JPH0456697A - 船舶用推進機のプロペラ取付構造 - Google Patents
船舶用推進機のプロペラ取付構造Info
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- JPH0456697A JPH0456697A JP16429690A JP16429690A JPH0456697A JP H0456697 A JPH0456697 A JP H0456697A JP 16429690 A JP16429690 A JP 16429690A JP 16429690 A JP16429690 A JP 16429690A JP H0456697 A JPH0456697 A JP H0456697A
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- shear pin
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- 102100022332 Sharpin Human genes 0.000 description 1
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- Motor Power Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
この発明は、船外機や船内外機等に用いられて好適な船
舶用推進機のプロペラ取付構造に関する。
舶用推進機のプロペラ取付構造に関する。
(従来の技術)
船外機等には、エンジンからの排気をプロペラのハブ内
を通して排出するようにしたスルーハブエキゾースト型
のプロペラが採用されたものがある。第6図は、このス
ルーハブエキゾースト型プロペラが適用された船外機の
一部を要部を破断して示す側面図である。
を通して排出するようにしたスルーハブエキゾースト型
のプロペラが採用されたものがある。第6図は、このス
ルーハブエキゾースト型プロペラが適用された船外機の
一部を要部を破断して示す側面図である。
プロペラ1は、翼部2を備えた外ボス部3と、この外ボ
ス部3内にダンパ部(ラバー)4を介して接合された内
ボス部(プロペラブツシュ)5と、を有して構成される
。この内ボス部5がプロペラシャフト6とスプライン結
合されて、プロペラシャフト6の回転力がプロペラ1に
伝達される。また、エンジンからの排気は、外ボス部3
を構成するハブ7およびボス8間を通って排出される。
ス部3内にダンパ部(ラバー)4を介して接合された内
ボス部(プロペラブツシュ)5と、を有して構成される
。この内ボス部5がプロペラシャフト6とスプライン結
合されて、プロペラシャフト6の回転力がプロペラ1に
伝達される。また、エンジンからの排気は、外ボス部3
を構成するハブ7およびボス8間を通って排出される。
(発明が解決しようとする課題)
さて、このようなプロペラ1を備えた船外機では、プロ
ペラ1の翼部2が暗岸等の障害物に衝突すると、ダンパ
部4が捩られた後、このダンパ部4がボス8の内周との
間で滑り、衝撃を吸収するようになっている。
ペラ1の翼部2が暗岸等の障害物に衝突すると、ダンパ
部4が捩られた後、このダンパ部4がボス8の内周との
間で滑り、衝撃を吸収するようになっている。
しかし、上述のようなダンパ部4の変形やダンパ部4と
ボス8との滑りだけではトルクの伝達が大きく、衝撃吸
収が充分とならないおそれがある。
ボス8との滑りだけではトルクの伝達が大きく、衝撃吸
収が充分とならないおそれがある。
また、ダンパ部4の変形や滑りによって衝撃吸収がなさ
れるが、ダンパ部4が復元すれば、再びトルクを伝達で
きるようになるので、プロペラ1が連続的に衝突を繰り
返すような水域では、衝撃吸収が衝突に追随せず、結果
的に衝撃吸収が不充分になることがある。さらに、ダン
パ部4の弾性のために、−撃的な衝撃に対し追従が不充
分となり、瞬間的に衝撃を吸収できないおそれもある。
れるが、ダンパ部4が復元すれば、再びトルクを伝達で
きるようになるので、プロペラ1が連続的に衝突を繰り
返すような水域では、衝撃吸収が衝突に追随せず、結果
的に衝撃吸収が不充分になることがある。さらに、ダン
パ部4の弾性のために、−撃的な衝撃に対し追従が不充
分となり、瞬間的に衝撃を吸収できないおそれもある。
