JPH0455856B2 - - Google Patents

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JPH0455856B2
JPH0455856B2 JP63213653A JP21365388A JPH0455856B2 JP H0455856 B2 JPH0455856 B2 JP H0455856B2 JP 63213653 A JP63213653 A JP 63213653A JP 21365388 A JP21365388 A JP 21365388A JP H0455856 B2 JPH0455856 B2 JP H0455856B2
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JP
Japan
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adhesive
sheet
illumination
light transmittance
solidified
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Inventor
Tsutomu Oohayashi
Yasuo Kaneko
Shinobu Watanabe
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Hiraoka and Co Ltd
Original Assignee
Hiraoka and Co Ltd
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Publication of JPH0455856B2 publication Critical patent/JPH0455856B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C65/00Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor
    • B29C65/02Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor by heating, with or without pressure
    • B29C65/40Applying molten plastics, e.g. hot melt
    • B29C65/42Applying molten plastics, e.g. hot melt between pre-assembled parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/01General aspects dealing with the joint area or with the area to be joined
    • B29C66/05Particular design of joint configurations
    • B29C66/10Particular design of joint configurations particular design of the joint cross-sections
    • B29C66/11Joint cross-sections comprising a single joint-segment, i.e. one of the parts to be joined comprising a single joint-segment in the joint cross-section
    • B29C66/114Single butt joints
    • B29C66/1142Single butt to butt joints
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/40General aspects of joining substantially flat articles, e.g. plates, sheets or web-like materials; Making flat seams in tubular or hollow articles; Joining single elements to substantially flat surfaces
    • B29C66/41Joining substantially flat articles ; Making flat seams in tubular or hollow articles
