JPH0458548B2 - - Google Patents
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- JPH0458548B2 JPH0458548B2 JP60048958A JP4895885A JPH0458548B2 JP H0458548 B2 JPH0458548 B2 JP H0458548B2 JP 60048958 A JP60048958 A JP 60048958A JP 4895885 A JP4895885 A JP 4895885A JP H0458548 B2 JPH0458548 B2 JP H0458548B2
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- chimney
- concrete
- concrete crusher
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Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
この発明は、鉄筋コンクリートやコンクリート
等で造られた煙突の解体方法に関する。
等で造られた煙突の解体方法に関する。
<従来の技術>
従来、この種の煙突の解体方法としては、煙突
の下部を部分的に切断して、煙突全体を倒すよう
にしたものや、煙突の周囲に足場を組み、頂部よ
り入力で順次小割りにして煙突を解体するように
したものがある。
の下部を部分的に切断して、煙突全体を倒すよう
にしたものや、煙突の周囲に足場を組み、頂部よ
り入力で順次小割りにして煙突を解体するように
したものがある。
しかしながら、前者の解体方法では、煙突の周
囲に大きな空地が必要であり、そして、煙突が倒
れた際に、大きな衝撃、振動が生じ、かつコンク
リートや土砂が飛散して危険であるという欠点が
ある。また、後者の解体方法は、煙突の周囲に空
地を必要としないが、足場の組立、解体に多大な
費用、工期を要し、その上、人間が煙突の頂部に
上がる高所作業による解体であるため、危険で能
率が悪いという欠点がある。
囲に大きな空地が必要であり、そして、煙突が倒
れた際に、大きな衝撃、振動が生じ、かつコンク
リートや土砂が飛散して危険であるという欠点が
ある。また、後者の解体方法は、煙突の周囲に空
地を必要としないが、足場の組立、解体に多大な
費用、工期を要し、その上、人間が煙突の頂部に
上がる高所作業による解体であるため、危険で能
率が悪いという欠点がある。
<発明の目的>
そこで、この発明の目的は、大きな空地を必要
とせず、かつ足場が不要で、人間が煙突の頂部に
上らなくても、煙突が安全、安価、迅速に解体で
きる煙突の解体方法を提供することにある。
とせず、かつ足場が不要で、人間が煙突の頂部に
上らなくても、煙突が安全、安価、迅速に解体で
きる煙突の解体方法を提供することにある。
<発明の構成>
上記目的を達成するため、この発明の煙突の解
体方法は、コンクリート破砕機を駆動装置によつ
て水平方向に旋回可能に吊り下げた台をクレーン
で吊り下げ、上記台に少なくとも水平方向に回動
可能なアームを介してテレビジヨンカメラを取り
付けるとともに、クレーン操作部とコンクリート
破砕機操作部とにテレビジヨン受像機を設置し、
さらにクレーン操作部とコンクリート破砕機操作
部とをつなぐ音声通信手段を設置して、上記テレ
ビジヨンカメラを上記台に対して相対的に移動さ
せて煙突の被破砕部と上記コンクリート破砕機と
を所望の方向から撮像しながら、上記テレビジヨ
ン受像機に映出された上記被破砕部の画像情報に
基づいて、上記クレーン操作部の運転手と上記コ
ンクリート破砕機操作部の操作員とが上記音声通
信手段を介して互いに連絡をとつて、上記クレー
ン操作部による上記コンクリート破砕機の上下動
と上記コンクリート破砕機操作部による上記コン
クリート破砕機の旋回動、破砕動とを連携させな
がら上記煙突を上方から下方へ向かつて順次解体
することを特徴としている。
体方法は、コンクリート破砕機を駆動装置によつ
て水平方向に旋回可能に吊り下げた台をクレーン
で吊り下げ、上記台に少なくとも水平方向に回動
可能なアームを介してテレビジヨンカメラを取り
付けるとともに、クレーン操作部とコンクリート
破砕機操作部とにテレビジヨン受像機を設置し、
