JPH0462832B2 - - Google Patents
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- JPH0462832B2 JPH0462832B2 JP59209369A JP20936984A JPH0462832B2 JP H0462832 B2 JPH0462832 B2 JP H0462832B2 JP 59209369 A JP59209369 A JP 59209369A JP 20936984 A JP20936984 A JP 20936984A JP H0462832 B2 JPH0462832 B2 JP H0462832B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K20/00—Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
- B23K20/24—Preliminary treatment
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、高い接合強度を有するチタンクラ
ツド材の製造方法に関するものである。 〔従来の技術〕 近年、チタン（Ti）が有する優れた耐食性を
生かすべく、チタンクラツド材が各種化学装置の
構造材として、その使用が増大する傾向にある。 また、母材が炭素鋼で、合せ材が純Tiで構成
されたチタンクラツド材も広く知られており、か
つこのチタンクラツド材が、炭素鋼の母材と純
Tiの合せ材を重ね合わせ、これに700〜950℃の
温度で熱間圧延を施すことにより製造されること
も知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 一方、近年の各種化学装置の省力化および高性
能化はめざましく、これに伴ない、チタンクラツ
ド材にも薄肉化および高い成形加工度が要求され
る傾向にあるが、上記従来方法で製造されたチタ
ンクラツド材においては、母材と合せ材の接合強
度が十分でないために、これらの要求に満足に対
応することができないのが現状である。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者等は、上述のような観点か
ら、チタンクラツド材を構成する炭素鋼の母材と
純Tiの合せ材との接合強度の向上をはかるべく
研究を行なつた結果、 熱間圧延によるチタンクラツド材の製造に際し
て、炭素鋼の母材と純Tiの合せ材との接合面間
にフエライト系ステンレス鋼またはマルテンサイ
ト系ステンレス鋼の中間材を介在させると共に、
70％以上の高い累積圧下率で熱間圧延を施すと、
上記母材と上記合せ材とは上記中間材を介して強
固に接合するようになるという研究結果を得たの
である。 したがつて、この発明は、上記の研究結果にも
とづいてなされたものであつて、 炭素鋼の母材に、フエライト系ステンレス鋼ま
たはマルテンサイト系ステンレス鋼の中間材を介
して、純Tiの合せ材を重ね合わせ、 これに70％以上の累積圧下率で熱間圧延を施す
ことにより高い接合強度を有するチタンクラツド
材を製造する方法に特徴を有するものである。 なお、この発明の方法において、累積圧下率を
70％以上としたのは、累積圧下率が70％未満で
は、上記の通り実用上十分に満足できる高い接合
強度を確保することができないという理由による
ものであり、この場合１回の熱間圧延による場合
は70〜80％程度の圧下率で十分であるが、２回以
上の熱間圧延による場合には80％以上の累積圧下
率とするのが望ましい。 〔実施例〕 つぎに、この発明の方法を実施例により具体的
に説明する。 母材として、10mm×150mm×200mmの寸法、並び
にＣ：0.12％、Si：0.20％、Mn：0.51％、Ｐ：
0.020％、Ｓ：0.015％、Feおよびその他の不可避
不純物：残りの組成（JIS・SB42）をもつた炭素
鋼板材、合せ材として、６mm×150mm×200mmの寸
法、並びにＣ：0.01％以下、Ｈ：0.0046％、Ｏ：
0.063％、Ｎ：0.003％、Fe：0.03％、Tiおよびそ
の他の不可避不純物：残りの組成（JIS・１種）
をもつた純Ti板材、さらに中間材として、いず
れも0.1mm×150mm×200mmの寸法を有し、Ｃ：
0.05％、Si：0.51％、Mn：0.64％、Ｐ：0.030％、
Ｓ：0.010％、Cr：16.53％、Ni：0.15％、Mo：
0.17％、Feおよびその他の不可避不純物：残りの
組成（JIS・SUS430）をもつたフエライト系ス
テンレス鋼板材、並びにＣ：0.06％、Si：0.52％、
Mn：0.61％、Ｐ：0.028％、Ｓ：0.011％、Cr：
12.47％、Ni：0.12％、Feおよびその他の不可避
不純物：残りの組成（JIS・SUS410、以上重量
％）をもつたマルテンサイト系ステンレス鋼板材
を用意し、これら板材を、接合面をバフ研磨と、
アセトンによる脱脂で清浄化した後、第１図に概
略斜視図で示される通り、上記母材２の上下面の
両側に上記中間材５，５を介して上記合せ材１，
１を重ね合わせ、この重ね合わせ体の側面を、２
mm×22mm×150mmおよび２mm×22mm×200mmの寸法
をもつた純Ti（JIS・１種）のパツク材３を用い
て溶接密封し、パツク材３の１個所に取り付けた
ノズル４から0.1torr以下に真空引きして封止し、
これに、温度：900℃に２時間保持後、50〜90％
の圧下率での熱間圧延を施す１回熱間圧延、ある
いは温度：900℃に２時間保持後、60％の圧下率
での
ツド材の製造方法に関するものである。 〔従来の技術〕 近年、チタン（Ti）が有する優れた耐食性を
生かすべく、チタンクラツド材が各種化学装置の
構造材として、その使用が増大する傾向にある。 また、母材が炭素鋼で、合せ材が純Tiで構成
されたチタンクラツド材も広く知られており、か
つこのチタンクラツド材が、炭素鋼の母材と純
