JPH0459860A - アミノ系樹脂成形材料 - Google Patents

アミノ系樹脂成形材料

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JPH0459860A
JPH0459860A JP16980090A JP16980090A JPH0459860A JP H0459860 A JPH0459860 A JP H0459860A JP 16980090 A JP16980090 A JP 16980090A JP 16980090 A JP16980090 A JP 16980090A JP H0459860 A JPH0459860 A JP H0459860A
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信行 沢田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、常法で加熱加圧成形することにより無数の円
形状もしくは摺円形状の大理石風の模様が表面に顕出し
なアミノ系樹脂成形品を製造することのできるアミン系
樹脂成形材料に関し、詳しを含有する粉粒体を加熱混練
して得られる予備成形物の再破砕物、粉末状着色剤もし
くは着色剤含有アミノ系樹脂成形材料粉末、及び、揮発
性有機溶剤を混合し、乾燥してなることを特徴とするア
ミノ系樹脂成形材料に関する。
〔従来の技術〕
従来、アミノ系樹脂成形品表面に大理石風の模様を顕出
させることを目的として、いくつか方法が開示されてい
る。
例えば、特公昭43−18449号公報には、[セルロ
ーズ系充填材をアミノ系熱硬化性樹脂の初期縮合物溶液
に硬化触媒、滑剤と共に混練し、乾燥して得られた塊状
材料に揮発性有機溶剤を噴霧し、これに着色された熱硬
化性樹脂成形材料の粉末を該塊状材料に対し5〜40%
付着せしめてなる多彩な縞目ないし繊維状模様を具備し
た大理石模様を有する成形品成形用材料、」 に関して記載されている。
この提案の材料より得られる成形品は、その表面に確か
に大理石風の模様を有するものであるが、その模様の輪
郭がや−ぼやけていることが傘<、また、表面がやや平
滑性を欠き、光沢も必ずしも十分とはいい難いという改
善すべき問題点が残されていた。
また、特開昭54−105148号公報は、美麗な網目
模様を持つ成型品を作ることができるアミノ系樹脂成形
材料の製法の提供を目的として、 「アミノ系樹脂乾燥品を粉砕、造粒することにより圧縮
強度10kg/ca+’以上1粒度30メツシュ以上の
粒状成形材料をつくり、この粒状成形材料とチタンを担
体とする着色剤とを混合装置で混合することによりアミ
ノ系樹脂成形材料を得ることを特徴とするアミノ系樹脂
成形材料の製法、」に関して開示している。
しかしながら上記第2の提案の成形材料を用いても、成
形品の立ち上がり部分などの模様流れて目的の網目模様
が崩れてしまうことがあり、また、[チタンを担体とす
る着色剤」を用いるため、得られる模様の色調には自ず
から制限があり、例えば、半透明性の鮮明な輪郭を有す
る模様は得難いという問題点がある。
〔発明が解決すべき問題点〕
本発明者等は、成形品表面に美麗な大理石風の模様が顕
出した、装飾性に富んだアミノ系樹脂成形品テアって、
耐クラツク性や耐衝撃強度などの実用強度の点でも優れ
たアミノ系樹脂成形品を得るべく研究を重ねた結果、前
記第】の提案の方法を一層改善して、アミノ系樹脂成形
材料予備乾燥品の適度な粒度の粗砕物を、必要に応じて
粉末状の着色剤、滑・剤及び硬化触媒などとともに加熱
混練し、得られた予備成形物を再破砕して適度な粒度の
粒状物とし、この粒状物を粉末状着色材及びメタノール
などの揮発性有機溶媒とともに混合器を用いて混合した
のち乾燥することによって、前記問題点をことごとく解
決した、優れたアミノ系樹脂成形品を製造することので
きる成形材料が得られることを見出し、本発明を完成し
た。
c問題点を解決するための手段〕 本発明は、下記A−C1 A、 アミノ系樹脂成形材料予備乾燥物の粗砕物を含有
する粉粒体を加熱混練押出して得られる予備成形物の再
破砕物。
B、 粉末状着色剤もしくは着色剤含有アミノ系樹脂成
形材料粉末、及び。
C8揮発性有機溶剤、 を混合し、乾燥してなることを特徴とするアミノ系樹脂
成形材料の提供を目的とするものである。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明において用いられる主要成分である(A)成分は
、アミノ系樹脂成形材料予備乾燥物の粗砕物を含有する
粉粒体を力U熱混練して得られる予備成形物の再破砕物
である。
上記のアミノ系樹脂成形材料予備乾燥物(以下、単に予
