JPH0460660B2 - - Google Patents

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JPH0460660B2
JPH0460660B2 JP2052237A JP5223790A JPH0460660B2 JP H0460660 B2 JPH0460660 B2 JP H0460660B2 JP 2052237 A JP2052237 A JP 2052237A JP 5223790 A JP5223790 A JP 5223790A JP H0460660 B2 JPH0460660 B2 JP H0460660B2
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JP
Japan
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electrode
needle
opening
medical needle
electrode support
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JP2052237A
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Toshihisa Saida
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OOYAMA SHOMEI KK
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OOYAMA SHOMEI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、使用済の採血針や注射針等の医療
用針の廃棄処理に用いられる廃棄処理装置に関す
る。
〔従来の技術〕 従来、患者や被検査者に用いた採血針や注射針
等の各種医療用針は、細菌感染等を防止し、安全
性を確保するため、プラスチツク製のキヤツプを
被せて針先を覆つた後、一括して廃棄処理業者に
よつて廃棄処理が行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、医療用針には、その使用目的によつ
て種々の形態や大きさがあり、使用済のものを個
別にキヤツプを被せることは非常に面倒であり、
注射器から針を外してその針にキヤツプを被せる
作業中に作業者が誤つて指た手を傷つけてしまう
等、極めて危険である。また、その煩わしさか
ら、キヤツプを被せないまま放置されたり、廃棄
された場合には非常に危険であり、安全処理を行
う廃棄処理業者が危険に曝されることになる。
そこで、この発明は、廃棄処理の安全性を高め
た医療用針の廃棄処理装置の提供を第1の目的と
する。
また、この発明は、処理した医療用針の第1及
び第2の電極間からの排出を容易にした医療用針
の廃棄処理装置の提供を第2の目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
(請求項1) この発明の医療用針の廃棄処理装置は、対向し
て配設された一対の電極支持体(電極支持板6
4,66)と、これら電極支持体を開閉させる開
閉機構12と、前記電極支持体に支持されて廃棄
すべき医療用針4に接触させる第1の電極68
A1,68A2,68B1,68B2と、前記電極支持
体に支持されて前記医療用針の先端を湾曲方向に
案内する案内面681,683を持つ第2の電極
68Cと、前記第1及び第2の電極を通して前記
医療用針に通電する電源部10と、前記医療用針
の検知に基づいて前記開閉機構を通じて前記電極
支持体の開閉を制御する開閉制御部30とを備え
たものである。
(請求項2) また、この発明の医療用針の廃棄処理装置は、
前記電極支持体が、磁石129又はスプリングに
よつて閉状態を常態とされ、前記開閉機構の駆動
によつて開状態に制御されるようにしたものであ
る。
〔作用〕
(請求項1) 使用済の医療用針を第1の電極から第2の電極
側に侵入させると、各電極間に接触させた医療用
針によつて閉回路が形成され、電源部からの電流
によつて医療用針が軟化する。そこで、医療用針
を降下させると、軟化しながら、医療用針が第2
の電極の案内面によつて湾曲するので、第2の電
極側への侵入に伴つてコイル状に変形する。特
に、その針先は、通電によつて鈍化するととも
に、カール部分の内側に巻き込まれるので、安全
性が高められる。また、電流によつて加熱するの
