JPH0456113A - インダクタンス部品およびその製造法 - Google Patents

インダクタンス部品およびその製造法

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JPH0456113A
JPH0456113A JP16331890A JP16331890A JPH0456113A JP H0456113 A JPH0456113 A JP H0456113A JP 16331890 A JP16331890 A JP 16331890A JP 16331890 A JP16331890 A JP 16331890A JP H0456113 A JPH0456113 A JP H0456113A
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JP
Japan
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magnetic
layer
coil
powder
ferrite
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JP16331890A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Handa
浩之 半田
Yusuke Ikeda
祐介 池田
Akihiko Ibata
昭彦 井端
Shinya Matsutani
伸哉 松谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、スイッチング電源等に弔いられるトランスな
どのインダクタンス部品およびその製造法に関するもの
である。
従来の技術 インダクタンス部品に多用される磁性材料としてはフェ
ライトがある。フェライト!d各種通信機器、民生用機
器などのコイル、トランスなどのインダクタンス部品に
多用されているが、近年、小形化のために動作周波数を
高周波化しており、高い周波数で十分使用できる性能を
有するインダクタンス部品が要求されている。
インダクタンス部品として要求される重要な特性に低損
失があり、動作する周波数領域で十分に小さい鉄損及び
漏れ磁束損失のインダクタンス部品が求められている。
これまでに種々の改善によって鉄損の低減がなされてお
り、例えば、フェライトコア材料として主要なMnZn
系フェライト材料に種々の元素を添加することによって
鉄損を低減している(特開昭61−42104号公報あ
るいは特開昭6142105号公報参照)。しかし、ま
だまだ十分実用できる損失レベルではない。
一方、低周波用トランスとして珪素鋼板をfilしたコ
アを用いているが、近年要求されている高い周波数では
使用できない鉄損となっており、さらに各種アモルファ
スの軟磁性材料からなる積層コアを用いた例もあるが、
価格的な問題、生産性等から広く使用できるものではな
い。
また、フライバック方式の電源に用いられるトランスは
、高周波化した場合インダクタンスが小さくなるためコ
アのギャップが大きくなり、ギャップに発生する漏れ磁
束によって巻線に発生する渦電流損が大きいという問題
がある。
従来、この種のインダクタンス部品、特にトランスにお
いては第14図に示すような構造であった。第14図に
おいて1.2vJiK型コア、8はE型コア1.2の中
央の磁脚、3は前記E型コア1.2の中央の磁脚8の間
に設けたギャップ、6はボビン、4はボビン6に巻回さ
れた1次巻線、6は同じくボビン6に巻回された2次巻
線である。
第16図は、第14図におけるギャップ3付近の磁束を
説明するための要部五大図である。7はギャップ3付近
に発生する磁束である。
発明が解決しようとする課題 前述したように、これまで鉄損の低減に対して種々の改
善が提案されているが、実用的な観慨からみるとまだま
だ不十分であり、そのため、高い周波数で動作する電源
等に用いられる各種電子部品等への適用等に関して大き
な課題があった。
また、第14図のような従来の構造では、ギャップ3の
付近に発生する磁束7の広がり方が大きいために、磁束
