JPH045540Y2 - - Google Patents

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JPH045540Y2
JPH045540Y2 JP15669884U JP15669884U JPH045540Y2 JP H045540 Y2 JPH045540 Y2 JP H045540Y2 JP 15669884 U JP15669884 U JP 15669884U JP 15669884 U JP15669884 U JP 15669884U JP H045540 Y2 JPH045540 Y2 JP H045540Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、鉄道のレールの走行面を研摩して
レールの走行面に経時的に生じた凹凸を修正する
レール研摩車に設備される研摩装置に関する。
レール上を走る鉄道車両の車輪は、これを子細
に観察すると、レール上をいつも正しく回転して
走行している訳ではなく、例えば、急激なブレー
キ作用や各車輪または各車両間でのブレーキのき
きの不均衡により一時的に車輪がロツク状態のま
ま引きずられるとレール走行面または車輪の転走
面が部分的な滑走現象を生じ、結果的にレール走
行面に凹凸を発生させることになる。これは加速
の際も発生することになる。また、曲線部の走行
に際しては左右一対のレールにおいて内側と外側
ではそれぞれの車輪に回転差を生ずることにな
る。しかし、実際には左右の車輪は一本の車軸に
固着されているため、内側車輪は空転せざるを得
なくなり、このような状態下においても当然のこ
とながらレールの走行面に部分的な空転現象から
の凹凸を生じさせることになる。
このように、車輪がレール上を滑走または空転
すると、レール走行面が車輪とともに局部的に摩
滅されて凹凸を生じるが、これは車両の安全運転
を損い、また車両を微振動させて乗客に不快感を
与えることになる。
そこで、この凹凸を修正するために専用のレー
ル研摩車を用いてレール走行面を平にすべく修正
研摩しているが、従来のレール研摩車に搭載され
た研摩装置には次のような欠点がある。
すなわち、従来の研摩装置は、台車の走行方向
に並べられた複数個の研摩石全体を1本のボルト
で単に押圧固定するものであつたが、締付状態が
不安定であるため研摩石がずれたり、あるいは、
ずれたことにより研摩石が破損しやすい欠点があ
つた。
この考案の目的は、研摩石の固定が容易かつ完
全にできるとともに、研摩石の破壊を可及的に抑
えることができるレール研摩車における研摩装置
の提供にある。
この考案は、台車に上下自在に設けられた上下
部材の固定溝に、上下手段によつて上記上下部材
の移動方向へ移動せしめられる楔部材と、介在部
材、及び研摩石が楔部材の移動方向と交差する方
向へ並べて挿入し、楔部材の楔作用によつて研摩
石を固定できるようにして上記の目的を達成した
ものである。以下、この考案の一実施例を図面を
参照して説明する。
まず、第1図ないし第4図によりその概要を説
明すると、この考案の研摩装置Aは、台車Bに片
側2組宛、合計4組(第1図においては手前の2
組しか示されていない)設備されてレール研摩車
を構成している。この研摩装置Aは、研摩石1を
備えた上下部材2と、一端を基板3に、また他端
を上記の上下部材2にそれぞれ枢軸4,5で連結
されて上下部材2を上下自在に支持している平行
リンク6,7と、上記上下部材2に取り付けられ
た受圧板8と基板3側に取り付けられた上部固定
片9との間に装着された上部空気バネ10と、上
下部材2の上記受圧板8と基板3側に設けられた
下部固定片11との間に装着された下部空気バネ
12とを主体としている。
また、台車Bは、台車枠14の下面に設けられ
た軸箱受け15に、車輪16,17を備えた前後
2本の車軸18,19を、それらの車軸18,1
9に設けられた軸箱20,21を嵌入させて上下
及び左右(車軸18,19の軸方向)に移動自在
に設けるとともに、前後一対の軸箱20,21間
にサポート部材22,23を架設して成る。サポ
ート部材22,23は、上記基板3を固着してこ
の考案の研摩装置Aを支持するものであり、この