で、変形処理と同時に消毒処理も行われ、鋭利な
部分を鈍化させるとともに医療用針に付着してい
る細菌類を確実に死滅させることができ、高い安
全性が確保される。
そして、一定時間の通電後、第1及び第2の電
極支持体は、開閉機構の駆動によつて開かれ、処
理された医療用針が排出される。
(請求項2) 磁石又はスプリングによつて閉状態とされた電
極支持体は開閉機構の駆動によつて開かれ、処理
済の医療用針が第1及び第2の電極から解放され
る。
〔実施例〕
以下、この発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
第1図は、この発明の医療用針の廃棄処理装置
の一実施例を示し、Aはその外観形態、Bはその
内部構造を示す。
第1図のAに示すように、外装ケース2の上面
部には、使用済の注射針や採血針等の廃棄すべき
医療用針(以下単に針といい)4を廃棄処理する
第1及び第2の廃棄処理部6A,6Bが形成さ
れ、各廃棄処理部6A,6Bには、針4を挿入す
るための挿入部61a,61bが形成されてい
る。各廃棄処理部6A,6Bは、廃棄すべき針4
の大きさに対応させており、この実施例では廃棄
処理部6Aを大径のもの、廃棄処理部6Bを小径
のものに対応し、各挿入部61a,61bが針4
の径に応じて選択できる大きさに設定されてい
る。
そして、外装ケース2の上面には、廃棄処理部
6A,6Bに対応して押釦スイツチ62a,62
b及び表示素子63a,63bが設置されてい
る。
また、外装ケース2の長手方向の側面部には、
廃棄処理が行われた針4を収納するためのトレー
8が引出し可能に取り付けられ、その前面パネル
部80には注射器40から針4を離脱させるため
の引掛孔82が形成されている。
そして、第1図のBに示すように、外装ケース
2の下面側には本体フーム20が設置され、本体
フレーム20の下面には脚部22が取り付けられ
ている。また、この本体フレーム20の上面部に
は、トレー8を係止するためにばね板で形成され
たストツパ24が固定されているとともに、トレ
ー8の係止孔84に係合してトレー8を本体フレ
ーム20上に固定する拘止突部26が取り付けら
れている。拘止突部26には前面パネル部80側
にハンドル部260が形成されているので、それ
を押し下げることにより、拘止突部26の頂部が
下降してトレー8の係止孔84から外れ、トレー
8を外装ケース2から引き出すことができ、ま
た、トレー8を外装ケース2内に入れる場合に
は、拘止突部26がトレー8で押し下げられ、そ
の係止孔84に突入してトレー8が外装ケース2
内に固定される。
また、本体フレーム20の天井部には電源部1
0のトランス100が固定されているとともに、
廃棄処理部6A,6Bを支持する支持フレーム6
0が固定されている。支持フレーム60には廃棄
処理部6A,6Bの共通の第1の電極支持体とし
て電極支持板64が固定され、この電極支持板6
4には開閉機構12における二本の支持軸12
2,123が軸受124を介して摺動可能に取り
付けられている。開閉機構12は、その開閉動作
が本体フレーム20に設置されている開閉制御部
30によつて電気的に制御される。
各支持軸122,123の端部には、廃棄処理
部6A,6Bの共通の第2の電極支持体としての
電極支持板64が固定されている。即ち、電極支
持板66は、第2図に示すように、電極支持板6
4に対して支持軸122,123に支持された状
態で電極支持板64に対して開閉可能にされてい
る。そして、支持軸123の端部と電極支持板6
4との間には移動する電極支持板66を弾力的に
停止させるためのコイルスプリング125(第3
図)が挿入されている。また、電極支持板64に
は電極支持板66を開閉する開閉機構12におけ
る駆動手段として電磁石126が設置され、その
磁心部128の端面が電極支持板64に形成され
た開孔640から電極支持板66に向けて取り付
けられている。そして、電極支持板66には、そ
の磁心部128に対向して磁石129が設置さ
れ、その吸着力を磁心部128に作用させてい
る。磁石129は電磁石で構成してもよく、この
実施例では、永久磁石で構成している。したがつ
て、電磁石126が励磁されていない場合には、
磁石129の吸引力によつて電極支持板66は電
極支持板64に密着し、即ち、電極支持板64,
66は閉じられている。
次に、第2図、第3図、第4図及び第5図は、
廃棄処理部6A,6Bの具体的な構成例を示す。
電極支持板64の上面には第2図、第3図及び
第4図に示すように、絶縁板67を介して廃棄処
理部6A側の第1の電極68A1、廃棄処理部6
