JP3218993B2 - クラッチ制御装置 - Google Patents

クラッチ制御装置

Info

Publication number
JP3218993B2
JP3218993B2 JP27016996A JP27016996A JP3218993B2 JP 3218993 B2 JP3218993 B2 JP 3218993B2 JP 27016996 A JP27016996 A JP 27016996A JP 27016996 A JP27016996 A JP 27016996A JP 3218993 B2 JP3218993 B2 JP 3218993B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
accelerator opening
label
speed
driver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27016996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10115330A (ja
Inventor
智彦 田中
理 柚木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP27016996A priority Critical patent/JP3218993B2/ja
Publication of JPH10115330A publication Critical patent/JPH10115330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3218993B2 publication Critical patent/JP3218993B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発進時のクラッチ
の接続をドライバの換作意志に応じて制御するのに過し
た、クラッチ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大型トラックや大型バスにおい
て、長距離便の増加やドライバの高齢化により労働環境
改善の必要性が強まり、運転装置に対する操作容易化、
自動化の要求が高まっている。この要求に対する対応の
一つにトランスミッションの自動化がある。常用車にお
いては、トルクコンバータ式オートマチック車が多く用
いられているが、大型トラック・バス等の大型車におけ
る自動変速システムは、大型車用のトルクコンバータ式
オートマチックトランスミッションのコストが極めて高
いこと、および燃費がマニュアルトランスミッション車
に比べて劣ること等が原因で、操作面でのメリットが大
きいにもかかわらす市場に受け入れられていない。
【0003】そこで、大型車のトランスミッション装置
として従来から用いられでいるトルク伝達装置、即ち、
歯車式変速機や摩擦クラッチを利用しながら、これらの
操作を自動化できるようにした、いわゆる機械式自動変
速機が開発され提供されるようになっている。このよう
な機械式自動変速機は、マニュアル車の歯車式変速機の
ギヤ位置を切換えるアクチュエータ(ギヤシフトユニッ
ト)や摩擦クラッチを断接駆動するアクチュエータ(ク
ラッチアクチュエ一夕)をそれぞれ設け、これらのアク
チュエータを電子制御することで、歯車式変速機や摩擦
クラッチに対して人間操作と近いレベルの動作を行なわ
せる自動変速システムである。
【0004】例えばこのような機械式自動変速機では、
ギヤ位置の切換、即ち、変速段の切換の際には、例えば
クラッチアクチュエータとしてのエアシリンダをデュー
ティ制御することでクラッチの断接換作が行なわれる。
ところが、マニュアル式のクラッチを備えたシステムで
は、ドライバのテクニックによりクラッチの接続ショッ
クの発生を防止しているが、電子制御式においては、エ
アシリンダのデューティ制御等により摩擦クラッチの係
合を電子制御することになるので、発進や変速等の過渡
時において、マニュアル操作と同様にクラッチの接続を
円滑に行なうことは困難である。
【0005】すなわち、電子制御によってはその制御動
作について、人間の感覚による微妙な調整動作を実現す
ることが困難であり、加えて、接続により伝達されるト
ルクが大きいため、その動作精度の差が大きく影響す
る。特に、発進時や伝達トルクの小さい微動走行には、
エンジン出力制御やクラッチ制御を適切に行なうことが
困難である。そこで、このような機械式自動変速機で
は、発信時等の変速ショックを低滅するために、クラッ
チの断接操作と併せてエンジン出力の制御も行なうよう
な技術が開発されている。
【0006】このような技術は、例えば実開昭63−8
9320号公報等に開示されており、電子制御エンジン
において、通常時のエンジン出力はアクセル開度に対応
した信号(アクセル信号)によって制御されるが、クラ
ッチの断接操作時には、この実際に操作されるアクセル
開度とは異なる変速のための信号(これをアクセル擬似
信号という)をつくって、このアクセル擬似信号に基づ
いて、電子ガバナを通じで燃料噴射量を制御しエンジン
出力を調整するのである。即ち、図15に示すように、
アクセル開度VA,エンジン回転数Ne,クラッチスト
ローク量SVCの検出結果に基づいて制御信号を作成す
るようになっており、アクセル開度VAから予め設定さ
れた対応関係に基づいて目標エンジン回転数Nelを設
定する目標エンジン回転数設定手段101と、この目標
エンジン回転数Nelと実エンジン回転数Neとの差
(=Ne1−Ne)に基づいてアクセル擬似信号VAC
を作成する擬似信号作成手段102とを備え、この擬似
信号作成手段102で作成されたアクセル擬似信号VA
Cを電子ガバナに出力して電子ガバナの制御を行なう。
【0007】一方、上述の擬似信号作成手段101で作
成されたアクセル擬似信号VACと、検出されたクラッ
チストローク量SVCと、エンジン回転数のピーク判定
とに基づいてクラッチ制御信号を作成するクラッチ制御
信号作成手段103を備えている。エンジン回転数のピ
ーク判定は、エンジン回転数に基づいてピーク判定手段
104で行なわれるようになっている。このクラッチ制
御はクラッチアクチュエー夕としてのエアシリンダをデ
ューティ制御することで行なうので、このクラッチ制御
信号は、エアシリンダをデューティ制御するためのデュ
ーティ比に応じたものになる。特に、発進時には、エン
ジン出力調整に対応させつつクラッチの断接制御を行な
うことで、滑らかな発進制御を行なうことが可能にな
る。
【0008】そして、エンジン回転数のピークが判定さ
れるまでは、アクセル擬似信号VACに応じてクラッチ
制御信号を作成して出力し、エンジン回転数のピークが
判定されると、この時点でクラッチミートが行なわれた
と判断でき、この後は、クラッチの入出力、即ち、エン
ジン回転数とクラッチ回転数(図示略)との同期を観察
しながら、クラッチの入出力が同期したら、クラッチの
接合のためのクラッチ制御信号(デューティ制御信号)
を作成して出力する。なお、特開平6−294422号
公報には、アクセル操作量、エンジン回転数、及びクラ
ッチ回転数を求め、これら値に応じたクラッチ目標値
(ストローク)をファジィマップに基づき算出し、同目