そこで、プロペラ1の内ボス部5とプロペラシャフト6
とをシャーピンによって結合し、プロペラ1の翼部2が
障害物に衝突して過大な衝撃荷重が作用したときには、
上記シャーピンが折損してプロペラシャフト6が空廻り
し、動力伝達機構の破損を防止するようにしたものが提
案されている(特開昭60−169398号公報掲載の
明細書に記載)。ところが、このようにシャーピンを用
いたものでは、プロペラシャフト6にシャーピン挿通用
の貫通孔を形成する必要があるので、プロペラシャフト
6の強度が低下するおそれがある。
とをシャーピンによって結合し、プロペラ1の翼部2が
障害物に衝突して過大な衝撃荷重が作用したときには、
上記シャーピンが折損してプロペラシャフト6が空廻り
し、動力伝達機構の破損を防止するようにしたものが提
案されている(特開昭60−169398号公報掲載の
明細書に記載)。ところが、このようにシャーピンを用
いたものでは、プロペラシャフト6にシャーピン挿通用
の貫通孔を形成する必要があるので、プロペラシャフト
6の強度が低下するおそれがある。
この発明は、上述の事情を考慮してなされたものであり
、プロペラシャフトの強度を好適に維持できると共に、
プロペラが障害物に衝突しても動力伝達機構の破損を確
実に防止できる船舶用推進機のプロペラ取付構造を提供
することを目的とする。
、プロペラシャフトの強度を好適に維持できると共に、
プロペラが障害物に衝突しても動力伝達機構の破損を確
実に防止できる船舶用推進機のプロペラ取付構造を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
この発明は、プロペラが、翼部を備えた外ボス部と、こ
の外ボス部にダンパ部を介して接合された内ボス部と、
を有して構成され、このプロペラの上記内ボス部がプロ
ペラシャフトに回転可能に遊嵌されるとともに、上記内
ボス部の一端面にシャー嵌合溝が形成され、このシャー
嵌合溝に所定の力で剪断可能なシャー部材が嵌合され、
このシャー部材が上記プロペラシャフトに直接または間
接にスプライン結合されたことを特徴とするものである
。
の外ボス部にダンパ部を介して接合された内ボス部と、
を有して構成され、このプロペラの上記内ボス部がプロ
ペラシャフトに回転可能に遊嵌されるとともに、上記内
ボス部の一端面にシャー嵌合溝が形成され、このシャー
嵌合溝に所定の力で剪断可能なシャー部材が嵌合され、
このシャー部材が上記プロペラシャフトに直接または間
接にスプライン結合されたことを特徴とするものである
。
(作用)
したがって、この発明に係る船舶用推進機のプロペラ取
付構造によれば、シャー部材を介してプロペラシャフト
の回転力がプロペラの内ボス部へ伝達されることから、
プロペラに衝撃力が作用したときにはこのシャー部材が
剪断されるので、プロペラシャフト、ギアおよびドライ
ブシャフト等の動力伝達機構の破損を確実に防止できる
。
付構造によれば、シャー部材を介してプロペラシャフト
の回転力がプロペラの内ボス部へ伝達されることから、
プロペラに衝撃力が作用したときにはこのシャー部材が
剪断されるので、プロペラシャフト、ギアおよびドライ
ブシャフト等の動力伝達機構の破損を確実に防止できる
。
また、シャー部材がプロペラシャフトに間接または直接
にスプライン結合されたことから、プロペラシャフトに
貫通孔が形成される場合に比べ、その強度の低下を招く
ことがない。
にスプライン結合されたことから、プロペラシャフトに
貫通孔が形成される場合に比べ、その強度の低下を招く
ことがない。
(実施例)
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明に係る船舶用推進機のプロペラ取付
構造の第1実施例が適用された船外機の一部を要部を破
断して示す側面図、第3図は第1図の船外機の全体側面
図である。
構造の第1実施例が適用された船外機の一部を要部を破
断して示す側面図、第3図は第1図の船外機の全体側面
図である。
第3図に示すように、船外機10は、エンジン11およ
びプロペラ12を備えた船外機本体13と、この船外機
本体13を支持して船体14に取り付けるブラケット1
5と、を有して構成される。
びプロペラ12を備えた船外機本体13と、この船外機
本体13を支持して船体14に取り付けるブラケット1
5と、を有して構成される。
