JPH0457718B2 - - Google Patents

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JPH0457718B2
JPH0457718B2 JP59269614A JP26961484A JPH0457718B2 JP H0457718 B2 JPH0457718 B2 JP H0457718B2 JP 59269614 A JP59269614 A JP 59269614A JP 26961484 A JP26961484 A JP 26961484A JP H0457718 B2 JPH0457718 B2 JP H0457718B2
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aluminosilicate
amorphous
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JP59269614A
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Bureesu Rojaa
Eritsuku Niben Aian
Uiriamu Torabiru Andoryuu
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Unilever NV
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Unilever NV
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Publication of JPH0457718B2 publication Critical patent/JPH0457718B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/02Inorganic compounds ; Elemental compounds
    • C11D3/12Water-insoluble compounds
    • C11D3/124Silicon containing, e.g. silica, silex, quartz or glass beads
    • C11D3/1246Silicates, e.g. diatomaceous earth
    • C11D3/128Aluminium silicates, e.g. zeolites
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D11/00Special methods for preparing compositions containing mixtures of detergents
    • C11D11/02Preparation in the form of powder by spray drying
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 洗浄活性物質、洗浄力ビルダーおよび所望によ
り漂白剤を含む他の成分を含有する噴霧乾燥され
た洗剤組成物を配合することは公知である。英国
特許明細書第1473202号(ヘンケル社)では、従
来最も普通に使用されているアルカリ金属燐酸塩
の代りにX線非晶質のアルミノ珪酸塩の使用が提
案されている。しかし、非晶質アルミノ珪酸塩を
含有する洗剤組成物は、最初に形成されたときか
らイオン交換性が悪く、このイオン交換性は貯蔵
によつてさらに低下し、組成物がさらに漂白剤を
含有する場合は、貯蔵によるかような漂白剤の安
定性がしばしば悪くなる不利に時々遭遇してい
る。 発明者等は、非晶質アルミノ珪酸塩を基剤と
し、改善された初期並びに長期間のイオン交換特
性を有する粒体洗剤組成物が、該組成物中に水分
量を制御することによつて得られることを見出し
た。発明者等はまた、かような組成物が漂白物質
をさらに含有する場合、この漂白物質の貯蔵安定
性も改善されることも見出した。 粒体洗剤組成物には必ず水が含まれている。こ
の水の大部分または全部は、比較的緩く結合され
ており、組成物が例えば135℃に加熱されると失
なわれる。この緩結合の水は、組成物中の成分の
結晶水および洗浄活性物質のような成分とさらに
緩く結合している別の水から構成されている。 本明細書で使用する「水分」(モイスチヤーと
もいう)の語は、組成物を135℃に熱したとき組
成物から失なわれる水のことである。 しかし、非晶質アルミノ珪酸塩を含有する組成
物およびNTA=(ニトリロトリ酢酸ナトリウム)
を含有する組成物では、135℃では幾らかの水が
失なわれない。しかし、この比較的強固に結合し
ている水は組成物の全含水量(total water
content)に加えられる。 発明者等は、非晶質アルミノ珪酸塩を含有する
組成物の性質は、組成物の全含水量よりむしろ上
記水分(モイスチヤー)含量によつて決まること
を見出した。 組成物が少なくとも洗浄活性物質と非晶質アル
ミノ珪酸塩ビルダー物質とを含有する噴霧乾燥さ
れた基剤粉末を含み、これに漂白剤のような後で
添加された各種の追加成分を含む場合は、組成物
のイオン交換特性における重要な因子は基剤粉末
の水分(モイスチヤー)含量である。 従つて、本発明によつて、噴霧乾燥された粉末
粒体基剤と、過酸素漂白化合物を含む1種または
それ以上の後−添加成分とが含まれ、前記の粉末
粒体基剤には、少なくとも合成洗浄活性物質、非
