JPH0455163A - 踏切遮断機の遮断桿動作異常検出装置 - Google Patents

踏切遮断機の遮断桿動作異常検出装置

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JPH0455163A
JPH0455163A JP2162857A JP16285790A JPH0455163A JP H0455163 A JPH0455163 A JP H0455163A JP 2162857 A JP2162857 A JP 2162857A JP 16285790 A JP16285790 A JP 16285790A JP H0455163 A JPH0455163 A JP H0455163A
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正善 坂井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は踏切遮断機の遮断桿動作異常検出装置に関する
〈従来の技術〉 一般に踏切遮断機では、遮断環の回動動作時の負荷を減
らし遮断環駆動用モータを小型化するために、遮断環と
反対側に錘を設けるようにしている。ところが、遮断環
と錘の釣合いか不適切である場合、遮断押開か重すぎる
と、遮断環か開き難く、かつ、遮断環下降速度が速過ぎ
るため、人や車の通行を妨害する虞れか生じる。また、
逆に遮断押開か軽過ぎると、停電時において遮断環か閉
じ難く、また、閉している遮断環が開いてしまう虞れか
あり、アラームとしての機能を損なう虞れが生じる。従
って、遮断環と錘とのアンバランスに基づく遮断環の異
常動作を調へることは極めて重要である。
そして、従来の遮断環の異常動作の検出は、踏切遮断機
の設置現場において、遮断環の上昇或いは下降動作を行
い、その際の上昇時間や下降時間を計測することにより
、遮断環と錘のバランス状態を調べるようにしていた。
〈発明か解決しようとする課題〉 ところで、遮断機は、通常第12図に示すように回動軸
1に対して遮断環2と錘3とか互いにオフセットして取
り付けられているため、遮断環の水平時における釣合い
は錘のX方向への移動で調整し、垂直時における釣合い
はX方向への移動で調整する。このため、錘をX方向に
移動させて遮断捏水平時のバランスを適正にしても垂直
時にバランスするとは限らず、逆にX方向に移動させて
垂直時のバランスを適正にしても水平時にバランスする
とは限らない。
しかしながら、遮断環の動作時間の計測値で検出する従
来方法では、前記動作時間は、遮断環が水平状態と垂直
状態との間で移動に要するトータル時間であるため、水
平側や垂直側でバランスが悪く遮断押開が重過ぎたり軽
過ぎたりして正常に動作していなくとも1・−タル時間
か正常範囲内にあれは正常であると判断してしまう虞れ
かあった。
また、遮断環の回動動作は、遮断環の回動動作方向に対
して水平成分の風向きの影響を受けるため、誤判定する
ことがある。
本発明は上記の事情に鑑みなされたもので、遮断環駆動
モータの動作特性を調べることにより、遮断環と錘のア
ンバランス状態に基づく動作異常を正確に検出できる踏
切遮断機の遮断環異常動作検出装置を提供することを目
的とする。また、出口専用の遮断機において、遮断環駆
動モータの動作状態から障害物による遮断環動作異常の
検出を可能とした踏切遮断機の遮断環異常動作検出装置
を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため本発明は、モータにより昇降回動駆動される遮
断環を備えた踏切遮断機において、遮断環の回動角度を
検出する角度検出手段と、遮断環上昇時のモータ電流を
検出するモータ電流検出手段と、前記両検出手段からの
検出信号に基づいて予め定めた少なくとも2点の所定、
上昇角度におけるモータ電流値をサンプリングする電流
値サンプリング手段と、該電流値サンプリング手段でサ
ンプリングされた各電流値のレベル判定を行い予め設定
した所定レベル範囲にないとき動作異常と判定する判定
手段とを備えて構成した。
また、動作異常判定に、ファジィ推論を用いて行う構成
とした。
また、角度検出手段、モータ電流検出手段及び電流値サ
ンプリング手段を、軌道を挾んで対向する2つの遮断桿
毎に設け、電流値サンプリング手段でサンプリングされ
た各所定角度における電流値の平均値を算出する平均電
流値算出手段を設け、算出した所定角度毎の電流平均値
に基づいて動作異常判定を行う構成とした。
また、モータ電流値に代えてモータ回転速度に基づいて
動作異常判定を行う構成とした。
更に、モータにより昇降回動駆動される遮断桿を備えた
踏切遮断機において、遮断桿の回動角度を検出する角度
検出手段と、遮断桿下降時のモータ電流を検出するモー
タ電流検出手段と、前記両検出手段からの検出信号に基
づいて予め定めた所定下降角度におけるモータ電流の変
化率を算出する電流変化率算出手段と、該電流変化率算
出手段で算出された電流変化率のレベル判定を行い予め
設定した所定レベル以上のとき動作異常判定出力を発生
する判定手段とを備えて構成し、障害物を検出する構成
とした。
また、上記の障害物検出の構成において、電流変化率を
、軌道を挟んで対向する2つの遮断桿の平均値とし、こ
の平均値に基づいて動作異常判定を行う構成とした。
〈作用〉 かかる構成において、遮断桿の上昇過程において、角度
検出手段が予め定めた所定角度になったことを検出する
と、モータ電流検出手段或いはモータ回転速度検出手段
で検出されたそのときの電流値或いはモータ回転速度を
、サンプリング手段がサンプリングする。そして、この
サンプリング値か予め定めた所定レベル範囲にあるか否
かを判定手段が判定し、所定レベル範囲にないときには
動作異常と判定する。
また、軌道を挟んで対向する2つの遮断桿に対するモー
タ電流値或いはモータ回転速度の平均値に基づいて動作
異常判定を行えば、遮断桿の回動動作に対して互いに反
対側に作用する遮断桿回動動作水平方向の成分の風の影
響を取り除くことができる。
また、遮断桿の下降時における所定角度における電流値
或いはモータ回転速度の変化状態を検出し、この変化状
態を用いることにより、遮断桿における障害物の有無の
検出が可能となる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の第1実施例の概略構成を示す第1図において、
軌道11の踏切道12に互いに対向して設けられた遮断
機A、  Bは第12図に示す従来のものと同様の構成
であり、モータMA、MBにより遮断桿2A、2Bが昇
降回動駆動される。
モータ電流検出手段としての電流トランス13゜14は
、対応する遮断桿A、 Bのモータ電流を検出し、その
検出電流は、整流回路15.16を介して整流されラッ
チLA1.LA2及びラッチLB 1゜LB2に入力さ
れる。
また、角度検出手段としてのエンコーダ17.18は、
対応する遮断機A、  Bの遮断桿上昇時の遮断桿回動
角度θを検出し、その出力はそれぞれカウンタCTAI
、CTA2及びカウンタCTB l。
CrB2に入力される。カウンタCTA1.CTA2及
びカウンタCTBI、CTB2は、それぞれ予め設定し
た所定角度θ1.θ2 (θ1くθ2)になるとラッチ
LAI、LA2及びラッチLBI。
LB2に信号を出力し、ラッチLAI、LA2及びラッ
チLB1.LB2は、そのとき入力する電流値I AI
、  I A2及びIBI+IB□を保持する。従って
、カウンタCTAI、CTA2.CTBI、CrB2と
ラッチLAI、LA2.LBI、LB2が電流値サンプ
リング手段に相当する。
加算平均回路19は、遮断機A、  Bの各ラッチLA
t、LBIからの出力電流値IA1.I8.(所定角度
θ、での電流値)の加算平均値11を算出する。他方の
加算平均回路20は、遮断機A、  Bの各ラッチLA
2.LB2からの出力電流値I A2. IB2の加算
平均値I2を算出する。ここで、加算平均回路19.2
0が平均電流値算出手段に相当する。
レベル検定回路2L 22は、それぞれの加算平均回路
19.20からの出力が予め設定した所定レベル範囲に
あるか否かを判定し、所定レベル範囲にあるときに出力
を発生する。AND回路23は、両レベル検定回路21
.22が共に出力したときに遮断環の正常検出出力を発
生する。レベル検定回路21゜22及びAND回路23
で判定手段が構成される。
次に動作を説明する。
まず、両速断機A、 Bの遮断環2A、2Bを水平状態
(回動角度θ=0)にし、この状態からモータMA、M
Bを始動させて遮断環2A、2Bを上昇させる。遮断環
2A、2Bが上昇すると、電流トランス13.14によ
りモータ電流が検出され、整流回路15.16により整
流された後、それぞれラッチLAI、LA2及びLBI
、LB2に入力される。また、エンコーダ17. 18
から遮断環2A、2Bの回動角度θに対応する信号が各
カウンタCTAl、CTA2及びCTBI、CrB2に
入力される。そして、まず、遮断環2A、2Bか予め設
定した回動角度θ1 (例えば30°)になるとエンコ
ーダ17.18からの信号に基づいてカウンタCTA1
.CTBIから出力か発生しラッチLAI。
LBIがそのとき入力したモータ電流値をI AI+I
B+として保持する。その後、遮断環2A、2Bがもう
1つの設定回動角度θ2 (例えば8o0)になるとエ
ンコーダ17. 18からの信号に基づいてカウンタC
TA2.CTB2から出力が発生しラッチLA2.LB
2かそのとき入力したモータ電流値をI A2+  I
 B2として保持する。
そして、ラッチLAI、LBIに保持されたモータ電流
値I AI+  IBIは加算平均回路19に入力され
、ラッチLA2.LB2に保持されたモータ電流値■9
□+  IB□は加算平均回路20に入力され、それぞ
れの所定回動角度θ1.θ2におけるモータ電流の平均
値r、、r2が算出される。このように、互いに対向す
る遮断機A、  Bのモータ電流の平均値I、、I2を
算出することにより、遮断環2A。
2Bの回動動作方向と平行な風の成分の影響を取り除く
ことかできる。即ち、風が第1図中の矢印W方向に吹い
ているとすると、遮断環2Aの上昇動作に対しては順風
となって遮断環2Aが恰も軽くなるように作用し、遮断
環2Bの上昇動作に対しては逆風となって遮断環2Bが
恰も重くなるように作用する。従って、両遮断桿2A、
2Bに対する風の影響は互いに相反するので、両者の平
均値を取れば風の影響を取り除くことかできる。
そして、加算平均回路19.20で算出された平均値1
1.I2を対応するレベル検定回路21.22に入力し
、それぞれ予め設定した所定範囲にあるか否かを判定し
、両平均値11.I2が共に所定範囲にある場合は、レ
ベル判定回路21.22から出力が発生し、AND回路
23の出力により水平方向のバランス及び垂直方向のバ
ランスが共に良好で遮断押動作が正常と判定される。ま
た、レベル検定回路21、22の少なくとも一方の出力
かない場合は、AND回路23の出力かなく水平方向の
バランス又は/及び垂直方向のバランスが狂っており、
遮断押動作異常と判定される。
ここで、遮断環の負荷バランスとモータ電流との関係に
ついて説明すると、遮断環上昇時にモータにかかる負荷
fは、水平状態の回動角度θをOとすると、 f=a1 ・cosθ十a2・sinθで表される。尚
、alは第12図て錘3をX方向に移動させた時に変化
する水平方向(θ=0の時)の負荷、a2は錘3をX方
向に移動させた時に変化する垂直方向(θ=90°の時
)の負荷である。
そして、下降方向の力を正とすると、停電時遮断環か自
重で下降するフェールセーフな構成とするためには、a
l>O,a2>0とする必要がある。
ただし、alr82をあまり大きくすると遮断環の下降
速度が速過ぎてしまう。従って、遮断環と錘のバランス
か良好で遮断環が正常動作するal+a2は、第2図の
破線で囲まれた範囲とすることができる。そして、第3
図に示す遮断桿上昇時のモータ電流特性における適当な
2つの上昇角度θ1゜θ2に対する電流値11.I2と
前記al、a、とは第4図のような関係にあり、従って
、上述したように、前記上昇角度θ1.θ1における電
流値11、I2を検出することにより、遮断桿の負荷バ
ランスの良否を推定でき、遮断桿の動作異常の検出がで
きる。
かかる構成によれば、水平側と垂直側のバランス状態を
それぞれ検出することが可能であり、遮断桿の負荷バラ
ンスの調整不良による動作異常を正確に検出できる。ま
た、互いに対向する遮断機A、  Bのモータ電流の平
均値を用いることによって、風の影響を取り除くことか
できるので、風が吹いている場合でも、錘の取付は位置
調整が可能である。更に、遮断桿に竹が使用されている
場合でも、竹の重さの低下に伴うアンバランスを風の影
響を受けずに検出できる。
上記第1実施例では、モータ電流値を用いたがモータ回
転速度を用いても同様にして遮断桿の動作異常検出がで
きる。この場合の構成を第5図に示し説明する。
第5図において、電流トランスに代わって各遮断機A、
 Bの遮断桿上昇時におけるモータ回転速度NA、NB
、を検出する周波数電圧変換回路31.32が設けられ
ている。ここで、エンコーダ17.18及び周波数電圧
変換回路31.32でモータ回転速度検出手段を構成す
る。尚、その他の構成は第1実施例と同様であり、説明
を省略する。
かかる構成において、各遮断機A、  Bの遮断桿上昇
時におけるモータ回転速度NA、N、は、エンコーダ1
7.18からの信号を周波数電圧変換回路31゜32で
変換して得られる。尚、遮断桿上昇時のモータ回転速度
Nの特性は第6図のようになっている。
そして、予め設定された所定の上昇角度θ1゜θ2にお
けるモータ回転速度NAl+NA□及びNBIN8□を
ラッチLAI、LA2及びLBI、LB2にカウンタC
TA1.CTA2及びCTBI、CrB2からの信号に
基づいてラッチさせる。
その後は、第1実施例と同様にして、所定角度θ1にお
ける平均モータ回転速度N1と所定角度θ2における平
均モータ回転速度N2とを加算平均回路19.20でそ
れぞれ算出し、レベル検定回路21、22においてレベ
ル検定されて所定レベル範囲にないときアンド回路23
からの出力に基づいて遮断桿の動作異常検出が行われ、
第1実施例と同様に遮断桿の負荷バランスの不良に起因
する動作異常を、従来に比べて正確に検出することがで
き、風の影響も取り除ける。
次に、第7図に示す第3実施例について説明する。
この実施例は、第1図に示す第1実施例の構成における
加算平均回路19.20で算出された所定上昇角度θ1
.θ2における平均電流値11.Lを入力情報としてフ
ァジィ推論を行って遮断桿A。
Bの動作異常を検出するものである。
第1実施例のレベル検定回路21.22の代わりにファ
ジィ推論を実行するマイクロコンピュータを内蔵した判
定手段としてのコントロールユニット40を設けて構成
される。
次に動作を説明する。尚、モータ電流値の平均値11.
12を算出するまでの過程は、第1実施例と同様である
ので説明を省略し、ファジィ推論による動作異常検出動
作について第8図のフローチャートに従って説明する。
まず、ステップ1(図中81とし、以下同様)では、加
算平均回路19.20からのモータ平均電流値II、I
2を読み込む。
ステップ2では、ステップ1で読み込んだ平均電流値1
1.12の差ΔI (=I2−I、’)を演算する。
ステップ3では、第9図(a)〜(C)に示すように■
112及びΔ■に対して予め設定したメンバーシップ関
数を用いて、前記ステップ1,2で得られた11、I2
及びΔIの値が、以下に示す■〜■の各ルールにマツチ
ングする度合いを求める。
ルール ■ もしI1がPSかつI2がPSかっΔIかZならば
正常。
■ もし11かPSかつI2がZかっΔ■かNSならは
垂直方向の錘か重い。
■ もしI1がZかつI2がPSかつΔ■がPSならば
水平方向の錘が重い。
■ もし11かPMならば水平方向の錘か軽い。
■ もしI2がPMかつΔIがPSならば垂直方向の錘
か軽い。
■ もし11がNSかっI2がNSかっΔIがZならば
垂直方向と水平方向の錘か重い。
ここで、前記度合いの決定は、各ルールにおいて前件部
の各位II、I2及び△■のマツチング度合いの最も小
さい値をとって、そのルールに対するマツチング度合い
とする。尚、前述のルールは一例を示すものであり、こ
れに限定されるものではない。
ステップ4では、ステップ3で得られた各ルール毎のマ
ツチング度合いから遮断桿と錘のバランス状態の判定を
行う。
このようにして、ファジィ推論を用いて遮断桿と錘のバ
ランス不良による動作異常を検出することかできる。
次に、遮断桿下降時のモータ電流値を用いて車等の障害
物を検出する装置の実施例を第10図に示す。尚、第1
実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略する
図において、カウンタCTA、CTBは、エンコーダ1
7.18からの角度信号により所定角度間隔てラッチL
A、LBに信号を出力する。ラッチLA、LBは、その
とき入力する電流値IA、I。
を保持する。
加算平均回路51は、ラッチLA、LBに保持された各
遮断機A、  Bのモータ電流り、I8を加算平均して
平均電流値■、を算出する。平均電流変化率検出回路5
2は、加算平均回路51で算出される平均電流値の変化
率(dI、 / dt)を検出する。
同様にして、遮断機Aのモータ電流変化率検出回路53
と遮断機Bのモータ電流変化率検出回路54は、■いと
18の変化率(dL、 / dt、 dlB/ dt)
を検出する。AND回路55.56は、前記各電流変化
率検出回路52〜54からの出力値に基づいて障害物有
無の判定信号を出力する。ここで、平均電流変化率検出
回路52が平均電流変化率算出手段に相当し、モータ電
流変化率検出回路53.54が電流変化率算出手段に相
当する。
次に動作を説明する。
所定下降角度θ、におけるモータ電流検出動作は、第1
図の遮断桿上昇時のモータ電流検出と同様に行われ、ラ
ッチLA、LBに保持される。そして、加算平均回路5
1において平均電流値■、を算出する。そして、平均電
流変化率検出回路52と各遮断機A、  Bのモータ電
流変化率を検出するモータ電流変化率検出回路53.5
4によってそれぞれのモータ電流の変化率を算出する。
ここで、遮断桿下降時のモータ電流特性は、第11図に
示すように正常時には、遮断桿か下降するに従って減少
するが、車等の障害物が存在して遮断桿の下降が阻害さ
れると、急激に上昇する。従って、平均電流変化率が所
定値以上のときには障害物有りと判断する。そして、各
遮断機のモータ電流値の変化率を検出することにより、
どちらの遮断機に障害物かあるかか判る。例えば、遮断
機A側に障害物がある場合には、遮断機A側のモータ電
流変化率が所定値以上となるので、電流変化率検出回路
53側からの出力によりAND回路55から障害物検出
信号が出力され、逆に遮断機B側に障害物がある場合に
は、遮断機B側のモータ電流変化率が所定値以上となる
ので、電流変化率検出回路54側からの出力によりAN
D回路56から障害物検出信号か出力される。
そして、障害物ではなく風の影響により向かい風を受け
る側の遮断機側の電流か急激に上昇して変化率か所定値
以上になっても、この場合には、追い風を受ける他方の
遮断機側のモータ電流値は逆に低下するので、モータ電
流の平均値はほとんど上昇せず、平均電流値の変化率か
所定値以上になることはな(、平均電流変化率検出回路
52の出力が発生せず障害物検出信号は出力されない。
このように、かかる構成によれは、風の影響を取り除い
て正確に障害物の検出か可能となる。また、軌道のそれ
ぞれの側に入口と出口の2つの遮断機(合計4台)が設
置されている踏切道において、入口側の遮断機が踏切通
過の許可・禁止の意味を持つのに対し、出口側の遮断機
は車が右側通行し踏切道に進入するのを防止するものと
考えられる。従って、出口側の遮断機にあっては、踏切
道から出ようとしている車に対しては、遮断桿の下降が
遅れても車を脱出させる方が望ましい。このことから、
出口側の遮断機について、このような障害物検出装置を
適用して、障害物検出信号により遮断桿が障害物に接触
したことか検知されたときには、遮断桿を一旦適度に上
昇させて再度下降するように駆動制御すれば、遮断桿の
折損事故を防止することができると共に、車等に対して
踏切道12からの脱出を促すことができるようになる。
尚、本実施例では、モータ電流を用いて障害物検出を行
う構成としたが、モータの回転速度を用いても障害物検
出ができることは言うまでもない。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、遮断桿の水平側及
び垂直側のバランス状態をそれぞれ検出することかでき
るので、従来に比べて遮断桿の動作異常の検出精度を向
上できる。そして、錘とのバランス調整時間を短縮でき
る。また、風の影響を取り除くことかできるので、風の
吹いている時でも、錘の取付は調整作業かできる。
また、遮断桿と車等の障害物との接触を検出できるので
、障害物検出時に遮断桿を適度に上昇制御するようにす
れば、遮断桿の折損事故を防止することか可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は遮断
桿正常動作時の負荷条件を説明する図、第3図は遮断桿
下降時のモータ電流特性図、第4図は正常時の負荷条件
と所定下降角度におけるモータ電流との関係を示す図、
第5図は本発明の別の実施例を示す構成図、第6図は遮
断桿下降時のモータ回転速度特性図、第7図は本発明の
別の実施例を示す図、第8図は同上実施例の制御フロー
チャート、第9図(a)〜(C)は同上実施例のファジ
ィ制御に用いるメンバーシップ関数を示す図、第10図
は本発明の別の実施例を示す構成図、第11図は同上実
施例の遮断桿下降時の正常時と障害物検出時の電流特性
を示す図、第12図は遮断桿と錘との関係を示す図であ
る。 A、  B・・・遮断機  2A、2B・・・遮断桿 
 MAM8・・・モータ  12・・・踏切道  13
.14・・・電流トランス  17.18・・・エンコ
ーダ  CTA、CTB・・・カウンタ LA、LB・
・・ラッチ  19.20゜51・・・加算平均回路 
 21.22・・・レベル検定回路23、55.56・
・・AND回路  31.32・・・周波数電圧変換回
路  40・・・コントロールユニット  52・・・
平均電流変化率検出回路  53.54・・・電流変化
率検出回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)モータにより昇降回動駆動される遮断桿を備えた
    踏切遮断機において、遮断桿の回動角度を検出する角度
    検出手段と、遮断桿上昇時のモータ電流を検出するモー
    タ電流検出手段と、前記両検出手段からの検出信号に基
    づいて予め定めた少なくとも2点の所定上昇角度におけ
    るモータ電流値をサンプリングする電流値サンプリング
    手段と、該電流値サンプリング手段でサンプリングされ
    た各電流値のレベル判定を行い予め設定した所定レベル
    範囲にないとき動作異常と判定する判定手段とを備えて
    構成したことを特徴とする踏切遮断機の遮断桿動作異常
    検出装置。
  2. (2)前記判定手段が、前記電流値サンプリング手段で
    検出された電流値を入力情報とし、前記所定上昇角度に
    おける電流値に関するメンバーシップ関数を用いてファ
    ジィ推論を行って動作異常判定する構成であることを特
    徴とする請求項1記載の踏切遮断機の遮断桿動作異常検
    出装置。
  3. (3)前記角度検出手段、モータ電流検出手段及び電流
    値サンプリング手段が、軌道を挟んで対向する2つの遮
    断桿毎に設けられ、電流値サンプリング手段でサンプリ
    ングされた各所定角度における電流値の平均値を算出す
    る平均電流値算出手段を有し、該平均電流値算出手段で
    算出された所定角度毎の電流平均値を判定手段に入力す
    る構成であることを特徴とする請求項1又は2記載の踏
    切遮断機の遮断桿動作異常検出装置。
  4. (4)前記モータ電流検出手段に代えてモータ回転速度
    検出手段を設け、モータ電流値に代えてモータ回転速度
    に基づいて動作異常判定を行う構成としたことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の踏切遮断機の遮断
    桿動作異常検出装置。
  5. (5)モータにより昇降回動駆動される遮断桿を備えた
    踏切遮断機において、遮断桿の回動角度を検出する角度
    検出手段と、遮断桿下降時のモータ電流を検出するモー
    タ電流検出手段と、前記両検出手段からの検出信号に基
    づいて予め定めた所定下降角度におけるモータ電流の変
    化率を算出する電流変化率算出手段と、該電流変化率算
    出手段で算出された電流変化率のレベル判定を行い予め
    設定した所定レベル以上のとき動作異常判定出力を発生
    する判定手段とを備えて構成したことを特徴とする踏切
    遮断機の遮断桿動作異常検出装置。
  6. (6)前記角度検出手段、モータ電流検出手段及び電流
    変化率算出手段が、軌道を挟んで対向する2つの遮断桿
    毎に設けられ、電流変化率算出手段で算出された所定角
    度における電流変化率の平均値を算出する平均電流変化
    率算出手段を有し、該平均電流変化率算出手段で算出さ
    れた所定角度の電流変化率を判定手段に入力する構成で
    あることを特徴とする請求項5記載の踏切遮断機の遮断
    桿動作異常検出装置。
  7. (7)前記モータ電流検出手段に代えてモータ回転速度
    検出手段を設け、モータ電流値に代えてモータ回転速度
    に基づいて動作異常判定を行う構成としたことを特徴と
    する請求項5又は6記載の踏切遮断機の遮断桿動作異常
    検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0731552U (ja) * 1993-11-24 1995-06-13 株式会社京三製作所 踏切遮断機の異常検出装置
US5620155A (en) * 1995-03-23 1997-04-15 Michalek; Jan K. Railway train signalling system for remotely operating warning devices at crossings and for receiving warning device operational information
JP2008290549A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 West Japan Railway Co 遮断機の異常検知システム
JP2010195151A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Nippon Signal Co Ltd:The 遮断かん開閉装置
JP2013001250A (ja) * 2011-06-16 2013-01-07 Nippon Signal Co Ltd:The 遮断機

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