標値に応じた電気信号をサーボアンプに出力し、サーボ
アンプから比例ソレノイドの通電量に比例する空気圧を
比例電磁式空気圧制御弁に出力しサーボシリンダにより
クラッチを断接制御するという装置が開示される。この
場合、アクセル操作量、エンジン回転数、及びクラッチ
回転数に基づきファジィ推論によってクラッチストロー
クを求め、この値に基づきクラッチの締結を制御出来す
ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の機械式自動変速機による発進時におけるエンジン
出力制御及ぴクラッチの断接制御については、次のよう
な課題がある。つまり、図15に示すように、エンジン
回転数のピーク判定前は、アクセル擬似信号VACに対
して一義的にクラッチ制御信号(即ち、デューティ比)
を決定しているので、ドライバの意志を十分に反映する
ことができないという不具合がある。また、発進中に、
アクセルのオン・オフを繰り返した場合、エンジン側の
応答遅れにより、エンジンは高回転側で安定して、適切
な擬似信号が出力されす、実エンジン回転数と目標エン
ジン回転数とに差が生じて、クラッチの滑り感が大きく
なり、クラッチ接続フィーリングが悪化し、車両の発進
フィーリングも悪化するという不具合もある。
【0010】一方、特開平6−294422号公報のク
ラッチ制御装置では、アクセル操作量、エンジン回転
数、及びクラッチ回転数に基づきファジィ推論によりク
ラッチの締結を制御出来、ドライバの意志を反映させる
ことが出来る。しかし、いずれの装置の場合も、発進処
理において変速機の発進段を一定と見做して制御を行っ
ている。このため、通常発進段(例えば2速段)でアク
セル擬似信号VACに対して一義的にクラッチ制御信号
を決定したり、或いは、通常発進段(例えば2速段)で
一義的にメンバシップ関数を決定し、これに基づきファ
ジィ推論によりクラッチの締結を制御したとしても、そ
れ以外の1速或いはリバース発進の場合に、ギア比が代
わったことにより、クラッチ出力軸側の負荷が変動し、
駆動力の伝達量が変動し、クラッチ制御が適正に成され
ず、たとえばショック又は駆動力不足により発進性が悪
化するという問題が生じている。
【0011】本発明は、車両の発進時等におけるクラッ
チ制御に関して、発進段の相違に応じた最適なファジィ
推論を行い、良好なクラッチ接続フィーリングを得られ
るようにした、クラッチ制御装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、請求項l記載
の本発明のクラッチ制御装置は、エンジンと動力伝達系
との間に介装されたクラッチと、アクセル開度を検出す
るアクセル開度検出手段と、車両が発進状態であること
を検出する発進状態検出手段と、エンジン回転数を検出
するエンジン回転数検出手段と、同発進状態が検出され
たときの上記アクセル開度に基づきファジィ推論を行
い、その結果に応じてクラッチ制御を行うクラッチ制
御手段と、を有し上記クラッチ制御手段は、上記アク
セル開度検出手段からの情報に基づきファジィ推論を行
い、ドライバの意志を反映させたアクセル推定開度を推
定するアクセル開度推定手段と、同アクセル推定開度と
上記エンジン回転数とに応じて上記クラッチの制御量を
ファジィ推論するクラッチ制御量推定手段とを有する
とを特徴とするクラッチ制御装置。従って、アクセル開
度検出手段がアクセル開度を検出し、変速段検出手段が
変速機の変速段を検出し、発進状態検出手段が車両が発
進状態であることを検出し、その上で、クラッチ制御手
段が発進状態が検出されたときの変速段とアクセル開度
に基づきファジィ推論を行い、その結果に応じてエンジ
ンと動力伝達系との間に介装されたクラッチの制御を行
う。
【0013】従って、アクセル開度検出手段がアクセル
開度を検出し、変速段検出手段が変速機の変速段を検出
し、発進状態検出手段が車両が発進状態であることを検
出し、その上で、クラッチ制御手段が発進状態が検出さ
れたときの変速段とアクセル開度に基づきファジィ推論
を行い、その結果に応じてエンジンと動力伝達系との間
に介装されたクラッチの制御を行う。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載のクラッ
チ制御装置において、変速機の変速段を検出する変速段
検出手段をさらに備え、上記アクセル開度推定手段また
は上記クラッチ制御量推定手段におけるファジィ推論の
メンバシップ関数を上記発進状態が検出されたときの
速段に基づき補正することを特徴とするクラッチ制御装
置。従って、エンジン回転数検出手段がエンジン回転数
を検出し、クラッチ制御手段は、アクセル開度推定手段
としてアクセル開度に基づきファジィ推論を用いてドラ
イバの意志を反映させたアクセル推定開度を推定し、ク
ラッチ制御量推定手段としてアクセル推定開度とエンジ
ン回転数に応じてクラッチの制御量をファジィ推論し、
その際、アクセル開度推定手段またはクラッチ制御量推
定手段におけるファジィ推論のメンバシップ関数を発進
時の変速段に基づき補正するようにした。請求項3の発
明は、請求項1又は2記載のクラッチ制御装置におい
て、上記アクセル開度推定手段が、上記アクセル開度検
出手段で検出される上記アクセル開度に基づきアクセル
開度変化量を算出し、上記アクセル開度と該アクセル開
度変化量とに基づき上記アクセル推定開度を推定するこ
とを特徴とするクラッチ制御装置
【0015】
【実施の形態】以下、図1〜図14を参照して、図面に
より本発明の実施の形態について説明する。図2は本発
明の一実施形態にかかる機械式自動変速機を説明する構
成図であり、図2において、11は車両に搭載されたデ
ィーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)であ
り、このエンジン11の出力軸13には、機械式の摩擦
クラッチ(以下、単にクラッチという)15を介して、
エンジン11の回転連度を変速する歯車式変速機17が
備えられている。また、19は燃料噴射ポンブ(以下、
単に噴射ポンプという)であり、この噴射ボンプ19は
エンジン11の出力軸13に接続されて出力軸13の1
/2の回転速度で回転する入力軸21を備えている。噴
射ポンプ19のコントロールラック23は電磁アクチュ
エ一夕25で駆勤されるようになっており、コントロー
ルラック23及び電磁アクチュエ一夕25により、エン
ジン11の出力を調整するエンジン出力調整手段26が
構成される。なお、27は入力軸21の周囲に備えられ
たエンジン回転数センサである。
【0016】クラッチ15は、フライホイール29と、
このフライホイール29と対向するクラッチ板31とを
備えるとともに、一般的な手動式クラッチと同様にクラ
ッチ板31をフライホイール29へ押圧してクラッチ1
5を結合する図示しない押圧手段を備え、さらに、この
押圧手段による押圧を解除することでクラッチ15の結
合を解除するクラッチアクチュエータとしてエアシリン
ダ33が備えられている。なお、クラッチ15には、ク
ラッチ15の断援状態をクラッチストローク量(クラッ
チ板31のストローク量)として検出するためにクラッ
チストロークセンサ(クラッチストローク検出手段)3
5が備えられているが、これに代えてクラッチタッチセ
ンサ37を利用するようにしてもよい。
