JPH0454927Y2 - - Google Patents

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JPH0454927Y2
JPH0454927Y2 JP1987036942U JP3694287U JPH0454927Y2 JP H0454927 Y2 JPH0454927 Y2 JP H0454927Y2 JP 1987036942 U JP1987036942 U JP 1987036942U JP 3694287 U JP3694287 U JP 3694287U JP H0454927 Y2 JPH0454927 Y2 JP H0454927Y2
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container
lid
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skirt
outer lid
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はガス飲料の瓶容器に被蓋するキヤツプ
に関し、特に容器の開口に際し栓抜き等の道具を
用いることなく開口し得る容易開口容器の二重構
造キヤツプに関するものである。
[従来の技術] 今日、液体飲料等の瓶容器を密封する金属製蓋
体は、第8図に示す様に蓋体10の天板部12の
周縁から円筒状のスカート部13が下方へ形成さ
れており、該スカート部下端14の一部にプルタ
ブ等の引張片17を形成すると共に、プルタブの
両基部からスコアー19を形成した構造にして、
該スカート部下端14を第9図に示す様に容器口
部31の顎部35へ係合させる様に巻き締める構
造の係止部とした容易開口蓋が多用されている。
この様な蓋体10を被蓋した容器30は、開口
に際してはプルタブを引き上げ、以て、スコアー
19に沿つて蓋体10を破断することにより開口
を極めて容易に行うことができ、又、一度開口す
ると蓋体10を再度利用することができない為、
異物の混入等を防止することができ有用性の高い
容易開口容器30の蓋体10とされている。
この様な容易開口容器30の蓋体10は、容器
30の密封性を確保する為、容器口部31に合成
樹脂製の中栓を載置し、該中栓を被蓋する様に金
属製外蓋11を設け、該外蓋11のスカート部下
端14を容器口部31に形成した顎部35の下方
へ係合させる如く締め付けるもの(例えば実公昭
55−36388)や、第9図に示す如く、金属製蓋体
10の天板部12裏面にライナー25を設け、該
ライナー25の周縁部を容器口部31の頂面32
に押圧するものがある。
[考案が解決しようとする問題点] 上述の如き容易開口容器用の蓋体を用いてビー
ルその他炭酸ガス等を含有する液体飲料を充填し
た場合、容器の開口時に蓋体が飛ぶ虞れがある。
これは、プルタブ等の引張片を引き起し、スコ
アーに沿つた破断がスカート部上部に達した場合
は、中栓やライナーの容器口部頂面への押圧力が
弱くなり、ガス抜けが生じることになるも、スコ
アーに初期破断が生じ、スカート部の下端近傍の
みが破断されたとき、中栓やライナーが未だ容器
口部頂面へ強く押圧されているにも拘らず、スカ
ート部下端の前記破断により、蓋体の容器口部顎
部への係合力が弱くなり、容器内のガス圧に蓋体
が耐えられなくなる為と考えられる。
そして、今日の様に自動販売機が多用され、商
品を取り出し口に落下させる様になると、この落
下の振動により容器内のガス圧が高まり、開口時
に蓋体が飛ぶ虞れが高まり、特に中栓と金属製外
蓋とを別体とした蓋体では中栓が思わぬ方向へ飛
ぶ危険性があつた。
[問題を解決するための手段] 合成樹脂製の中栓と金属製の外蓋とによる二重
構造のキヤツプとし、前記合成樹脂製中栓の円筒
状外周部の下部に内方へ折り返した係合部を設
け、更に前記金属製外蓋を該中蓋に被蓋し、該金
属製外蓋のスカート部の下端を容器口部顎部へ係
止することとなる。
[作用] 本考案に係る容易開口容器の二重キヤツプは、
中栓の外周部下部内方に設けた折返し係合部を容
器口部外周に係合させる故、開口時に中栓が飛ぶ
ことを防止してガス抜きを行なうことができるも
のである。
又、中栓を折返し係合部により容器口部に係合
する故、外蓋を被蓋し、熱処理等を行なう場合に
も、中栓のゆがみやずれを防止することができ、
内容物が充填された容器を長期保存する際におけ
る気密性の確保を確実とすることができる。
[実施例] 本考案に係る容易開口容器用の二重キヤツプの
第1実施例としては、第1図に示す如く、金属製