サポート部材22,23の各々の中間部において
両サポート部材22と23とを達成する形に設け
られた中間軸25,26を周方向に回動自在に相
互に嵌合させている。一方、サポート部材22,
23の前端および後端には、筒部30,31が固
設され、軸箱20,21に補助金具27を介して
取り付けられた軸部材28,29とこの筒部3
0,31とを嵌合させて軸部材28,29の周方
向に相対的に回動自在に架設されている。軸箱2
0,21の側面に設けられたフランジ32の一方
と軸箱受け15の車軸方向を向く側面との間、及
び軸箱20,21の上面と軸箱受け15の内部下
面との間に、ゴム等の緩衝部材33,34が設け
られている。
したがつて上記の構成においては、サポート部
材22,23は、左右のレールとの関係において
車輪16,17の車軸方向の移動に追従して左右
方向に移動できるとともに、左右レール走行面に
上下方向の段差がある処を車輪16,17が通過
する際には中間軸25,26との間で回動吸収し
て車輪16,17の上下移動に円滑に追従する。
なおこの際、サポート部材22,23に対する軸
箱20,21側の捩れは筒部30,31に対する
軸部材28,29の回動によつて吸収される。
次に、この考案に係る研摩装置Aの具体構造を
第5図ないし第11図により説明する。
基板3は、上部固定片9と下部固定片11、軸
受け36,37、及びガイド部材38(第7図)
を前後(第9図で左右)に各一組宛それぞれ備
え、サポート部材22,23にほぼ垂直に固着さ
れている。また、上下部材2は、受圧板8と軸受
け39,40、研摩石1の固着溝42、及びガイ
ド部材43(第7図)を備え、受圧板8を基板3
の上部固定片9と下部固定片11との間に配し、
かつ基板3のガイド部材38に自体のガイド部材
43を第7図のように噛み合わせた状態で、平行
リンク6,7によつて上下自在に支持されてい
る。なお、平行リンク6,7は、その根端部を、
基板3の軸受け36,37に挿入された枢軸4に
枢着されるとともに、その先端部に、上下部材2
の軸受け39,40に挿入された枢軸5を枢支し
て上下部材2を支持している。上記の固定溝42
は、研摩石1を装入し得る大きさに形成されると
ともに、その側面(第5図で手前側の面)を蓋板
44でおおわれており、この中に研摩石1を装入
し、ターンバツクル構造のネジ機構(上下手段)
45による楔部材46の下降により、介在部材4
7を介して研摩石1を固着することができるよう
に構成されている。なお、図のものは、1枚の上
下部材2に3個の研摩石1が、楔部材46を主体
とする固着機構により個々に取り付けられるよう
になつているが、研摩石1の取付け個数や固着機
構の具体構造は図のものに限られるものではな
い。
また、上記基板3の上部固定片9と受圧板8の
間、及び受圧板8と下部固定片11の間には、前
述のように、上部空気バネ10と下部空気バネ1
2がそれぞれ個々に装着されている。上部空気バ
ネ10は、空気の圧入を受けて膨張し、受圧板8
を介して上下部材2を下方に押し下げ、研摩石1
をレール48の走行面に圧接させるものであり、
また、下部空気バネ12は、空気の圧入で膨張
し、受圧板8を介して上下部材2を上方に押し上
げ、研摩石1をレール48の走行面から上方に浮
かせるものである。
ここで、ネジ機構45は、相互に逆方向の螺子
をもつ2本のボルト部材67,68を直線上にナ
ツト部材69に螺合して成り、上側のボルト部材
67の上部を固定ピン70で上下部材2に取り付
けられている。そして下側のボルト部材68の下
部には、下方にゆくにしたがつて薄く形成された
楔部材46の上部が結合ピン71で取り付けられ
ており、ボルト部材67,68に対するナツト部
材69の回転で楔部材46を上下させ得る構成と
なつている。介在部材47は、上方にゆくにした
がつて薄くなるよう楔状に形成され、左右の側縁
に形成された係止爪65を上下部材2に形成され
た切欠き66に入れて固定溝42内に装入され、
厚さ方向にだけ自由に動いて上下方向には動くこ
とができない構成とされている。
上記上部空気バネ10と下部空気バネ12のエ
ア回路の一例を第12図により説明すると、4個
の上部空気バネ10は並列にパイプ50に連結さ
れ、また他の4個の下部空気バネ12はこれも並