晶質アルミノ珪酸塩ビルダー物質、水分、所望に
より石けん、所望により結晶性アルミノ珪酸塩←
ビルダー物質、および所望によりアルカリ金属珪
酸塩、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属燐酸塩
から選ばれるアルカリ性塩およびそれらの混合物
が含まれる洗剤組成物であつて前記の粒体の水分
(モイスチヤー)含量が式、 M=0.075A+0.25S+(y−0.125)X (式中、Mは135℃で前記の粒体から失なわれれ
る水によつて測定される前記の粒体の重量で示さ
れる水分(モイスチヤー)含量であり、Aは前記
の粒体中の、存在する場合には石けんをも含めた
洗浄活性物の重量部で示される量であり、Sは前
記の粒体中に存在するアルカリ性塩の重量部で示
される量であり、Xは、前記の粒体の、存在する
場合には結晶性アルミノ珪酸塩ビルダー物質をも
含めたアルミノ珪酸塩ビルダー物質の重量部で示
される量であり、yは0.25〜0.7、好ましくは0.5
〜0.6の数である)によつて決定される前記粒体
の水分(モイスチヤー)含量を特徴とする洗剤組
成物が提供される。 前記の基剤粉末が、珪酸ナトリウムを含有しな
い場合、および(または)前記の基剤粉末が前記
の非晶質物質に加えて結晶性アルミノシリケート
(ゼオライト)を含有する場合には、yは0.25〜
0.5の間にあるのが好ましい。その他の場合のy
の好ましい水準は0.5〜0.6である。 yの値が低すぎる(これは比較的乾燥した粉末
に相当する)ときは前記の粉末のイオン交換特性
は十分でないことが見出されている。yの値が高
すぎる(これは比較的水分が高い粉末に相当す
る)ときは前記の粉末特性および漂白剤安定性が
許容できなくなり、極端な場合には粉末の変色も
起こる。 本発明の組成物は新規である。本発明の組成物
と従来の組成物との組成上の差異について具体的
に説明する。 米国特許第428020号明細書(発明者ガーイル)
の実施例2には、非晶質アルミノ珪酸塩を含有す
る組成物が開示されている。しかしながらこの米
国特許明細書に記載の組成物は、本発明の組成物
とは組成が大きく異なり、たとえば、前記の水分
含量に関する式で示された条件をみたさないもの
である。 すなわち、前記のカーベイの米国特許の明細書
中の実施例2に記載の洗剤組成物の配合処方は次
の通りである。 【表】 上記の値は最終組成物の全量を基準とした重量
%である。これらの構成成分は粉末状基剤中の成
分であり、したがつて上記の%は、粉末状基剤の
角成分の重量部数をも表わす。 したがつて既述の式、すなわち M=0.075A+0.25S+(y−0.125)Xにおいて、
A=13、S=2、X=28を代入すると、 M=(0.075×13)+(0.25×21)+(y−0.125)28 M=6.225+(y−0.125)28 が得られる。 上記の式を2つの方法によつて吟味した。 第1番目の方法について述べる。上記の米国特
許に記載の組成物の水分含量は9.20%であると記
載されている。この水分は次の()−()から
なるものである。 () 本発明書中に記載の「水分」(モイスチヤ
ー); () 粉末基剤中に、より堅固に結合している水 () 過硼酸ナトリウムと共に組成物中に入つた
水 水分()の量は記載されていないが、こ量は
9.20%より少ない筈であり、したがつて、
M<9.2 である。 ∴9.2>M=6.225+(y−0.125)28 ∴9.2−6.225+0.125>y ∴y<0.231 したがつて、この場合のyは、本発明の場合の
yの最低値0.25よりさらに低い値であり、それゆ
えに、上記米国特許の洗剤組成物は本発明の範囲
外のものであることは全く明らかである。 第2番目の計算方法について述べる。前記の式
に、本発明の場合におけるyの最低値0.25を代入
してMの値を算出する。すなわち、 M=6.225+(0.25−0.125)28 M=9.725 かように、この式で示される水分の最低量は
9.725重量部である。上記米国特許に記載の組成
物の含水量(9.20%)が全部水分()であると
仮定しても、この量は、本発明において要求され
る最低値より明らかに少ない。 同様な方法により、本発明の好ましい具体例に
おける最低値(y=0.5)の場合の水分含有量を
計算すれば次の通りである。 M=6.225+(0.5−0.125)28 M=16.725 この式から明らかなように、上記のガーベイの
米国特許の組成物の含水量(9.20%)は、本発明
の好ましい具体例の場合の粉末粒体基剤中の蒸発
可能水分の最低値 (16.725%)よりはるかに少なく、すなわち、
本発明の条件をみたすものではない。 合成洗浄活性物質 本発明の組成物には別称洗浄界面活性剤として
公知の合成洗浄活性物質が必ず含まれ、その量は
好ましくは組成物の2〜60重量%の間の全水準、
特に約5〜40%の間である。 好適な洗浄界面活性剤は、例えばシユワルツ
(Schwarz)、ペリー(Perr)およびバーチ
(Berch)による「界面活性剤および洗剤」
(Surface Active Agents and Detergents)第
1巻および第2巻に記載されているように周知で
あり容易に入手できる。 使用できる合成アニオン性洗剤化合物は、通常
約8〜22個の炭素原子のアルキル基を有する有機
サルフエートおよびスルホネートの水溶性アルカ
リ金属塩であり、ここで使用されるアルキルの語
には高級アシル基のアルキル部分も含まれる。好
適な合成アニオン性洗剤化合物の例は、ナトリウ
ムおよびカリウムのアルキルサルフエート、特に
獣脂およびヤシ油のグリセライドの還元によつて
