JPH0461846A - 傾斜磁場コイル - Google Patents

傾斜磁場コイル

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JPH0461846A
JPH0461846A JP2171863A JP17186390A JPH0461846A JP H0461846 A JPH0461846 A JP H0461846A JP 2171863 A JP2171863 A JP 2171863A JP 17186390 A JP17186390 A JP 17186390A JP H0461846 A JPH0461846 A JP H0461846A
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JP
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thin plate
current
gradient magnetic
plane
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JP2171863A
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Mitsuru Fujita
満 藤田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/38Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
    • G01R33/385Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using gradient magnetic field coils

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、核磁気共鳴現象を利用して患者の断層画像
を撮像して医療診断を行う核磁気共鳴装置(以下、MH
I装置と略称する)の断層面を設定するのに使用される
傾斜磁場コイルに関する。
[従来の技術] 第9図は4つのくら形コイルが対称配置されてなる傾斜
磁場コイルの原理を示す斜視図である。
この図において傾斜磁場コイル10は4つのくら形コイ
ル11.12.13.14からなっていて、y軸、y軸
及びZ軸を図のように設定すると、くら形コイル11は
Z軸を対称軸とする円筒表面に配置される形の円弧部1
11.113及び2つの円弧部111.113が接続さ
れる2本の直線部112からなっていて、電流は図の矢
印の方向に流れているものとする。くら形コイル12は
くら形コイル11に対して構成、配置及び電流の方向と
もZ軸とy軸を含む平面であるzx平面に対称であり、
くら形コイル13.14はそれぞれくら形コイル11.
12に対してy軸とy軸を含む平面であるxy平面に構
成、配置及び電流の方向とも対称である。したがって、
電流の方向は例えば、xy平面を挟んで互いに接近して
対向している2つの円弧部111.131の電流の方向
は同じであり、円弧部121.141も同様であり、そ
れぞれの円弧部11L 131 121.141の電流
の方向は紙面に対して手前から向こう側に向かっていて
、これら4つの円弧部11L 131.12L 141
が主になって原点0の近傍の均一磁場に重畳して傾斜磁
場を形成するものであり、この図の傾斜磁場コイル10
は2方向磁場がy座標の値に比例する一定の傾斜を持っ
て変化する傾斜磁場を生成するy方向傾斜磁場コイルで
ある。この図のように4つのくら形コイル11.12.
13.14を1対としてこの1対だけで構成された傾斜
磁場コイルでは、形成される傾斜磁場の直線性が悪<M
HI装置が必要とする直線性が満足できないために、実
際の傾斜磁場コイルでは複数のくら形コイル対で構成さ
れるのが普通である。
第1O図は3つのくら形コイル対からなる傾斜磁場コイ
ルを示す斜視図である(特開昭62−229808号公
報)、この図において、傾斜磁場コイルは3つのくら形
コイル対1,2.3からなっていて、それぞれが異なる
配置になっており、数値1夏を基にした最適寸法配置に
設定することによって傾斜磁場の直線性を向上させた構
成になっている。
くら形コイル対1のxy平面に接近して配置されている
円弧部111のxy平面からの距離を夏3、くら形コイ
ル対2の円弧部211の17平面からの距離を1!、<
ら形コイル対3の円弧部311のxy平面からの距離を
1.とすると、それぞれの距離11、!8、l、は図示
のように大きく異なる値が採用れている。また、円弧部
111の長さ、言い換えれば円弧の角度は最も大きく、
ついで円弧部311の角度、円弧部211の角度の順に
小さい値か採用されている。これらの値は傾斜磁場の直
線性を最適にするために、数値針真によって決定された
ものである。
これによって理想的な傾斜磁場からのずれとしての誤差
が数%の範囲内に収められている。xy平面から離れた