備乾燥物と略称することがある)とは、アミノ系樹脂と
パルプとを主成分量として含んでなる湿式混練物を乾燥
して得られるポツプコーン状のものをいう。
上記のアミノ系樹脂としては、アミノ系樹脂形成性アミ
ノ成分(以下、アミノ成分と略称することがある)とホ
ルムアルデヒドとを反応せしめて得られるアミノ単独樹
脂;該アミノ成分、ホルムアルデヒド及びこれらと共縮
合可能なアミノ共縮合成分を反応せしめて得られるアミ
ノ系共縮合樹脂;及び、該アミノ単独樹脂及び/又は該
アミノ系共縮合樹脂に対して、これら以外の熱硬化性も
しくは熱可塑性樹脂など(以下、ブレンド樹脂成分と略
称することがある)をブレンドしたアミノ系ブレンド樹
脂を挙げることができる。
上記アミノ成分としては1例えば、メラミン;尿素、チ
オ尿素、エチレン尿素等の尿素類;ベンゾグアナミン、
アセトグアナミン、ホルムグアナミン、フェニルアセト
グアナミン、CTUグアナミン等のグアナミン類;及び
、グアニジン、ジシアンジアミド、パラトルエンスルホ
ンアミド等のその他のアミノ化合物;等を挙げることが
でき、これらアミノ成分は併用して差支えない。
なお、上記の「ホルムアルデヒド」とは、例えば、バラ
ホルムアルデヒド等のような、前記アミノ成分との反応
に際して実質的にホルムアルデヒドとして作用する化合
物を包含する呼称である。 また、前記ホルムアルデヒ
ドは、その一部をホルムアルデヒド以外のアルデヒド成
分、例えばアセトアルデヒドの如き脂肪族アルデヒド類
;ベンズアルデヒドの如き芳香族アルデヒド類;フルフ
ラール;その他前記アミノ成分と反応し得るアルデヒド
化合物によって置き換えることができる。このようなホ
ルムアルデヒド以外のアルデヒド成分の量は、アミノ成
分との反応性及び得られるアミノ系樹脂の硬化速度等の
観点より、ホルムアルデヒド1モルに対して約0.5モ
ル以下であることが好ましい。
前記アミノ単独樹脂におけるアミノ成分1モル、または
、アミノ共縮合樹脂におけるアミノ成分とアミノ共縮合
成分との合計1モルに対するホルムアルデヒドのモル比
は、得られる成形材料の硬化速度及び得られる成形品の
物性の観点より、約1〜4モルが好ましい。
また、前記アミノ共縮合成分としては1例えば。
フェノール、クレゾール、キシレノール、エチルフェノ
ール、ブチルフェノール、ビスフェノールA等のフェノ
ール類;キシレン、サッカロース等を挙げることができ
る。
さらに、前記のブレンド樹脂成分としては、例えば、フ
ェノール樹脂、キシレン樹脂、アルキッド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂等を挙げることができる。
これらの熱硬化性樹脂の中、本発明に用いる樹脂として
は、アミノ系樹脂がより好ましく、その中でも、メラミ
ン系樹脂が更に好ましい。
上記メラミン系樹脂としては、例えばメラミンとホルム
アルデヒドとを反応せしめたメラミン樹脂;メラミンと
、前記の尿素類、グアナミン類、その他のアミノ化合物
、フェノール類等から選ばれる1種以上の成分(以下、
メラミン共縮合成分と略称することがある)と、ホルム
アルデヒドとを反応せしめたメラミン共縮合樹脂:メラ
ミン樹脂及び/又はメラミン共縮合樹脂と、前記ブレン
ド樹脂成分の1種以上の樹脂とをブレンドしたメラミン
系ブレンド御脂を挙げることができる。
上記のメラミン系共縮合樹脂においては、得られる成形
品の表面硬度、耐光(候)性、耐熱性、耐汚染性等の観
点から、メラミンに対する前記メラミン共縮合成分の比
率は1モル比で約0.7以下で且つ重量比で約1以下で
あるのが好ましく1モル比で約0.5以下であるのがよ
り好ましく5モル比で約0.2以下であるのが特に好ま
しい、また、メラミン系ブレンド樹脂におけるメラミン
樹脂及び/又はメラミン系共縮合樹脂に対するブレンド
用樹脂成分の重量比は、同様の観点から約1以下である
のが好ましく、約0.5以下であるのがより好ましく。
約0.2以下であるのが特に好ましい。
前記のメラミン樹脂又はメラミン系共縮合樹脂は、メラ
ミン単独又はメラミンと前記メラミン共縮合用成分との
合計量1モルに対して、ホルムアルデヒド約1〜4モル
反応させるのが好ましく。
約1.4〜2.5モル反応させるのが特に好ましい。
上記モル比が上記範囲の上限値以下であれば、成形品が
脆くならず、また、耐クラツク性等の性質が低下するこ
ともなく、一方、上記モル比が上記範囲の下限値以下で
は、得られるメラミン系樹脂成形材料の硬化速度も低下
することがなく、また、該メラミン系成形品の「ハダ」
の状態も良好な水準を保つので、上言己モル比は上記範
囲内で適宜選択するのが好ましい。
このようなメラミン系樹脂の中、本発明に用いる樹脂と