Tiの合せ材を重ね合わせ、これに700〜950℃の
温度で熱間圧延を施すことにより製造されること
も知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 一方、近年の各種化学装置の省力化および高性
能化はめざましく、これに伴ない、チタンクラツ
ド材にも薄肉化および高い成形加工度が要求され
る傾向にあるが、上記従来方法で製造されたチタ
ンクラツド材においては、母材と合せ材の接合強
度が十分でないために、これらの要求に満足に対
応することができないのが現状である。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者等は、上述のような観点か
ら、チタンクラツド材を構成する炭素鋼の母材と
純Tiの合せ材との接合強度の向上をはかるべく
研究を行なつた結果、 熱間圧延によるチタンクラツド材の製造に際し
て、炭素鋼の母材と純Tiの合せ材との接合面間
にフエライト系ステンレス鋼またはマルテンサイ
ト系ステンレス鋼の中間材を介在させると共に、
70％以上の高い累積圧下率で熱間圧延を施すと、
上記母材と上記合せ材とは上記中間材を介して強
固に接合するようになるという研究結果を得たの
である。 したがつて、この発明は、上記の研究結果にも
とづいてなされたものであつて、 炭素鋼の母材に、フエライト系ステンレス鋼ま
たはマルテンサイト系ステンレス鋼の中間材を介
して、純Tiの合せ材を重ね合わせ、 これに70％以上の累積圧下率で熱間圧延を施す
ことにより高い接合強度を有するチタンクラツド
材を製造する方法に特徴を有するものである。 なお、この発明の方法において、累積圧下率を
70％以上としたのは、累積圧下率が70％未満で
は、上記の通り実用上十分に満足できる高い接合
強度を確保することができないという理由による
ものであり、この場合１回の熱間圧延による場合
は70〜80％程度の圧下率で十分であるが、２回以
上の熱間圧延による場合には80％以上の累積圧下
率とするのが望ましい。 〔実施例〕 つぎに、この発明の方法を実施例により具体的
に説明する。 母材として、10mm×150mm×200mmの寸法、並び
にＣ：0.12％、Si：0.20％、Mn：0.51％、Ｐ：
0.020％、Ｓ：0.015％、Feおよびその他の不可避
不純物：残りの組成（JIS・SB42）をもつた炭素
鋼板材、合せ材として、６mm×150mm×200mmの寸
法、並びにＣ：0.01％以下、Ｈ：0.0046％、Ｏ：
0.063％、Ｎ：0.003％、Fe：0.03％、Tiおよびそ
の他の不可避不純物：残りの組成（JIS・１種）
をもつた純Ti板材、さらに中間材として、いず
れも0.1mm×150mm×200mmの寸法を有し、Ｃ：
0.05％、Si：0.51％、Mn：0.64％、Ｐ：0.030％、
Ｓ：0.010％、Cr：16.53％、Ni：0.15％、Mo：
0.17％、Feおよびその他の不可避不純物：残りの
組成（JIS・SUS430）をもつたフエライト系ス
テンレス鋼板材、並びにＣ：0.06％、Si：0.52％、
Mn：0.61％、Ｐ：0.028％、Ｓ：0.011％、Cr：
12.47％、Ni：0.12％、Feおよびその他の不可避
不純物：残りの組成（JIS・SUS410、以上重量
％）をもつたマルテンサイト系ステンレス鋼板材
を用意し、これら板材を、接合面をバフ研磨と、
アセトンによる脱脂で清浄化した後、第１図に概
略斜視図で示される通り、上記母材２の上下面の
両側に上記中間材５，５を介して上記合せ材１，
１を重ね合わせ、この重ね合わせ体の側面を、２
mm×22mm×150mmおよび２mm×22mm×200mmの寸法
をもつた純Ti（JIS・１種）のパツク材３を用い
て溶接密封し、パツク材３の１個所に取り付けた
ノズル４から0.1torr以下に真空引きして封止し、
これに、温度：900℃に２時間保持後、50〜90％
の圧下率での熱間圧延を施す１回熱間圧延、ある
いは温度：900℃に２時間保持後、60％の圧下率
での
【表】
第１表に示される結果から、本発明法１〜10に
より製造されたチタンクラツド材は、いずれも良
好な接合面を有し、かつきわめて高い接合強度を
有するのに対して、比較法１〜４で製造されたチ
タンクラツド材に見られるように、累積圧下率が
この発明の範囲から外れて低いと、良好な接合面
を示すものの、接合強度が十分でないために、厳
しい条件下の曲げ試験では接合面に剥離割れが生
じるようになることが明らかである。 上述のように、この発明の方法によれば、良好
な接合面は勿論のこと、高い接合強度をもつたチ
タンクラツド材を製造することができ、したがつ
てこれを近年の省力化および高性能化がめざまし
い各種の化学装置などに構造材として用いた場合
にも十分にこれに対応でき、優れた性能を長期に
亘つて発揮するようになるなど工業上有用な効果
がもたらされるのである。
より製造されたチタンクラツド材は、いずれも良
好な接合面を有し、かつきわめて高い接合強度を
有するのに対して、比較法１〜４で製造されたチ
タンクラツド材に見られるように、累積圧下率が
この発明の範囲から外れて低いと、良好な接合面
を示すものの、接合強度が十分でないために、厳
しい条件下の曲げ試験では接合面に剥離割れが生
じるようになることが明らかである。 上述のように、この発明の方法によれば、良好
な接合面は勿論のこと、高い接合強度をもつたチ
タンクラツド材を製造することができ、したがつ
てこれを近年の省力化および高性能化がめざまし
い各種の化学装置などに構造材として用いた場合
にも十分にこれに対応でき、優れた性能を長期に
亘つて発揮するようになるなど工業上有用な効果
がもたらされるのである。
第１図はこの発明の方法の実施態様を示す概略
斜視図である。 １……合せ材、２……母材、３……パツク材、
４……ノズル、５……中間材。
斜視図である。 １……合せ材、２……母材、３……パツク材、