7により巻線に渦電流が発生し易くこの渦電流による損
失が大きいと言う問題があった。
本発明はこのような問題欝に鑑み、高い周波数で動作さ
せた場合においても鉄損が十分小さく、また漏れ磁束に
よる損失も小さい。しかも製造が簡単なインダクタンス
部品を提供するものである。
課題を解決するための手段 以上の課題を解決するために本発明は、絶縁体層、誘電
体層または非磁性体層の少なくともいずれか1種類以上
の層あるいはこれらの混合体の層とフェライト磁性層を
交互に積層して、コイルが配置可能なコア形状でかつ、
コイルが発生する磁束に対して積層面が水平方向となり
磁脚部分においては直交方向になるように構成した磁性
体の磁NICコイルを形成してインダクタンス部品トシ
たものである。
作用 前述した構造のインダクタンス部品にすることによって
、つまり絶縁体7習、誘電体層または非磁性体層の少な
くとも1種以上の層あるいはこれらの混合体の層とフェ
ライト磁性層を交互に積層し、コイルが発生する磁束に
対して積層面が水平方向となり磁脚部分においては直交
方向になるように構成した後、磁脚にコイルを形成して
インダクタンス部品とすることによって、これまでのイ
ンダクタンス部品では得られなかったコストの低減、お
よびコイルに発生する磁束に対して積層面が水平方向に
ある部分では、周波数の2乗に比例して増加する磁性体
の渦電流損を抑制することができるため高い周波数で動
作したときにおいても鉄損の増加を低減をできる。さら
にコイルが発生する磁束に対して積層面が直交方向とな
っている磁脚部分はギャップとして利用でき、このギャ
ップは多段ギャップを構成するために少ない漏れ磁束と
なり、漏れ磁束による損失を低減することができる。
実施例    1..5 以下、本発明の実施例について説明する。
本発明のインダクタンス部品は、絶縁体層、誘電体層ま
たは非磁性体層の少なくともいずれか1種以上の層ある
いはこれらの混合体の層と7工ライト磁性層を交互に積
層し、コイルが発生する磁束に対して積層面が水平方向
となり磁脚部分においては直交方向になるように構成し
た磁性体の磁#【コイルを形成して得られるインダクタ
ンス部品である。この絶縁体層とは主として絶縁体で形
成した層をいい、誘電体層および非磁性体層も同様であ
る。さらに、これらの混合物から形成した層であっても
よい。
第1図及び第2図に本発明のインダクタンス部品の第1
の実施例によるX型の磁性体を用いたトランスの断画図
を示す。13はフェライト磁性層、14は絶縁体層であ
る。tl、12は2型コアであシ、X型コア11.12
はフェライト磁性層13と絶縁体層14を交互に積層す
ることによって構成される。19はX型コア11.12
の外側の磁脚、2oはX型コア11.12の中央の磁脚
である。17はボビン、16はこのボビン17KtJI
され念1次巻線、16は同じくボビン1Tに巻回された
2次巻線であり、この両巻線1g、16はボビン17に
巻いたのちX型コア11,12の中央の磁脚2Qに装着
している。この構成にすることにより各巻線15.16
によって発生する磁束は、各磁脚19.20においては
フェライト磁性層13と絶縁体層14との積層面に対し
直交方向となり、第2図に示すように絶縁体層14はギ
ャップの役目を果たし多段ギャップを構成し漏れ磁束を
低減できる。その他の部分においては磁束に対し水平方
向となるため周波数の2乗に比例して増加する磁性体の
渦電流損の増加を抑制でき鉄損の低減を実現できる。
第3図及び第4図に本発明のインダクタンス部品の第2
の実施例を示す。21はフェライト磁性層、22は絶縁
体層である。23はX型コア、27は磁脚であり、X型
コア23はフェライト磁性層13と絶縁体層14を交互
に積層することによって構成した2つの積層体を積層面
が直交となるように組合せ、コイルが発生する磁束に対
して積層面が直交方向になる積層体が磁脚27となるよ
うに構成している。26はボビン、24はこのボビン2
6に巻回された1次巻線、26は同じくボビン26に巻
回された2次巻線であり、この両巻線24,2s’dボ
ビン26に巻いたのちllコア23の磁脚27に装着し
ている。この構成により第1の実施列と同じ効果が得ら
