JPH046337Y2 - - Google Patents

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JPH046337Y2
JPH046337Y2 JP1985148027U JP14802785U JPH046337Y2 JP H046337 Y2 JPH046337 Y2 JP H046337Y2 JP 1985148027 U JP1985148027 U JP 1985148027U JP 14802785 U JP14802785 U JP 14802785U JP H046337 Y2 JPH046337 Y2 JP H046337Y2
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seat
displacement sensor
spring
occupant
weight
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はシートをスプリングを介して車体フ
ロアに支持し車輪側からの衝撃入力を緩和するよ
うにした車両用シートに関する。
[従来技術] 従来この種の車両用シートとしては例えば第1
8図、第19図に示すようなものがある(実公昭
51−40579号公報)。即ち図示しないシートはX状
に配置された2本のレバー301を介して車体フ
ロアに対し昇降可能に支持され、前記シート側と
前記車体フロア側との間にスプリング303が設
けられている。このスプリング303の一端は車
体フロア側としての前記レバー301の腕301
a間に固定されたロツド305に連結され、多端
はシート側に支持された駆動モータのスピンドル
307に連結リンク309,311,313を介
して連結されている。更に前記シート側と車体フ
ロア側との間にはシートの振動を減衰するシヨツ
クアブソーバ315が介設されている。従つて、
図示しない駆動モータの駆動によつて連結リンク
309〜313を介し、スプリング303を引
き、あるいは押せば、レバー301を介してシー
トの上下調整を行なうことができる。また、シー
トに乗員が着座した場合、車両走行中に車輪側か
ら車体フロアへ伝達される突上げ力は、スプリン
グ303によつて緩和され、シートへ伝わること
を制御することができる。更に、車体フロアから
の加振力によつてシートが振動した時にはシヨツ
クアブソーバ315でこれを減衰することができ
る。
ところで上記シートの上下調整は例えば、特開
昭58−206427号公報に開示されているように乗員
がインストルメントに備えられている入力装置に
よつて身長、体重を制御手段に入力し、この入力
によつて制御手段が駆動モータを回転させること
により行なわれるものである。従つて、入力操作
が面倒であるばかりでなく、体調の変化により自
らが記憶している体重と実際の体重とが異なつて
いた場合であつても乗員の記憶による体重によつ
て制御がなされ、適確な上下調整ができない恐れ
がある。これに対しシートに着座した乗員の体重
をシートクツシヨン内部等に設けた荷重センサで
直接的に検知し、この検知信号に基づいてシート
上下調整の制御を行なうことが考えられる。しか
しながらシートクツシヨン内部などに荷重センサ
を配置し、この荷重センサによつて乗員の体重を
直接的に検知する場合にはシートクツシヨンに対
する乗員の着座位置、姿勢の変化によつて検知す
る体重がまちまちとなる恐れがある。従つて、こ
のような荷重センサではシートクツシヨン内部な
どに荷重センサを面方向に複数個設け、これらの
荷重センサが検知した体重の平均値で制御しなけ
れば適確な制御ができないものとなる。このため
荷重センサの占めるスペースが大きくなりシート
の設計自由度が著しく制限されるものとなる。
[考案の目的] この考案は、上記問題点に鑑み創案されたもの
で、体重などの入力操作を必要とすることなく体
重検知によつてシートの上下調整制御を行なうこ
とができると共に、荷重センサの占めるスペース
を押えてシートの設計自由度を抑制せずに適確な
制御が行ない得る車両用シートの提供を目的とす
る。
[考案の構成] 上記目的を達成するためにこの考案は第1図の
ように、車体フロアに対し昇降可能に支持された
シートと、このシート側と前記車体フロア側との
間に介設されたスプリングと、このスプリングに
伸ばし方向又は縮み方向に力を加えて前記シート
を昇降駆動する駆動手段と、前記シートの昇降駆
動によるスプリングの伸び代を検出する第1変位
センサと、前記シートの昇降位置及び昇降量を検
出する第2変位センサと、前記第1変位センサ及
び第2変位センサから乗員の体重を演算し前記シ
ートが目標シート高となる様に前記駆動手段を制
御する制御手段とよりなる構成とした。
[実施例] 以下、この考案の実施例を説明する。
第2図から第16図は、この考案の一実施例に
係り、第2図は概略構成図を示すものである。シ
ート1はシートクツシヨン3とリクライニング可
能なシートバツク5とで構成されている。前記シ
ート1は昇降リンク7を介して車体フロア8に対
し、昇降可能に支持されている。この昇降リンク
7は、シート1の車幅方向左右に一対備えられて
