JPH046273B2 - - Google Patents

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JPH046273B2
JPH046273B2 JP60095145A JP9514585A JPH046273B2 JP H046273 B2 JPH046273 B2 JP H046273B2 JP 60095145 A JP60095145 A JP 60095145A JP 9514585 A JP9514585 A JP 9514585A JP H046273 B2 JPH046273 B2 JP H046273B2
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JP
Japan
Prior art keywords
panel
metal foil
top sheet
sheet
static electricity
Prior art date
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Expired
Application number
JP60095145A
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English (en)
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JPS61253793A (ja
Inventor
Isamu Suzuki
Toshio Moriguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Nichia Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Nichia Chemical Industries Ltd filed Critical Nichia Chemical Industries Ltd
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Publication of JPH046273B2 publication Critical patent/JPH046273B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ELパネルの改良に関し、特に、電
子写真に使用されるELパネルに関する。
【従来技術並びに従来の問題点】
ELパネルは、全体の形状が薄い板状にできる
為、狭い隙間に配設するのに便利である。従つ
て、電子写真の感光ドラムの消去用光源、即ち、
感光ドラムの全面に光を照射する光源等に便利に
利用できる。ところが、ELパネルは、両面が合
成樹脂シートやガラス質等の絶縁層で封止されて
いるため、使用状態によつては、高電圧の静電気
が帯電する。静電気は、ELパネルが空気に摩擦
され、あるいは又接近する高電圧電極からの放電
等によつて帯電される。 ELパネルに高電圧の静電気が帯電されると、
これが電子写真用の光源に使用される場合、EL
パネルと感光ドラムとの間で放電して感光ドラム
に電気シヨツクを与え、あるいは別の用途に於て
も、静電気による害が発生する。 本発明は、ELパネルの表面シートと金属箔を
埋設し、この金属箔に接続して、しかも表面シー
トの封止部または封止部より外周を貫通して引出
端子を設け、金属箔でもつて、ELパネルに帯電
する静電気を放電するように構成したもので、本
発明の重要な目的は、静電気の帯電を除去でき、
高電圧の静電気による弊害を防止できるELパネ
ルを提供するにある。 又、本発明の他の重要な目的は、金属箔が表面
シートに埋設される為、表面シートと金属箔との
電気抵抗が小さく表面シートに帯電する静電気を
スムーズに除去できるELパネルを提供するにあ
る。
【従来の問題点を解決する為の手段】
この発明のELパネルは、前述の目的を達成す
るために、下記の構成を備えている。すなわち、
ELパネルは、周縁が密着されて気密の閉鎖空間
を形成する表面シートと、この表面シートの閉鎖
空間内に配設され、かつ、蛍光体を挟んで相対向
する電極を有するEL素子とからなる。 さらに、ELパネルは、表面シートには金属箔
が埋設されており、更に表面シートの閉鎖空間よ
り外周を貫通して、表示シートに埋設された金属
箔に電気的に接続されて引出端子が設けられたこ
とを特徴としている。
【作用、効果】
表面シート内に埋設された金属箔は、表面シー
トに広い面積にわたつて密着する。表面シートに
密着する金属箔は、表面シートとの間の接触電気
抵抗を低くでき、表面シートにチヤージされた静
電気をスムーズに放電できる。又、金属箔は、表
面シート内に埋設されているので、金属箔が表面