さらにクレーン操作部とコンクリート破砕機操作
部とをつなぐ音声通信手段を設置して、上記テレ
ビジヨンカメラを上記台に対して相対的に移動さ
せて煙突の被破砕部と上記コンクリート破砕機と
を所望の方向から撮像しながら、上記テレビジヨ
ン受像機に映出された上記被破砕部の画像情報に
基づいて、上記クレーン操作部の運転手と上記コ
ンクリート破砕機操作部の操作員とが上記音声通
信手段を介して互いに連絡をとつて、上記クレー
ン操作部による上記コンクリート破砕機の上下動
と上記コンクリート破砕機操作部による上記コン
クリート破砕機の旋回動、破砕動とを連携させな
がら上記煙突を上方から下方へ向かつて順次解体
することを特徴としている。
<実施例>
以下、この発明を図示の実施例により詳細に説
明する。
明する。
第1図において、1は煙突、2は煙突1よりも
高い背の高さを有するブーム3を備えた走行式の
クレーン、5はブーム3に吊り下げた台、6は台
5に回動自在に吊り下げた鋏状のコンクリート破
砕機、7はコンクリート破砕機6に設けたテレビ
ジヨンカメラ(以下、テレビジヨンカメラとい
う)、11はクレーン2の運転台に設けたテレビ
ジヨン受像機(以下、テレビ受像機という)、1
2はコンクリート破砕機6の地上の操作室13内
に設けたテレビ受像機である。
高い背の高さを有するブーム3を備えた走行式の
クレーン、5はブーム3に吊り下げた台、6は台
5に回動自在に吊り下げた鋏状のコンクリート破
砕機、7はコンクリート破砕機6に設けたテレビ
ジヨンカメラ(以下、テレビジヨンカメラとい
う)、11はクレーン2の運転台に設けたテレビ
ジヨン受像機(以下、テレビ受像機という)、1
2はコンクリート破砕機6の地上の操作室13内
に設けたテレビ受像機である。
上記コンクリート破砕機6は、第2図に示すよ
うに、台5に垂下した回動軸16に回転台17を
固定し、上記台5上に固定したモータ18によ
り、回動軸16をウオーム歯車機構21を介して
回転して、回転台17を回転し得るようにしてい
る。上記回転台17には略L字形状の固定破砕腕
22を傾斜姿勢制御用の油圧シリンダ23とリン
ク24により吊り下げている。上記油圧シリンダ
23とリンク24は略平行で、油圧シリンダ23
の伸縮作動により固定破砕腕22の先端部22a
を煙突1の被破砕部28の外周面28aに平行に
配置できるようにしている。上記固定破砕腕22
の水平部の中央に設けた軸25に、可動破砕腕2
6の一端を枢着している。上記固定破砕腕22の
上端部と可動破砕腕26の中央部とを破砕動用の
油圧シリンダ27で連結して、この油圧シリンダ
27の伸縮作動により固定破砕腕22の先端部2
2aと可動破砕腕26の先端部26aとが接離作
動して、被破砕部28を圧砕するようにしてい
る。上記固定破砕腕22の先端部22aの突起5
5と可動破砕腕26の先端部26aの突起56と
は、圧砕時に被破砕部28に集中的に力を加え
て、破壊を促進する。
うに、台5に垂下した回動軸16に回転台17を
固定し、上記台5上に固定したモータ18によ
り、回動軸16をウオーム歯車機構21を介して
回転して、回転台17を回転し得るようにしてい
る。上記回転台17には略L字形状の固定破砕腕
22を傾斜姿勢制御用の油圧シリンダ23とリン
ク24により吊り下げている。上記油圧シリンダ
23とリンク24は略平行で、油圧シリンダ23
の伸縮作動により固定破砕腕22の先端部22a
を煙突1の被破砕部28の外周面28aに平行に
配置できるようにしている。上記固定破砕腕22
の水平部の中央に設けた軸25に、可動破砕腕2
6の一端を枢着している。上記固定破砕腕22の
上端部と可動破砕腕26の中央部とを破砕動用の
油圧シリンダ27で連結して、この油圧シリンダ
27の伸縮作動により固定破砕腕22の先端部2
2aと可動破砕腕26の先端部26aとが接離作
動して、被破砕部28を圧砕するようにしてい
る。上記固定破砕腕22の先端部22aの突起5
5と可動破砕腕26の先端部26aの突起56と
は、圧砕時に被破砕部28に集中的に力を加え
て、破壊を促進する。
また、上記固定破砕腕22の先端には、第2,
3図に示すように、固定破砕腕22よりも幅が広
い弾性樹脂板35の先端を可動破砕腕22側へ突
出させると共に、その弾性樹脂板35に、同じ幅
を有して固定破砕腕22の先端より若干突出する
弾性を有する鋼板36を後面から重ね合わせてい