いるもので、連結ピン10で連結されX状に配置
された第1レバー11と第2レバー13とで構成
されている。
前記第1レバー11のシート前後方向後端は、
第1支持部材15を介してシート1側に回転自在
に支持されている。第1支持部材15は、シート
1のシートクツシヨンフレーム16に固定された
ベースプレート17に固定されているものであ
る。第1レバー11のシート前後方向前端は、第
2支持部材19を介して車体フロア8に取付けら
れた取付プレート9に支持されている。この第2
支持部材19は第1レバー11前端のローラ11
aをシート前後方向へ移動可能に支持するよう構
成されている。前記第2レバー13は、シート1
前後方向後端が取付プレート9に固定された第3
支持部材21を介して取付プレート9に回転自在
に支持され、同前端のローラ13aは第4支持部
材23を介してシート1側のベースプレート17
に支持されている。この第4支持部材23は第2
支持部材19と同様に第2レバー13前端のロー
ラ13aをシート1前後方向に移動可能にするよ
う構成されている。14はストツパラバー(第4
図参照)である。こうして支持されたシート1側
と車体フロア8側との間にはシート1に下降荷重
が作用した時、この荷重に対抗するスプリング2
5が介設されている。スプリング25はコイルス
プリングで構成され、ベースプレート17上にほ
ぼ水平に配置されている。このスプリング25の
後端は第1レバー11の後端における第1ブラケ
ツト26間のピン27に取付けられている。第1
ブラケツト26は第1レバー11の後端間にて第
1レバー11の回転軸心に対し偏心して固定され
たロツド28に固着されたものである。スプリン
グ25の前端は双腕レバー29の両端に連結され
ている。双腕レバー29の中央には第1連動リン
ク31が枢支され、第1連動リンク31は第2連
動リンク32に枢支されている。第2連動リンク
32はその中間部がベースプレート17に取付け
られた固定リンク48に枢支され、第2連動リン
ク32の他端に形成された長孔32aが移動体3
3のピン33aに嵌合している。移動体33はシ
ート1幅方向に延設された双方向ねじ34に螺合
されている。双方向ねじ34は両端がベースプレ
ート17に固定された軸受35に支持され、中間
部が減速機36a,36bを介し、ベースプレー
ト17に固定されると共に後述する制御手段に接
続された駆動モータ37に連動構成されている。
従つて、双腕レバー29、第1連動リンク31、
第2連動リンク32、移動体33、双方向ねじ3
4、減速機36a,36b及び駆動モータ37
は、シート1を昇降駆動する駆動手段を構成して
いる。
一方、前記ベースプレート17にはシート1の
昇降駆動によるスプリング25の伸び代を検出す
る第1変位センサ38が取付けられている。この
第1変位センサ38は後述する制御手段に接続さ
れ、第4図、第5図に示すように左右のスプリン
グ25間に配置されベースプレート17にビス止
めされた第1固定ブラケツト39によつて固定さ
れている。そしてこの第1変位センサ38の検出
ロツド38aは、前記双腕レバー29の中央部に
固着されている。従つて、駆動モータ37による
双腕レバー29の移動(第5図中左右方向の移
動)を介してシート1の上下調整を行なつた時、
双腕レバー29の移動変位量が第1変位センサ3
8で検知され、その検知信号が制御手段へ入力さ
れてシート1昇降駆動時のスプリング25の伸び
代が検出できるようになつている。
また、前記取付プレート9にはシートの昇降量
を検出する第2変位センサ40が取付けられてい
る。この第2変位センサ40は第1変位センサ3
8と同様に後述する制御手段に接続され、取付け
プレート9にビス止めされた第2固定ブラケツト
41によつて固定されている。そして、第2変位
センサ40の検出ロツド40aは案内プレート4
2(第6図参照)の一端に固着され、この案内プ
レート42の他端は前記第1レバー11のローラ
ー11a間を連結するロツド43に固着されてい
る。案内プレート42にはロツド43の移動方向
(第6図、第7図中左右方向)の長孔42aが設
けられ、この長孔42aは取付プレート9に固定
されたビス45にスライド可能な状態で嵌合され
ている。従つて、シート1の昇降駆動時にローラ
ー11aを介してロツド43が移動すれば、この
ロツド43の移動変位量が案内プレート42を介
して検出ロツド40aで検知され、その検知信号
が制御手段151(第2図参照)へ入力されてシ
ート1の昇降位置及び昇降量の検出を行なうこと
ができるようになつている。
また前記シート1側と車体フロア8側との間に
はシート1の振動を減衰する減衰力可変のシヨツ
クアブソーバ46が介設されている。前記シヨツ
クアブソーバ46はシート1の前部にてシート1
の幅方向に配置され、ピストンロツド47が第1
回動リンク49に相対回転自在に支持されている
と共に、この第1回動リンク49は第2回動リン
ク50に回転自在に連結されている。そして第2
回動リンク50はベースプレート17の先端に立
設された立設ブラケツト51に回転自在に支持さ
れている。また、シヨツクアブソーバ46のスト
ラツトチユーブ52は端部に固定された連結ボス
