JPH0455052Y2 - - Google Patents

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JPH0455052Y2
JPH0455052Y2 JP11116887U JP11116887U JPH0455052Y2 JP H0455052 Y2 JPH0455052 Y2 JP H0455052Y2 JP 11116887 U JP11116887 U JP 11116887U JP 11116887 U JP11116887 U JP 11116887U JP H0455052 Y2 JPH0455052 Y2 JP H0455052Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、橋、建物の廊下、道路等における対
向状に設けられた通路壁相互の間隔部を施蓋遮蔽
する伸縮継手装置に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
所定のクリアランスをもつて対向すると共に底
壁部とその両側壁部とを有する横断面略U字形状
の通路壁の間隔部に配設される従来の伸縮継手装
置に於ては、対向状の底壁部相互間に設けられる
部分、及び、対向状の側壁部相互間に設けられる
部分が、全く別体として形成、配設されていたた
め、底壁部と左右側壁部との境目をなす弯曲コー
ナー部には断面が所定長にわたつて途切れる部分
が出来、この部分を被覆するカバーが必要であつ
た。そして、このカバーの裏側には、上記間隔部
の変動に対応して夫々個別に伸縮する継手装置の
各構成部分の動きを許容するため、適当なスキマ
を設ける必要があり、従つて、上記カバーは通路
壁の表面から出張つた形状となり、人の歩行の邪
魔となり、外観上も劣つたものとなつていた。
本考案は上記問題点を解決した伸縮継手装置に
関する。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、所定のクリアランスをもつて対向す
ると共に底壁部と左右側壁部とが弯曲コーナー部
にて連続した通路壁の間隔部に配設され、上記通
路壁の端縁に固着されると共に上記弯曲コーナー
部に対応する弯曲部の少なくとも一面側に複数の
径方向切欠溝を有する一対の縁材と、上記間隔部
を外方から施蓋すると共に該縁材に弾性部材を介
して取付けられる一文字状断面を有するカバープ
レートと、を備えていると共に、該縁材及びカバ
ープレートが同一横断面で上記コーナー部に沿つ
て連続状に設けられたものである。
〔作用〕
通路壁が変形しまたは移動したとき、これに固
着された各縁材は一体状として移動する。縁材相
互間には移動方向及び移動量に微差が存在する
が、カバープレートを弾性部材を介して取付けた
ことによりこの弾性部材にすべて吸収され縁材及
びカバープレートに捩れ等は生じない。また、側
壁部が僅かに傾いたときには、各縁材の弯曲部の
切欠溝が開閉増減して、該側壁部の傾斜に対応す
る。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて詳説する。
第1図と第2図と第3図に於て、1は本考案に
係る伸縮継手装置であつて、所定のクリアランス
Lをもつて対向すると共に底壁部2と左右側壁部
3、3とを有する横断面略U字形状の通路壁4,
4の間隔部Dに配設される。底壁部2と側壁部3
とは弯曲コーナー部Cにて連続している。図例で
は、橋の歩道用通路壁4の場合を示す。上記継手
装置1は、通路壁4,4の端縁5,5に固着され
る一対の縁材6,6と、上記間隔部Dを上方から
施蓋すると共に該縁材6,6に取付けられる一文
字状断面を有するカバープレート7と、を備えて
いる。縁材6,6は、アンカーボルト8……に固
着された連結部材9……を介して、通路壁4,4
の端縁5,5の角部10,10の外面に固着され
る。縁材6,6は止水板保持用の凹溝11,11
を有しており、該凹溝11,11に薄膜状のプラ
スチツク又はゴム材料の止水板12の両端部が嵌
着される。また、縁材6,6はカバープレート取
付用の凹溝13,13を有し、具体的には、略W
字形状のスプリングクリツプ14……の両端部を
該凹溝13,13に係止させた状態にて、カバー
プレート7に螺着されたネジ等の保持具15……
とスプリングクリツプ14……のローラナツト1
6……とによつて、カバープレート7を間隔部D
の方へ弾発的に引寄せた状態で縁材6,6に取付
ける。カバープレート7の両端部には係止凹溝1
7,17が設けられ、該凹溝17,17にはガス
ケツト18等の弾性部材24の内端縁部が嵌込ま
れている。弾性部材24は、角筒形状の縁材本体
部19,19から幅方向に延伸状に形成された延
伸部20,20の外端部に係止され、具体的には
該延伸部20,20に付設した凹溝21,21に
弾性部材24の外端部が嵌込まれる。上記のよう
に、弾性部材24の内端縁部はカバープレート7
の裏面に係止して、カバープレート7が縁材6,
6に対して幅方向に移動すれば、これと共に移動
し、従つて弾性部材24の幅寸法は伸縮変形自在
である。弾性部材24は上壁と下壁を蛇腹状に折
畳まれて幅方向に伸縮すると共に、その厚さ方向
に作用する外力に耐えるように両壁を連結する竪
壁を所定ピツチで平行に有する。弾性部材24,
24、カバープレート7及び通路壁4の外面は同
一平面状とされる。なお、弾性部材24,24と
カバープレートの外面には滑り止めのための凹凸
パターンが付されている。縁材6,6及びカバー
プレート7は、同一横断面で上記略U字形状の間
隔部Dに沿つて連続状に設けられている。ここ
に、連続状とは、縁材6,6及びカバープレート
7を図例のように、夫々一体物で形成する場合は
勿論のこと、さらに、縁材6やカバープレート7
等を複数の分割片として形成すると共に各分割片
の端面を相互に近接乃至接触状態にて列設する場
合を含むものとする(第5図を参照のこと)。
しかして、縁材6,6は、上記弯曲コーナー部
Cに取付けるための弯曲部22……を有する。そ
の弯曲部22,22の少なくとも一面F側に複数
の径方向切欠溝23……が形成されている。第4
図に於て、弯曲部22,22は外径側と内径側の
両面F,Fに切欠溝23……は形成され、略二等
辺三角形状を呈する。勿論、この弯曲部22,2
2を弯曲状とする前は、該切欠溝23……は平行
スリツト状に形成されたものであり、切欠溝23
……の形状及び個数等は曲げ半径等により種々設
計変更可能である。また、この切欠溝23……の
部分を(図示省略するが)コーキング材で隙間を
閉塞することにより、止水(漏水の防止)を図る
ことは、望ましいことである。
第2図に示すように、一方の通路壁4が他方の
通路壁4に対し、縁材6の長手方向Aに動いたと
き、該通路壁4に固着された縁材6もこれに追従
して一体状として同方向に移動する。このとき、
他方の縁材6は不動であるがカバープレート7は
弾性部材24,24を介して縁材6,6に取付け
られているので、縁材6,6の相対移動によるず
れは弾性部材24,24によつて吸収される。ま
た、通路壁4,4が縁材6,6の幅方向Bに移動
したときにも、各縁材6,6はこれらが固着され
た通路壁4,4と共に一体状として移動し、縁材
6,6間の相対的な変位差は上記同様に弾性部材
24,24によつて吸収される。さらに、側壁部
3が矢印E方向に僅かに傾斜したときには、縁材
6のうち底壁部2と側壁部3とに夫々固着された
部分がなす角度が若干変化するが、これは縁材6
の上記弯曲部22の部分で吸収され、材料破壊等
は生じない。つまり、側壁部3の傾斜に対応して
弯曲部22における径方向切欠溝23……の幅寸
法Hが増減する。(第4図を参照のこと)。
上記実施例の場合と異なり、第5図に示すよう
に、各縁材6,6を複数の分割片6a,6b,6
cによつて構成するようにしてもよい。この場合
各分割片6a相互間の継目25……にはスキマを
設けず、対向する端面を接触させた状態とする
か、又は接近状態とする。カバープレート7につ
いても、同様に複数に分割しても差支えなく、図
例では縁材6,6の上記継目25……とほぼ同じ
位置を継目26……とした場合を示す。いずれに
せよ本考案に於ては、間隔部Dに沿つて「連続
状」と呼ぶこととする。
縁材6,6の外端縁の見切りぶち27について
は、第6図に示すように、別体として製造し、ビ
ス28……によつて固着するよういにしてもよ
い。この別体の見切りぶち27はコーナー部Cに
対応する弯曲部22では円弧板状に形成されてお
り、縁材6の弯曲塑性加工が容易となる利点を有
する。
カバープレート7については、第7図に示すよ
うに、耐摩耗性のステンレス製等の表板29とア
ルミニウム製等の裏板30を重ねてビス等により
結合した2層構造とするも好ましい。この場合、
裏板30の両端縁を突設縁32,32とし、ガス
ケツト18の所定部位に形成した係止凹溝33,
33に該突設縁32,32を嵌込んで係止させ
る。
上記何れの実施例に於ても、止水板12は必要
に応じて取付けるものとする。本考案において
は、縁材6,6を、連続状に設けると共に、通路
壁4,4のコーナー部C,Cに相当する部分を弯
曲状としたので、止水板12、12の取付が容易
であり、水の落下を確実に防止し得る。
本考案は、廊下や道路等における歩道の通路壁
4にも適用することができる。
〔考案の効果〕
上記のように本考案に於ては、カバープレート
7及び縁材6,6を略U字形状の間隔部Dに沿つ
て連続状に設けたことにより、また、従来の場合
と異なりコーナー部Cに配設する部分が弯曲状で
あつて、しかも、スキマが存在しないので、ガス
ケツト18……等の弾性部材24……を縁材6,
6に容易に取付けることができる。また、止水板
12を必要とする場合には、縁材6,6に容易に
取付け可能である。カバープレート7は一文字状
断面としたので容易に弯曲状に形成することがで
きる。
コーナー部C,Cには、不連続部であるスキマ
が存在しないので、該部を覆うためのカバー等が
不要であり、人の歩行の邪魔な突部が存在せず、
シンプル化することができ、意匠上の美観があ
る。
縁材6,6の弯曲部22,22に径方向切欠溝
23……を形成したこと等により、側壁部3の倒
れ等の変形に対し容易に追従する。また、側壁部
4の種々の方向A,B,Eの移動等の変形に対し
ても追従するので、縁材6,6やカバープレート
7等に過大な捩り応力等が作用しないので破損の
虞がない、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部斜視図、
第2図は本考案に係る伸縮継手装置の一部断面と
した拡大斜視図、第3図は第1図の−断面拡
大図、第4図は縁材の弯曲部を示す拡大斜視図、
第5図は他の実施例を示す斜視図、第6図は縁材
の変形例を示す断面図、第7図はカバープレート
の他の具体例を示す断面図である。 2……底壁部、3……側壁部、4……通路壁、
5……端縁、6……縁材、7……カバープレー
ト、22……弯曲部、23……切欠溝、24……
弾性部材、L……クリアランス、D……間隔部、
F……一面、C……弯曲コーナー部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定のクリアランスLをもつて対向すると共に
    底壁部2と左右側壁部3,3とが弯曲コーナー部
    Cにて連続した通路壁4,4の間隔部Dに配設さ
    れ、上記通路壁4,4の端縁5,5に固着される
    と共に上記弯曲コーナー部Cに対応する弯曲部2
    2,22の少なくとも一面F側に複数の径方向切
    欠溝23……を有する一対の縁材6,6と、上記
    間隔部Dを外方から施蓋すると共に該縁材6,6
    に弾性部材24,24を介して取付けられる一文
    字状断面を有するカバープレート7と、を備えて
    いると共に、該縁材6,6及びカバープレート7
    が同一横断面で上記コーナー部Cに沿つて連続状
    に設けられていることを特徴とする伸縮継手装
    置。
JP11116887U 1987-07-20 1987-07-20 Expired JPH0455052Y2 (ja)

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JP11116887U JPH0455052Y2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20

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JP11116887U JPH0455052Y2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20

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JPS6419616U JPS6419616U (ja) 1989-01-31
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