【0017】また、歯車式変速機17の入力軸39に
は、この入力軸39の回転数(これをクラッチ回転数と
いう)を検出して検出信号を発するクラッチ回転数セン
サ41が装備えされている。ところで、エアシリンダ3
3及び後述のギヤシフトユニット49には、これらを駆
動するエア通路43がそれぞれ接続されている。この
内、エアシリンダ33側から延びるエア通路43は、作
動エアのエアシリンダ33への供給・排出を行なう電磁
空気圧比例制御弁(以後単に電空比例制御弁)91と、
電空比例制御弁91への作動エアを清浄するエアフィル
タ93と、逆止弁45とを介してエアタンク47に接続
されている。エアタンク47には、圧縮され蓄圧された
圧縮空気が蓄えられている。
【0018】図3に示すように、エアシリンダ33には
電空比例制御弁91を介しエア回路43が接続される。
ここで電空比例制御弁91は作動エアをエアシリンダ3
3へ供給・排出操作するもので、その本体911にはエ
アシリンダ33の一室331にエア通路43aを介し連
通する出力ポートaと、エア回路43に連通する給気ポ
ートbと、エアシリンダ33の他室332に排気通路4
3cを介し連通する排気ポートcが形成される。しか
も、電空比例制御弁91はこれらのポートa,b,cの
流路を切り換えるスプール弁912と、このスプール弁
912を駆動するソレノイド913とを備えている。な
お、図3に示す符号92は一方弁を示し、同弁はエアシ
リンダ33の一室331が高圧化してピストンが他室3
32側に移動した際に同室の高圧化を防止すべく、エア
の排除を行う。
【0019】電空比例制御弁91は、通常運転時に、コ
ントロールユニット55からのクラッチ断接信号VCC
に基づき、このクラッチ断接信号VCCに応じた通電量
に比例した圧力の作動エアをエアシリンダ33に供給す
るとともに排出する。この場合、クラッチ断時には通電
量に比例した圧力の作動エアを一室331に供給する。
一方、クラッチ接時には通電量に比例した圧力の作動エ
アを一室331から出力ポートa、排気ポートc、排気
通路43cより他室332に導き、クラッチの接作動方
向の応答性を向上させるようにしている。なお、この
際、一方弁92は他室332の内圧が所定圧を上回るま
では弾性的に閉鎖状態を保持する。
【0020】なお、図3に示すように、電空比例制御弁
91は通電量に比例した押圧力p1をソレノイド913
が発し、スプール弁912を摺動させる。この場合、作
動エアが一室331に供給され、同一室331がパイロ
ット路914を介しパイロット圧室915と等圧となる
と、スプール弁912はパイロット圧室915より押圧
力p2を受け、この押圧力p2が通電量に比例した押圧
力p1と等しく成った位置でバランスし、これによって
一室331を通電量に比例した押圧力p1に保持出来
る。
【0021】次に、変速段の切り換えは、歯車式変速機
17のギヤ位置を切り換えることで行なわれるが、この
ギヤ位置の切換はギヤ位置切換手段としてのギヤシフト
ユニット49により行なわれるようになっている。つま
り、変速段の切り換え操作は、チェンジレバー51を通
じてドライバが行なうが、チェンジレバー51が操作さ
れると変速段選択スイッチ53がこれに反応してギヤシ
フトユニット49に変速信号を出力して、ギヤシフトユ
ニット49が変速信号に応じて作動し、歯車式変速機1
7のギヤ位置をチェンジレバー51操作に応じた変速段
のものに切り換えるようになっている。
【0022】なお、ここでのチェンジレバー51のシフ
トパターンを図4に示した。ここで、チェンジレバー5
1がRでリバース段、Nでニュートラル、Dで前進段の
自動変速速、Mで前進段の手動変速を指定できる。前進
段Mは(+)の1段アップレンジと(−)の1段ダウン
レンジを選択でき、例えば、発進時に(−)の1段ダウ
ンレンジを選択すると1速段を発進段に指定できる。ギ
ヤシフトユニット49は、コントロールユニット55か
らの制御信号で作動する複数個の電磁弁(図2中ではl
つのみを示している)57と、これら電磁弁57を介し
てエアタンク47からの高圧の作動エアが供給されて歯
車式変速機17の図示しないセレクトフォーク及ぴシフ
トフォークを駆動する一対のパワーシリンダ(これも図
示せす)とを有し、コントロールユニット55からの制
御信号により電磁弁57を通じて各パワーシリングが操
作されて、セレクトシフトの順で歯車式変速磯17のギ
ヤの噛み合い状態が切り換えられるようになっている。
【0023】さらに、ギヤシフトユニット49には、各
ギヤ位置を検出するギヤ位置センサとして機能するギヤ
位置スイッチ59がそれぞれ設けられ、これらのギヤ位
置スイッチ59からのギヤ位置検出信号がコントロール
ユニット55に入力されるようになっている。また、歯
車式変速機17の出力軸61には、車速信号を発する車
速センサ63が付設され、さらに、アクセルペダル65
にはその路込量に応じた抵抗変化を電圧値として生じさ
せ、これをA/D変換器でデジタル信号化してコントロ
ールユニット55に出力するアクセル開度センサ(アク
セル開度検出手段)67が取り付けられている。また、
アクセルペダル65には、アクセルペダル65が路み込
まれていないときに開成し、アクセルペダル65が路み
込まれているときに閉成するスィッチ67Aが付護され
ている。
【0024】また、ブレーキペダル69には、プレーキ
ペダル69が路み込まれているときに閉成し、プレーキ
ペダル69が踏み込まれでいないときに開成するブレー
キセンサ71が付設されている。さらに、エンジン11
にはフライホイール29の外周のリングギヤに適宜噛み
合ってエンジン11をスタートさせるスタータ73が取
り付けられている。このスタータ73に備えられたスタ
ータリレー75はコントロールユニット55からの信号
で作動しうるように接続されている。さらに、コントロ
ールユニット55とは別途に車両の各種制御を行なうマ
イクロコンピュータ77が備えられでおり、このマイク
ロコンピュータ77を通じて、図示しない各種センサか
らの入力信号に応じてエンジン11の駆動制御等を行な
うようになっている。例えばこのマイクロコンピュータ
77は、コントロールユニット55からのエンジン回転
数増減制御信号に応じて噴射ポンプ21の電磁アクチュ
エ一夕25に作動信号を与え、燃料の増滅操作によりエ
ンジンllの出力軸13の回転数(即ち、エンジン同転
数)の増滅制御を行なうことができる。
【0025】コントロールユニット55は、特に、図l
に示すように、車両の発進時に関する機能部分を備え
る。
【0026】つまり、図lに示すように、コントロール
ユニット55内には、クラッチ制御手段80と、アクセ
ル擬似信号VACを決定するアクセル擬似信号決定手段
83と、車両が発進状態であることを検出する発進状態
検出手段84と、アクセル開度検出手段67で検出され
たアクセル開度VAからアクセル開度変化量(アクセル
開度の時間変化)△VAを算出する機能(アクセル開度
変化量検出手段)68と、エンジン回転数検出手段27
で検出されたエンジン回転数Neからエンジン回転数変
化量(エンジン回転数の時間変化量)△Neを算出する
機能(エンジン回転数変化量検出手段)28とが備えら
れる。ここで、クラッチ制御手段80はアクセル開度検
出手段に基づきファジィ推論を用いてドライバの意志を
