JPH0455227Y2 - - Google Patents

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JPH0455227Y2
JPH0455227Y2 JP17306387U JP17306387U JPH0455227Y2 JP H0455227 Y2 JPH0455227 Y2 JP H0455227Y2 JP 17306387 U JP17306387 U JP 17306387U JP 17306387 U JP17306387 U JP 17306387U JP H0455227 Y2 JPH0455227 Y2 JP H0455227Y2
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JP
Japan
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plate
oil cooler
tank body
buttful
cooling water
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JP17306387U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用ラジエータの出口側タンクに
内装されるオイルクーラと該オイルクーラに冷却
水を確実に導くためのバツフルプレートの取付け
構造に関する。
〔従来技術〕
比較的大型のエンジン冷却水用ラジエータの下
部タンクには第4図に示すような多板型(積層
型)オイルクーラが内装される。このオイルクー
ラは、一対の皿状金属板を逆向に重ねてエレメン
トとする。そしてそのエレメントの両端部に連通
孔を有し、該連通孔にリング状のスペーサを介し
て多段に積層し、最も外側のエレメントに一対の
ボス部5を取付けたものである。このようなオイ
ルクーラ6をタンク本体2に内装し、そのボス部
5のみをタンク本体2に液密に貫通する。次いで
オイルクーラ6とタンク本体2の開口端との間に
バツフルプレート7を位置させ、バツフルプレー
ト7の三方をタンク本体の内面に溶接により接合
し、次いで多数のチユーブの端部が貫通し該貫通
部が液密にろう付けされたチユーブプレートの周
縁をタンク本体2の開口縁に液密に接合してい
た。
〔解決しようとする問題点〕
ところがこのようなバツフルプレート7の取付
け構造は、比較的狭少なタンク本体2内にバツフ
ルプレート7の周縁を溶接により接合するため極
めて面倒であると共に、溶接の際、その溶接部に
おいてタンク本体2に変形が生じたり、溶接時
に、溶接に伴うスパツタ(溶材の飛散粒)が飛び
跳ね、それがオイルクーラの表面に付着し、クー
ラ表面を損傷する虞れがある。あるいはタンクを
流通する冷却水中に該スパツタが混入する虞れが
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は以上の問題点を取り除き、信頼
性の高い取付け構造を提供することを目的とし、
その構成は次のとおりである。
即ち、一端が開口された細長いタンク本体2の
長手方向一端部に冷却水用の出口パイプ1を突設
形成する。次に、タンク本体2の開口にチユーブ
プレート4の周縁を液密に接合し、該チユーブプ
レート4に多数のチユーブ3の端部を挿通固定す
る。更に、オイルクーラ6の長手方向両端部にオ
イル出入り口用のボス部5を突設し、該ボス部5
がタンク本体2に液密に貫通するように、オイル
クーラ6をタンク本体2に内装する。そしてオイ
ルクーラ6とチユーブプレート4との間に冷却水
迂回用のバツフルプレート7を出口パイプ1側に
寄せて位置させる。そしてそれによりタンク本体
2内の一部を深さ方向に二分させる。ここにおい
て本考案の特徴とするところは、弾性を有するバ
ツフルプレート7をその両側壁部8,8が開口側
に末広がりに形成された溝状に形成する。それと
共に両側壁部の開口端距離をタンク本体2の開口
のそれと等しくまたはそれより大にし且つ、バツ
フルプレート7をオイルクーラ6に固定したもの
である。
従つて本構造によれば、バツフルプレート7の
側壁部8がタンク本体2の内側壁に接し、且つバ
ツフルプレート7自体がオイルクーラ6に位置決
めされるから、バツフルプレート7の取付けを極
めて容易に且つ確実に行うことができる。そして
信頼性の高い取付け構造を提供し得る。
〔実施例〕
次に図面に基づいて本考案の実施例につき説明
する。
第1図は本取付け構造の分解説明図であり、第
2図はその組立状況を示す横断面略図である。こ
の実施例のオイルクーラ6はいわゆる多板型のも
のであり夫々のエレメントが一対の細長い皿状金
属板を逆向きに重ね合わせ、その周縁同志をろう
付け固定してなり、その長手方向両端部に連通孔
を穿設したものである。このようなエレメントを
その厚み方向に連通孔においてスペーサを介して
互いに接合する。そして最も外側のエレメントの
連通孔にボス部5をろう付け固定してなる。この
ようなオイルクーラ6の上面にバツフルプレート
7の溝底を一体的にろう付け固定する。このバツ
フルプレート7は溝型に形成され、その両側壁部
8,8が上方に向かつて末広がりに形成されてい
る。なお、側壁部8はある程度の弾性変形可能な
金属板より形成される。次にタンク本体2は、金
属または合成樹脂成形体からなり、その長手方向
一端に出口パイプ1が突設形成される。それと共
に、オイルクーラ6のボス部5に整合する位置に
一対の貫通孔12が穿設される。そこで、バツフ
ルプレート7を有するオイルクーラ6をタンク本
体2に挿入しそのボス部5をタンク本体2の側壁
の貫通孔12に図示しないOリングを介して締結
する。すると、側壁部8の縁部がタンク本体2内
面に接触しタンク本体2内を一部を残し上下に二
分する。なお、バツフルプレート7の一端部はタ
ンク本体2の長手方向一端部内面に接触し、バツ
フルプレート7の他端側はタンク本体2下端面と
の間に空間部が形成される。次に、チユーブ3及
びフイン9を有するチユーブプレート4の周縁部
をタンク本体2の開口縁に液密に接合する。なお
その接合は、タンク本体2が金属体からなる場合
には、ろう付け等により接合され、タンク本体2
が合成樹脂材からなる場合にはOリングを介して
カシメにより液密に接合される。
しかして、エンジン冷却水は夫々のチユーブ3
を流下し、タンク本体2に流入する。すると、そ
の冷却水は第1図においてバツフルプレート7上
を右から左側に流通しバツフルプレート7の左端
でUターンしてオイルクーラ6の各エレメント間
を流通し、タンク本体2の出口パイプ1より流出
する。このオイルクーラ6の各エレメント内には
一方のボス部より流入したオイルが夫々他方のボ
ス部5に向かつて流通し、そのオイルと前記冷却
水との間に熱交換が行われる。
従つて、このバツフルプレート7はチユーブ3
からタンク本体2内に流入した冷却水を効率良く
オイルクーラ6の各エレメント外面側に流通させ
熱交換を促進させるものである。
次に第3図は本考案の第2実施例であり、この
実施例ではバツフルプレート7の側壁部8からあ
るいは、バツフルプレート7の底面の縁部よりバ
ンド部11を突設させ、該バンド部11によりバ
ツフルプレート7がオイルクーラ6外周を抱持す
るように形成したものである。
次に第5図は本考案の他の実施例であり、この
実施例ではオイルクーラ6の下端隅部に係合片1
3をろう付け等の手段により突設し、タンク本体
2の底面に支持部材14をろう付けまたはスポツ
ト溶接等により固定する。そしてこの支持部材1
4の縁部に係止部を形成し、オイルクーラ取付け
の際、その係止部と係合片13とが係止されるよ
うに構成したものである。それにより、オイルク
ーラ6等に上下方向の荷重が加わつたとき、支持
部材14によりその荷重を支持する。そしてオイ
ルクーラ6を図の状態に安定して保持するもので
ある。
〔考案の効果〕
本考案のオイルクーラ取付け構造は以上のよう
な構成からなり、次の効果を有する。
バツフルプレート7が弾性を有しその側壁部8
が開口側に末広がりに形成された溝状になつてい
る。それと共に、側壁部8,8の開口端間距離が
ほぼタンク本体2のそれに等しく又はそれ以上に
形成され且つ、バツフルプレート7をオイルクー
ラ6に固定しているから、バツフルプレート7と
オイルクーラ6との相対関係を一定とし且つ、バ
ツフルプレート7の側壁部8をタンク本体2内側
壁に接触させ、冷却水を確実にオイルクーラ6側
に導くことができる。しかも、本バツフルプレー
ト7はタンク本体2自体に直接、溶接等の手段に
より固定する必要がないから、バツフルプレート
7の取付けの作業性を改善することができる。し
かもタンク内での溶接に伴うスパツタの飛散によ
り、オイルクーラを損傷させたり、流通する冷却
水中に該スパツタを混入させる虞れがない。又バ
ツフルプレート7の側壁部8が開口側へ末広がり
に形成されているから、該バツフルプレート7を
タンク本体2に挿入する際に容易に行い得ると共
に、その弾性により側壁部8先端縁をタンク本体
2内面に確実に接触させることができ冷却水を確
実に誘導できる。更に、末広がりな側壁部8の存
在によりチユーブ3端部より流出した冷却水をバ
ツフルプレートに沿つて円滑に迂回させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例のオイルクーラ取
付け構造の分解説明図、第2図はその組立状態を
示す横断面略図、第3図は本考案の第2実施例の
オイルクーラ6及びバツフルプレート7の斜視略
図、第4図は従来型取付構造の要部斜視略図、第
5図は本考案の他の実施例を示す。 1……出口パイプ、2……タンク本体、3……
チユーブ、4……チユーブプレート、5……ボス
部、6……オイルクーラ、7……バツフルプレー
ト、8……側壁部、9……フイン、10……溶接
部、11……バンド部、12……貫通孔、13…
…係合片、14……支持部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端が開口されると共に、長手方向の一端部に
    冷却水出口パイプ1が突設された細長いタンク本
    体2と、該本体2の前記開口に周縁が液密に接合
    され、多数のチユーブ3の端部が挿通固定された
    チユーブプレート4と、前記本体2に内装され長
    手方向両端部にオイル出入り口用のボス部5が突
    設され、該ボス部5が前記本体2に液密に貫通す
    るオイルクーラ6と、前記オイルクーラ6と前記
    チユーブプレート4との間に位置され前記出口パ
    イプ1側に寄せて該本体2内の一部を深さ方向に
    二分する冷却水迂回用のバツフルプレート7と、
    を具備するラジエータタンクのオイルクーラ取付
    け構造において、弾性を有する前記バツフルプレ
    ート7をその両側壁部8,8が開口側に末広がり
    に形成された溝状に形成すると共に、前記両側壁
    部8,8の開口端間距離を前記タンク本体2の開
    口のそれに等しくし又はわずかに大にし且つ、該
    バツフルプレート7を前記オイルクーラ6に固定
    したことを特徴とするラジエータタンクのオイル
    クーラ取付け構造。
JP17306387U 1987-11-12 1987-11-12 Expired JPH0455227Y2 (ja)

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JP17306387U JPH0455227Y2 (ja) 1987-11-12 1987-11-12

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JP17306387U JPH0455227Y2 (ja) 1987-11-12 1987-11-12

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JPH0176513U JPH0176513U (ja) 1989-05-24
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JPH0176513U (ja) 1989-05-24

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