シートから剥離せず、常に表面シートの静電気を
スムーズに放電できる特長を備える。 引出端子をアースに接続すると、金属箔はアー
ス電位である0ボルトになる。引出端子をアース
に接続しないで、電源のプラス側に接続すると、
電源の電位となる。例えば、引出端子を+100ボ
ルトの電源に接続すると、金属箔の電位も+100
ボルトとなる。この状態においても、金属箔は、
表示シートに帯電する静電気を放電することがで
きる。それは静電気が帯電する電圧は、簡単に数
千〜数万ボルトと極めて高くなるので、これを
100ボルトに低下させることによつて、ほとんど
の電荷を放電できるからである。 さらに、ELパネルに帯電する静電気を放電す
るのは、静電気によつて表示シートが高電位に帯
電し、これが接近する部品と放電する等の弊害が
あるからである。この弊害は、ELパネルの表示
シートと、これに接近する部品との電位差を少な
くすることによつて解消できる。すなわち、常に
問題になるのは、ELパネルのアースに対する電
圧ではなく、接近する部品との電位差である。電
位差は相対的なものであるから。接近する部品が
アースに対して+1000ボルトであるとき、表示シ
ートの金属箔を+1000ボルトとすることによつ
て、両者の電位差を0ボルトにできる。いいかえ
ると、1000ボルトの電源に接続された金属箔は、
1000ボルトの電源に対して0ボルトとなるまで、
帯電した静電気を放電する。金属箔から静電気を
放電しないかぎり、金属箔の電位は1000ボルトと
ならない。このように、近くに高電圧の部品が配
設される場合、金属箔を高電圧にバイアスをかけ
ることによつて、最も効果的に放電を防止でき
る。したがつて、引出端子は、普通の状態にあつ
てはアースに接続されるが、必ずしもアースに接
続する必要はない。
【好ましい実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図に示すELパネルは、背面電極6、誘電
体層4、蛍光体層3、透明電極5を順番に積層し
たEL素子を、吸湿層7,8で被覆し、さらに、
表面シート1,2でこれを封止した構造を有す
る。 蛍光体層3には、例えば、ZnS:Cu,Al,Cl、
ZnS:Cu,Cl、ZnS:Mn,Cu,Cl、ZnS:Cu,
Br、ZnS:Cu,Mn,Br、ZnCdS:Cu,Br等の
蛍光体が高誘電率有機樹脂に分散させたものが使
用される。 誘電体層4は、例えばY2O3、TiO2、Al2O3
ZnO、BaTiO3、PbTiO3、SrTiO3等の強誘電体
を高誘電率有機樹脂に分散させたものが使用でき
る。 背面電極6には、銅やアルミニウム箔が使用さ
れ、透明電極5には、例えば、ポリエステルシー
ト5Aの下面にIn2O3、SnO2、Sb2O3等の導電性
酸化物5Bを蒸着したものが使用される。 吸湿層7,8には、内面をポリエチレンでコー
テイングしたナイロンシートが使用され、背面電
極6、誘電体層4、蛍光体層3、透明電極5が順
に積層されたEL素子を、上下からポリエチレン
熱溶着によりヒートシールしている。 吸湿層7,8は、シリカゲル、活性アルミナ、
酸化マグネシウム、モレキユラシーフ、合成ゼオ
ライト等の吸湿材がバインダでシート状に形成さ
れたものも使用できる。 ナイロンやシリカゲルは透光性を有する為、透
明電極側に使用できるが、他の透光性の悪い吸湿
材は、背面電極側に使用しなければならない。吸
湿材がバインダでもつてシート状に形成された吸
湿層は、バインダが熱可塑性合成樹脂の場合、
EL素子をヒートシールできる。 表面シート1,2は、発光面である透明電極側
を覆う上側の表示シート1と、非発光面である背
面電極側を覆う下面の表示シート2とでは材質が
異なる。 上面の表面シート1は、透光性が良くて吸湿性
が少ないシート材、例えば内面がポリエチレンで
コーテイングされた三フツ化エチレンシートが使
用される。 下面の表面シート2は、中間に金属箔9が埋設
されたサンドイツチ構造で、内面は、上面の表面
シート1にヒートシールできるように、ポリエチ
レン等のコーテイング層を有し、外表面は、ポリ
エステル等で被覆されている。 金属箔9は、好ましくは、下面、即ち、非発光
面の全面にインサートされる。全面に金属箔9が
インサートされたELパネルは、表面シート2に
帯電する電荷を最も有効に放電きる。金属箔9
は、必ずしも、表面シート2の全面に埋設する必
要はなく、例えば格子状、碁盤格子状、あるいは
ELパネルが細長い場合、線状に埋設する等、EL
パネルに帯電した電荷を放電できる形状に埋設す
ることもできる。 格子状、碁盤格子状、あるいは線状等の金属箔
は、光を透過することができる。このため、この
形状の金属箔は、蛍光面側の表示シートに埋設す
ることも可能である。ただ、この構造の金属箔
も、光の透過率を低下させるので、好ましくは、
