JPH0451582Y2 - - Google Patents

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JPH0451582Y2
JPH0451582Y2 JP3244587U JP3244587U JPH0451582Y2 JP H0451582 Y2 JPH0451582 Y2 JP H0451582Y2 JP 3244587 U JP3244587 U JP 3244587U JP 3244587 U JP3244587 U JP 3244587U JP H0451582 Y2 JPH0451582 Y2 JP H0451582Y2
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magnetic
spool
motor
magnet
rotation
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、磁気誘導によつてスプールに制動を
かけるようにした魚釣用両軸受リールのバツクラ
ツシユ防止装置、更に詳しくは、スプールの回転
に連動して回転する非磁性導電体の内、外側に
夫々配設した二箇のマグネツトリングのうち、何
れか一方をモーターにて回転してスプールに対す
る制動力を調整するようにしたバツクラツシユ防
止装置におけるマグネツトリングの回転リミツト
位置検出機構に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記バツクラツシユ防止装置において
は、スプールの回転開始から時限設定時間に到達
したとき自動的に制動がかけられるよう構成した
ものと、スプールの回転を検知するセンサーから
の信号を基準クロツク回路の信号毎にパルス数を
カウントし、このパルス数からスプールの回転速
度、回転加速度を演算し、これらの値が設定した
値と同じ、又は負になると制動がかゝり、0にな
ると制動か解除されるよう信号によつてモーター
が回転し、マグネツトリングを回転するよう構成
したもの等が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら前者では、仕掛けが、スプール回
転開始から所定位置まで到達するのに要する時間
を設定するのは極めて困難であるだけでなく、投
擲の都度飛距離(経過時間)もまちまちであるか
ら、仕掛けが時限設定時間以内に到達した時や、
投擲を失敗し、仕掛けが近くに着水した場合等に
バツクラツシユを生じる問題点がある。
又、後者では上記問題点を解消し得る点で効果
的ではあるが、確実に制動力の最大値位置と、最
小値位置にマグネツトリングを停止させる為にモ
ーターの回転量を制御しなければならないので、
複雑で高価なモーターを使用しなければならず、
一般的なモーターの回転量制御手段としてのリミ
ツトスイツチ、エンコーダー、その他公知のもの
を使用すると、バツクラツシユ防止装置の設置ス
ペースが広く必要となり、リールの小型、経量化
を図る上で問題となるだけでなく、製作コストが
アツプする等の問題点がある。
本考案は上記問題点を解消しようとしたもの
で、モーターでマグネツトリングを回転して、ス
プールに対する制動力を調整するようにしたバツ
クラツシユ装置において、非磁性導電体に渦電流
を発生させてスプールに制動をかけるマグネツト
リングを、シールド用回転ヨークにスリツトを設
けて磁気センサーにより磁気を感知する回転リミ
ツト位置検出に用いるよう構成することによつ
て、この種バツクラツシユ装置を簡単化できてコ
ンパクト化を図り得るようにすると共に、安価に
製作できるようにするのが、その目的である。
〔問題点を解決する為の手段〕
即ち本考案は、スプールの回転に連動して回転
する非磁性導電体の内、外側に夫々シールド用ヨ
ークを介在してマグネツトを夫々配設し、一方の
マグネツトリングをモーターで回転して上記非磁
性導電体に発生する渦電流を調整させ、スプール
の回転に制動をかけるようにした両軸受リールの
バツクラツシユ装置において、上記マグネツトリ
ングの制動力最大値位置と最小値位置に夫々対応
させてシールド用回転ヨークの周側部に夫々磁気
センサーを配設すると共に、該各磁気センサーで
マグネツトリングの磁気を感知してモーターを停
止可能なるようシールド用回転ヨークにマグネツ
トリング回転位置検出用スリツトを設けて構成
し、上記問題点を解決したのである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述すれ
ば、第1図、第2図に示したように、リール本体
1は、左右の側枠2,3を横杆4……等にて所定
間隔に枠組みして形成されており、該側枠2,3
は、夫々の側板2a,3aの外側にカバー2b,
3bをビス5……止め等して形成されている。
上記側枠2内に固定したマグネツトホルダー6
と、側枠3の側板3aに軸受7,8を介在してス
プール軸9を支持することにより、スプール10
を両側枠2,3間に回転自在に架設させてある。
上記スプール軸9の一端にはピニオン11が軸
方向へ摺動自在に外装させてあり、図示しない駆
動ギヤを介して図示しないハンドルと連動され、
図示しないクラツチ機構の切換え操作によつて、
ピニオン11がスプール軸9上を軸方向へ往復摺
動されることにより、スプール軸9の欠円部9a
と係、脱され、これによりスプール軸9はハンド
ルと続、断切換えられるよう構成されている。
上記スプール軸9の他端には、略横向きカツプ
形状の非磁性導電体12を固定させてあり、該非
磁性導電体12の周壁12aは、上記側板2aの
透孔2cからマグネツトホルダー6の凹部6a内
に突出させてあり、該周壁12aの内側と外側に
は夫々シールド用ヨーク13,14を介在してマ
グネツトリング15,16を配設させてある。
図示例では、内側のマグネツトリング15を固
定し、外側のマグネツトリング16をシールド用
ヨーク14と一体的に周方向へ回転可能に設けて
ある。
上記マグネツトホルダー6にはマグネツトギヤ
17を回転自在に支持させてあつて、両側枠2,
3間に固定したモーター18のモーター軸18a
に設けたギヤ19と噛合させてあり、上記マグネ
ツトリング16のマグネツトアタツチメント20
を上記マグネツトギヤ17と係合させてあり、こ
れにより、マグネツトリング16とヨーク14は
一体的にモーター18にて回転されるよう形成さ
れている。
又、上記スプール10の一端にはマグネツト2
1を固定してあり、該マグネツト21の回転域に
臨むよう側板3aには上記マグネツト21の磁気
を感知してスプール10の回転を検知する磁気セ
ンサー22を固定させてある。
