JPH0462380A

JPH0462380A - ショーケースの棚構造

Info

Publication number: JPH0462380A
Application number: JP17018490A
Authority: JP
Inventors: Shoji Kikuchi; 昭治菊地
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-06-29
Filing date: 1990-06-29
Publication date: 1992-02-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）この発明は、食品類をコールド状態またはホット状態で
展示し販売するに用いるショーケースに係り、特にその
ショーケースの上部室を使用目的に応じてコールドまた
はホットに切換えて使用することができるショーケース
の棚構造に関する。

（従来の技術）上記のようなショーケースは、第４図に外観を示すよう
に、下部に圧縮機、凝縮器、冷却器、断熱材等の機器を
内蔵する機械室１の上部に複合ガラスで囲繞された商品
収納室２があり、この収納室２の内部が仕切棚３により
区画されて下部室４がコールド用、上部室５がコールド
とホットとに切換えて使用することができるようになさ
れている。

このショーケースの上部室５をコールドとホットに切換
える手段として、仕切棚３の一部に上下に連通ずる通路
を設け、この通路を回動式ダンパにより開閉するように
したもの、あるいはスライド式ダンパにより開閉するよ
うにしたものがある。

回動式ダンパによるものは、第５図に示すように仕切棚
３とガラス６との間に上下に連通ずる通路７の下側で仕
切棚３に磁性体製あるいは一部に磁性体を有するダンパ
８の一端を枢着し、このダンパ８を点線矢印方向Ａに回
動させたときガラス６の内側に設けたマグネット９に吸
着させて保持し、これにより通路７を開通させて上部室
５に冷気が流入し、マグネット９から外して実線矢印Ｂ
のように水平方向に回動させることにより係止部１０に
係合して静止し、通路７を閉じるようになされている。

スライド式ダンパによるものは、第６図に示すように通
路７の下面側にダンパ１１をスライド自在に設け、この
ダンパ１１を矢印方向Ｃにスライドさせることにより通
路７を閉じ、逆方向へスライドさせることにより通路７
が開いて上部室５に冷気が流入するようになされたもの
である。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら前記回動式ダンパによるものでは、マグネ
ット９に吸着されて保持されたダンパ８が、振動やショ
ックによりマグネット９による吸着が外れてしまう場合
があり、ダンパ８が下方へ回動して通路７が閉じられ、
上部室５へ流れる冷気を遮断してしまうという問題点が
ある。

またスライド式ダンパによるものでは、通路７を閉じた
ときぴったりと閉じられない場合が多く、通路７が若干
量いた状態になったり、振動等により自然にスライドし
て開いてしまう場合かあるなどの問題点があった。

この発明は上記の事情を考慮してなされものであり、ダ
ンパの閉状態および開状態を確実に保持し、かつ隙間を
生じることのないショーケースの棚構造を提供すること
を目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）この発明に係るショーケースの棚構造は上述した課題を
解決するために、仕切棚に形成された上下部室に連通ず
る通路を開閉するダンパをスプリング蝶板により閉方向
に付勢して軸着し、仕切棚側にダンパを開けたときダン
パを付勢力に抗して係止する係止部を設けたものであり
（請求項１）、また、請求項２は、ダンパの自由端に膨
出突部を設け、仕切棚側に前記膨出突部が圧嵌し加熱に
より軟化する素材で形成した挟持部を設け、この挟持部
を加熱するヒータをその近傍に設けて、切換スイッチを
ホットに切換えることにより前記ヒータに通電して挟持
部を軟化させ、膨出突部の保持を解き、ダンパを自動的
に閉方向に回動させて通路を閉じるようにしたことにあ
る。

（作用）上記の構成により、上部室をコールドにする場合にはダ
ンパをスプリング蝶板の付勢に対抗して仕切棚の下面側
に回動させ、係止部に係止させることにより通路が開通
して下部室の冷気が通路を閉じて上部室に流れ、上部室
をコールドにする。

通路を閉じるときは係止部を外すことによりダンパはス
プリング蝶板による付勢により自動的に閉じ方向に回動
して通路を閉鎖し、下部室の冷気が上部室へ流れること
を特徴する請求項２の場合は、上部室をコールドに切換えるとヒー
タに通電され、その熱により挟持部が軟化してダンパの
膨出突部の挟持を解き、前記と同様にスプリング蝶板の
付勢によりダンパが閉方向に回動して通路を閉じる。

（実施例）以下この発明に係るショーケースの棚構造の一実施例を
第１図ないし第３図により説明する。

ショーケース全体の構成は、第４図に示すものと実質的
に異ならないので同一部材には同一符号を付して説明を
省略する。

このショーケースは仕切棚３とガラス６との間に上部室
５と下部室４とを連通ずる通路７が形成され、この通路
７に面する仕切棚３の端部にダンパ１２の一端がスプリ
ング蝶板１３により軸着されており、このスプリング蝶
板１３のスプリングはダンパ１２が通路７の下端を閉じ
る方向に付勢力を有している。