る。上記弾性樹脂板35および弾性鋼板36は押
え板37およびボルトにより固定破砕腕22に固
定している。上記弾性樹脂板35および弾性鋼板
36は弾性変形して、被破砕部28の外周面28
aに密着し、かつ固定破砕腕22の水平方向両側
および上方を覆つて、コンクリート等の破砕片を
煙突1内に案内するようになつている。
3図に示すように、固定破砕腕22よりも幅が広
い弾性樹脂板35の先端を可動破砕腕22側へ突
出させると共に、その弾性樹脂板35に、同じ幅
を有して固定破砕腕22の先端より若干突出する
弾性を有する鋼板36を後面から重ね合わせてい
る。上記弾性樹脂板35および弾性鋼板36は押
え板37およびボルトにより固定破砕腕22に固
定している。上記弾性樹脂板35および弾性鋼板
36は弾性変形して、被破砕部28の外周面28
aに密着し、かつ固定破砕腕22の水平方向両側
および上方を覆つて、コンクリート等の破砕片を
煙突1内に案内するようになつている。
一方、上記固定破砕腕22の軸25近傍の奥部
には横鉄筋切断用の固定刃31を設ける一方、可
動破砕腕26の軸25近傍の奥部には横鉄筋切断
用の可動刃32を設けている。さらに、上記固定
破砕腕22には縦鉄筋切断用の固定刃33を水平
方向に突出させる一方、可動破砕腕26には縦鉄
筋切断用の可動刃34を水平方向に突出させてい
る。
には横鉄筋切断用の固定刃31を設ける一方、可
動破砕腕26の軸25近傍の奥部には横鉄筋切断
用の可動刃32を設けている。さらに、上記固定
破砕腕22には縦鉄筋切断用の固定刃33を水平
方向に突出させる一方、可動破砕腕26には縦鉄
筋切断用の可動刃34を水平方向に突出させてい
る。
一方、上記回転台17には水平アーム41を水
平方向に揺動自在に設けると共に、上記アーム4
1の先端には鉛直アーム42を鉛直方向に伏角自
在に設け、上記アーム42の先端にテレビカメラ
7を設けている。上記水平アーム41は油圧シリ
ンダ43により水平方向に自在に旋回させること
ができ、上記鉛直アーム42は油圧シリンダ44
により自在に鉛直方向に揺動させることができる
ようになつている。したがつて、上記テレビカメ
ラ7は油圧シリンダ43,44による位置の制御
により、煙突1の被破砕部28の側面(半径方向
の断面)を撮像できるようになつている。また、
上記テレビカメラ7は図示しない手段により矢印
X方向に回転でき、テレビカメラのレンズ49は
光軸方向に移動できるようになつている。
平方向に揺動自在に設けると共に、上記アーム4
1の先端には鉛直アーム42を鉛直方向に伏角自
在に設け、上記アーム42の先端にテレビカメラ
7を設けている。上記水平アーム41は油圧シリ
ンダ43により水平方向に自在に旋回させること
ができ、上記鉛直アーム42は油圧シリンダ44
により自在に鉛直方向に揺動させることができる
ようになつている。したがつて、上記テレビカメ
ラ7は油圧シリンダ43,44による位置の制御
により、煙突1の被破砕部28の側面(半径方向
の断面)を撮像できるようになつている。また、
上記テレビカメラ7は図示しない手段により矢印
X方向に回転でき、テレビカメラのレンズ49は
光軸方向に移動できるようになつている。
一方、クレーン2の運転台の運転手51とコン
クリート破砕機6の操作室13内の操作員52と
は、それぞれテレビ受像機11,12に映し出さ
れた被破砕部の画像情報に基づいて、音声通信装
置53により互いに連絡を取ることができるよう
にしている。
クリート破砕機6の操作室13内の操作員52と
は、それぞれテレビ受像機11,12に映し出さ
れた被破砕部の画像情報に基づいて、音声通信装
置53により互いに連絡を取ることができるよう
にしている。
なお、煙突1の周囲にはサンドマツト57を設
けて、煙突1の上部からのコンクリート片等の落
下の飛散を防止している。また、コンクリート破
砕機6の固定破砕腕22には、のれん状に複数条
の鎖40を吊り下げて、破砕片の飛散を防止して
いる。なお、これに代えて綱状のものを吊り下げ
てもよい。
けて、煙突1の上部からのコンクリート片等の落
下の飛散を防止している。また、コンクリート破
砕機6の固定破砕腕22には、のれん状に複数条
の鎖40を吊り下げて、破砕片の飛散を防止して
いる。なお、これに代えて綱状のものを吊り下げ
てもよい。
上記構成のコンクリート破砕機6等を用いて、