側の円弧部131.231.331は傾斜磁場形成に殆
ど関与しないのでまとめて同じ位置に配置されている。
それぞれのくら形コイルl、2゜3の半径寸法は、おお
むね等しく、共通の巻枠上に重ねて巻回されている。
複数のくら形コイル対で1つの傾斜磁場コイルを構成す
る方式には前記の公報の他に、特開昭63−14745
0号公報に示されるように、更にコイル数の多い傾斜磁
場コイルが使用される場合もある。
〔発明が解決しようとする課題〕 前述のくら形コイル対からなる傾斜磁場コイルでは、対
称配置された4つのくら形コイルからなるくら形コイル
対が1ターンに相当する最小単位となっていて、これら
を複数対組み合わせた複数のくら形コイル対で傾斜磁場
コイルを構成した場合、1対のくら形コイル対のアンペ
アターンにくら形コイル対の数の倍数のアンペアターン
になる。
また、ターン数が増大するとその二乗に比例してインダ
クタンスが増大する。一方、前述のように、複数対のく
ら形コイルで傾斜磁場コイルを構成するのは、より直線
性の優れた傾斜磁場を生成さるせためであうで、そのた
めに、第10図に示すくら形コイル対3のようにX7平
面から離れた位置に円弧部を持つくら形コイル対を使用
せざるを得ないことになるが、傾斜磁場の強度は円弧部
111゜211、311が17平面に接近して配置され
ているほど大きい値になるという関係があり、くら形コ
イル対3のような場合には、傾斜磁場の直線性を改善に
寄与するものではあっても傾斜磁場の強度に対する寄与
は余りなく、したがって、直線性を改善するためにター
ン数を増加させればするほどアンペアターンに対する傾
斜磁場の強度の増加は僅かになり効率の悪い傾斜磁場コ
イルになってしまうという問題がある。
この発明は、傾斜磁場の直線性を改善ししかもアンペア
ターンに対する傾斜磁場の強度の比率としての効率が大
きな傾斜磁場コイルを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するためにこの発明によれば、静磁場で
ある均一磁場に重畳して所定の方向に傾斜磁場を生成す
る傾斜磁場コイルにおいて、前記均一磁場の中心を原点
とし、静磁場の方向の座標を2軸、この2軸に直交し前
記傾斜磁場の傾斜の方向をy軸、このy軸と2軸の双方
に直交する座標をX座標とするとき、z軸を回転軸とす
る所定の半径の円筒上に設けた少なくとも1対の薄板導
体と、これら薄板導体に電流を供給するとともに前記円
筒に沿って配した棒状導体とからなり、これら薄板導体
と棒状導体の形状、配置及び電流の分布が前記z軸とX
軸を含む平面としてのzx平面及びX軸とy軸を含む・
平面としてのxy平面にそれぞれ対称であるとともに、
実質的にy軸と2軸を含む平面としてのyz平面に寸法
、配置が対称で電流の方向が反対であるものとし、また
、薄板導体の展開形状を長方形とし、そのz軸に平行な
2つの辺の中央部に電流出入部を設けるものとし、更に
、薄板導体の展開形状を長方形とし、2枚の同一寸法材
質の薄板導体を絶縁薄板を挟んで半径方向に重ねて構成
し、それぞれの薄板導体の4つの角部を順に右回りにA
、B、C,Dとしたとき、1枚の薄板導体の電流出入部
をAとCの角部に、もう1枚の電流出入部をBとDにそ
れぞれ設け、これら2枚の薄板導体を棒状導体によって
電気的に直列に接続するとともに、周方向の電流成分を
同方向にしてなるものとし、更に、薄板導体の展開形状
が正方形であるものとし、また、薄板導体に周方向のス
リットを設けるものとする。
〔作用〕
この発明の構成において、z軸を対称軸とする所定の半
径の円筒上に設けた少なくともZX平面に対称な1対の
薄板導体と、これら薄板導体に電流を供給するとともに
前述の円筒表面に沿って配した棒状導体とで傾斜磁場コ
イルを構成し、これら薄板導体と棒状導体の形状配置を
EX平面、Xy平面及び実質的にyz平面のそれぞれに
対称に配置するとともに、これら薄板導体と棒状導体に
流れる電流もこれら2つの平面に対称となり、絶対値の
分布がyz平面に対称で方向が反対になるように配置接
続することによりて、この傾斜磁場コイルによって形成
される傾斜磁場も備えるべき対称性が確保される。また
、傾斜磁場を主に生成する電流成分は薄板導体に流れる
周方向成分であるが、この電流成分はxy平面上を含め
たz−0の近傍にも分布して流れることから傾斜磁場生
成の効率が良いために、同じ強度の傾斜磁場を生成する
のに少ないアンペアターンでよいことになる。
また、薄板導体の電流分布は2方向に広く分布している
ので、従来の複数のくら形コイル対で構成したのと類似
の電流分布となることから、傾斜磁場コイルの最小単位
としての1ターンだけで構成しても良好な直線性が得ら
れる。実際に採用する寸法、配置などは、薄板導体の展
開形状とその2方向及び周方向寸法、電流出入部位置及
び棒状導体の配置などを考慮して数値計算を試行錯誤的
に繰り返すことによって求められる。
また、薄板導体の展開形状を長方形とし、その2軸に平
行な2つの辺の中央部に電流出入部を設けることにより