53を介し、取付プレート9に固定された第3ブ
ラケツト54に回転自在に支持されている。第3
ブラケツト54は、取付プレート9にビス止めさ
れた取付片55に固定されている。
そして前記シヨツクアブソーバ46の具体的構
成は第9図から第12図に示すように駆動装置5
6により低減衰力状態(ソフト)と高減衰力状態
(ハード)へ切換え可能に構成されている。シヨ
ツクアブソーバ46のチユーブ57は、ストラツ
トチユーブ52に、着脱可能に内蔵されており、
アウタチユーブ57aとインナチユーブ57bと
からなるツインチユーブ式をなす。ピストンロツ
ド47は、上端がチユーブ57上方へ突出し、下
端に後述の手段によりピストン58を固定する。
ピストン58は、チユーブ57内を上室59と下
室60とに区画し、両室59,60間を、ピスト
ンオリフイス61,62により連通する一方、ピ
ストン58上下面のデイスクバルブ63a,63
bがピストンオリフイス61,62のチエツクバ
ルブをなして、両オリフイス61,62を、ピス
トンロツド47伸び側および同縮み側の各オリフ
イスに区別する。
ピストンロツド47の下部外周には雄ねじ6
4,65が形成され、上側の雄ねじ64にナツト
67を螺合するとともに、その下側に、座金69
a、デイスクバルブ61a、ピストン51、デイ
スクバルブ61b、座金69bを外嵌し、さらに
下側の雄ねじ65にオリフイスナツト71を螺合
してナツト67とオリフイスナツト71との間に
前記各部品を固定する。オリフイスナツト71
は、ナツト71aと筒状の中空体71bとを一体
成形してなり、中空体71bに半径方向を向いた
開閉オリフイス73を開口する。75はオリフイ
スナツト71下部を閉塞するプラグである。
ピストンロツド47には、半径方向孔77aと
軸方向孔77bとが開設され、これらとオリフイ
スナツト71の中空部79と、開閉オリフイス7
3とにより、上下両室59,60を連通する通路
81を形成する。ピストンロツド47の中心には
コントロールロツド83が回転自在に貫通し、コ
ントロールロツド83の下端に、オリフイスナツ
ト71の中空部79内でシヤツタ85を固定す
る。シヤツタ85は、複数の孔85cをもつデイ
スク部85aとこれと一体の舌片85bとからな
り、コントロールロツド83と一体に回転して、
第10図に拡大して断面図に示すように、開閉オ
リフイス73を開閉するように構成し、またシヤ
ツタ85の回転角を規制するための突起71c
を、オリフイスナツト71内面に突設する。シヤ
ツタ85のデイスク部85a下面とプラグ75上
面との間には、コイルばね87を縮設する。
ピストンロツド47の上端には、コントロール
ロツド83を回転させるための前記駆動装置56
を設置する。この設置は、ピストンロツド47上
端の雄ねじにナツト89およびプレート91を螺
合し、ナツト89をプレート91に締付けてプレ
ート91の長手方向の位置決めと、プレート91
とピストンロツド47との固定をなし、このプレ
ート91に、前記駆動装置56の基台93をビス
止めすることによりなす。
前記駆動装置56は、基台93と、これにビス
95止めされた2つのブラケツト97a,97b
と、両ブラケツト97a,97bに各固定された
一対のソレノイド99a,99bと、各ソレノイ
ド99a,99bのコア101a,101bと、
コア101a,101bと一体のフランジ103
a,103bと、両コア101a,101b間に
渡設され且つコア101a,101bを中心にし
て回転不可能であつて、しかも内側には、コア1
01a,101bが進退する方向に延びるラツク
105aを設けた進退材107と、ラツク105
aに噛合し且つ中心位置でコントロールロツド8
3上端に外嵌されるピニオン109とからなる。
コントロールロツド83上端は二面幅を有し、こ
れにピニオン109がその中心において外嵌し
て、両者は回転方向に一体となる。また、コア1
01a,101bのフランジ103a,103b
側の端面中央部には、支軸101c,101cが
各突設してあり、この支軸101c,101c
に、第10図に断面にして示すように、進退材1
07の両端部に各螺合する調整ねじ111,11
1が、夫々回転自在に取付けてある。調整ねじ1
11,111のねじ先端部には、ねじの半径より
も小径の軸部111a,111aを、支軸101
c,101の軸方向と交差する方向貫通した孔に
挿通するとともに、その突出側の端部をプレス機
械等により拡径し、もつて、該調整ねじ111,
111を、支軸101c,101cからの脱落を
防止しつつ、回転方向の自由度を確保するよう取
付ける。113,113は、進退材107と調整
ねじ111,111とを二重締めするためのナツ
トであり、このナツト113,113は、調整ね
じ111,111を支軸101c,101cに取
付ける前に、予め該調整ねじ111,111に螺
合しておく。
さらに、ソレノイド99a,99bとフランジ
103a,103bとの間には、コア101a,
101bに遊嵌した、合成樹脂等軟質材製のワツ
シヤからなる衝撃吸収部材115,115を介在
させている。ピニオン109の両端面には、歯先
円の径よりも大形の円板117,117が各取付
