JPH0455089A - 溶接用フラックス入りワイヤの製造方法 - Google Patents
溶接用フラックス入りワイヤの製造方法Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
する。
ワイヤがある。このシームレスワイヤの製造では、鋼帯
を所要の幅でスリッティングし、スリット後の鋼帯を成
形ロールによりU字形から0字形に漸次成形する。この
成形途中で、U字形鋼帯の長手方向に沿った開口からフ
ィーダによりフラックスを鋼帯谷部に供給する。ついで
、0字形に成形すると同時に、開口の相対するエツジ面
を溶接により接合する。引き続いて、縮径および焼鈍を
繰り返して所望の直径とし、巻き取って製品とする。
法として、低周波溶接、高周波訓導溶接法または高周波
抵抗溶接法が広く用いられている。
ろで、低周波′2a流、高周波電流により開口のエツジ
面を溶融温度まで加熱し、相対するエツジ面を一対のス
クイズロールにより圧接する。
用して溶接を行った場合、溶接金属中の窒素量が同様の
合金成分系の溶接金属が得られるソリッドワイヤを使用
した場合より多い。このために、溶接金属の靭性が低下
するという問題があった。
1495号公報で開示された「溶接用充填ワイヤの製造
方法」がある。この公報に記載された発明の発明者らは
、シームレスワイヤによる溶接金属中の窒素量がソリッ
ドワイヤのものに比べて多いのは、シームレスワイヤ中
の空気によるものであることを見出した。そして、上記
発明はこのような知見に基づくものであって、その製造
方法では、鋼管を用いた充填ワイヤの製造においてフラ
ックス充填後真空吸引し、管内空隙に存在する空気を除
去する。ついで、真空吸引後、線引加工により減径後の
単位長さ当たりの管内容積 (vo)および管内フラッ
クス粒が占める総容積 (V、)から算出される管内空
隙環 (1−V、/V。)が0.40以下に達するまで
管内フラックスを圧縮する。これにより、実質的に管内
への空気の再侵入が防止されるので、溶接金属中の窒素
量の増加を抑えることができる。
た溶接用充填ワイヤの製造方法には、次のような問題が
あった。
を必要とし、工程が複雑になる。また、フラックスが充
填された管の一端または両端から真空吸引しなければな
らないので、鋼帯からフラックス入りワイヤを連続的に
製造する場合、連続工程中に真空吸引工程を組み込むこ
とができない。これらのことから、フラックス入りワイ
ヤは高価となる。
ができ、フラックス入りワイヤを廉価に製造することが
できる製造方法を提供しようとするものである。
鋼帯をこわの長手方向に送りながら成形ロールによりオ
ープン管に成形し、この成形途中でオープン管の開口部
からフラックスを供給し、開口部の相対するエツジ面を
突合せ溶接し、溶接により得られた管に縮径と焼鈍とを
施す。そして、管の溶接に連続して管内フラックス密度
がタップ密度以上となるまで縮径したのち最初の焼鈍を
行う。
たとえば680〜760℃程度である。焼鈍は、通常の
訓導加熱炉、直接通電加熱炉などの連続式加熱炉により
、大気雰囲気中あるいはN2゜N2.^「ガス等の雰囲
気中で行われる。縮径と焼鈍の繰返しは、2〜4回程度
である。縮径した管の内部に空気を侵入させないために
、縮径と最初の焼鈍とは連続して行うことが望ましい。
じて測定したかさ密度)以上としたのは、溶接金属中の
全窒素量の増加を抑えて高い低温靭性を得るためである
。
ームレスワイヤが含有する窒素量をできるだけ少なくす
る必要がある。このワイヤに含有される窒素として、管
材中の窒素、充填フラックス原料中の窒素などがあるが
、さらに焼鈍工程において充填時に管内に巻込まれ、フ
ラックス粒子間の空隙に内蔵された空気中の窒素により
ワイヤの窒素量が著しく増加するのでこの増加分も加わ
る。
、通常Mnや^2などの窒化し易い成分を相当量含有す
るものであり、これらが焼鈍時に、管内フラックス粒子
間の空隙に存在する空気中の窒素と反応し、窒化物とな
り窒素をワイヤ成分として固定するのでワイヤ成分とし
て窒素量が著しく増加する。
らの窒素量の合計と、はぼ同等ルベルの値になるべき溶
接金属の窒素量が増加し、低温靭性が劣化するのである
。
部から順次縮径されて行く、シたがって、管内空隙部お
よびフラックス中の空気は縮径によって後方(管の送り
方向とは逆方向)に押し出され、オープン管の状態にあ
る管の開口部から排出される。管内フラックス密度がタ
ップ密度以上となるまで管を縮径すると、管内に残留す
る空気の量は僅かとなる。管内に残留する空気量が微少
であれば、焼鈍の際に管材およびフラックス中の鉄やマ
ンガンが空気中の窒素により窒化されることも微少とな
り、ワイヤ中の窒素が溶接金属の靭性に与える影響は小
さくなる。
に再侵入りる外気の量も微少になるから縮径と最初の焼
鈍とを非連続としてもよい。
気中の窒素によるFe、 Mn、 AgLなどの窒化は
増す。最初の焼鈍において、管の温度が500℃以上で
ある時間を20分以内とすることにより、管材およびフ
ラックス成分の窒化は効果的に抑えられる。
。
がら成形ロールによりオープン管に成形する。鋼帯は炭
素鋼の帯鋼(JIS 5PHC) 、幅62.9arm
、肉厚2.20111、窒素量30ppmである。成形
する管の外径は21.7a+mであり、成形速度は3o
■/sinであった。
ラックスの処方例を第1表に示す。
は1.6 g/cm3.タップ密度は1.9 g/cm
” 、窒素量30ppmであった。
面を高周波訓導溶接装置により接合溶接する。入熱量は
140〜150kV^であった。
圧延する。圧延スケジュールの例を第2表に示す。
延段階のものを試料とし、焼鈍、冷却、伸線を縁り返し
、製品サイズまで縮径して巻き取った。焼鈍は高周波誘
導加熱炉により行い、焼鈍温度は720℃、 500’
C以上の加熱時間は 200秒であった。焼鈍後、15
秒間空冷したのち水冷した。
テ溶接(CO225Q/min、 27OA−30V−
30c+a/akin) L、溶接金属の窒素量の測定
結果を第2図にボす。
ほど溶接金属の窒素量は低減し、特にフラックス密度が
タップ密度(1,9g/cm3)以上となるまで、管を
縮径すれば溶接金属の窒素量が40ppm+以下となっ
て焼鈍時の窒化による窒素量の増加を充分抑えられる。
填された管をフラックス密度がタップ密度以上となるま
で縮径して、管中の空気を排出する。したがって、この
発明は空気排出のための特別の設備を必要とせず、既存
の設備にょフても実施可能である。このため、窒素量が
微少のフラックス入りワイヤを容易に製造することがで
き、廉価に提供することができる。また、管成形から伸
線まで連続してフラックス入りワイヤを製造し、生産効
率の向上を図ることも可能である。
主要工程を示すブロック図、第2図はフラックス密度と
溶接金属の窒素量との関係を示す線図である。
Claims (1)
- 1、鋼帯をこれの長手方向に送りながら成形ロールによ
りオープン管に成形し、この成形途中でオープン管の開
口部からフラックスを供給し、開口部の相対するエッジ
面を突合せ溶接し、溶接により得られた管に縮径と焼鈍
とを実施して溶接用フラックス入りワイヤを製造する方
法において、管の溶接に連続して管内フラックス密度が
タップ密度以上となるまで縮径したのち最初の焼鈍を行
うことを特徴とする溶接用フラックス入りワイヤの製造
方法。
Priority Applications (6)
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DE69119204T DE69119204T2 (de) | 1990-06-21 | 1991-06-21 | Herstellungsverfahren pulver- oder granulatgefüllter rohre |
KR1019920700393A KR960005827B1 (ko) | 1990-06-21 | 1991-06-21 | 분립체 충전관의 제조방법 |
EP91910841A EP0489167B1 (en) | 1990-06-21 | 1991-06-21 | Method of manufacturing tube filled with powder and granular material |
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Publications (2)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01192498A (ja) * | 1988-01-26 | 1989-08-02 | Nippon Steel Corp | 溶接用フラックス充填ワイヤの製造方法 |
-
1990
- 1990-06-25 JP JP2164260A patent/JP2732937B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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