JPH0454349Y2 - - Google Patents

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JPH0454349Y2
JPH0454349Y2 JP4371088U JP4371088U JPH0454349Y2 JP H0454349 Y2 JPH0454349 Y2 JP H0454349Y2 JP 4371088 U JP4371088 U JP 4371088U JP 4371088 U JP4371088 U JP 4371088U JP H0454349 Y2 JPH0454349 Y2 JP H0454349Y2
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pressure
hydraulic
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clutch
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動変速機に用いられ、マイクロコ
ンピユータの油圧制御により断接する油圧クラツ
チに関する。更に詳しくはこの油圧回路の油量が
不足したときに警報を発する油圧クラツチの油量
警報装置に関するものである。
[従来の技術] 自動車用の機械式のクラツチを油圧又は空気圧
によつて制御する場合、クラツチの変位で制御す
る方法が行われているが、クラツチの微少な変位
を検出して制御することはかなり困難であつた。
このため、本出願人は油圧のフイードバツク制御
によりクラツチの断接を自動化した油圧クラツチ
を特許出願した(例えば特願昭60−35394)。
従来、この種の油圧機器の油量警報装置とし
て、リング状の磁石付きフロートをオイルタンク
の油面に浮べ、フロートの中にオイルタンクに固
定したリードスイツチを挿入して設け、油面が下
限レベルを下回ると、リードスイツチがオンにな
り警報器を吹鳴させる「エンジンにおける潤滑油
補給警報装置」が開示されている(実開昭55−
161009)。
[考案が解決しようとする課題] しかし、油圧クラツチのオイルパンは狭小で、
かつオイルストレーナ等を油内に配置するため、
油圧クラツチのオイルパンには上記フロートを浮
べるだけのスペースがなく、従来の装置を油圧ク
ラツチに適用することができない。
本考案の目的は、油圧クラツチを駆動する油圧
の低下を検出することにより油量の適、不適を判
断し、自動的に警報を発して油量の不足を運転者
に報知し得る油圧クラツチの油量警報装置を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案者は、油圧クラツチの油圧回路において
油圧が異常に低下するときは、多くの場合オイル
パン内の油量の不足によることを知見し、本考案
に到達した。
上記目的を達成するために、本考案は油圧クラ
ツチを断接するための圧油を吐出する油圧ポンプ
と、前記油圧ポンプの吐出圧を調整する圧力制御
弁と、前記圧力制御弁で調整された油圧を検出す
る油圧センサと、前記圧力制御弁の開度を制御す
るコントローラとを備えた油圧クラツチにおい
て、 前記圧力制御弁を制御する電流と前記油圧セン
サの検出する油圧との関係を記憶しその特定の範
囲を異常油圧として記憶した異常油圧マツプを含
む記憶手段と、前記油圧センサの検出する油圧が
前記異常油圧マツプに一致するか否かを判定する
比較判定手段と、前記比較判定手段が一致と判定
するとき作動する警報手段とを備えたことを特徴
とする。
[作用] 第1図の基本的な構成図に示すように、圧力制
御弁を開いて油圧ポンプの圧油を油圧クラツチに
送るようにした状態で、比較判定手段24は圧力
制御弁の開度検出手段31の出力である制御電流
と油圧センサ9の出力である油圧を記憶手段28
に記憶される異常油圧マツプと比較する。ここで
油圧センサ9の油圧が異常油圧マツプに一致する
ときは、油量不足と判定して警報手段32を作動
させる。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。
第2図は油圧クラツチと油圧アクチユエータに
よつてシフト・セレクト操作を行う機械式歯車変
速機をマイクロコンピユータで制御する自動変速
機のうち、本考案に関連する油圧クラツチの部分
を示したものである。
第2図において、1はオイルパン、2はオイル
ストレーナ、3は油圧ポンプ、4はオイルフイル
タである。油圧ポンプ3はクラツチカバー22に
設けた歯車(図示せず)で駆動される。油圧ポン
プ3の吐出側には流量調整弁6が接続される。流
量調整弁6は油圧ポンプ3から吐出する油量を一
定にし、過剰の油を戻し管7によりポンプ3の吸
入側に戻す。
流量調整弁6の吐出側は第1通路11及び第2