れるが、鉄損においてはa脚以外の部分の構造が第1の
実、!A例と異なっており、この構成の方がより効果的
に鉄損の増加を抑制できるという効果が得られる。
第6図及び第6図に本発明のインダクタンス部品の第3
の実施例を示す。31.は中央の磁脚としての実施例1
.2と同様の積層磁性体、32 、33ま一般的なフェ
ライトからなるコ字型コアであり、漬層la性体31を
中央の磁脚とすることによ6x型コアを構成している。
この構成により非常に簡単に多段ギャップを実現できる
。また、従来の磁性体に容易に組み込み可能である。
第7図及び第8図に実施例1におけるX型コアの製造法
を示す。41はフェライト磁性層、42は絶縁体層、4
3は金型である。フェライト磁性層41と絶縁体層42
を交互に積層し、焼成前の柔らかい状態のときに、金型
43で所定の形状にフ“レス加工するものである。これ
により容易に積層磁性体を得ることが可能となる。
第9図及び第10図に実施夕]1におけるX型コアの第
2の製造法を示す。51はフェライト磁性層、62は絶
縁体層である。フェライト磁性層51と絶縁体層52を
交互に積層した後、切り溝54を加工する。これによっ
ても同様に容易に積層磁性体を得ることが可能となる。
また、切り溝64は高温逃理の前でも後でも加工するこ
とが可能である。
第11図および第12図は第1、第2、第3の実施例に
示したフェライト磁性層1a 、 21+41.51お
よび絶縁体層14,22.42 。
62で構成する磁性体の積層状態を示す部分的な拡大図
である。61はフェライト磁性層、62は絶縁体層、6
3は非磁性体層である。第11図に示すように、本発明
のインダクタンス部品の磁性体はフェライト磁性層61
が絶縁体層62を介した積層構造である。このような構
造であるため、高い周波数で動作させた場合においても
磁性体に周波数の2乗に比例して増加する渦電流損の増
加が抑えられることから鉄損を少なくすることができ、
また、コアの中央及び外側の磁脚においては、コイルの
発生する磁束に対して積層面が直交方向となるため絶縁
体層がギャップの役割を果念し多段ギャップを構成する
ため、漏れ磁束の発生が小さくなりこれによる渦電流損
失が少ない。また、後述するようにフェライト磁性層6
1の厚みと鉄損は密接に関係する。第11図に示した絶
縁体層62の代わりに誘電体層あるいは非磁性体層さら
にはこれらの混合体の層あるいは2種以上の層に置き換
えても同様に、鉄損が非常に小さい。
第12図に示した本発明のインダクタンス部品に用いる
磁性体はフェライト磁性層61と整合性のよい層をフェ
ライト磁性層61と接触させ、その間にさらに別の層を
設ける構造である。第12図の場合は整合性のよい1と
して非磁性体層63を用い、その間の層としては絶縁体
層62を用いたものである。このように、第12図は3
種頌の層を積層した構造の磁性体である。
このフェライト磁性層61としては、フェライトめっき
膜、フェライト粉末を固定化した層あるいはフェライト
焼結膜などがある。
絶縁体層62を形成する材料としては、アルミナ(ム”
205)、ムライト(3ム工、03・2SiO2)、ベ
リリア(Boo)、ステアタイト(MgO−5102)
、フォルステライト(2Mgo−3i02)、マグネシ
ア(MgO)、チタニア(T102)、チタニア+ジル
=+ニア(zr02)、チタニア+マグネシア等の各種
セラミックス、ム1205−8in2−B203Al□
05−PbO−3in2−B205、ム1203−Mg
0−5102− B2O5、ム’205−C2LO。
MgO・5in2・B20.などのガラスセラミックス
、各種有機材料、ゴム、オイル、窒化物、炭化物などが
ある。
誘電体層を形成する材料としては、前述した絶縁体に含
まれるものやチタン酸バリウム、ニオブ酸カリウムなど
がある。
非磁性体層63を形成する材料としては、スピネル型の
フェライトに相性のいい亜鉛フェライト、α−Fe20
5などがある。このように、絶縁体、誘電体および非磁
性体に明確に分類できず2つ以上に属する物質が多い。
前述したように、以上の3層は1つの物質で必ずしも構
成する必要はなく、種4の物質の混合物で形成してもよ
い。
