JPH0457208B2 - - Google Patents

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JPH0457208B2
JPH0457208B2 JP61139300A JP13930086A JPH0457208B2 JP H0457208 B2 JPH0457208 B2 JP H0457208B2 JP 61139300 A JP61139300 A JP 61139300A JP 13930086 A JP13930086 A JP 13930086A JP H0457208 B2 JPH0457208 B2 JP H0457208B2
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JP
Japan
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view
sensor
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solar
sun
Prior art date
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JP61139300A
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JPS62297712A (ja
Inventor
Katsuyuki Shimodaira
Shinichiro Ichikawa
Yasushi Wakabayashi
Hiroyuki Nakamura
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National Space Development Agency of Japan
Original Assignee
National Space Development Agency of Japan
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、人工衛星等の飛翔体の姿勢検出等
に使用される太陽センサに関し、詳しくは極めて
簡単は構造の冗長構成を有するヘツドを備えた太
陽センサに関する。
〔従来の技術〕
太陽センサは、人工衛星等の飛翔体から太陽方
向ベクトルを検出する光学姿勢センサであり、方
向基準としての太陽のターゲツト特性、すなわち
光源強度、一様性、真円度等の特性が優れている
ため、基本的且つ不可欠の姿勢センサとして多用
されている。
そして、かかる太陽センサは、その動作原理、
機能、性能、コスト等により種々の方式が提案さ
れ、実用化されているが、そのヘツド部の構成に
より、アナログ方式、デジタル方式、多重空間フ
イルタ方式、固体撮像素子方式等に分類される。
太陽センサは、前述のように、第3図Aに示す
太陽方向ベクトルOSのXZ平面への射影OS1とOZ
のなす角a、及びYZ平面への射影OS2とOZのな
す角bの両角度を検出するものであるが、多くの
太陽センサでは、第3図B,Cに示すような角度
a検出用ヘツド部11及び角度b検出用ヘツド部
12をそれぞれ備えており、各ヘツド部11,1
2は1軸検出用太陽センサとして用いられてい
る。
次に、かかる1軸検出用太陽センサのヘツド部
として、アナログ方式と固体撮像素子方式の各構
成例と、その動作原理について簡単に説明する。
まずアナログ方式の太陽センサヘツド部の構成
例について説明する。アナログ方式の太陽センサ
は、3軸安定衛星の捕捉モード、クルージングモ
ード、セーフテイモード等で用いられる粗精度、
広角太陽センサであり、このヘツド部の基本構成
を第4図A,Bに示す。すなわちアナログ方式太
陽センサのヘツド部21は、基本的には、溶融石
英、合成石英等の石英ガラスからなるプリズム2
2と、該プリズム22の表面にクロムあるいは酸
化クロムの蒸着などにより形成したスリツト23
aを有する遮光部23と、プリズム22の裏面に
配置された検出素子24とで構成されている。検
出素子24は先端傾斜部を有する2個のシリコン
フオトセル24a,24bを、その傾斜部を互い
に対抗させて配置し構成している。
そして、このように構成されている太陽センサ
のヘツド部21における感度軸視野α及び、非感
度軸視野τ内に太陽があるとき、太陽センサは太
陽方向のα−成分を、フオトセル24a,24b
の出力信号の大きさの差に基づき検出することが
できるようになつている。なお感度軸視野αと
は、第4図Cに示すように、太陽センサをスリツ
ト23aの長さ方向のY軸を中心にヘツド部21
を回転させた時に、太陽方向を検出しうる最大範
囲を指し、非感度軸視野τとは、太陽センサをス
リツト23aの長さ方向と直交する方向のX軸を
中心にヘツド部21を回転させた時に、太陽方向
を検出しうる最大範囲を指す。
次に固体撮像素子方式の太陽センサは、高精度
三軸衛星の慣性姿勢基準(ジヤイロ等)の基準更
新用等にも使用できる高精度、広角太陽センサ
で、一次元CCD等を検出器として採用するもの
で近年注目されているものであり、そのヘツド部
31の基本構成例を第5図Aの斜視図と、第5図
Bの断面図で示す。ヘツド部31は石英ガラスな
どからなるプリズム32と、該プリズム32の上
面に配設されたスリツト33aを有する遮光部3
3と、該遮光部33の上面に配置された石英等か
らなる減光用フイルタ34と、前記プリズム32
の下面に配置された色ガラス等からなるバンドパ