しては、メラミン樹脂、メラミン・フェノール共縮合樹
脂、メラミン・尿素共縮合樹脂、メラミン樹脂にノボラ
ックフェノール樹脂をブレンドしてなるメラミン・フェ
ノールブレンド樹脂、メラミン樹脂に尿素樹脂をブレン
ドしてなるメラミン・尿素ブレンド樹脂が好ましく、メ
ラミン樹脂が最も好ましい。
本発明に用いるメラミン系樹脂の製法としては、例えば
、カーバイド法、尿素法などそれ自体公知の方法で製造
できる所謂メラミンクリスタル粉末、必要に応じて用い
る1例えば、尿素類、グアナミン類、フェノール類等の
メラミン共縮合用成分、及び、例えば、濃度約36重量
%のホルマリン水溶液などのホルムアルデヒドを、水性
溶媒中、pH約7〜9程度で反応させ、次いで必要に応
じて更に、例えば。
尿素樹脂、フェノール樹脂等のブレンド用樹脂成分を1
例えば、水溶液、水分散液等の形でブレンドして、例え
ば、水溶液または水分散液とするなどの態様を挙げるこ
とができる。
本発明の主要構成成分である(A)における予備乾燥物
は1以上述べたメラミン系樹脂とパルプとを主成分量と
して含んでなる湿式混練物を乾燥してなるものである。
上記「パルプ」とは、通常、紙、化学繊維、セルロース
系プラスチック等の原料になるものであって。
セルロース原料から導かれたa−セルロースを主成分と
する鎖状高分子繊維の集合体をいい、一般に工業的には
、木材、リンターなどの植物原料を機械的及び/又は化
学的に処理したセルロース原料から製造したセルロース
原料の集合体が用いられる。上記予備乾燥物100重量
%中の該パルプの含有量は、得られる成形材料の成形適
性並びに得られる成形品の外観、耐クラツク性及び耐衝
撃性等の優秀さの観点から、約20〜40重量%程度で
あるのが好ましい。
なお、前記の「メラミン系樹脂とパルプを主成分量とし
て含んでなる」とは、予備乾燥物100重量%中、メラ
ミン系樹脂とパルプとの合計が、一般に60−100重
量%、好ましくは80〜100重量%であることを意味
する。
前記予備乾燥物には、前記のメラミン系樹脂とパルプの
他に、メラミン系樹脂熱流動性改良剤(以下、単に流動
性改良剤と略称することがある)、パルプ以外の充填剤
、硬化触媒1着色顔料、滑剤等を含有させることができ
る。
上記流動性改良剤としては1例えば、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール・ポリプロピレングリコールブロックコポリマー
等のポリオキシアルキレン類;例えば、ポリエチレング
リコールモノオレート、ポリエチレングリコールジステ
アレート等のポリオキシアルキレンとC8〜C2Qの飽
和もしくは不飽和高級脂肪酸とのモノ−もしくはジ−エ
ステル類;例、えば、ポリオキシエチレンモノラウリル
エーテル、ポリオキシエチレンジオレイルエーテル等の
ポリオキシアルキレ、ンとC1〜C2゜飽和もしくは不
飽和高級脂肪族モノアルコールとのモノ−もしくはジ−
エーテル類;例えば、ポリオキシアルレンノとルフェノ
ールエーテル等のポリオキシアルキレンとC,オ〜C,
。アルキルフェノールとのモノエーテル類;例えば、メ
チルオレート、エチルオレート、n−プロピルオレート
、1−プロピルオレート、n−ブチルステアレート、n
−へキシルラウレート、n−オクチルオレート、2−エ
チルへキシルオレート等のC1〜C1゜飽和脂肪族モノ
アルコールとC1〜Cオ。飽和もしくは不飽和高級脂肪
酸(好ましくはオレイン酸)とのエステル類;例えば、
トリメチロールプロパントリオレート、ペンタエリスリ
トールトリオレート等の下記一般弐〇 (CH,CHル
、、(CI、R)、r、[但し、nは0.1又は2.R
は水素又はC1〜C3のアルキル基](以下、ネオペン
チル系ポリオールと略称することがある)トC1〜C,
,(好ましくはC1゜〜c2゜)の飽和もしくは不飽和
高級脂肪酸(好ましくはオレイン酸)とのエステル類:
例えばステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、リノー
ル酸アミド等のC1〜Cヨ。の飽和もしくは不飽和高級
脂肪酸のアミド類;例えば、ジオクチルフタレート、ジ
ブチルフタレート等のC4〜C1おの飽和脂肪族モノア
ルコールのフタル酸ジエステル類:例えば、ε−カプロ
ラクタム、グリセリン等のその他の流動性改良剤;を例
示できる。
これらの中、得られる成形品の外観の優秀さの観点より
、ポリオキシアルキレン類、ポリオキシアルキレンとC
1〜C2゜の飽和もしくは不飽和高級脂肪酸との七ノー
もしくはジ−エステル類、C1〜C1゜の飽和脂肪族モ
ノアルコールとC1〜C2゜の飽和もしくは不飽和高級
脂肪酸とのエステル類及びネオペンチル系ポリオールと