上記エンジン11は、船外機本体13のドライブシャフ
トハウジング16の上部に搭載される。
トハウジング16の上部に搭載される。
また、プロペラ12は、ドライブシャフトハウジング1
6の下方のギアケース17に、プロペラシャフト18を
介して回転可能に支持される。エンジン11の駆動力は
、ドライブシャフトハウジング16内の図示しないドラ
イブシャフト、ギアケース17内のベベルギア(図示せ
ず)、および上記プロペラシャフト18等の動力伝達機
構を経てプロペラ12へ伝達され、このプロペラ12を
回転させる。
6の下方のギアケース17に、プロペラシャフト18を
介して回転可能に支持される。エンジン11の駆動力は
、ドライブシャフトハウジング16内の図示しないドラ
イブシャフト、ギアケース17内のベベルギア(図示せ
ず)、および上記プロペラシャフト18等の動力伝達機
構を経てプロペラ12へ伝達され、このプロペラ12を
回転させる。
また、ブラケット15は、船外機本体13のドライブシ
ャフトハウジング16に固定されたパイロットシャフト
(図示せず)を水平方向回転可能に支持するスイベルブ
ラケット19と、このスイベルブラケット19を水平軸
周りに支持するクランプブラケット20と、から構成さ
れる。したがって、船外機本体13は、クランプブラケ
ット20により鉛直方向にチルト・トリム可能に支持さ
れると共に、スイベルブラケット19により、水平方向
操舵可能に支持される。
ャフトハウジング16に固定されたパイロットシャフト
(図示せず)を水平方向回転可能に支持するスイベルブ
ラケット19と、このスイベルブラケット19を水平軸
周りに支持するクランプブラケット20と、から構成さ
れる。したがって、船外機本体13は、クランプブラケ
ット20により鉛直方向にチルト・トリム可能に支持さ
れると共に、スイベルブラケット19により、水平方向
操舵可能に支持される。
第1図に示すように、プロペラシャフト18は、ギアケ
ース17に固着された軸受ハウジング21に、ベアリン
グ22を介して回転可能に支持される。このプロペラシ
ャフト18にプロペラ12が取り付けられる。プロペラ
12は、外ボス部23、ダンパ部としてのラバー24お
よび内ボス部としてのプロペラブツシュ25を有して構
成され、外ボス部23は翼部26、ハブ27およびボス
28が一体に成形されたものである。
ース17に固着された軸受ハウジング21に、ベアリン
グ22を介して回転可能に支持される。このプロペラシ
ャフト18にプロペラ12が取り付けられる。プロペラ
12は、外ボス部23、ダンパ部としてのラバー24お
よび内ボス部としてのプロペラブツシュ25を有して構
成され、外ボス部23は翼部26、ハブ27およびボス
28が一体に成形されたものである。
ボス28は、ハブ27の内側に複数枚のリブ29によっ
て一体化され、また翼部26は、ハブ27の外周に複数
枚形成される。ラバー24は、プロペラブツシュ25の
外周に焼付きによって接合されると共に、ボス28の内
周に圧入によって接合される。このようにして構成され
たプロペラ12が、プロペラシャフト18に嵌装される
。このとき、プロペラブツシュ25は、プロペラシャフ
ト18に対し回転可能に遊嵌される。
て一体化され、また翼部26は、ハブ27の外周に複数
枚形成される。ラバー24は、プロペラブツシュ25の
外周に焼付きによって接合されると共に、ボス28の内
周に圧入によって接合される。このようにして構成され
たプロペラ12が、プロペラシャフト18に嵌装される
。このとき、プロペラブツシュ25は、プロペラシャフ
ト18に対し回転可能に遊嵌される。
プロペラシャフト18には、プロペラ12と軸受ハウジ
ング21との間にスラストストッパ30が嵌装されて、
プロペラ12が位置決めされる。
ング21との間にスラストストッパ30が嵌装されて、
プロペラ12が位置決めされる。
また、軸受ハウジング21には排気通路31が形成され
る。エンジン11からの排気は、ドライブシャフトハウ
ジング16およびギアケース17内を通り、排気通路3
1を経てハブ27およびボス28間を流れ、外方へ排占
される。なお、符号32は、水密用のシールである。
る。エンジン11からの排気は、ドライブシャフトハウ
ジング16およびギアケース17内を通り、排気通路3
1を経てハブ27およびボス28間を流れ、外方へ排占
される。なお、符号32は、水密用のシールである。
