JPH0459137A - 紡糸口金の製造方法 - Google Patents

紡糸口金の製造方法

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Publication number
JPH0459137A
JPH0459137A JP17221890A JP17221890A JPH0459137A JP H0459137 A JPH0459137 A JP H0459137A JP 17221890 A JP17221890 A JP 17221890A JP 17221890 A JP17221890 A JP 17221890A JP H0459137 A JPH0459137 A JP H0459137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spinneret
polymer
polishing
grinding
thin plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP17221890A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruki Yamazaki
春樹 山嵜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0459137A publication Critical patent/JPH0459137A/ja
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  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、紡糸口金、特に数千乃至数lO万という多数
の紡糸孔を有するアクリル、レーヨン等のステーブルフ
ァイバー用の紡糸口金の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来の紡糸口金の製造方法の1つに、紡糸口金用薄板に
先端角度が順次挟角となる複数のパンチ工具で段階的に
ポリマー導入孔を多数穿設し、然る後その各ポリマー導
入孔の下部にポリマー吐出孔を穿孔して紡糸孔を形成す
る方法がある。(先行技術文献として特開昭57−82
513号公報がある。)(発明が解決しようとする課題
) ところで、上記の紡糸口金の製造方法は、複数のパンチ
工具で段階的に穿孔していくため、2回目以後は材料の
変形により孔位置がずれて、パンチ工具の真下に孔がな
い。そのためパンチ工具が折損し易い。また孔位置のず
れを修正するためにNCプログラムの複雑な修正作業が
必要であった。
さらに紡糸口金の皿形形状が変形し、紡糸孔の明いてい
ないレーン部が浮き上がったり、胴部下側が外方に膨ら
んだり、底部が下方に膨らんだりして、紡糸が不安定と
なる。
そこで本発明は、材料の変形を極力抑えてポリマー導入
孔の孔位置のずれを無くし、パンチ工具の真下にポリマ
ー導入孔が来るようにしてパンチ工具の折損、孔位置の
ずれ修正、紡糸口金の皿形形状の変形等を少なくするこ
とができる紡糸口金の製造方法を提供しようとするもの
である。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本発明の紡糸口金の製造方法
は、皿形の紡糸口金用薄板の上面に、センタードリルに
より多数のポリマー導入孔を穿設し、次に各ポリマー導
入孔の周縁に生じたはりや切り粉を、上面の研削、研摩
、洗浄により除去し、次いでパンチ工具にて各ポリマー
導入孔の底を段階的に深く穿孔し、この穿孔によって紡
糸口金用薄板の下面に生じた凸部をその都度研削、研摩
して除去し、然る後各ポリマー導入孔の底をリーマにて
貫通してポリマー吐出孔を穿設することを特徴とするも
のである。
(作用) 上述の如(本発明の紡糸口金の製造方法は、最初にセン
タードリルにより多数のポリマー導入孔を穿設するので
、孔の位置決めが行われ、次いでポリマー導入孔の周縁
に生じたぼりゃ切り粉を、研削、研摩、洗浄により除去
するので、以後のパンチ工具による段階的なポリマー導
入孔の加工において、材料の変形が大幅に抑えられ、孔
位置のずれか無くなり、パンチ工具の真下に孔がくるよ
うになってパンチ工具の折損が無くなり、孔位置のずれ
修正作業が不要となる。そして最終的に得られる紡糸口
金は、紡糸孔の明いていないレーン部の浮き上がり、胴
部下側の外方への膨出、底部の下方への膨出等が極めて
少なくなり、安定した紡糸ができる。
さらに前述のセンタードリルによるポリマー導入孔の穿
設によると加工硬化が少ないので、以後のパンチ工具に
よる段階的なポリマー導入孔の穿設において、パンチ工
具の折損が無くなり、パンチ加工量を深くすることがで
きる。
(実施例) 本発明の紡糸口金の製造方法の一実施例を図によって説
明すると、第1図aに示す如く外径400胴、幅15+
n+++のフランジlと内径75mm、幅15+nmの
フランジビを有する外径369 mm、内径106mm
、深さ10mm、厚さ1 mmのステンレス鋼より成る
皿形ドーナツ状の紡糸口金用薄板2の上面に、第1図す
に示す如く先端に挟角41度、長さ0.4m++++の
尖鋭部に切刃3を有する直径0.3mmのセンタードリ
ル4にて深さ0.4mm、開口径0.3mmのポリマー
導入孔5を30万個穿設した。次にこのポリマー導入孔
5の周縁に生じたばり6や切り粉7を、紡糸口金用薄板
2の上面を研削、研摩し、洗浄して第1図Cに示す如(
除去した。次いで第1図dに示す如く先端に挟角20度
、長さ0.8mmの尖鋭部8を有する直径0.28mm
のパンチ工具9にて前記各ポリマー導入孔5の底を深さ
0.8mmまで穿孔し、この穿孔によって紡糸口金用薄
板2の下面に生じた凸部lOを研削、研摩により除去し
た。次に第1図eに示す如(先端に挟角7度、長さ1.