C1〜C2mの飽和もしくは不飽和高級脂肪酸とのエス
テル類の使用が好ましく、ネオペンチル系ポリオールと
C1〜Cesの飽和もしくは不飽和高級脂肪酸とのエス
テル類の使用が特に好ましい。
これらの流動性改良剤の含有量は、予備乾燥物100重
量%中、O〜2.5重量%、特には0.1〜2重量%で
あるのが好ましい。
前記の充填剤としては1例えば、ロックウール、ガラス
繊維、ガラス粉、炭酸カルシウム、石膏、硫酸バリウム
、タルク、クレー、シリカ等の無機の充填剤を挙げるこ
とができ、該充填剤の前記予備乾燥物100重量%中に
占める量は、0〜40重量%、特には0〜20重量%で
あるのが好ましい。
前記の硬化触媒としては、例えば、無水フタル酸、p−
)ルエンスルホン、蓚酸ジメチル、蓚酸ジベンジル、フ
タル酸ジメチル、ベンゾイルパーオキサイド、エピクロ
ルヒドリン、p−トルエンスルホン酸トリエタノールア
ミン塩、p−)ルエンスルホン酸トリエチルアミン塩、
2−アミノエチルスルホン酸、塩酸ジメチルアニリンス
ルホン酸、蓚酸メラミン、塩化アンモノ、リン酸アンモ
ノ、リン酸トリメチル、アセトアミド、オキサミド等を
例示することができ、該硬化触媒の前記予備乾燥物10
0重量%中に占める量は、0〜2重量%、特には0〜1
重量%であるのが好ましい。
前記着色顔料類としては1例えば、酸化チタン、酸化亜
鉛、硫化亜鉛、ベンガラ、紺青、鉄黒、群青、カーボン
ブラック、リトポン、チタンイエロー、コバルトブルー
、ハンザイエロー、ベンジジンイエローレーキレッド、
アニリンブラック、ジオキサジンバイオレット、キナク
リドンレッド、キナクリドンバイオレット、ナフトール
イエロー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリ
ーンなどの無機もしくは有機顔料類を挙げることができ
る。該着色顔料類の前記予備乾燥物100重量%中に占
める量は0〜8重量%、特には0〜5重量%であるのが
好しい。
前記滑剤としては、例えば、ステアリン酸亜鉛。
ミリスチン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステア
リン酸カルシウムなどを例示でき、該滑剤の前記予備乾
燥物100重量%中に占める量は、0〜3重量%、特に
は0〜2重量%であるのが好ましい。
本発明に用いる予備乾燥物は、例えば、次に述べるよう
な所謂ウェット法により好適に調整することができる。
すなわち1例えば、樹脂固形分濃度的40〜60重量%
程度の前記メラミン系樹脂の水溶液にパルプを。
上記予備乾燥物100重量%中に占める割合が、例えば
、20〜30重量%となるように加え、更に必要に応じ
て、例えば、トリメチロールプロパントリオレートなど
の前記流動性改質剤を、該予備乾燥物100重量%中、
例えば、0.1〜2重量%となるように添加し、混練し
、例えば、約70〜100℃程度の温度で乾燥して1例
えば、径が約0.5〜3cm程度のポツプコン状の予備
乾燥物を得る。
上記ポツプコーン状予備乾燥物形成の際の混練手段とし
ては、ニーグー、コニーグーなどが利用でき、また、乾
燥手段としては、熱風乾燥、バンドドライヤー乾燥、流
動乾燥などを例示することができる。
かくして得られた予備乾燥物は、例えば、衝撃式ハンマ
ーミル、回転式カッターミルの如き適宜の手段で粗砕さ
れる。
得られる粗砕物の粒度は、得られる成形品の表面顕出模
様の良さの観点から、 JIS篩で2〜42メツシユの
粒径範囲のものが、該粗砕物100重量%に対して40
重量%以上、特には60重量%以上であるのが好ましい
なお、バンドドライヤー乾燥などの乾燥工程で発生し、
通常廃棄されている。所謂「カッター下」と呼ばれる乾
燥小片も、必要に応じて適宜破砕することにより、上記
粗砕物として利用することができる。
次に、得られた粗砕物は、必要に応じて粉末状着色剤及
び/又は着色剤含有アミノ系樹脂成形材料粉末[以下、
粉末状着色成分(a)と略称することがある]、前記の
ごとき充填剤、硬化触媒及び滑剤等とともに混合し、得
られる粉粒体を加熱混練することにより予備成形物とし
、これを再破砕して本発明における(A)成分である再
破砕物とすることができる。該粉粒体全量中に占める該
粗砕物の量は、得られる成形品の外観の良さ及び耐クラ
ツク性、耐衝撃強度等の物性の良さ等の観点から70〜
100重量%、特には80〜100重量%であ・るのが
好ましい。
上記の「粉末状着色剤」としては、前記着色顔料類の粉
末状のもの、または、該着色顔料類に炭酸カルシウムな
どの前記充填剤やメラミンクリスタルなどを加えて均一
分散させた所謂マスターバッチなどを例示でき、また、
「着色剤含有アミノ系樹脂成形材料粉末」としては、前