    • B29C66/43Joining a relatively small portion of the surface of said articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C65/00Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor
    • B29C65/48Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor using adhesives, i.e. using supplementary joining material; solvent bonding
    • B29C65/52Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor using adhesives, i.e. using supplementary joining material; solvent bonding characterised by the way of applying the adhesive
    • B29C65/54Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor using adhesives, i.e. using supplementary joining material; solvent bonding characterised by the way of applying the adhesive between pre-assembled parts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、電飾(電気装飾)用シートの接合
体、および接合方法に関するものであり、更に詳
しく述べるならば、接合部において、電飾効果に
不連続性を生じないような電飾用シートの接合
体、および接合方法に関するものである。 〔従来の技術、および発明が解決しようとする課
題〕 最近表示用シートとして、その裏面側に光源を
配置し、昼間はその表面側の表示事項を反射光に
より観察させ、夜間には、光源を発光させて、透
過光により表示用シート全体を照明して表面側の
表示を観察可能にした、反射光/透過光両用表示
手段、例えばバツクリツトと呼ばれる看板などが
使用されている。 このような、バツクリツト用シートは、所定の
光透過率を有する、所謂電飾用シートが用いられ
ているが、表示用製品(看板等)が、大寸法のも
のである場合、或は、表示用製品の形状により、
電飾用シートの端縁部を接合し、一体連続化する
必要がある。この場合、しばしば接合部の光透過
率が本体部のそれと異なり、例えば暗部を生じた
り、或は過度に明るい部分を生じたりして、電飾
効果に不連続性を生ずることがある。 本発明は、電飾効果に不連続性を生ずることの
ない、電飾用シートの接合体、および接合方法を
提供しようとするものである。 〔課題を解決するための手段、および作用〕 本発明の電飾用シート接合体は、少なくとも2
個の、互に接合された端縁部を有する、少なくと
も1枚の光透過性電飾用シートと、前記端縁部を
接合している少なくとも1個の接着充填部材と、
を有し、前記電飾用シートの互に接合された端縁
部が、互に間隙をおいて突き合わせ配置されてお
り、前記接着充填部材が、前記電飾用シートの光
透過率よりも高い光透過率を有する接着テープ
と、この接着テープ上に形成され、固化接着性重
合体樹脂材料を母材として含み、かつ、前記電飾
用シートの光透過率の60%〜140%の光透過率を
有する接着剤固化充填層とからなり、前記接着テ
ープが、前記電飾用シート接合端縁部突き合せ部
の少なくとも一面側に重ね合わせ接着されてお
り、そして、前記接着剤固化充填層が、前記電飾
用シート接合端縁部の突き合わせ間隙に充填さ
れ、かつ、前記電飾用シートの突き合わされた端
縁部および接着テープとともに一体に接合されて
いることを特徴とするものである。 本発明の電飾用シートの接合方法は、少なくと
も1枚の光透過性を有する電飾用シートの少なく
とも2個の端縁部を互いに接合するために、前記
接合すべき電飾用シート端縁部を互いに突き合わ
せて配置し、前記突き合わせ部の少なくとも一面
側に、前記電飾用シートの光透過率よりも高い光
透過率を有する接着テープを重な合わせ、前記突
き合わせ部における電飾用シート端縁部の間隙
に、固化接着性重合体樹脂材料を母体として含
み、かつそれを、前記電飾用シートと同一の厚さ
に固化したときに、前記電飾用シートの光透過率
の60%〜140%の光透過率を示す充填接着剤を充
填し、前記充填接着剤の充填層を固化し、それに
よつて、前記電飾用シート端縁部と、接着テープ
と、接着剤固化充填層とを接合一体化する、こと
を含むことを特徴とするものである。 本発明の電飾用シートの他の接合方法は、少な
くとも1枚の、光透過性を有する電飾用シートの
少なくとも2個の端縁部を互いに接合するため
に、前記電飾用シートの光透過率よりも高い光透
過率を有する接着テープの接着面上に、固化接着
性重合体樹脂材料を母材として含み、かつそれを
前記電飾用シートと同一の厚さに固化したとき
に、前記電飾用シートの光透過率の60%〜140%
の光透過率を示す充填接着剤を、前記接合すべき
電飾用シート端縁部に対応する形状および寸法の
固化充填層を形成するように塗布して接着充填部
材を作成し、前記接着充填部材上に、前記接合す
べき電飾用シート端縁部を、前記接着剤固化充填
層が、前記端縁部の間に充填されるように突き合
わせて配置し、かつ、接着充填部材と前記電飾用
シート端縁部とを接合一体化する、ことを含むこ
とを特徴とするものである。 本発明の電飾用シート接合体、および接合方法
を添付図面を用いて説明する。 第1図および第2図に示された本発明方法にお
いて、電飾用シートの端縁部1aおよび1bが接
着テープ2上で、互に対向するように突き合わせ
配置される。このとき、端縁部1a,1bは互に
重ね合わされないように、適宜の間隔をあけて配
置される。端縁部1aおよび1bの間の間隙3の
大きさには、格別の限定はないが、一般に1.5mm
以下であることが好ましく、0.5mm以下であるこ
とがより一層好ましい。接合すべき電飾用シート
端縁部が、互に重なり合うと、接合部の光透過率
が著しく低下し、接合部に暗部を生じ、電飾効果
の連続性が損われる。第2図において、この間隙
に、充填接着剤が充填され、これを固化して固化
充填層4を形成する。これによつて、接着テープ
2と、接着材固化充填層4とにより接着充填部材
5を形成する。 電飾用シートの端縁部1a,1bと接着テープ
の接合(結着)は、接着剤の充填操作の前に行つ
てもよいし、固化充填層の固化と同時に行つても
よい。接着テープの接合は、その接合面に施され
た充填接着剤を固化(硬化)することによつて行
つてもよいし、或は、熱、超音波、又は高周波照
射による溶融接着であつてもよい。 充填接着剤は、電飾用シート端縁部の間隙に充
填すると、充填された充填接着剤の一部は、端縁
部の繊維シート基布内に浸入し、ここで固化して
接着における所謂投錨効果を奏することができ
る。 第3図および第4図に示された本発明の他の接
合方法においては、接着テープ3の接着面上に充
填接着剤の固化充填層4′を予め形成して接着充
填部材5を作成する。この充填層4′の形状およ
び寸法は、接合すべき電飾用シート端縁部の形
状、寸法に対応するものである。 次に、第4図に示すように、接合すべく電飾用
シートの端縁部1a,1bを接着テープ2の接着
面上に、接着充填部材5の固化充填層4′をはさ
んで突き合わせて配置する。次に、接着充填部材
と電飾用シート端縁部とを接合一体化する。この
とき、接着面の反対側にも接着テープを接着し
て、接合部の接着強度を更に高めてもよい。 本発明に用いられる電飾用シートは、電飾効果
を示すに足る光透過性を有し、かつ所望に応じ電
飾効果用の色彩および模様を有するものであれ
ば、その種類、構成に格別の限定はないが、一般
に0.08%〜10%の光透過率を有するものが好まし
い。光透過率が10%より高いシートは、その色彩
や模様の表示は鮮明であるが、光源が透けて見え
てしまい、所謂「アンドン」効果が低下するとい
う問題を生ずることがある。また、光透過率が
0.08%より低いときは、電飾製品の表面が暗く、
その色彩や模様が不鮮明になり電飾効果が不満足
なものになるという問題を生ずることがある。 本発明に用いられる電飾用シートは、所定の色
彩、模様および光透過率を有し、1枚の重合体樹
脂材料シートからなるものであつてもよいし、或
は、2枚以上の重合体樹脂フイルム又はシートの
複合体であつてもよい。或は、電飾用シートは、
少なくとも1枚の繊維シートからなる基布と、こ
の基布に積層された重合体樹脂膜状層からなるも
のであつてもよい。この重合体樹脂膜状層は、基
布の表面上に形成されていてもよいし、2枚以上
の基布の中間に配置されていてもよい。重合体樹
脂膜状層は所望の色彩および模様を有していても
よいし、また、汚れ防止被膜層を有するものであ
つてもよい。また重合体樹脂膜状層は、超音波、
又は高周波接着性を有するものであつて、接着テ
ープと強固に接着し得るものであることが好まし
い。 繊維シートからなる基布の両面に重合体樹脂膜
状層が形成されているときは、表面側樹脂膜状層
が、比較的低い光透過性を有し、裏面側(光源
側)樹脂膜状層が、比較的高い光透過性を有する
ことが好ましい。勿論、両樹脂膜状層が同種類の
光透過性を有していてもよいし、裏面側樹脂膜状
層の光透過率が、表面側樹脂膜状層のそれよりも
低い場合もあり得る。 本発明の電飾用シートに用いられる繊維シート
からなる基布は、適度の光透過性を有するもの
で、このような繊維材料シートは、所望の色に着
色(染色)された、又はされていない天然繊維、
例えば、木綿、麻など、無機繊維、例えば、ガラ
ス繊維など、再生繊維、例えば、ビスコースレー
ヨン、キユプラなど、半合成繊維、例えば、ジ−
およびトリアセテート繊維など、および合成繊
維、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ポリエス
テル(ポリエチレンテレフタレート等)繊維、芳
香族ポリアミド繊維、芳香族ポリエステル繊維、
アクリル繊維、ポリ塩化ビニル繊維およびポリオ
レフイン繊維など、から選ばれた少なくとも1種
からなるものを用いることができる。繊維材料シ
ート中の繊維は短繊維紡績糸条、長繊維糸条、ス
プリツトヤーン、テープヤーンなどのいずれの形
状のものでもよく、また繊維材料シートは織物、
編み物又は不織布或はこれらの複合布のいずれで
あつてもよい。一般には、電飾用シートに用いら
れる繊維は、ポリエステル繊維、ガラス繊維が好
ましく、ストレスに対する伸びが少ないことを考
慮すればこの繊維は長繊維(フイラメント)形状
のものが好ましく、かつ平織布を形成しているこ
とが好ましい。繊維材料シートは、得られる電飾
用シートの機械的強度を高いレベルに維持するた
めに有用である。 本発明に用いられる電飾用シートにおいて、
表・裏面層膜状材料は、繊維材料シートを介して
互に積層結着されていてもよい。このような繊維
材料シートは1〜80%の光透過率を有するもので
あることが好ましく、3〜70%の光透過率を有す
ることがより好ましい。そして、中間結着シート
を含んでいてもよいが、この中間結着シートを含
む電飾用シートも、全体として、その光透過率が
0.08〜10%であることが好ましい。 本発明の電飾用シートにおいて、最も好ましい
繊維材料シートとしては、例えば特公昭57−
30381号に記載されているような、特殊構造の織
物状シートを用いることが好ましいが、勿論、こ
れに限定されるものではない。 本発明に用いられる電飾用シートの繊維シート
基布に合体される積層膜状材料として用いられる
重合体フイルム(又はシート)は、一般に可撓性
重合体樹脂より形成される。このような可撓性重
合体樹脂としては、天然ゴム、ネオプレンゴム、
クロロプレンゴム、シリコーンゴム、弗素ゴム、
ハイパロンその他の合成ゴム、またはPVC樹脂、
エチレン−酢酸ビニール共重合体(EVA)樹脂、
アクリル樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリエチレン(PE)樹脂、ポリプロピレン
(PP)樹脂、ポリエステル樹脂、フツ素樹脂その
他の合成樹脂を所望の色に着色して、又は着色せ
ずに用いることができる。このような材料は、ま
た、良好な防水性を有し、得られる積層シートに
所望の防水性並びに難燃性や機械的強度を与える
ことができる。可撓性重合体表・裏面層は、0.05
mm以上の、より好ましくは0.05〜1.0mmの厚さを
有することが好ましい。 これらの可撓性重合体樹脂膜状材料は、上記の
如きゴム又は樹脂のフイルム、溶液、ペースト又
はストレートなどを用い、公知の方法、例えば、
トツピング、カレンダリング、コーテイング、デ
イツピングなどの方法によつて、形成することが
できる。 これらのゴム又は樹脂中には、可撓性、安定
剤、着色剤、紫外線吸収剤などや他の機能付与
剤、例えば防炎剤、難燃可剤などが含まれていて
もよい。 可撓性重合体樹脂膜状材料は、可撓性重合体樹
脂の単一層から形成されていてもよいが、可撓性
樹脂からなる内層と、この内層の上に形成され、
防汚・耐候性合成樹脂からなる外層とを含んでな
るものであつてもよい。 上記外層用防汚・耐候性合成樹脂としては、弗
素含有樹脂およびアクリル樹脂を用いることがで
きる。すなわち防汚・耐候性樹脂外層は、内層上
に、弗素含有樹脂、又は、アクリル樹脂を塗布す
るか、或はこれらの樹脂からなるフイルムを貼着
することによつて形成される。 弗素含有樹脂フイルム(塗膜)の厚みは好まし
くは0.001mm〜0.5mm、より好ましくは5〜50ミク
ロン程度であるが、耐候性・防汚性並びに耐久性
の目的を達成するものであれば、より厚く、又
は、より薄くすることができ特に限定はない。ま
た、弗素含有樹脂フイルムには、他の樹脂例えば
MMA等が混合又は貼着複合される等混合用され
ていても電飾の目的を達成するものであれば差支
えない。電飾用シートに使用される弗素含有樹脂
フイルムの市販品としては、テドラーフイルム
(デユポン商標)、アフレツクスフイルム(旭硝子
商標)、KFCフイルム(呉羽化学)等がある。 電飾用シートにおいて、表面が実質的に平滑な
フイルム状の弗素含有樹脂が、内層の上面に貼着
されるのが好ましいが、弗素含有樹脂溶液、又は
エマルジヨン等を塗布する方法もある。本発明に
用いられる弗素含有樹脂フイルムは、100Kg/cm2
以上の引張強度を有することが好ましい。 電飾用シートに用いられる防汚・耐候性樹脂外
層は、ポリアクリル樹脂によつて形成されてもよ
い。このために一般にはアクリル樹脂フイルムを
用いるが、アクリル樹脂の溶液又は、エマルジヨ
ンを、基礎層の上に塗布し乾燥する方法を用いて
もよい。 本発明に用いられるアクリル樹脂フイルムは、
100Kg/cm2以上の引張強度を有することが好まし
く、1〜50g/m2、好ましくは3〜30g/m2の重
量、又は、3ミクロン以上(通常は3〜50ミクロ
ン)の、更に好ましくは4〜30ミクロンの厚さを
有するものであることが好ましい。かかるフイル
ムは内層の表面に接着剤を用いて接着するか又は
その他の方法により貼着される。 電飾用シートにおいて、可撓性樹脂内層上に形
成される防汚・耐候性樹脂外層は、上述のような
弗素含有樹脂およびアクリル樹脂の他に、ポリ弗
化ビニリデン樹脂層とアクリル樹脂層との積層
体、又はポリ弗化ビニリデン樹脂層と、アクリル
樹脂層と、ポリ塩化ビニル樹脂層との積層体から
なるものであつてもよい。これら積層体において
は、ポリ弗化ビニリデン樹脂層の厚さは2〜3ミ
クロン、アクリル樹脂層の厚さは2〜4ミクロン
および、ポリ塩化ビニル樹脂層の厚さは40〜50ミ
クロンであることが好ましい。 本発明方法に用いられる接着テープは、電飾用
シートよりも高い光透過性を有するもので、一般
には15%以上の光透過率を有するものが好まし
く、20%以上のものがより好ましく、30%以上の
ものがより一層好ましく、特に透明なものが最も
好ましい。また、その接着面の少なくとも一部分
に粘着性樹脂層、又は接着性樹脂層が形成されて
いてもよい。 このような高光透過性接着テープは、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン
樹脂、ポリエステル樹脂、およびポリアミド樹脂
などの合成樹脂フイルム、又はシートからなるも
のであつてよい。しかし、一般には接着テープ
は、接合部の強度を電飾用シートのそれと同レベ
ルに維持するために、繊維シートからなる基布
と、その基布の少なくとも1面上に形成された合
成樹脂フイルム又はシート層とからなるものであ
ることが好ましい。繊維シートは、電飾用シート
用繊維シートと同様のものを選択すればよい。こ
の場合も、接着テープ全体として、電飾用シート
より高い光透過率、好ましくは25%以上の光透過
率を有し、接合部の光透過率をできるだけ電飾用
シートのそれに近似させ得るものであることが必
要である。 本発明方法に用いられる充填接着剤は、固化接
着性重合体樹脂を母材として含むもので、かつ、
それを、使用される電飾用シートと同一の厚さに
形成したとき、電飾用シートの光透過率の60%〜
140%の光透過率を有するもの、好ましくは60〜
120%の光透過率を有するもの、更に好ましくは
電飾用シートと、同一の光透過率を有するものが
用いられる。 このような充填接着剤の固化接着性重合体樹脂
母材成分は、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、
およびポリアミド樹脂などから選ぶことができ、
かつ、充填接着剤の光透過率を所定の値に規定す
るための顔料、(例えば、二酸化チタン、無機顔
料、有機顔料)染料、その他の着色剤を含むこと
ができる。充填接着剤は、所要に応じて紫外線吸
収剤、酸化防止剤、充填剤、難燃剤(例えば三酸
化アンチモンと有機難燃剤)などを含んでいても
よい。 充填接着剤は、液状(粘稠体)であつて、これ
を突き合わされた電飾用シートの端縁部の間隙に
流入充填されてもよく、或は充填接着剤が固体で
あつて、これを前記隙間に対応する形状寸法の細
長い連続体として隙間に充填してもよい。更に充
填接着剤は、粉体、粒状体、又は顆粒体であつ
て、これを隙間に適宜の方法で充填してもよい。 〔実施例〕 本発明を実施例により更に説明する。 下記の実施例において、各試料および成分の光
透過率は下記の方法により測定された。 光透過率の測定 1 装置 () 厚さ1.5cmのベニヤ板を用いて内径、51cm
(高)×27cm(幅)×30cm(奥)となる四角柱
状の箱を組み立てた。 (この箱の側面の1つは、開閉自在で、しか
も閉じたとき、すき間のないようにした。) () 27cm×30cmのスリツトをベニヤ板で作製
し、()で作製した箱の底部より10cm上の
位置に、天板と底板に対して平行になる様取
り付けた。 () ()で作製したスリツトは、その中央
に、5cm×5cmの正方形の光路(くり抜き)
が、スリツトの各辺に平行となるように設け
てあり、その以外の場所で光を透過させるも
のであつてはならない。 () 光源とする白色ランプ(屋内用アイラン
プRS 100V 300W岩崎電気<株>)は、ラ
ンプの先端からスリツトの光路までの距離が
21cmとなる様、天板から取り付け、固定され
た。 () 照度計(東芝1M−2D)の光感知部(セ
ンサー)の中央部を、光源の白色ランプの中
央部と、光路の中央部を結ぶ直線の延長線上
に来るよう固定した。 (照度計のセンサー部の高さは、2.5cmであ
り従つて、光路(スリツト)から、照度計の
センサー部までの距離は、7.5cmであつた。) () 光源とする白色ランプと電源との間に
は、ランプの光量を調節する為の電流可変器
(スライダツク)を入れた。 2 供試試料 () 供試試料は、光路(5cm×5cm)より大
きければ、測定可能である。しかし、光路上
に乗せたときに、落ちたり、ずれたりしない
よう、できるだけ、大きいものを用いた。 () 供試試料は、どの部分の厚みを均一で、
しかも均質なものを用いた。 3 測定方法 () 電源を入れ、電流可変器を用いて、徐々
にランプを点灯させた。 () 測定試料を入れない状態で、光源のラン
プから発せられる白色光が5cm×5cmの光路
を通過して照度計に届くときの照度を19000
〜20000xの間に入れるように電流可変器
を用いて設定した。 () 照度が、19000〜20000xの間に入つた
ら、そのときの照度を続けて、3回測定、記
録した。3回の測定値のバラツキの許容範囲
は、1%以内とし、もしバラツキが1%以上
であつたときは、再度、測定を繰り返し、光
源が安定している事を確認した。3回の測定
の平均値をブランク(L0)とした。 () ブランクの測定を終えたら、次に測定す
る試料を、スリツト上の光路を、完全に覆
い、かつ、ウキや、タルミのないフラツトな
状態で装着した。このとき、試料の表側と裏
側の、どちらの側を、光源に向けて測定する
べきかは、試料の用途より考慮して、適切な
方を選んで測定した。 () 試料を光路上に置き、ブランクで設定し
た光源光を透過させ、その透過光が照度計に
届くときの照度を測定した。測定は、3回に
行い、そのバラツキは、1%以内とし、もし
バラツキが1%以上であつたときは、再度測
定を繰り返した。3回の測定値の平均値を測
定値(L)とした。 () 光透過率(%)は、測定値(L)のブラ
ンク(L0)に対しての百分率にて表される。 透過率(%)=L/L0×100 実施例 1 A 電飾様シートの作成 下記組織と、第5図に示されたからみ織物状
組織を有するポリエステルマルチフイラメント
織物状シート(以下基布(A)と記す)を製造し
た。 組織 1000d/192f/1本×100d/192f/1本/11本/25.
4mm×11本/25.4mm 第5図において、 互に平行に配置された糸数の経糸6の層が、
互に平行に配置された糸数の緯糸7の層と積層
され、経糸6および緯糸7とを、からみ糸8が
からみ結合している。経糸6および緯糸7は、
1000d/192f/1本のポリエステルマルチフイ
ラメント糸条からなり、からみ糸8は、
105d/12f/1本のナイロン6マルチフイラメ
ント糸条よりなるものである。 得られた基布は、 生機重量:125g/m2 生機光透過率:42% を有していた。 次に、基布(A)に貼着すべき下記2種の組成の
重合体樹脂フイルム(B)および(C)を調製した。
【表】 前記基布(A)の表面上に赤色半透明フイルム(C)
を積層し、そのまた基布Aの裏面上に、無色透
明フイルム(B)を積層し、これらのフイルム(B)、
(C)を基布(A)に165℃で加熱圧着した。 フイルム(C)層上に、更に弗素含有樹脂フイル
ム(商標KFCフイルム、呉羽化学製、厚さ50μ
m)を貼着し、電飾用シートを得た。 この電飾用シートは、厚さ0.65mm、光透過率
3.4%を有していた。 B 接着テープの製造 前記第1表記載の無色透明フイルム(B)を基布
(A)の両面に貼着し、得られた積層シートを幅3
cmにスリツトし、これを接着テープとした。こ
の接着テープは、厚さ0.65mm、光透過率34.2%
を有していた。 C 充填接着剤の調製 下記組成のペースト状充填接着剤を調製し
た。
〔発明の効果〕
本発明の電飾用シート接合体は、その接合部に
よつて電飾効果に不連続性を生ずることなく均
一、かつ美しい電飾効果を示すものである。ま
た、本発明の電飾用シート接合方法は、簡単な操
作によつて電飾用シート端縁部を強固に接合する
ことを可能にし、かつ得られた接合部は、他の部
分にくらべて光輝部、又は暗部などのように、電
飾効果の不連続部を形成することがなく、従つて
本発明の電飾用シート接合体および接合方法は極
めて高い実用的有用性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明に係る電飾用シ
ート接合方法の一実施態様の工程を説明するため
の断面説明図であり、第3図および第4図は、本
発明に係る他の電飾用シート接合方法の実施態様
の工程を説明するための断面説明図であり、第5
図は、本発明方法に用いられる電飾用シート中の
繊維シート基布の一例を示す平面説明図である。 1a,1b……電飾用シート端縁部、2……接
着テープ、3……間隙、4,4′……充填層、5
……接着充填部材、6……経糸、7……緯糸、8
……からみ糸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも2個の、互に接合された端縁部を
    有する、少なくとも1枚の光透過性電飾用シート
    と、 前記端縁部を接合している少なくとも1個の接
    着充填部材と、 を有し、 前記電飾用シートの互に接合された端縁部が、
    互に間隙をおいて突き合わせ配置されており、 前記接着充填部材が、前記電飾用シートの光透
    過率よりも高い光透過率を有する接着テープと、
    この接着テープ上に形成され、固化接着性重合体
    樹脂材料を母材として含み、かつ、前記電飾用シ
    ートの光透過率の60%〜140%の光透過率を有す
    る接着剤の固化充填層とからなり、 前記接着テープが、前記電飾用シート接合端縁
    部突き合せ部の少なくとも一面側に重ね合わせ接
    着されており、そして、 前記接着剤固化充填層が、前記電飾用シート接
    合端縁部の突き合わせ間隙に充填され、かつ、前
    記電飾用シートの突き合わされた端縁部および接
    着テープとともに一体に接合されている、 電飾用シート接合体。 2 前記電飾用シートが、0.08〜10%の光透過率
    を有する、請求項1記載の接合体。 3 前記電飾用シートが、繊維材料からなる少な
    くとも1層の基布層と、前記基布層に積層され、
    かつ、重合体樹脂材料からなる少なくとも1層の
    樹脂層とを含んでなる、請求項1記載の接合体。 4 前記接着テープが、15%以上の光透過率を有
    する、請求項1記載の接合体。 5 前記接着テープが、繊維材料からなる基布
    と、その少なくとも1面上に形成された超音波、
    高周波又は熱接着性重合体樹脂層とからなる、請
    求項1又は4記載の接合体。 6 前記固化接着性重合体材料が、熱、超音波又
    は高周波接着性を有するものである、請求項1記
    載の接合体。 7 少なくとも1枚の、光透過性を有する電飾用
    シートの少なくとも2個の端縁部を互いに接合す
    るために、 前記接合すべき電飾用シート端縁部を互いに突
    き合わせて配置し、 前記突き合わせ部の少なくとも一面側に、前記
    電飾用シートの光透過率よりも高い光透過率を有
    する接着テープを重ね合わせ、 前記突き合わせ部における電飾用シート端縁部
    の間隙に、固化接着性重合体樹脂材料を母材とし
    て含み、かつ、それを、前記電飾用シートと同一
    の厚さに固化したときに、前記電飾用シートの光
    透過率の60%〜140%の光透過率を示す充填接着
    剤を充填し、 前記充填接着剤の充填層を固化し、それによつ
    て、前記電飾用シート端縁部と、接着テープと、
    接着剤固化充填層とを、接合一体化する、 ことを含む電飾用シートの接合方法。 8 少なくとも1枚の光透過性を有する電飾用シ
    ートの少なくとも2個の端縁部を互いに接合する
    ために、 前記電飾用シートの光透過率よりも高い光透過
    率を有する接着テープの接着面上に、固化接着性
    重合体樹脂材料を母材として含み、かつそれを前
    記電飾用シートと同一の厚さに固化したときに、
    前記電飾用シートの光透過率の60%〜140%の光
    透過率を示す充填接着剤を、前記接合すべき電飾
    用シート端縁部に対応する形状および寸法の固化
    充填層を形成するように塗布して接着充填部材を
    作製し、 前記接着充填部材上に、前記接合すべき電飾用
    シート端縁部を、前記接着充填部材の接着剤固化
    充填層が、前記端縁部の間に充填されるように突
    き合わせ配置し、かつ、前記接着充填部材と前記
    電飾用シート端縁部とを接合一体化する、ことを
    含む電飾用シートの接合方法。
JP63213653A 1987-10-30 1988-08-30 電飾用シートの接合体および接合方法 Granted JPH01244833A (ja)

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