、第2層ろう接続部から第3層ろう接続部
に至る第2層素線の長手表面にろう材を流し込ん
でろう材流し込み接続部4を形成し、その後に第
3層ろう接続部において接続するものである。 以下、本発明の電力ケーブル導体接続方法の一
実施例を示す第4図によつて説明する。 第4図において、撚線導体1は、銅素線を多層
に撚つたものであつて、先ず、中心部の複数本の
素線を選んで中心層aを設定し、その周上の中間
部の素線を選んで第2層bを設定し、外部を取り
巻く素線を第3層cとして設定する。 そして、先ず、中心層aを銅ろう材により中心
層ろう接続部3aにおいて一括接続する。 次に、第2層bにおいて、かかる中心層ろう接
続部3aから一方の側(図面上左側)にずらした
位置に第2層ろう接続部3bを設定し、しかして
中心層ろう接続部3aから第2層ろう接続部3b
に至る中心層素線の長手表面に銅ろう材を流し込
んでろう材流し込み接続部4を形成し、その後に
銅ろう材により第2層ろう接続部3bにおいて接
続する。 引き続いて、第3層において、第2層ろう接続
部3bからさらに一方の側(図面上左側)にずら
した位置に第3層ろう接続部3cを設定し、しか
して第2層ろう接続部3bから第3層ろう接続部
3cに至る第2層素線の長手表面に銅ろう材を流
し込んでろう材流し込み接続部4を形成し、その
後に銅ろう材により第3層ろう接続部3cにおい
て接続する。 以上のようにして、第2層ろう接続部3b、第
3層ろう接続部3cを、中心層ろう接続部3aに
対して一方の側に順次ずらして段階状となし、各
層ろう接続部相互間をろう流し込み部4により一
連のものとしたので、接続部の両側が遮断され、
素線層間をぬつて導体長手方向に走る水つまり走
水が防止できる。 また、中心層ろう接続部3aから最外層の第3
層ろう接続部3cまでの各部のろう付が、径方向
に重なることなく導体長手方向にずらして行われ
るので、各部における一回分のろう付量を少なく
して加熱時間を短くでき、而も各層の素線に対し
て重複して加熱することがなく、従つて接続部近
傍の導体素線に対する熱劣化を最小限に抑えるこ
とができ、また、ろう付量が少なくて済み素線間
のろう付層の厚みを小さくできるので、電気抵抗
の増加を最小限に留めることができる。第1表は
本実施例による方法と従来の第3図による一括接
続方法におけるそれぞれの電気抵抗及び破断荷重
を示したものである。
【表】 第1表から明らかなように、電気抵抗及び破断
荷重ともに本実施例の方が従来例に比べて向上し
ている。電気抵抗の増加が抑えられたのは、素線
端間のろう付量が少ないことと層間の素線間にろ
う材を流し込んだことによるものと考えられ、ま
た破断荷重の低下を抑えられたのは、ろう付時の
加熱時間が短くでき而も素線部分に重複して炙ら
ないで熱劣化を最小限に抑えたことによるもので
ある。 ここで、接続部の両側を遮断することと電気抵
抗の増加を抑えることを同時に満足させようとす
るのであれば、第2層ろう接続部3bと第3層ろ
う接続部3cの双方が、中心層ろう接続部に対し
て反対の側にずらし(つまり第2図のようにした
場合)、そして、中心層aと第2層bの各接続部
間における素線長手表面にろうを流し込んでろう
流し込み部を形成することも考えられる。 しかし、各層のろう流し込み部が経方向で重複
し、中心側の素線部分が二重に炙られる結果を招
き、素線の鈍化が進行して熱劣化を阻止できなく
なる。その結果、接続部両側で遮断することはで
きても、破断荷重の低下を抑え込むことはできな
くなる。 このようにしてみると、接続部の両側を遮断す
ることは元より破断荷重の低下をも抑止するとい
う成果は、従来の何れの方法においても得ること
ができず、本発明の方法によつて初めてもたらさ
れたものといえる。 また、本発明のように、各層のろう接続部を中
心層のろう接続部に対して一方の側(第4図では
左側)に順次階段状にずらし、各ろう接続部相互
間のろう流し込み部も導体長手方向にずらして形
成することで、径方向においてろう付部が重なら
ないようにしており、このことで接続部における
剛性の増加が抑えられ、而も接続部外径の増加が
抑えられる。特にこの種の電力ケーブルでは接続
部外径をケーブル外径と同径とする同径ジヨイン
トが要求されるが、本発明の方法によればそのよ
うな要求を十分に満足させることができる。 以上のように、本発明の電力ケーブル導体接続
方法によれば、接続部の両側を遮断することがで
き而もろう付による機械的強度の低下及び電気抵
抗の増加を招くことを抑止するという所期の目的
が達成でき、而もろう付接続におけるその他の問
題をも改善し、実用上の効果はまことに大きいも
のがある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図はそれぞれ従来の電
力ケーブル導体接続部の断面図、第4図は本発明
の電力ケーブル導体接続方法により接続した接続
部の断面図である。 符号において、1は導体(撚線)、3aは中心
層ろう接続部、3bは第2層ろう接続部、3cは
第3層ろう接続部、4はろう流し込み部、aは中
心層、bは第2層、cは第3層である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多数本の素線を多層に撚つた撚線導体1に対
    して、中心部の素線を中心層aに、中間部の素線
    を第2層bに、外部の素線を第3層cにそれぞれ
    設定し、中心層の素線を中心層ろう接続部3aに
    よつて接続し、次に第2層において、中心層ろう
    接続部から一方の側にずらした位置に第2層ろう
    接続部3bを設定して、中心層ろう接続部から第
    2層ろう接続部に至る中心層素線の長手表面にろ
    う材を流し込んでろう材流し込み接続部4を形成
    し、その後に第2層ろう接続部において接続し、
    続いて第3層において、中心層ろう接続部及び第
    2層ろう接続部からさらに一方の側にずらした位
    置に第3層ろう接続部3cを設定して、第2層ろ
    う接続部から第3層ろう接続部に至る第2層素線
    の長手表面にろう材を流し込んでろう材流し込み
    接続部4を形成し、その後に第3層ろう接続部に
    おいて接続することを特徴とする電力ケーブル導
    体接続方法。
JP9095583A 1983-05-24 1983-05-24 電力ケ−ブル導体接続方法 Granted JPS59215687A (ja)

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JP9095583A JPS59215687A (ja) 1983-05-24 1983-05-24 電力ケ−ブル導体接続方法

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JP9095583A JPS59215687A (ja) 1983-05-24 1983-05-24 電力ケ−ブル導体接続方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59215687A JPS59215687A (ja) 1984-12-05
JPH0463511B2 true JPH0463511B2 (ja) 1992-10-12

Family

ID=14012906

Family Applications (1)

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JP9095583A Granted JPS59215687A (ja) 1983-05-24 1983-05-24 電力ケ−ブル導体接続方法

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6212082A (ja) * 1985-07-10 1987-01-21 日立電線株式会社 細物撚線のジヨイント方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5070250A (ja) * 1973-10-25 1975-06-11
JPS54118592A (en) * 1978-03-07 1979-09-14 Sumitomo Electric Ind Ltd Connection of cable conductor

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5070250A (ja) * 1973-10-25 1975-06-11
JPS54118592A (en) * 1978-03-07 1979-09-14 Sumitomo Electric Ind Ltd Connection of cable conductor

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JPS59215687A (ja) 1984-12-05

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