JPH0461575A

JPH0461575A - ディスプレイ回転機構

Info

Publication number: JPH0461575A
Application number: JP17248490A
Authority: JP
Inventors: Toshio Wada; 俊雄和田
Original assignee: NEC Home Electronics Ltd; Nippon Electric Co Ltd
Current assignee: NEC Home Electronics Ltd; NEC Corp
Priority date: 1990-06-29
Filing date: 1990-06-29
Publication date: 1992-02-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野〕この発明は、例えばテレビセット等のディスプレイ装置
の画面を左右方向の所望の向きに回転させるディスプレ
イ回転機構に関する、［従来の技術］従来より、大型のテレビセットにおいてテレビ画面を所
望の向きに向けるディスプレイ回転機構として、従来例
および本発明に共通の第３図に示すように、ディスプレ
イ装置本体であるテレビセット１を支持するベース２上
に回転中心軸３を垂直に固定し、同じくベース２上に前
記回転中心軸３を中心とする円弧状のラック４を設け、
前記ラック４とかみ合うギヤ５を持つ駆動ユニット６を
テレビセット１側に設ける構造が採用されている。

この種のディスプレイ回転機構における従来の駆動ユニ
ット６Ａの一例を第４Ｉ２１に示す。

テレビセット１と一体の回転ベース７にノ＼ウジング８
が設けられ、このハウジング８内に、駆動源としての小
型直流モータ９、このモータ９の出力軸に固定したプー
リ１０によりベルト１１を介して回転駆動されるプーリ
１２、このプーリ１２と一体に回転するウオーム１３、
このウオーム１３とかみ合うウオームホイール１４、こ
のウオームホイール１４を入力部とする電磁クラッチ１
５、この電磁クラッチ１５の出力部と一体に回転するギ
ヤ１６、このギヤ１６とかみ合うギヤ１７等が設けられ
、ベース２１１１１のラック４とかみ合う前記出力ギャ
ラが前記ギヤ１７と一体に設けられている。

上記のように従来のディスプレイ回転機構の駆動ユニッ
ト６Ａは、駆動源として小型直流モータ９を用い、また
、モータ９の回転動力を出力ギャラに伝達する動力伝達
経路にウオーム１３とウオームホイール１４を持ち、か
つ電磁クラッチ１５を設けていた。

［発明が解決しようとする課題］上記従来のディスプレイ回転機構は、駆動コーニット６
Ａの駆動源として小型直流モータ９を用し）でいるが、
一般に小型直流モータは高回転く例えば５０００　ｒ、
ｐ、−など）・小トルク（例えば５０ｇ−ｃｍ　）であ
るから、出力ギヤ５の回転数を適切なテレビセット回転
速度まで低下させるためには、動力伝達経路に高いギヤ
比が必要である。この高いギヤ比を実現するため上述の
通り、ウオームとウオームホイールが必要となり、また
、部品点数が多くなる。

動力伝達経路にウオームとウオームホイールがあるので
、また、平歯車だけで構成し外力で小型直流モータを強
制的に回転させる場合減速比が大きいく例えば９０００
：１．）ので、非通電時に外力でテレビセットを自由に
回転させることができるためには駆動ユニット６Ａの動
力伝達経路にクラッチ１５が必要であり、構造が複雑か
つコスト高となる。

また、小型直流モータはｌ−ルクと回転数とが反比例す
る特性を持つので、テレビセット１の回転時に障害物に
当たって低速回転となった時に過大なトルクが発生しな
いように、過大トルク防止対策が必要であるが、そのプ
ロテクト回路および構造は複雑である。

本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもの
で、過大な出力トルクが発生するおそれがなく、プロテ
クト回路および構造が不要であり、また動力伝達経路に
クラッチを設けることも不要で、安全かつ構造の簡単な
ディスプレイ回転機構を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］上記課題を解決する本発明は、ディスプレイ装置本体を
支持するベース上に設けられた回転中心軸と、同じくベ
ース上に設けられた前記回転中心軸を中心とする円弧状
のラックと、前記ラックとかみ合うギヤを持つディスプ
レイ装置本体側に設けた駆動ユニットとを備えたディス
プレイ回転機構において、前記駆動ユニットの駆動源としてステッピングモータを
用いたことを特徴とする。