このように、絶縁体層、誘電体層または非a性体層のい
ずれか1種以上の層とフェライト磁性層を交互に積層し
た構造であるため磁性体の渦電流損の増加を抑制するこ
とが可能であるため、持に高周波数において非常に小さ
い鉄損であり高周波領域で威力を発揮するインダクタン
ス部品用の磁性体となる。また、コアの中央及び外側の
磁脚はコイルの発生する磁束に対して積層面が直交方向
となるため絶縁体層は、ギャップの役割を果たし多段ギ
ャップを構成するため、漏れ磁束の発生が小さくなシ、
これによる巻線の渦電流損失が少ない。しかも、本発明
のインダクタンス部品全構成する磁性体は非常に安1e
Jな材料からなり、しかも成形方法も簡単である。
次に、本発明のインダクタンス部品の具体的な製造法の
数例を説明する。
通常の粉体成形法と同様の方法で、フェライト粉末を成
形して磁性層を形成し、次に絶縁体粉末を成形して絶縁
体層を形成することを交互に繰り返して・、磁性層と絶
縁体層を積層した後、コイルが配置可能なコア形状でか
つ、コイルが発生する磁束に対して積層面が水平方向と
なり磁脚部分においては直交方向になるようにプレスま
たは、切削加工によシ成型体を作製した後、所定温度で
高温処理して磁性体を形成し、この磁性体にコイルを形
成する方法である。
第2の方法としては、フェライト粉末とブチルカルピト
ール、テルピネオール、アルコールなどの溶剤、エチル
セルロース、ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコ
ール、ポリエチレンオキサイド、エチレン−酢酸ビニル
などの結合剤、さらに、酸化物あるいはガラス類などの
焼結助剤を添加シ、ブチルベンジルフタレート、ジブチ
ルフタレート、グリセリンなどの可塑剤等を添加しても
よい。これらを混合した混練物をシート状に成形して磁
性シートを作製する。同様に、絶縁体粉末と結合剤およ
び溶剤を混合した混連物をシート状に成形して、絶縁体
シートを作製する。この絶縁体シートと磁性シートを交
互に積層した後、コイルが配置可能なコア形状でかつ、
フィルが発生する磁束に対して積層面が水平方向となり
磁脚部分においては直交方向になるようプレスまたは、
切削加工によシ積層体を作製し、この積層体を所定温度
で高温処理してfB磁性体形成し、この磁性体にコイル
を形成する方法である。
さらに、このように積層した積層体を高温処理したのち
、所定の形状に切削等により成形加工し、この磁性体に
コイルを形成してもよい。
第3の方法は、第2の方法で示した磁性シートを絶縁体
粉末と結合剤および溶剤を混合した混練物とし、この混
練物を磁性シートに塗布した後、磁性シートを積層し、
コイルが配置可能なコア形状でかつ、コイルが発生する
磁束に対して積層面が水平方向となり磁脚部分において
は直交方向になるようプレスまたは、切削加工により積
層体を作製し、所定温度て高温処理して磁性体を形成し
、この磁性体にコイルを形成する方法である。
第4の方法は、第2の方法で示した磁性シートを所定の
温度で高温処理した後、この高温処理品を絶縁体を介し
て積層して形成した磁性体にコイルを形成する方法であ
る。例えば、有機材料などの接着剤等で高温処理した磁
性シートを積層する方法などがある。
以上の例では絶縁体を用いた場合を示したが、絶縁体の
代わりに誘電体、非磁性体およびこれらの混合体を用い
てもよい。さらには、これらの単層ではなく第12図に
示したよりな複層構造でもよい。
本発明のインダクタンス部品のコイル作製方法としては
、巻き線を施したボビンを磁性体に装着する方法あるい
は磁ヰ体の表面全体を絶縁処理して磁性体に直接コイル
を形成する方法などがある。
次に本発明の更に具体的な実施−にう込゛て説明する。
(実施例1) MnO30mol形、ZnO19m01%、F6205
5111O1% を混合した粉末を大気中にて1300
℃で2時間保持した後、窒素中で冷却する仮焼成(入処
理)を行った。同じ混合粉末を大気中にて8oo℃で2
時間保持した後、窒素中で冷却する仮焼成(B処理)を
行った。これらのムおよびB処理をしたものをそれぞれ
粉砕・分級し、平均粒径3μmのMnZn系フエライト
ム粉(ム処理品)とB粉(B処理品)を準備した。