反映させたアクセル推定開度を推定するアクセル開度推
定手段81と、クラッチ操作信号を決定するクラッチ制
御量推定手段82との機能を備え、しかも、発進状態が
検出されたときの変速段Gsとアクセル開度VAに基づ
きファジィ推論を行い、その結果に応じてクラッチの制
御を行う。
【0027】アクセル開度推定手段81は、アクセル開
度検出手段67で検出されたアクセル開度VA,アクセ
ル開度変化量検出手段68で検出(算出)されたアクセ
ル開度変化量△VA,クラッチストロークセンサ35で
検出されたクラッチストローク量SVC及びクラッチ回
転数センサ41で検出されたクラッチ回転数NCLとに基
づいて、ファジィ理論を用いてドライバの操作意志を反
映したアクセル開度(ここでは、このドライバ意志に応
じたアクセル開度をWILLという)を定量的に推定す
る。アクセル疑似信号決定手段83は、アクセル開度検
出手段67で検出されたアクセル開度VAに基づいてエ
ンジン出力調整手段26(即ち、コントロールラック2
3を駆勤する電磁アクチュエー夕25)を制御するため
のアクセル疑似信号VACを決定する。特に、アクセル
擬似信号決定手段83は、予め記憶されたマップに基づ
いでアクセル疑似信号VACを決定する。
【0028】つまり、アクセル擬似信号決定手段83に
は、例えば図l中のアクセル疑似信号決定手段83のプ
ロック内に示すような特性でドライバの操作したアクセ
ル開度VAにアクセル疑似信号VACを対応させたマッ
プが記憶されている。アクセル疑似信号決定手段83で
は、このマップに基づいてアクセル開度VAからアクセ
ル疑似信号VACを決定する。
【0029】また、クラッチ制御量推定手段82は、ア
クセル開度推定手段81で推定されたドライバ操作意志
に応じた定量値WILL,エンジン回転数変化量検出手
段28で検出されたエンジン回転数変化量△Ne及ぴエ
ンジン回転数検出手段27で検出されたエンジン回転数
Neに基づいてファジィルールを用いてクラッチアクチ
ュエ一夕としてのエアシリンダ33を制御するためのク
ラッチ操作信号を決定して出力する。
【0030】ここで、本実施形態のクラッチ制御装置に
よる発進制御の内容を説明しながら、アクセル開度推定
手段81によるドライバの操作意志WILLの推定,ア
クセル擬似信号決定手段83によるアクセル擬似信号V
ACの決定,及びクラッチ制御量推定手段82によるク
ラッチ操作信号の決定について詳細に説明する。発進制
御の全体の流れは、図5のPAD図に示すように行なわ
れる。
【0031】つまり、ます、アクセル開度推定手段81
によりドライバの操作意志WILLの推定を行い(ステ
ップa1)、次いで、この推定されたドライバの換作意
志WILLに基づいてエンジン制御(ステップa2)と
クラッチ制御(ステップa3)とを行なう。このクラッ
チ制御時に、エンジン回転数とクラッチ回転数との同期
を判定して(ステップa4)、エンジン回転数とクラッ
チ回転数とが同期したら、所定期間(例えば、0.5秒
間)でゆっくりとクラッチを接続させていきながらクラ
ッチを完全接合(完接)させて(ステップa5)、発進
制御が終了する。エンジン制御(ステップa2)の流れ
は、図6のPAD図に示すように行なわれる。
【0032】つまり、コントロールユニット55内の図
示しない記憶手段に記憶されたマップ(図1参照)を用
いてアクセル開度VAからエンジン運転用の疑似信号デ
ータVACを設定する(ステップbl)。クラッチ制御
(ステップa3)の流れは、図7のPAD図に示すよう
に行なわれる。つまり、まず、クラッチストローク量S
VCが半クラッチ直前位置(LE点)よりも大きく且つ
クラッチ切点以下であるかを判定して(ステップc
1)、クラッチストローク量SVCがLE点よりも大き
く且つ切点以下の範囲内にあればクラッチの目標ストロ
ーク量としてLE点を与える(ステップc2)。クラッ
チストローク量SVCがLE点よりも大きく且つ切点以
下の範囲内になけれぱ、アクセル開度VAが非了イドル
領域(VA≧10%)にあるか否かを判定する(ステッ
プc3)。
【0033】ここで、アクセル開度VAが非アイドル領
域にあれば、クラッチストローク量SVCが半クラッチ
位置(LE−α点)よりも大きく且つクラッチ切点以下
の範囲内にあるかを判定する(ステップc4)。クラッ
チストローク量SVCがLE−α点よりも大きく且つ切
点以下の範囲内にあれぱ、クラッチの目標ストローク量
としてLE−α点を与える(ステップc5)。クラッチ
ストローク量SVCがLE−α点よりも大きく且つ切点
以下の範囲内になければ、本発進制御装置の特徴とする
クラッチストロークのファジィ制御に進む。(ステップ
c6〜c8)。
【0034】即ち、ステップc6〜c8ではギア位置ス
イッチ59よりの変速段Gs信号に基づき、発進段が1
速或いはリバース段か2速以上の前進段かを判定し、次
いで、2速段発進では後述の2速段用の図10(a)、
図12(a)、図13(a)の各メンバシップ関数を選
択し、発進段が1速或いはリバース段発進では後述の1
速或いはリバース段発進用の図10(b)、図12
(b)、図13(b)の各メンバシップ関数を選択し、
その上でステップc8に進み後述のファジィ推論により
クラッチを制御する。なお、アクセル開度VAが非アイ
ドル領域になけれぱ、即ち、アクセル開度VAがアイド
ル領域にあれぱ、下り坂発進制御を行なう(ステップc
9)。まず、上述のステップa1(図5参照)のドライ
バの操作意志WILLの推定は、次のように行なう。
【0035】すなわち、以下の表lにドライバの操作意
志WILLの推定にかかるファジィルールを示すが、こ
の表lに示すルールのうち、No.l〜No.21は車
両の停止時のファジィルールを示し、No.22〜N
o.32は車而の発進時のファジィルールを示す。
【0036】
【表l】
【0037】表1に示すように、停止時のファジィルー
ルNo.l〜No.21は入力条件(前件部)としてク
ラッチ回転数NCLとアクセル開度VAとアクセル開度変
化量△VAとが与えられ、出力(後件部)としてドライ
バ操作意志WILLが得られるようになっている。
【0038】発進時のファジィルールNo.22〜N
o.32は入力条件(前件部)としてクラッチ回転数N
CLとアクセル開度VAとアクセル開度変化量△VAとに
加えてクラッチストローク量SVCが与えられ、出力
(後件部)としてドライバ操作意志WILLが得られる
ようになっている。また、これらのルールNo.l〜N
o.32以外の場合は、ドライバ操作意志WlLLは0
とする。入力条件のうちのクラッチ回転数NCLは、停止
時か発進時かを判別する条件であり、車両の停止時には
クラッチの出力側が停止しているのでNCL=0が車両の
停止条件となり、ファジィルールNo.l〜No.21
の前提条件となる。また、車両の発進時にはクラッチの
出力側が回転しているのでNCL≠0が車両の発進条件と
なり、ファジィルールNo.22〜No.32の前提条
件となる。
【0039】そして、入力条件のうちのアクセル開度V
A,アクセル開度変化量△VA及びクラッチストローク
量SVCについては、例えば図8〜図10(a),
(b)に示すようにメンパシッブ関数が与えられる。ま
た、ドライバ操作意志WILLに関する出力のメンパシ
ップ関数は図11に示すように与えられる。アクセル開
度入力VAのメンバシップ関数は、図8に示すように、