B側の第1の電極68B1が合成樹脂等の絶縁材
料で形成されたねじ69及び絶縁ブツシユを介在
させたねじ70で固定されているとともに、電極
支持板66の上面には、電極68A1,68B1
ともに第1の電極を成す電極68A2、電極68
B2が合成樹脂等の絶縁材料で形成されたねじ6
9で固定されている。電極68A2,68B2には
擂鉢状の案内面を持つ溝部からなる挿入部61
a,61bが形成されているとともに、各電極6
8A2,68B2の後部には給電部が設定され、各
電極68A2,68B2と、支持フレーム60に絶
縁板600を用いて固定された給電板602,6
04とが、弾性導体としてメツシユワイヤ60
6,608を介して接続されている。このよう
に、メツシユワイヤ606,608が用いられる
のは、電極支持板66が前後動するため、その移
動に耐えるためであり、また、メツシユワイヤ6
06の幅がメツシユワイヤ608に比較して広い
のは、廃棄処理部6A側の電極68A1,68A2
に大電流を流すためである。
また、電極支持板64には、第5図に示すよう
に、電極68A1,68A2,68B1,68B2に対
応する第2の電極68Cが設置されている。電極
68Cは、電極支持板64に着脱可能に嵌め込ま
れており、その壁面部には針4を案内する円弧状
を成す案内面681を持つ折曲処理部682とと
もに、案内面683を持つ折曲処理部684が形
成されている。
次に、第6図は、各廃棄処理部6A,6Bに通
電するとともに、開閉機構12及び開閉制御部3
0を動作させる電源部の構成例を示す。
電源部10には、電源端子102,104に電
源コードを介して商用交流電源106が接続され
て給電される。トランス100の一次巻線100
Pには、電源スイツチ108及びヒユーズ110
を介して電源106が加えられ、トランス100
の二次巻線100S1,100S2,100S3には降
圧された交流電圧V1,V2,V3が発生する。
交流電圧V1は、廃棄処理部6A側の電極68
A1,68A2と電極68Cの間に、また、限流抵
抗112を介して廃棄処理部6B側の電極68
B1,68B2と電極68Cの間にそれぞれ加えら
れているとともに、電極支持板64,66の開閉
を制御する開閉制御部30に制御入力端子30
2,304を通して加えられている。
また、二次巻線100S2に発生した交流電圧
V2は、全波整流回路を成すダイオードブリツジ
114で全波整流の後、コンデンサ116によつ
て平滑され、直流電圧Vd2に変換される。この直
流電圧Vd2は、開閉制御部30に電源入力端子3
06を通して加えられている。
そして、二次巻線100S3に発生した交流電圧
V3は、開閉制御部30のリレー308のリレー
接点309を介して全波整流回路を成すダイオー
ドブリツジ118に加えられて全波整流の後、コ
ンデンサ120によつて平滑され、直流電圧Vd3
に変換される。この直流電圧Vd3は、開閉機構1
2の電磁石126に加えられている。
次に、第7図は、開閉制御部30の具体的な回
路構成例を示す。
制御入力端子302,304に加えられた交流
電圧V1は、ダイオード310によつて整流され
た後、コンデンサ312で平滑されて直流電圧
Vd1に変換される。この直流電圧Vd1は、抵抗3
14,316で抵抗比に応じて分圧された後、ス
イツチング素子として設置された第1のトランジ
スタ318のベース・エミツタ間に加えられてい
る。このトランジスタ318のコレクタには、抵
抗320を介して直流電圧Vd2が加えられている
ので、交流電圧V1が加えられているとき、即ち、
針4によつて電極68A1又は電極68B1と電極
68Cとの間が短絡されていないとき、トランジ
スタ318が導通する。即ち、トランジスタ31
8の導通、不導通によつて針4の侵入が検知され
る。
そして、第1のSR−フリツプフロツプ回路
(SR−FF)322が設置され、そのセツト入力
端子Sにはトランジスタ318のコレクタととも
に抵抗322を介して直流電圧Vd2が加えられて
いる。即ち、SR−FF320のセツト入力端子S
は、電源スイツチ108が閉じられて給電状態の
とき、プルアツプ状態に設定されており、トラン
ジスタ318が導通しない限り、セツト状態を維
持し、その出力Qは高(H)レベル出力を発生してい
る。
このSR−FF322の後段には第1の時定数回
路323が設置され、その出力部に第2のSR−
フリツプフロツプ回路(SR−FF)324が設置
され、SR−FF322の出力Qは、SR−FF32
2側にカソードを向けて接続されたダイオード3
26を介してSR−FF324のセツト入力端子S