05mmの尖鋭部11を有する直径0.26mmのパン
チ工具12にて前記各ポリマー導入孔5′の底を深さ1
.05mmまで穿孔し、この穿孔によって紡糸口金用薄
板2の下面に生じた凸部13を研削、研摩により除去し
た。次いで第1図fに示す如(直径0.05mmのリー
マ14にて前記各ポリマー導入孔5″の底を貫通して、
直径0.05mm、長さ0.1mmのポリマー吐出孔1
5を穿設して、内面鏡面光沢の紡糸孔16を30万個有
する皿形ドーナツ状の紡糸口金17を得た。この紡糸口
金17は紡糸孔16を有する部分が第2図に示す如く三
分割に区画され、幅10mmの紡糸孔16の明いていな
いレーン部I8を持つものである。
一方従来例の紡糸口金の製造方法を図によって説明する
と、第3図aに示す前記実施例と同一寸法、同一材質の
皿形ドーナツ状の紡糸口金用薄板2の上面に、第3図す
に示す如く先端に挟角41度、長さ0.4mmの尖鋭部
3′を有する直径0.3mmのパンチ工具4′にて深さ
0.4mm、開口径0.3mmのポリマー導入孔5を3
0万個穿設し、この穿孔によって紡糸口金用薄板2の下
面に生じた凸部5aを研削、研摩により除去した。次に
第3図Cに示す如(先端に挟角26度、長さ0.6mm
の尖鋭部8を有する直径0.28mmのパンチ工具9に
て前記各ポリマー導入孔5の底を深さ0.6mmまで穿
孔し、この穿孔によって紡糸口金用薄板2の下面に生じ
た凸部10を研削、研摩により除去した。次いで第3図
dに示す如く先端に挟角18度、長さ0.8mmの尖鋭
部11を有する直径0.26mmのパンチ工具12にて
前記各ポリマー導入孔5′の底を深さ0.8mmまで穿
孔し、この穿孔によって紡糸口金用薄板2の下面に生じ
た凸部13を研削、研摩により除去した。次に第3図e
に示す如く先端に挟角13度、長さ1.05mmの尖鋭
部19を有する直径0.24mmのパンチ工具20にて
前記各ポリマー導入孔5Nの底を深さ1.05mmまで
穿孔し、この穿孔によって紡糸口金用薄板2の下面に生
じた凸部21を研削、研摩により除去した。
次いで第3図fに示す如く直径0.05mmのリーマ1
4にて前記各ポリマー導入孔5#の底を貫通して、直径
0.05mm、長さ0.1mmのポリマー吐出孔15を
穿設して、内面鏡面光沢の紡糸孔16を30万個有する
皿形ドーナツ状の紡糸口金17’を得た。この紡糸口金
17′は紡糸孔16を有する部分が第2図と同様三分割
に区画され、幅10mmの紡糸孔16を明いていないレ
ーン部18を持つものである。
こうして製作された実施例及び従来例の紡糸口金17.