次のように煙突1を解体する。
次のように煙突1を解体する。
まず、クレーン2で台5およびコンクリート破
砕機6を煙突1の頂上よりも高く吊り上げ、煙突
1の頂上近傍に持つてくる。そして、コンクリー
ト破砕機6の操作員52は、テレビ受像機12を
見ながら破砕動用の油圧シリンダ27を引き込み
作動させて、可動破砕腕26を開放作動させる。
その後、クレーン2の運転台で運転手51がテレ
ビ受像機11を見ながらコンクリート破砕機6を
下降させ、固定破砕腕22と可動破砕腕26の間
に被破砕部28を挿入する。このとき同時に、コ
ンクリート破砕機6の操作員52は、水平移動用
の油圧シリンダ43および鉛直移動用の油圧シリ
ンダ44を作動させて、テレビカメラ7の位置お
よび姿勢を調整して、テレビカメラ7が被破砕部
28の側面をコンクリート破砕機6に邪魔されな
いで撮像できるようにする。したがつて、クレー
ン運転手51はコンクリート破砕機6を移動させ
る作業を最適画像を見ながら行うことができ、こ
の結果、煙突1の頂上とコンクリート破砕機6と
の位置合わせを円滑、迅速に行うことができる。
なお、テレビカメラ7の位置および姿勢を最適状
態に合わせた後は、台5に対して固定する。
砕機6を煙突1の頂上よりも高く吊り上げ、煙突
1の頂上近傍に持つてくる。そして、コンクリー
ト破砕機6の操作員52は、テレビ受像機12を
見ながら破砕動用の油圧シリンダ27を引き込み
作動させて、可動破砕腕26を開放作動させる。
その後、クレーン2の運転台で運転手51がテレ
ビ受像機11を見ながらコンクリート破砕機6を
下降させ、固定破砕腕22と可動破砕腕26の間
に被破砕部28を挿入する。このとき同時に、コ
ンクリート破砕機6の操作員52は、水平移動用
の油圧シリンダ43および鉛直移動用の油圧シリ
ンダ44を作動させて、テレビカメラ7の位置お
よび姿勢を調整して、テレビカメラ7が被破砕部
28の側面をコンクリート破砕機6に邪魔されな
いで撮像できるようにする。したがつて、クレー
ン運転手51はコンクリート破砕機6を移動させ
る作業を最適画像を見ながら行うことができ、こ
の結果、煙突1の頂上とコンクリート破砕機6と
の位置合わせを円滑、迅速に行うことができる。
なお、テレビカメラ7の位置および姿勢を最適状
態に合わせた後は、台5に対して固定する。
次いで、コンクリート破砕機6の操作員52は
テレビ受像機12を見ながら固定破砕腕22の先
端部22aが被破砕部28の外周面28aに平行
に当設するように、油圧シリンダ23を伸縮作動
させる。このとき、弾性樹脂板35および弾性鋼
板36は第2図中一点鎖線で示すように弾性変形
して、固定破砕腕22と煙突1の間をシールして
後記するようにコンクリート破砕片等を煙突1内
に案内する。また上記操作員52は、固定破砕腕
22の先端の突起55および可動破砕腕26の先
端の突起56が被破砕部28の外周面28aに直
角に当たるように、モータ18によつて回転台1
7を回転させる。このように、コンクリート破砕
機6の位置および姿勢を運転手51と操作員52
が音声通信装置53で連絡をとり合いながら調整
した後、破砕動用の油圧シリンダ27を伸長作動
して、固定破砕腕22と可動破砕腕26で被破砕
部28を圧砕する。このようにして圧砕されたコ
ンクリート片は弾性樹脂板35および弾性鋼板3
6によつて煙突1内に導かれる。したがつて、コ
ンクリート片等の煙突外への落下が防止され、安
全が確保される。また、コンクリートのかけらが
外方へ飛散した場合には、固定破砕腕22に吊り
下げたのれん状の鎖40によつて防止される。被
破砕部28内の横鉄筋や縦鉄筋はコンクリート破
砕機6を下降させることによつて、奥部の横鉄筋
切断用の固定刃31、可動刃32および縦鉄筋切
断用の固定刃33、可動刃34により切断され、
弾性樹脂板35および弾性鋼板36により煙突1
内に導びかれる。このように、コンクリートを圧
砕した後、被破砕部28に露出した横鉄筋や縦鉄
筋を切断して、次々と破砕部を下方へ移動させて
ゆく。
テレビ受像機12を見ながら固定破砕腕22の先
端部22aが被破砕部28の外周面28aに平行
に当設するように、油圧シリンダ23を伸縮作動
させる。このとき、弾性樹脂板35および弾性鋼
板36は第2図中一点鎖線で示すように弾性変形
して、固定破砕腕22と煙突1の間をシールして
後記するようにコンクリート破砕片等を煙突1内
