JPH0462270A - 駐車システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は入出車部と駐車部との間でパレット上に搭載さ
れた車両を移送する駐車システムに関する。

（従来の技術） 一般に、パレット上に搭載された車両をパレ・ソトを移
動させることによって駐車するようにした駐車システム
では、入出車部に回転テーブルを備えている。そして、
車両の入庫の際には、回転テーブルに位置付けられたパ
レット上に入庫口から車両を入庫してパレット上に車両
を搭載し、その後、回転テーブルを所定角度（例えば、
９０度）回転させて、パレットを入出車部から駐車部の
空きスペースへ移動させて駐車するようにしている。

この際、一つのパレットに一台の車両が搭載され、各パ
レット毎に移動制御を行っている。

（発明が解決しようとする課題） ところで、従来の駐車システムでは、上述のように回転
テーブルを備えているから、回転テーブル回転のための
スペースが必要となり、その分駐車部の駐車スペースが
狭くなってしまうという問題点がある。

さらに、従来の駐車システムでは、一つのパレットに一
台の車両を搭載し、移送しているため、車両の種類（例
えば、普通車、大型車の別）に応じて駐車できるように
するためには、大型車に合わせてパレットの面積を決定
しなければならず、この結果、駐車スペースが狭くなっ
てしまう。

方、駐車スペースを確保しようとすると、車両の車種を
普通車等に限定しなければならない。つまり、駐車車種
が限定されてしまうという問題点がある。

本発明の目的は駐車車種が限定されることがなく、しか
も駐車スペースを広くとれる駐車システムを提供するこ
とにある。

（課題を解決するための手段） 本発明による駐車システムでは、駐車部はマトリックス
状に区画され互いに異なるスペース番号が付加された複
数の区分スペースを備え、これら区分スペースの内少な
くとも二つは空きスペースとなるように区分スペースに
対応してパレットの数が決定されるとともにこれらパレ
ット毎に互いに異なるパレット番号が付加されており、
入出車部にはパレットが複数配置される配置スペースが
確保されるとともにパレットが配置された際、上記のパ
レットの一端側が入庫側とされ、このパレットの他端側
が出庫側とされており、この駐車システムは、パレット
を移送する移送手段と、この移送手段を制御する制御手
段と、パレット番号に対応してパレットが位置するスペ
ース番号とパレットが空であるか否かの入車情報と車両
の種類とを格納する格納手段とを有しており、車両の入
庫の際、制御手段は、入庫車両の種類に基づいて使用す
べきパレットの数を決定し、格納手段を参照し、移送手
段を制御してパレットを入出車部から駐車部へ移送し、
車両の出庫の際には、制御手段は、出庫すべき車両が搭
載されたパレット番号に基づいて格納手段を参照し移送
手段を制御してパレットを駐車部から入出車部へ移送す
るようにしたことを特徴としている。

（作用） 本発明では、入出車部には複数、例えば、二つのパレッ
トが縦列して複数配置される。従って、普通車の場合に
は一つのパレットを使用し、大型車の場合には、二つの
パレットを使用することかできる。制御手段は車両の車
種に応じて使用すべきパレットの数を決定し、格納手段
から車種に見合う数の空パレットを検索して、移送手段
によって空パレットを他のパレットを移動させつりに移
動させ、最終的に空パレットを入出車部に位置させる。

そして、空パレットに車両を搭載した後、制御手段によ
ってこの空パレットのパレット番号に対応する入車情報
を“入庫”に書き替えるとともに車両ナンバーとパレッ
ト番号とを関連づけて格納手段に格納する。そして、移
送手段を制御してパレットを駐車部に収納し、このパレ
ットが位置するスペース番号をパレット番号に関連づけ
て格納手段に格納する。

一方、出庫の場合には、出庫すべき車両ナンパ−が入力
されると、制御手段は、格納手段を検索して、当該車両
ナンバーの車両が搭載されたパレット番号及び対応する
スペース番号を認識して、このパレットを他のパレット
を移動させつつ移動させ、入出車部に位置付ける。

このように、車種に応じて使用するパレット数を決定し
て、入出車制御を行い、さらに、回転テーブルを備える
必要がないから、駐車車種が限定されることがなく、し
かも駐車スペースを広くとれるという効果がある。

（実施例） 以下本発明について実施例によって説明する。

第１図を参照して、本発明が適用される駐車システムは
入出車部１１と駐車部１２とを有している。入出車部に
はパレット１３が複数、例えば、二つ配置される配置ス
ペースｌｌａが確保されており、２個のパレットが配置
スペースに縦列に配置された際、パレットの一端側（図
中左側）が入庫側とされ、パレットの他端側（図中右側
）が出庫側とされる。

駐車部１２はマトリックス状に複数（第１図では２４個
）の区分スペース１４に区分されており、各区分スペー
ス１４には互いに異なるスペース番号が付加されている
。そして、全てのパレット１３が駐車部１２に収納され
た際、二つの空きスペースが確保されるように、パレッ
ト１３の数が決定されている。各パレットには互いに異
なるパレット番号（例えば、１から２２まで）が付加さ
れており、パレット１３は駐車部１２に敷設されたレー
ル部（図示せず）等によって前後及び左右に移動可能で
あり、各パレット１３の下面には駆動装置（図示せず）
が備えられている。

これら駆動装置は制御装置１５によって後述するように
して駆動制御され、・この結果、パレット１３を所望の
区分スペース１４に移動させることができる。さらに、
制御装置１５には記憶装置１６及び設定器１７が連結さ
れている。