列にパイプ51に連結されている。上記2本のパ
イプ50,51は切換弁52と、パイプ53を介
して空気の供給源54に連絡されており、イの切
換位置でパイプ51がパイプ53に連絡されると
ともに、パイプ50が大気に開放され、またロの
中立位置でパイプ50,51が共に大気に開放さ
れ、さらにハの位置でパイプ50がパイプ53に
連絡されるとともに、パイプ51が大気に開放さ
れるようになつている。
そして、上記パイプ50からはパイプ55が分
岐され、空気供給源54bの作動空気をブレーキ
制御弁72を介してブレーキ41(第1図)の作
動シリンダ56に送る操作回路57に組み込まれ
たアンロード弁58にパイロツト圧を与える構成
となつている。上記の構成においては、切換弁5
2の操作でパイプ53がパイプ50に連絡されて
上部空気バネ10が膨張し、この上部空気バネ1
0の作用で研摩石1がレール48の走行面に押圧
されると、パイプ55を通じてアンロード弁58
にパイロツト圧が作用し、ブレーキ41の作動シ
リンダ56の作用圧を大気に開放する。
第3図及び第5図中59は、第9図に示す基板
3の係止片60に設けられた小孔61と、第10
図に示す上下部材2の係止片62に設けられた小
孔63に差し込んで、上下部材2を上昇状態位置
にロツクするための係止ピンである。64は研摩
作業時に研摩石1を冷却するための散水ノズルで
ある。
次に上記のように構成されたこの考案の研摩装
置の作用を説明する。
この考案の研摩装置Aを搭載した台車Bは牽引
式のもので、レール走行面の凹凸を修正する研摩
作業に当つては、まず、上下部材2に設けられた
固定溝42にそれぞれ研摩石1を装入し、各研摩
石1の下端面を同一水平面に揃えた上でネジ機構
45を操作し、楔部材46を下降させることによ
つて研摩石1を介在部材47を介して押圧し固定
溝42内にしつかりと固着する。これを牽引車
(図示省略)に連結して使用する。第1図と第5
図等は、下部空気バネ12を膨張させて研摩石1
をレール走行面から上方に離し、基板3と上下部
材2の係止片60,62の小孔61,63に係止
ピン59を差し込んで上下部材2を基板3に固定
した状態を示すもので、この状態で、レール研摩
車を作業現場へ回送する。
上記のようにしてレール研摩車を作業現場まで
牽引移動したら、下部空気バネ12にエアを入れ
係止ピン59を抜き研摩作業走行のため出発す
る。スピードが所定のスピード(20Km/h以上が
好ましい)になると切換弁52が自動的にハの位
置に切り換えられて下部空気バネ12の空気圧を
大気に開放するとともに上部空気バネ10を膨張
させ、研摩石1をレール走行面に圧接させてレー
ル研摩車を牽引車で引き動かしレール走行面の凹
凸を修正する。この場合、下部空気バネ12の空
気圧は大気に開放されて完全に収縮して上昇力を
消失しているので、研摩石1は自重(上下部材2
等も含む)と上部空気バネ10の押力によつて正
しくレール走行面に圧接される。上部空気バネ1
0の膨張時においては、同時にアンロード弁58
にパイロツト圧が作用し、ブレーキ41の作動シ
リンダ56の空気圧が大気に開放されるため、ブ
レーキ41の解除操作を忘れても、ブレーキ41
をかけたままレール研摩車を動かす作業ミスが防
止される。研摩作業に当つては、必要に応じて散
水ノズル64から散水する。
研摩作業に当つてレール研摩車は、普通の車両
と同様に、レール48に対して車輪16,17を
振動させながら走るが、この際、サポート部材2
2,23は、軸箱20,21を介して直接車輪1
6,17に連結されているため、緩衝部材33,
34や台車枠14を介することなく、いわゆるバ
ネ下に取りつけられており、上記車輪16,17
がレール上を転走する際にはレール走行面の状態
にそのまま倣つて走行するため、このサポート部
材22,23に直接取りつけられている研摩装置
Aは車輪16,17の直接の動きに追従させられ
るため、研摩石1のレール走行面に対する圧接が
適正になされることになる。研摩作業中、ガイド
部材38,43が研摩石1の無用な横振れを阻止
するため、これによつてもレール走行面の研摩が
適正になされることになる。
研摩作業が終了したら、切換弁52をイの位置
に切り換え、上部空気バネ10の空気圧を大気に