アクセル開度0%をラベル「小」の最大値、アクセル開
度50%をラベル「中」の最大値、アクセル開度100
%をラベル「大」の最大値として設定されている。アク
セル開度変化量入力△VAのメンパシップ関数は、図9
に示すように設定されるが、ここでは、アクセル開度変
化を最も速く行なえば、約80msecで100%の開
度変化(即ち、0%から100%ヘ又は100%から0
%ヘの開度変化)を行なえるものと考え、変化計測を5
0msec間隔としている。
【0040】そして、アクセル開度変化量0%〔/50
msec〕をラベル「ゼロ」の最大値、アクセル開度変
化量10%〔/50msec〕をラベル「正に小」の最
大値、アクセル開度変化量20%〔/50msec〕を
ラベル「正に中」の最大値、アクセル開度変化量30%
〔/50msec〕以上をラベル「正に大」の最大値と
して設定されている。また、アクセル開度変化が負の方
向の場合には、これとは逆に設定されている。つまり、
アクセル開度変化量−10%〔/50msec〕をラベ
ル「負に小」の最大値、アクセル開度変化量−20%
〔/50msec〕をラベル「負に中」の最大値、アク
セル開度変化量−30%〔/50msec〕以下をラベ
ル「負に大」の最大値として設定されている。
【0041】クラッチストローク量SVCのメンバシッ
ブ関数は、図10に示すように、発進段が2速の場合と
1速及びリバース段の場合とで異なって設定される。図
10の実線で示す2速発進用のメンバシッブ関数は、ク
ラッチストローク20%以下でクラッチ接位置までをラ
ベル「小」の最大値、クラッチストローク50%の中間
位置をラペル「中」の最大値、クラッチストローク80
%の半クラッチ直前位置(LE点)以上でクラッチ切り
位置までをラベル「大」の最大値として設定している。
一方、図10の点線で示す1速及びリバース段用のメン
バシッブ関数は、2速発進用に対しクラッチ切り位置側
に範囲をずらせており、これによって、同じクラッチス
トロークであってもドライバ意志WILLが小さく出力
されるようにして、接ショックの低減を図っている。
【0042】一方、ドライバ操作意志WILLに関する
出力のメンバシップ関数は、図11に示すように、ラベ
ル「負に大」の最大値を−100%、ラベル「正に大」
の最大値を100%とし、この間の各ラベル「負に
中」、「負に小」、「ゼロ」、「正に小」、「正に中」
を均等割りに設定されている。このようなメンパシップ
関数を利用して、ドライバ操作意志WILLを求める
が、表lの停止時のファジィルールNo.l〜No.2
1に関しては、ドライバ操作意志WILLは正方向(即
ち、加速方向)のみとなるので、何れのルールでもドラ
イバ操作意志WILLは正となる。そして、表1の停止
時のファジィルールNo.l〜No.21に関する備考
欄中のに示すように、アクセル開度変化量△VAのラ
ベルが「ゼロ」又は「正方向に小(即ち、ゆっくり踏
込)」又は「負方向に小・(即ち、ゆっくり戻し)」な
らば、アクセル開度自体のラベルをドライバ操作意志W
ILLの正のラベルとする。
【0043】例えばアクセル開度VAのラベルが「小」
でアクセル開度変化量△VAのラベルが「ゼロ」又は
「正に小」又は「負に小」ならば、ドライバ操作意志W
ILLのラベルは「正に小」となる(ルールNo.1,
2,5)。また、アクセル開度VAのラベルが「中」で
アクセル開度変化量△VAのラベルが「ゼロ」又は「正
に小」又は「負に小」ならぱ、ドライバ操作意志WIL
Lのラベルは「正に中」となる(ルールNo.8,9,
12)。そして、アクセル開度VAのラベルが「大」で
アクセル開度変化量△VAのラベルが「ゼロ」又は「正
に小」又は「負に小」ならぱ、ドライバ操作意志WIL
Lのラベルは「正に大」となる(ルールNo.15,1
6,19)。
【0044】また、表1の停止時のファジィルールN
o.1〜No.21に関する備考欄中のに示すよう
に、アクセル開度変化量△VAのラベルが「正方向に中
(即ち、少し速めの踏込)」ならば、アクセル開度自体
のラベルよりも一つ上をドライバ操作意志WILLの正
のラベルとする。もちろん、ドライバ操作意志WILL
の上限ラベル(正に大)は越えない。
【0045】例えぱアクセル開度VAのラベルが「小」
でアクセル開度変化量△VAのラベルが「正に中」なら
ぱ、ドライバ操作意志WILLのラベルは「正に中」と
なる(ルールNo.3)。また、アクセル開度VAのラ
ベルが「中」でアクセル開度変化量△VAのラベルが
「正に中」ならば、ドライバ操作意志WILLのラベル
は「正に大」となる(ルールNo.10)。そしで、ア
クセル開度VAのラベルが「大」でアクセル開度変化量
△VAのラベルが「正に中」ならば、ドライバ操作意志
WILLのラベルは「正に大」となる(ルールNo.1
7)。
【0046】また、表lの停止時のファジィルールN
o.1〜No.21に関する備考欄中のに示すよう
に、アクセル開度変化量△VAのラベルが「正方向に大
(即ち、速めの踏込)」ならば、アクセル開度自休のラ
ベルよりも二つ上をドライバ操作意志WILLの正のラ
ベルとする。もちろん、ドライバ操作意志WILLの上
限ラベル(正に大)は越えない。例えばアクセル開度V
Aのラベルが「小」でアクセル開度変化量△VAのラベ
ルが「正に大」ならば、ドライバ操作意志WILLのラ
ベルは「正に大」となる(ルールNo.4)。また、ア
クセル開度VAのラベルが「中」でアクセル開度変化量
△VAのラベルが「正に大」ならば、ドライバ操作意志
WILLのラベルは「正に大」となる(ルールNo.1
1)。そして、アクセル開度VAのラベルが「大」でア
クセル開度変化量△VAのラベルが「正に大」ならば、
ドライバ揉作意志WILLのラベルは「正に大」となる
(ルールNo.18)。
【0047】また、表lの停止時のファジィルールN
o.1〜No.21に関する備考欄中のに示すよう
に、アクセル開度変化量△VAのラベルが「負方向に中
(即ち、少し速めの戻し)」ならば、アクセル開度自体
のラベルよりも一つ下をドライバ操作意志WILLの正
のラベルとする。もちろん、ドライバ操作意志WILL
の正方向の下限ラベル(正に小)は下回らない。例えば
アクセル開度VAのラベルが「小」でアクセル開度変化
量△VAのラベルが「負に中」ならば、ドライバ操作意
志WILLのラベルは「正に小」となる(ルールNo.
6)。また、アクセル開度VAのラベルが「中」でアク
セル開度変化量△VAのラベルが「負に中」ならば、ド
ライバ操作意志WILしのラベルは「正に小」となる
(ルールNo.13)。そして、アクセル開度VAのラ
ベルが「大」でアクセル開度変化量△VAのラベルが
「負に中」ならば、ドライバ操作意志WILLのラベル
は「正に中」となる(ルールNo.20)。
【0048】また、表1の停止時のファジィルールN
o.l〜No.21に関する備考欄中のに示すよう
に、アクセル開度変化量△VAのラベルが「負方向に大
(即ら、速めの戻し)」ならば、アクセル開度白体のラ
ベルよりも二つ下をドライバ操作意志WILLの正のラ
ベルとすろ。もちろん、ドライバ換作意志WILLの正
方向の下限ラベル(正に小)は下回らない。例えばアク
セル開度VAのラベルが「小」でアクセル開度変仕量△
VAのラベルが「負に大」ならば、ドライバ操作意志W
ILLのラベルは「正に小」となる(ルールNo.
