JPH046173A - セラミックス接合用複合箔ろう材 - Google Patents

セラミックス接合用複合箔ろう材

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JPH046173A
JPH046173A JP10580290A JP10580290A JPH046173A JP H046173 A JPH046173 A JP H046173A JP 10580290 A JP10580290 A JP 10580290A JP 10580290 A JP10580290 A JP 10580290A JP H046173 A JPH046173 A JP H046173A
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JP
Japan
Prior art keywords
brazing
plate
composite foil
layer
brazing material
Prior art date
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Pending
Application number
JP10580290A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hirano
健治 平野
Minoru Suenaga
末永 實
Masaaki Ishio
雅昭 石尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Sumitomo Special Metals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Special Metals Co Ltd filed Critical Sumitomo Special Metals Co Ltd
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Publication of JPH046173A publication Critical patent/JPH046173A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、セラミックスを接合する箔状の複合ろう材
に係り、Zr材を芯材としてその両面に、Cu / T
i / Ni20〜70wt%−Cuの外皮材を被覆し
た7層複合箔ろう材に構成することにより、ろう付は作
業温度が900℃と比較的低温であり、ろう付は作業性
にすぐれ、高い接着強度が得られるセラミックス接合用
複合箔ろう材に関する。
従来の技術 一般に、機構部品、電気・電子部品等においては、セラ
ミックス同志の接合には、その対向面に熱膨張係数が近
似し、且つその濡れ性の良好なMo、W等の金属をメタ
ライジングした後、前記メタライジング面上にAgろう
付けして接合していたが、メタライジング、及びAgろ
う付けに多大の手間、コストを要し、特に、接合表面に
凹凸を有する異形のセラミックス板への接合には多くの
問題点があった。
この発明は、かかる現状に鑑み、セラミックス同志の接
合に際し、ろう付は作業温度が低く、かつ取扱いが容易
で接着作業性にすぐれ、高い接着強度が得られるととも
に、接着コストを低減できるろう材の提供を目的として
いる。
発明の概要 発明者らは、機構部品、電気・電子部品等におけるセラ
ミックス同志の接合コストの低減を計り、ろう付は作業
温度が低く、かつろう付は性にすぐれたろう材を目的に
、取扱いが容易と考えられる箔状のろう材について種々
検討した結果、Ti材、Zr材、Cu材及びNi20〜
70wt%−Cu材を用い、これら材料の組合せを選定
し、圧接にて特定の断面積比率となした複合箔材が、機
構部品、電気・電子部品等におけるセラミックス同志の
ろう材として、比較的低温ですぐれたろう付は性を発揮
し、かつ安価に提供できることを知見し、この発明を完
成したものである。
すなわち、この発明は、 芯材のZr材の両面に、最外面がNi20〜70wt%
−Cu材になる如く、Cu / Ti / Ni20〜
70wt%−Cuからなる3積層材を外皮材として被覆
して形成した7層複合材からなり、前記Zr材、Ti材
、Cu材及びNi20〜70wt%−Cu材の断面積比
率が、Zr材 30%〜40% Ti材 35%〜45% Cu材 10%〜20% Ni20〜70wt%−Cu材 5%〜15%を有する
ことを特徴とするセラミックス接合用複合箔ろう材であ
る。
この発明による複合箔ろう材は、セラミックスとの濡れ
性が良好で、セラミックス同志のろう付けに最適であり
、従来のAgろう材の如き事前にセラミックスへのメタ