に接続されている。SR−FF324のセツト入力
端子Sはコンデンサ328を介して接地され、ダ
イオード326には、直列回路を成す抵抗330
及び可変抵抗332が並列に接続されている。
また、SR−FF322,324のリセツト入力
端子R間には、第2の時定数回路333が設置さ
れている。即ち、SR−FF322,324のリセ
ツト入力端子R間には、SR−FF322側にカソ
ードを向けてダイオード324及び抵抗336が
接続され、また、SR−FF324のリセツト入力
端子Rはコンデンサ338を介して接地されてい
る。
そして、SR−FF324の出力QはSR−FF3
22のリセツト入力端子Rに加えられているとと
もに、その出力側に設置されているスイツチング
素子としての第2のトランジスタ340のベース
に抵抗342を介して加えられている。
トランジスタ340のコレクタ側には、トラン
ジスタ340の導通時に、励磁電流が流れるリレ
ー308が接続されている。そして、そのコレク
タ出力は、第3のスイツチング素子として設置さ
れたトランジスタ344のベースに抵抗346を
介して加えられ、トランジスタ340の非導通
時、トランジスタ344が導通する。したがつ
て、トランジスタ344の導通時、トランジスタ
344のコレクタ側と電源入力端子306との間
に抵抗348を介して接続された表示素子63a
が点灯する。
また、このトランジスタ344のベース入力部
と接地点との間には押釦スイツチ62aが接続さ
れているとともに、この押釦スイツチ62aには
コンデンサ349が並列に接続されている。ま
た、トランジスタ344のベース入力部と電源入
力端子306との間には押釦スイツチ62aに内
蔵された発光ダイオード等からなる表示素子62
0が接続されている。したがつて、押釦スイツチ
62aを閉じると、表示素子620に電流が流
れ、点灯するとともに、トランジスタ344が非
導通状態に移行する。
以上の構成に基づいて動作を説明する。
電源スイツチ108を投入すると、交流電源1
06がトランス100に加えられ、二次巻線10
0S1に発生した交流電圧V1が電極68A2,68
B2と電極68Cとの間に加えられる。
このとき、開閉制御部30の制御入力端子30
2,304の間にも交流電圧V1が加えられ、そ
れに応じた発生した直流電圧Vd1がトランジスタ
318のベースに加えられるので、トランジスタ
318が導通してSR−FF322のセツト入力端
子SがL(低)レベルに移行し、SR−FF322
の出力QはLレベルに成つている。
そして、第8図のAに示すように、使用済の針
4が挿入部61aに挿入されると、電極68A1
68A2と電極68Cの間に接触して針4に電流
が流れる。針4は、大電流が通流する部分にジユ
ール熱を生じて軟化するので、その針4に矢印P
で示す方向に力を加えると、案内面681に沿つ
て挿入され、第8図のBに示すように、先端部が
コイル状に湾曲する。
このような動作は、針4を挿入部61bに挿入
した場合にも、電極68B1,68B2と電極68
Cの間に接触し、その先端部をコイル状に湾曲さ
せることができる。
ところで、針4が電極68A1,68A2と電極
68Cの間、又は、電極68B1,68B2と電極
68Cの間に接触すると、第7図に示す開閉制御
部30におけるコンデンサ312が抵抗314,
316及びトランジスタ318を通じて放電さ
れ、トランジスタ318が遮断状態に移行し、ト
ランジスタ318のコレクタ電圧は第9図のAに
示すように、針4の投入時点t0から一定時間T0
けHレベルになる。そして、トランジスタ318
が遮断状態に移行すると、SR−FF322のセツ
ト入力端子SがHレベルに移行し、その出力Qは
第9図のBに示すように、Hレベルに移行する。
この出力Qの立上りによつて、時定数回路32
3の抵抗330、可変抵抗332を通じてコンデ
ンサ328が一定の時定数τ1を以て充電され、
SR−FF322の出力Qの立上りから一定時間T1
の後、SR−FF324のセツト入力端子SがHレ
ベルに移行し、第9図のCに示すように、その出
力QがHレベルに移行する。この出力Qによつ
て、トランジスタ340の導通し、リレー308
が励磁される。このとき、SR−FF324の出力
QはSR−FF322のリセツト入力端子Rに加え
られているので、SR−FF322はSR−FF32
4の出力Qの立上りでリセツト状態となる。この
ため、SR−FF322の出力Qは、第9図のBに
示すように、時定数回路323が持つ時定数τ1
よつて設定される一定時間T1をHレベル区間と
するパルスとなる。
また、SR−FF324の出力Qによつて、抵抗