IK、ブチルカルピトール、エチルセルロースおよびブ
チルベンジルフタレートを重量比で2゜:1:2の割シ
合いで混合したものを10gと先に準備したMnZn系
フエライトム粉を309とを混合し、ペースト状の混練
物を作製した。この混練物をドクターブレード法で厚み
100μmの磁四ジートムを作製した。同様にMnZn
系フェライトB粉を用いて、磁性シー1−Bを作製した
テルピネオール、エチルセルロースおよびブチルベンジ
ルフタレートを重量比で20:1:1の割り合いで混合
したものを10gとガラス粉末(粉末組成はB、、05
23wt%、510244wt%、ZnO15wt%、
BaOs wt%、平均粒径lハ1μm)を30gとを
混合し、ペースト状の混練物を作製した。この混練物を
ドクターブレード法で厚み10μmのガラスシートを作
製した。
磁性ジートムおよびBをそれぞれ複数枚用いて、磁性シ
ートのみ積層した後、横1した磁性シート間にガラスシ
ートを挟み積層@性シートが6層になるまで積み重ねた
。これらの積層体を窒素雰囲気において1200’Cで
1時間保持する高温処理した。
この高温処理品に1次コイルおよび2次コイルを巻き線
し、交流磁気特注測定装置を用いて、最大磁束密度60
0G、周波数1MHzで鉄損を測定した。1層の磁性シ
ートの厚みと鉄損の関係を第13図に示す。第13図に
示すように、ム粉を用いた場合は磁性層の厚みが1 i
n以下で非常に鉄損が小さくなり、B粉の場合は2.8
mto以下から減少している。特に、ム粉およびB粉と
も約1!I1m以下では鉄損が非常に小さい値を示して
いる。
先はどのガラス粉末の変わりに、酸化チタン粉末、チタ
ン酸バリウム粉末、亜鉛フェライト粉末および酸化アル
ミニウム粉末の各粉末を用いて同様【積層体をfil:
製し、高温処理して、鉄損を測定したところ、第13図
に示したガラス粉末の場合と同様の直を示した。
また、NiZn系フェライトの場合も同様であった。
(実施例2) 実施例1に示したB粉と同条件で作製した(以下、フェ
ライト粉はこの条件)MnZn系フェライト粉末(粉末
組成はMnO37mo1%、zno  10mo1$、
FIS20.53m01%、平均粒径は5μ11 )が
11とポリビニルアルコールの水l液(swt%溶液)
が0.1gを混合して、円筒成型体を得るための外径が
14ff1mで、内径が10mmの空洞部を有する金型
に、混合した粉末f0.1g入れ、薄板状の円筒成型体
を作製した。次に、ガラス粉末(粉末組成はS i O
240w t%、ム1205 s wt%、BaO25
wt%、Pb020wt%、平均粒径1μ重)を1gと
ポリビニルアルコールの水溶液(5wt%溶液)を0.
1gとを混合して、金型内の成型体の上に0.1g入れ
て円筒成型体を作製した。このことを繰シ返してフェラ
イト層を101にした。この成型体を窒素中にて120
0℃で1時間保持する高温処理を行った。
この高温処理品を実施例1と同様に、鉄損を測定したと
ころ、本発明のインダクタンス部品の鉄損は約2601
1!/−であった。本発明のインダクタンス部品は高周
波数においても非常に鉄損の小さい部品であった。
先はどのガラス粉末の代わシに、酸化チタン粉末、チタ
ン酸バリウム粉末、亜鉛フェライト粉末および酸化アル
ミニウム粉末の各粉末を用いて同様に成型体を作製し、
高温処理して、鉄損を測定したところガラス粉末の場合
と同様の随を示した。
(実施例3) NiZn系フェライト粉末(粉末組成はNiO25mo
1%、ZnO251101%、Fe2O,250110
1%、平均粒径は4μ冨)を1gとポリビニルアルコー
ルの水溶液(swt%溶液)を0.1 Fとを混合して
実施例1で用いた同様の金型で外径が13N、内径が9
ffの空洞部を有する金型に、混合した粉末を0.1g
入れ薄板状の円筒成型体を作製した。次に、ガラス粉末
(粉末組成は5io2s o wt%。
ム1203ts wt%Ba025wt%、B2055
wt%。
平均粒径は1μm)を11とポリビニルアルコールの水
溶液(Swt%溶液)を0.11とを混合して、金型内
の円筒成型体の上に0.1g入れて円筒成型体を作製し
た。このことを繰り返してフェライト層が10層になる