に案内する。また上記操作員52は、固定破砕腕
22の先端の突起55および可動破砕腕26の先
端の突起56が被破砕部28の外周面28aに直
角に当たるように、モータ18によつて回転台1
7を回転させる。このように、コンクリート破砕
機6の位置および姿勢を運転手51と操作員52
が音声通信装置53で連絡をとり合いながら調整
した後、破砕動用の油圧シリンダ27を伸長作動
して、固定破砕腕22と可動破砕腕26で被破砕
部28を圧砕する。このようにして圧砕されたコ
ンクリート片は弾性樹脂板35および弾性鋼板3
6によつて煙突1内に導かれる。したがつて、コ
ンクリート片等の煙突外への落下が防止され、安
全が確保される。また、コンクリートのかけらが
外方へ飛散した場合には、固定破砕腕22に吊り
下げたのれん状の鎖40によつて防止される。被
破砕部28内の横鉄筋や縦鉄筋はコンクリート破
砕機6を下降させることによつて、奥部の横鉄筋
切断用の固定刃31、可動刃32および縦鉄筋切
断用の固定刃33、可動刃34により切断され、
弾性樹脂板35および弾性鋼板36により煙突1
内に導びかれる。このように、コンクリートを圧
砕した後、被破砕部28に露出した横鉄筋や縦鉄
筋を切断して、次々と破砕部を下方へ移動させて
ゆく。
上記のような被破砕部28の破砕は、テレビ受
像機11,12の同一画像を見て、運転手51と
操作員52が音声通信装置53で互いに連絡をと
り合いながら、クレーン2およびコンクリート破
砕機6を操作することによつて、煙突1を螺旋状
に下に向けて順次行なう。
像機11,12の同一画像を見て、運転手51と
操作員52が音声通信装置53で互いに連絡をと
り合いながら、クレーン2およびコンクリート破
砕機6を操作することによつて、煙突1を螺旋状
に下に向けて順次行なう。
このように、この煙突解体方法によれば、コン
クリート破砕機6の固定破砕腕22を煙突1の外
周に当設させ、固定破砕腕22に向けて可動破砕
腕26を破砕動用の油圧シリンダ27によつて押
し付けて、被破砕部28を圧砕すると共に、コン
クリート破砕片を弾性樹脂板35および弾性鋼板
36によつて煙突1内に落下させるので、安全か
つ迅速に煙突1を解体でき、コンクリート破砕片
の回収の手間も省ける。また、テレビカメラ7に
よつつ撮像した被破砕部28の側面を、クレーン
の運転手51およびコンクリート破砕機6の操作
員52はテレビ受像機11および12により地上
で見て、音声通信装置53で互いに連絡をしなが
ら、コンクリート破砕機6の位置および姿勢をク
レーン2、回転台17の駆動用モータ18および
傾斜用の油圧シリンダ23を作動させて制御し、
破砕動用の油圧シリンダ27を作動させて、被破
砕部28を破砕できる。したがつて、煙突1の囲
いに足場を設ける必要がなくなり、かつ、作業員
が煙突に上る必要がなくなり、工費を軽減でき、
工期を短縮でき、高所作業の危険性をなくするこ
とができる。
クリート破砕機6の固定破砕腕22を煙突1の外
周に当設させ、固定破砕腕22に向けて可動破砕
腕26を破砕動用の油圧シリンダ27によつて押
し付けて、被破砕部28を圧砕すると共に、コン
クリート破砕片を弾性樹脂板35および弾性鋼板
36によつて煙突1内に落下させるので、安全か
つ迅速に煙突1を解体でき、コンクリート破砕片
の回収の手間も省ける。また、テレビカメラ7に
よつつ撮像した被破砕部28の側面を、クレーン
の運転手51およびコンクリート破砕機6の操作
員52はテレビ受像機11および12により地上
で見て、音声通信装置53で互いに連絡をしなが
ら、コンクリート破砕機6の位置および姿勢をク
レーン2、回転台17の駆動用モータ18および
傾斜用の油圧シリンダ23を作動させて制御し、
破砕動用の油圧シリンダ27を作動させて、被破
砕部28を破砕できる。したがつて、煙突1の囲
いに足場を設ける必要がなくなり、かつ、作業員
が煙突に上る必要がなくなり、工費を軽減でき、
工期を短縮でき、高所作業の危険性をなくするこ
とができる。
また、煙突1を螺旋状に下に向けて順次破砕し
てゆく段階では、テレビカメラ7は、台5に対し
て固定されていることから、台5とともに上下
動、旋回動する(当然ながら、水平方向の動きも
ある。)。したがつて、クレーン運転手51と破砕
機操作員52とは、テレビ受像機11,12、テ
レビカメラ7を通して、あたかも上記台5に乗り