さて、第2図にも示すように、プロペラブツシュ25の
排気排出側端面にはインナ突出部33が形成され、この
インナ突出部33に、シャー嵌合溝としてのシャーピン
溝34が形成される。このシャーピン溝34は、インナ
突出部33の端面に放射状に例えば4本形成されて、シ
ャー部材としてのシャーピン35を嵌装し得るよう設け
られる。
排気排出側端面にはインナ突出部33が形成され、この
インナ突出部33に、シャー嵌合溝としてのシャーピン
溝34が形成される。このシャーピン溝34は、インナ
突出部33の端面に放射状に例えば4本形成されて、シ
ャー部材としてのシャーピン35を嵌装し得るよう設け
られる。
また、プロペラシャフト18には、プロペラブツシュ2
5の排気排出側にシャーピンホルダ36が配設される。
5の排気排出側にシャーピンホルダ36が配設される。
シャーピンホルダ36は、ワッシャ37を介してナツト
38によりプロペラシャフト18に固定され、このナツ
ト38がコツタピン39により廻り止めされる。上記シ
ャーピンホルダ36の内周にはスプライン40が形成さ
れてプロペラシャフト18とスプライン結合され、プロ
ペラシャフト18の動力がシャーピンホルダ36に伝達
される。プロペラシャフト18のスプラインは、シャー
ピンホルダ36の配置位置を含めた先端部分にのみ形成
される。
38によりプロペラシャフト18に固定され、このナツ
ト38がコツタピン39により廻り止めされる。上記シ
ャーピンホルダ36の内周にはスプライン40が形成さ
れてプロペラシャフト18とスプライン結合され、プロ
ペラシャフト18の動力がシャーピンホルダ36に伝達
される。プロペラシャフト18のスプラインは、シャー
ピンホルダ36の配置位置を含めた先端部分にのみ形成
される。
また、シャーピンホルダ36のプロペラブッシュ25側
端面にアウタ突出部41が形成され、このアウタ突出部
41の端面にシャーピン溝42が形成される。このシャ
ーピン溝42は、例えば対向する2本の溝として形成さ
れる。アウタ突出部41の内径部は、インチ突出部33
の外径部に嵌合し得るよう設けられ、この状態でシャー
ピン溝34およびシャーピン溝42が同軸状に一致し、
これら同軸状に一致したシャーピン溝34および42に
シャーピン35が嵌装される。したがって、プロペラシ
ャフト18からシャーピンホルダ36へ伝達された動力
は、このシャーピン35を介してプロペラブツシュ25
へ伝えられ、プロペラ12が回転する。
端面にアウタ突出部41が形成され、このアウタ突出部
41の端面にシャーピン溝42が形成される。このシャ
ーピン溝42は、例えば対向する2本の溝として形成さ
れる。アウタ突出部41の内径部は、インチ突出部33
の外径部に嵌合し得るよう設けられ、この状態でシャー
ピン溝34およびシャーピン溝42が同軸状に一致し、
これら同軸状に一致したシャーピン溝34および42に
シャーピン35が嵌装される。したがって、プロペラシ
ャフト18からシャーピンホルダ36へ伝達された動力
は、このシャーピン35を介してプロペラブツシュ25
へ伝えられ、プロペラ12が回転する。
プロペラ12の回転中に、このプロペラ12が暗岸等に
衝突して過大な衝撃荷重を受けると、アウタ突出部41
の内径部とインチ突出部33の外径部との間に生ずる剪
断力によってシャーピン35が折損され、プロペラ12
の回転が停止し、プロペラシャフト18が空転するよう
設けられる。
衝突して過大な衝撃荷重を受けると、アウタ突出部41
の内径部とインチ突出部33の外径部との間に生ずる剪
断力によってシャーピン35が折損され、プロペラ12
の回転が停止し、プロペラシャフト18が空転するよう
設けられる。
シャーピンホルダ36のアウタ突出部41とプロペラブ
ツシュ25のインナ突出部33との嵌合寸法は、上記シ
ャーピン35の折損が最適となるよう設計される。また
、ハブ27内にはシャーピン35の配設位置の内方にメ
ツシュ43が配置されて、折損したシャーピン35がプ
ロペラ12の内部へ侵入しないよう設けられる。
ツシュ25のインナ突出部33との嵌合寸法は、上記シ
ャーピン35の折損が最適となるよう設計される。また
、ハブ27内にはシャーピン35の配設位置の内方にメ
ツシュ43が配置されて、折損したシャーピン35がプ
ロペラ12の内部へ侵入しないよう設けられる。
また、シャーピンホルダ36には、アウタ突出部41の