通路12に分岐し、第1通路11には切換弁8及
び油圧センサ9が、第2通路12には圧力制御弁
10がそれぞれ設けられる。圧力制御弁10はコ
ントローラ25からソレノイド14に流れる電流
を制御することにより開度が調整される。切換弁
8に圧力制御弁10により油圧ポンプ3の吐出圧
が第4図に示す油圧P0に達すると、管路8aの
油圧が上昇してこの油圧により切換わるようにな
つている。15は背圧弁である。
第1及び第2通路11及び12はそれぞれイン
プツト軸16の内部を貫通し、エンジンのクラン
ク軸(図示せず)に固設したフライホイール17
内に配設される。フライホイール17にはクラツ
チフエーシング18をクラツチ接続方向に押圧す
るピストン19を有する油圧シリンダ20が設け
られる。第1及び第2通路11及び12は油圧シ
リンダ20内のピストン19の前後に形成された
後室19b及び前室19aにそれぞれ連通する。
21はプレツシヤプレートである。
25はマイクロコンピユータからなるコントロ
ーラであつて、I/Oポート26、CPU27、
メモリ28及びタイマ29を備える。メモリ28
には第4図に示される異常油圧マツプAが記憶さ
れる。
第4図において曲線Tはオイルパン1の油量が
適正な状態における圧力制御弁10のソレノイド
14に流れる電流Iが変化するときの第1通路1
1の油圧Pの変化を示す特性曲線であつて、電流
IがI0に達したとき切換弁8が作動を開始する油
圧P0となる。コントローラ25は油圧がP0に達
しない間は電流を増大するように制御するように
なつている。この例では、異常油圧マツプAはこ
の曲線TよりΔIだけI軸方向に片寄つた曲線T1
と油圧P0よりΔPだけ低い直線P1で囲まれる領域
である。このマツプAの領域を広く定めるのはこ
の例では、油圧センサ9で検出される油圧Pが
P0に達しないときに、CPU27が圧力制御弁1
0のソレノイド14に電流を流し続けることを考
慮したことによる。従つて、このマツプAの範囲
は第4図に示す全範囲でなくてもよく、その一
部、例えば第4図の直線P1と直線I1で囲まれる領
域でもよい。
油圧センサ9の出力はポート26に接続され、
ポート26はセンシングレジスタ30を介してソ
レノイド14に接続される。レジスタ30には電
流検出回路31が接続され、検出回路31の出力
はポート26に接続される。またポート26は警
報ブザー32に接続される。更にポート26には
コントローラ25がクラツチを切換え制御するう
えで必要なセレクタレバーセンサ33a、アクセ
ルセンサ33b、ギヤ位置センサ33c、車速セ
ンサ33d等のセンサ群33が接続される。
このような構成のオイルパン1に適正な油量が
ある状態における油圧クラツチの動作を説明す
る。自動変速機においてセレクタレバー(図示せ
ず)がニユートラルの位置では、第2図に示すよ
うに油圧クラツチは切れた状態になつている。い
まセレクタレバー(図示せず)をドライブの位置
に操作すると、セレクタレバーセンサ33aから
コントローラ25に信号が送られ、コントローラ
25で処理された後、変速機を操作するアクチユ
エータ(図示せず)を駆動する電磁弁(図示せ
ず)に信号が送られ、変速機は1速又は2速の発
進ギヤにシフトされる。
ここで運転者がアクセルペダル(図示せず)を
踏込むと、アクセルセンサ33bから信号がコン
トローラ25に入力され処理されてクラツチを接
続するためにソレノイド14への電流を徐々に増
加して圧力制御弁10を閉じていく。油圧ポンプ
3から吐出された圧油が管路8aに流れ始め、管
路8aの油圧が高まり切換弁8を徐々に切換えて
行き、油圧センサ9の出力が第4図の曲線Tに示
すように上昇する。第4図の電流IがI0に達する
と、油圧PがP0となるため、切換弁8が第2図
に示す閉じた状態から開放状態に切換わる。これ
により第1通路11を通つて後室19bに圧油が
供給され、ピストン19は前進してクラツチフエ
ーシング18をクラツチカバー22に圧着しクラ
ツチは接続状態となり、車両は発進する。車両が
所定の速度に達すると、CPU27はアクセル開
度と速度によつて決定される変速マツプに従つて
変速操作の指令信号を発する。
コントローラ25がクラツチを遮断しようとす
るときには、CPU27はソレノイド14に流れ
る電流を第4図の電流I0以下に減少して圧力制御
弁10を開く。管路8aの油圧が低くなり切換弁
8が第2図に示す状態に切換わり、油圧ポンプ3
からの圧油は第2通路12を通つて前室19aに
流れ込む。その油圧は背圧弁15によつて定ま
り、この油圧によりピストン19が後退しクラツ
チフエーシング18がクラツチカバー22から離
れてクラツチは遮断状態となる。
なお、ピストン19には細い油の通路19cが
設けてあり、その通路の途中には絞り19dが設
けてあり、油が少量流れるようになつている。こ
れは油圧回路中の気泡が溜まるのを防止するため