ライジング工程が不要となり、さらに、ろう付は作業温
度が900℃と比較的低温であり、作業性にすぐれ、高
い接着強度が得られる箔状複合ろう材である。
また、この発明による複合箔ろう材は、同材質同志の接
合、あるいは異材質同志の接合でも、いずれの酸化物系
セラミックス同志の接合が可能である。
発明の構成 この発明によるセラミックス接合用複合箔ろう材は、Z
r材を芯材としてその両面に、Cu / Ti /Ni
20〜70wt%−Cuの外皮材を被覆したNi20〜
70wt%−Cu / Ti / Cu / Zr /
 Cu / Ti /Ni20〜70wt%−Cuの7
層複合箔ろう材であり、第1図に示す如く、最上面層を
第1層、最下面層を第7層とすると、下記第1表の如く
積層されている。
第1表 この発明において、複合箔ろう材として第4層の芯材に
Zrを用いる理由は、外皮材の3積層材中のTi材(第
2層、第6層)と共に活性金属として、セラミックスと
の接合に寄与するだけでなく、Ti−Cuの融点を更に
低下させるために必要である。
Ti材(第2層、第6層)は、上記の如く、活性金属と
してセラミックスと反応して、所要の接着強度を得るた
めに必要である。
また、この発明において、第4層の芯材のZr材との接
触面(第3層、第5層)にCu材を用いる理由は、Ti
の融点を低下させるために必要なためである。
また、この発明において、外皮材の最外面(第1層、第
7層)にNi20〜70wt%−Cu材を用い・る理由
は、Tiの融点を低下させるために必要であると同時に
、セラミックスの接合強度を高めるために必要であり、
Ni−Cu材のNiが20wt%未満では、接合強度の
向上効果がなく、Niが70wt%を越えると、Tiの
融点が低下せず作業温度が高くなり好ましくない。
さらに、この発明の複合箔ろう材を構成しているZr材
(第4層)、Ti材(第2,6層)、Cu材(第3,5
層)及びNi20〜70wt%−Cu材(第1,7層)
の断面積比率を限定した理由は、Zrが30%未満、T
iが35%未満、Cuが20%を超え、Ni20〜70
wt%−Cuが15%を超えると、セラミックスとの反
応が起こり難く、接合できない問題があり、また、Zr
が40%を超え、またTiが45%を超え、Cuが10
%未満、Ni20〜70wt%−Cuが5%未満では融
点が高くなり、作業性が悪く、セラミックスに対する濡
れ性が悪くなるので、好ましくない。
この発明による複合箔ろう材は、例えば、以下の製造方
法にて得られる。
コイル状Cu板及びコイル状Ni20〜70wt%−C
u板を巻戻し、また、コイル状Ti板を巻戻しながら、
前記Ti板を中間層にして、前記Cu板及びNi20〜
70wt%−Cu板を上方及び下方より板状に圧接しな
がら、Cu / Ti / Ni20〜70wt%−C
uの3層クラツド板を作製する。その後、焼鈍を行なう
さらに、得られた前記のコイル状Cu / Ti /N
i20〜70wt%−CuNi20ル70して、Cu 
/ Ti / Ni20〜70wt%−Cuクラツド板
を上方及び下方より、最外面がNi20〜70wt%−
Cu材になる如く、板状に圧接しながら7層クラツド板
を作製する。
その後、焼鈍、圧延を繰返し、所定寸法及び所定断面積
比率の複合箔ろう材に仕上げる。
この発明の複合箔ろう材としては、厚みは30〜110
0pの箔が適当であり、被接着材の種々の形状に容易に
馴染み、すぐれた接着性が得られるほか、接着作業が容
易になる等の利点がある。
また、この発明の複合箔ろう材を、Ag材で被覆するこ
とにより、セラミックスへの濡れ性を著しく改善するこ
とができる。
実施例 板厚0.4mm、板幅250mmのTi板、板厚0、1
8mm、板幅250mmのCu板、及び板厚0、08m
m、板幅250mmのNi31wt%−Cu板を巻戻し
ながら、Ti板を芯にして両面にCu板及びNi31w
t%−Cu板を当接させて、圧延率65%で圧接し、板
厚0、23mm,板幅250mmのCu / Ti /
 Ni31wt%−Cuの3層クラツド板を得た。その
後、圧接界面の接合強度を高めるため、拡散焼鈍を施し
た。
次に、板厚0.24mm、板幅250mmのZr板、及
び前記の板厚0.23mm、板幅250mmのCu /
 Ti /Ni31wt%−Cuの3層クラツド板を巻
戻ししながら、Zr板を芯にして両面に3層クラツド板
を当接させて、最外面がNi31wt%−Cu材になる
如く、圧延率65%で圧接し、板厚0.25mm、板幅
250mmの7層クラツド板を得た。
その後、焼鈍圧延を繰返し、第1図に示す如く、第1、
7層のNi31wt%−Cuが0.004mm厚み、2
50mm幅、第3、5層のCuが0.009mmJiE
み、250mm幅、第2、6層のTiが0.02mm厚
み、250mm幅、第4層のZrが0.034mm厚み