生成された高級(C8〜C18)アルコールの硫酸化
によつて得られるアルキルサルフエート;ナトリ
ウムおよびカリウムアルキル(C9〜C20)ベンゼ
ンスルホネート、特にナトリウム線状第二アルキ
ル(C10〜C15)ベンゼンスルホネート;ナトリウ
ムアルキルグリセリルエーテルサルフエート、特
に獣脂、ヤシ油から誘導される高級アルコールお
よび石油から誘導される合成アルコールのエーテ
ル;ナトリウムヤシ油脂肪酸モノグリセライドサ
ルフエートおよびスルホネート;高級(C8〜C18
脂肪アルコール−アルキレンオキサイド特にエチ
レンオキサイド反応生成物の硫酸エステルのナト
リウムおよびカリウム塩;ヤシ油脂肪酸のような
脂肪酸をイセチオン酸でエステル化し、水酸化ナ
トリウムで中和した反応生成物;メチルタウリン
の脂肪酸アミドのナトリウムおよびカリウム塩;
α−オレフイン(C8〜C20)と亜硫酸水素ナトリ
ウムとの反応によつて誘導されるようなアルカン
モノスルホネートおよびパラフインとSO2および
Sl2とを反応させ、次いで塩基で加水分解してラ
ンダムスルホネートを生成することによつて誘導
されるようなアルカンスルホネート;およびオレ
フインスルホネート(これはオレフイン特にC10
〜C20α−オレフインとSO3とを反応させ、次いで
中和し、反応生成物を加水分解して得られる物質
を示すために使用される)である。 ノニオン性洗浄活性化合物は上記洗剤化合物の
代替としてはまた上記洗剤化合物とともに使用さ
れる。ノニオン性洗浄活性化合物の例には、通常
エチレンオキサイドであるアルキロンオキサイド
とアルキル(C6〜C22)フエノールとの、一般に
5〜25EO、すなわち21分子当り5〜25単位のエ
チレンオキサイドを有する反応生成物;脂肪族
(C8〜C18)第一または第二線状もしくは分岐アル
コールとエチレンオキサイドとの、一般に5〜
40EOの縮合生成物;およびエチレンオキサイド
とプロピレンオキサイドおよびエチレンジアミン
の反応生成物との縮合によつて生成された生成物
が含まれる。他のいわゆるノニオン性洗浄活性化
合物には、長鎖第三アミンオキサイド、長鎖第三
ホスフインオキサイドおよびジアルキルスルホオ
キサイドが含まれる。 混合アニオン性化合物または混合アニオン性化
合物−ノニオン性化合物のような洗浄活性化合物
の混合物も、特に洗剤組成物に制御された低泡立
性を付与するために該組成物に使用できる。この
ことは泡立が許容されない自動洗濯機への利用を
目的とした組成物用としては有利である。 ある程度の量の両性または双性イオン洗浄活性
化合物も本発明の組成物に使用できるが、これら
が比較的高価なためこれらの使用は普通は望まし
くない。特にヘキサデシルジメチルアミノプロパ
ンスルホネートのようなスルホベタインを任意の
両性または双性イオン洗浄活性化合物として使用
する場合は、はるかに多量の普通に使用されてい
るアニオ性および(または)ノニオン性洗浄活性
組成物を基剤とする組成物中で一般に少量使用さ
れる。 若干の石けんも組成物特に低泡立性組成物中に
合成およびノニオン性洗剤配合物と共に使用され
得る。かような石けんは、C12〜C22脂肪酸(特に
ヤシ油またはパーム該油のようなナツト油、牛脂
および羊脂のような獣脂、パーム油、ラード、若
干の植物性バターおよびヒマシ油またはこれらの
混合物から誘導される天然脂肪酸)のナトリウム
塩もしくはこれより望ましくないがカリウム塩で
ある。通常少なくとも約40%が飽和脂肪酸である
主としてC14〜C20(主にC18)脂肪酸の石けんであ
る獣脂石けんと、通常少なくとも約75%が飽和脂
肪酸である主としてC10〜C14(主にC12)脂肪酸の
石けんであるナツト油石けんとの混合物が好まし
い。石けんの量は、組成物の約0.5〜約20重量%
と変化するが泡防止の目的用として使用するなら
ば通常約1〜約5%である。これにより多い量の
石けんも補助的の洗浄活性配合物として使用でき
る。 非晶質アルミノ珪酸塩ビルダー物質 本発明の組成物は、必ず非晶質アルミノ珪酸塩
ビルダー物質を含有し、好ましくは組成物の10〜
60重量%、特別には12.5〜50重量%の水準で存在
する。 非晶質アルミノ珪酸塩ビルダー物質は、英国特
許明細書第1473202号(ヘンケル社)に詳細に記
載されている。 しかし、前記特許の記載されている非晶質アル
ミノ珪酸塩はある重大な欠点、すなわち、これら
が大部分の洗剤組成物の重要な成分である珪酸ナ
トリウムと反応することである。非晶質アルミノ
珪酸塩と珪酸ナトリウムとの間の反応機構は完全
には理解されていないが、アルノ珪酸塩の硬度イ
オンの除去が遅くなり、またかようなイオンに対
するアルミノ珪酸塩の容量が減少するので前記の
反応の影響によつて洗剤ビルダーとしてのアルミ
ノ珪酸塩の効力を減少させる。 これら2種類の物質を含有する洗剤組成物の製
造方法を変更することによつてアルミノ珪酸塩の
この欠陥を克服する試みが行なわれてきた。例え
ば英国特許明細書第2013707号では、珪酸ナトリ
ウムとアルミノ珪酸ナトリウムとの間の反応を最
小にするような方法で珪酸ナトリウムを洗剤組成
物に添加する洗剤組成物製造用の別の径路を提案
している。 本発明によれば、伝統的の噴霧乾燥装置を使用
し、珪酸ナトリウムと非晶質アルミノ珪酸ナトリ
ウムとの間の相互作用の防止のための特殊の方法
を必要としないで洗剤組成物の調整に使用できる
非晶質アルミノ珪酸塩を使用する。この非晶質ア
ルミノ珪酸塩は、さらに粒度を減少しないで洗剤
組成物に使用できるような粒度を有し、まタ非晶
質のアルミノ珪酸塩および該アルミノ珪酸塩を含
有する洗剤スラリーから過剰量の水を除去しなく