スフイルタ35と、該バンドパスフイルタ35の
下面に配設された一次元固体撮像素子36とで構
成されている。
そして、アナログ太陽センサの場合と同様に、
第5図Cに示す感度軸視野α、非感度軸視野τ内
に太陽があるとき、太陽センサは太陽方向のα−
成分を第6図A〜Cに示す検出原理で検出するも
のである。すなわち、第6図Aに示すように、太
陽センサヘツド部31に対してα0の角度で太陽光
が入射した場合、固体撮像素子36上に撮影され
たスリツト33aの像は、X軸方向に広がつた回
折像となる。この回折像の光強度分布に対応した
固体撮像素子36からの出力信号は第6図Bに示
すようになる。この出力信号に対して中心位置計
算処理を行うことにより、第6図Cに示すよう
に、高精度に中心位置xを求めることができる。
このxの位置から入射角α0を、基本的にα0
tan-1xで表される較正曲線から求めることがで
き、太陽方向のα−成分を検出することができる
ようになつている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記の如き構成の太陽センサを実際
に人工衛星に搭載する場合には、該人工衛星が太
陽指向衛星あるいはスピン衛星でない場合、太陽
は人工衛星に対してさまざまな方向に位置するこ
とになり、したがつて通常太陽センサヘツド部は
衛星外壁等の数個所に取り付けられ、太陽センサ
システムとして運用されるようになつている。
また、一般に人工衛星に用いる基本機器は、実
際に搭載して利用するに当たつては、必ず冗長構
成、すなわち同一機能並びに同一性能のものを2
台以上搭載し、1台が故障しても系統の故障には
至らないようにする構成を採用している。
以上の2つの理由から、人工衛星に搭載される
太陽センサヘツド部の個数はかなり多いものとな
つている。そして従来この冗長構成をとるため
に、太陽センサはそのヘツド部を、1個所に全く
同じ構成のものをそれぞれ2台ずつ取り付ける方
法を採つており、したがつて重量としては、太陽
センサヘツド部の1システム分の重量の2倍とな
つていた。
したがつて、従来から太陽センサの冗長構成を
改善し、小型・軽量化を計ることが強く望まれて
いた。
上記従来の構成の太陽センサヘツド部を一体冗
長構成化しようとするとき、第7図に示すよう
に、スリツト遮光部41及びプリズム42を共用
し、能動的なクリテイカル部である、フオトセ
ル、一次元固体撮像素子等からなる2つの検出器
43,44を、プリズム42の下面に並列に配置
する構成が考えられる。
ところが、このような冗長構成を採用した場
合、第8図に示すように、各検出器43,44の
それぞれの非感度軸視野45,46が異なるた
め、衛星搭載時の非妨害視野(人工衛星の構体、
アンテナ、太陽電池パドル等が入らないようにし
た視野)を確保する際に不利になると共に、太陽
センサシステム運用上においても煩雑さが伴うと
いう問題点が生ずる。そのような冗長系を構成す
る2つの検出器の視野特性が異なるという問題点
は、太陽センサヘツド部の外側にフード等を取り
付けても改善されないものである。
本発明は、従来の太陽センサに対する冗長構成
を採用する場合の上記問題点を解消するためにな
されたもので、視野特性が等しく、重量を軽減化
した簡単な構造の冗長構成の太陽センサを提供す
ることを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
上記問題点を解決するため、本発明は、光学部
材及びスリツト遮光部を介して入射される太陽光
を検出するための検出器を2個並列に配設してな
る冗長構成の太陽センサにおいて、光学部材と検
出器間に開口部を備えたフイールドストツパを配
置して両検出器の視野特性を等しくなるように構
成するものである。
このように構成することにより、視野特性が等
しく且つ重量の軽減化された冗長構成の太陽セン
サを簡単な構造で得ることが可能となる。
〔実施例〕
以下実施例について説明する。第1図A,Bは
本発明に係る太陽センサの一実施例の一部切欠き
斜視図及びその断面図である。図において、1は
石英ガラス等からなる光学部材たるプリズム、2
は該プリズム1の上面に配設されたスリツト3を
備えた遮光部、4及び5は前記プリズム1の下方
において互いに平行に配設した、フオトセルある
いは固体撮像素子等からなる検出器、6は前記プ
リズム1と検出器4,5の間において遮光部2と
各検出器4,5に平行に配設されたフイールドス
トツパである。該フイールドストツパ6は各検出
器4,5に対応させて長方形状の2つの開口部6
a,6bを備えており、そして該開口部6a,6
bは、それらによつて制限される各検出器4,5
の非感度軸視野7,8が無限遠方において全く等
しくなるように設定されている。そしてこれらの
プリズム1、検出器4,5及びフイールドストツ
パ6は、太陽センサヘツド部のフレーム9等でそ
れぞれ所定の位置に保持されるように構成してい
る。
このようにフイールドストツパ6を配設して太
陽センサヘツド部を構成した場合、各検出器4,
5の各非感度軸視野7,8は並行移動しただけの
差異になり、第7図及び第8図に示したものの如
く非感度軸視野が異なつてしまうという欠点は除
去される。これは太陽センサにおける光学部材た
るプリズム1が非感度軸視野τ方向に対して焦点
を有しないことにより、無限遠方からの太陽光に
対して並進対称性をもつているという特殊事情に
より達成されるものである。
しかも、このように太陽センサの冗長系を構成
することにより、従来の1ヘツド部・1検出器構