ELパネルの非蛍光面側に配設するのがよい。 表面シート2に埋設された金属箔9は、これを
貫通する引出端子10に接触され、引出端子10
がアース等に接続されて帯電した電荷を放電す
る。 引出端子10は、表面シート1,2の封止部で
貫通される。また、引出端子10は、必ずしも引
出端子1,2の封止部で貫通しなくともよい。第
2図ないし第3図に示すように、引出端子10で
もつてELパネルをプリント基板11の上面に固
定することも可能である。この場合、第3図に示
すように、プリント基板11上面に導電層12を
設け、この誘電層12と、金属箔9とに接触して
引出端子10を貫通する。プリント基板11の導
電層12と、引出端子10とが確実に接触するよ
うに、プリント基板11の導電層12表面に金属
箔13を載せ、これを挟着して引出端子10であ
るはと目を貫通固定する。 第4図に示すように、ELパネルとプリント基
板11とを引出端子10でもつて複数箇所で固定
するのがよい。この場合、固定箇所は、プリント
基板11の誘導層12で連結するのが良い。 ELパネルの引出端子10は、通常アースに接
続されて帯電した静電気を放電する。ELパネル
の一方の端子も、アースに接続されることが多
い。従つて、引出端子10をELパネルの一方の
端子に接続することも可能である。 ただ、ELパネルの周囲の部材を高電圧をかけ
て使用するとき、ELパネルと周囲の部材との電
位差を少なくするために、ELパネルの引出端子
を周囲の部材に近い電位として使用することもあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すELパネルの
断面図、第2図は他の実施例を示すELパネルの
断面図、第3図は第2図の拡大断面図、第4図は
プリント基板の平面図である。 1,2……表面シート、3……蛍光体層、4…
…誘電体層、5……透明電極、6……背面電極、
7,8……吸湿層、9……金属箔、10……引出
端子、11……プリント基板、12……導電層、
13……金属箔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 周縁が密着されて気密の閉鎖空間を形成する
    表面シートと、この表面シートの閉鎖空間内に配
    設され、かつ、蛍光体を挟んで相対向する電極を
    有するEL素子とからなるELパネルに於て、表面
    シートには金属箔が埋設されており、更に、表示
    シートの封止部から外周に貫通して、金属箔に電
    気的に接続された引出端子が設けられたことを特
    徴とするELパネル。 2 引出端子が、表面シートの封止部を貫通する
    はと目である特許請求の範囲第1項記載のELパ
    ネル。 3 表面シートの金属箔がEL素子の一方の電極
    に接続されている特許請求の範囲第1項記載の
    ELパネル。
JP60095145A 1985-05-01 1985-05-01 Elパネル Granted JPS61253793A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60095145A JPS61253793A (ja) 1985-05-01 1985-05-01 Elパネル

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JP60095145A JPS61253793A (ja) 1985-05-01 1985-05-01 Elパネル

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JPS61253793A JPS61253793A (ja) 1986-11-11
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JP60095145A Granted JPS61253793A (ja) 1985-05-01 1985-05-01 Elパネル

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JPS62200297U (ja) * 1986-06-10 1987-12-19
JP2012523661A (ja) * 2009-04-08 2012-10-04 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 美的外観を備えた有機発光ダイオード素子

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JPS61253793A (ja) 1986-11-11

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