記予備乾燥品を着色顔料類及び必要に応じて前記硬化触
媒、滑剤等とともに前記の如き適宜の手段で粉砕したも
のを例示できる。
これら粉末状着色成分(a)の粒度は、得られる成形品
の外観の良さ等の観点から、JIS篩で100メツシュ
通過分、特には145メツシュ通過分が50重量%以上
、特には70重量%以上であるのが好ましい。
また、これら粉末状着色成分(a)の使用量は、加熱混
練に供する粉粒体全量中0〜30重量%、特には0〜2
0重量%であるのが好ましい。
これら粉末状着色成分(a)を用いない場合には。
得られる成形品表面に顕出する円形状もしくは請円形状
の模様の内部が白色に近い淡色となり、方、該着色成分
を用いると、該模様の内部をその着色成分の色に着色す
ることが可能となる。従って該粉粒体に該着色成分(a
)を含有させ、且つ、後記する(B)成分の粉末状着色
剤もしくは着色剤含有アミノ系樹脂成形材料粉末におけ
る色調を該着色成分(a)の色調と異なるものとするこ
とにより、顕出する模様の内部と輪禽との色調を変えて
独特の趣きを現出させることができる。
なおここで「色調が異なる」とは、顕出する模様の色の
明度、彩度、色相および濃度のうちの少なくとも1つが
異なることを意味する。
さらに前記粉粒体は、一般に、該粉粒体100重量%中
前記充填剤を0〜20重量%、硬化触媒0〜2重量%、
好ましくは0〜1重量%、滑剤0〜3重量%、好ましく
は0.1〜2重量%含有させることができる。
本発明における(A)成分である再破砕物は、前記のよ
うに予備乾燥物に、必要に応じて前記粉末状着色成分(
a)、充填剤、硬化触媒及び滑剤等を適宜な混合手段に
より混合し、得られた粉粒体を加熱混練して予備成形物
とし、これを適宜な手段で再破砕することにより形成さ
れる。
上記の混合手段としては1例えば、V型混合機。
スーパーミキサー、ナウターミキサ−、タンブラ−式混
合機、オムニミキサー、ヘンシエルミキサーレデイゲミ
キサー、リボンブレングー、プラネタリ−ミキサー等を
用いることができ、また、加熱混練の手段としては、押
出機、加熱ロール機などを使用できる。
上記押出機としては特に制限なく適宜選択して用いるこ
とができ、例えば、−軸押出機、二軸押出機などを例示
することができる。圧縮比、温度は適宜に選択でき1例
えば1.1〜3の圧縮比、約50〜130℃の如き温度
条件を例示することができる。
押出機の押出端は開放型、スクリーン状ダイス型などの
任意の形式であってよく、また、二軸押出機は同方向z
軸型でも異方向2軸製のいずれであってもよい、また、
加熱ロール機のタイプも適宜に選択できる。なお、得ら
れる成形材料の大理石風の外観の美麗さ及び耐クラツク
性や耐衝撃強度などの実用強度の良さなどの観点から加
熱混練の条件を80〜120℃で10〜30秒とするの
が好ましい。
加熱混練で得られた予備成形物の再粉砕は、再粉砕物を
形成できる任意の再粉砕手段を利用して行うことができ
る。所望により、Irfr分は手段を併用することもで
きる。このような再粉砕に利用する粉砕機の例としては
1回転式カッターミル、ロールミル、パルペライザーな
どを例示できる。
かくして得られた本発明における(A)成分である粒状
の再破砕物の粒度は、成形品の所望する模様の大きさに
より、粉砕機のスクリーン穴の径を変え、或いは、篩分
けによる篩目の粗さを変えることにより適宜調製するこ
とができ、例えば、JIS篩42メッシュ不通過分が8
0重量%以上、好ましくは、JIS篩2〜42メツシュ
の粒度のものが90重量%以上であるのがよい、そして
好ましい模様の成形品を得るためには、用いられる該(
A)成分の粒度分布の幅があまり広くなり過ぎないのが
よく1例えば、細かい模様を所望の場合は、 JIS篩
24〜42メツシュ程度の粒度のもの:これよりやや粗
い模様ではJIS篩16〜32メツシュの粒度のもの;
さらに粗目の模様ではJIS篩5〜16メツシユの粒度
もの;粗い模様ではJIS篩2〜10メッシ二程度の粒
度もの;等をそれぞれ60重量%以上、特には80重量
%以上となるように選別、して用いるのがよい。
本発明のアミノ系樹脂成形材料は1以上述べたような再
破砕物[(A)成分コに、粉末状着色剤もしくは着色剤
含有アミノ系樹脂成形材料粉末(以下1着色用粉末成分
と略称することがある)[(B)成分]、及び、揮発性
有機溶剤[(C)成分]を混合し、乾燥してなるもので
ある。
上記の粉末状着色剤としては、前記粉末状着色成分(a
)におけると同様に、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、
硫化亜鉛、ベンガラ、紺青、鉄黒、群青、カーボンブラ