、薄板導体内の電流分布は対向する電流出入部をつなぐ
直線に対して対称な分布であるとともに、この直線上で
周方向電流成分が最大になり、この直線から2方向に離
れるにしたがって小さくなる電流分布をする。また、電
流出入部をつなぐ直線はxy平面上にあるので、前述の
電流分布は同時にxy平面に対称分布にもなっている。
傾斜磁場を主に形成する周方向電流成分がxy平面上で
最大になる山形の分布をしているので、傾斜磁場形成の
効率がよい。
更に、薄板導体の展開形状を長方形として2枚の同一寸
法材質の薄板導体を絶縁薄板を挟んで半径方向に重ねて
構成し、それぞれの薄板導体の4つの角部を順にA、B
、C,Dとしたとき、1枚の薄板導体の電流出入部をA
とCに、もう1枚の電流出入部をBとDにそれぞれ設け
て互いに周方向電流成分の方向が同じになるように電流
を流すと、zx平面、xy平面に対称にならない電流成
分は互いに打ち消し合い、2枚の薄板導体が生成する傾
斜磁場は前述の2つの面に対称な磁場となる。また、2
つの薄板導体を電気的に直列に接続することによってそ
れぞれの薄板導体に流れる電流値が厳密に一致すること
から、前述の対称でない電流成分が打ち消し合う作用が
確実になる0周方向の電流成分の分布は中央部が小さく
z軸方向の端部に近くなるほど大きくなる谷形になり、
数値計算の結果では、前述の電流出入部を辺の中央部に
設けるよりも直線性の良い傾斜磁場が得られるという違
いがある。
更に、薄板導体の展開形状が正方形になるようにその辺
の長さや棒状導体の薄板導体からの距離などを可変にし
て最適条件を求めると、薄板導体の組立が容易になると
ともに合理的な材料取りができて歩留まりが向上する。
また、薄板導体に周方向に1本以上のスリットを設ける
と、周方向の電流成分が強くなるので傾斜磁場生成の効
率がよりよくなり、また、スリットによって電流分布が
変わるので、スリットの本数、長さを最適な値に設定に
することによって更に直線性の優れた傾斜磁場コイルと
することができる。
〔実施例〕
以下この発明を実施例に基づいて説明する。第1図はこ
の発明の第1の実施例を示す傾斜磁場コイルの斜視図、
第2図は第1図の展開図である。
第1図において、図の中央部に原点0があり、この原点
から上に向うy軸、右に向うZ軸を図示してあり、y軸
はおおむね紙面の向こう側に向いているが図示を省略し
である。薄板導体41.42はそれぞれxy平面に対称
に配置された部分円筒状のものであり、それぞれがZX
平面に対して対称に上下に分かれて配置されている。そ
れぞれの薄板導体41.42の電流出入部511.51
2.521及び第1図では陰に隠れて図示れていない電
流出入部522は、薄板導体41.42の2軸に平行な
辺の中央部に設けられており、薄板導体41.42内を
流れる電流のおおよその方向は図の斜線を施した矢印が
示す方向である。4つの電流出入部511.512.5
21及び522は棒状導体によって接続されていて電流
が供給される。電流出入部511は棒状導体614を介
して棒状導体615に接続されており、この棒状導体6
15の両端は円弧状の棒状導体621とこれに対称な図
の左側に図示されている円弧状の棒状導体に接続されて
いる。棒状導体もxy平面に対して対称なので、図の左
側の円弧状の棒状導体の参照符号は省略しである。以下
、第1図及び第2図では左右の円弧状の棒状導体を右側
の棒状導体611゜621で代表することにする。棒状
導体621は下を回って2軸に平行な棒状導体622に
接続されている。この棒状導体622に第1図では陰に
なって図示されていない棒状導体623と電流出入部5
22が接続されている。電流出入部521は棒状導体6
24を介してZ軸に平行な棒状導体625に接続されて
おり、この棒状導体625は円弧状の棒状導体611に
接続されてこれが2軸に平行な棒状導体612に接続さ
れこの棒状導体612の中央部に接続されている棒状導
体613を介して電流出入部512が接続されている。
それぞれの棒状導体に流れる電流の方向を矢印で図示し
である。
第3図は第1図、第2図の薄板導体41の電流の流れを
示す電流分布図である。この図において、電流は電流出
入部511から流入して薄板導体41内を拡散し中央部
から以降は収束して電流出入部512に集まり流出する
。薄板導体41及び電流出入部511.512の取付は
位置の対称性から電流分布は左右、上下に対称であり、
電流が最も拡散している中央部での垂直方向の電流密度
の分布は中央で最大となり、左右の辺に近づくにしたが
って小さくなる分布になついる。その比率はこの図では
辺部の電流密度を1とすると中央の電流密度は約1.5
になっている。この比率は薄板導体の縦横の辺の長さの
比率に関係している0図の薄板導体41は正方形である
が、上下方向に長細い長方形の場合は1に近い比率にな
り、左右に長細い長方形の場合は1.5よりも大きな値
になる。前述のように傾斜磁場を形成するにはX7平面
近くの電流成分はど有効であることから、薄板導体41
内の電流分布が前述のように2つの電流出入部511.
