JPH04589Y2 - - Google Patents

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JPH04589Y2
JPH04589Y2 JP1984043327U JP4332784U JPH04589Y2 JP H04589 Y2 JPH04589 Y2 JP H04589Y2 JP 1984043327 U JP1984043327 U JP 1984043327U JP 4332784 U JP4332784 U JP 4332784U JP H04589 Y2 JPH04589 Y2 JP H04589Y2
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JP
Japan
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cathode
switch
pnpn
gate
pnpn switch
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JP1984043327U
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JPS6150340U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はPNPNスイツチを応用した2端子ス
イツチ素子に関するものである。
PNPNスイツチは、順逆双方向に高い耐電圧
が得られ、一旦点弧すると外部から制御すること
なく大電流を比較的小さな電圧降下で流し得る特
徴を持つている。この性質を利用して過電圧到来
時にはPNPNスイツチをブレークオーバ点弧さ
せて他の装置を過電圧から保護する保護素子に応
用することが考えられる。この様な用途では、異
常電圧が除かれた時再び遮断状態に回復できるよ
う、PNPNスイツチの保持電流(導通中の
PNPNスイツチに流れる電流を徐々に減らした
時PNPNスイツチが導通状態を維持できる最少
電流値)をかなり大きな値にする必要がある。一
方、PNPNスイツチ特有のレイト効果を利用し
て、不要に大きな電圧変化率を持つたサージ電圧
に対しても同様に保護作用を得ようとの願望もあ
る。しかし、保持電流を大きくすることとレイト
効果に対して鋭敏にする事は相反する事項であり
従来この種の素子は実現されていなかつた。
本考案は上記した保持電流とレイト効果との関
係を両立させ、大きな保持電流を得ながらレイト
効果に対しても適度の鋭敏性を持つた2端子スイ
ツチ素子を提供する事を目的にしたものである。
本考案では、PNPNスイツチとそのカソード
ゲート・カソード間を短絡する抵抗と少なくとも
1つの容量性素子とから成り、該容量性素子は増
巾回路を経てPNPNスイツチのアノードゲート
とカソードゲートとの間に接続し、アノードとカ
ソードとに端子を設けて2端子スイツチ素子とし
たものである。
以下、本考案を図面によつて詳細に説明する。
本考案を説明する前に、本考案の2端子スイツ
チ素子の用途の好適例を第1図によつて説明す
る。第1図は、情報処理システム等の一例をモデ
ル化して示したブロツク図である。このブロツク
図は電源1、内部抵抗2、制御回路3等より構成
された制御装置4が通信線路5を通して遠方の端
末装置6と接続されている状態を示している。こ
の種のシステムでは、まれに電放電等の影響を受
けて通信線路5に過大な誘導電圧を受けることが
ある。この様な場合に制御回路3が破壊しないよ
う、たとえばアレスタ7が図示の如く線路間又は
図示は省略したが線路・大地間に挿入されてい
る。この種のアレスタ7には、所定電圧以上の電
圧が端子間に加われば直ちに導通状態となつて誘
導過電圧を吸収できる機能と、一旦導通状態にな
つた後、外乱が治まつた後は自動的に元の遮断状
態へ回復できる機能が要求される。すなわち、制
御装置4の正常な使用状態で流れ得る電流(電源
1と内部抵抗2により定まる短絡電流)ではアレ
スタ7は導通状態を維持できない事が要求され
る。この種のアレスタとして以下に述べる2端子
スイツチ素子が有用である。
第2図は本考案の前提となる原理を示した回路
図てある。第2図に於て、カソードゲートGKを
持つPNPNスイツチ11は、そのカソードゲー
トGKとカソードK間に低抵抗12が接続されて
いる。更にそのPNPNスイツチ11のアノード
ゲートGAにはコンデンサ13の一端が接続さ
れ、コンデンサ13の他端はPNPNスイツチ1
1のカソードゲートGKに接続され、PNPNスイ
ツチ11のアノードAとカソードKに端子14,
15を設けたものである。第2図図示の本考案に
よる2端子スイツチ端子はPNPNスイツチ11
のカソードゲートGKカソードK間を低抵抗12
で短絡したため、抵抗12によつてPNPNスイ
ツチ11の保持電流は大巾に大きな値となり、後
述するようにこの素子をアレスタに使用した時、
雷サージ保護後のシステムの自動回復をさせよう
とするのに有効となる。この保持電流値は抵抗1
2の抵抗値を選択することによつて自由に設定で
きる。又、コンデンサ13をアノードゲートGA
とカソードゲートGK間に接続したことにより、
アレスタとして使用した際、外来サージ電圧の電
圧上昇率が非常に大きい場合には、PNPNスイ
ツチ11のブレークオーバ電圧に到る前に
PNPNスイツチを点弧させてサージ保護を急速
になし得る。一般にPNPNスイツチにはレイト
効果があつて、大きな電圧上昇率dυ/dtがアノ
ードカソード間に加わるとそのPNPNスイツチ
の第2接合容量を充電する電流によつて点弧する
性質を持つているが、前述の如く第2図図示回路
においてはPNPNスイツチ11の保持電流を大
きくするため、カソードゲートGK・カソードK
間を低抵抗12で短絡したので、もはやこの
PNPNスイツチ自身のレイト効果は完全に失な
われている。しかし乍ら、この回路においては外
部にコンデンサ13を用意しアノードA・カソー
ドK間に生ずる電圧変化dυ/dtによるコンデン
サ13の充電電流PNPNスイツチ11のアノー
ドA、アノードゲートGAを経由してカソードゲ
ートGKに流し込み、もつてPNPNスイツチ11
は点弧可能である。すなわち、コンデンサ13の
充電電流がPNPNスイツチ11のアノードゲー
トGAとカソードゲートGKの双方を流れること
から、2つのゲートが共同して鋭敏なレイト点弧
を得ることが可能となる。このコンデンサ13の
容量値は所望とする電圧変化率dυ/dtでコンデ