けてあり、これら円板117,117間で、ラツ
ク105aとピニオン109とが噛合するように
して、両者105a,109が歯幅方向へ相対移
動するのを防止している。また、コア101a,
101bのソレノイド99a,99bの背面側に
平坦部を形成し、ソレノイド99a,99bにガ
イド部材を設けコア101a,101bすなわち
進退材107の回転止めとしてもよい。なお、1
18,118はハーネスである。
而して、ピストンロツド47の上部は、駆動装
置47下側において前記第1回動リンク49に連
結され、そしてシヨツクアブソーバ38における
駆動装置56のソレノイド99bへ通電されてい
る状態では、コア101a,101b、フランジ
103a,103b、進退材107が、第7図、
第9図において右側に寄つており、しかも右側の
ソレノイド99bによる磁力で、その位置が維持
されている。このため、シヤツタ85は、第10
図Aのように開閉オリフイス73を開放してい
る。
そして振動入力があると、チユーブ57および
ピストンロツド47が相対的に軸方向に移動し
て、チユーブ57内をピストン58が進退する。
ピストンロツド47が伸び側に移動すると、上室
59が高圧となつて、その液が一方ではピストン
オリフイス61を経てデイスクバルブ63bを下
方に撓ませ、下室60に流入し、他方では、通路
81を経て下室60に流入する。このときは、上
室59の高圧のためデイスクバルブ63aはピス
トン58に押圧されるから、ピストンオリフイス
61は閉じた状態を維持する。また、ピストンロ
ツド47が縮み側に移動すると下室60が高圧と
なつて、その液が一方ではピストンオリフイス6
1を経てデイスクバルブ63aを上方に撓ませ、
上室59に流入し、他方では、通路81を経て上
室59に流入する。このときは、逆にピストンオ
リフイス62は閉じた状態維持する。かくして、
ピストンオリフイス61,62、通路81の液の
通過時に、そのオリフイス作用により、予め設定
されたソフトな減衰力を得る。
一方シヨツクアブソーバ46における駆動装置
56の左側のソレノイド99aへ通電される。す
ると左側のソレノイド99aの磁力により左側の
コア101aが左方に励磁されて移動し、これと
一体に左側のフランジ103a、進退材107、
右側のフランジ103b、右側のコア101bが
左方(第11図中P1方向)へ移動する。進退材
107のこの左方への移動により、ラツク105
aに噛合するピニオン109が時計方向(同P0
方向)に回転する。なお図中Q0は反時計方向を
示す。したがつて、上端がピニオン109と回転
方向に一体に接続されたコントロールロツド83
は、同方向に回転してシヤツタ85を回転させ
る。そして、このシヤツタ85の回転により開閉
オリフイス73が閉塞され、上下両室59,60
は、ピストンオリフイス61,62のみによつて
連通される。こうして、ピストンオリフイス6
1,62の液の通過時に、そのオリフイス作用に
より、予め設定されたソフトな減衰力を得る。な
お、シヨツクアブソーバ46の切換えはインスト
ルメントのマニユアルスイツチの切換えにより、
オート・マニユアルのいずれをも選択できるよう
になつている。
一方、車体には路面の状況を検知する路面状況
検知装置119が設けられている。この路面状況
検知装置119は第13図に示すような構造とな
つている。
即ち、距離計測手段Aは、車体の前部下面に備
えられた送信器としての超音波送信器121と受
信器としての超音波受信器123とを備え、超音
波送信器121から発する検出波としての超音波
が路面Wによつて反射され、その反射波を超音波
受信器123によつて受信するようになつてい
る。超音波送信器121にはパルス状超音波を発
信させるための超音波発振器125が接続されて
いる。また超音波受信器123にはその受信波H
を増幅するための増幅回路127が接続されてお
り、さらに整流回路129、ピークデイテクタ1
31が接続されている。このピークデイテクタ1
31は受信波のピーク値Vrを出力し、A/D変
換器133に入力する。また前記整流回路129
には波形整形回路135が接続されている。
そして、これらの回路要素はマイクロコンピユ
ータ137と接続されていて、マイクロコンピユ
ータ137によつて制御される。マイクロコンピ
ユータ137はタイマ139、タイマレジスタ1
41、ROM143、RAM145を備えている。
そして入力ポートIN1に前記波形整形回路13
5が接続され、入力ポートIN2に前記A/D変
換器133が接続されている。また出力ポート
OUT1には超音波発振器125が接続され、出
力ポートOUT2にはD/A変換器147が接続
されている。
上記距離計測手段Aは車両から路面までの距離
を超音波によつて計測するものであるが、距離計
測手段Aから得た距離信号により検出信号を出す
ために第2マイクロコンピユータ149に接続さ
れている。
そしてマイクロコンピユータ137はROM1
43に格納されているシステムプログラムに従つ
て距離の計測をなす。第14図a,bは上記
ROM143内に格納されているシステムプログ
ラムの構成を示すフローチヤートであり、以下、