であり、絞り19dの径が十分に小さいので油が
少量流れても前室19a及び後室19bには十分
油圧が発生し、クラツチを押圧し又は切換えるこ
とが可能である。
ソレノイド14の作動は油圧センサ9からの信
号をフイードバツクして制御されるため、クラツ
チの断接は迅速かつ正確に行われる。
次に本実施例の油圧警報装置の動作を第3図及
び第4図に基づいて説明する。
センサ群33の検出信号によりCPU27がソ
レノイド14に流れる電流を制御するとき、この
ソレノイド14に流れる電流Iが電流検出回路3
1に検出され、ポート26を介してCPU27に
入力する。また油圧センサ9から第1通路11の
油圧Pが電気信号としてポート26を介して
CPU27に入力する。CPU27はこの電流Iと
油圧Pに基づいてメモリ28に記憶された異常油
圧マツプAをルツクアツプする。この電流Iと油
圧Pで決まる値が異常油圧マツプAに一致しなけ
れば、CPU27はオイルパン1の油量は適量と
判断して警報ブザー32を吹鳴しない。反対に異
常油圧マツプAに一致していればCPU27はタ
イマ29を始動し、その設定時間を経過した後、
再び電流Iと油圧Pで決まる値と異常油圧マツプ
Aを比較し、一致すれば警報ブザー32を吹鳴し
てオイルパン1の油量が規定値より減少している
ことを運転者に報知する。
なお、上記例ではコントローラ25にタイマ2
9を設け、油圧が異常油圧マツプに所定時間継続
して一致したときに警報を発するようにしたが、
油圧が異常油圧マツプに一致すれば直ちに警報を
発するようにしてもよく、また警報はブザーに限
らず警告灯でもよい。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、既設のコ
ンピユータによる油圧制御装置を利用して油圧ク
ラツチを駆動する油圧を検出することにより油圧
量の適、不適を判断し、油圧の異常な低下から自
動的に警報を発して油量の不足を運転者に報知す
ることができる。これによりクラツチの作動不良
を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案油圧クラツチの油量警報装置の
基本構成図。第2図は本考案実施例油圧クラツチ
の油量警報装置の具体的な構成図。第3図はその
警報装置の動作を示すフローチヤート。第4図は
その異常油圧マツプを示す図。 3……油圧ポンプ、8……切換弁、9……油圧
センサ、10……圧力制御弁、11……第1通
路、12……第2通路、14……ソレノイド、1
6……インプツト軸、17……フライホイール、
18……クラツチフエーシング、19……ピスト
ン、19a……前室、19b……後室、20……
油圧シリンダ、24……比較判定手段、25……
コントローラ、28……メモリ(記憶手段)、3
1……電流検出回路(開度検出手段)、32……
警報ブザー(警報手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) 油圧クラツチを断接するための圧油を吐出
    する油圧ポンプと、前記油圧ポンプの吐出圧を
    調整する圧力制御弁と、前記圧力制御弁で調整
    された油圧を検出する油圧センサと、前記圧力
    制御弁の開度を制御するコントローラとを備え
    た油圧クラツチにおいて、 前記圧力制御弁を制御する電流と前記油圧セ
    ンサの検出する油圧との関係を記憶しその特定
    の範囲を異常油圧として記憶した異常油圧マツ
    プを含む記憶手段と、前記油圧センサの検出す
    る油圧が前記異常油圧マツプに一致するか否か
    を判定する比較判定手段と、前記比較判定手段
    が一致と判定するとき作動する警報手段とを備
    えたことを特徴とする油圧クラツチの油量警報
    装置。 2) 油圧クラツチは、エンジンのクランク軸に
    固設したフライホイールに設けられクラツチフ
    エーシングをクラツチ接続方向に押圧するピス
    トンを有する油圧シリンダと、前記油圧シリン
    ダ内のピストンの前後に形成された前室及び後
    室と、前記フライホイール及びインプツト軸の
    内部に設けられ前記前後両室にそれぞれ圧油を
    給排する第1及び第2通路と、前記第1及び第
    2通路に圧油を吐出する油圧ポンプと、前記油
    圧ポンプの吐出圧を調整する圧力制御弁と、前
    記圧力制御弁で調整された油圧を検出する油圧
    センサと、前記圧力制御弁で調整された油圧に
    よりクラツチを断接する切換弁と、前記油圧セ
    ンサの出力をフイードバツクして前記圧力制御
    弁の開度を制御するコントローラとを備えた請
    求項1記載の油圧クラツチの油量警報装置。
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