512をつなぐ直線近く、すなわち、第1図のX7平面
近くで電流密度が大きいという特長は、傾斜磁場の形成
の効率が良いことを示している。
第4図はこの発明の第2の実施例を示す薄板導体の斜視
図である。この図において、棒状導体と電流出入部の図
示を省略しである。また、第5図は第4図の展開図であ
り、この図で棒状導体の引き回し、電流出入部の位置及
び薄板導体との接続関係を示しである。第4図において
、図の上の薄板導体は薄板導体43.44の2枚が半径
方向に重ねられて構成されている。この図では薄板導体
43と44との間に大きな隙間があるように図示しであ
るが、これは2枚の薄板導体43.44を分離して示す
ためであって、実際の隙間はこの間に挿入される絶縁板
の厚さ分だけの間隔であり、1ミリ前後の僅かの寸法で
しかない、また、第5図では薄板導体43と44とはか
なりずれて重ねられているように図示しであるが、これ
も下の薄板導体44の電流出入部や電流の流れる方向を
示す矢印が分かるように大きくずらして図示したもので
あって、実際には全くずれがないように重ねられる。
薄板導体43.44と下側の薄板導体45.46とは構
造、電流分布とも対称なので上側の薄板導体43゜44
についてのみ説明する。lI板導体43.44の角部を
図示のように左上から右回りに順次A、B、C。
Dというように符号をつける。Aの位置や回る方向をこ
のように限定しても一般性を失うことはない、第5図に
示すように、薄板導体43の電流出入部はA部の532
とこれに対向する位置の0部の531とに設けてあり、
電流出入部531から電流が入り、電流出入部532か
Caていく構成となっている。したがって、電流はこれ
らの図に示すように斜めに流れる。iI板導体44は左
下り部の電流出入部541から電流が入り、右上B部の
電流出入部542から出てい(、前述のように、薄板導
体43と44とは僅かの間隔を隔て重ねられているので
、傾斜磁場生成の機能としては薄板導体43と44とで
反対方向に流れる電流成分は互いに打ち消しあい同方向
の電流成分は加算れれることになって1枚、1枚に流れ
る電流分布は非対称であっても全体としては対称性が確
保された電流分布となりこの電流分布によって生成され
る傾斜磁場分布も同じ対称性が確保される。
第6図は第4図、第5図の薄板導体44の電流の流れを
示す電流分布図である。この図において、図の上下方向
は実際の薄板導体の周方向を、左右方向はZ軸方向とな
っている。電流は電流出入部541から流入して薄板導
体44内に拡散し中央部から以降は収束して電流出入部
542に集まり流出する。薄型流出入部541.542
の取付は位置が上下、左右方向に対して非対称であるか
ら電流分布もこれらの方向に対して非対称になっている
。ただ、傾斜磁場を生成する成分である図の上下方向の
電流成分は中央部で小さく左右の辺部で大きくなってお
り、この点第3図の薄板導体41と反対の傾向になつい
てる0辺部の電流密度に対する中央部の電流密度は薄板
導体41の比率の逆数の1/1.5になっている。この
値は薄板導体44が正方形の場合であり、長方形の場合
は薄板導体41と同様に図の上下方向が長い長方形では
その比率は1に近くなり、左右方向が長い長方形では1
/1.5より更に小さくなる。
この薄板導体44に重ねられる薄板導体45の電流分布
は第6図の左右を反対にした分布となるので、これらが
重ねられたときの等価的な電流分布は、左右方向の電流
成分が互いに打ち消し合い上下方向の成分は加算され合
って、結局上下、左右に対称な電流分布となる。上下方
向の電流成分は加算されるので、前述の中央部と辺部と
の電流密度比率はそのまま保持されるとともに、2枚の
薄板導体44.45を重ねたことによって傾斜磁場も1
枚の薄板導体によって生成される傾斜磁場の2倍になる
ので、電流出入部を角部に設けて電流を斜めに流すよう
にしても傾斜磁場生成の点で効率が極端に悪くなるとい
うことはない。
第5図において、上下方向の棒状導体631.641゜
651、661は円弧状の棒状導体であり、棒状導体6
32、633.642.643.652.653.66
2.663はz軸に平行な直線状の棒状導体となってい
る0円弧状の棒状導体63L 641.651.661
の配置は第1図の円弧状の棒状導体611.621のそ
れと類似であり、棒状導体631.641は第1図の棒
状導体611と同様に上に凸の円弧状であり、棒状導体
651.661は第1図の棒状導体621と同様に下に
凸の円弧状をしている。第5図の直線状の棒状導体の中
には第1図の棒状導体612.615.622.625
のように傾斜磁場コイルの全長にわたるものがないので
、薄板導体43.44と薄板導体45.46との間の周