ダンパ１２の自由端および仕切棚３の下面には、ダンパ
１２を仕切棚３の下面に沿うように回動したときこれを
係止する係止部１４が設けられている。

第１図に示す実施例では、係止部１４をフック１５によ
り形成し、このフック１５を第１図に示すように軸１６
を中心に水平面内で回動可能とするか、あるいは仕切棚
３にスライド自在に取付け、ダンパ１２を仕切棚３の下
面に沿っておいた後、フック１５をダンパ１２に係合さ
せることによりダンパ１２をその位置に保持するように
なっている。

第２図および第３図に示す実施例は、ダンパ１２を仕切
棚３に沿うように開けたとき仕切棚３に対向する面に硬
質の材料からなる球状の膨出突部１７を設け、これと対
応する仕切棚３側には前記膨出突部１７が圧嵌される下
向き凹陥状の挟持部１８を設けたもので、この挟持部１
８はその座板１９が仕切棚３の下面にビス２０．２０に
より取付けられている。この挟持部１８は加熱により軟
化する樹脂材料、あるいはバイメタル、形状記憶合金等
からなり、これを加熱するようにヒータ２１が仕切棚３
側に配設され、上部室５をホットにする切換スイッチに
連動してヒータ２１に通電され、発熱するように形成さ
れている。

前記ダンパ１２の自由端部には、ガラス６への密着性を
よくするため、ゴム、軟質樹脂等のシール材２２が取付
けられている。

次に作用を説明する。

第１図に示す実施例においは、上部室５をコールドにす
る場合にはダンパ１２をスプリング蝶板１３の付勢に対
抗して仕切棚３の下面側に回動させ、係止部１４を構成
するフック１５によりダンパ１２を係止すれば通路７が
全開状態となり、下部室４の冷気が通路７を通って上部
室５がコールドになる。

上部室５をホットに切換えるときは、ダンパ１２からフ
ック１５を外せばダンパ１２はスプリング蝶板１３によ
る付勢によって自動的に閉じ方向に回動し、第１図に鎖
線で示すように通路７が閉じられ、下部室４の冷気が上
部室５へ流れることが阻止される。

第２図および第３図に示す実施例においては、第２図示
の状態から上部室５をホットに切換えるとヒータ２１に
通電されて加熱が行なわれ、その熱により挟持部１８が
軟化してダンパ１２の膨出突部１７を挟持する挟持力が
失われ、前記と同様にスプリング蝶板１３の付勢により
ダンパ１２が閉方向に自動的に回動して第２図に点線で
示すように通路７が閉鎖され、下部室４の冷気が上部室
５へ流れることが阻止される。

上部室５をコールドにするには、ダンパ１２を仕切棚３
の下面側へ回動させると、その膨出突部１７が仕切棚３
の下面にある挟持部１８に嵌着して保持され、通路７が
開状態に保たれる。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、上部室と下部室とを通
路を通じて連通可能とし、随時上部室をコールドまたは
ホットとして使用するショーケースにおいて、前記通路
を開閉するダンパをスプリング蝶板により自動的に閉じ
るようにしたので、閉状態が常に保持され、上部室をホ
ットとして使用するとき熱が下部室に漏洩したり、下部
室の冷気が上部室に流入することがなく、ホット、コー
ルド使用の効率の低下を招くことがない。また請求項２
によれば、上部室をホットに切換えることによりダンパ
が自動的に閉じられるので、閉じ忘れを生じることが併
せて防止される。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るショーケースの棚構造の実施例
を示す開状態時の正面図、第２図はこの発明の他の実施
例を示す開状態時の正面図、第３図は第２図のＡ−Ａ線
に沿う拡大断面図、第４図はこの発明を適用するショー
ケースの一例を示す斜視図、第５図および第６図は従来
技術を示す説明図である。３・・・仕切棚、４・・・下部室、５・・・上部室、６
・・・ガラス、７・・・通路、８，１１．１２・・・ダ
ンパ、１３・・・スプリング蝶板、１４・・・係止部、
１５・・・フック、１７・・・膨８突部、１８・・・挟
持部、２１・・・ヒータ。ａ願人代理人波多野久第３ａａ第４ｓａ第１第２図５ｍ

Claims

【特許請求の範囲】１、複層ガラスで囲繞して形成した商品収納室を仕切棚
により下部にコールドの下部室を、上部にコールドとホ
ットとに切換えて使用する上部室を区画形成したショー
ケースにおいて、前記仕切棚に上下部室を連通する通路
を設け、この通路を開閉するダンパをスプリング蝶板に
より閉方向に付勢して軸着し、仕切棚側にダンパを開け
たときダンパを付勢力に抗して係止する係止部を設けた
ことを特徴するショーケースの棚構造。２、前記係止部を、ダンパの自由端に設けた膨出突起と
、仕切棚側に設けた前記ダンパを開放方向に回動したと
き前記膨出突起が圧嵌し加熱により軟化する素材で形成
した挟持部とで構成し、この挟持部の近傍に挟持部を加
熱するためのヒータを設け、切換スイッチをホットに切
換えることにより前記ヒータに通電して挟持部を軟化さ
せ、膨出突起の保持を解いてダンパを自動的に閉方向に
回動するようにしたことを特徴とする請求項１記載のシ
ョーケースの棚構造。