ても良い程度に十分高い固形分含量で製造できる
(高水分洗剤スラリー組成物は商業的魅力が減少
する)。 アルミノ珪酸塩の安定なスラリーは、アルミノ
珪酸塩と分散剤とのスラリーを磨砕またはミリン
グによつて好適な分散剤と粒度を減少させたアル
ミノ珪酸塩の存在下で調製される。 好ましい非晶質の水和されたアルミノ珪酸ナト
リウムは、無水物基準で計算された化学組成:
0.8〜1.4Na2O:Al2O3:2.2〜3.6SiO2を特徴とし、
乾燥基準で計算して、100mgCaO/gより大きい
カルシウムイオン交換容量、50MgO/gより大
きいマグネシウムイオン交換容量、2〜20μmの
範囲内の平均粒度、および5.62Kg/cm2の圧締圧を
有するフイルターペレス中において35〜50%の範
囲内の固形分を有するフイルターケーキを形成す
ることができ、該フイルターケーキは、前記の固
形分範囲内でポンプ送りできるスラリーに転換で
きるものであり、カルシウム交換過程における二
次速度定数KSが0.2゜H-1-1より大きく、10分後
の残留水硬度が1.5゜H未満であり、50℃で80%固
形物に乾燥後の速度定数Kd(後で定義する)が
0.42゜H-1-1より大きく、10分後の残留水硬度が
1゜H未満であるような耐シリケート性(後で定義
する)を有する。 本明細書および特許請求の範囲で使用する゜H
は、 1゜HCa=10-4モルCa++ と定義されるフランス硬度である。 好ましい非晶質水和アルミノ珪酸ナトリウム
は:0.8〜1.4Na2O:Al2O3:2.4〜3.2SiO2の化学
組成を有し、所望により硫酸ナトリウムのような
不活性の可溶性塩を含有してもよい。 アルミノ珪酸ナトリウム(700℃で恒量になる
まで加熱後の残留物として測定した無水固体1.00
gに相当する)を1の5.0×10-3MCaCl2溶液に
添加し、20℃で15分かくはんした。アルミノシリ
ケートをミリポア(Millipore)膜濾過によつて
除去し、瀘液の残留カルシウム濃度(z×
10-3M)を錯滴定または原子吸光分光測光によつ
て測定する。 前記のカルシウム交換容量は、 56(5.0−z)mgCaO/gアルミノ珪酸塩と計算さ
れる。 マグネシウムイオン交換容量は、同様な方法に
よつて5×10-3MMgCl2原液および9.5〜10.5の
範囲内のPHで測定される。 これらのアルミノ珪酸ナトリウムの硬水軟化性
能を定量し、これらの公知の非晶質アルミノ珪酸
塩および公知のゼオライトとを比較するために次
の試験を行なう。 この試験は、アルミノ珪酸ナトリウムが洗剤系
で使用されるとき一般に使用されるある種の条件
をシユミレートするように計画される。 ラジオメーターのカルシウムイオンに特異的な
電極の応答は、アリコート(0〜2ml)の塩化カ
ルシウム(3×10-2M)を175mlの水(50℃)中
の5mlsMNaClの溶液に添加して測定する。得ら
れた溶液はNa+が0.025MおよびCa++が3×
10-3Mである。この溶液に2.5g/(無水物基
準)になるだけのアルミノ珪酸塩を添加し、硬水
軟化測定の間かくはんを続ける。前記の電極の応
答を次の10分まで測定し、検量線データを使用
し、時間に対するCa++(゜H)として計算され
る。軟水化性は便宜上、1分および10分後に残留
する硬度としてまとめられる。 前記の電極試験を、フイルターケーキ、乾燥粉
末および耐シリケート性試験によつて生成された
スラリーに適用する。 各種のアルミノ珪酸塩の珪酸ナトリウムに対す
る耐性を試験するためにアルミノ珪酸塩の被験試
料を珪酸ナトリウム、硫酸ナトリウムおよび水と
混合し、次の組成を有する物質なスラリーを形成
する。 アルミノ珪酸ナトリウム 22.5部(無水物基準) 硫酸ナトリウム 11.0部(無水物基準) 珪酸ナトリウムNa2O:3.4SiO26.0部(38%液体) 水* 51.0部 *アルミノ珪酸塩フイルターケーキまたは粉末
試料に含有される水も含む。 このスラリー試料を、カルシウムイオンに特異
的な電極を用いる方法によつて軟水化活性の試験
をする。この方法において4.0gのスラリーが1.0
gのアルミノ珪酸塩(無水物基準)を含有してい
る。前記のスラリーを水浴中で80℃で1時間加熱
し、電極測定を別の試料で繰返す。2回の軟水化
測定の差が成分間の不利な相互作用を示す。便宜
上これを1分および10分に得られたカルシウム硬
度によつてまとめる。 アルミノ珪酸塩試料が30%未満のような非常に
低い固形分か、または流動性スラリーにするため
に過剰の水を添加しなければならない場合は、イ
オン交換測定用として試料を秤量するとき許容度
がとれるならば試験することができる。 速度定数Kの測定に含まれる軟水化速度には前
記のようなカルシウムイオンに特異的な電極を使
用して得られたデータが含まれる。 軟水化曲線、゜HCa対時間(分)は形式: −dCa/dt=K(Ca−Ca eq)2 これを積分すると、 1 Ca=−−−−−−−−+Caeq 1 Kt+−−−−−−− Cap−Caeq (式中、Capは、最初の硬度であり(30゜H); Caeqは、t=∞における平衡硬度であり; Kは、分-10HCa-1の次元を有する速度定数であ
り; Ksは、珪酸塩処理後の交換のための速度定数で
あり; Kdは、珪酸塩の不存在下で乾燥させたフイルタ
ーケーキまたは安定化されたスラリーのための速
度定数であり; tは、分で表わした時間である)となる二次速
度方程式に要約される。 交換が実質的に10分以内に完結する場合のこれ
らの定数を評価する便利な方法は、1分後および