方向の距離に制限がなくなり、必要に応じてこの距離を
小さくすることができるという設計上の自由度が高いと
いう特長もある。
前述のように、第2の実施例では、薄板導体44の中央
部の電流密度は辺部のそれよりも小さな値になるという
関係があり、このことは、第1の実施例に比べて同じア
ンペアターンに対して傾斜磁場の強度は小さくなるが、
傾斜磁場の直線性を得るための数値計算を行った結果に
よると第2の実施例の方が直線性が得られ易いという特
長のあることが分かっている。
第2の実施例について傾斜磁場の直線性が最良となる条
件を計算した結果の2.3の例を下表に示す、この表の
条件では傾斜磁場の誤差は約2%程度である。
それぞれの寸法の符号は第5図に示すように薄板導体4
4の円弧部の半径をR1周方向角度をθ、棒状導体63
1.641の薄板導体44の端辺からの距離をI、z軸
方向寸法をLとし、他を一定として直線性が最良になる
寸法りを求めたものである。傾斜磁場コイルの2方向長
さをLアするとLアーム十21である。なお、ターン数
は全て1ターンとし、寸法の単位はミリ、角度の単位は
度とする。また、R1は周方向の幅寸法であり、l1l
−Rθ(π/180)である。
二の表のNo、1と2との比較から明らかなように、寸
法lを変えても傾斜磁場コイルの全長L1は余り変わら
ないという結果が得られ、また、No、1での薄板導体
の縦横比であるR1/ Lが1より小さく、No、2の
は1より大きくいずれも1に近い値であるから、適当な
lの値のときにR1/ L=1、すなわち、薄板導体は
正方形になる条件が存在することが分かる。ただし、1
の値をマイナス、すなわち、薄板導体43.44の上に
棒状導体631が重ねて配置されるという構成では寸法
りが上表よりもはるかに大きくなり実用的でないと考え
てよい結果が得られる。また、No、2と3との比較か
らeの値の僅かの変化はL寸法に大きな影響を与えない
ということも分かる。
第3図、第6図の電流分布図は薄板導体41.44の展
開形状を正方形として電流分布を計算した結果を示すも
のであるが、この発明は前述の計算例でも分かるように
正方形にこだわるものではなく、長方形でもよく、その
角部の電流密度の小さい部分を切り欠いた形状でもよい
、しかし、正方形であれば薄板導体の周方向と2方向と
を入れ換えても支障はないことから、傾斜磁場コイルの
組立作業が容易になり、また薄板導体の材料取りも容易
になって歩留りが向上するという特長がある。
第7図はこの発明の第3の実施例を示す傾斜磁場コイル
の展開図である。この図は第1の実施例が1ターンの傾
斜磁場コイルで構成されていたのに対して2ターンで構
成したものであり、第1図の上側の薄板導体41に対し
て第7図では2枚の薄板導体411.412を重ねて構
成し、これを電気的に直列接続したものであり、下側の
2枚の薄板導体421、422も同様である。2枚の薄
板導体を重ねる構成は基本的には第2の実施例と同じで
ある。
この図において、円弧状の棒状導体671.674゜6
81、684は左右に振り分けて配置してあり、この場
合も第5図と同様に第1図の棒状導体611.621の
配置に類似である。2ターンであるために、薄板導体4
11.412.421.422を接続する棒状導体も2
倍になっているので、左右に分けて並列接続するという
構成を採用しなくても左右対称配置にすることができる
という点が第1の実施例と異なる点である。2ターンに
することによってこの傾斜磁場コイルの電源の電圧が2
倍、電流は2分の1、インピーダンスは4倍になるが、
どちらを選択するかは他の技術的要素を考慮した総合的
判断によって決定されるものである。
第7図では2ターンの例を示したが、3ターン、4ター
ンの傾斜磁場コイルを採用することもできる。この場合
、奇数ターンの場合は、少なくとも1タ一ン分の棒状導
体は第1図と同じように並列にして左右に振り分ける必
要がある。また、第2の実施例では上下2枚ずつの薄板
導体で1ターンを構成するものであり、これを2ターン
にすることも可能である。ただ、第2の実施例はこれ以
上薄板導体の枚数を減らせることのできない基本構造と
いう意味で1ターンと称したが、上下ともで4枚の薄板
導体43.44.45.46は電気的には直列接続され
ていてこの点では第3の実施例と類似であり、電気的に
は2ターンと考えるのが妥当である。なお、複数ターン
を構成する各薄板導体の寸法は同じである必要はないの
で、最適寸法の組合せを採用してより直線性の優れた傾
斜磁場コイルを構成することも可能である。
第8図はこの発明の第4の実施例を示す斜視図である。
この図は第2の実施例における4枚の薄板導体43.4
4.45.46にスリット7を設けて薄板導体431.