336を介してコンデンサ338が一定の時定数
τ2を以て充電されるので、その時定数τ2で設定さ
れる一定時間T2の後、SR−FF324のリセツト
入力端子RがHレベルに移行するため、SR−FF
324もリセツト状態に移行する。したがつて、
トランジスタ340の導通時間は、SR−FF32
4の出力Qの立上りからそれが解除されるまでの
一定時間T2に規制される。即ち、第9図のBに
示すパルスのHレベル区間がトランジスタ340
の導通区間を表す。
そして、リレー308が励磁されると、第6図
に示す電源部10のリレー接点309が閉じら
れ、交流電圧V3がダイオードブリツジ118に
加えられて整流され、直流電圧Vd3に変換され
る。この直流電圧Vd3は電磁石126に加えられ
ると、電磁石126を磁化する。この電磁石12
6が磁化すると、磁石129との間に反発力が生
じ、電極支持体66が電極支持体64から引き離
される。この結果、廃棄処理された針4は、折曲
部682,684から解放されて落下し、廃棄処
理部6A,6Bの下方にあるトレー8に収容され
る。そして、トレー8中の針4は、一括して処理
業者等に引き渡すことができる。
また、リレー308の励磁は一定時間T2に規
制されているので、電磁石126の励磁時間は一
定時間T2となり、その励磁時間が終了すると、
磁石129の吸引力で再び電極支持板66が電極
支持板64側に戻り、電極支持板64,66間が
閉じられて初期状態に戻る。
そして、トランジスタ340が導通したとき、
トランジスタ344は遮断状態となるので、表示
素子63aは消灯する。即ち、針4を挿入する前
は、表示素子63aが点灯してその挿入可能を表
し、針4の処理中は消灯して針4の挿入禁止を喚
起する。
また、押釦スイツチ62aはトランジスタ34
0の迂回路を成しているので、それが閉じられる
と、トランジスタ340の動作に無関係にリレー
308を励磁させることができ、押釦スイツチ6
2aが閉じられている間、電磁石126を磁化さ
せて、電極支持板64,66間を開くことができ
る。その場合、表示素子620は、押釦スイツチ
62aを通じて電流が流れるので、点灯して強制
的に電極支持板64,66間が開かれていること
を表す。
そして、電極支持板64,66間が開かれたと
き、針4はその間からトレー8内に落下させ収納
することができる。この場合、注射器40に装着
されたままで針4を処理した場合には、電極支持
板64,66間が開かれたとき、その針4を取出
し、注射器40を以てトレー8の前面パネル部8
0の引掛孔82に湾曲した針4を挿入して引つ掛
けることにより注射器40から針4を手で触れる
ことなく取り外し、トレー8内に収納することが
できる。
また、このような針4の処理を行つて電極68
Cが摩耗し、その内面が炭化した場合には、ねじ
69,70を緩めて電極68A1,68B1を外し、
新しい電極68Cに交換することができる。この
ような電極68Cの交換は、極めて容易に行うこ
とができるので、針4の処理速度の低下を防止す
ることができる。
次に、第10図は、この発明の医療針の廃棄処
理装置の他の実施例を示す。
前記実施例では駆動電源に交流電源106を用
いた場合について示したが、この実施例では、交
流電源106に代えてバツテリ200を駆動電源
に用いたものである。バツテリ200は、充電が
可能なものであり、このバツテリ200の正極側
には電源スイツチ202及び抵抗111を介して
電極68A2が接続されているとともに、電源ス
イツチ202、抵抗111及び抵抗112を直列
に介して電極68B2が接続されている。また、
バツテリ200には第1のコンデンサ204が接
続されているとともに、リレー308のリレー接
点309を介してコンデンサ206及び電磁石1
26のコイルが接続されている。
このように構成すれば、電源スイツチ202が
投入されると、バツテリ200から直流電圧VB
が電極68A2,68B2と電極68Cとの間、開
閉制御部30の電源入力端子306及びコンデン
サ204に加えられ、同時に制御入力端子30
2,304の間にも直流電圧VBが加えられ、そ
れに応じた直流電圧Vd1がトランジスタ318の
ベースに加えられるので、トランジスタ318が
導通してSR−FF322のセツト入力端子SがL
レベルに移行し、SR−FF322の出力QはLレ
ベルに成つている。
そして、第8図のAに示すように、使用済の針
4が挿入部部61aに挿入されると、針4は電極
68A1,68A2と電極68Cの間に接触して電
流が流れ、その大電流の通流でジユール熱を生じ
て軟化し、その先端部がコイル状に湾曲する。ま