込んでいるかのような感覚(視野)でコンクリー
ト破砕機6(および台5)を移動、旋回させるこ
とができる。例えば、コンクリート破砕機6を左
へ移動させたいときは左、また、右へ移動させた
いときは右へ、それぞれ自分自身の左手右手と同
じ向きへ操作すれば良いのである。したがつて、
運転手51と操作員52とがそれぞれ自然な感覚
でコンクリート破砕機6を移動、旋回させること
ができる。しかも、音声通信装置53を介してお
互いの考え(次にどの操作をするか)を知り合う
ので、あたかも両者51,52が一体となつたよ
うな感覚で、複雑な操作を円滑、迅速に行うこと
ができる。例えば、コンクリート破砕機6を右斜
め下方へ移動させて破砕をしようとするとき、ク
レーン運転手51が下降と右移動、破砕機操作員
52が旋回と破砕動を行うが、これらの操作を直
列に個々に行うのではなく、並列かつ滑らかに連
続させて行うことができる。つまり、コンクリー
ト破砕機6の上下動、水平動、旋回動、破砕動な
ど他種類の複雑な操作を、単に作業分担するとい
うだけでなく、有機的なつながりをもつて円滑、
迅速に行えるのである。この結果、円滑かつ迅速
な解体作業を行うことができる。
てゆく段階では、テレビカメラ7は、台5に対し
て固定されていることから、台5とともに上下
動、旋回動する(当然ながら、水平方向の動きも
ある。)。したがつて、クレーン運転手51と破砕
機操作員52とは、テレビ受像機11,12、テ
レビカメラ7を通して、あたかも上記台5に乗り
込んでいるかのような感覚(視野)でコンクリー
ト破砕機6(および台5)を移動、旋回させるこ
とができる。例えば、コンクリート破砕機6を左
へ移動させたいときは左、また、右へ移動させた
いときは右へ、それぞれ自分自身の左手右手と同
じ向きへ操作すれば良いのである。したがつて、
運転手51と操作員52とがそれぞれ自然な感覚
でコンクリート破砕機6を移動、旋回させること
ができる。しかも、音声通信装置53を介してお
互いの考え(次にどの操作をするか)を知り合う
ので、あたかも両者51,52が一体となつたよ
うな感覚で、複雑な操作を円滑、迅速に行うこと
ができる。例えば、コンクリート破砕機6を右斜
め下方へ移動させて破砕をしようとするとき、ク
レーン運転手51が下降と右移動、破砕機操作員
52が旋回と破砕動を行うが、これらの操作を直
列に個々に行うのではなく、並列かつ滑らかに連
続させて行うことができる。つまり、コンクリー
ト破砕機6の上下動、水平動、旋回動、破砕動な
ど他種類の複雑な操作を、単に作業分担するとい
うだけでなく、有機的なつながりをもつて円滑、
迅速に行えるのである。この結果、円滑かつ迅速
な解体作業を行うことができる。
また、運転手51と操作員52とが音声通信装
置53を介して互いに連絡を取り合うことによつ
て、作業中に常に適度な緊張を維持でき、危険な
場面では互いに注意し合うことができる。また、
運転手51と操作員52とがコンクリート破砕機
6の上下動と旋回動、破砕動とを分担して行うこ
とによつて、作業に伴う疲労を少なくすることが
できる。したがつて、不注意や疲労による事故を
未然に防止することができる。
置53を介して互いに連絡を取り合うことによつ
て、作業中に常に適度な緊張を維持でき、危険な
場面では互いに注意し合うことができる。また、
運転手51と操作員52とがコンクリート破砕機
6の上下動と旋回動、破砕動とを分担して行うこ
とによつて、作業に伴う疲労を少なくすることが
できる。したがつて、不注意や疲労による事故を
未然に防止することができる。
上記実施例では横鉄筋切断用の固定刃31、可
動刃32および縦鉄筋切断用の固定刃33、可動
刃34を設けたので、鉄筋を有する煙突であつて
も効率よく解体することができる。また、コンク
リート破砕片等を煙突1内に導く弾性樹脂板35
および弾性鋼板36を設けたので、コンクリート
破砕片等の煙突1外の飛散が防止され、安全性が
増し、コンクリート破砕片等の回収が容易にな
る。上記弾性鋼板36は重量の大きい破砕片でも
煙突1内へ案内できる。
動刃32および縦鉄筋切断用の固定刃33、可動
刃34を設けたので、鉄筋を有する煙突であつて
も効率よく解体することができる。また、コンク
リート破砕片等を煙突1内に導く弾性樹脂板35
および弾性鋼板36を設けたので、コンクリート
破砕片等の煙突1外の飛散が防止され、安全性が