まで行った。この成型体を大気中にて1200℃で1時
間保持する高温処理を行った。
この高温処理品を実施例1と同条件で鉄損を測定したと
ころ、鉄損は約300 mW/dであった。
ガラス粉末の代わシに、酸化チタン粉末、チタン酸バリ
ウム粉末、亜鉛フェライト粉末および酸化アルミニウム
粉末の各粉末を用いて同様に成型体を作製し、高温処理
品の鉄損を測定したところガラス粉末の場合と同様の値
を示した。
(実施例4) ブチルカルピトール、エチルセルロースおよびブチルベ
ンジルフタレートを重量比で20:1:2の割り合いで
混合したものを10gとMnZn系フェライト粉末(粉
末組成ばMnOa c) mol 形、ZnOlsia
Ol%、Fe203s111101%で、平均粒径3μ
ia)を3oyとを混合し、ペースト状の混練物を作製
した。との混練物をドクターブレード法で厚み100μ
曹の磁性シートを作製した。同時に、テルピネオール、
エチルセルロースおよびブチルベンジルフタレートを重
量比で20:1:1の割シ合いで混合し念ものを101
とガラス粉末(粉末組成はB20,23ft%、Sin
244wt%、ZnO1ewt%、B205wt%、平
均粒径は1μII)を3o、litを混合し、ペースト
状の混練物を作製した。この混練物をドクターブレード
法で厚み1゜μlのガラスシートを作製した。この磁性
シートとガラスシートを交互に積層し、磁性シートが1
0層になるまで積み重ね九。この積層体に窒素雰囲気下
で1200’Cで1時間保持する高温処理を施した。
得られた高温処理品をこれまでと同様に、鉄損を測定し
念ところ、鉄損は約200mW/c−であった。本発明
のインダクタンス部品は高周波数においても非常に鉄損
の小さい磁性体であった。
ガラス粉末の代わシに、酸化チタン粉末、チタン酸バリ
ウム粉末、亜鉛フェライト粉末および酸化アルミニウム
粉末の各粉末を用いて同様にシートを作製して、高温処
理して、鉄損を測定したところガラスの場合と同様の値
を示した。
(実施例6) テルピネオール、ポリビニルブチラールおよびブチルベ
ンジルフタレートを重量比で2O:1:2の割り合いで
混合したものを10gとNiZn系フェライト粉末(粉
末組成はNiO2011層1%、ZnO30mo1%、
Fe2O3ss□mo1%、平均粒径は3μm)を30
9を混合し、ペースト状の混練物を作製した。この混練
物をトリターブレード法で厚み80μmの磁性シートを
作製した。同様に、テルピネオール、ポリビニルブチラ
ールおよびジプチルフタレートを重量比で20:1:2
0割り合いで混合したものをto、9とガラス粉末(粉
末組成はPbO60mo1%、 82031 o mo
1%、 ム12052 () mo1%、平均粒径ば1
pan )を3o、litを混合し、ペースト状の混練
物を作製した。この混練物をドクターブレード法で厚み
8μmのガラスシートを作製した。この磁性シートとガ
ラスシートを交互に積層し、磁性シートが10層になる
まで積み重ねた。この積層体に大気中で1200t:で
1時間保持する高温処理を施した。
得られた高温処理品をこれまでと同様に、鉄損を測定し
たところ、鉄損は約22 Q Wry/−であった。本
発明のインダクタンス部品は高周波数においても非常に
鉄損の小さい磁性体であった。
(実施例6) ブチルカルピトールおよびエチルセルロースを重量比で
20=1の割り合いで混合したものを101とガラス粉
末(粉末組成はB20,23wt%、Sヱo2 44w
t%、ZnOt8wt%、Ba08wt%、平均粒径は
1μl)を30Iを混合し、ペースト状の混練物を作製
した。この混練物を実施列4で布製した磁キシートに塗
布して、渦巻状に巻き、磁性シートが10層になるまで
積み重ねた。この積層体に窒素雰囲気下で1200’C
で1時間保持する高温処理を施した。
得られた高温処理品をこれまでと同様に、鉄損を測定し
念ところ、鉄損は約18omW/、−Jであった。本発
明のインダクタンス部品は高周波数においても非常に鉄
損の小さい磁性体であった。
ガラス粉末の代わりに、酸化チタン粉末、チタン酸バリ
ウム粉末、亜鉛フェライト粉末および酸化アルミニウム
粉末の各粉末を用いて同様にペーストを作製し、高温処
理して、鉄損を測定したところガラスの場合と同様の値
を示した。
(実施例7) ブチルカルピトールおよびエチルセルロースを重量比で
20=1の割り合いで混合したものを10gとガラス粉
末(粉末組成はB 2051s wt%、510249
wt%、Zn016wt%、BaO5wt%、平均粒径
ば1μm)を3c39を混合し、ペースト状の混練物を
作製した。この混練物を実施夕j6で作製した磁性シー
トに塗布して、渦巻状に巻き、磁性シートが10層にな
るまで積み重ね念。この積層体に大気中で1200’C
で1時間保持する高温処理を施した。
得られた高温処理品をこれまでと同様に、鉄損を測定し
友ところ、鉄損は約190 TnW/crllであった
。本発明のインダクタンス部品は高周波数においても非
常に鉄損の小さい磁性体でめった。
ガラス粉末の代わりに、酸化チタン粉末、チタン酸バリ
ウム粉末、亜鉛フェライト粉末および酸化アルミニウム
粉末の各粉末を用いて同様にペーストを作製し、高温処
理して、鉄損を測定したところガラスの場合と同様り値
を示した。
(実施例8) 実施例4で作製した磁性シートを円筒形に打ち抜いて、
窒素雰囲気下で1000℃で1時間保持する高温処理し
た。
次に、高温処理した円筒薄板をケースに1Q層になるま
で積み重ねた。こうして得たインダクタンス部品をこれ
までと同様に、鉄損を測定し念ところ、鉄損は約1s□
mW/c−であった。
先はどの測定したインダクタンス部品のケースにシリコ
ンオイルを充填して同様に鉄損を測定したところ、鉄損
は約1s o mW、ylytlであった。
発明の効果 前述し念ように本発明のインダクタンス部品は、絶縁体
層、誘電体層i念は非磁性体層の少なくともいずれか1
種類以上の層またはこれらの混合体で形成し九層とフェ
ライト磁性層を交互に積層し、コイルが配置可能なコア
形状でかっ、コイルが発生する磁束に対して積層面が水
平方向となり磁脚部分においては直交方向になるように
構成し、コイルを前記磁脚に形成した構造であり、フィ
ルが発生する磁束に対して1層面が水平方向である部分
においては、高周波数領域においてもfB姓体における
渦電流損の増加が少ないために小さい鉄損であυ、しか
もコイ/I/が発生する磁束に対して積層面が直交方向
となっている部分はギャップとして利用でき、このギャ
ップは多段ギャップを構成するために漏れ磁束が少なく
#、損失のインダクタンス部品である。これによって、
高周波で動産させる各種電子部品等への適用が十分に可
能なインダクタンス部品が実現する。さらに、本発明は
このような優れた特性を有するインダクタンス部品を得
る方法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例によるインダクタンス部
品の構成を示す断面図、第2図は第1図に示すインダク
タンス部品の中央の磁脚における磁束を示す要部拡大図
、第3図は本発明による第2の実施例によるインダクタ
ンス部品の構成’e示す断面図、第4図は第3図に示す
インダクタンス部品の磁性体の構造を示す斜視図、第6
図は本発明による第2の実施例によるインダクタンス部
品の構成を示す断面図、第6図!li第5図に示すイン
ダクタンス部品の磁性体の構造を示す斜視図、第7図及
び第8図は本発明のインダクタンス部品のX型コアの第
1の成形方法を示す断面図、第9図及び第10図は本発
明のインダクタンス部品のE□゛吐ラフエライト磁性層
厚みと鉄損の関係を示す特性図、第14図は従来のイン
ダクタンス部品の磁性体の構造を示す断面図、第16図
は第14図に示すインダクタンス部品の中央の磁脚にお
ける磁束を示す要部拡大図である。 1.2,11.12,23,44.53・−・−に型コ
ア、13.21 、jLl、52・・・・・・フェライ
ト磁性層、1a、22,42.52・・・・・・絶縁体
層、4.15,24.34・・・・・・1次巻線、5,
16゜26.35・・・・・・2次巻線、19.37・
・・・・・外側の磁脚、8.20・・・・・・中央の磁
脚、7.18・・・・・・磁束、6,1y、26.36
・・・・・・ボビン。 代理人の氏名 弁理士 粟 野 重 孝 ほか1名フェ