7)。また、アクセル開度VAのラベルが「中」でアク
セル開度変化量△VAのラベルが「負に大」ならぱ、ド
ライ操作意志WILLのラベルは「正に小」となる(ル
ールNo.14)。そして、アクセル開度VAのラベル
が「大」でアクセル開度変化量△VAのラベルが「負に
大」ならぱ、ドライバ操作意志WILLのラベルは「正
に小」となる(ルールNo.21)。
【0049】そして、表lの発進中のファジィルールN
o.22〜No.26は、アクセル開度変化量△VAが
ゼロの場合であり、この場合には、アクセル開度VAが
大を除いてはアクセル開度VA及びクラッチストローク
量SVCに基づいて、アクセル開度VAが大のときには
アクセル開度VAのみに基づいて、表1中の備考欄に示
すように、ドライバ操作意志WILLのラベルを設定す
る。このうち、ルールNo.22,No.23は、半ク
ラッチ(SVC=小又は中)中でアクセル開度変化量が
ない(△VAがゼロ)場合であり、この場合は、現加速
度を保持する、即ち、加速意志なしと判定して、ドライ
バ操作意志WILLはゼロ(加速意志なし)とする。
【0050】また、ルールNo.24,No.25は、
再加速時等の半クラッチでない場合(SVC=大)には
アクセル開度変化量がなくても(△VAがゼロでも)、
加速意志ありとして、アクセル開度VAのラベルに応じ
た正方向のラベルとしてドライパ操作意志WIlLを設
定する。そして、ルールNo.26に関する備考欄中に
示すように、ルールNo.26は、アクセル開度大の場
合には、クラッチストローク量(SVCのラベル)にか
かわらず加速意志ありとして、アクセル開度VAのラベ
ルに応じてドライパ操作意志WILLとして正方向に大
のラベルに設定する。
【0051】また、表lの発進中のファジィルールN
o.27〜No.32は、アクセル開度変化量△VAが
ゼロ以外の場合であり、この場合には、アクセル開度変
化量△VAのみに基づいて、表1中の備考欄に示すよう
に、アクセル開度変化量△VAのラベルに対応するよう
にドライバ操作意志WILLのラベルを設定する。つま
り、アクセル開度変化量△VAのラベルが「小」ならば
ドライバ操作意志WILLのラベルを「正に小」、アク
セル開度変化量△VAのラベルが「中」ならばドライバ
操作意志WILLのラベルを「正に中」、アクセル開度
変化量△VAのラベルが「大」ならぱドライバ操作意志
WILLのラベルを「正に大」とする。
【0052】このようにしてそれぞれ設定されたメンバ
シップ関数により、前件部における各ラベルのグレード
を求めて設定されたファジィルールによるファジィ推論
により、ドライバの操作意志(加速意志)に関する各ラ
ベルのグレードを求めることができる。つまり、図11
に示すドライバ意志の出力のメンバシップ関数に基づい
て、ドライバ操作意志WILLを、各ラベルのグレード
を定量値として算出することができる。そして、クラッ
チ制御(図5のステップa3)の中のクラッチストロー
クのファジィ制御(図7のステップc7)は、以下のよ
うに行なわれる。まず、このクラッチストロークのファ
ジィ制御に用いるファジィルールを以下の表2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】表2に示すように、ファジィルールNo.
l〜No.20が設定され、このうち、ルールNo.l
〜No.14は入力条件(前件部)としてドライバ操作
意志WILLとエンジン回転数変化量△Neとが与えら
れ、ルールNo.15〜No.17は入力条件(前件
部)としてドライバ操作意志WILLのみが与えられ、
ルールNo.18は入力条件(前件部)としてエンジン
回転数Neのみが与えられ、ルールNo.19,No.
20は入力条件(前件部)としてエンジン回転数変化量
△Neのみが与えられている。
【0055】また、各ルールNo.1〜No.20と
も、出力(後件部)としてクラッチ出力CLUTCHが
得られるようになっている。そして、これらのルールN
o.l〜No.20以外の場合には、クラッチホールド
とするようになっている。ここで入力条件となるドライ
バ操作意志WILLについては、既に説明したように、
図11に示すようなメンバシップ関数により、各ラベ
ル、即ち、「負に大」,「負に中」,「負に小」,「ゼ
ロ」,「正に小」,「正に中」,「正に大」に関するグ
レードが設定されている。また、入力条件であるエンジ
ン回転数Neは、エンスト(ストール)防止のために使
用するものであり、このエンジン回転数Neのメンバシ
ップ関数については、図12に示すように発進段が2速
の場合と1速及びリバース段の場合とで異なって設定さ
れる。
【0056】図12に実線で示す2速発進用のメンバシ
ッブ関数は、エンスト防止回転数300rpm以下でラ
ベル「小」の最大値、300rpm乃至1100rpm
の間の中間位置である800rpmをラペル「中」の最
大値、1100rpm以上でラベル「大」の最大値とし
て設定している。一方、図12に点線で示す1速及びリ
バース段用のメンバシッブ関数は、2速発進用に対し高
回転側に範囲をずらせており、これによって、エンスト
防止、エンジン回転の安定化を図っている。次に、入力
条件であるエンジン回転数変化量△Neのメンバシップ
関数は、図13に示すように発進段が2速の場合と1速
及びリバース段の場合とで異なって設定される。なお、
ここでエンジン回転数変化の計測時間は例えば50ms
ecとする。
【0057】図13に示すように、エンジン回転数変化
量△Neのラベルには、「負に大」,「負に中」,「負
に小」,「ゼロ」,「正に小」,「正に中」,「正に
大」とが設けられる。このうち、図13に実線で示すエ
ンジン回転数変化量△Neのメンバシップ関数はクラッ
チをホールドするためのラベル「ゼロ」は最大値を0
〔rpm/50msec〕にその範囲を−20〜+20
〔rpm/50msec〕に設定される。
【0058】ラベル「負に小」は最大値を−25〔rp
m/50msec〕にその範囲を−30〜0〔rpm/
50msec〕に設定される。また、エンジン回転数変
化量△Neが−50〔rpm/50msec〕以下でク
ラッチ切となるように、ラベル「負に大」は最大値を−
50〔rpm/50msec〕以下とし、−50〔rp
m/50msec〕以上についてはその範囲を−35
〔rpm/50msec〕に設定される。そして、ラベ
ル「負に中」は最大値を−35〔rpm/50mse
c〕とし、その範囲を−50〜−20〔rpm/50m
sec〕に設定される。
【0059】また、エンジン回転数変化量△Neが正の
方向の場合には、これとは逆に設定されている。つま
り、ラベル「正に小」は最大値を20〔rpm/50m
sec〕にその範囲を0〜+35〔rpm/50mse
c〕に設定される。ラベル「正に大」は最大値を+50
〔rpm/50msec〕以上とし、50〔rpm/5
0msec〕以下についてはその範囲を+35〔rpm
/50msec〕に設定される。そして、ラベル「正に
中」は最大値を+35〔rpm/50msec〕とし、
その範囲を+20〜+50〔rpm/50msec〕に
設定される。
【0060】一方、1速及びリバース段用のエンジン回
転数変化量△Neのメンバシッブ関数は、2速の場合
と、「ゼロ」及び「正に小」のみの最大値及び範囲が異
なり「負に大」「負に中」「負に小」「正に中」「正に
大」は2速の場合と同様である。具体的には、ラベル
「ゼロ」は最大値を5〔rpm/50msec〕にその
範囲を−20〜+20〔rpm/50msec〕に設定
される。ラベル「正に小」は最大値を25〔rpm/5
0msec〕にその範囲を0〜+35〔rpm/50m
sec〕に設定される。
【0061】このように2速発進用に対し1速及びリバ
ース段用のエンジン回転数変化量△Neのメンバシッブ
関数はラベル「ゼロ」及び「正に小」において高回転側
に範囲をずらせており、これによって、クラッチホール
ド時の回転増を図り、エンジン回転の安定化を図ってい