上記ステッピングモータとして、可変レラクタンス型ス
テッピングモータあるいは永久磁石型ステッピングモー
タを用いることができる。

［作用］上記構成において、ステッピングモータは、低速回転・
高トルクを容易に得ることができるので、駆動源から出
力ギヤまでの動力伝達経路のギヤ比が小さくて済み、動
力伝達経路にウオームとウオームホイールを設ける必要
がなくなる。このように動力伝達経路にウオームとウオ
ームが不要となることと、ステッピングモータのデイテ
ントトルク（非通電時のトルク）は一般に小さいことか
ら、非通電時に外力でディスプレイ装置本体を自由に回
転できるように動力伝達経路にクラッチを設ける必要も
なくなる。

また、ステッピングモータは、回転数を決めるとその出
力トルクが一定の値以上は出ないので、ディスプレイ装
置本体回転時に障害物に当たっても過大なトルクが発生
するおそれがなく、ディスプレイ装置本体の回転動作時
の安全性を確保できる。

可変レラクタンス式ステッピングモータを用いた場合、
可変レラクタンスステッピングモータにはデイテントト
ルクがほとんどないため、ディスプレイ装置本体の回転
を手動で行うことが容易である。

永久磁石型ステッピングモータを用いた場合には、若干
のデイテントトルクがあるため、ディスプレイ装置本体
は、非通電時に向きがみだりに動かないように安定して
保持される。

［実施例］以下、本発明のディスプレイ回転機構の一実施例を第１
図〜第３図を参照して説明する。

この実施例のディスプレイ回転機構は、既に説明した第
３図のテレビセットに適用したもので、第３図に示され
る範囲では従来と同様であり、説明は省略する。このデ
ィスプレイ回転機構における本発明一実施例の駆動ユニ
ット６Ｂを、従来例と共通する部分に同一の符号を付し
て示した第１図を季照して説明すると、ディスプレイ装
置本体であるテレビセット１と一体の回転ベース７にハ
ウジング８が設けられ、このハウジング８の上部に駆動
源としてのステッピングモータ２０が設けられ、ハウジ
ング８内にステッピングモータ２０の出力軸に固定した
ギヤ２１、このギヤ２１とかみ合うギヤ２２、このギヤ
２２と一体のギヤ２３、このギヤ２３とかみ合うギヤ１
７が設けられ、このギヤ１７にベース２上の円弧状のラ
ック４とかみ合う出力ギャラが一体に設けられている。

上記ステッピングモータ２０として、永久磁石を用いず
固定子と回転子の歯の間に働く磁気的吸引力を利用して
回転力を発生したり位置の保持を行う形式の可変レラク
タンス型ステッピングモータ、あるいは、永久磁石を回
転子とし、これらの磁極と励磁された固定子の極歯の間
に働く磁気吸引力を利用する形式の永久磁石型ステッピ
ングモータ等を用いるとよい。

上記のディスプレイ回転機構において、ステッピングモ
ータ２０を駆動すると、ギヤ２１、ギヤ２２、ギヤ２３
、ギヤ１７を経て出力ギャラが回転駆動され、この出力
ギャラはベース２ｒｆｐＡの固定の円弧状のラック４と
かみ合うので、ギャラがランク４に沿って円弧状に走行
し、したがってギャラを取り付けているテレビセット１
が回転中心軸３を中心として回転し、画面の向きを変え
る。

ステッピングモータはその特性として、回転数を決める
とその出力トルクが一定の値以上は出ないので、テレビ
セット１回転時に回転部に指が挟まれる等、テレビセッ
ト１が障害物に当たると、ステッピングモータ２０は過
大なトルクが発生することなく停止する。したがって５
安全である。

また、ステッピングモータは、低速回転（例えば３００
０ｒ、ｐ、−など）・高トルク（例えば３００ｇ−Ｃ−
など）を容易に得ることができるので、駆動源から出力
ギャラまでの動力伝達経路のギヤ比、が小さくて済み、
上述のように動力伝達経路にウオームとウオームホイー
ルを設ける必要がなく、したがって、非通電時に外力で
テレビセットを自由に回転させることができるようにク
ラッチを設ける必要もない６また。ギヤ比が小さく済む
と、部品点数が少なく済む。