４……ノズル、５……中間材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 炭素鋼の母材に、フエライト系ステンレス鋼
またはマルテンサイト系ステンレス鋼の中間材を
介して、純チタンの合せ材を重ね合わせ、 これに70％以上の累積圧下率で熱間圧延を施す
ことを特徴とする高い接合強度を有するチタンク
ラツド材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20936984A JPS6188984A (ja) | 1984-10-05 | 1984-10-05 | 高い接合強度を有するチタンクラッド材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20936984A JPS6188984A (ja) | 1984-10-05 | 1984-10-05 | 高い接合強度を有するチタンクラッド材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6188984A JPS6188984A (ja) | 1986-05-07 |
| JPH0462832B2 true JPH0462832B2 (ja) | 1992-10-07 |
Family
ID=16571790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20936984A Granted JPS6188984A (ja) | 1984-10-05 | 1984-10-05 | 高い接合強度を有するチタンクラッド材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6188984A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6483388A (en) * | 1987-09-26 | 1989-03-29 | Nippon Stainless Steel Co | Production of intermediate member for dissimilar metal weld joint |
| US6716554B2 (en) | 1999-04-08 | 2004-04-06 | Quallion Llc | Battery case, cover, and feedthrough |
| US6554178B1 (en) | 1999-04-08 | 2003-04-29 | Quallion Llc | Battery case feedthrough |
| CN104209659B (zh) * | 2013-05-31 | 2016-08-24 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种复合坯组坯焊接时真空的实现方法 |
| CN104259742B (zh) * | 2014-07-23 | 2017-02-15 | 南京润邦金属复合材料有限公司 | 嵌入式真空轧制钛/钢层状金属的方法 |
| CN107649515B (zh) * | 2017-09-30 | 2019-02-01 | 哈尔滨工业大学 | 一种热轧制备钛合金表面高硬度耐磨TiFe/Ti复合材料涂层的方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5326252A (en) * | 1976-08-23 | 1978-03-10 | Asahi Chemical Ind | Titanium clad steel plate manufacturing process |
| JPS56122681A (en) * | 1980-02-29 | 1981-09-26 | Japan Steel Works Ltd:The | Manufacture of titanium or titanium alloy clad steel plate by rolling and pressure welding |
| JPS56163005A (en) * | 1980-05-22 | 1981-12-15 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Manufacture of titanium-clad steel sheet |
-
1984
- 1984-10-05 JP JP20936984A patent/JPS6188984A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5326252A (en) * | 1976-08-23 | 1978-03-10 | Asahi Chemical Ind | Titanium clad steel plate manufacturing process |
| JPS56122681A (en) * | 1980-02-29 | 1981-09-26 | Japan Steel Works Ltd:The | Manufacture of titanium or titanium alloy clad steel plate by rolling and pressure welding |
| JPS56163005A (en) * | 1980-05-22 | 1981-12-15 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Manufacture of titanium-clad steel sheet |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6188984A (ja) | 1986-05-07 |
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