441.451.461としたものである。この図では
スリットの本数は10本であるが、この本数にこだわる
ものではない、WI板導体431は図の右側から電流が
入り、図の矢印に示すように各スリット間に分流する。
スリット7によって図の左右方向であるz軸方向の電流
成分が制約されて周方向電流成分が増加することになる
。スリット7の本数、長さを変えることによって電流分
布が変わるので、傾斜磁場の直線性が最も得られ易いス
リット7を選定することによってよりよい傾斜磁場コイ
ルを製作することができる。
この第4の実施例は第2の実施例にスリットを設けた例
であるが、第1の実施例における薄板導体41.42に
スリットを設けても電流分布を変えることが可能なので
、最適構成を選択することによりスリットを設けない場
合よりもよりよい傾斜磁場コイルとすることができる。
更に、第3の実施例として示したターン数を複数にした
傾斜磁場コイルの薄板導体に対してもこのスリットを設
けて同様の効果を得ることができる。
第2の実施例では2枚の薄板導体を重ねてそれぞれに異
なる角部に電流出入部を設ける構成としたが、これと等
価の電流分布をするものとして、薄板導体を第1の実施
例と同じく上下1枚ずつで構成して電流出入部を4つの
角部てに設ける構成を採用することもできる。ただし、
この場合は同じz軸に平行な辺に設けられる2つの電流
出入部は電気的に並列でなければならないので、並列回
路に不平衡の要素があると電流が不平衡となり薄板導体
の電流分布が期待するものにならない歪んだ分布になる
可能性がある。並列回路に与える不平衡の要因は、傾斜
磁場コイル自身の製作誤差、均一磁場を生成する主コイ
ルや他の方向の傾斜磁場コイル、あるいは高周波電磁波
を発信・受信するアンテナコイルなどのMHI装置マグ
ネットを構成する種々のコイル及びこれらのコイルを支
持する支持構造などの製作誤差なども考えられる。
したがって、たとえ設計上は並列にしてよい場合でもな
るべく直列接続することによって電流の不平衡をなくす
る構成とするのがよく、このような観点から第2の実施
例で電気的に直列接続の2枚の薄板導体で実質的に1枚
の薄板導体を構成するようにしたものである。
第1の実施例と第2の実施例との中間的な実施例として
、z軸に平行な辺の両端と中央との間の適当な位置に電
流出入部を設ける構成を採用することができる。この場
合は、第2の実施例での電流出入部を設ける位置を角部
ではなく、中央部の方向にずらした位置にする。2つの
電流出入部が並列回路を形成することを是認するのであ
れば、第1の実施例で、中央部に設けた1つの電流出入
部を2つに分けて両端の角の方向へ振り分けでずらした
位置に設けることにしてもよい。このように第1と第2
の実施例の中間的な構成にすると、その長所、短所は前
述の第1の実施例と第2の実施例の長所、短所の中間的
な特徴を持つものとなる。長所をなるべく残し短所を少
なくする適切な位置に電流出入部を設けることにより前
述の第1、第2の実施例よりも更によい傾斜磁場コイル
を得ることができる。更に、電流出入部を実質的に1つ
の点とするのではなく、2軸に平行な辺の一部又は全部
に薄板導体よりも厚みの厚い導体を設けて薄板導体内へ
の電流の出入りが厚みのある導体の長さに応じた幅の範
囲で行われるように構成することもできる。極端な場合
、Z軸に平行な辺に棒状導体を全部の辺にわたって溶接
する構成とすると、薄板導体内の電流分布はZ軸に平行
な成分がなくなって全て周方向に一様に流れる電流分布
となる。第1の実施例では中央部の電流密度が大きくな
り、第2の実施例ではこの逆に中央部の電流密度が小さ
くなる特性があったが、電流分布が一様であるというこ
とは、第1と第2の実施例の中間の特性を持つ電流分布
であるということができる。もちろんこのような構成は
第3の実施例、第4の実施例と組み合わせて構成するこ
とも可能である。なお、電流出入部の位置を薄板導体の
円弧状の辺に設けるのは傾斜磁場生成に寄与しないz軸
方向の電流成分が大きくなり傾斜磁場生成に寄与する周
方向電流成分が小さくなるので実際的な構成ではない。
薄板導体の展開形状は前述の実施例では全て長方形とし
たが、電流密度の小さな角部を切り欠いて幾分でも傾斜
磁場コイルの重量を低減することが可能である。また、
形状を変えることによって薄板導体内の電流分布を変え
ることによって最適な電流分布を得るようにすることも
可能であり、この発明において薄板導体の形状を正方形
を含む長方形に限定するものではない。
棒状導体の断面形状は薄板導体の厚みと展開形状での幅
、長さ寸法の比に比べて棒状と称した方が妥当であろう