ック、リトポン、チタンイエロー、コバルトブルーハン
ザイエロー、ベンジジンイエローレーキレッド、アニリ
ンブラック、ジオキサジンバイオレット、キナクリドン
レッド、キナクリドンバイオレット、ナフトールイエロ
ー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーンな
どの無機もしくは有機顔料類の粉末状のもの、または、
該着色顔料類に炭酸カルシウムなどの前記充填剤やメラ
ミンクリスタルなどを加えて均一分散させた所謂マスタ
ーバッチを例示できる。
また、着色剤含有アミノ系樹脂成形材料粉末としては、
アミノ系樹脂成形材料予備乾燥物を着色顔料類及び必要
に応じて前記硬化触媒、滑剤等とともに前記のような適
宜の手段で微粉砕したものを例示することができる。
これら着色用粉末成分(B)の粒度は、得られる成形品
の外観の良さ等の観点から、JIS @で100メツシ
ユ通過分、特には145メツシユ通過分が50重量%以
上、特には70重量%以上であるのが好ましい。
また、これら着色用粉末成分(B)の使用量は、該成分
(B)として粉末状の着色顔料類を用いる場合には、前
記(A)成分100重量部に対して0.001〜5重量
部;該成分(B)として前記マスターバッチを用いる場
合には、該(A)成分100重量部に対して0.001
〜15重量部;また、該成分(B)として着色剤含有ア
ミノ系樹脂成形材料粉末を用いる場合には、該(A)成
分100重量部に対して0.01〜30重量部であるの
が好ましい。
これら着色用粉末成分(B)の使用量が、上記上限値以
上であれば、得られる成形品表面の円形状もしくは楕円
形状の模様の輪郭が適度の鮮明さで顕出するので好まし
く、一方、粉末状の着色顔料類の使用量が上記上限値以
下であれば、顔料の分散不良を起こしにくり;マスター
バッチの使用量が上記上限値以下であれば、成形品表面
の光沢の低下や「ハダ」荒れを防止することができ:ま
た、着色剤含有アミノ系樹脂成形材料粉末の使用量が上
記上限値以下であれば、該模様の顕出する数が減少した
りその形状が不完全となったりすることがなく、それぞ
れ美麗な大理石風模様を現出させるので好ましい。
゛前記の(C)成分である揮発性有機溶剤としては、例
えば、メチルアルコール、エチルアルコール、1−ブロ
ビルアルコール、アセトン等の沸点100℃以下程度の
有機溶剤が例示でき、これらはそれぞれ単独でまたは2
種以上混合して、あるいは、これら有機溶剤の1種以上
と水とを混合して用いることができる。揮発性有機溶剤
の使用量は、前記(A)成分100重量部に対して、2
〜20重量部、特には5〜15重量部であるのが好まし
い。
本発明においては、前述した(A)成分、(B)成分及
び(C)成分を、前記(A)成分形成過程で用い得ると
同様な混合手段、例えば、V型混合機、スーパーミキサ
ー、ナウターミキサ−、タンブラ−、オムニミキサー、
ヘンシェルミキサー、レディケミキサーリボンブレンダ
ー、プラネタリ−ミキサー等を用いて混合し、例えば、
熱風循環式乾燥機、流動床式乾燥機、パドルドライヤー
などの乾燥手段によって、例えば50〜100℃程度の
温度で乾燥するだけで目的とするアミノ系樹脂成形材料
を得ることができる。
このような本発明のアミノ系樹脂成形材料を、圧縮成形
などの公知の方法で成形して得られる成形品は、その表
面に輪郭のはつぎすした無数の円形状もしくは楕円形状
の鮮明な模様が願出た、美麗な大理石風外観を有してお
り、また、従来のこの種の成形品に比べて顕著に高い光
沢を有し、且つ、耐衝撃強度などの実用強度にも優れた
。卓越したものとなる。
〔実施例〕
以下、比較例、参考例と共に、実施例を挙げて本発明の
数憇様について更に詳しく説明する。
なお以下において、成形材料の円板流れ特性、並びに、
成形品の表面光沢、外観及び耐衝撃強度のテスト方法は
次のとおりである。
(1) 円板流れ特性 JIS K−6911の5.9.2項に示される円板式
試験用金型を用いて試料5gを金製温度150±3℃に
保った金型のほぼ中央部に内径的50mm、高さ約10
mm金属製円筒を用いて試料が円錐状になるように入れ
、15秒以内に荷重2000kgf及び加圧時間2分で
圧縮成形する。
成形した円板の光沢部分の長径及び短径を寸法測定器で
1mmまで測り、その平均値を算出し、試料の伸び(m
m)とする。
(2)成形品表面光沢 縦70mm、横60mm、高さ8mmのテストピースを
圧縮成形する(成形温度は160℃、成形圧は210k
g/cmへ硬化時間120秒)、成形品の表面光沢をス
ガ試験機株式会社製のデジタル光沢針UGV−5Dを用
いて測定する。入射角60にて測定し、屈折率1.56
7のガラス表面の鏡面光沢度を100%として光沢度を