、250mm幅からなる厚み0.1mmの複合箔ろう材
を得た。
得られた7層の複合箔ろう材において、Zr材、Ti材
、Cu材及びNi31wt%−Cu材の断面積比率は、
Zr材34%、Ti材40%、Cu#18%、Ni31
wt%−Cu材8%であった。
複合箔ろう材より、それぞれ試験片を採取し、直径10
mm、厚み5mm及び直径15mm、厚み5mm寸法の
2枚のAl203セラミックス板間に介在させ、k雰囲
気中゛にて900℃、10分の加熱を施して接合した後
、第2図に示す如く、2枚のセラミックスを夫々反対方
向に引張る条件にて剪断強度試験を行なった。その結果
を第2表に示す。
また、比較のために、ろう材としてAgろうを用いて、
セラミックス板にWをメタライズした後、実施例と同一
寸法のAl203セラミックス板を接合して、H2ガス
雰囲気中にて850”Cに5分間加熱した後、前記剪断
強度試験を行なった。その結果を第2表に示す。
第2表 発明の効果 実施例より明らがな如く、従来例の如きメタライズ処理
する必要がなく、加熱温度が900”Cと比較的低く、
ろう付は作業性にすぐれ、高い接着強度が得られ、セラ
ミックス同志のろう付けに最適の複合箔ろう材であるこ
とが分る。
また、複合箔であるため、被接着材の接合表面形状が複
雑であっても容易にすぐれた接着ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による複合箔ろう材の斜視説明図であ
る。 第2図は剪断強度試験条件を示す被接着材の斜視説明図
である。 代理人 弁理士 押 1)良 久13猫第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 芯材のZr材の両面に、最外面がNi20〜70wt%
    −Cu材になる如く、Cu/Ti/Ni20〜70wt
    %−Cuからなる3積層材を外皮材として被覆して形成
    した7層複合材からなり、前記Zr材、Ti材、Cu材
    及びNi20〜70wt%−Cu材の断面積比率が、 Zr材 30%〜40% Ti材 35%〜45% Cu材 10%〜20% Ni20〜70wt%−Cu材 5%〜15% を有することを特徴とするセラミックス接合用複合箔ろ
    う材。
JP10580290A 1990-04-20 1990-04-20 セラミックス接合用複合箔ろう材 Pending JPH046173A (ja)

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JP10580290A JPH046173A (ja) 1990-04-20 1990-04-20 セラミックス接合用複合箔ろう材

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JP10580290A JPH046173A (ja) 1990-04-20 1990-04-20 セラミックス接合用複合箔ろう材

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JPH046173A true JPH046173A (ja) 1992-01-10

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JP10580290A Pending JPH046173A (ja) 1990-04-20 1990-04-20 セラミックス接合用複合箔ろう材

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JP (1) JPH046173A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7527187B2 (en) * 2004-12-20 2009-05-05 Honeywell International Inc. Titanium braze foil
US7776454B2 (en) * 2001-12-14 2010-08-17 EMS Solutions, Inc. Ti brazing strips or foils

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7776454B2 (en) * 2001-12-14 2010-08-17 EMS Solutions, Inc. Ti brazing strips or foils
US7527187B2 (en) * 2004-12-20 2009-05-05 Honeywell International Inc. Titanium braze foil

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