10分後に残留する硬度を選び式、 a1分−Ca10分=1 −−−−− K+0.03−1 −−−−−− 10K+0.03 を解くことである。 これにはCap−Caeq=30(すなわち、Caeq=0)
の近似値が含まれるが、実際にはこれは結果にあ
まり影響はない。 前記の平衡硬度は、 Caeq=Ca1分− 1/K −−−−−− 1+1/30Kまたは Ca10分− 1/K −−−−−− 10+1/30K から決定できる。 有意の交換が10分後も徐々にではあるが行なわ
れているような場合には、実質的に交換がそれ以
上行なわれなくなるまで試験期間を延長すべきで
あり、その結果Ca平衡の測定値が得られる。前
記のK値は上記の平衡硬度方程式から決定でき
る。 本発明によつて使用するために最も有効なアル
ミノ珪酸ナトリウムは、2より大きい速度定数
KSと珪酸塩処理後、1゜H未満の平衡カルシウム濃
度(Caeq)を有するものである。 本発明による洗剤組成物に配合するのに好適な
粒度のアルミノ珪酸塩を含有する比較的高固形分
のフイルターケーキが経済的に得られ、前記のよ
うな耐シリケート性の利点を有する非晶質アルミ
ノ珪酸塩は、Na2O2〜4SiO2の組成と1〜4モ
ル/SiOの範囲内の濃度とを有する水性珪酸ナ
トリウム;1〜2Na2OAl2O3の組成と0.5〜2モ
ル/Al2O3の濃度を有する水性アルミン酸塩と
を、混合装置内で45℃までの温度で緊密に混合
し、アルミノ珪酸ナトリウム組成物を生成させ、
これを直ちにデイスインテグレーター中高剪断速
度で処理し、20μm未満の粒度のアルミノ珪酸塩
を生成させ、引続き熱成させる方法によつて調製
される。 前記のアルミン酸塩と珪酸塩溶液との緊密な混
合は、ペリー(Perry)およびチルトン
(Chilton)による「ハンドブツク オブ ケミカ
ル エンジニアリング」(Handbook of
Chemical Engineer−ing)第5版第21章、21〜
24頁に「ジエツト ミキサー(Jet Mixes)」の
表記で記載されているようなミキサーを使用する
と好都合に行なわれる。 かようなミキサーの目的は両溶液の急速かつ緊
密な混合を確実にするためである。 このためには前記溶液の各々のポンプで正圧を
適用し、小さいノズルまたはオリフイスを通して
他の溶液の流動流中に圧入することによつて達成
される。 アルミノ珪酸ナトリウムの粒度減少用に好適な
デイスインテグレーターには、米国、コネチカツ
ト州ニユーハートホード、ダイナミツク コーポ
レーシヨン オブ アメリカ、ワーリング プロ
ダクツ デイビシヨンによつて供給されるワーリ
ング(waring)(商標)ブレンダーおよび英国、
ランカシアー州ラムスボトム、ジヨシユア グリ
ーブス アンド サンズ社から供給されるグリー
ブスSM(Greaves SM)ミキサーのような高剪断
力を付与するように設計された装置が含まれる。
各種の他の装置も使用できるが、反応混合物中に
おける剪断力が、かくはん翼の回転によつて供給
される場合、ローターの先端速度が300m/分を
越えないようなかような装置は満足なものでない
と考えられている。好ましくは前記の先端速度
は、1000〜3000m/分の範囲内である。 高剪断力処理に続く加工は、典型的には1〜2
時間にわたる自由流動性スラリーの熟成工程が含
まれるが、この時間はこれより長くすることもで
きる。沈殿の形成および熟成は硫酸ナトリウムの
ような不活性塩の存在下で行なわれる。前記の熟
成させたスラリーはまた、硫酸のような希鉱酸で
処理して洗浄濾過前にそのPHを約10.0もしくは
11.0に減少させてもよい。 過酸素漂白化合物 本発明の組成物は、好ましくは組成物の5〜50
重量%の間、特別には8〜32重量%の水準で過酸
素漂白化合物を必ず含有する。好適な過酸素漂白
剤には過硼酸ナトリウム(例えば四水化物とし
て)および過炭酸ナトリウムが含まれる。 アルカリ性塩 本発明の組成物は、アルカリ金属珪酸塩、炭酸
塩および燐酸塩から選ばれるアルカリ性塩を含む
ことができる。 使用される珪酸ナトリウムの量は、組成物の種
類によつて広く変化し、得られる洗剤組成物の約
0.1重量%の最少量から約50重量%である。しか
し、普通は、慣用の目的用として、すなわち腐食
防止用、PH緩衝制御および粉末構成性(powder
structuring properties)用のような慣用の目的
用として約0.5〜約20%、特に約1〜約15%の量
で使用される。この範囲を越えて約40%までの量
の珪酸ナトリウムが、織編物の洗浄組成物におけ
る補足的の洗剤ビルダーとして時々使用される。
これによりさらに高い水準の珪酸ナトリウムも、
高アルカリ度が普通である皿洗浄または工業的目
的のための他の種類の粉末洗剤組成物中に存在す
る。 珪酸ナトリウムの任意の通常の種類が使用でき
る酸化ナトリウム:シリカ比が約2:1〜約1:
4のものが好ましく、例えばアルカリ性珪酸ナト
リウム(Na2O・2SiO2)、中性珪酸ナトリウム
(Na2O・3・3SiO2)、メタ珪酸ナトリウム
(Na2O・SiO2)もしくはオルト珪酸ナトリウム
またはこれらの混合物、これよりアルカリ性の少
ない珪酸塩(Na2O・1〜4SiO2)が好ましい。 他の好適なアルカリ性物質の例には、炭酸ナト
リウム、トリポリ燐酸ナトリウム、オルト燐酸ナ
トリウム、およびピロ燐酸ナトリウムが含まれ
る。これらのアルカリ性物質も組成物にビルダー
性を付加する。ピロ燐酸ナトリウムを使用すると
織編物上に許容限度以上の無機付着物を生成する
ので組成物中のピロ燐酸塩は5%未満含まれるの
が好ましく、最も好ましいのはピロ燐酸塩を実質
的に含まないことである。 他の成分 本発明によつて製造された洗剤組成物は、添加
