JPH046190Y2 - - Google Patents

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JPH046190Y2
JPH046190Y2 JP6756786U JP6756786U JPH046190Y2 JP H046190 Y2 JPH046190 Y2 JP H046190Y2 JP 6756786 U JP6756786 U JP 6756786U JP 6756786 U JP6756786 U JP 6756786U JP H046190 Y2 JPH046190 Y2 JP H046190Y2
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lid member
case
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capacitor
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はコンデンサに係り、更に詳述すれば
保安機構付きのコンデンサに関するものである。
[従来の技術] コンデンサの外装部材としては、機械的特性に
優れ、半田付性が良好で加工性のよいブリキが用
いられているが、ブリキは前述した長所がある反
面、腐蝕し易いため塗装が必要でさらに加工手数
がかかることからコスト高になり、最近では耐蝕
性の高いアルミ製のインパクト成形ケースが用い
られている。
また、外装ケースに金属を用いることで、充電
部をケースから絶縁しなければならず、材料部品
と多くの加工手数を要し、絶縁材料の欠陥による
絶縁不良や作業ミスによる電絡事故をなくすた
め、プラスチツク製のケースが提供されている。
ケースの材料が金属からプラスチツクに変りそ
れ自体が絶縁材料に変つても、コンデンサは使用
中の偶発的な故障により誘電体が絶縁破壊するこ
とがある。誘電体が損傷してから引続き電気エネ
ルギーが供給されると連鎖的に熱破壊し、多量の
分解ガスを発生し爆発炎上する等の状態に陥る危
険がある。
このような危険の発生を未然に防止するため、
ケースの上蓋を可撓性プラスチツクで形成し、こ
の内側に弯曲した上蓋に取付けた外部端子とケー
ス内に取付けられた内部リードとを圧接させ、ケ
ース内圧の増加で上蓋を外側に反転弯出させるこ
とで外部端子と内部リードとを切り離し、誘電体
への電気エネルギーの供給を遮断する防爆手段が
用いられている。
[考案が解決しようとする問題] このように、可撓性プラスチツクで内外に弯
入、弯出して2つの安定状態が得られる蓋が正確
に動作するには、プラスチツクの材料の物性で左
右され、この反転動作で破壊しないように考慮す
る必要があり、温度に対しても安定で妄動するこ
とのないようにするためには設計がむづかしいと
云う欠点がある。
[考案の目的] この考案は上述した欠点を除去することを目的
とし、環境変化に対し信頼性が高く、異状時には
確実に動作する保安機構を備えたコンデンサを提
供するものである。
[考案の概要] この考案のコンデンサは、蓋部材の一面側に配
設する外部端子を蓋部材の他面側より挿通した鍔
付の接続金具の一端に導通させて固定して備える
と共に、前記蓋部材と、前記接続金具の他端側を
挿通する透孔を形成した支持部材とをワツシヤを
挟んで重合し、前記支持部材の透孔に挿通した接
続金具の他端にコンデンサ素子の内部リードを導
通させて固定し、前記蓋部材とワツシヤとをケー
スの縮径部を介してケース開口部にカール止め
し、ケース内圧の上昇による前記蓋部材の外方へ
の膨出で前記支持部材に対する接続金具の離反に
より、前記リードと接続金具とを切離する保安機
構を設けたものである。
[考案の実施例] この考案のコンデンサ10における保安機構9
は第1図および第3図に示すように薄い硬質合成
ゴム板11と合成樹脂板12を貼り合せた複合板
で形成された蓋部材1に導電性棒状部材21の中
央に鍔22を形成した接続金具2の棒状部21が
嵌通する2個の透孔13と充填液注入孔14を明
けておく。前記蓋部材1の外径方法と略同じ外径
寸法の環状をなす硬質部材で作られたワツシヤ3
と、両端弧状に加工された前記蓋部材の直径より
も若干短い長さで蓋部材1よりも十分に厚い板状
部材41に前記蓋部材に明けた2個の透孔13と
同じ間隔で接続金具2の棒状部21がゆるく挿通
し得る2個の透孔42を明けた硬質合成樹脂製の
支持部材4とをもつて第2図、第3図および第4
図に示すように、この考案による保安機構9が構
成されている。
すなわち、蓋部材1の透孔13にその合成樹脂
板12側よりゴムワツシヤ23を挟んで挿入さ
れ、かつ硬質合成ゴム板11の表面より若干低い
接続金具2の端面に金属板で形成した外部端子5
をスポット熔接により気密性よく電気的に固定す
る。前記蓋部材1の合成樹脂板12側にワツシヤ
3を挟んで支持部材4を添着し、支持部材4の透
孔42に挿通した接続金具2にコンデンサ素子6
からの内部リード7を10〜15Kgr/cm2程度外力の
付加で切断可能な如く電気的には支障のないよう
に小面積スポツト熔着してこの考案による保安機
構9を構成する。そしてこれを実装するにはアル
ミ製の金属ケース8に前記したコンデンサ素子6
から挿入し、開口部81側に予じめ絞り加工によ
り形成した縮径部82内に支持部材4を前記縮径
部82上にワツシヤ3と蓋部材1とを載せて、前
記開口部81端を内側にカールせしめて洩液しな
いようにきつくカール止め固定することでコンデ
ンサに保安機構9を実装する。このあと、鳩目を
取付けた充填液注入孔14より充填液を注入し半