という意味で使用している名称である。m斜磁場コイル
は共通の巻枠上に形成されるのが普通なので、前述の棒
状導体も巻枠の円筒表面の曲率に合わせて容易に曲げる
ことのできる導体寸法であることが望ましいという点か
ら、棒状導体もおおむね一般にいわれるところの板状導
体が使用されることがある。このような導体も前述の薄
板導体に比べる限り、厚みの幅寸法に対する比率が充分
大きいという意味でここでいう棒状導体に含めである。
〔発明の効果〕
この発明は前述のように、Z軸を対称軸とする円筒上に
設けたzx平面に対称に配置された少なくとも1対の薄
板導体と、前述の円筒の表面上に配してこれら薄板導体
に電流を供給する棒状導体とで傾斜磁場コイルを構成し
、これら薄板導体と棒状導体の形状配置をzx平面、x
y平面及び実質的にyz平面のそれぞれに対称に配置す
るとともに、これら薄板導体と棒状導体に流れる電流も
これらzx平面、xy平面の2つの平面に対称とし、更
に、yz平面に対しては電流の絶対値の分布が対称で方
向が反対になるように配置接続することによって、この
傾斜磁場コイルによって生成される磁場も前述の3つの
平面に対する対称性から傾斜磁場が備えるべき対称性が
確保される。また、傾斜磁場を生成する主な電流成分は
薄板導体に流れる周方向成分であるが、この電流成分は
Xy平面上を含めたz−0の近傍にも分布して流れるこ
とから傾斜磁場生成の効率が良いために同じ強度の傾斜
磁場を生成するのに少ないアンペアターンでよいので、
傾斜磁場コイル電源の容量が小さくでき、したがって、
この電源の価格低減、寸法縮小という効果が得られる。
また、薄板導体の電流分布はz軸方向に広く分布してい
るので、複数のくら形コイル対で構成したのと類似の分
布となることから、1ターンだけで構成しても傾斜磁場
は良好な直線性が得られる。従来の傾斜磁場コイルでは
複数ターンで構成するのに各ターンを直列接続して電流
の不平衡を回避する構成としているためにターン数の二
乗に比例してインダクタンスが増大するために、傾斜磁
場電源の電圧の増大、電流制御の高速化の阻害要因とな
っていたが、この発明では前述のように傾斜磁場コイル
を1ターン、あるいはせいぜい2ターンで構成しても必
要とする傾斜磁場の直線性が得られることから、傾斜磁
場コイル電源の最適電圧、電流の設定、インダクタンス
が減少することによる電流制御の高速化がなどが可能に
なるという効果が得られる。薄板導体や棒状導体の実際
に採用する構成、寸法、配置などは、薄板導体の展開形
状、z軸方向及び周方向寸法、電流出入部位置及び棒状
導体の配置などを考慮して数値計算を試行錯誤的に繰り
返すことによって求められる。
また、薄板導体の展開形状を長方形とし、そのZ軸に平
行な2つの辺の中央部に電流出入部を設けることにより
、薄板導体内の電流分布は対向する電流出入部をつなぐ
直線に対して対称な分布であるとともに、この直線上で
周方向電流成分が最大になり、z軸方向に離れるにした
がって小さくなる電流分布をする。また、電流出入部を
つなぐ直線はxy平面上にあるので、前述の電流分布は
同時にX7平面に対称分布にもなっている。m斜磁場を
主に形成する周方向電流成分がxy平面上で最大になる
山形の分布をしているので、傾斜磁場形成の効率がよい
という長所があり、所定の傾斜磁場を生成するのにより
少ないアンペアタアーンでよいことから傾斜磁場電源の
容量が小さくなるという効果が得られる。
また、薄板導体の展開形状を長方形として2枚の同一寸
法材質の薄板導体を絶縁薄板を挟んで半径方向に重ねて
構成し、それぞれの薄板導体の4つの角部を順にA、B
、C,Dとしたとき、1枚の薄板導体の電流出入部をA
とCに、もう1枚の電流出入部をBとDにそれぞれ設け
て互いに周方向電流成分の方向が同じになるように電流
が流れるように接続すると、zx不平衡X7平面に対称
にならない電流成分は互いに打ち消し合って、2枚の薄
板導体の電流を加えた等価的な電流分布はZX平面、X
7平面に対称になり、これによって生成される傾斜磁場
も前述の2つの面に対称な磁場となる。また、2つの薄
板導体を電気的に直列に接続することによってそれぞれ
の薄板導体に流れる電流値が厳密に一致することから、
前述の対称でない電流成分けが打ち消し合う作用が確実
になる0周方向の電流成分の分布は中央部が小さくz軸
方向の端部に近くなるほど大きくなる谷形になり、前述
の電流出入部を辺の中央部に設ける構成よりも直線性の
良い傾斜磁場が得られるという特長がある。したがって
、同じ程度の直線性を得るためには傾斜磁場コイルの寸
法を小さくすることができこれにともなって傾斜磁場コ