測定する。
(3)成形品外観 口径6インチ、重量120gの丼を次の条件で圧縮成形
する。
金製温度     165℃(上金型)160℃(下金
製) 圧   力        180kg/Cm”ガス抜
き時間    1秒 成形時間     120秒 このようにして成形した丼を観察して、顕出した模様の
形状、輪郭の鮮明性、流れ度などを目視により判定する
(4) 成形品耐衝撃強度 前(3)項におけると同様の条件で圧縮成形した口径9
インチ、重量150gの平皿を用いて耐衝撃強度試験を
行う。
先ず、30cmの高さから、伏せた状態の上記平皿のほ
ぼ中央部へ、95gの鋼球な50回落下させる。その間
にクラックが生じた場合には、クラック発生時までの鋼
球落下回数を記録(例えば、35回目にクラックが発生
した場合には30c+a −35回と記録)する。
50回落下させてもクラックが生じない場合には。
高さを10cm上げて(即ち40cmの高さから)、上
記の実験をくり返し、クラックの発生した時の高さと回
数を記録する。(例えば、40cmの高さから鋼球を落
下させ、25回目にクラックが生じた場合には40am
−25回と記録する)。
参考例1 メラミン(油化メラミン■製;油化メラミン)1260
g (10モル)、37%濃度のホルマリン水溶液13
80g(17モル)及び水900gを還流冷却器付きフ
ラスコに入れ、F/M=1.7の条件で攪拌しつつ90
℃で加熱反応した0反応混合物溶液の白濁点が60℃に
なったとき0.8gの苛性ソーダを入れ冷却し、メラミ
ン樹脂初期縮合物の水溶液(メラミン樹脂液)を得た。
反応終末の目安に用いた白濁点とは、5mlの反応混合
物溶液を採取し、これに約80℃の熱水45m1を加え
攪拌し冷却させる際に白濁が生ずる時の温度をいう。
かくして得られたメラミン樹脂液(固形分約50重量%
)3000gに、パルプ500g (得られるメラミン
樹脂成形材料予備乾燥物100重量%中、約25重量%
)を加え、更に流動性改良剤としてトリメチロールプロ
パントリオレート16g(メラミン樹脂成形材料予備乾
燥物100重量%に対して0.8重量%)を加え、ニー
ダ−で混練した後、この混練物を90℃で90分間熱風
乾燥機で乾燥しポツプコーン状のメラミン樹脂成形材料
予備乾燥物を得た。
次いで上記、予備乾燥物1500gをスクリーン穴径3
mm−の回転式カッターミルを用いて破砕して。
メラミン樹脂成形材料予備乾燥物の粗砕物を得た。
この粗砕物は、 JIS篩10.5〜42メツシユの粒
度のものを70重量%含有していた。
参考例2 参考例1において、得られたポツプコーン状のメラミン
樹脂成形材料予備乾燥物をボールミルを用いて約6時間
粉砕し、 JIS篩42メツシュ通過分100重量%の
粉末とする以外は同様にしてメラミン樹脂成形材料粉末
を得た。
参考例A 参考例1で得た予備乾燥物の粗砕物1000g、硬化触
媒として無水フタル酸0.02g及び滑剤としてステア
リン酸亜鉛o、 5gを、スーパーミキサーを用いて約
1分間混合して均質な粉粒体を得た0次いでこの粉粒体
を二軸押出機で加熱混練した。混練押出様は、軸径55
mm11.L/D=20、圧縮比2.0のスクリューを
用い、粉粒体供給速度を2kg/winとし、シリンダ
ー温度紮100℃、スクリュー回転数を1100rpの
条件の下で、加熱押出し予備成形物を得た。
この予備成形物を粗砕したのち、スクリーン穴径6mm
−の回転式カッターミルを用いて破砕し、篩分けにより
JIS篩5〜16メツシユの粒度の再破砕物を得た。
参考例B 参考例Aにおいて、参考例1で得た予備乾燥物の粗砕物
1000gの代わりに、該粗砕物950g及び粉末着色
成分として赤色のメラミン樹脂成形材料[商品名:ニカ
レットMC,色No、 R3833;日本カーバイド工
業−製](粒度: JIS篩200メツシュ通過分80
重量%以上)50g用いる以外は参考例Aと同様にして
、JIS篩5〜16メツシユの粒度の再破砕物を得た。
参考例C 参考例Aにおいて、参考例1で得た予備乾燥物の粗砕物
1000gの代わりに、該粗砕物900g及び粉末着色
成分として参考例Bと同様な赤色のメラミン樹脂成形材
料100g用いる以外は参考例Aと同様にして、JIS
篩5〜16メツシユの粒度の再破砕物を得た。
参考例り 参考例Aにおいて、参考例1で得た予備乾燥物の粗砕物
1000gの代わりに、該粗砕物960g及び2重量%
ベンガラ含有硫酸バリウムベースのマスターバッチ(粒
度: JIS篩145メツシュ通過分90重量%以上)
40g用いる以外は参考例Aと同様にして、JIS篩5
〜16メツシユの粒度の再破砕物を得た。
参考例E 参考例Aにおいて、参考例1で得た予備乾燥物の粗砕物
1000gの代わりに、参考例2で得たメラミン樹脂成
