JPH046078A

JPH046078A - 密封容器の製造方法

Info

Publication number: JPH046078A
Application number: JP10442390A
Authority: JP
Inventors: Hikoichiro Fujimori; 藤森　彦一郎
Original assignee: Takeuchi Press Industries Co Ltd
Current assignee: Takeuchi Press Industries Co Ltd
Priority date: 1990-04-20
Filing date: 1990-04-20
Publication date: 1992-01-10
Anticipated expiration: 2010-10-11
Also published as: JPH0794275B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■産業上の利用分野二の発明は密封容器の製造方法に関し、さらに詳しくは
容器内に内容物を収納した後、密封工程において開口部
を簡単に密封でき、かつ密封性に優れた密封容器の製造
方法に関する。

の従来の技術従来、密封容器の製造方法としては、容器の開口部に蓋
体を載置して、蓋体の外周縁と容器の開口部とを一体的
に巻き締める製造方法があった。

第７図は、このような方法で巻き締められた容器の断面
図を示す図面である。第７図中、５０は容器本体であり
、この容器本体５０の開口部５０ａには蓋体５１．が載
１され、この蓋体５１の外周縁と容器本体５０の開口部
５０ａとが一体的に巻き締められていた。

■発明が解決しようとする課題しかしながら、このような発明にあっては以下に示す欠
点があった。

（１）容器本体５０の径が小さい場合（例えば直径３０
ｗｎ以下の容器の場合）、製造工程において容器本体と
蓋体とを一体的に巻き締める作業は困難であった。

（２）特にリング形状を呈する容器にあっては、容器本
体の開口部の外縁部および内縁部に、蓋体の外周縁また
は内周縁を同時に巻き締めることは不可能であった。

（３）容器本体５０の内部が、瞬時に高圧になるような
場合、巻き締め蓋にあっては密封性という点では難点が
あった。

■課題を解決するための手段この課題を解決するため、この発明は蓋体１の環状鍔２
内面に接合剤３を施した後、この蓋体１の環状鍔２を容
器本体４の開口部５に載置し、次にプレス機６に連結し
た金型７を蓋体１上に下降し、最初に金型７の蓋押パン
チ８の先端を蓋体中央部１２に当接せしめて、環状鍔２
の立上がり壁２ａを容器本体４の開口部内壁５ａに接合
せしめ、その後挟み型９を環状鍔２の折曲壁２ｂに当接
して、折曲壁２ｂを強制的に容器本体４の開口部外壁５
ｂに接合せしめ、開口部５に環状鍔２を挟着して固定し
たことを特徴とする密封容器の製造方法であり、実施例
として接合剤３が、接着剤、ライニング剖あるいはパツ
キン類であり、又金型７のシリンダ１１内で、ノックア
ウトパンチ１０を下降せしめ、このノックアウトパンチ
１０先端を、蓋体１の上面に当接して、容器本体４を金
型７から離脱することを特徴とするものであり、さらに
は容器本体４の開口部５を蓋体１で密封した後、挟着部
１５を容器本体４の内側に折曲したことを特徴とするも
のである。

０作用および実施例まず、容器の密封作業に用いられる装！および密封され
る容器の構造を実施例に基づいて説明する。第１図中、
６は油圧等で作動するプレス機であり、このプレス機６
の下側には、容器本体４および蓋体１の上方で上下動す
るリング形状の金型７が付設されている。実施例では、
金型７はリング形状の蓋押パンチ８、挟み型９およびノ
ックアウトパンチ１０から構成されている。挾み型９の
内部には菱押パンチ８が摺動自在に挿入され、二の菱押
パンチ８の上方にはバネ体１３が組み込まれ、バネ体１
３上にはノックアウトパンチ１ｏの鍔部が載置されてい
る。ノックアウトパンチ１゜は、このバネ体１３に抗し
て圧縮空気により蓋押バンチ８内を摺動するように構成
されている。圧縮空気は、ノックアウトパンチ１ｏの上
方に設けたシリンダ１１に空気供給管１４を通じて供給
される。シリンダ１１はエアシリンダまたは油圧シリン
ダが用いられる。

次に、密封される容器の構造について説明する。

第１図において容器本体４はリング形状の容器であり、
中心部が空洞になっている。この容器本体４の開口部５
上には、内面に接着剤、コーティング剤等が被覆された
環状鍔２を有する蓋体１が載置されている。そして、開
口部５は環状鍔２で挟着され、容器本体４は蓋体１によ
って完全に密封されている。この容器本体４および蓋体
１の材質としては、アルミニウム等の金属、合成樹脂材
料等が用いられる。

