JPH0458907B2 - - Google Patents

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JPH0458907B2
JPH0458907B2 JP21446685A JP21446685A JPH0458907B2 JP H0458907 B2 JPH0458907 B2 JP H0458907B2 JP 21446685 A JP21446685 A JP 21446685A JP 21446685 A JP21446685 A JP 21446685A JP H0458907 B2 JPH0458907 B2 JP H0458907B2
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JP
Japan
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mol
gas
atmosphere
antimony
stannic
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JP21446685A
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JPS6275246A (ja
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Yoshiaki Okayama
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、シラン系ガスなどの特殊ガスを選
択的に検出できるガス検出素子とその製造方法に
関するものである。 〔従来技術〕 モノシラン(SiH4),ジクロルシラン(SiH2
Cl2),トリクロルシラン(SiHCl3),ホスフイン
(PH3),ジボラン(B2H6)やアルシン(AsH3
など、空気などの他の気体と接触混合すると数%
の濃度で自然発火する特殊ガスを検出することが
できるガス検出素子として、本発明者は、先に特
願昭58−157931号(特開昭60−50446号)によつ
て酸化第2スズ(SnO2)と白金(Pt)とオキシ
酸化アンモチン(SbOCl)を組成物としシラン系
ガス雰囲気で後処理した金属酸化物半導体のガス
検出素子を、また特願昭59−98818号(特開昭60
−243548号公報)によつてSnO2とパラジウム
(Pd)とアンモチン化合物(Sb化合物)を組成物
としシラン系ガス雰囲気で後処理した金属酸化物
半導体のガス検出素子を提案している。 ところで、これら従来のガス検出素子を濃度が
10ppmのSiH4ガスにさらしたときのSN比と応答
時間は、前者のSnO2−Pt−SbOCl系ガス検出素
子ではSN比が10程度、応答時間は150〜180秒程
度であり、後者のSnO2−Pd−Sb化合物系ガス検
出素子ではSN比が5程度、応答時間は150秒前後
であるという特性を有している。 このため、本発明者は、これらより特殊ガスに
対するSN比が良好で、かつ応答時間を大巾に早
くしたものとして、SnO2を主材、PdとPtとを触
媒、Sbを安定剤としてPt/Sn=0.5〜8モル%、
Pd/Sn=0.1〜8モル%、Sb/Sn=0.5〜8モル
%の組成比を有し、CVD法により20〜400ppmの
シラン系ガスで処理した金属酸化物半導体を用い
たガス検出素子を、昭和60年9月20日付の特許出
願(特願昭60−206674号、特開昭62−67437号公
報)で提案している。 〔目的と解決手段〕 この発明は、前記昭和60年9月20日付の特許出
願によるガス検出素子(以後、SnO2−Pd−Pt系
素子という)の選択性と応答時間をより良くする
ことを目的とするもので、酸化第2スズまたは塩
化第2スズが添加された酸化第2スズを仮焼成し
て得た活性化酸化第2スズを主材、パラジウムと
白金とを触媒、アンチモンを安定剤としてPd/
Sn=0.1〜8モル%、Pt/Sn=0.5〜8モル%、
Sb/Sn=0.5〜8モル%の組成比を有し、20〜
400ppmのシラン系ガス雰囲気で処理してなる金
属酸化物半導体と、この金属酸化物半導体を200
〜400℃に加熱する加熱手段とを有してなるガス
検出素子を特徴とするものである。 また、次の工程の製造方法を特徴とするもので
ある。 SnO2に塩化第2スズ(SnCl4)をSnCl4
SnO2=0〜20モル%となるように添加し、こ
れを600〜900℃の大気雰囲気中で仮焼成して活
性化SnO2を作成する。 活性化SnO2に塩化パラジウム(PdCl2)溶液
と塩化白金酸(H2PtCl6)溶液とをPd/Sn=
0.1〜8モル%、Pt/Sn=0.5〜8モル%となる
ように加えて分散させ、乾燥する。 の試料にSb化合物をSb/Sn=0.5〜8モル
%となるように加えて混合する。 の試料に有機溶剤を加えてペースト状に
し、1対の電極が設けられた絶縁体に塗布し乾
燥する。 の素子を、600から850℃の大気またはアン
チモン酸化ガスの雰囲気中で5〜30分間焼成す
る。 の素子を、CVD法により20〜400ppmのシ
ラン系ガスで5〜30分間処理する。 の素子を加熱してエージングする。 〔作用〕 主材として、SnCl4をSnCl4/SnO2=0〜20モ
ル%添加したSnO2を仮焼成して得た活性化SnO2
を用いたことにより、特殊ガスの選択性ならびに
応答時間が向上する作用がある。 〔実施例〕 以下、この発明のガス検出素子とその製造方法
について実施例により説明する。 実施例1〜15のガス検出素子を次の製造方法に
より製作した。なお、各実施例でのガス検出素子
の製作個数は8個ずつである。 まず、酸化第2スズ(SnO2)に塩化第2スズ
(SnCl4)溶液をSnCl4/SnO2=0〜10モル%とな
るように混合し、これを大気中で室温から800℃