開放するとともに、下部空気バネ12を膨張させ
て上下部材2と一緒に研摩石1を上昇させ、係止
ピン59を係止片60,62の小孔61,63に
差し込んで研摩石を上昇状態位置でロツクしレー
ル研摩車を回送する。
なお、図の研摩装置Aは平行リンク6,7に支
持されているが、これの支持手段は、研摩装置の
設備個数とともに任意である。また、前に述べた
ように、図のレール研摩車は牽引式になつている
が、台車枠に駆動装置を搭載して自走式とするこ
ともできる。
以上説明したように、この考案の研摩装置は、
台車に上下自在に設けられた上下部材の固定溝
に、上下手段によつて上記上下部材の移動方向へ
移動せしめられる楔部材と、介在部材、及び研摩
石が楔部材の移動方向と交差する方向へ並べて挿
入し、上記研摩石に、上記楔部材の楔作用による
押圧力を介在部材を介して加えて固定溝内に固定
する構成となつているため、各研摩石を迅速かつ
正確に固定溝内に強固に固着することができる。
しかも、一つの楔部材が一つの介在部材を介して
1個の研摩石を固着するものであるから、強い締
付力によつて研摩石を強固に固定できるのみなら
ず、固定の信頼性がすこぶる良い上、楔部材によ
る締付けが介在部材を介して面接触でなされるの
で、締付けの部分的な片寄りから応力が局部に発
生して研摩石が破壊されるようなこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の研摩装置を設備したレール
研摩車の側面図、第2図は同正面図、第3図はこ
の考案の研摩装置の設備例を示す一部破断の平面
図、第4図はサポート部材と車軸等の関係を示す
側面図、第5図はこの考案の研摩装置の一実施例
を示す正面図、第6図は同側面図、第7図は二つ
のガイド部材の噛合状態を示す平面図、第8図は
研摩石の取付構造を示す断面図、第9図は基板の
正面略図、第10図は上下部材の正面略図、第1
1図は研摩石等を装入した第10図のX−X部分
の断面略図、第12図は空気回路の一例を示す説
明図である。 1……研摩石、2……上下部材、42……固定
溝、45……上下手段(ネジ機構)、46……楔
部材、47……介在部材、B……台車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 台車に上下自在に設けられた上下部材の固定溝
    に、上下手段によつて上記上下部材の移動方向へ
    移動せしめられる楔部材と、介在部材、及び研摩
    石が楔部材の移動方向と交差する方向へ並べて挿
    入され、上記研摩石は、上記楔部材の楔作用によ
    る押圧力を介在部材を介して受けて固定溝内に固
    定されて成ることを特徴とするレール研摩車にお
    ける研摩装置。
JP15669884U 1984-10-17 1984-10-17 Expired JPH045540Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15669884U JPH045540Y2 (ja) 1984-10-17 1984-10-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15669884U JPH045540Y2 (ja) 1984-10-17 1984-10-17

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Publication Number Publication Date
JPS6171604U JPS6171604U (ja) 1986-05-15
JPH045540Y2 true JPH045540Y2 (ja) 1992-02-17

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ID=30714703

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JP15669884U Expired JPH045540Y2 (ja) 1984-10-17 1984-10-17

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