ライトaa層 砲椿体層 E型コア 切溝 6ノフエライトa11P!J 62  絶線体層 61  フェライト召し均J直 62  絶ル体層 6J  卵eし生体層 〜 リ + Lr>  句 ト ら 糎;

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フェライト磁性層と絶縁体層、誘電体層または、
    非磁性体層の内の少なくとも,種類以上の層あるいはこ
    れらの混合体層とを積層し、コイルが配置可能なコア形
    状でかつ、コイルが発生する磁束に対して積層面が水平
    方向となり磁脚部分においては直交方向になるように構
    成し、コイルを前記磁脚に形成したインダクタンス部品
  2. (2)フェライト磁性層と絶縁体層、誘電体層または、
    非磁性体層の内の少なくとも1種類以上の層あるいはこ
    れらの混合体層とを積層した積層体を2つ用いて、積層
    面が直交となるように組合せ、コイルが発生する磁束に
    対して積層面が直交方向になる積層体が磁脚となるよう
    に構成し、コイルを前記磁脚に形成したインダクタンス
    部品。
  3. (3)フェライト磁性層と絶縁体層、誘電体層または、
    非磁性体層の内の少なくとも、種類以上の層あるいはこ
    れらの混合体層とを積層し、この積層体を一部の磁脚と
    して他の磁性体に組込んで磁性体を構成し、前記磁脚に
    コイル形成したインダクタンス部品。
  4. (4)フェライト粉末を成形して磁性層を形成し、絶縁
    体粉末、誘電体粉末、非磁性体粉末またはこれらの混合
    粉末を成形して、絶縁体層、誘電体層、非磁性体層また
    は混合体層の少なくとも1種類以上の層を形成すること
    を交互に繰り返して、積層したのちコイルが配置可能な
    コア形状でかつ、コイルが発生する磁束に対して積層面
    が水平方向となり磁脚部分においては直交方向になるよ
    うにプレス成形、もしくは切削成形し、成型体を高温処
    理した磁性体に、コイルを形成するインダクタンス部品
    の製造法。
  5. (5)絶縁体粉末、結合剤および溶剤を混合した混練物
    をシート状に成形した絶縁体シートや、誘電体粉末、結
    合剤および溶剤を混合した混練物をシート状に成形した
    誘電体シートや、非磁性体粉末、結合剤および溶剤を混
    合した混練物をシート状に成形した非磁性体シートまた
    はこれらの混合体粉末、結合剤および溶剤を混合した混
    練物をシート状に成形した混合体シートの少なくとも1
    種類以上のシートとフェライト粉末、結合剤および溶剤
    を混合した混練物をシート状に成形した磁性シートを交
    互に積層した後、コイルが配置可能なコア形状でかつ、
    コイルが発生する磁束に対して積層面が水平方向となり
    磁脚部分においては直交方向になるようにプレス成形、
    もしくは切削成形し、高温処理して形成した磁性体にコ
    イルを形成するインダクタンス部品の製造法。
  6. (6)フェライト粉末、結合剤および溶剤を混合した混
    練物をシート状に成形し、絶縁体粉末、誘電体粉末およ
    び非磁性体粉末の1種類以上を含む粉末、結合剤および
    溶剤を混合した混練物を磁性シートに塗布して積層した
    後、コイルが配置可能なコア形状でかつ、コイルが発生
    する磁束に対して積層面が水平方向となり磁脚部分にお
    いては直交方向になるようプレス成形、もしくは切削形
    成し、高温処理して形成した磁性体にコイルを形成する
    インダクタンス部品の製造法。
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WO2004040597A1 (ja) * 2002-10-31 2004-05-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. インダクタンス部品とそれを用いた電子機器
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