又、上記非磁性導電体12に渦電流を発生させ
てスプール10の回転に制動をかける為の制御手
段は、上記両マグネツトリング15,16と、シ
ールド用ヨーク13,14とで構成されていて、
上記マグネツトリング15,16には、N極とS
極とを周方向へ一定間隔毎に交互に配置してある
ものが用いられる。
又、上記非磁性導電体12は、銅、アルミニウ
ム等の非磁性材で形成されている。
そして、マグネツト16の回転リミツト位置を
検出する為の機構は次のように形成されている。
即ち、スプール10にかけられる制動力は、両
マグネツトリング15,16のN極とS極とを第
3図のように対向させた時が最大値となり、又両
マグネツトリング15,16の同極を第4図のよ
うに対向させた時が最小値となるから、制動力の
最大値位置aと、最小値位置bとの両位置でマグ
ネツトリング16の磁気を感知して当該マグネツ
トリング16の回転リミツト位置を検出可能に、
上記ヨーク14の周壁14aの適所にスリツト2
3,24を周方向へ適宜間隔に夫々設け、該各ス
リツト23,24を介して上記両位置a,bにお
いて磁気を夫々感知可能に磁気センサー25,2
6を側枠2に凹所27等を設けて、上記スリツト
23,24と対向する如く夫々設けて構成されて
いる。
而して上記構成において、スプール10の回転
を、マグネツト21を磁気センサー22で検知
し、その回転数が、図示しない回路に予め設定し
てある値以上になるとモーター18を回転させ、
マグネツトリング16とヨーク14を第3図の矢
印cで示した制動力が最大値となる方向へ回転さ
せ、スリツト23が磁気センサー25と対向した
とき、スリツト23を通して磁気センサー25は
マグネツトリング16の磁気を感知し、モーター
18を停止させる。
又、第3図の制動力最大値の位置からモーター
18を逆転させて、マグネツトリング16とヨー
ク14を、制動力最小値となる方向へ逆転させ、
スリツト24が磁気センサー26と対向した時、
該スリツト24を通して磁気センサー26がマグ
ネツトリング16の磁気を感知してモーター18
を停止させる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る両軸受リール
のバツクラツシユ防止装置は構成したから、マグ
ネツトリング16をモーター18で回転してスプ
ール10と連動する非磁性導電体12に発生する
渦電流を調整させることによりスプール10の回
転に制動をかけるようにしたバツクラツシユ防止
装置において、マグネツトリング16を、制動力
最大値位置aと最小値位置bで検出してモーター
18を停止させるのに、当該マグネツトリング1
6をリミツト位置検出に用いると共に、ヨーク1
4にスリツト23,24を設け、該スリツト2
3,24を通して磁気センサー25,26で上記
マグネツトリング16の磁気を感知するようにし
たので、従来のようにモーター制御を電気回路等
を用いて行なうよう構成したものに比べて機構が
簡単となり、もつて、当該装置のコンパクト化を
図り得るのでリールに対する設置スペースを小さ
くできて、リールの小型、軽量化に寄与できるだ
けでなく、極めて安価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る両軸受リールのバツクラ
ツシユ防止装置の実施例を一部切欠して示す縦断
平面図、第2図は第1図における−線矢視縦
断面図、第3図、第4図は同実施例の主要部を
夫々示す制動力最大値時と最小値時の各説明図で
ある。 10……スプール、12……非磁性導電体、1
3,14……シールド用ヨーク、15,16……
マグネツトリング、18……モーター、23,2
4……スリツト、25,26……磁気センサー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スプール10の回転に連動して回転する非磁性
    導電体12の内、外側に夫々シールド用ヨーク1
    3,14を介在してマグネツトリング15,16
    を夫々配設し、一方のマグネツトリングをモータ
    ー18で回転して上記非磁性導電体に発生する渦
    電流を調節して、スプールの回転に制動をかける
    ようにした両軸受リールのバツクラツシユ防止装
    置において、上記マグネツトリングの制動力最大
    値位置と最小値位置に夫々対応させてシールド用
    回転ヨークの周側部に夫々磁気センサー25,2
    6を配設すると共に、該各磁気センサーでマグネ
    ツトリングの磁気を感知してモーターを停止可能
    なるようシールド用回転ヨークにマグネツトリン
    グ回転位置検出用スリツト23,24を設けてな
    ることを特徴とする両軸受リールのバツクラツシ
    ユ防止装置。
JP3244587U 1986-07-31 1987-03-04 Expired JPH0451582Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3244587U JPH0451582Y2 (ja) 1987-03-04 1987-03-04
US07/079,642 US4779814A (en) 1986-07-31 1987-07-30 Backlash prevention device for fishing reel
US07/153,925 US4821975A (en) 1987-02-11 1988-02-09 Backlash prevention adjustment mechanism for a fishing reel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3244587U JPH0451582Y2 (ja) 1987-03-04 1987-03-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63138066U JPS63138066U (ja) 1988-09-12
JPH0451582Y2 true JPH0451582Y2 (ja) 1992-12-04

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ID=30839131

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JP3244587U Expired JPH0451582Y2 (ja) 1986-07-31 1987-03-04

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