記憶装置１６には各パレット番号に対応して現時点にお
けるパレット１３が位置するスペース番号とパレットが
空であるか否かの入車情報と車両の種類とが記憶されて
いる。例えば、記憶装置１６には、配置スペースｌｌａ
及び区分スペース１４の現時点の状態が、第２図に示す
ように、格納されている。第２図において、配置スペー
ス１１　、ａ及び区分スペース１４の左端の数値は“パ
レット番号情報°を示し、中央の数値は“入庫情報”　
（空−〇、入庫−１）を示している。また、右端の数値
は“車種情報０を示し、ここでは、普通車の場合、車種
情報−〇とし、大型車の場合、車種情報−相手方のパレ
ット番号とする。なお、（０，０，０）の場合は空スペ
ースを示している。

ここで、第３図も参照して、まず、入庫制御について説
明する。制御装置１５は設定器１７から入庫指令を受け
ると、記憶装置１６を検索して現時点におけるパレット
の配置状態を知る（ステップｓｌ）。そして、空パレッ
トがあるかどうかを調べる（ステップｓ２）。空パレッ
トがなければ、満車の旨設定器１７の表示部（図示せず
）に表示する。空パレットがあると、その旨表示部に表
示して車種モードの入力を待つ。車種モードが入力され
ると（ステップｓ３）、制御装置１５では大型車モード
か普通車モードかを調べ（ステップＳ４）、大型車モー
ドであると、空パレットが二つ以上あるかどうかをさら
に調べる（ステップｓ５）そして、空パレットが二つ以
上なければ、満車の旨表示部に表示して処理を終了する
。一方、空パレットか二つ以上あると、入車処理（ステ
ップＳ６）に進む。同様にして、ステップｓ４で普通車
モードであると、入車処理に進む。

入車処理において、大型車であると、入出車部１１でパ
レット番号“４”と“８”とに大型車が搭載される。そ
して、これら４（レフトに大型車が搭載されると、制御
装置１５は該当するパレット番号の“入庫情報”及び“
車種情報”を書き替える。つまり、（４，１，８）及び
（８，１，４）とする。この際、車両ナンバーがパレッ
ト番号に対応して記憶装置１６に格納される。その後、
移動処理（ステップｓ７）において、制御装置１５は駆
動装置を制御して、他のパレットを駐車部１２内で移動
させつつ大型車が搭載されたパレット１３を同時に移動
させて駐車部１２に収納する。

この際、制御装置１５は各駆動装置による駆動量に応じ
て各パレットが位置する区分スペース番号を確認し、各
パレット番号に対応して区分スペース番号を記憶装置１
６に格納する。その後、空のパレットがあれば入出車部
１２に移動させる。

なお、普通車の場合には、普通車が搭載された一つのパ
レット１３のみを入出車部１１から駐車部１２へ収納す
る。

第４図を参照して、出庫の場合には、設定器１７から出
車すべき車両ナンバーが入力される（ステップｓ８）。

制御装置１５は入力車両ナンバーに対応するパレット番
号を記憶装置１６から調へ、さらに、このパレット番号
のパレット１３が駐車部１２のどの位置にあるかを調べ
る（ステップｓ９）。パレット１３の位置が特定できる
と、制御装置１５は移動処理（ステップ５１０）を行う
。移動処理では、制御装置１５は駆動装置を制御して、
他のパレットを駐車部１２内で移動させつつ特定パレッ
ト番号のパレット１３を入出車部に移動させ、出庫を完
了する。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明では車種に応じて使用する
パレット数を決定して、入出車制御を行い、しかも回転
テーブルを使用していないから、駐車車種が限定される
ことがなく、駐車スペースを広くとれるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による駐車システムの一実施例を概略的
に示す図、第２図は第１図に示す記憶装置に格納される
パレット情報の格納状態の一例を示す図、第３図は入庫
制御動作を説明するための流れ図、第４図は出庫制御動
作を説明するための流れ図である。 １１・・・入出車部、１２・・・駐車部、１３・・・パ
レット、１４・・・区分スペース、１５・・・制御装置
、１６・・・記憶装置、１７・・・設定器。 第３区

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、車両が駐車される駐車部及び該駐車部に対して前記
   車両を入出車するための入出車部を有し、前記入出車部
   に置かれたパレット上に前記車両を搭載し、該パレット
   を前記駐車部と前記入出車部との間で移送して駐車する
   ようにした駐車システムにおいて、前記駐車部はマトリ
   ックス状に区画され互いに異なるスペース番号が付加さ
   れた複数の区分スペースを備え、該区分スペースの内少
   なくとも二つは空きスペースとなるように前記区分スペ
   ースに対応して前記パレットの数が決定されるとともに
   該パレット毎に互いに異なるパレット番号が付加されて
   おり、前記入出車部には前記パレットが複数配置される
   配置スペースが確保されるとともに前記パレットが配置
   された際、前記パレットの一端側が入庫側とされ、前記
   パレットの他端側が出庫側とされており、前記パレット
   を移送する移送手段と、該移送手段を制御する制御手段
   と、前記パレット番号に対応して前記パレットが位置す
   る前記スペース番号と前記パレットが空であるか否かの
   入車情報と前記車両の種類とを格納する格納手段とを有
   し、前記車両の入庫の際、前記制御手段は、入庫車両の
   種類に基づいて使用すべき前記パレットの数を決定し、
   前記格納手段を参照し前記移送手段を制御して前記パレ
   ットを前記入出車部から前記駐車部へ移送し、前記車両
   の出庫の際には、前記制御手段は、出庫すべき車両が搭
   載された前記パレット番号に基づいて前記格納手段を参
   照し前記移送手段を制御して前記パレットを前記駐車部
   から前記入出車部へ移送するようにしたことを特徴とす
   る駐車システム。