まで直接的に昇温させ、800℃で30分間焼成(以
後この焼成を仮焼成という)して活性化SnO2
作成する。 次に、この活性化SnO2に塩化パラジウム
(PdCl2)溶液と塩化白金酸(H2PtCl6)溶液と
を、Pd/Sn=0.1〜8モル%、Pt/Sn=0.5〜8
モル%となるように加えて混合水溶液を作成す
る。なお、PdCl2溶液は、PdCl2に例えば0.2%の
塩酸水溶液を加えて作成し、H2PtCl6溶液は、H2
PtCl6・6H2Oに純水を加えて作成する。 この混合水溶液を超音波かくはん機によつてか
くはんし、Pd,Ptを良く分散させる。その後、
この分散混合水溶液を真空凍結乾燥器にセツト
し、−40℃以下で急速凍結乾燥させて乾燥試料を
作成する。 そして、この乾燥試料にオキシ塩化アンチモン
(SbOCl)を0.5〜8モル%となるように加え、乳
鉢で約30分間混合して混合試料を作成する。 なお、実施例1〜15における各混合試料のPd,
Pt,SbとSnの組成比は後掲の表1,2に示す通
りである。 この混合試料に有機溶剤であるイソプロピルア
ルコールを加えてペースト状とし、このペースト
状の混合試料を1対の電極を有するアルミナ磁器
管上に1対の電極間を覆うように塗布し、その後
自然乾燥する。 次に、この自然乾燥した素子を700℃にセツト
したアンチモンSb酸化ガス雰囲気の石英管中で
10分または15分間焼成する。なお、このSb酸化
ガス雰囲気は、表1,2の焼成雰囲気に示す通
り、2.5mgのSbOClをアルミナボートに載置し、
これを700℃にセツトされた石英管(内径4cm、
電気炉挿入部50cm)中に30分間入れて蒸発させて
作成したものである。 そして、焼成後の素子にヒータを取り付け、こ
のヒータに通電して素子を300±50℃に加熱し、
大気中で10時間の1回目のエージングを行なう。 さらに、1回目のエージングが終了した素子を
ヒータで325±5℃に加熱し、空気中に50ppmの
濃度のSiH4ガスを含んだシラン系ガス雰囲気中
に10分間さらし、CVD法(chemical vapor
deposition method)によつて素子の表面にSi酸
化物を分散させて金属酸化物半導体を得る。 最後に、この素子をヒータによつて300±50℃
に加熱し、大気中で12時間の2回目のエージング
を行なつて各実施例のガス検出素子を完成する。 なお、実施例21は仮焼成していないSnO2を用
い、これにPdCl2とSbOClとを表1に示す組成比
で加え、上記製造方法で製作した比較用のガス検
出素子である。また、実施例22と23は、参考のた
め提示した昭和60年9月20日付の特許出願の発明
によるガス検出素子で、主材のSnO2は実施例21
と同様に仮焼成していないSnO2を用いている。
【表】
【表】
【表】
〔効果〕
この発明によれば、特殊ガスに対する選択性と
応答時間がより向上したガス検出素子とその製造
方法が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの発明によるガス検出素子の1
実施例の特性を示す図で、第1図はSnCl4/SnO2
と応答時間との関係を、第2図はPd/Snと応答
時間との関係を、第3図は実施例4のうちの1つ
の素子の各ガスに対する応答特性をそれぞれ示し
ている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸化第2スズまたは塩化第2スズが添加され
    た酸化第2スズを仮焼成して得た活性化酸化第2
    スズを主材、パラジウムと白金とを触媒、アンチ
    モンを安定材としてPd/Sn=0.1〜8モル%、
    Pt/Sn=0.5〜8モル%、Sb/Sn=0.5〜8モル
    %の組成比を有し、20〜400ppmのシラン系ガス
    雰囲気で処理してなる金属酸化物半導体と、この
    金属酸化物半導体を200〜400℃に加熱する加熱手
    段とからなることを特徴とするガス検出素子。 2 酸化第2スズに塩化第2スズをSnCl4/SnO2
    =0〜20モル%となるように添加し、600〜900℃
    の大気雰囲気中で仮焼成して活性化酸化第2スズ
    を作成する第1工程と、第1工程で作成した活性
    化酸化第2スズに塩化パラジウム溶液と塩化白金
    酸溶液とをPd/Sn=0.1〜8モル%、Pt/Sn=
    0.5〜8モル%となるように加えて分散させ、乾
    燥させる第2工程と、第2工程で作成した試料に
    アンチモン化合物をSb/Sn=0.5〜8モル%とな
    るように加えて混合する第3工程と、第3工程で
    作成した試料に有機溶剤を加えてペースト状に
    し、これを1対の電極を有する絶縁体に塗布し、
    乾燥させる第4工程と、第4工程で作成した素子
    を、600〜800℃の大気またはアンチモン酸化ガス
    の雰囲気中で5〜30分間焼成する第5工程と、第
    5工程で焼成した素子を、CVD法により20〜
    400ppmのシラン系ガスで5〜30分間処理する第
    6工程と、第6工程で作成した素子を加熱してエ
    ージングする第7工程と、からなるガス検出素子
    の製造方法。 3 アンチモン酸化ガス雰囲気は、三酸化アンチ
    モンのモル数に換算して、1×10-9〜4.5×10-8
    モル/cm3のアンチモン化合物を600〜850℃の雰囲
    気中に5〜60分間入れて作成したものである特許
    請求の範囲第2項記載のガス検出素子の製造方
    法。
JP21446685A 1985-09-30 1985-09-30 ガス検出素子とその製造方法 Granted JPS6275246A (ja)

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