た、針4を挿入部61bに挿入した場合にも、電
極68B1,68B2と電極68Cの間に接触し、
その先端部をコイル状に湾曲させることができ
る。
次に、電極68A1,68A2と電極68Cの間、
又は、電極68B1,68B2と電極68Cとの間
に針4が投入されると、前記実施例で述べたよう
に、その投入から一定時間T1の後、一定時間T2
においてリレー308が動作状態となり、その接
点309が閉じる。接点309が閉じると、バツ
テリ200及びコンデンサ204が電磁石126
に接続され、電磁石126が磁化される。コンデ
ンサ206は、電磁石126の急激な磁化による
ノイズ防止として機能する。電磁石126の磁化
により、処理済の針4は、電極68A1,68A2
及び電極68C間、又は電極68B1,68B2
び電極68C間からトレー8側に落下する。
このように交流電源に代えてバツテリ200を
用いた場合には、充電を行うのみで自由に移動さ
せることができ、交流電源への接続を行うことな
く、任意の場所で使用済の針を廃棄処理すること
ができるとともに、トランスを用いないため、廃
棄処理装置の軽量、小型化を図ることができる。
なお、実施例で述べた医療用針には、人間の医
療用のものの他、人間以外の動物に用いるものを
含むものである。
また、実施例では、電極支持体を閉じる手段と
して磁石を用いたが、スプリング等の機械的な手
段を用いてもよい。
さらに、実施例では、針を挿入部から挿入して
電極間に接触させる構成を取つたが、例えば、適
当な正負電極からなる容器部に処理済の針を落下
させることにより、その針に電流を流して加熱及
び湾曲処理を行うようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、次の
ような効果が得られる。
(a) 医療用針を電流によつて加熱し、鋭利な先端
部分を湾曲させて鈍化することができるととも
に、加熱消毒を行うことができ、安全性の高い
廃棄処理を行うことができる。廃棄処理した針
は高度な殺菌処理が行われているので、その扱
いが容易である。
(b) 処理した医療用針を第1及び第2の電極間か
らが容易に排出でき、医療用針に手を触れるこ
とがなく、廃棄処理することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の医療用針の廃棄処理装置の
一実施例を示し、Aはその斜視図、Bはその内部
構造を示す一部を切り欠いた縦断面図、第2図は
第1図に示した医療用針の廃棄処理装置の要部断
面図、第3図及び第4図は第1図に示した医療用
針の廃棄処理装置における廃棄処理部を示す斜視
図、第5図は電極構造を示す側面図、第6図は第
1図に示した医療用針の廃棄処理装置の電源部の
構成例を示す回路図、第7図は第1図に示した医
療用針の廃棄処理装置の開閉制御部の構成例を示
す回路図、第8図は医療用針の廃棄処理を示す図
である。第9図は第7図に示した廃棄処理装置の
開閉制御部の動作を示す図、第10図はこの発明
の医療用針の廃棄処理装置の他の実施例を示す回
路図である。 4……医療用針、10……電源部、12……開
閉機構、30……開閉制御部、64,66……電
極支持板(電極支持体)、68A1,68A2,68
B1,68B2……第1の電極、68C……第2の
電極、129……磁石、681,683……案内
面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 対向して配設された一対の電極支持体と、 これら電極支持体を開閉させる開閉機構と、 前記電極支持体に支持されて廃棄すべき医療用
    針に接触させる第1の電極と、 前記電極支持体に支持されて前記医療用針の先
    端を湾曲方向に案内する案内面を持つ第2の電極
    と、 前記第1及び第2の電極を通して前記医療用針
    に通電する電源部と、 前記医療用針の検知に基づいて前記開閉機構を
    通じて前記電極支持体の開閉を制御する開閉制御
    部と、 を備えたことを特徴とする医療用針の廃棄処理装
    置。 2 前記電極支持体は、磁石又はスプリングによ
    つて閉状態を常態とされ、前記開閉機構の駆動に
    よつて開状態に制御されることを特徴とする請求
    項1記載の医療用針の廃棄処理装置。
JP2052237A 1990-03-03 1990-03-03 医療用針の廃棄処理装置 Granted JPH03254747A (ja)

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