JPH0624700Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0624700Y2
JPH0624700Y2 JP1987098030U JP9803087U JPH0624700Y2 JP H0624700 Y2 JPH0624700 Y2 JP H0624700Y2 JP 1987098030 U JP1987098030 U JP 1987098030U JP 9803087 U JP9803087 U JP 9803087U JP H0624700 Y2 JPH0624700 Y2 JP H0624700Y2
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JP
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heat exchanger
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JP1987098030U
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広仲 佐々木
良一 星野
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昭和アルミニウム株式会社
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、例えばカークーラーのコンデンサーとして
使用されるような熱交換器、とくにマルチフロー型の熱
交換器の構造に関する。
従来の技術 従来、カークーラーのコンデンサーとして用いられるよ
うな熱交換器には、一般にサーペンタイン型のものが多
く用いられている。即ち、ハモニカチューブと称される
ような多孔扁平チューブを蛇行状に曲げ、その平行部間
にフィンを配置してコアを構成した熱交換器が一般に用
いられている。斯る熱交換器の場合、それを自動車の車
体へ取付けるための取付構造としては、例えば第4図お
よび第5図に示すように、断面コ字状の鉄製チャンネル
部材(100)を、アルミニウム製チューブ(101)とコルゲー
トフィン(102)により構成されたコア(103)の両端に取付
け、チャンネル部材(100)の両側壁によってコアを挟持
するとともに、このチャンネル部材の側壁上部に、取付
け孔(104)を有する平板状の上側ブラケット(105)をスポ
ット溶接等により固着するとともに、側壁下端には下方
に突出するガイドピン(106)を有する断面L字状の下側
ブラケット(107)を固着し、そして下側ブラケットのガ
イドピン(106)によって熱交換器を支えるとともに、上
側ブラケット(105)に設けた取付け孔(104)を介して熱交
換器を車体に固定するものとしていた。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の取付構造においては、ブラケット
(105)(107)をチャンネル部材(100)にスポット溶接等で
固着し、更にチャンネル部材(100)をコアにリベットや
ボルト等で固着するため、それらの固着作業に手間がか
ゝり、生産性が悪いのみならず、チャンネル部材(100)
及びブラケット(105)(107)の付設のために重量的にも重
いものとなり、更にはコアとチャンネル部材に異種金属
が使われることになるため両者の接触部から腐食が発生
し易いというような問題点があった。
一方、上記サーペンタイン型熱交換器では、熱交換媒体
通路が1本の扁平チューブにより形成されるものである
ため、通路断面積を大きく確保することが困難であると
いう理由から、近時、カークーラー用コンデンサーの用
途においてもマルチフロー型の熱交換器の実用化が注目
されている。即ち、第1図に示されるように多数の扁平
チューブ(1)とコルゲートフィン(2)とを交番配置
に平行状に配列し、チューブ(1)群の両端に平行状に
ヘッダー(3)(4)を配置して上記チューブ(1)と
連通せしめるものとした熱交換器の使用が着目されてい
る。ところが、このような型式の熱交換器においては、
殊更従来のサーペンタイン型熱交換器に用いられるよう
な取付構造を採用することは、前記同様の問題点の派生
もさることながら、ヘッダーの存在のためにチャンネル
部材を取付けることも困難で到底採用しうるものではな
い。
そこでこの考案は、上記のような技術的背景の中で、マ
ルチフロー型熱交換器について、可及的に少ない部品点
数で組立て可能なものとしながら、同時に自動車の車体
等への取付けも簡易かつ強固に行いうるものとした熱交
換器を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この考案は、上記の目的において、筒状ヘッダーの両端
の閉塞に用いる蓋片に、取付用の雌ねじ穴を有するもの
を用い、該蓋片をもってヘッダーの端面閉塞と熱交換器
の取付けとに兼用しうるようにしたものである。
即ち、この考案は、平行状に配列された多数本のチュー
ブ群の両端に中空筒状のヘッダーが連通状態に接続され
たマルチフロー型の熱交換器において、前記ヘッダーの
一端もしくは両端に、外向きに開口した雌ねじ穴を有す
る盲蓋が、その少なくとも一部を嵌め込み状態にして固
着され、該盲蓋によってヘッダーの端面が閉塞される一
方、同盲蓋に前記雌ねじ穴を利用して取付用ブラケット
等の取付部品をねじ止め固着しうるものとなされている
ことを特徴とする熱交換器を要旨とする。
実施例 次にこの考案の構成を、カークーラーの凝縮器用アルミ
ニウム製熱交換器に適用した実施例に基いて説明する。
なおこの明細書において、アルミニウムの語はアルミニ
ウム合金を含む意味において用いる。
第1図〜第3図において、(1)は水平状態で平行状に
配置された多数のチューブ、(2)はその隣接するチュ
ーブ(1)(1)間に介在されたコルゲートフィンであ
る。チューブ(1)はアルミニウム材による偏平状の押
出形材をもって構成されたものである。このチューブ
(1)はいわゆるハモニカチューブと称されるような多
孔型のものを用いても良いし、また押出形材によらず電
縫管を用いても良いし、コルゲートフィン(2)はチュ
ーブ(1)とほぼ同じ幅を有し、ろう付によりチューブ
に接合されている。コルゲートフィン(2)は、望まし
くはルーバーを切り起したものを用いるのが良い。
(3)(4)は断面円形の左右の中空ヘッダーであり、
前記各チューブ(1)群の両端にそれと連通状態に接合
連結されたものである。かつ左右ヘッダー(3)(4)
の上下両端は、いずれも蓋片によって密閉されるもので
あるが、この考案の適用に係る図示実施例においては、
特に下端側を閉塞する蓋片として第3図に詳細図示する
ような雌ねじ穴(6)を有する盲蓋(5)が用いられて
いる。
上記盲蓋(5)はヘッダー(3)(4)と同じくアルミ
ニウム製のものであり、一端にフランジ(5a)を有す
る栓体の形につくられ、その嵌合部(5b)をヘッダー
(3)(4)の端部開口部内に嵌め込んだ状態で、両面
ブレージングシートからなるヘッダー(3)(4)の皮
材を利用してろう付けによりそれに一体かつ密に接合固
定されている。また、前記雌ねじ穴(6)は、フランジ
(5a)側の外面中央部に所定深さに刻設されたもので
あり、従って、ヘッダー(3)(4)に対し外向きに開
口したものとなされている。なお、ヘッダー(3)
(4)の端部周壁にはその一部を内方に突出させて盲蓋
の仮止め用突起(7)が形成され、盲蓋(5)をその取
付けに際してヘッダー(3)(4)に嵌合したさい、ろ
う付け完了までの段階で不慮に脱外、移動するのを阻止
するようになされている。
(8)(8)はアルミニウム板のプレス加工部品からな
る取付用の下部ブラケットであり、第1図に示す側面視
において略Z字状に形成され、その上部水平部(8a)
が、前記ヘッダー(3)(4)の下端の盲蓋(5)にそ
の雌ねじ穴(6)を利用してボルト(9)によりねじ止
め固着されると共に、更に第1図に示すように最外側の
コルゲートフィン(2)の外側を覆って付設されたサイ
ドプレート(10)にタッピングねじ(11)をもってねじ止め
されている。かつブラケット(8)の下部水平部(8
b)には、第1図及び第2図に示すように位置決め兼防
振用のゴム製グロメット(12)が取付けられている。
(13)(13)は取付用の上部ブラケットであり、これらのブ
ラケットはそれぞれ一端の断面円弧状に形成された取付
部(13a)をもってヘッダー(3)(4)の外周面に添接
し、ろう付けすることによってそれらに固着されてい
る。かつこれらのブラケット(13)の上端には、ボルト等
による止着用のU字状切欠き(14)が形成されている。
その他(15)は左側のヘッダー(3)の上部に取付けられ
た冷媒入口管、(16)は右側のヘッダー(4)の下部に取
付けられた同出口管、(17)(18)は相互に高さ位置を異に
して左右の両ヘッダー(3)(4)内にそれぞれ設けら
れた仕切板である。もって冷媒入口管(15)から左ヘッダ
ー(3)に流入した冷媒は、チューブ(1)群によって
構成される全冷媒通路をめぐって蛇行状に流通して冷媒
出口管(16)から流出し、この間に、チューブ(1)
(1)間に形成されたコルゲートフィン(2)を含む空
気流通間隙を流通する空気と熱交換を行い、凝縮するも
のとなされている。
上記の熱交換器は、例えば自動車の車体への取付けに際
し、下部ブラケット(8)(8)の下端のグロメット(1
2)(12)を車体側の対応孔またはピンに嵌合して位置決め
し、上部ブラケット(13)のU字状切欠き(14)を利用して
ボルト等により車体側に固定するものである。なお、実
施例では、盲蓋(5)にブラケット(8)をねじ止めす
るものとして示したが、盲蓋(5)の雌ねじ穴(6)を
利用してヘッダー(3)(4)の下端を直接車体側にボ
ルトによりねじ止め固定するものとしても良い。
また、実施例では、両ヘッダー(3)(4)の下端側の
みに雌ねじ穴(6)を有する盲蓋(5)を取付けたもの
を示したが、いずれか一方のヘッダーのみに上記盲蓋を
取付けたものとしても良いし、逆にヘッダー(3)
(4)の上端側にも同様の盲蓋を取付けたものとする場
合も、勿論この考案の実施態様の範囲内のものとして許
容されるものである。
考案の効果 この考案は上述のように、熱交換効率の良いマルチフロ
ー型の熱交換器を対象として、そのヘッダーの一端もし
くは両端に、外向きに開口した雌ねじ穴を有する盲蓋を
固着するものとして、該盲蓋により、ヘッダーの端面の
閉塞と取付用ねじ穴の提供とを兼ねさせるものとしてい
ることにより、それらの両機能を別の部品に求める場合
に較べて構成部材点数を減少でき、ひいては熱交換器の
生産性を向上することができると共に、軽量化をはかる
ことができる。かつ盲蓋はその少なくとも一部をヘッダ
ーの端部に嵌め込み状態にして固着されたものであり、
ヘッダー端部が中実構造となって、その剛性が高められ
るとともに、盲蓋の雌ねじ穴を利用して熱交換器の取付
けを可能なものとしていることにより、車体等に取付け
た場合にヘッダーの軸線方向および振動等により軸線方
向と直交する方向に作用する荷重を直接ヘッダーの下端
で支承せしめることができ、取付強度を優れたものとす
ることができる。さらに、盲蓋は栓体等のシンプル形状
の部材に、ねじ穴を形成するだけで形成することがで
き、盲蓋等の構成部品の製造を容易に行うことができ
る。また、取付用ブラケットの溶接による取付けの必要
性を排除しうることから、熱交換器のコアとそれに直接
付設される部品の金属材料を例えばアルミニウム材で統
一することが可能であり、異種金属の接触による腐食の
防止をはかりうるので、耐食性にも優れた熱交換器の提
供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す熱交換器全体の正面
図、第2図はその側面図、第3図は要部の拡大縦断面図
である。第4図及び第5図は従来の熱交換器を示すもの
で、第4図は全体正面図、第5図はその取付用の上部ブ
ラケットの取付状態を示す一部平面図である。 (1)……チューブ、(2)……フィン、(3)(4)
……ヘッダー、(5)……盲蓋、(5a)……フラン
ジ、(5b)……嵌合部、(6)……雌ねじ穴、(8)
……取付用ブラケット、(9)……ボルト。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行状に配列された多数本のチューブ群の
    両端に中空筒状のヘッダーが連通状態に接続されたマル
    チフロー型の熱交換器において、 前記ヘッダーの一端もしくは両端に、外向きに開口した
    雌ねじ穴を有する盲蓋が、その少なくとも一部を嵌め込
    み状態にして固着され、該盲蓋によってヘッダーの端面
    が閉塞される一方、同盲蓋に前記雌ねじ穴を利用して取
    付用ブラケット等の取付部品をねじ止め固着しうるもの
    となされていることを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】ヘッダー及び盲蓋がいずれもアルミニウム
    材からなり、ろう付けによって相互が接合固着されてな
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の熱交換器。
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