外蓋11と合成樹脂製中栓21とから成る蓋体1
0を容器口部31へ被蓋するものであつて、金属
製外蓋11は第2図に示す様に、平板状の天板部
12周縁から下方に円筒状のスカート部13を有
し、該スカート部13の下端14の一部から下方
に延長された引張片17が形成され、該引張片1
7の左右両側からスカート部13上端迄は略平行
にして、且つ、天板部12においてはハの字状に
広がりつつ天板部12を横切るスコアー19が形
成された金属製外蓋11であり、合成樹脂製中栓
21は第3図に示す様に、天板部22の外周近傍
下面に環状の凸状部24が形成され、天板部22
の周縁から下方に延びる円筒状の外周部23を有
する中栓21であつて、該外周部23の下部に形
成される係合部27としては、外周部下端に内方
への折返し部を形成するものである。
そして、この蓋体10を被蓋する容器口部31
には、第1図に示す様に、口部外周の顎部35上
方に環状の溝部39を形成することにより段部3
7を設け、前記中栓21の折返し係合部27を該
溝部39に係合させる様に中栓21を被せ、更に
前記外蓋11を被蓋し、外蓋スカート部13の下
端14を容器口部31の顎部35へ締め付ける係
止部とし、以て外蓋11及び中栓21から成る二
重キヤツプとした蓋体10を容器口部31へ外蓋
11の係止部により固定するものとする。
上述の如く、本考案に係る実施例は合成樹脂製
の中栓21と金属製外蓋11とから成る蓋体10
としている故、中栓21により気密性が確保さ
れ、且つ、中栓21には天板部22の外周近傍に
環状の凸状部24が形成されており、該凸状部2
4が容器口部31の頂面32に強く押圧されて気
密性を一層確実とすることができる。又、該蓋体
10は、係止部とした外蓋スカート部13の下端
14により、強く容器口部31に係止されるもの
であり、中栓21は比較的柔軟性を有する合成樹
脂製である故、容器30内に内容物を充填した
後、中栓21を被せ、外蓋11を被蓋することに
より従来と同様に容易に密封することができる。
そして、該蓋体10には引張片17及びスコアー
19が形成されている故、該引張片17を引き起
すことにより外蓋11をスコアー19に沿つて破
断し、容易に外蓋11を除去し、中栓21も折り
返した係合部27の係合を外す様に押し上げて容
易に取り外すことができる故、開口が容易であ
る。
そして、開口に際し、スコアー19における引
張片17の両側部分のみが破断された初期破断状
態のとき、外蓋11の容器口部顎部35への係合
が弱くなり、中栓天板部22と口部頂面32との
密封状態が未だ維持されている場合、従来は外蓋
11及び中栓21が容器30の内圧ちより押し上
げられ、顎部35と外蓋スカート部下端14との
係合が外れて中栓21及び外蓋11が飛ぶ場合が
生じる危険性が有つたのに対し、本考案において
は、円筒状とした中栓21の外周部23の下部に
内方へ折り返した係合部27を設けている故、中
栓外周部23の下端に設けた折返し係合部27が
容器口部段部37に係止され、中栓21の飛びに
対して該折返し係合部27が段部37に掛かり、
中栓21が飛ぶことを防止することができ、且
つ、折り返した係合部27によつて中栓21を容
器口部31に係止するものである故、中栓外周部
23は外方向に膨らむ様に変形してガス抜きを容
易に行いつつ係合部27の容器口部31との係合
を維持し、中栓21の飛び、ひいてはキヤツプが
飛ぶことを確実に防止することができるものであ
る。
そして、本考案の他の実施例としては、第4図
に示す様に係合部27としての折返し部に切欠き
29を設け、以て、中栓21の飛びを防止しつ
つ、中栓21が僅かに浮いた場合のガス抜けを一
層容易とすることもある。
又、容器口部31の外周に形成する段部37
は、環状の溝部39をもつて形成する場合に限る
ことなく、第5図に示す様に容器口部31の外径
を途中から小さくすることにより段部37を顎部
35の上方に形成する場合もあり、又、折り返し
た係合部27と段部37との係合に際して折返し
係合部27の上端と段部37との間に僅かな間隙
41を設ける構造とすることがある。
この様に折返し係合部27の上端と段部37と
の間に間隙41を設ける場合は、開口時に中栓2
1が浮き上つた位置で折返し係合部27と段部3
7とを係合させることにより、中栓21の飛びを
防止しつつガス抜けを一層容易とすることができ
る。
そして、本考案に係る外蓋11に形成するスコ
アー19は、第2図の如く天板部12をハの字状
に横切る様に形成する場合に限ることなく、第6
図に示す様にスカート部13において垂直方向の
短いスコアー19を複数個設け、以てスコアー1
9の破断によりスカート部13を分断し、天板部
12を上方に折り曲げる様にスカート部13を開
くことにより容器口部顎部35とスカート部下端
14との係合を外す形式の外蓋11とする場合
や、第7図に示す如く引張片17の一側からスカ
ート部13上端近傍に至り、スカート部13の上
端に沿つて外蓋11の外周を半周する一本のスコ
アー19を設け、以てスコアー19の破断により
スカート部13を開いて容器口部顎部35とスカ
ート部下端14との係合を外す形式の外蓋11と
する場合もある。
[考案の効果] 本考案に係る蓋体は、合成樹脂製の中栓と金属
製の外蓋との二重構造とし、前記中栓の外周部下
端に折返し係合部を設けて中栓外周部下端を容器
口部に係合させる故、開口時のスコアーの初期破
断により、外蓋と容器口部との係合力が弱くなつ
た場合においても、中栓の飛びを防止し得るもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る蓋体を被蓋した容器口部
の半断面図にして、第2図は外蓋の外観図、第3
図及び第4図は各実施例における中栓の断面図に
して、第5図は容器口部の他の形状を示す図、第
6図及び第7図は外蓋に形成するスコアー形状の
他の実施例を示す図であり、第8図は従来の容易
開口容器の外観図、第9図は従来の蓋体を被蓋し
た容器口部の半断面図である。 10……蓋体、11……外蓋、12……天板
部、13……スカート部、14……スカート部下
端、17……引張片、19……スコアー、21…
…中栓、22……天板部、23……外周部、24
……凸条部、25……ライナー、27……折返し
係合部、28……厚肉部、29……切欠き、30
……容器、31……容器口部、32……口部頂
面、35……顎部、37……段部、39……溝
部、41……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製中栓と金属製外蓋とにより構成さ
    れ、中栓は円筒状の外周部の下部を内方に折り返
    した係合部を有し、適宜の引張片とスコアーとを
    有する金属製外蓋により前記中栓を被蓋し、該金
    属製外蓋のスカート部の下部を容器口部顎部への
    係止部としたことを特徴とするガス飲料用容易開
    口容器の二重キヤツプ。
JP1987036942U 1987-03-13 1987-03-13 Expired JPH0454927Y2 (ja)

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JP1987036942U JPH0454927Y2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13

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JP1987036942U JPH0454927Y2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13

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JPS63144425U JPS63144425U (ja) 1988-09-22
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AT12792U1 (de) * 2011-06-28 2012-11-15 Winkler Mark Hygienische verschlusslösung für trinkgebinde

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5913468B2 (ja) * 1979-11-15 1984-03-29 品川白煉瓦株式会社 塩基性耐火物
JPS5993659A (ja) * 1982-11-15 1984-05-30 サントリー株式会社 金属切り取り式キヤツプ

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JPS5913468U (ja) * 1982-07-19 1984-01-27 三伸樹脂工業株式会社 壜蓋機構

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JPS63144425U (ja) 1988-09-22

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