形材料粉末1000gを用いる以外は参考例Aと同様に
して粒状の再破砕物を得、この再破砕物を篩分けしてJ
IS篩30メッシュ不通過分を分取した。この再破砕物
の圧縮強度は約10kg1CIfi&以上であった。
参考例F 参考例1において、得られたポツプコーン状のメラミン
樹脂成形材料予備乾燥物をスクリーン穴径6mm−の回
転式カッターミルを用いて破砕し、篩分けによりJIS
篩5〜16メツシユの粒度のメラミン樹脂成形材料予備
乾燥物の粗砕物を得た。
実施例1 参考例Aで得られたメラミン系樹脂予備成形物の再破砕
物450g、粉末状着色剤として0.2重量%カーボン
ブラック含有硫酸バリウムベースのマスターバッチ(粒
度:JIS篩145メツシュ通過分90重量%以上)5
0g、及び、揮発性有機溶剤とてアセトン50gを、容
量51のタンブラ−式混合機を用いて約10分間混合し
た後、内温70度に調節された熱風循環式乾燥機で約3
0分間乾燥してメラミン樹脂成形材料を得た。この成形
材料を用いて前記の試験法に従って、成形材料の円板流
れ特性、成形品の光沢、成形品外観及び成形品耐衝撃強
度を試験した。得られた結果を第1表に示す。
実施例2〜3 実施例1において、参考例Aで得られた再破砕物とマス
ターバッチとの比率を変える以外は同様にして、メラミ
ン樹脂成形材料を得た。この成形材料の組成並びに各種
試験の試験結果を第1表に示す。
実施例4 実施例1において、粉末状着色剤として0.2重量%カ
ーボンブラック含有硫酸バリウムベースのマスターバッ
チの代わりに、黒色のメラミン樹脂成形材料[商品名二
二カレントMC,色No、 S−6524;日本カーバ
イド工業■製](粒度:JIS篩200メツシュ通過分
80重量%以上)を用い、また、参考例Aで得られたメ
ラミン系樹脂予備成形物の再破砕物480gに対して、
該メラミン樹脂成形材料20gを用いる以外は同様にし
て、メラミン樹脂成形材料を得た。この成形材料の組成
並びに各種試験の試験結果を第1表に示す。
実施例5〜7 実施例1において、参考例Aで得られた再破砕物の代わ
りに参考例B−Dで得られた再破砕物を用い、これら再
破砕物と実施例1で用いたと同様のマスターバッチとの
使用割合を変える以外は実施例1と同様にして、メラミ
ン樹脂成形材料を得た。この成形材料の組成並びに各種
試験の試験結果を第1表に示す。
比較例1 参考例Aで得られた再破砕物450g及び実施例1と同
様のマスターバッチ50gのみ(揮発性有機溶剤を用い
ない)を、容量5Lのタンブラ−式混合機に入れ、約1
0分間混合してメラミン樹脂成形材料を得た。 この成
形材料の組成並びに各種試験の試験結果を第1表に示す
比較例2 比較例1において、参考例Aで得られた再破砕物450
g及び実施例1と同様のマスターバッチ50gを用いる
代わりに、参考例Eで得られた再破砕物499g及びチ
タン5重量部とコバルトブルー2重量部との混合物1g
を用いる以外は比較例2と同様にしてメラミン樹脂成形
材料を得た。この成形材料の組成並びに各種試験の試験
結果を第1表に示す。
比較例3 実施例1において、参考例Aで得られた再破砕物を用い
る代わりに参考例Fの粗砕物を用いる以外は同様にして
メラミン樹脂成形材料を得た。この成形材料の組成並び
に各種試験の試験結果を第1表に示す。
手続補正書 平成2年7月30日 特許庁長官  植 松  敏 殿 1、 事件の表示 平成2年特許願第169800号 2、 発明の名称 アミノ系樹脂成形材料 3、 補正をする者 事件との関係   特許出願人 住 所 〒100東京都千代田区丸の白玉丁目3番1号
名称(459)日本カーバイド工業株式会社代表者 原
 菊男 電 話   情報特許部   03(240)8680
  ’〜ユッ4、 補正命令の日付 6、 補正の内容 (1)  明細書第24頁下から第2行に、「上限」と
あるを、 「下限」と訂正する。
(2)  同第26頁第4行に、 「タンブラ−」 とあるを、 「タンブラ−式混合機」と訂正する。
以上。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記A〜C、 A、アミノ系樹脂成形材料予備乾燥物の粗砕物を含有す
    る粉粒体を加熱混練押出して得 られる予備成形物の再破砕物、 B、粉末状着色剤もしくは着色剤含有アミノ系樹脂成形
    材料粉末、及び、 C、揮発性有機溶剤、 を混合し、乾燥してなることを特徴とするアミノ系樹脂
    成形材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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