剤が織編物の洗浄用洗剤組成物中に通常含まれる
ような量で任意の慣用の添加剤を含むことができ
る。これらの添加剤の例には、アルカノールアミ
ド、特にパーム核油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸から誘
導されるモノエタノールアミドのような起泡増進
剤、微細に分割されたシリカおよび他のアルミノ
珪酸塩のような粉末流動助剤、抑泡剤、ナトリウ
ムメチルセルロースのような再付着防止剤、過酸
漂白剤前駆物質、トリクロロイソシアヌル酸およ
びジクロロイソシアヌル酸のアルカリ金属塩のよ
うな塩素放出漂白剤、スメクタイトおよびイライ
ト型のクレーのような織編物柔軟剤、灰化防止助
剤、デンプン、石けんスカム抑制剤、硫酸ナトリ
ウムのような無機塩類、および通常極く少量で存
在する螢光剤、香料、プロテアーゼおよびアミラ
ーゼのような酵素、殺菌剤および着色剤が含まれ
る。これに加えて、特にノニオン性基剤の洗剤組
成物の場合は、通常塩の形態のエチレン−無水マ
レイン酸共重合体およびビニルメチルエーテル−
無水マレイン酸共重合体のようなスラリー安定剤
の添加が望ましい。 前記のような必須のアルミノ珪酸塩洗浄力ビル
ダー以外に、カルボキシメチロキシコハク酸ナト
リウム、ニトリトリ酢酸ナトリウムおよび結晶性
アルミノ珪酸塩(ゼオライト)のような慣用の洗
浄力ビルダーも存在できる。 本組成物の調製法 本発明では、粉末粒体基剤を必ず噴霧乾燥によ
つて製造することが必要である。 スラリー製造および噴霧乾燥工程は、例えばク
ラツチヤー、パドルミキサーまたはターボミキサ
ーおよび噴霧乾燥塔のようなこの目的用の慣用の
装置を使用して行うことができる。これらの操作
では、例えばスラリー製造用には約30〜約100℃、
好ましくは70〜90℃、噴霧乾燥の乾燥ガス入口で
は約200〜450℃の温度のような普通の温度が使用
できる。この範囲内の比較的高い温度が経済的理
由によつて一般に好ましい。 前記の基剤は、必ず洗浄界面活性剤と非晶質ア
ルミノ珪酸塩を含有する。前記の過酸化漂白剤
は、任意の他の熱に敏感な成分と共に後での粉末
粒体基剤と混合される。存在する場合のアルカリ
性塩は粒体に含ませるか、後で混合するかまたは
両者である。珪酸ナトリウムがアルカリ性塩の場
合には、スラリー中でアルミノ珪酸ナトリウムと
の相互作用の危険をさらに減少させるため後で添
加するのが有利である。後添加する任意の物質
は、それらの完全に水和された形態であるのが好
ましい。 本発明を次の実施例によつてさらに説明する。 非晶質アルミノ珪酸塩物質(NAS)の調製 下記のミキサーを使用し、次の調製方法で行つ
た。市販の液体を適当な濃度と温度とに調製して
アルミン酸塩と珪酸塩のバツチを調製した。これ
らの各々を、7/分で混合装置(ジエツト)へ
ポンプで送り、得られた流れを30容量の容器に
送り、ここではげしくかくはんした。オーバーフ
ロー速度の調整によつてかくはん反応器中の生成
物の容積を約17に維持した。反応生成物を集
め、緩和にかくんはんしながら熟成させ、その後
にフイルター上に回収し、アルカリ性反応液がな
くなるまで洗浄した。 前記のフイルターケーキに好適な分散剤を配合
し、該分散剤を含有する水性媒質中でアルミノ珪
酸塩をミリングまたは磨砕してアルミノ珪酸塩の
粒度を4.0〜6.0ミクロンの間に減少させることに
よつて、安定なポンプ輸送のできるサスペンシヨ
ンになるように処理した。この処理は、すべて英
国特許請求明細書第1051336号(モビールオイル
社)の教示によつて行つた。 前記のように調製されたフイルターケーキまた
はサスペンシヨンは、各種の乾燥方法によつて乾
燥粉末に転換できることに留意すべきである。イ
オン交換特性を保留させるために、アルミノ珪酸
塩の残留水分含量(強熱減量)が約20重量%より
少なくないことが重要である。フイルターケーキ
はイオン交換特性の保留およびKd値測定の試験
目的用としては、炉中50℃で乾燥するのが好都合
である。 次の実施例では、ミキサーは先端速度1975m/
分を有し、約3000rpmで回転する高速度インペラ
ーを備えたグリーブスSMミキサーを使用した。 (a)低固形分のフイルターケーキになるおそれが
あるゲル化防止のため、および(b)アルミノ珪酸塩
の粒度の調節のため強力なかくはんが必要であ
る。 小規模の実験室調製用としては、約2800m/分
の先端速度が得られる約1300rpmの高速度インペ
ラーを有するワーリングブレンダー(モデルCB6
「容量1ガロン」)が使用できる。 アルミン酸塩組成 1.4Na2O:Al2O3 珪酸塩組成 Na2O:3.32SiO2 反応混合物 Na2O 2.1 (モル) Al2O3 1.0 SiO2 2.3 H2O 54 反応温度(℃) 30 かくはん グリーブス フイルターケーキ固形物 48.4 平均粒度(μm) 11.8 NASの組成 1.0Na2O:Al2O3 2.6 SiO2 イオン交換性能−Ca電極法(゜HCa)
フイルターケーキ活性度(1/10分)0.5/0.3 珪酸塩試験(1分/10分) 4.0/0.5 (KS値) 0.22 乾燥試験(1分/10分) 0.8/0.2 (Kd値) 1.54 Ca容量(mgm CaO/gm) 158 実施例 1〜4 前記のように調製した非晶質アルミノ珪酸塩物
質を使用して、基剤粉末を噴霧乾燥し、多数の後
添加成分を添加することによつて粒状洗剤組成物
を調製した。基剤粉末は無水物として表わした次
の配合を有した。 【表】 135℃における損失重量によつて測定される基
剤粉末の上記の水分(モイスチヤー)含量から、