田で該孔を封止することでコンデンサ10が完成
する。
なお、図中符号Sで示したものは接続金具2の
鍔22の下面と支持部材4の上面との間に介在さ
せたチヤタリング防止用のスプリングワツシヤ等
の弾撥性部材である。
また、この考案は第5図に示すように接続金具
2として棒状部21を鍔部22から比較的長く一
方的に突設し、この棒状部21に硬質円筒ワツシ
ヤWとゴムワツシヤ23とを挟んで棒状部材21
の上端を接続金具5にカシメまたはスポツト溶着
してもよい。
また、ワツシヤ3と支持部材4とは一体成形し
てもよい。
[考案の作用] この考案のコンデンサは以上の如く構成されて
いるので、コンデンサ素子6の誘電体に絶縁傷損
が生じてから引続き電気エネルギー供給される
と、誘電体が連鎖的に熱破壊し多量の分解ガスが
発生し、ケース内圧が上昇すると、蓋部材1が第
3図に示す状態から第4図に示すように中央部が
外方に膨出するため、接続金具2が膨出量に見合
つた量上昇する。支持部材4は常に定位している
ワツシヤ3により厳重に固定されているためこの
支持部材4の裏面に係止した内部リード7と前記
接続金具2との間に10〜15Kgr/cm2程度以上の力
が加わると両者は引きはがされて切断し、電気エ
ネルギーの供給を遮断する。したがつて誘電体の
熱破壊と、分解ガスの充満による炎上あるいは爆
発と云う危険な状態を回避し得る。
なお、このような場合は使用電気回路に異常を
来たし、症状発生が確認されると点検により上記
不良となつたコンデンサを発見し良品と交換すれ
ば良いが、前述した弾撥性部材Sを用いれば不良
症状が安定し点検し易くなると共にチヤタリング
の発生を防止し得る。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案は蓋部材1の一面側
に配設する外部端子5を蓋部材1の他面側より挿
通した鍔付の接続金具2の一端に導通させて固定
して備えると共に、前記蓋部材1と、前記接続金
具2の他端側を挿通する透孔42を形成した支持
部材4とをワツシヤ3を挟んで重合し、前記支持
部材4の透孔42に挿通した接続金具2の他端に
コンデンサ素子6の内部リード7を導通させて固
定し、前記蓋部材1とワツシヤ3とをケース8の
縮径部82を介してケース開口部81にカール止
めし、ケース内圧の上昇による前記蓋部材の外方
への膨出で前記支持部材4に対する接続金具2の
離反により、前記リード7と接続金具2とを切離
する保安機構9を設けたので簡単な構成でコンデ
ンサの炎上、爆発を未然に阻止し、作用も極めて
確実で信頼性の高い保安機構が得られる等の効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
図はいずれもこの考案の一実施例を示すもの
で、第1図は保安機構の分解斜視図、第2図はケ
ースと保安機構との関係を示す斜視図、第3図お
よび第4図はそれぞれ保安機構の動作前と動作後
の状態を示す拡大断面図、第5図はこの考案の他
の実施例を示す要部の断面図である。 1……蓋部材、2……接続金具、4……支持部
材、42……透孔、5……外部端子、6……コン
デンサ素子、7……内部リード、8……金属ケー
ス、81……開口部、9……保安機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋部材1の一面側に配設する外部端子5を蓋部
    材1の他面側より挿通した鍔付の接続金具2の一
    端に導通させて固定して備えると共に、前記蓋部
    材1と、前記接続金具2の他端側を挿通する透孔
    42を形成した支持部材4とをワツシヤ3を挟ん
    で重合し、前記支持部材4の透孔42に挿通した
    接続金具2の他端にコンデンサ素子6の内部リー
    ド7を導通させて固定し、前記蓋部材1とワツシ
    ヤ3とをケース8の縮径部82を介してケース開
    口部81に封止し、ケース内圧の上昇による前記
    蓋部材の外方への膨出で前記支持部材4に対する
    接続金具2の離反により、前記リード7と接続金
    具2とを切離する保安機構9を設けたことを特徴
    とするコンデンサ。
JP6756786U 1986-05-02 1986-05-02 Expired JPH046190Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6756786U JPH046190Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

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JP6756786U JPH046190Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

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JPS62178520U JPS62178520U (ja) 1987-11-12
JPH046190Y2 true JPH046190Y2 (ja) 1992-02-20

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JP6756786U Expired JPH046190Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

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