る。一方、クラッチ出力CLUTCHに関するメンパシ
ップ関数は、図14に示すように設定される。つまり、
ラベル「負に大」,「負に中」,「負に小」,「ゼ
ロ」,「正に小」,「正に中」,「正に大」が設けら
れ、ラベル「負に大」から「正に大」の間の各ラベル
「負に中」,「負に小」,「ゼロ」,「正に小」,「正
に中」は均等割りに設定されている。
【0062】このようにそれぞれ設定されたファジィル
ール及ぴメンパシップ関数等によるファジィ推論によ
り、定量化されたドライバの操作意志(加速意志)等に
基づいて、クラッチ出力CLUTCHに関する各ラベル
のグレードを求めることができる。つまり、表2に示す
前件部に関する各ラベルのグレードからクラッチ出力C
LUTCHに関する各ラベルのグレードを求め、例えば
重心法等を利用して、クラッチ出力CLUTCHの値を
定量値として算出することができる。
【0063】このようにして、本装置によれぱ、アクセ
ル開度推定手段81により、アクセル開度VA,アクセ
ル開度変化量△VA,クラッチストローク量SVC及ぴ
クラッチ回転数NCLとに基づいて、ファジィルールを用
いながら、ドライバの操作意志を定量的に椎定すること
ができ、さらに、クラッチ制御量推定手段82により、
このようにアクセル開度推定手段81で推定されたドラ
イバ操作意志に応じた定量値WILLや、エンジン回転
数変化量△Ne及ぴエンジン回転数Neに基づいてファ
ジィルールを用いてエアシリンダ(クラッチ制御手段)
33を制御するためのクラッチ操作信号(クラッチスト
ローク増減量)を決定し、クラッチストロークを制御す
るので、クラッチストロークの制御にドライバの意志が
十分に反映されるようになる。
【0064】特に、発進時の変速段Gsの相違に応じて
クラッチストローク量SVCのメンバシッブ関数を選択
して用い、ドライバ操作意志に応じた定量値WILLを
推定し、更にこの定量値WILLに加え、発進時の変速
段Gsの相違に応じてエンジン回転数Ne及びエンジン
回転数変化量△Neのメンバシッブ関数を選択して用
い、ドライバ操作意志に応じたクラッチの制御量を推定
するので、同クラッチの制御量を用いることにより、ク
ラッチの断接制御がショックなく行われ、スムーズな発
進が得られ、ドライバの意志を十分に反映させた発進制
御を行える。また、発進中に、アクセルのオン・オフを
繰り返した場合に、エンジン側の応答遅れによりエンジ
ンは高回転側で安定し適切な擬似信号が出力されないた
めに実エンジン回転数と目標エンジン回転数とに差が生
じてクラッチの滑り感が大きくなるといった不具合が解
消されて、良好なクラッチ接続フィーリングが得られる
という効果があり、延いては、自動車における良好な発
進フィーリングが得られるようになる。
【0065】上述のところにおいて、発進段が2速段以
上の場合と1速或いはリバース段の場合の二つに分けて
クラッチストローク量SVC、エンジン回転数Ne及び
エンジン回転数変化量△Neの各メンバシッブ関数を別
々に設定していたが、これにかえて、全変速段に対しそ
れぞれ別々に各メンバシッブ関数を設定するようにして
も良く、この場合、より良好なクラッチ接続フィーリン
グが得られるように出来る。更に、上述のところにおい
て、ファジィ推論後のドライバ操作意志に応じたアクセ
ル推定開度WILLや、或いはエンジン回転数変化量△
Ne及ぴエンジン回転数Neに基づいてファジィルール
を用いて得られたクラッチストローク増減量は、こらを
直接使用していたが、これらの値を、更に、車両負荷等
の他の条件を用い適宜の補正を加えて使用しても良い。
【0066】なお、アクセル擬似信号決定手段83で
は、予め記憶されたマップに基づいてアクセル開度検出
手段67で検出されたアクセル開度VAからアクセル疑
似信号VACを決定するようになっているが、このアク
セル擬似信号VACを求めるマップの横軸を、ドライバ
意志に応じた定量値WILLとして、この定量値WIL
Lからアクセル疑似信号VACを決定するようにしても
よい。また、本発明のクラッチ制御装置で行なう各ファ
ジィ椎論については、その各ルールや各メンパシップ関
数について本実施形態で説明したものに限定されるもの
ではなく、種々のルールやメンパシップ関数の設定が考
えられる。
【0067】また、本実施形態では、変速機を機械式自
動変速機としているが、本クラッチ制御装置は、エンジ
ンからの動力を伝達するクラッチ(摩擦クラッチ)に広
く通用することができ、もちろん、手動変速機等他の変
速機とともに用いられるクラッチとしても通用可能であ
る。
【0068】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、発進状態が検
出されたときの変速段とアクセル開度に基づきファジィ
推論を行い、その結果に応じてエンジンと動力伝達系と
の間に介装されたクラッチの制御を行う。このため、発
進時の変速段の相違に応じたファジィ推論結果としての
クラッチの制御量を得られ,同クラッチの断接制御によ
りショックのないスムーズな発進が得られ、ドライバの
意志を十分に反映させた良好なクラッチ接続フィーリン
グを得られる。
【0069】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
クラッチ制御装置において、特に、エンジン回転数を検
出した上で、アクセル開度に基づきファジィ推論を用い
てドライバの意志を反映させたアクセル推定開度を推定
し、アクセル推定開度とエンジン回転数に応じてクラッ
チの制御量をファジィ推論し、その際、ファジィ推論の
メンバシップ関数を発進時の変速段に基づき補正するよ
うにした。このため、メンバシッブ関数を発進時の変速
段に基づき補正する事で変速段毎のファジィルールを必
要としないため、簡便な構成となり、しかも、アクセル
推定開度よりクラッチの制御量を求めるので、この点で
より確実にドライバの意志を反映させたクラッチの締結
制御を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例としてのクラッチ制御装
置のブロック構成図である。
【図2】図1のクラッチ制御装置を装備した機械式自動
変速機の全体概略構成図である。
【図3】図1のクラッチ制御装置で用いる電空制御弁及
びクラッチアクチュエータの要部断面図である。
【図4】図2の機械式自動変速機が用いるチェンジレバ
ーの変速パターン図である。
【図5】図1のクラッチ制御装置が用いる発進制御を示
すフローチャート(PAD図)である。
【図6】図1のクラッチ制御装置が用いるエンジン制御
を示すフローチャート(PAD図)である。
【図7】図1のクラッチ制御装置が用いるクラッチ制御
を示すフローチャート(PAD図)である。
【図8】図1のクラッチ制御装置が用いるドライバ意志
推定のためのファジィ推論に用いるアクセル入力のメン
バシッブ関数を示す図である。
【図9】図1のクラッチ制御装置が用いるドライバ意志
惟定のためのファジィ推論に用いるアクセル変化入力の
メンバシップ関数を示す図である。
【図10】図1のクラッチ制御装置が用いるドライバ意
志惟定のためのファジィ推論に用いるクラッチストロー
ク入力のメンパシップ関数を示す図であり、実線は2速
用、点線は1速及びリバース段用である。
【図11】図1のクラッチ制御装置が用いるドライバ意
志惟定のためのファジィ推論に用いるドライバ意志出力
のメンバシップ関数を示す図である。
【図12】図1のクラッチ制御装置が用いるドライバ意
志惟定のためのファジィ推論に用いるエンジン回転数入
力のメンパシップ関数を示す図であり、実線は2速用、
点線は1速及びリバース段用である。
【図13】図1のクラッチ制御装置が用いるドライバ意
志惟定のためのファジィ推論に用いるエンジン回転数変
化入力のメンパシップ関数を示す図であり、実線は2速
用、点線は1速及びリバース段用である。
【図14】図1のクラッチ制御装置が用いるドライバ意