「y」の値は式、 y=M−0.075A−0.25S/X+0.125 (式中、Aは、存在する場合には石けんをも含め
たアニオン性およびノニオン性洗浄活性物質の重
量部による全量であり; Sは重量部によるアルカリ性塩(珪酸ナトリウ
ム)の量であり; Xは重量部による非晶質アルミノ珪酸塩の量で
ある)を使用して計算される。「y」の計算値
は: 【表】 であつた。 これらの噴霧乾燥した基剤粉末に次のように各
種の後添加成分を添加した: 【表】 貯留後これらの粉末を、フイルターケーキ上で
脱イオン水で洗浄し、不溶性アルミノ珪酸塩を抽
出し、乾燥することによつてイオン交換性を測定
した。乾燥物質0.5gに30〓H(3×10-3モルのカ
ルシウムイオン濃度に等量)の硬度を有する200
mlの水に添加した。1分後に遊離のカルシウムイ
オン濃度を測定した。前記の粉末を、37℃および
70%相対湿度で6週間(実施例4、4Aおよび
4B)、または28℃および70%相対湿度で12週間
(実施例1、2、2A、3および3A)貯蔵した。
同様な方法で基剤粉末のイオン交換特性を噴霧乾
燥直後に測定した。この結果は次の通りである: 【表】 3〓Hまたはそれ以下の水硬度は妥当な目標値
と考えられる。従つて実施例2Aを除く試験した
粉末のすべてが十分なものであつた。 実施例2Aは、y=0.18すなわち本発明で設定
した0.25の限界より十分低いことに注目された
い、 実施例1〜4の粉末は、各種の条件で貯蔵後、
分解された過硼酸塩の%が測定された。非晶質ア
ルミノ珪酸塩を、同様な粒度のゼオライト−4A
に置きかえ対照例として同様な粉末を製造した。
ゼオライト含有粉末の場合には、水分(モイスチ
ヤー)含量は低く、基剤粉末の約4.5〜8%の間
であつた。実施例1〜4と同じ水分(モイスチヤ
ー)含量では、貯蔵により粉末の性質は不良にな
り、過硼酸塩の分解もかなり多くなつた。この結
果は次のようであつた。 【表】 【表】 これらの実施例は、ゼオライトより非晶質アル
ミノ珪酸塩を使用することの利点を例証してい
る。 実施例 5および6 次の配合を有する2種の噴霧乾燥基剤粉末を調
製した。 【表】 上記の噴霧乾燥した基剤粉末に次の成分を下記
のように後−添加した。 【表】 37℃および70%相対湿度で4週間貯蔵後に実施
例5と6の過硼酸ナトリウムはそれぞれ39%と28
%分解された。実施例5の非晶質アルミノ珪酸塩
を同じ粒度のゼオライト4Aと置き換えた場合を
比較すると、同一条件下で80%以上の過硼酸ナト
リウムが分解された。 実施例 7 実施例4と同じ組成であるが、珪酸ナトリウム
を含まない基剤粉末を噴霧乾燥した。水分含量
(ウオーターレベル)は9.7部であり、全基剤粉末
重量は53.4重量部であつた。水分(モイスチヤ
ー)含量は7.1部(13.3%)であり、yの値は0.42
であつた。 前記の基剤粉末を、5部の珪酸ナトリウム
(SiO2/Na2O=2.0)、18部のトリポリ燐酸ナトリ
ウム(無水物として測定)、4部の水および19.6
部の過硼酸ナトリウム(NaBO2・H2O2・3H2O
として測定)を使用して粒体化し合計粉末重量
100部になつた。 37℃と70%相対湿度で6週間貯蔵後に、23%の
過硼酸ナトリウムが分解された。 非晶質アルミノ珪酸塩をゼオライト4Aと置き
換えた場合の比較では同一条件で82%の過硼酸ナ
トリウムが分解された。 水の硬度が3.3゜FHに低下する時間を測定した
のを除いて実施例1〜4に記載と同様な方法で前
記の粉末のイオン交換特性を評価した。調製直後
のこの値は0.4分であつた。前記の粉末を28℃と
70%相対湿度とで6週間貯蔵後のこの値は0.7分
であつた。これらの結果から良好な粉末であるこ
とが示された。 実施例 8〜10 次の成分を含有する水性スラリーを噴霧乾燥し
て多くの洗剤組成物を調製した。成分 重量部 アニオン性洗浄活性物質 7.0 ノニオン性洗浄活性物質 4.0 石けん 2.0 非晶質アルミノ珪酸塩
21.0(無水物として測定した) 珪酸ナトリウム(Na2O:SiO2=1.6) 5.0 硫酸ナトリウム 7.3 各種の少量成分 1.4 このスラリーを噴霧乾燥して次の水分含量の洗
剤基剤粉末を得た。 【表】 yの値は、A=13.0、X=21.0およびS=5.0を
使用しこれらの値から次のように計算できる:実施例番号 A B 8 9 10 y 0.05 0.11 0.49 0.55 0.65 実施例AとBとは比較の目的で示したが、実施
例8、9および10は本発明の範囲内のy値を有す
ることが分かるであろう。 前記の噴霧乾燥した基剤粉末に部分的に水和し
たトリポリ燐酸ナトリウム22重量部(無水物基準
で計算して18部)と25重量部の過硼酸ナトリウム
四水化物とを添加した。 これらの組成物の最初のイオン交換速度を実施
例7に記載のように測定した。水硬度は3.3゜FH
に低下する時間を測定し、次のようになつた。実施例番号 A B 8 9 10 3.3゜FHに なる時間(分) >10 >10 0.3 0.3 0.3 実施例Bと10との粉末を28℃と70%相対湿度と
で12週間貯蔵した。この貯蔵後のイオン交換速度
を再び測定した。実施例Bの場合3.3゜FHに達す
るのに10分以上を要したが実施例10では0.9分で
あつた。 これらの結果は、本発明によるy値になるよう
な水分含量に噴霧乾燥することが基剤粉末のイオ
ン交換特性に有利であることを証明している。 実施例Bと10との粉末を各種の条件下で12週間
貯蔵し、その後にこの時間後に分解された過硼酸
塩の%を測定することにより漂白剤安定性を評価
した。その結果は: 【表】 であつた。 これらの結果は、本発明による組成物、実施例