17’を検査した処、従来例の紡糸口金17′は紡糸孔
16の明いていないレーン部18が第4図に示す如(0
,4mm浮き上がり、レーン部18との境目の紡糸孔1
6も浮き上がってストレート長さ0.1mm(±0.0
2mm)の規格のものが0.06mmの長さしか得られ
ず、しかもレーン部18の近傍の紡糸孔16の孔断面の
中心軸が傾くため紡糸の際に垂直にならず、糸切れの原
因となる。これに対し実施例の紡糸口金17は、レーン
部18の浮き上がりは殆んど無(、ストレート長さ0.
1mm(±0.02mm)の規格のものが0.10で、
中心軸も垂直となり紡糸の際糸切れが生じないものであ
る。
また従来例の紡糸口金17′は、第5図に示すような胴
部下側の変形が紡糸孔の穿孔前外径369mmが穿孔後
外径372.5mmに膨らんだのに対し、実施例の紡糸
口金17は胴部下側の変形が紡糸孔の穿孔前外径369
 mmが穿孔後外径370 mmと僅か1mmしか膨ら
まなかった。
さらに従来例の紡糸口金17′は第6図に示すように底
部が下方に円弧状に膨らんで紡糸孔の穿孔前深さ10m
mであったものが、穿孔後深さ12mmとなって、紡糸
の際、糸が広がるのに対し、実施例の紡糸口金17は、
底部が下方に膨らまず、糸を垂直に紡糸できる。
また従来例の紡糸口金17′の製造方法に於いては、孔
位置のずれが大きく、位置合わせを行う為、非常に時間
がかり、トータルで225時間もかかったが、実施例の
紡糸口金17の製造方法に於いては、孔位置のずれが小
さく、位置合わせが少なく、トータルで150時間であ
った。
さらに従来例の紡糸口金17’の製造方法では、パンチ
工具の折損が1106本もあったのに対し、実施例の紡
糸口金17の製造方法ではパンチ工具の折損が僅か25
本であった。
また従来例の紡糸口金17’の製造方法では、加工硬化
が大きく2回目のパンチ加工では0.6mmの深さまで
しか穿孔できなかったのに対し、実施例の紡糸口金17
の製造方法では、センタードリルによる加工硬化が少な
い為、その後のパンチ加工では0.8mmの深さまで穿
孔できて、加工効率が良かった。
(発明の効果) 以上詳記した通り、本発明の紡糸口金の製造方法によれ
ば、材料の変形が極力抑えることができてポリマー導入
孔の孔位置のずれが無(なり、パンチ工具の真下にポリ
マー導入孔が来るので、パンチ工具の折損、孔位置のず
れ修正、紡糸口金の皿形形状の変形等を少な(できて、
安定した紡糸をできる紡糸口金を得ることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図a乃至fは本発明の紡糸口金の製造方法の一実施
例の工程を示す図、第2図は本発明の製造方法によって
得た紡糸口金を示す斜視図、第3図a乃至fは従来の紡
糸口金の製造方法の工程を示す図、第4図乃至第6図は
夫々従来の紡糸口金の製造方法の欠陥を示す図である。 出願人  田中貴金属工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)皿形の紡糸口金用薄板の上面に、センタードリルに
    より多数のポリマー導入孔を穿設し、次に各ポリマー導
    入孔の周縁に生じたばりや切り粉を、上面の研削、研摩
    、洗浄により除去し、次いでパンチ工具にてポリマー導
    入孔の底を段階的に深く穿孔し、この穿孔によって紡糸
    口金用薄板の下面に生じた凸部をその都度研削、研摩し
    て除去し、然る後各ポリマー導入孔の底をリーマにて貫
    通してポリマー吐出孔を穿設することを特徴とする紡糸
    口金の製造方法。
JP17221890A 1990-06-29 1990-06-29 紡糸口金の製造方法 Pending JPH0459137A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106392470A (zh) * 2015-07-29 2017-02-15 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 一种管端套类零件成形工艺方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106392470A (zh) * 2015-07-29 2017-02-15 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 一种管端套类零件成形工艺方法

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