反対側端部が膨出して係止部44が形成され、シャーピ
ンホルダ36の引抜時の引掛りとされる。
反対側端部が膨出して係止部44が形成され、シャーピ
ンホルダ36の引抜時の引掛りとされる。
次に、作用・効果を説明する。
エンジン11の運転時には、シャーピン35の存在によ
り、プロペラ12がプロペラシャフト18と一体的に回
転する。また、プロペラ12の翼部26が障害物に衝突
すると、この翼部26に作用する荷重が、ラバー24の
変形およびこのラバー24とボス28との滑りによって
吸収される。
り、プロペラ12がプロペラシャフト18と一体的に回
転する。また、プロペラ12の翼部26が障害物に衝突
すると、この翼部26に作用する荷重が、ラバー24の
変形およびこのラバー24とボス28との滑りによって
吸収される。
翼部26に作用する荷重が過大なときには、シャーピン
35が折損してプロペラシャフト18、ドライブシャフ
トおよびベベルギア等の動力伝達機構が空転し、この動
力伝達機構の破損を防止できる。
35が折損してプロペラシャフト18、ドライブシャフ
トおよびベベルギア等の動力伝達機構が空転し、この動
力伝達機構の破損を防止できる。
上述のように、動力伝達機構の破損の防止は、シャーピ
ン35の折損によるので、プロペラ12の翼部26に一
撃的な瞬間的衝撃が作用しても、また反復する複数回の
衝撃が作用しても、動力伝達機構への衝撃伝達を防止で
きる。
ン35の折損によるので、プロペラ12の翼部26に一
撃的な瞬間的衝撃が作用しても、また反復する複数回の
衝撃が作用しても、動力伝達機構への衝撃伝達を防止で
きる。
また、上記実施例では、プロペラシャフト18にシャー
ピン35貫通用のピン孔が形成されていないので、プロ
ペラシャフト18の強度の低下を回避できる。
ピン35貫通用のピン孔が形成されていないので、プロ
ペラシャフト18の強度の低下を回避できる。
さらに、シャーピン35の交換は、ナツト38を緩めて
シャーピンホルダ36を取り外すことによりなされるの
で、シャオーピン35を容易に交換できる。しかも、メ
ツシュ43が配設されているので、折損したシャーピン
35がプロペラ12の内部へ侵入せず、このためシャー
ピン35の交換をより容易に実施できる。
シャーピンホルダ36を取り外すことによりなされるの
で、シャオーピン35を容易に交換できる。しかも、メ
ツシュ43が配設されているので、折損したシャーピン
35がプロペラ12の内部へ侵入せず、このためシャー
ピン35の交換をより容易に実施できる。
また、上記実施例では、プロペラシャフト18において
、シャーピンホルダ36の配置位置にスプラインが形成
されるものを述べたが、プロペラ12およびシャーピン
ホルダ36の両装置位置にスプラインが形成されていて
もよい。したがって、仕向地や用途の異なった多種類の
船外機にプロペラ12を取り付けることができ、汎用性
が向上する。
、シャーピンホルダ36の配置位置にスプラインが形成
されるものを述べたが、プロペラ12およびシャーピン
ホルダ36の両装置位置にスプラインが形成されていて
もよい。したがって、仕向地や用途の異なった多種類の
船外機にプロペラ12を取り付けることができ、汎用性
が向上する。
第4図は、この発明に係る船舶用推進機のプロペラ取付
構造の第2実施例が適用された船外機の一部を要部を破
断して示す側面図である。なお、上記第1実施例と同様
な部分は同一の符号を付すことにより説明を省略する。
構造の第2実施例が適用された船外機の一部を要部を破
断して示す側面図である。なお、上記第1実施例と同様
な部分は同一の符号を付すことにより説明を省略する。
この第2実施例では、プロペラ50におけるプロペラブ
ツシュ51の排気排出側端部に、第5図に示すようなシ
ャー突起溝52および53が形成される。シャー突起溝
52および53は放射状に形成され、対向する一対のシ
ャー突起溝53の溝幅が、対向する他の一対のシャー突
起溝52の溝幅より大きく構成される。
ツシュ51の排気排出側端部に、第5図に示すようなシ
ャー突起溝52および53が形成される。シャー突起溝
52および53は放射状に形成され、対向する一対のシ
ャー突起溝53の溝幅が、対向する他の一対のシャー突
起溝52の溝幅より大きく構成される。
シャー突起溝52および53に嵌合するシャー突起54
を備えたシャー部材としてのシャープレート55が、プ