増し、コンクリート破砕片等の回収が容易にな
る。上記弾性鋼板36は重量の大きい破砕片でも
煙突1内へ案内できる。
<発明の効果>
以上より明らかなように、この発明によれば、
テレビカメラで撮像した煙突の被破砕部の側面を
地上のテレビ受像機で見ながら、クレーンおよび
コンクリート破砕機を操作して、コンクリート破
砕機の上下動、旋回動、破砕動を制御し、被破砕
部を破砕するので、大きな空き地を必要とせず、
かつ足場を不要とでき、かつ作業員の煙突上の高
所作業を不要とでき、煙突を安全、安価、迅速に
解体することができる。
テレビカメラで撮像した煙突の被破砕部の側面を
地上のテレビ受像機で見ながら、クレーンおよび
コンクリート破砕機を操作して、コンクリート破
砕機の上下動、旋回動、破砕動を制御し、被破砕
部を破砕するので、大きな空き地を必要とせず、
かつ足場を不要とでき、かつ作業員の煙突上の高
所作業を不要とでき、煙突を安全、安価、迅速に
解体することができる。
また、テレビカメラを台(コンクリート破砕機
を吊り下げている)に取り付け、台に対して相対
的に移動させて所望の画像を得た状態で解体を行
うので、解体作業の開始時に煙突の頂上とコンク
リート破砕機との位置合わせを円滑、迅速に行う
ことができ、また、煙突の上方から下方へ向かつ
て実際に解体を行う段階で、あたかも各作業員が
上記台に乗り込んでいるような感覚でコンクリー
ト破砕機を移動、旋回させることができる。した
がつて、円滑かつ迅速な解体作業を行うことがで
きる。
を吊り下げている)に取り付け、台に対して相対
的に移動させて所望の画像を得た状態で解体を行
うので、解体作業の開始時に煙突の頂上とコンク
リート破砕機との位置合わせを円滑、迅速に行う
ことができ、また、煙突の上方から下方へ向かつ
て実際に解体を行う段階で、あたかも各作業員が
上記台に乗り込んでいるような感覚でコンクリー
ト破砕機を移動、旋回させることができる。した
がつて、円滑かつ迅速な解体作業を行うことがで
きる。
また、同一の画像に基づいて、クレーンの運転
手とコンクリート破砕機の操作員とが音声通信装
置を介して互いに連絡を取り合うことによつて、
両者が視覚および聴覚を共通化し、有機的に一体
となつたような感覚で解体作業を行うことができ
る。したがつて、コンクリート破砕機の上下動、
旋回動、破砕動などの複雑な操作を円滑かつ迅速
に行うことができる。しかも、作業中に常に適度
な緊張を維持でき、危険な場面では互いに注意し
合うことができる。また、運転手と操作員とがコ
ンクリート破砕機の上下動と旋回動、破砕動とを
分担して行うことによつて、作業に伴う疲労を少
なくすることができる。したがつて、不注意や疲
労による事故を未然に防止することができる。
手とコンクリート破砕機の操作員とが音声通信装
置を介して互いに連絡を取り合うことによつて、
両者が視覚および聴覚を共通化し、有機的に一体
となつたような感覚で解体作業を行うことができ
る。したがつて、コンクリート破砕機の上下動、
旋回動、破砕動などの複雑な操作を円滑かつ迅速
に行うことができる。しかも、作業中に常に適度
な緊張を維持でき、危険な場面では互いに注意し
合うことができる。また、運転手と操作員とがコ
ンクリート破砕機の上下動と旋回動、破砕動とを
分担して行うことによつて、作業に伴う疲労を少
なくすることができる。したがつて、不注意や疲
労による事故を未然に防止することができる。
第1図はこの発明の一実施例の正面図、第2図
はコンクリート破砕機の正面図、第3図は第2図
の−線断面図である。 1……煙突、2……クレーン、3……ブーム、
5……台、6……コンクリート破砕機、7……テ
レビカメラ、11,12……テレビ受像機。
はコンクリート破砕機の正面図、第3図は第2図
の−線断面図である。 1……煙突、2……クレーン、3……ブーム、
5……台、6……コンクリート破砕機、7……テ
レビカメラ、11,12……テレビ受像機。
Claims (1)
- 1 コンクリート破砕機を駆動装置によつて水平
方向に旋回可能に吊り下げた台をクレーンで吊り
下げ、上記台に少なくとも水平方向に回動可能な
アームを介してテレビジヨンカメラを取り付ける
とともに、クレーン操作部とコンクリート破砕機
操作部とにテレビジヨン受像機を設置し、さらに
クレーン操作部とコンクリート破砕機操作部とを
つなぐ音声通信手段を設置して、上記テレビジヨ