なお、ステッピングモータとして可変レラクタンス式ス
テッピングモータを用いた場き、可変レラクタンスステ
ッピングモータにはデイテントトルクがないため、テレ
ビセット１の回転を手動で行うことが容易である。

また、ステッピングモータとして永久磁石型ステッピン
グモータを用いた場合には、若干のデイテントトルクが
あるなめ、テレビセット１は、非通電時に向きがみだり
に動かないように安定して保持される。

第２図は他の実施例を示すもので、ステッピングモータ
２０の出力軸に円板状のエンコーダ３０を固定し、この
エンコーダ３０の回転を検出するフォトセンサ３１をハ
ウジング８側に設け、このエンコーダ３０とフォトセン
サ３１とからなる回転速度検出器３２により、ステッピ
ングモータ２０の回転速度を検出するようにしたもので
ある。

前記回転速度検出器３２は、テレビセット１回転時にテ
レビセット１が障害物に当たってその回転が停止した時
その停止〈回転速度が零）を検出して、ステッピングモ
ータ２０への電源供給を切るために用いる。

上記構成とすれば、テレビセット１が回転時に障害物に
当たった時、ステッピングモータ２０の回転が停止する
とともに、回転トルクが瞬時に零となるので、さらに安
全性が向上する。

なお、前記回転速度検出器は、ステッピングモータ２０
の出力軸の回転を検出するものに限らず、動力伝達経路
のどの回転部の回転を検出するものでもよい。また、回
転速度検出方式は、上記の光電式に限らず、磁気式その
他の方式を採用することができる。

［発明の効果］本発明は上記の通り構成されているので、次のような効
果を奏する。

駆動ユニットの動力源としてステッピングモータを用い
ているので、ステッピングモータの特性より過大なトル
クが発生するおそれがなく、ディスプレイ装置本体の回
転動作時の安全性３確保できる。

また、回転動作時の安全性確保のために過大トルク防止
のプロテクト回路および構造を設ける必要がなく、構成
が簡単となる。

また、ステッピングモータを用いたことにより、動力伝
達経路のギヤ比が小さくて済み、したがって、動力伝達
経路にウオームとウオームホイールを設ける必要がなく
、ステッピングモータのデイテントトルクが小さいこと
と相まって、クラッチも不要となる。また、ギヤ比が小
さく済むので、部品点数が少なく済み、これら点でも構
造が簡単になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すディスプレイ回転［楕
の駆動ユニット近傍の断面図、第２図は他の実施例を示
すものでステッピングモータ部分の図、第３図は本発明
および従来例に共通に用いたディスプレイ装置の分解斜
視図、第４図は従来のディスプレイ回転機構の駆動ユニ
ット近傍の断面図である６１・・テレビセット（ディスプレイ装置本体）、２・・
・ベース、３・・回転中心軸、４・・・ラック、５・・
・出力ギヤ、６　（６Ｂ）・・・駆動ユニット、２０・
・・ステッピングモータ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ディスプレイ装置本体を支持するベース上に設け
られた回転中心軸と、同じくベース上に設けられた前記
回転中心軸を中心とする円弧状のラックと、前記ラック
とかみ合うギヤを持つディスプレイ装置本体側に設けた
駆動ユニットとを備えたディスプレイ回転機構において
、前記駆動ユニットの駆動源としてステッピングモータを
用いたことを特徴とするディスプレイ回転機構。
（２）前記ステッピングモータが可変レラクタンス型ス
テッピングモータであることを特徴とする請求項１記載
のディスプレイ回転機構。
（３）前記ステッピングモータが永久磁石型ステッピン
グモータであることを特徴とする請求項１記載のディス
プレイ回転機構。
（４）前記駆動ユニットにおける回転部の回転速度を検
出する回転速度検出器を設けたことを特徴とする請求項
１、２または３記載のディスプレイ回転機構。