ロペラシャフト18に嵌合される。
を備えたシャー部材としてのシャープレート55が、プ
ロペラシャフト18に嵌合される。
このシャープレート55の内周にはスプライン56が形
成されているので、このシャープレート55はプロペラ
シャフト18とスプライン結合され、プロペラシャフト
18の動力がシャープレート55に伝達される。このシ
ャープレート55は、スペーサ57およびワッシャ37
を介してナツト38によりプロペラシャフト18に固定
される。
成されているので、このシャープレート55はプロペラ
シャフト18とスプライン結合され、プロペラシャフト
18の動力がシャープレート55に伝達される。このシ
ャープレート55は、スペーサ57およびワッシャ37
を介してナツト38によりプロペラシャフト18に固定
される。
また、シャー突起54の突起幅は全て同一であり、プロ
ペラブツシュ51のシャー突起溝52と路間−となるよ
う形成される。したがって、通常時、シャープレート5
5へ伝達された動力は、シャー突起54およびシャー突
起溝52を経てプロペラブツシュ51へ伝達され、プロ
ペラ50が回転する。また、プロペラ50の翼部26が
障害物に衝突し、過大な衝撃力が作用したときには、シ
ャー突起溝52に嵌合したシャー突起54のみが折損し
、シャー突起溝53に嵌合したシャー突起54が残るよ
うに、このシャー突起溝53の溝幅が構成される。
ペラブツシュ51のシャー突起溝52と路間−となるよ
う形成される。したがって、通常時、シャープレート5
5へ伝達された動力は、シャー突起54およびシャー突
起溝52を経てプロペラブツシュ51へ伝達され、プロ
ペラ50が回転する。また、プロペラ50の翼部26が
障害物に衝突し、過大な衝撃力が作用したときには、シ
ャー突起溝52に嵌合したシャー突起54のみが折損し
、シャー突起溝53に嵌合したシャー突起54が残るよ
うに、このシャー突起溝53の溝幅が構成される。
上記第2実施例においても、シャープレート55のシャ
ー突起54が折損することによってプロペラ50に作用
する過大な衝撃力が吸収されるので、瞬間的衝撃に対し
ても、また繰返し衝撃に対しても動力伝達機構の破損を
好適に防止できる。
ー突起54が折損することによってプロペラ50に作用
する過大な衝撃力が吸収されるので、瞬間的衝撃に対し
ても、また繰返し衝撃に対しても動力伝達機構の破損を
好適に防止できる。
さらに、プロペラシャフト18に貫通孔等が形成されて
いないので、このプロペラシャフト18の強度も好適に
維持でき、またシャープレート55の着脱も容易に実施
できる。
いないので、このプロペラシャフト18の強度も好適に
維持でき、またシャープレート55の着脱も容易に実施
できる。
以上のように、この発明は、プロペラの内ボス部がプロ
ペラシャフトに回転可能に遊嵌されると共に、上記内ボ
ス部の一端面にシャー嵌合溝が形成され、このシャー嵌
合溝に所定の力で剪断可能なシャー部材が嵌合され、こ
のシャー部材が上記プロペラシャフトに直接または間接
にスプライン結合されて構成される。したがって、プロ
ペラシャフトに貫通孔が形成されないのでプロペラシャ
フトの強度を好適に維持できると共に、プロペラに衝撃
力等が作用したときにはシャー部材が剪断されるので、
プロペラシャフトを含む動力伝達機構の破損を確実に防
止できる。
ペラシャフトに回転可能に遊嵌されると共に、上記内ボ
ス部の一端面にシャー嵌合溝が形成され、このシャー嵌
合溝に所定の力で剪断可能なシャー部材が嵌合され、こ
のシャー部材が上記プロペラシャフトに直接または間接
にスプライン結合されて構成される。したがって、プロ
ペラシャフトに貫通孔が形成されないのでプロペラシャ
フトの強度を好適に維持できると共に、プロペラに衝撃
力等が作用したときにはシャー部材が剪断されるので、
プロペラシャフトを含む動力伝達機構の破損を確実に防
止できる。
う取付構造の第1実施例が適用された船外機の一部を要
部を破断して示す側面図、第2図は第1図のプロペラブ
ツシュおよびシャーピンホルダ等を示す組立斜視図、第
3図は第1図の船外機の全体側面図、第4図はこの発明
の第2実施例が適用された船外機の一部を要部を破断し
て示す側面図、第5図は第4図のプロペラブツシュおよ
びシャープレート等を示す組立斜視図、第6図はスルー
ハブエキゾースト型プロペラが適用された船外機の一部