10が、比較組成物、実施例Bに比較して改善され
た漂白剤安定性を有することを証明している。 実施例Bの組成物は、英国特許明細書GB第
2013707号の実施例1に開示されている組成物と
近似である。 前記の特許明細書の実施例で使用されている洗
浄活性物質はほぼ: アニオン洗浄活性物質−線状アルキル(C10
C13)ベンゼンスルホン酸ナトリウム ノニオン性洗浄物質−11モルのエチレンオキサイ
ドでエトキシ化されているC1415アルコール 石けん−硬化獣脂(C16/C18)ナトリウム石けん であつた。 【特許請求の範囲】 1 少なくとも、 (a) アミノポリ(アルキレンホスホン酸)、アル
カン−ポリホスホン酸および/またはポリアミ
ノカルボン酸アルカリ塩、 (b) ポリヒドロキシ化合物、 (c) アルカリ金属ケイ酸塩、 (d) アルカリ金属水酸化物、 (e) マグネシウム塩、および (f) 陰イオン分散剤としてのアルキルジスルホン
酸、アリールジスルホン酸またはアルカリール
ジスルホン酸のアルカリ金属塩を含有すること
を特徴とする漂白活性化剤および漂白安定化剤
としての水性組成物。 2 成分(a)として少なくとも、2乃至6個の炭素
原子を有する飽和脂肪族または飽和環式脂肪族炭
化水素から誘導されたアミノ−ビスまたは−トリ
ス(C1−C3−アルキレンホスホン酸)、ジアミノ
−テトラ(メチレンホスホン酸)またはトリアミ
ノ−ペンタ(メチレンホスホン酸)、ヒドロキシ、

Claims (1)

  1. り、Sは粒体中のアルカリ塩の合計量であり、X
    は粒体中の非晶質および結晶性アルミノ珪酸塩ビ
    ルダー物質の合計重量部であり、yは粉末粒体基
    剤がアルカリ金属珪酸塩を含む場合は0.49〜0.7、
    含まない場合は0.42〜0.7の数である)により定
    められることを特徴とする上記洗剤組成物。 2 粉末粒体基剤の水分含量が0.5〜0.6の間のy
    の値に相当する特許請求の範囲第1項記載のい組
    成物。 3 粉末粒体基剤が珪酸ナトリウムを含有せず、
    水分含量が0.25〜0.5の間のyの値に相当する特
    許請求の範囲第1項記載の組成物。 4 粉末粒体基剤が結晶性アルミノ珪酸塩ビルダ
    ー物質を含有し、粉末粒体基剤の水分含量が0.25
    〜0.5の間のyの値に相当する特許請求の範囲第
    1項記載の組成物。 5 全配合物に基づいて: 5〜40重量%の合成洗浄活性物質、 1〜5重量%の石けん、 12.5〜50重量%の非晶質アルミノ珪酸塩、 1〜15重量%の珪酸ナトリウム、 8〜32重量%の過硼酸ナトリウム、および水 が含まれる特許請求の範囲第1項記載の組成物。 6 噴霧乾燥粒体基剤中に少なくとも合成洗浄活
    性物質、石けん、非晶質アルミノ珪酸塩および珪
    酸ナトリウムが含まれ、過硼酸ナトリウムは添加
    された成分であり、粒体基剤の水分含量は粒体基
    剤の重量に基づいて10.7〜21重量%である特許請
    求の範囲第5項記載の組成物。 7 非晶質アルミノ珪酸塩ビルダーは、無水物で
    計算して: 0.8〜1.4Na2O:Al2O3:2.2〜3.6SiO2 の化学組成の非晶質水和アルミノ珪酸ナトリウム
    であり、乾燥基準で計算して100mgCaO/gより
    大きいカルシウムイオン交換容量、50mgMgO/
    gより大きいマグネシウム交換容量、2〜20μm
    の範囲内の平均粒度を有し、5.62Kg/cm2の圧締圧
    のフイルタープレス中で35〜50%の範囲内のフイ
    ルターケーキを形成することができ、このフイル
    ターケーキは前記の固形分範囲内でポンプ送りで
    きるスラリーに転換できるものであり、また、カ
    ルシウム交換工程の二次速度定数は0.2゜H-1-1
    より大きく、10分後の残留水硬度が1.5゜H未満で
    あり、50℃で80%固形分に乾燥後の速度定数Kd
    は0.42゜H-1-1より大きく、10分後の残留水硬度
    は1゜H未満であるような耐シリケート性を有する
    ものである特許請求の範囲第1〜6項のいずれか
    に記載の組成物。 8 少なくとも、合成洗浄活性物質、非晶質アル
    ミノ珪酸塩ビルダー物質、所望により石けん、所
    望により結晶性アルミノ珪酸塩ビルダー物質、お
    よび所望によりアルカリ金属珪酸塩、アルカリ金
    属炭酸塩、アルカリ金属燐酸塩およびそれらの混
    合物から選ばれるアルカリ性塩を含有する水性ス
    ラリーを噴霧乾燥させて噴霧乾燥粉末粒体基剤を
    形成し、粒体に過酸素漂白化合物を含む1種また
    はそれ以上の成分を後添加することから成る洗剤
    組成物の製造方法において、粉末粒体基剤は、
    式、 M=0.075A+0.25S+(y−0.125)X (式中、Mは粒体中の重量部による水分含量であ
    り、135℃における粒体の水分ロスで測定される、
    Aは粒体中の、洗浄活性物質と石けんの重量部に
    よる合計量であり、 Sは粒体中の重量部によるアルカリ塩の合計量
    であり; Xは粒体中の非晶質および結晶性アルミノ珪酸
    塩ビルダー物質の重量部による合計量であり、 yは粉末粒体基剤がアルカリ金属塩を含む場合
    は0.49〜0.7、含まない場合は0.42〜0.7の数であ
    る)によつて決定される水分含量を有することを
    特徴とする上記洗剤組成物の製造法。
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