ンサ13を流れる充電電流Cdυ/dtによる抵抗1
2の電圧降下が約0.7Vになる様に設定するのが
よい。このように第2図図示の2端子スイツチ素
子は大きな保持電流特性を持ちながら、外来の不
要に大きな電圧上昇率dυ/dtを持つたサージ電
圧に対しても急速に点弧して他の装置を保護でき
る。
第3図は本考案の第1の実施例を示す回路図で
ある。本実施例においてはコンデンサ33は
PNPトランジスタ36のベース・コレクタ間に
接続され、PNPトランジスタ36のエミツタを
PNPNスイツチ31のアノードゲートGAに、そ
してコレクタをPNPNスイツチ31のカソード
ゲートGKに接続している。この第3図図示回路
によれば、コンデンサ33の充電電流はPNPト
ランジスタ36のベース電流となつてPNPトラ
ンジスタ36で増巾されてPNPNスイツチ31
のカソードゲートGKに供給される。したがつ
て、この回路においてはミラー効果によつて小さ
な容量値のコンデンサ33で充分な効果が得られ
る。
第4図は本考案の第3の実施例を示す回路図で
ある。
本実施例においては、コンデンサ43は、
NPNトランジスタ47のベース・コンタクタ間
に接続され、NPNトランジスタ47のベース・
エミツタ間は抵抗48で短絡されており、該
NPNトランジスタ47のエミツタがPNPNスイ
ツチ41のカソードゲートGKに、そしてコレク
タがアノードゲートGAにそれぞれ接続されたも
のである。低抵抗42がPNPNスイツチ41の
カソードゲートGK・カソードK間に接続され、
アノードA・カソードKに端子44,45が設け
られているのは前例と同様である。この回路に於
ては、比較的変化率dυ/dtの小さな電圧変化時
にはコンデンサ43の充電電流は抵抗48を通つ
て流れてNPNトランジスタ47が動作しないが、
dυ/dtがやや増大すると今度はNPNトランジス
タ47が増巾作用を急速に顕わし、レイト効果を
生じる限界dυ/dt値が他の実施例に比較してシ
ヤープになる効果が得られる。
第5図は本考案の第3の実施例を示す回路図で
ある。本実施例においては、第2図で説明した回
路を2組逆並列接続して共通の2つの端子54,
55を設けたものである。すなわち、第3図、第
4図の実施例の回路を2組逆並列接続して構成す
ることにより、本実施例では端子54,55から
見た内部回路が対称となつて方向性を持たず、正
負双方向の過電圧に対する保護能力を持つた2端
子スイツチ素子が得られる。
尚、上記各実施例に於けるコンデンサは、一般
のフイルムコンデンサ、セラミツクコンデンサ等
のほか、小静電容量の場合には半導体接合の接合
容量を用いてもよい。また、これらの回路の内、
抵抗はPNPNスイツチの外部に独立して設ける
方法でも、PNPNスイツチ内部に設ける内蔵抵
抗……いわゆるシヨートエミツタ構造……であつ
てもよい。
以上説明した如く、本考案は保持電流が充分に
大きくでき、しかも、レイト効果に対し鋭敏な2
端子スイツチ素子を提供するものであり、この2
端子スイツチ素子はアレスタ等に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の2端子スイツチ素子の用途
に好適となるシステムをモデル化したブロツク
図、第2図は、本考案の前提となる原理を示した
図、第3図、第4図および第5図はそれぞれ本考
案による2端子スイツチ素子の第1、第2および
第3の実施例を示した回路図である。 11,11′,31,41……PNPNスイツ
チ、12,12′,32,42,48……抵抗、
13,13′,33,43……コンデンサ、14,
15,34,35,44,45,54,55……
端子、36……PNPトランジスタ、47……
NPNトランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. PNPNスイツチと、このPNPNスイツチのカ
    ソードとカソードゲート間に接続した抵抗と、少
    なくとも1個の容量性素子と、増幅回路とから構
    成され、該容量性素子は該増幅回路を経て該
    PNPNスイツチのアノードゲートとカソードゲ
    ートとの間に接続し、該PNPNスイツチのアノ
    ードとカソードに端子を設けたことを特徴とする
    2端子スイツチ素子。
JP1984043327U 1984-03-28 1984-03-28 Expired JPH04589Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984043327U JPH04589Y2 (ja) 1984-03-28 1984-03-28

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JP1984043327U JPH04589Y2 (ja) 1984-03-28 1984-03-28

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Publication Number Publication Date
JPS6150340U JPS6150340U (ja) 1986-04-04
JPH04589Y2 true JPH04589Y2 (ja) 1992-01-09

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ID=30554891

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Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5026431A (ja) * 1973-07-06 1975-03-19
JPS5114276A (ja) * 1974-07-26 1976-02-04 Hitachi Ltd
JPS5117550A (ja) * 1974-08-02 1976-02-12 Meidensha Electric Mfg Co Ltd

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515633U (ja) * 1974-06-28 1976-01-16

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JPS6150340U (ja) 1986-04-04

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