成から、1ヘツド部・2検出器構成となるため、
従来の太陽センサシステムに比べ重量的に20〜40
%程度軽減することができる。
この実施例における具体的な数値例を述べる
と、2つの検出器4,5の中心間の離間距離を15
mm、各検出器とフイールドストツパ間の距離を6
mm、フイールドストツパの開口幅を8mmとする
と、各検出器の非感度軸全視野各68゜の太陽セン
サヘツド部が得られる。
上記実施例は、各検出器の非感度軸視野の両側
をフイールドストツパでマクスして制限するよう
に構成したものを示したが、フイールドストツパ
で非感度軸視野の片側のみをマスクする方式で本
発明を実施することもできる。第2図A,Bは、
かかる実施例を示す一部切欠き斜視図と断面図で
ある。この実施例では断面T字形のフイールドス
トツパ10を、その突出縁部10a,10bがピ
リズム1と検出器4,5の載置面との間におい
て、しかも両検出器4,5の中間に位置するよう
に配置するものである。そして各検出器4,5に
対する非感度軸視野7,8の一方側は、それぞれ
T字型フイールドストツパ10の突出縁部10
a,10bでそれぞれ規制されるようにし、一方
該視野の他側はそれぞれスリツト3の両端部3
a,3bで規制されるようにし、そして、このT
字型フイールドストツパ10及びスリツト3の両
端部3a,3bで規制される各検出器4,5の非
感度軸視野が無限遠方において等しくなるよう
に、T字型フイールドストツパ10の配置位置を
設定するものである。
このように非感度軸視野の片側のみを制限する
T字型フイールドストツパを用いて、太陽センサ
ヘツド部を構成しても、第1図A,Bに示した実
施例と全く同様に動作させることができる。
上記各実施例におけるフイールドストツパの材
質としては、太陽センサヘツド部のフレームと同
じチタン又はアルミニウム等を用いることがで
き、そしてその表面に黒色塗装を施し、プリズム
と検出器との間にフレーム等で一体的に保持する
ことにより太陽センサヘツド部が形成される。
なお、上記各実施例においては、スリツト3を
備えた遮光部2をプリズム1の表面に配設したも
のを示したが、スリツト3を有する遮光部2は、
プリズム1とフイールドストツパ10の間に配設
することもでき、この場合も全く同様な作用効果
を奏しうるものである。
〔発明の効果〕
以上実施例に基づいて説明したように、本発明
によれば、1個のヘツド部で視野特性の等しい冗
長構成の太陽センサを容易に得ることができ、そ
れにより小型化されると共に重量が軽減化され、
非妨害視野の確保が容易となり、しかも視野特性
の相違に基づく太陽センサ運用上の煩雑さを回避
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは、本発明に係る太陽センサの一実施
例の一部切欠き斜視図、第1図Bは、その断面
図、第2図Aは、本発明の他の実施例の一部切欠
き斜視図、第2図Bは、その断面図、第3図A
は、太陽センサの原理を示す説明図、第3図B及
びCは、1軸検出用太陽センサヘツド部を示す斜
視図、第4図Aは、従来のアナログ方式太陽セン
サの構成例を示す斜視図、第4図Bは、その断面
図、第4図Cは、視野角を示す説明図、第5図A
は、従来の固体撮像素子方式の太陽センサの構成
例を示す斜視図、第5図Bは、その断面図、第5
図Cは、視野角を示す説明図、第6図Aは、第5
図Aに示した太陽センサによる太陽方向の検出原
理を示す説明図、第6図Bは、固体撮像素子によ
る出力信号波形を示す図、第6図Cは、中心位置
計算処理後の信号波形を示す図、第7図は、1ヘ
ツド2検出器構成の太陽センサを示す斜視図、第
8図は、第7図に示した太陽センサの各検出器の
非感度軸視野を示す説明図である。 図において、1はプリズム、2は遮光部、3は
スリツト、4,5は検出器、6はフイールドスト
ツパ、7,8は非感度軸視野、9はフレーム、1
0はT字型フイールドストツパを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 プリズム等の光学部材と、該光学部材の裏面
    側に互いに平行に配設した2個の検出器と、前記
    光学部材と検出器との間に配置した開口部を備え
    たフイールドストツパと、該フイールドストツパ
    の上方に配設したスリツトを有する遮光部とから
    なり、該フイールドストツパは前記2個の検出器
    のそれぞれの非感度視野を無限遠方において等し
    くするように設定されていることを特徴とする太
    陽センサ。
JP61139300A 1986-06-17 1986-06-17 太陽センサ Granted JPS62297712A (ja)

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JP61139300A JPS62297712A (ja) 1986-06-17 1986-06-17 太陽センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1994011703A1 (en) * 1992-11-06 1994-05-26 Nippondenso Co., Ltd. Pyrheliometric sensor
JP5131807B2 (ja) * 2006-09-29 2013-01-30 野場電工株式会社 日射センサ

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