さらに、この発明に係る密封容器の製造方法について説
明する。第２図に示すように、環状鍔２の内面に接合剤
３を施した蓋体１を、容器本体４の開口部５上に載置す
る。接合剤３としては、ポリエステル系接着剤、ナイロ
ン系接着剤、２液性接着剤あるいはゴム系のコーティン
グ剤等を用いることができ、必要に応じてゴム等のパツ
キンを用いてもよい。次に、プレス機６を作動せしめて
、蓋体１および容器本体４上に金型７を下降する。

第３図に示すように、最初は金型７の蓋押パンチ８の先
端が、蓋体中央部１２上に当接する。そして、蓋体中央
部１２が容器本体４の開口部５に固定されると同時に、
蓋押パン千８の外周が環状鍔２の立上がり壁２ａに当接
するため、立上がり壁２ａは接合剤３を介して開口部内
壁５ａに接合される。その後、第４図に示すように蓋押
パンチ８は、上記状態を保持し、続いて挟み型９が下降
して、挟み型９の四部９ａが環状鍔２の折曲壁２ｂに当
接する。そして、折曲壁２ｂは強制的に容器本体４の開
口部外壁５ｂに接合剤３を介して接合される。このよう
にして、環状鍔２は蓋押パン千８と挟み型つとに挟まれ
て、確実に開口部５に挟着される。なお、藍押パンチ８
および挟み型９は必要に応じて加熱される場合もある。

密封作業が終了すると、第５図に示すように蓋押パンチ
８および挟み型９が共に上昇する。この際、空気供給管
１４からシリンダ１１内に、圧縮空気が供給されて、蓋
押パンチ８内でノックアウトパンチ１０が下方に移動し
、ノックアウトパンチ１０の先端が蓋体中央部１２を下
方に押圧する。そして、金型７に嵌合していた容器が強
制的に落下せしめられる。なお、容器本体４内の圧力が
瞬時に高圧になる場合における密封容器の製造方法とし
ては、上記順序で密封した後、第６図に示すように、容
器本体４の挟着部１５を、容器本体４の内側に折曲すれ
ばよい。これにより、蓋体１の容器本体４への挟着力が
一層強化され、かつ密封性が向上する。

なお、容器本体４および蓋体１は、実施例に示すように
、リング形状を呈している場合の他、通常の円筒形、四
角形等の密封容器の製造方法としても用いることができ
る。

■効果以上、説明してきたように、この発明によれば特に小径
の容器である場合、容器の開口部を蓋体で密封する作業
が頗る簡単である。又、リング形状を呈している容器の
ような場合、容器本体の開口部の外縁部および内縁部に
、蓋体の外周縁および内周縁を同時に挟着できるので、
密封作業が簡単である。そして、容器は優れた密封性を
有する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は、この発明に係る密封容器の製造方法
の実施例を示した図面であり、第１図は密封作業に用い
られる装置および容器の構造を示した断面図、第２図〜
第５図は密封容器の製造方法の順序を示した断面図、第
６図は密封容器の製造方法の他の実施例を示した断面図
、第７図は従来の製造方法による容器の断面図である。１・・・・蓋体、　　　　２・・・・環状鍔２ａ・・・
・立上がり壁、２ｂ・・・・折曲壁３・・・・接合剤、
　　　４・・・・容器本体５・・・・開口部、　　　５
ａ−・・・開口部内壁５ｂ・−・・開口部外壁、６・・
−プレス機７・・・・金型、　　　　８・−・・藍押パ
ンチ９・・・・挟み型、　　　１０・・・・ノックアウ
トパンチ１１・・・・シリンダ、　　１２・・・・蓋体
中央部１５・・・・挟着部出願人　武内プレス工業株式会社第６図５−一一一琢石（Ｐ第７図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）蓋体の環状鍔内面に接合剤を施した後、該蓋体の
環状鍔を容器本体の開口部に載置し、次にプレス機に連
結した金型を蓋体上に下降し、最初に金型の蓋押パンチ
の先端を蓋体中央部に当接せしめて、環状鍔の立上がり
壁を容器本体の開口部内壁に接合せしめ、その後挟み型
を環状鍔の折曲壁に当接して、折曲壁を強制的に容器本
体の開口部外壁に接合せしめ、開口部に環状鍔を挟着し
て固定したことを特徴とする密封容器の製造方法。
（２）接合剤が接着剤、ライニング剤あるいはパッキン
類である請求項１記載の密封容器の製造方法。
（３）金型のシリンダ内で、ノックアウトパンチを下降
せしめ、該ノックアウトパンチ先端を、蓋（４）容器本
体の開口部を蓋体で密封した後、挟着部を容器本体の内
側に折曲したことを特徴とする請求項１記載の密封容器
の製造方法。