ンカメラを上記台に対して相対的に移動させて煙
突の被破砕部と上記コンクリート破砕機とを所望
の方向から撮像しながら、上記テレビジヨン受像
機に映出された上記被破砕部の画像情報に基づい
て、上記クレーン操作部の運転手と上記コンクリ
ート破砕機操作部の操作員とが上記音声通信手段
を介して互いに連絡をとつて、上記クレーン操作
部による上記コンクリート破砕機の上下動と上記
コンクリート破砕機操作部による上記コンクリー
ト破砕機の旋回動、破砕動とを連携させながら上
記煙突を上方から下方へ向かつて順次解体するこ
とを特徴とする煙突の解体方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4895885A JPS61207766A (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 | 煙突の解体方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4895885A JPS61207766A (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 | 煙突の解体方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61207766A JPS61207766A (ja) | 1986-09-16 |
JPH0458548B2 true JPH0458548B2 (ja) | 1992-09-17 |
Family
ID=12817784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4895885A Granted JPS61207766A (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 | 煙突の解体方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61207766A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02132277A (ja) * | 1988-11-14 | 1990-05-21 | Okumura Corp | 構造物の破砕装置 |
JPH07107333B2 (ja) * | 1989-04-13 | 1995-11-15 | 新日本製鐵株式会社 | 建物の解体方法 |
JP2020032320A (ja) * | 2018-08-27 | 2020-03-05 | コベルコ建機株式会社 | 解体システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5636841B2 (ja) * | 1977-11-02 | 1981-08-27 | ||
JPS5942454U (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-19 | 成岡 明 | ペンシル型電池式ライトライタ− |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5636841U (ja) * | 1979-08-30 | 1981-04-08 | ||
JPS5690939U (ja) * | 1979-12-17 | 1981-07-20 |
-
1985
- 1985-03-11 JP JP4895885A patent/JPS61207766A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5636841B2 (ja) * | 1977-11-02 | 1981-08-27 | ||
JPS5942454U (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-19 | 成岡 明 | ペンシル型電池式ライトライタ− |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61207766A (ja) | 1986-09-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |