JPH0454860Y2 - - Google Patents

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JPH0454860Y2
JPH0454860Y2 JP916885U JP916885U JPH0454860Y2 JP H0454860 Y2 JPH0454860 Y2 JP H0454860Y2 JP 916885 U JP916885 U JP 916885U JP 916885 U JP916885 U JP 916885U JP H0454860 Y2 JPH0454860 Y2 JP H0454860Y2
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JP
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outer cylinder
cylinder
suction roll
inner cylinder
roll
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JP916885U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はサクシヨンロールにかかわり、特に塗
工機の塗工直後のフイルムを該ロールの周面に吸
着して後流側の乾燥炉へ搬送するためのサクシヨ
ンロールに関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来から塗工機の塗工直後のフイルムを回転す
るロールの周面に吸着して搬送するサクシヨンロ
ールは、第2図に示すように外筒aが回転し、内
筒bが固定の構造となつている。
すなわち、外筒aの中央部は大径のロールcに
形成され、ロールcの表面には多数の小孔dが軸
心に向つて穿設されている。
また両端部は小径とされ、図示しない機枠に固
定された軸受e,eにより回転自在に支承され、
さらに何れか一方の最端部にはプーリfが固設さ
れ、このプーリfには駆動源gに固着されたプー
リhとベルトiを介して回転可能に連結されてい
る。
前記外筒aは中央部だけでなく両端部も筒状と
なつており、この筒内には長手方向に一様の太さ
の前記内筒bが貫通して挿入されている。そして
この内筒bの一端は開放されていてその先には空
気を吸引する真空装置が接続され、他端は閉塞さ
れており、内筒bの表面には多数の小孔jが穿設
され、この小孔jは前記ロールc面の外周に穿設
された小孔dから外筒a内に入つた空気を内筒b
内に吸引して一端側より排出するようになつてい
る。
なお、図中kは空気のガイド板で、内筒bの外
周に図示しない適宜な方法で直接取付けられてい
る。
以上のようにロールcは、外筒aと一体となつ
たプーリfに、駆動源gに固着されたプーリhか
らベルトiにより伝達されて回転する構造となつ
ているが、最近塗工膜の厚み精度の高度化にとも
ない、ベルトiによる駆動では伸び縮みなどもあ
つて要求される回転精度を満足できないと言う問
題もあり、また回転によるベルトiから発生する
ゴミが塗工膜に付着するなどの不具合が生じ、ド
ロツプアウトの原因にもなつていた。
〔考案の目的〕 本考案はこれに鑑み、従来のサクシヨンロール
をベルトを介さず直接駆動する構造を用いること
を可能とし、従来技術の欠点の解消を図つたサク
シヨンロールを提供することを目的としてなされ
たものである。
〔考案の概要〕
上記目的を達成するため本考案においては、駆
動源により回転駆動される外筒と、この外筒内
で、かつ外筒内の空気を外周面の小孔から吸引し
て一端側へ排出するようにした内筒とからなるサ
クシヨンロールにおいて、前記外筒の一端を軸部
に形成し、かつ該軸部側の外筒内に軸受を内嵌し
て該軸受に前記内筒の他端側を支承するととも
に、前記外筒の軸部を駆動源の出力軸にカツプリ
ング等を介して直結したことを特徴とするサクシ
ヨンロール。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を第1図に示す一実施例を参照し
て説明する。
本考案は塗工機における塗工直後のフイルム
を、回転するロールの周面に吸着して搬送するサ
クシヨンロールで、外筒1および内筒2により構
成されている。
外筒1は中央部3とその両端部4,5とからな
り、中央部3は大径のドラム状のロールに形成さ
れ、その周面には多数の空気孔6が軸心に向け貫
通して穿設されている。
両端部4,5は前記中央部3よりも小径に形成
され、図示しない機枠に保持された軸受7,8に
内嵌されて、機枠に対して回転自在に支承されて
いる。
また、この両端部4,5のうち、一方の端部5
には外側に伸びた軸9が形成され、この軸9には
図示しない駆動源の出力軸にカツプリング等を介
して直結されるようになつている。
さらに前記軸9と接続されている前記端部5は
筒状となつており、その内周部10には、一端が
開放された前記内筒2の他端を嵌合支持する軸受
11が内嵌されている。
したがつて、内筒2はその他端が前記外筒1に
より保持される構造となつている。
前記内筒2は、上述のように一端が開放されて
いてその先に空気を吸引する真空装置が接続さ
れ、他端は閉鎖された管状をなしており、その外
周面には管内に通ずる小孔12が多数穿設されて
いる。
また、前記内筒2は、他端13を前記外筒1内
の軸受11により支承され、一端14は別に設け
た支持台15により固着されている。
さらに内筒2の外周面には、図示しない適宜な
方法により前記外筒1内の中央部3の内周面に近
接した略U字状をなす空気のガイド板16が取着
されている。
そしてこのガイド板16は、外筒1が内筒2に
対して回転したとき、中央部3のロール面から外
筒1内に入り込んだ空気を内筒2の小孔12を通
して矢印のように吸引し、一端14から排出させ
る。
したがつて塗工機により一面に液が塗着された
フイルムを乾燥機へ導く途中に、本考案によるサ
クシヨンロールを、そのガイド板16のU字形の
開放端の範囲に対応する部分の周面にフイルムが
接するように配置し、フイルムをこのロールの周
面にそわせ、内筒2の一端から真空装置により吸
引することにより内筒2の小孔12,12……、
外筒1の空気孔6,6……から空気を吸引してフ
イルムがサクシヨンロールの周面に吸着保持され
る一方、駆動源の駆動により軸9を通じ外筒1が
内筒2を軸として回転し、フイルムを乾燥炉へ向
けて搬送することができる。この場合、外筒1は
駆動源に直結して回転するので回転数変動の少な
い回転が得られ、塗工膜の厚み精度がよりよくな
されるとともに、ベルト等が介在しないため塵埃
類の発生がなく、クリーン度が向上する。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、サクシヨ
ンロールの外筒は直接駆動源から駆動されるので
回転変動の少ない回転が得られることになり、塗
工膜の厚み精度をよりよくすることができるとと
もに、従来のようにベルトを使用しないので、塵
埃の発生も防止でき、清浄な製品を作ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるサクシヨンロールの縦
断正面図、第2図は従来のサクシヨンロールの縦
断正面図、第3図は第2図の中央断面図である。 1……外筒、2……内筒、9……軸、10……
内径部、11……軸受、12……小孔、13……
他端、14……一端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動源により回転駆動される外筒1と、この外
    筒1内で、かつ外筒1内の空気を外周面の小孔1
    2,12……から吸引して一端14側へ排出する
    ようにした内筒2とからなるサクシヨンロールに
    おいて、前記外筒1の一端を軸部9に形成し、か
    つ該軸部9側の外筒1内に軸受11を内嵌して該
    軸受11に前記内筒2の他端13側を支承すると
    ともに、前記外筒1の軸部9を駆動源の出力軸に
    カツプリング等を介して直結したことを特徴とす
    るサクシヨンロール。
JP916885U 1985-01-28 1985-01-28 Expired JPH0454860Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP916885U JPH0454860Y2 (ja) 1985-01-28 1985-01-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP916885U JPH0454860Y2 (ja) 1985-01-28 1985-01-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61125377U JPS61125377U (ja) 1986-08-06
JPH0454860Y2 true JPH0454860Y2 (ja) 1992-12-22

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ID=30489130

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JP916885U Expired JPH0454860Y2 (ja) 1985-01-28 1985-01-28

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Publication number Publication date
JPS61125377U (ja) 1986-08-06

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