このフローチヤートに基づいて距離計測手段Aの
動作を説明する。
第14図aは、パルス信号Fを発生するための
プログラムであり、マイクロコンピユータ137
内のタイマ139のタイマ出力がタイマレジスタ
141の内容と一致したときに割込処理が開始さ
れる。まず出力ポートOUT1の出力がOFFか否
かを判断し、OFFの場合には、その時点のタイ
マ139の出力tと、パルス幅T1を加算し、こ
の演算結果をタイマレジスタ141へ格納した
後、OUT1の出力をONにする。
また、タイマ割込処理が開始されたときに、出
力ポートOUT1の出力がONの場合には、前回
の割込処理の際にタイマレジスタ141へ格納さ
れている時間データ(t+T1)に、パルス間隔
T2を加算して、この演算結果をタイマレジスタ
141へ格納した後、OUT1の出力をOFFにす
る。上記の割込処理によつて、第15図aに示す
ように、繰り返し周期Tp(=T1+T2)、パルス幅
T1のパルス信号Fが形成される。
第14図bは距離データMを出力するためのプ
ログラムの構成を示すフローチヤートである。ま
ず、上記パルス信号Fがマイクロコンピユータ1
37から出力されて、超音波送信器121から超
音波パルスが送信された後、超音波受信器123
で反射波が受信されると、波形整形回路123か
ら受信タイミング信号Jがマイクロコンピユータ
137へ入力される。すると、ステツプS31か
らステツプS32へ進んで、その時点におけるタ
イマ139の出力t2(すなわち、第15図bに示
す受信タイミングt2)をRAM145の所定の記
憶エリアに記憶する。
次に、ステツプS33でタイマ139の出力が
(t1+T2)、すなわち次の送信波が発生されたか否
かを判断し、YESであればステツプS34へ進
んでA/D変換器133から出力される受信信号
レベルデータDrをマイクロコンピユータ137
へ取込む。
次にステツプS35で、取込まれた受信信号レ
ベルデータDrと、予め記憶されている基準レベ
ルデータとの大小比較を行ない、受信信号レベル
データDrが基準レベルデータよりも小さい場合
には、以下の距離データを求める処理は省略して
終了する。
これによつて、距離検出精度を低下させる要因
となる精度の低い距離データが出力されることが
禁止される。
また、上記受信信号レベルデータDrが基準レ
ベルデータよりも大きい場合には、ステツプS3
6へ進み、上記ステツプS32で記憶した受信タ
イミングT2から送信波の送信タイミングt1を差引
いて、この演算結果を所定のメモリへ記憶する。
次にステツプS38において、重み付中央値を
求める演算処理が実行される。
この重み付中央値を求めるには、上記ステツプ
S36において求められた送信タイミングと受信
タイミングの時間差Tc(=t2−t1)データを、常
に最新のものから順にn個記憶しておき、これら
n個の時間差データから求められる。
一般に中央値とは、n個のデータを小さいもの
から順に並べ、両端から数えて真中の値、すなわ
ち、小〜大の順に並べた列を1:1に分割する位
置のデータを言う。
これに対し、重み付中央値とは、上記のように
n個のデータを小〜大の順に並べたれ列をm1
m2の割合で分割する位置の値を言う。
従つて、重み付中央値は、小〜大の順に並べた
n個のデータからなる列の小さい方から数えて、
(n−1)m1/m1+m2+1番目(以下、これをm番目と する)のデータを指すこととなる。
このとき、(n−1)m1/m1+m2が整数でない場合に は、小数点以下を切捨て、あるいは四捨五入して
整数化した値をm番目とし、このm番目のデータ
を重み付中央値とするか、または上記のようにし
て求めたm番目のデータと、m+1番目のデータ
との平均値を重み付中央値として用いる方法とが
ある。
よつて、上記ステツプS38では、上記n個の
時間差データを小さい順に並べ変える処理と、こ
の並べ変えたデータ列の重み付中央値を求める処
理とが行われることとなる。
上記のように、時間差データの重み付中央値を
求めることによつて、更に精度の良い距離データ
を得ることができるのである。
ステツプS38で求められた重み付中央値の時
間差データは、ステツプS39において距離デー
タMとして、出力ポートOUT2からD/A変換
器147を通して出力された後、全処理が終了
し、再び元のステツプS31からの処理が開始さ
れる。
こうして距離計測手段Aによつて得られた距離
データMは第2マイクロコンピユータ149に入
力される。そしてこの第2マイクロコンピユータ
149は第16図に示すフローチヤートに従つて
路面状況の判断を行うのである。
一般に悪路を走行した場合、距離計測手段Aの
検出距離は第17図に示したように激しく変動す
る結果となる。しかもこのように悪路を走行した
ときの検出距離の変化は普通路を走行したときの
検出距離の変化に比べても更に激しいものであ
る。したがつて、その変化の大きさを数値的にと
らえることにより悪路を走行しているかどうかを
判断することができるのである。
第16図のフローチヤートに基づいてこれを説
明する。この第2マイクロコンピユータ149は
例えばタイマ割込等を利用して所定時間周期的に
演算して悪路走行中かどうかを判断する。まず距
離計測手段Aからの計測距離データMがステツプ
S41で読み込まれる。ステツプS42におい
て、いわゆるFIFOの手法により新たに得られた
距離データMがM0にスタツクされて古いデータ
Moが捨てられる。(Mo−1→Moの意味)。
次にステツプS43において、下記の式によつ
て距離の平均値が演算される。
=ΣMi/(n+1) ……(1) ステツプS44において、上の式で得られた各
平均値に対する各距離データM0……Moの差の
絶対値の和ΔMが次の式によつて演算される。
ΔM=Σ|Mi−| ……(2) こうしてステツプS44で得られた値ΔMは、
次にステツプS45において基準値ΔMnioと比較
される。
こうして基準値ΔMnioと比較してΔMが大きけ
れば悪路と判断して悪路検知信号を発し、逆の場
合は発しない(ステツプS46,S47)。
このようにして構成された前記シヨツクアブソ
ーバ46と前記路面状況検知装置119とはマイ
クロコンピユータで構成された制御手段151に
接続されている。また、前記駆動モータ37及び
第1、第2変位センサ38,40も前記のように
制御手段151に接続されており、第1、第2変
位センサ38,40の検出信号から乗員の体重を
演算し、シート1が目標シート高となるように前
記駆動手段の駆動モータ37が制御されるように
なつている。目標シート高は、例えば、制御手段
151に荷重とシート高との関係のテーブルマツ
プとして入力されているものであるが、演算によ
つて設定できることは勿論である。制御手段15
1にはさらに体重表示計152が接続され、この
体重表示計152は例えば、運転席側のインスト
ルメントに備えられているものである。153は
シート1上下調整用の第1マニユアルスイツチ、
154はシヨツクアブソーバ46のハード、ソフ
ト切換えの第2マニユアルスイツチ、155はイ
グニツシヨンスイツチ、156はドアスイツチで
ある。
次に、上記一実施例の作用を第8図のフローチ
ヤートを用いながら説明する。
車両ドアを開くとドアスイツチ156がドア開
のON信号が制御手段151に送られ、第8図の
フローチヤートが実行される。ステツプS81で
シート1の上下位置調整等がオートか否かの判断
が行なわれる。インストルメントに備えられた切
換スイツチがオート側へ切換えられていればステ
ツプS82へ移行し、ドアオープンか否かの判断
が行なわれる。乗車のために車両ドアが開かれて
いるためステツプS83へ移行し、シート1に乗
員が着座したか否かの判断が行なわれる。乗車
時、車両ドアが開かれただけでは、まだ乗員はシ
ート1に着席していないためステツプS84へ移
行し、シート1が乗員の乗車に適した下降位置に
なつているか否かの判断が行なわれる。この乗車
に適したシートの下降位置は、予め制御手段15
1に入力されているものである。そして、シート
1の上下位置に対応した変位検出信号が第2変位
センサ40から制御手段151へ入力されてお
り、この入力によつて得られるシート1の上下位
置と予め入力されている乗車に適した下降位置と
の比較が行なわれる。この比較によつてシート1
が適性下降位置であれば上記ステツプが再度繰返
される。また、シート1が乗車適性位置よりも高
いか、あるいは低い場合にはステツプS85へ移
行しシート1の上下位置が乗車適性位置よりも高
いか否かの判断が行なわれる。シート1の高さが
乗車適性位置よりも高ければステツプS86へ移
行し、制御手段151から現在のシート1の高さ
と乗車適性位置の差分に応じた駆動信号が駆動モ
ータ37へ送られ、駆動モータ37が回転され
る。この駆動モータ37の回転により減速機36
a36bを介して双方向ねじ34が例えば正転さ
れる。双方向ねじ34のこの正転によつて移動体
33がシート1の幅方向左側(第5図中下側)に
移動する。従つて第2連動リンク32、第1連動
リンク31、双腕レバー29を順次介してスプリ
ング25は縮み方向に力を受ける。スプリング2
5が縮み方向に力を受けると第1レバー11の後
端がピン27、第1ブラケツト26、ロツド28
を介して第4図中時計方向の回動力を受ける。そ
して、ベースプレート17が下降しシート1の下
降位置が決定される。またステツプS85におい
てシート1の上下位置が乗車適性位置よりも低い
と判断された場合にはステツプS87へ移行し、
制御手段151から同様に駆動モータ37へ駆動
信号が送られる。従つて、駆動モータ37は逆転
し、上記とは逆にシート1が上昇して乗車適性位
置が決定される。従つて、車両ドアを開けてシー
ト1に着座しようとする乗員は、車両ドアを開け
る前にシート1がどのような上下位置にあろうと
も常に乗車適性位置にセツトされ、シート1に極
めて容易に着座することができる。
そして、シート1に乗員が着座するとシート1
を介してベースプレート17が下降し第1レバー
11の後端が第4図中時計方向に回動してスプリ
ング25が引張り力を受ける。そしてスプリング
25の引張り力と乗員の体重とが釣合つた位置で
ベースプレート17の下降は停止し、シート1が
スプリング25を介して車体フロア8に対し弾性
的に支持された状態となる。
ついでステツプS88へ移行しシート1の上下
位置が乗員の体重に応じた適性位置か否かの判断
が行なわれる。まず、第1変位センサ38と第2
変位センサ40との検出信号から乗員の体重が演
算される。即ち、第1変位センサ38ではシート
1の上下調整駆動によつて双腕レバー29が変位
したときこれを検出ロツド38aを介して検出す
るから、この検出信号に応じたスプリング25の
伸び代TがステツプS88で読み込まれる。一方
第2変位センサ40では乗員の着座によつて移動
する第1レバー11のローラー11aの移動量が
検出ロツド40aを介して検出され、ステツプS
89でこの値が読み込まれる。
ついでステツプS90で、第2変位センサから
読み込んだスライド量Yから無負荷状態からの沈
み込み量δ(第4図矢印参照)を下記式より演算
する。
δ=H−√2−(+√222 式 ここでHは無負荷時のリンク11のシート側の
節点Aからリンク13の車体側の節点Cまでの高
さの差、Lはリンク11の長さである。
次にステツプS90で得られたδの値と、ステ
ツプS88で読み込んだスプリングの伸び量Tか
らステツプS91で下記式から乗員の体重Wを演
算する。
W=H/L・cos(αδ−αδmax)/cosαδ ・{K(ε+T)+A} 式 ここでαはリンク11の節点Aと節点B及びリ
ンク13の節点Cとのなす角度で、εはδの伸び
を生じた時にリンク26により生じるばねの伸び
量であり、Aはばねの初張力、αδはシートの沈
み込みがδの時の角α、αδmaxはシートが最大
に沈み込んだ時の角αである。
次にステツプS92で体重Wの値からあらかじ
め読み込んだ下図のグラフに基づいてリフト量x
を求める。このリフト量xはリンク11,13の
節点B,C、のなす線分を 床面とし、この床面からの高さを示すもので、体
重と座高との関係から乗員のアイポイントが常に
一定となるように設定されている。次にステツプ
S92で最適しずみ込み量δ′を、δ′=X−xより
演算する。ここでXは無負荷時の最大リフト量で
ある。そして、このδ′と前記体重Wの値をステツ
プS91の式に代入し、T′を逆算し、スプリ
ング25の最適伸び量T′を最適シート位置とす
る。
最後に、ステツプS93で第1変位センサ38
から検出したスプリング伸び量Tと、前記ステツ
プS92とで演算したスプリング25の最適伸び
量T′との比較を行なう。
シート1が適正な上下位置であれば上記のステ
ツプが再び繰返される。シート1が適正な上下位
置になければステツプS94へ移行しシート1が
適正な上下位置より低いか否かの判断が行なわれ
る。このステツプS94においてシート1の上下
位置が適性位置よりも低いと判断されればステツ
プS95へ移行し、シート1が適性位置となるま
で駆動モータ37の駆動によりシート1がアツプ
方向へ制御される。ステツプS94において適性
上下位置より高いと判断されればステツプS96
へ移行し、シート1が適性位置となるまでダウン
制御される。従つて乗員はシート1に着座するだ
けで体重に応じたシートの適性上下位置を得るこ
とができ、体重等の入力操作を必要とすることな
く操作が煩雑になることはない。そして乗員の体
格に拘らずアイポイントを略一定にすることがで
き、背の小さい人などの場合でも無理な運転姿勢
にならずに安全な走行を行なうことが可能とな
る。さらに乗員の体重検知はシートの動きをダイ
レクトに検出する第1変位センサ38と第2変位
センサ40との検出信号から演算するため、乗員
の着座位置の姿勢変化によつて検知する体重がま
ちまちとなるようなことはなく、適確な制御を可
能にすると共に、センサ38,40自体が占める
スペースもシートの下部のデツドスペースに小さ
くすることができ、この種のシートの設計自由度
を著しく向上させることができる。
上記制御手段151で演算された乗員の体重は
運転席のインストルメントに備えられた表示計1
52に表示され運転者はこの表示計152を見る
ことによつて自らの体重を確認することができ
る。従つて、日々の健康管理上極めて便利であ
る。また、この表示計152に表示される体重が
異常に小さかつたり、あるいは大きかつたりすれ
ば第1変位センサ38、あるいは第2変位センサ
40の故障などを即座に判断することができる。
次に車両ドアが閉じられるとステツプS82か
らステツプS97へ移行し、イグニツシヨンON
か否かの判断が行われる。乗員が着座したままイ
グニツシヨンをONにしなければ、このステツプ
S97での判断が繰返される。キースイツチの操
作によりイグニツシヨンONとなれば、イグニツ
シヨンスイツチ152から制御手段155へON
信号が送られ、スイツチS97での判断がONと
なる。ステツプS98では路面状況検知装置11
9から制御手段151へ入力される路面状況信号
の判断が行われ、制御手段151が悪路信号を受
けている時にはステツプS99へ移行する。ステ
ツプS99ではシヨツクアブソーバ46がハード
か否かの判断が行われ、ハードになつていなけれ
ばステツプS100で制御手段151からシヨツ
クアブソーバ46の駆動装置56へ信号が送ら
れ、シヨツクアブソーバ46がハードに切換えら
れる。ステツプS99でシヨツクアブソーバ46
がハードであると判断されれば、シヨツクアブソ
ーバ46はそのまま維持される。従つて、悪路走
行時に車体フロア8から大きな衝撃力が入力され
たとしてもシート1のベースプレート17の部分
が車体フロア8側に衝突するようなことは防止で
きる。同時にシート1がフワフワした不安定な状
態になることはなく、運転姿勢及びアイポイント
を安定させることができる。
一方ステツプS98でアスフアルト路などの普
通路走行であると判断された時はステツプS10
1へ移行しシヨツクアブソーバ46がソフトであ
るか否かの判断が行われる。シヨツクアブソーバ
46がソフトになつていなければステツプS10
2へ移行し、上記とは逆にシヨツクアブソーバ4
6がソフトの状態に切換えられる。またステツプ
S101でシヨツクアブソーバ46がソフトであ
ると判断されればシヨツクアブソーバ46の切換
えは行なわれず、そのままとなる。従つて、普通
路走行でのスプリング25による衝撃緩和を十分
に行なわせることができる。
ステツプS81において切換えスイツチがマニ
ユアルであると判断されれば第1マニユアルスイ
ツチ153によつてシートの上下調整を行なうこ
とができると共に、第2マニユアルスイツチ15
4によつてシヨツクアブソーバ46の切換えを行
なうことができる。即ち、第1マニユアルスイツ
チ153の切換えによりステツプS103におい
て第1マニユアルスイツチ153がアツプ側かダ
ウン側かの判断が行なわれる。第1マニユアルス
イツチ153がアツプ側であればステツプS10
4においてシート1のアツプ調整が行なわれ、ダ
ウン側であると判断されればステツプS105に
おいてシート1のダウン調整が行なわれる。ま
た、ステツプS106において、第2マニユアル
スイツチ154がハードに切換えられているか否
かの判断が行われ、ソフトてあると判断されれば
からステツプS101へ移行し、以下、ステツ
プS102を経る等してシヨツクアブソーバ46
がソフトに切換えられる。また、ステツプS10
6で第2マニユアルスイツチ154がハードに切
換えられていると判断されれば、からステツプ
S99へ移行し、以下ステツプS100を経る等
してシヨツクアブソーバ46がハードに切換えら
れる。
[考案の効果] 以上より明らかなように、この考案の構成によ
ればシートの昇降駆動によるスプリングの伸び代
を検出する第1センサとシートの昇降位置及び昇
降量を検出する第2変位センサとの検出信号から
乗員の体重を演算し、シートが目標シート高とな
るように制御するようにしたので、乗員が体重を
入力するなどの手間が省け、乗員の体重に応じた
シートの適性上下位置を極めて容易に得ることが
できる。また、乗員の体重を直接的に検知するも
のでないため、設ける位置によつて検出する乗員
の体重に変化を起こすというようなことはなく、
2種のセンサを設けるだけでスペース的に極めて
有利となり、この種のシートの設計自由度を著し
く向上させることができる。また、乗員の体重に
応じた適確なシート上下位置を得ることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の構成図、第2図はこの考案
の一実施例に係る概略全体構成図、第3図は同シ
ートの斜視図、第4図はシートの支持構造の拡大
側面図、第5図は同平面図、第6図は第2変位セ
ンサの取付けを説明する側面図、第7図は同平面
図、第8図は同フローチヤート、第9図はサスペ
ンシヨンの断面図、第10図Aは第9図のX−X
線拡大断面図、同図Bは同図Aの開閉オリフイス
が閉じた状態を示す拡大断面図、第11図は平面
図、第12図は第11図一部矢視図、第13図
は路面状況検知装置のブロツク図、第14図は距
離計測手段の動作を示すフローチヤート、第15
図は距離計測装置において超音波のパルス発信の
タイミングを示すタイミングチヤート、第16図
は同動作を示すフローチヤート、第17図は悪路
における距離計測装置からの距離データの時間変
動を示すグラフ、第18図は従来例に係る支持構
造の平面図、第19図は同側面図である。 1……シート、8……車体フロア、25……ス
プリング、{29……双腕レバー、31……第1
連動リンク、32……第2連動リンク、34……
双方向ねじ、36a,36b……減速機、37…
…駆動モータ}駆動手段、39……第1変位セン
サ、40……第2変位センサ、151……制御手
段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体フロアに対し昇降可能に支持されたシート
    と、このシート側と前記車体フロア側との間に介
    設されたスプリングと、このスプリングに伸ばし
    方向又は縮み方向に力を加えて前記シートを昇降
    駆動する駆動手段と、前記シートの昇降駆動によ
    るスプリングの伸び代を検出する第1変位センサ
    と、前記シートの昇降位置及び昇降量を検出する
    第2変位センサと、前記第1変位センサ及び第2
    変位センサの検出信号から乗員の体重を演算し前
    記シートが目標シート高となる様に前記駆動手段
    を制御する制御手段とよりなる車両用シート。
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