志惟定のためのファジィ推論に用いるクラッチ出力のメ
ンパシッブ関数を示す図である。
【図15】従来のクラッチ制御装置の要部を示す模式的
な構成図である。
【符号の説明】
11 エンジン 13 エンジンの出力軸 15 機械式の摩擦クラッチ 17 歯車式変速機 25 電磁アクチュエー夕 27 エンジン回転数センサ 28 クラッチ制御量推定手段 33 エアシリンダ 35 クラッチストロークセンサ 44 ギアシフトユニット 55 コントロールユニット 57 変速段検出手段 59 ギア位置スイッチ 67 アクセル開度検出手段 68 アクセル開度変化量検出手段 77 コンピュータ 80 クラッチ制御手段 81 アクセル開度推定手段 82 クラッチ制御量推定手段 83 アクセル疑似信号決定手段 84 発進状態検出手段 Gs 変速段 Ne エンジン回転数 NCL クラッチ回転数 WILL アクセル推定開度 SVC クラッチの制御量 VA アクセル開度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−294422(JP,A) 特開 昭62−103236(JP,A) 特開 昭61−291230(JP,A) 実開 昭62−184037(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 48/00 - 48/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンと動力伝達系との間に介装された
    クラッチと、 アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、 両が発進状態であることを検出する発進状態検出手段
    と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 同発進状態が検出されたときの上記アクセル開度に基づ
    きファジィ推論を行い、その結果に応じてクラッチ
    御を行うクラッチ制御手段と、を有し上記クラッチ制御手段は、 上記アクセル開度検出手段からの情報に基づきファジィ
    推論を行い、ドライバの意志を反映させたアクセル推定
    開度を推定するアクセル開度推定手段と、 同アクセル推定開度と上記エンジン回転数とに応じて上
    記クラッチの制御量をファジィ推論するクラッチ制御量
    推定手段とを有する ことを特徴とするクラッチ制御装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のクラッチ制御装置におい
    て、変速機の変速段を検出する変速段検出手段をさらに備
    え、 上記アクセル開度推定手段または上記クラッチ制御量推
    定手段におけるファジィ推論のメンバシップ関数を上記
    発進状態が検出されたときの変速段に基づき補正するこ
    とを特徴とするクラッチ制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のクラッチ制御装置に
    おいて、 上記アクセル開度推定手段が、上記アクセル開度検出手
    段で検出される上記アクセル開度に基づきアクセル開度
    変化量を算出し、上記アクセル開度と該アクセル開度変
    化量とに基づき上記アクセル推定開度を推定することを
    特徴とするクラッチ制御装置
JP27016996A 1996-10-11 1996-10-11 クラッチ制御装置 Expired - Fee Related JP3218993B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27016996A JP3218993B2 (ja) 1996-10-11 1996-10-11 クラッチ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27016996A JP3218993B2 (ja) 1996-10-11 1996-10-11 クラッチ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10115330A JPH10115330A (ja) 1998-05-06
JP3218993B2 true JP3218993B2 (ja) 2001-10-15

Family

ID=17482499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27016996A Expired - Fee Related JP3218993B2 (ja) 1996-10-11 1996-10-11 クラッチ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3218993B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101029212B1 (ko) 2004-12-07 2011-04-12 두산인프라코어 주식회사 퍼지제어를 이용한 디지털 가버너 제어장치 및 방법
JP6080524B2 (ja) * 2012-12-05 2017-02-15 ボッシュ株式会社 クラッチ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10115330A (ja) 1998-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7306541B2 (en) Control apparatus for vehicle
CN105705392A (zh) 用于惯性驱动控制的车辆控制器
JP5620169B2 (ja) 惰行制御装置
JP5310226B2 (ja) 燃費走行制御時の補助制御装置
EP1502804A2 (en) Shift control apparatus for automatic transmission
JP4178891B2 (ja) 車両の駆動力制御方法およびこの方法を用いた駆動力制御装置
JPH08189395A (ja) エンジンの自動始動停止装置
JP2010254120A (ja) 燃費走行制御時の補助制御装置
JP3218993B2 (ja) クラッチ制御装置
JP2012011944A (ja) 惰行制御装置
JP4023157B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2001187963A (ja) 産業車両のクラッチ制御方法及びクラッチ制御装置
JP2917666B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御方法
KR100384007B1 (ko) 차량용 자동 변속기의 변속 제어 장치 및 그 방법
JP3483405B2 (ja) クラッチ制御装置
JP2947153B2 (ja) クラッチ制御装置
JPH1193974A (ja) 車両の変速機制御装置
KR100285470B1 (ko) 자동 변속기의 변속 제어 방법
JP2532883Y2 (ja) 車両の自動クラッチ装置
JP2004293371A (ja) 車速制限装置
JP2001301494A (ja) 機械式自動変速機の変速制御装置
KR101714277B1 (ko) 브레이크 부스팅압 형성 방법 및 그 차량
JP4069618B2 (ja) 車両用自動クラッチの制御装置
JP2005106164A (ja) 車両の自動変速機
KR100387875B1 (ko) 자동 변속기 차량의 댐퍼 클러치 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010710

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees