JPH0455500A - ステンレス鋼板の冷間圧延方法 - Google Patents
ステンレス鋼板の冷間圧延方法Info
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B45/00—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B45/02—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for lubricating, cooling, or cleaning
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B21B3/00—Rolling materials of special alloys so far as the composition of the alloy requires or permits special rolling methods or sequences ; Rolling of aluminium, copper, zinc or other non-ferrous metals
- B21B3/02—Rolling special iron alloys, e.g. stainless steel
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明はステンレス鋼板 (ステンレス箔を含む)の
冷間圧延方法、特に潤滑油に添加物を加えることによフ
て焼付を防止し、ステンレス鋼板の表面品質、特に光沢
を向上させる冷間圧延方法に関する。
冷間圧延方法、特に潤滑油に添加物を加えることによフ
て焼付を防止し、ステンレス鋼板の表面品質、特に光沢
を向上させる冷間圧延方法に関する。
[従来の技fr]
鋼板の冷間圧延では、ワークロールと板との間の摩擦を
減少して、圧延荷重の低減、製品表面の光沢仕上げ、摩
擦熱および変形熱の除去などのために、ワークロールと
板との間に潤滑油が供給される。ステンレス鋼板の冷間
圧延では、変形熱が大きく、ステンレス鋼の熱伝導率が
低いために、潤滑油が高温となる。潤滑油が高温になる
と、粘度の低下や潤滑油の熱分解などによりに潤滑性能
が劣化する。したがって、ステンレス鋼板の圧延では、
特に高温での潤滑性能劣化が小さい潤滑油、たとえばパ
ラフィン系特製鉱油が用いられる。なお、潤滑性能を向
上を図るために粘度向上剤、酸化防止剤などを添加する
ことも行なわれている。
減少して、圧延荷重の低減、製品表面の光沢仕上げ、摩
擦熱および変形熱の除去などのために、ワークロールと
板との間に潤滑油が供給される。ステンレス鋼板の冷間
圧延では、変形熱が大きく、ステンレス鋼の熱伝導率が
低いために、潤滑油が高温となる。潤滑油が高温になる
と、粘度の低下や潤滑油の熱分解などによりに潤滑性能
が劣化する。したがって、ステンレス鋼板の圧延では、
特に高温での潤滑性能劣化が小さい潤滑油、たとえばパ
ラフィン系特製鉱油が用いられる。なお、潤滑性能を向
上を図るために粘度向上剤、酸化防止剤などを添加する
ことも行なわれている。
[発明が解決しようとする課題]
生産性を上げるために、ステンレス鋼板を高圧下率 (
たとえば2596以上)で冷間圧延すると、多量の変形
熱が発生して潤滑油が高温となる。この結果、潤滑性能
が劣化し、従来の潤滑油では高光沢の製品が得られない
という問題かあった。また、厚みか100μm以下のス
テンレス鋼箔を冷間圧延する場合、遅い圧延速度で圧延
されるのて、やはり潤滑油か高温となり、潤滑性能が劣
化し、光沢が失われる。
たとえば2596以上)で冷間圧延すると、多量の変形
熱が発生して潤滑油が高温となる。この結果、潤滑性能
が劣化し、従来の潤滑油では高光沢の製品が得られない
という問題かあった。また、厚みか100μm以下のス
テンレス鋼箔を冷間圧延する場合、遅い圧延速度で圧延
されるのて、やはり潤滑油か高温となり、潤滑性能が劣
化し、光沢が失われる。
そこで、この発明は、高圧下圧延あるいは箔の圧延にお
いても高光沢の製品を得ることができるステンレス鋼板
の圧延方法を提供しようとするものである。
いても高光沢の製品を得ることができるステンレス鋼板
の圧延方法を提供しようとするものである。
[B題を解決するための手段コ
この発明のステンレス鋼板な冷間圧延する方法は、7
cSt〜20 cStの粘度の鉱油系ベース油の中に 混合長鎖二塩基酸イソブチルグリコールジエステルX:
ダイマー酸(90wt’);) + −(CH2) 6
CH(CH2) 、t−(平均C36二塩基酸)
に2H5(10wt本)(C20分岐二塩基酸
)、 混合環状二塩基酸インブチルグリコールジエステル(C
2に塩基酸)、 または ダイマー酸イソブチルグリコールエステルDニダイマー
酸 を5〜20wt96 添加し、かつブチルステアレート
を5〜20wt!に添加し、添加総量が10〜40wt
96となるようにした潤滑油を用いて冷間圧延する。
cSt〜20 cStの粘度の鉱油系ベース油の中に 混合長鎖二塩基酸イソブチルグリコールジエステルX:
ダイマー酸(90wt’);) + −(CH2) 6
CH(CH2) 、t−(平均C36二塩基酸)
に2H5(10wt本)(C20分岐二塩基酸
)、 混合環状二塩基酸インブチルグリコールジエステル(C
2に塩基酸)、 または ダイマー酸イソブチルグリコールエステルDニダイマー
酸 を5〜20wt96 添加し、かつブチルステアレート
を5〜20wt!に添加し、添加総量が10〜40wt
96となるようにした潤滑油を用いて冷間圧延する。
ベース油として通常の鉱油系圧延油たとえばスピンドル
油あるいはマシン油などが用いられる。
油あるいはマシン油などが用いられる。
ベース油の粘度を調整する理由は、高圧下率で圧延する
場合に、第1図に示すように粘度が2゜cStよりも大
きくなると、ステンレス製品として必要な高光沢が得ら
れないためである。
場合に、第1図に示すように粘度が2゜cStよりも大
きくなると、ステンレス製品として必要な高光沢が得ら
れないためである。
また、通常の圧延速度および高圧下率で圧延する場合に
、第2図に示すように粘度が7 cStよりも小さくな
ると、焼付きが発生してステンレス鋼板の表面品質か著
しく損なわれる。
、第2図に示すように粘度が7 cStよりも小さくな
ると、焼付きが発生してステンレス鋼板の表面品質か著
しく損なわれる。
さらに、第3図に示すように、エステル単体を添加した
潤滑剤よりも、エステルおよびブチルステアレートを添
加した潤滑油が、高圧下領域で光沢度の高い表面か得ら
れる。
潤滑剤よりも、エステルおよびブチルステアレートを添
加した潤滑油が、高圧下領域で光沢度の高い表面か得ら
れる。
エステルおよびブチルステアレートの橋加総!が40w
t96を超えると、潤滑油全体としての粘度が、20
cStを超えるために高光沢製品を得ることはできない
。
t96を超えると、潤滑油全体としての粘度が、20
cStを超えるために高光沢製品を得ることはできない
。
エステルおよびブチルステアレートの添加総量が10w
tJ、を下回ると、エステルやブチルステアレートの添
加効果が現われない。
tJ、を下回ると、エステルやブチルステアレートの添
加効果が現われない。
[作用]
ブチルステアレートを添加することによって、高温状態
でエステルの鋼板との付着力か劣化するのを防止し、優
れた潤滑効果を発揮させることができる。
でエステルの鋼板との付着力か劣化するのを防止し、優
れた潤滑効果を発揮させることができる。
[実施例]
(実施例1)
粘度が8 cStの鉱油系ベース油の中に、ダイマー酸
イソブチルグリコールジエステルを10wt96、そし
てブチルステアレートを10wt%添加した潤滑油A、
同じ粘度の鉱油系ベース油の中に、混合長鎖二塩基酸イ
ソブチルグリコールジエステルを1091t96、ブチ
ルステアレートを10wt%添加した潤滑油B、同じ粘
度の鉱油系ベース油の中に、混合環状二塩基酸インブチ
ルグリコールジエステルを10wt% 、ブチルステア
レートを10wt96添加した潤滑油Cの3種類の潤滑
油を調製した。そして、これらの3種類の潤滑油を用い
て、それぞれ12段のクラスター圧延機により、ステン
レス鋼板(SIJS3040.1mmX 30mm幅×
コイル)の1パス冷間圧延を行った。ワークロールには
5UJ2製の30+nm径のものを用い、ロール粗度は
0.05μmRaであった。前方張力200 kg、後
方張力210 kgを板に加えて、速度100m/mi
nで圧延を行った。その結果、潤滑油AもしくはBもし
くはCを用いた場合、圧下率25主以上の領域で圧延材
の表面光沢度が、鉱油系ベース油の中に、モノエステル
を20*添加した従来の市販されているステンレス鋼板
圧延用の潤滑油を用いた場合よりも、約25*向上する
ことかわかった。
イソブチルグリコールジエステルを10wt96、そし
てブチルステアレートを10wt%添加した潤滑油A、
同じ粘度の鉱油系ベース油の中に、混合長鎖二塩基酸イ
ソブチルグリコールジエステルを1091t96、ブチ
ルステアレートを10wt%添加した潤滑油B、同じ粘
度の鉱油系ベース油の中に、混合環状二塩基酸インブチ
ルグリコールジエステルを10wt% 、ブチルステア
レートを10wt96添加した潤滑油Cの3種類の潤滑
油を調製した。そして、これらの3種類の潤滑油を用い
て、それぞれ12段のクラスター圧延機により、ステン
レス鋼板(SIJS3040.1mmX 30mm幅×
コイル)の1パス冷間圧延を行った。ワークロールには
5UJ2製の30+nm径のものを用い、ロール粗度は
0.05μmRaであった。前方張力200 kg、後
方張力210 kgを板に加えて、速度100m/mi
nで圧延を行った。その結果、潤滑油AもしくはBもし
くはCを用いた場合、圧下率25主以上の領域で圧延材
の表面光沢度が、鉱油系ベース油の中に、モノエステル
を20*添加した従来の市販されているステンレス鋼板
圧延用の潤滑油を用いた場合よりも、約25*向上する
ことかわかった。
(実施例2)
粘度が8 cStの鉱油系ベース油の中に、タイマー酸
インブチルダリコールジエステルを20wt%添加した
潤滑油A′、同じ粘度の鉱油系ベース油の中に、混合長
鎖二塩基酸イソブチルグリコールジエステルを10w情
添加した潤滑油B′、同じ粘度の鉱油系ベース油の中に
、混合環状二塩基酸インブチルグリコールジエステル 潤滑油C′の3種類の潤滑油を調製した。そして、これ
らの3種類の潤滑油を用いて、それぞれ12段のクラス
ター圧延機により、ステンレス鋼板(SUS304
0.1mmX 30m+n幅×コイル)の1パス冷間圧
延を行った。ワークロールにはStlJ2製の3 0+
nm径のものを用い、ロール粗度は0.05μmRaで
あった。
インブチルダリコールジエステルを20wt%添加した
潤滑油A′、同じ粘度の鉱油系ベース油の中に、混合長
鎖二塩基酸イソブチルグリコールジエステルを10w情
添加した潤滑油B′、同じ粘度の鉱油系ベース油の中に
、混合環状二塩基酸インブチルグリコールジエステル 潤滑油C′の3種類の潤滑油を調製した。そして、これ
らの3種類の潤滑油を用いて、それぞれ12段のクラス
ター圧延機により、ステンレス鋼板(SUS304
0.1mmX 30m+n幅×コイル)の1パス冷間圧
延を行った。ワークロールにはStlJ2製の3 0+
nm径のものを用い、ロール粗度は0.05μmRaで
あった。
前方張力200 kg,後方張力210 kgを板に加
えて、速度100m/minで圧延を行った。その結果
、ブチルステアレートを添加した潤滑油A−Cを用いて
圧延したときよりも、表面光沢度は約10に低下し、ブ
チルステアレートを添加したほうが表面光沢度に優れた
ステンレス鋼板が製造できること、特に圧下率が25%
以上の領域において表面光沢に優れたステンレス鋼板が
製造できることが判明した。
えて、速度100m/minで圧延を行った。その結果
、ブチルステアレートを添加した潤滑油A−Cを用いて
圧延したときよりも、表面光沢度は約10に低下し、ブ
チルステアレートを添加したほうが表面光沢度に優れた
ステンレス鋼板が製造できること、特に圧下率が25%
以上の領域において表面光沢に優れたステンレス鋼板が
製造できることが判明した。
[発明の効果]
本発明によれば、ステンレス鋼板もしくはステンレス箔
の生産性を向上させるために高圧下率、高速度で冷間圧
延しても、潤滑油の潤滑性能を劣化させることなく、焼
付きを防止し、かつ、製品の表面光沢も向上させること
か可能である。この効果は3種類のエステルのうち、ど
のエステルを用いても同様に得られる。したがって、高
品質のステンレス鋼板もしくはステンレス箔を能率よく
生産することができる。
の生産性を向上させるために高圧下率、高速度で冷間圧
延しても、潤滑油の潤滑性能を劣化させることなく、焼
付きを防止し、かつ、製品の表面光沢も向上させること
か可能である。この効果は3種類のエステルのうち、ど
のエステルを用いても同様に得られる。したがって、高
品質のステンレス鋼板もしくはステンレス箔を能率よく
生産することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は粘度と光沢との関係を示す線図、第2図は粘度
と焼付き限界圧下率との関係を示す線図、第3図は圧下
率と光沢との関係を、エステル単体を添加した場合とエ
ステルおよびブチルステアレートを添加した場合とを比
較して示す線区、および第4図は圧下率と光沢との関係
を、この発明の潤滑油と市販の潤滑油とを使用した場合
とを比較して示す線図である。
と焼付き限界圧下率との関係を示す線図、第3図は圧下
率と光沢との関係を、エステル単体を添加した場合とエ
ステルおよびブチルステアレートを添加した場合とを比
較して示す線区、および第4図は圧下率と光沢との関係
を、この発明の潤滑油と市販の潤滑油とを使用した場合
とを比較して示す線図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ステンレス鋼板を冷間圧延する方法において、7c
St〜20cStの粘度の鉱油系ベース油の中に 混合長鎖二塩基酸イソブチルグリコールジエステル▲数
式、化学式、表等があります▼ X:ダイマー酸▲数式、化学式、表等があります▼ (平均C36二塩基酸) (C20分岐二塩基酸)、 混合環状二塩基酸イソブチルグリコールジエステル▲数
式、化学式、表等があります▼ Y:ダイマー酸▲数式、化学式、表等があります▼ (平均C36二塩基酸) (C21二塩基酸)、 または ダイマー酸イソブチルグリコールエステル ▲数式、化学式、表等があります▼ D:ダイマー酸 ▲数式、化学式、表等があります▼ を5〜20wt%添加し、かつブチルステアレートを5
〜20wt%添加し、添加総量が10〜40wt%とな
るようにした潤滑油を用いて冷間圧延することを特徴と
するステンレス鋼板の冷間圧延方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16425890A JPH0455500A (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | ステンレス鋼板の冷間圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16425890A JPH0455500A (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | ステンレス鋼板の冷間圧延方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0455500A true JPH0455500A (ja) | 1992-02-24 |
Family
ID=15789677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16425890A Pending JPH0455500A (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | ステンレス鋼板の冷間圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0455500A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015167953A (ja) * | 2014-03-05 | 2015-09-28 | 日立金属株式会社 | ステンレス箔の製造方法 |
-
1990
- 1990-06-25 JP JP16425890A patent/JPH0455500A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015167953A (ja) * | 2014-03-05 | 2015-09-28 | 日立金属株式会社 | ステンレス箔の製造方法 |
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