イルの価格、重量を低減することができるという効果が
得られス 更に、円弧状の棒状導体の薄板導体からの距離、薄板導
体の寸法などを可変にして薄板導体の展開形状が正方形
になるような最適条件を求め、これを実際の傾斜磁場コ
イルの設計値として採用すると、縦横を入れ換えるでも
支障がないので傾斜磁場コイルの組立が容易になるとと
もに、薄板導体の材料取りも容易になって歩留まりが向
上し薄板導体の材料費が節減されるなどの効果が得られ
る。
また、薄板導体に周方向に1本以上のスリットを設ける
と、このスリットによって電流分布が変わるとtもに周
方向の電流成分が大きくなるので、傾斜磁場生成の効率
が向上して傾斜磁場コイル電源の容量と価格低減という
効果が得られる他に、スリットの本数、長さを最適な値
に設定することによって更に直線性の優れた傾斜磁場コ
イルを得ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例を示す傾斜磁場コイル
の斜視図、第2図は第1図の展開図、第3図は第1図、
第2図の薄板導体の電流の流れを示す電流分布図、第4
図はこの発明の第2の実施例を示す薄板導体の斜視図、
第5図は第4図の棒状導体を含む展開図、第6図は第4
図、第5図の薄板導体の電流の流れを示す電流分布図、
第7図はこの発明の第3の実施例を示す傾斜磁場コイル
の展開図、第8図はこの発明の第4の実施例を示す薄板
導体の斜視図、第9図は従来の傾斜磁場コイルの原理を
示す斜視図、第10図は3つのくら形コイル対からなる
従来の傾斜磁場コイルを示す斜視図である。 41、 42. 43. 44. 45. 46. 4
1L  412. 421. 422゜431、441
.451.461・・・薄板導体、511、 512.
 521. 522. 531. 532. 541.
 542. 551゜552、561.562・・・電
流出入部、611、 612. 613. 614. 
615. 621. 622. 623,624゜62
5、 631. 632. 633. 641. 64
2. 643. 65L  652゜653、 661
. 662. 663. 671. 672. 673
. 674. 675゜676、681.682.68
3.684.685.686・・・棒状導体、第3図 晃2B vJ4図 第7図 第8目

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)静磁場である均一磁場に重畳して所定の方向に傾斜
    磁場を生成する傾斜磁場コイルにおいて、前記均一磁場
    の中心を原点とし、静磁場の方向の座標をz軸、このz
    軸に直交し前記傾斜磁場の傾斜の方向をy軸、このy軸
    とz軸の双方に直交する座標をx座標とするとき、z軸
    を回転軸とする所定の半径の円筒上に設けた少なくとも
    1対の薄板導体と、これら薄板導体に電流を供給すると
    ともに前記円筒に沿って配した棒状導体とからなり、こ
    れら薄板導体と棒状導体の形状、配置及び電流の分布が
    前記z軸とx軸を含む平面としてのzx平面及びx軸と
    y軸を含む平面としてのxy平面にそれぞれ対称である
    とともに、実質的にy軸とz軸を含む平面としてのyz
    平面に寸法、配置が対称で電流の方向が反対であること
    を特徴とする傾斜磁場コイル。 2)請求項1記載の傾斜磁場コイルにおいて、薄板導体
    の展開形状を長方形とし、そのz軸に平行な2つの辺の
    中央部に電流出入部を設けたことを特徴とする傾斜磁場
    コイル。 3)請求項1記載の傾斜磁場コイルにおいて、薄板導体
    の展開形状を長方形とし、2枚の同一寸法材質の薄板導
    体を絶縁薄板を挟んで半径方向に重ねて構成し、それぞ
    れの薄板導体の4つの角部を順に右回りにA,B,C,
    Dとしたとき、1枚の薄板導体の電流出入部をAとCの
    角部に、もう1枚の電流出入部をBとDにそれぞれ設け
    、これら2枚の薄板導体を棒状導体によって電気的に直
    列に接続するとともに、周方向の電流成分を同方向にし
    てなることを特徴とする傾斜磁場コイル。 4)請求項1、2又は3の傾斜磁場コイルにおいて、薄
    板導体の展開形状が正方形であることを特徴とする傾斜
    磁場コイル。 5)請求項1、2、3、4又は5の傾斜磁場コイルにお
    いて、薄板導体に周方向のスリットを設けたことを特徴
    とする傾斜磁場コイル。
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