を要部を破断して示す側面図である。
部を破断して示す側面図、第2図は第1図のプロペラブ
ツシュおよびシャーピンホルダ等を示す組立斜視図、第
3図は第1図の船外機の全体側面図、第4図はこの発明
の第2実施例が適用された船外機の一部を要部を破断し
て示す側面図、第5図は第4図のプロペラブツシュおよ
びシャープレート等を示す組立斜視図、第6図はスルー
ハブエキゾースト型プロペラが適用された船外機の一部
を要部を破断して示す側面図である。
10・・・船外機、12・・・プロペラ、18・・・プ
ロペラシャフト、23・・・外ボス部、24・・・う/
< −25・・・プロペラブツシュ、26・・・翼部、
27・・・ハブ、28・・・ボス、33・・・インナ突
出部、34・・・シャーピン溝、35・・・シャーピン
、36・・・シャーピンホルダ、41・・・アウタ突出
部、42・・・シャーピン溝。
ロペラシャフト、23・・・外ボス部、24・・・う/
< −25・・・プロペラブツシュ、26・・・翼部、
27・・・ハブ、28・・・ボス、33・・・インナ突
出部、34・・・シャーピン溝、35・・・シャーピン
、36・・・シャーピンホルダ、41・・・アウタ突出
部、42・・・シャーピン溝。
Claims (1)
- プロペラが、翼部を備えた外ボス部と、この外ボス部に
ダンパ部を介して接合された内ボス部と、を有して構成
され、このプロペラの上記内ボス部がプロペラシャフト
に回転可能に遊嵌されるとともに、上記内ボス部の一端
面にシャー嵌合溝が形成され、このシャー嵌合溝に所定
の力で剪断可能なシャー部材が嵌合され、このシャー部
材が上記プロペラシャフトに直接または間接にスプライ
ン結合されたことを特徴とする船舶用推進機のプロペラ
取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16429690A JPH0456697A (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 船舶用推進機のプロペラ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16429690A JPH0456697A (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 船舶用推進機のプロペラ取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0456697A true JPH0456697A (ja) | 1992-02-24 |
Family
ID=15790421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16429690A Pending JPH0456697A (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 船舶用推進機のプロペラ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0456697A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI608962B (zh) * | 2016-01-27 | 2017-12-21 | Solas Science & Engineering Co Ltd | Double-piece shaft sleeve for marine propeller and marine propeller using the same |
-
1990
- 1990-06-25 JP JP16429690A patent/JPH0456697A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI608962B (zh) * | 2016-01-27 | 2017-12-21 | Solas Science & Engineering Co Ltd | Double-piece shaft sleeve for marine propeller and marine propeller using the same |
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